chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
飛んでけ、水曜日! https://blog.goo.ne.jp/journey-777

ある国立大学の学生のブログ。とりあえずは日々のあれやこれや思ったことを綴る。

yamamoto
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/10/07

arrow_drop_down
  • 図書館

    一人暮らしになってから節約と暇つぶしがてら、また頻繁に図書館へ行くようになった。子どもの頃は、書庫の奥深くに眠る誰も借りなさそうな本だと、数ヶ月借りていても司書さんは見逃してくれたりした。ダメなのは分かってるが。最近は全部コンピュータで管理されているので、1日でも返却が遅れるとすぐに連絡がくる。図書館の本はみんなの本だから、しっかり管理されるようになったのはいいことだろう。子どもの本コーナーを見て、小学校の図書室にあった本は6年かけてほとんど読んだなーと懐かしく思ったが、ほとんど内容は思い出せない。自分は本を読むことは好きだが、読書家かというとそうでもない。図書館

  • 桜の通り抜け

    大阪の造幣局で桜の通り抜けが始まったそうですが、今年は暖かかったので、もう葉桜ですね。コロナ禍になってから実施されてなかったそうで、今年は事前申込の先着順だったそうです。全然知りませんでした。今年は花見らしき花見をしなかったので、来年はできたらいいな、と思います。桜の通り抜け

  • 映画Blue Giant

    4月ってなんでもやってみたくなりますね。私は三味線とか、競技ダンスとか、写経とか、弓道とかやってみたいな、と思うんですけど、4月の勢いでなんでも初めてしまったら5月には力尽きてしまいますね。それでも様子見しながら、ちょっとずつ新しいことに取り組んでみたいです。ところで先日映画版の『BlueGiant』を見て参りました。演奏シーンがいいとのことでしたので、せっかくならとDolbyAtmosで観てきました。アニメとしては初見さんには不親切かな、と感じました。物語が唐突に始まって深まることなく唐突に終わる感じがしたからです。2時間の中で演奏シーンを多くするために、ストーリーはかなりカットされた印象です。私には3DCGの違和感も強かったです。音の表現としてアーティスティックな画面が展開されるシーンは結構好きでした...映画BlueGiant

  • レポートを書く。

    なんだかレポートを書くことになりましたので、本を読みながら色々書き出しているところですけれども、やはり文章を書くのは苦手ですね。文学系を卒業したわけではありますが。子どものときは、長期休みの宿題は作文以外はさっさと終わらせるタイプでしたが、作文はなかなかまとまらなくて最終日に泣きながら夜中まで書くのが定番でした。「作文なんて後回しでいいや!」というお気楽さがあったらよかったのですが、「作文書かなきゃな。何書こう。どうまとめよう。」と休みの間中、頭の片隅で考えてるから、長期休みはずっと落ち着かない気持ちでした。皆さんは文章を書くとき、どう書き始めますか?工夫していることなどありますか?レポートを書く。

  • 引っ越しました。

    久々のブログです。引っ越しました。私の人生で初めて住む町が変わりました。まだ、数日しかたっていないので慣れない感じが強くて、疲れます。ブログに書きたいことがあったのですが、忘れてしまいました。思いついたことはすぐにメモしなくてはいけませんね。桜が咲いているのをみると、慣れない街でも癒されます。皆さまは、もうお花見に行きましたか?引っ越しました。

  • 果ての星通信~マルコの恋人2

    今頃になって『果ての星通信』の3巻を手に入れて全巻揃えることができた。揃った記念に一気に読み直したら、考察じみたことをしていたのが一気にあほらしくなった。ヒトの範囲にとどまらない多様性、可能性、そして思いやりにあふれた世界の物語なのに、マルコの語ること以上にその恋人の正体を暴こうなどということは甚だしく野暮なことをしたのかもしれない。作者のメノタさんは現在『メリー・ウィッチーズ・ライフ~ベルルバジルの3人の未亡人~』を連載中で、そちらもおすすめだ。以下のリンクから現在は無料で読むことができる。メリー・ウィッチーズ・ライフ~ベルルバジルの3人の未亡人~ PASHUP!魔女のゾーイは外の世界を知るため、親友のシィシカとともに魔法使いの住む島から旅立つ。辿り着いた先の村でゾーイは運命の人と出会い、夫婦となるも幸...果ての星通信~マルコの恋人2

  • 映画『すずめの戸締まり』感想

    新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』の感想。最初に見た宣伝の印象は「ハウルみたいなお兄さんいるな…」だった。●私の思う良かった点・音が良かった→効果音、BGM、挿入歌の使い方が私の想像する“ザ・映画”という感じで、観ていて気持ちがよかった。新しさはあまりないのかもしれないけど、個人的には好きだった。・人物が見やすかった→登場人物の描き込みが少なめで、情報量が少なく2時間くらい見るにはちょうど良く感じた。・すずめが可愛かった→すずめが可愛かった。・おじいちゃんの声が松本白鷗さんだった→白鷗さん大好き。●よく分からなかった点・左大臣は結局何者だった?・要石はなぜ抜けた?→単にもう耐えられない時期だった?それならやっぱり交換しないといけない(新しい生贄?が必要な)のではないのか?・芹沢君は単に足だった?●その他...映画『すずめの戸締まり』感想

  • ふることふひと

    今日紹介するのは『ふることふひと』という漫画だ。飛鳥時代を舞台に、稗田阿礼(ひえだのあれ)扮する藤原不比等と太安麻呂が『古事記(ふることふみ)』の編纂をしていく内容で、他ではなかなか見ないテーマだ。ふることふひと1巻(マッグガーデンコミックスavarusシリーズ) 風越洞,壱村仁 マンガ Kindleストア Amazon『古事記』の解釈に関する歴史ミステリーと綺麗な絵柄、少しのラブコメ要素で、歴史が苦手な人でも読みやすい漫画になっている。『古事記』は主だった話を子供向けに書き直されたものしか読んだことがないので、原文訳付のものが読んでみたくなった。昔の日本語は現代日本語と大分発音が違っていたようだが、当時は『古事記』が「ぷることぅぷみ」みたいに発音されていたかと思うと、阿礼の語りを聞いてみたい気持ちになる...ふることふひと

  • 漫画を買う

    最近はまっている漫画のほとんどは、年1回以下のペースで単行本が出る。その中には取り扱い店舗の少ない本もある。全巻完結まで揃わなければ、すごく気持ち悪く感じる性格なので、昔は既に完結したものばかり読んでいた。しかし、今は連載中の作家さんを応援してこそだろうと思えるようになり(応援するなら連載雑誌も買うべきなのかもしれないが…)、特に好きなものは電子も紙本も買う、ということもある。とはいえ、紙本で集めてた作品が途中から電子版だけとなるとすこぶる気持ち悪い。紙本を出すことは厳しくなってきているのかもしれないが、なんとか出してもらえると嬉しい。漫画を買う

  • アラビア文字を書いてみる

    久しぶりに鉛筆を使って文字を書きたい気分になった。たまにやるように般若心経でも書いてもよかったのだが、他に何かいっぱい文字を書くのにちょうどいいものはないかと思って、本屋で探した。漢検準1級のテキストなんかも魅力的だったが、結局アラビア文字の練習テキストを買った。アラビア文字練習プリント アルモーメンアブドーラ,Abdalla,Almoamen 本 通販 Amazonまた新しい言語に手を出して、と思わなくもなかったが新しい文字を勉強すると、記号にしか見えなかったものが文字として認識できるようになるのが面白い。アラビア語習得とまではいかずとも、アラビア文字を読めることを目標に、暇を見つけてやっていきたい。アラビア文字を書いてみる

  • 犬の江戸しぐさ

    家の廊下で特別狭くなっているところがある。そこを通るときに、うちの犬とすれ違うと壁にへばりつくようにして、道を譲ってくれる。うちの犬はチワワなので、そんなことしてくれなくても十分すれ違えるのだが…また、父がいつもと違う時間に帰宅して出迎え損ねたときは、大変困った様子だった。犬の本音を聞くことはできないが、どうやら気づかいしてくれているようである。犬の江戸しぐさ

  • ルパンの記憶

    たまたま怪盗キッドのファンアートを見て、そういえば小学生のときにアルセーヌ・ルパンシリーズを読破したな、ということを思い出した。当時は小学3年生だったが、見栄っ張りのために、児童書ではなく一般書に置いてあるシリーズを借りた。特に学校の勉強より進んで学習しようという子供ではなかったから、当然読めない漢字、知らない言葉のオンパレードで国語辞典、漢字辞典とにらめっこしながら読む羽目になった。それだけ頑張って全巻読み通したにもかかわらず、字面を追うのに精いっぱいだったせいか、今では内容をほとんど覚えていない。結果的に単語と漢字の勉強にはなったが、おとなしく子供向けを手に取って物語を楽しめばよかったものを…とかつての自分に対して思わなくもない。ルパンの記憶

  • 翻訳のレベルテストを受けてみた

    語学力チェックと小遣い稼ぎになればいいなという気持ちで、conyacの英→日翻訳レベルテストを受けてみた。ウェブの1記事を7時間程度で翻訳するテストだった。大学では翻訳の授業を1度だけ受けたことがあったが、単に自分で内容理解するのとは違って翻訳は翻訳の難しさがある。翻訳元の言語力はもちろん、翻訳先の日本語力が試される。そもそも日本語で書けないような文章を翻訳することはできない。授業の課題をやるときは、課題文自体を読むより、もっぱら内容を確認するためにその分野のことを検索したり、翻訳先の言語で書かれた類似記事ではどのような言葉遣いをしているのかを調べたりする時間の方か長かった。レベルテストをやってみると、課題文を読むことにはさほど時間はかからなかったが、やはり翻訳には時間がかかった。2時間半ほど他のことに時...翻訳のレベルテストを受けてみた

  • クリアファイルも飾ってみる

    ポストカードを額にいれて飾るついでに、クリアファイルも飾ることにした。クリアファイルを飾るとき、ダイソーやセリアで売っているA4クリアファイル用フレームが非常に役に立った。A4サイズではなく、A4クリアファイルサイズであるところがポイントで、クリアファイルを切らずにそのまま綺麗に飾ることができる優れものだ。クリアファイルの間に白い紙をはさんで、額に入れれば、普通のポスターと違ってちょっと透明感のある素敵なインテリアになる。クリアファイルも飾ってみる

  • 名前は特別な言葉

    名前というものは言葉の中でも一際特別なものだ。気を失って反応しない人が、自分の名前を呼ばれると反応するというようなことはよくあるそうだ。言葉を使って生きている人間が、そのように反応するのは当然のように思える。しかし、愛犬の様子からは人間ばかりでなく、犬も自分の名前には特別の反応を示しているように見える。少し遠くにいても名前を呼べばやってくるし、寝ていても名前を口にすると目を覚ます。動物が自然界で生きるとき、個々の名前はないだろうに、どうして名前はそんなに特別になるのか。とても不思議だと思う。名前は特別な言葉

  • ポストカードコレクション

    今まで美術館などに行ったときに記念に買っていたポストカードを額に入れ、飾り付けてみた。油絵やスケッチ、日本画、浮世絵と様々なポストカードがあったが、飾ってみると海や船の絵ばかりだった。自分が海や船が好きだとは思っていなかったので、面白い発見だった。まだ仕舞いっぱなしのポストカードもたくさんあるはずなので、整理して飾りたいと思う。これを機に部屋の整理もしたが、まだ雑然とした印象だ。センス良くすっきりとさせられるといいのだが。ポストカードコレクション

  • またまたイタリア映画

    先週の『まいにちイタリア語入門編』は先先週の再放送でしたね。今日は13課に進んでました。またまたイタリア映画を観ました!バカンスで人のいなくなったローマで過ごす20代女性・ニーナのひと夏の物語です。Amazon ニーナローマの夏休み[DVD] 映画楽しむための映画を期待してみると、盛り上がりも特になく、すぐに眠くなりそうな映画です。映画と言うより、映像芸術作品といったジャンルになりそうです。内容は、愛より志という女性が愛を見つける話かな、と思います。愛といっても恋愛よりもっと広い意味での愛です。映像芸術作品とジャンルづけたように、美しいローマの風景が描かれますが、ストーリーや心理描写については多くは描かれません。人に飼われた犬の描写が印象的で、これは日常に囚われた人間を示唆しているのかなと思いました。キリ...またまたイタリア映画

  • 令和のラムちゃんもかわいい!!!!

    『うる星やつら2022』も既に第3話が放送された。新しいキャラクタービジュアルに慣れないと初めは思ったが、放送されて動いているところをみるとカワ(・∀・)イイ!!本当にカワイイ!!!!何より、ラムちゃんの髪が色んな色に変化するところが魅力的だ。原作カラーイラストが再現した技術が素晴らしい。私は20代で世代ではないが、子供の時再放送をみたり、原作漫画を読んだりしていて、うる星やつらは大好きな作品のひとつだ。2022版も舞台は昭和で、初めてうる星やつらを観る方々にどう思われているのか、気になるところではある。コンプラを意識しつつも、アニメのリメイクではなく、原作から新しくアニメを制作しているところが良い。昭和のアニメ版キャストさんは、もちろん素敵なのだが、あたるの声は2022版の方が原作を読んでいた時に想像し...令和のラムちゃんもかわいい!!!!

  • 筋トレしてても…

    筋トレをしていると、アドレナリンが出てるせいかは分からないけれど、気持ちがスカッとすることが多い。けれども、そんな筋トレもホルモンバランスにはかなわない。目に涙をためて泣きそうになりながらトレーニングする。涙が出るのも悲しくなるのも、特に理由はない。理由がないので、止められない。しょうがない。体を動かしている方がまだ気持ちがましな気がするので、今日も明日も筋トレをする。筋トレしてても…

  • ゆるくイタリア語

    ゆるかーくイタリア語を勉強し始めていつの間にやら10か月ほど経過しておりました。その間に色々ありまして、数か月単位でイタリア語に触れないこともあり、非常にゆるくゆるーくやってきたのですが、DuolingoやYoutubeを使って学んできて、簡単なレシピだったり、まいにちイタリア語講座入門編だったりくらいは分かるようになってきました。映画などは、イタリア語で聴くことなんてできませんが、Amazonプライムで観たイタリア映画は結構面白かったです。どの作品も社会問題など比較的シリアスなテーマを扱っていますが、コメディ要素のバランスが良く楽しみながら観られました。《映画紹介》Amazon.co.jp:人生、ここにあり!(字幕版)を観る PrimeVideo↑精神病院をやめて、精神病を持つ方々が自立できる暮らしを見...ゆるくイタリア語

  • 信じるものは?

    私は時折、写経などしてみる。とはいえ、私は大抵の日本人がそうであるように強い信仰はもっていない。仏式の葬儀をするし、初詣には神社に行き、クリスマスツリーを飾ったりする。写経は、もっぱら気分が落ち着かないときに深呼吸とか瞑想くらいの気持ちでするだけだ。以前、日本人の宗教意識が薄い理由について調べ、歴史の中で神道と仏教が深く融合し、さらには生活の中に意識されないレベルで溶け込んでいったと結論づけた。しかしながら、私自身の個人的な宗教に対する感情を考えてみると本当にそうかなと未だ疑問が残る。何も信じていないというには、何かに祈りすぎてると思うわけだが、一体何に祈っているのだろうか?考えてみると、私は“カメ”かもしれない。首を甲羅に引っ込めたりするあの“カメ”だ。近所の神社には池があって、そこにはいつも何匹か亀が顔を覗...信じるものは?

  • 肉を食べる。

    今日は牛タンを食べたので、お肉の話をしたい。よく食肉解体の映像を見て、肉を食べられなくなったという話を聞くが、私はむしろ解体されるところを見たことで肉を食べられるようになったと感じることがある。私は子供のころ、専ら野菜が大好きで魚も結構好きだが、肉は苦手だった。肉はなんだか気持ち悪くて、いったん意識すると戻しそうになることもあった。それが、中学か高校のときに興味本位で解体の映像をみて以降、気にならなくなった。考えてみると子供の私にとって肉は、牛や豚→?→パックに入った肉という感じでどこか得体の知れなさがあったのかもしれない。野菜や魚は、食べる時も元の姿から加工の過程が分かりやすい。解体の映像を見たことで、牛や豚→解体・肉塊→パックに入った肉という流れがはっきり分かり、自分の中で肉について納得がいったのだと思う。...肉を食べる。

  • どんなジャンルを聴きますか?

    普段、どんな音楽を聴きますか?私は本当にオールマイティにどんなジャンルでも聴く。最近の履歴をみると、サルサ、フレンチジャズ、J-POP、ラップ、津軽三味線、ロックポップスetc.Spotifyの年度報告によると、今年はレゲトンをよく聴いたみたいだ。そんなジャンルは知らなかったが…音楽の話題になると、なんでそんな曲聴いてるの?とか、どうしてそのジャンルが好きなの?とかよく聞かれる。特に三味線とか端唄は親にも不思議に思われているようで。答えは単純に、聴くと心が落ち着くからなのだが、いつの時代の人なんだ⁉とつっこまれたりする。その時の気分に応じて、世界にはピッタリくる音楽がどこかにあると思うので、聴いたことないジャンルをどんどん探す。YouTubeでは世界中の音楽を聴くことができるし、googleの「曲を検索」でチラ...どんなジャンルを聴きますか?

  • イタリア語をゆるーく始めた

    私は大学でドイツ語を選択していたわけだが、これはB1の試験(非公式)に合格してから、ほとんど勉強していない。せっかくここまでやったのだから、もう1段階はレベルをあげておきたいと思ってはいるが、勉強しなおすのはもう少し先になりそうだ。そんな中、イタリア語を本当にゆるーく始めた。暇つぶしにアプリゲームをする代わりにDuolingoをやって、Youtubeでゲーム実況を見る代わりに「イタリア語だったらどう?」などを視聴している。最近は、分かる言葉が増えてきて楽しい。テキストなしで言語学習をするのは、私にとって全く初めての取り組みである。テキストとゴリゴリ向き合って始めて1年間で少し余裕をもって3級に合格できた英語やドイツ語とは大違いで、効率は悪かろうと思う。しかし何か必要があって期限以内身に着ける必要はないのだし、趣...イタリア語をゆるーく始めた

  • 北北西に曇と往け

    『北北西に曇と往け』は本当に大好きな漫画だ。ある年に書店の新刊コーナーに立ち寄ったとき、表紙が輝いて見える本があった。そのときは追っている漫画が多く、手を出すのを躊躇していた。けれども、いつ書店に来ても目に付いてしまう。もう運命的な本ではないかと思って、遂には購入を決めた。この物語の舞台はアイスランドなのだが、ちょうどアイスランド語の講義を取り始めて一か月ほど経ったところだった。表紙しかみてなかったので、まさか関わりがあるとは思っていなかった。読み始めてアイスランドに興味をもったことで、単位のためだけに選んだアイスランド語の授業も俄然やる気が出た。必修科目と被ってアイスランド語の授業に出られなかったときも独学で勉強を続け、年度末の試験もほぼ満点を取ることができた。話が脱線してしまったが、『北北西に曇と往け』は両...北北西に曇と往け

  • 幻想風景。

    先日ゼンリンが、五稜郭の紅葉の写真を色調補正してツイッターに投稿したことについて謝罪したというニュースをみた。問題の写真をみると、確かに燃えるように赤く染まった木々が幻想的に映っている。私自身もスマホで写真を撮影した際に、補正機能を使ってより見栄えがよくなるようにすることは珍しくない。だから加工することが、悪いとはそんなに思わない。加工せずとも、観光案内や写真集に載っている写真がベストショットで、実際に行ってみるとそこまででもなかったと思うことは珍しくない。子供の頃『ハリーポッター』が大好きで期待いっぱいにしてロンドンを訪れて、ちょっとがっかりしてしまったことがある。今も、いくつか憧れの土地があるが、美しい写真集でしか見たことのない場所ばかりで、胸の内の幻想に留めておいた方が憧れのままでいられるんじゃないか、と...幻想風景。

  • 10月のお気に入り。

    10月のお気に入り。・Maritaさんのpixiv連載漫画『雪と墨』#オリジナル【祝1周年】雪と墨*重大発表!-Maritaのマンガ-pixiv最終回を間近に1周年を迎えると共に、書籍化決定!・ParadoxLiveParadoxLive(パラライ)公式サイト前から知ってたけれど、久々にYouTubeのおすすめに出てきた。MVが魅力的。アンと依織が好み。・原田マハ『サロメ』最近、ファムファタルというテーマについて度々考える。10月のお気に入り。

  • 好きも嫌いも。

    嫌いなモノを嫌いって言うのは、怖いし、好きなモノを好きって言うのは、もっと怖い。なんでもっと子供のときに言えなかったんだろうって思いはすれど、親のせいではないと思う。そういうところ、兄弟似てる。今からでも、自分の好きも嫌いも大切にしよう。好きも嫌いも。

  • 9月のお気に入り。

    9月のお気に入り・ブルーピリオド11巻子供とやりたいことと親の話。読み返したいけど、心がズキズキするのでできずにいる。・山田五郎オトナの教養講座西洋絵画のこと、色々。五郎説も交えて楽しく解説。・淡海乃海水面が揺れる時淡海乃海水面が揺れる時(syosetu.com)朽木元網(作中では基綱)に生まれ変わった現代のサラリーマンが天下取りを目指す。史実とは違うところも多いファンタジーだが、時代物として結構面白い。転生ものとしても嫌味がない。小説だけでなくコミックス、ドラマCD、舞台など様々なコンテンツに展開しているようでどれも面白そうだ。9月のお気に入り。

  • 皇室の今後はどうなるのだろう?

    最近、毎日のように眞子殿下のご結婚に関するニュースをみる。これからの皇室はどうなるのだろうか?。皇室については、皇室に憧れを感じる同級生もいたが、友人の多くはそれほど興味がなさそうだったし、私もそうだと思う。大変な公務をされていて、ありがたいなという気持ちはある。今の皇室には男性が少なくて、女性天皇や女系天皇、養子などについて話し合いが為されているようだが、今年12月の愛子殿下二十歳の誕生日を前になにか決まるだろうか?愛子殿下、悠仁殿下、佳子殿下はどんな方と結婚されるんだろうか…(もしくはセルフパートナーで過ごされるかもしれない)↓政略結婚ありきで、ちょっと妄想してみた(皇室について詳しく知らない若者の戯言なので、お聞き流しを東久邇宮家の年頃の男性に常陸宮家の養子になってもらって、そのまま常陸宮家を守ってもらう...皇室の今後はどうなるのだろう?

  • オリンピック

    2021東京オリンピックの開会式に先駆けて、今日からソフトボールとサッカー女子の1次リーグが始まった。競技場の建設やエンブレムの問題から始まって、コロナの問題は続いていて、今も音楽担当や文化プログラムに関わる方の問題が取り上げれられているけれど、とにかく東京オリンピックは始まった。一連の流れをみていて、なんとなく、戦争もこんな風に始まるんじゃないだろうかと感じた。みんながみんなバンザイしない支持率の低さはある意味、マシな点かもしれない。昔よりは個人が色々な情報を集めて、多様な意見を持つことができるようになったのは良いことだと思うので、愚かな未来は選びたくないものだ。オリンピック

  • オレと俺。

    水生大海の『オレと俺』(祥伝社)を読み終えた。17歳の男子高校生が、ある事件をきっかけに63歳の祖父と精神が入れ替わってしまう。2人は入れ替わって日常生活を送り、その中で起こる小事件を解決していく。それと共に最初の事件の犯人を追っていくが…。現代の若者と老人のちょっと分かり合えないようなところを綺麗にまとめていると思う。入れ替わった2人はお互いの立場を体験して、それでもすべてを分かり合うことはできないけれど、変わるところもあって再スタートを切っていく。若者と老人という対立もあるが、主人公は静かで祖父は陽気という性格的な対立も2人の溝になっている。これで若者の気持ちが分かるというような小説ではないが、主人公と友人たちの距離感には共感できるところもある。気になったのは主人公がちょっと片言な点。主人公は片言になるよう...オレと俺。

  • ファン・ゴッホ。

    ゴッホが好きだ、というとなんだか嘘っぽく聞こえる気もするが、結構ゴッホが好きだ。昔、二見史郎訳の『ファン・ゴッホ書簡全集』(みすず書房)などを読んで兄弟愛をテーマに作品をつくったことがある。穂積さんの『さよならソルシエ』(小学館)の影響を受けてヴィンセントの弟のテオドルスに興味をもったからだった。『さよならソルシエ』ではゴッホの生涯がテオドルスの目線からかなり大胆に解釈されて描かれている。それまでは《炎の画家ゴッホ》という漠然としたイメージしかなかったが、私にとってこの作品のゴッホは史実に基づかないところがあるにせよ、かなりしっくりくるものだった。正直な話、『ひまわり』や『自画像』は見たことがあるけれど、そんなに好きではない。『薔薇』はちょっと好きだった気がする。『麦刈る人のいるサン=ポール病院裏の麦畑』なんか...ファン・ゴッホ。

  • 課題を等分する。

    英語のテキストを訳してレジュメを作るというので、与えられた箇所を大体3等分にした。負担は同じくらいだろうと話して決めたが、3/3番目の担当になると、その部分を理解するために前の部分も読まなければならない。結局全部読んだ。勉強になるので嫌ではないが、平等かという点ではそうではなかったと思う。一応、話し合って決めたことだから不満はないが、課題を分担するときは大抵少しはモヤモヤするものである。課題を等分する。

  • 思考の整理学。

    友人が外山滋比古の『思考の整理学』(ちくま文庫)をもっと早く読んでいればよかったと言うので、私も早速読んでいる。まだ読み途中なので、理解しきれていないところがあるかもしれないが、ちょっと書く。外山さんの書くところによると、“学校”はグライダー人間を量産する場所らしい。自ら飛ぶ飛行機人間と違って、風にのって飛ぶのがグライダー人間ということだ。世の中を発展させていくうえで必要な飛行機人間を育てていかなければならないということには賛成できる。これを読んでいくと自分はまさにグライダー人間だと思う。グライダー人間ならグライダー人間なりに「自分は上手く飛べている」と自信を持っていればそこそこ上手くやっていける気がする。「自分には動力源がない」と卑下して飛行機人間に憧れるばかりの状態が一番悪い。グライダーでもいいと思ってやっ...思考の整理学。

  • 積読は役に立つ。

    2018年BBCが「積読」という言葉を取り上げた記事を書いた。読もうと思って買った本を読まずに放っておいてしまうというのは世界の普遍的な現象のようだ。「積読」というともったいないという気もするが、私は積読がとても役に立っていると思う。特に紙本では、読まずとも見えるところに置いてあるというだけで意味がある。長年置きっぱなしだった積読本が、ある日目について一気に読んでしまうこともある。読まずとも買ってしまった本には自分でも気づかない心境や興味が現れていることがあるし、なんとなく日々目に入っていた積読本から思いがけないアイデアが浮かぶこともある。リビングに置いておけば、私が読まずとも家族が読んでいたりする。家にある本の数と子供の成績の相関関係を示す研究もあるようで(↓URLを参照)、紙本は“そこにある”というだけでか...積読は役に立つ。

  • 社会人になってからの友人。

    大学時代の友人数人と久しぶりにオンラインで会話した。そこで、配属先に同期がいない友人が新しい土地で知り合いが増えないという話をしていた。社会人になってから、新しい友人とどこで出会えるのか?とみんなで意見を出し合ったがどれもイマイチだった。習い事やイベントなどがいい方法だろうけど、コロナ禍であまり出かけるのも憚られる。引っ越したばかりであまりお金を使えないという問題もある。新天地で社会人になったばかりという状況で、知り合いを増やしていく良いアイデアありませんか?社会人になってからの友人。

  • 翻訳と翻案。

    翻訳と翻案。日本語だと似ている気がするが、ドイツ語だとÜberzetungとBearbeitungで全然違う。欧米文化になじみのなかった時代には翻案された作品が多くあるが、最近では翻案小説が出されることはほとんどないと思う。今はオリジナル主義で原文をなるべくそのまま表現する方法を探している気がする。もちろん、そのことにも価値があると思う。しかし話の筋をとって日本を舞台に落とし込んだ作品には、翻訳文学でもなく、日本文学でもない独特の魅力があると思う。例えば、舞台が変わっても変わらない人類共通の部分が伝わってくる。小説では見ないが、映画や漫画などの世界では今日でも翻案と言えるような作品を見る。特に漫話やWebtoonでは黒岩涙香の作品のように舞台は変えず、人名のみ日本名に変えたものもあり面白いと思う。翻訳と翻案。

  • カモが生まれた。

    近くの池でカモが生まれた。11羽生まれたらしい。この池には毎年カモが子を産みにくる。例年、1週間ほど池で子育てをした後、近くの川に移動する。池はビルに囲まれた場所にあり、目立つので1週間の間に数羽はカラスの餌食となってしまう。子を産みに来るカモは、その池で生まれたカモだと思われる。カラスに襲われた経験を覚えていたのか、今年のカモは子が生まれて2日目にして川に移動してしまった。それゆえ、私は子ガモを見ることができなかった。皮肉にも最近、池の周辺でカラスを見ることが少なくなり、移動した先の川ではアオサギを見ることが多くなった。早めの移動は失敗に終わるかもしれない。悪い年には2羽しか生き残らなかったこともある。今年の子ガモたちが1羽でも多く生き残ることを願っている。カモが生まれた。

  • あだ名の話。

    去年頃、小学校のあだ名禁止が少し話題になっていたと思う。あだ名は親しさを表わす一方で、悪口になることもあるからという話だ。私の苗字はよくあるもので、苗字由来のあだ名があるにはあったがあまり呼ばれなかった。だからといって名前に関係ないあだ名が定着するわけでもなく、あだ名で呼ばれた経験は少ない。一応、記憶に残っているのは●元帥…当時、学級長だったから。その割に”委員長”などとは呼ばれなかったのが不思議だ。●リカちゃん…たぶん、名前の聞き間違いから?あまり本名と似ていないけれど。●ねえさん…そこそこ、よく話す知り合いがあるときから突然そう呼んできた。くらいだ。私自身はあだ名で呼びあっている友達が羨ましいなと思いつつ、私があだ名をつけて泣かれた経験(私はかっこいいと思ってつけたつもりだった)が度々あるので申し訳なかった...あだ名の話。

  • 2年前だけど、同窓会の話。

    同窓会の出来事を思い出したのでひとつ。2年前の話になるが、私は成人式を兼ねた同窓会に出席した。二次会になると、多くの同級生が話しかけてきてくれた。そのとき、大半の人が話してくれたのは“隣の席だったとき”の話。隣の席だったとき、一緒に何かしたとか、こんな話をしたとか、何かしてくれて嬉しかったとか、話してくれた。一方で自分は、自分自身でもちょっと薄情な気がするのだが、全然覚えていなかった。エピソードどころか、隣の席になったことがあるかどうかすら記憶にない場合もあった。正直に伝えると、相手は○年生の○学期のことだ、などと教えてくれる。言われてみれば、そうだったかもしれない。皆よく覚えているなと感心しつつ、自分はなんか薄情な気がしつつ、人の記憶に残っていて嬉しいと思った。小中高ずっと一緒だった同級生が多いけれど、隣だっ...2年前だけど、同窓会の話。

  • 弟の話。

    弟は何して1日を過ごしてるのかな、と考えながら作業している。弟の部屋へ行くと、ロシア文学が何冊もある。私は読んだことがない。学校のテストはともかくとして、弟は昔から私が読みたくならないような難しそうな本をよく読んでいる。私よりずっと社会の事象に興味があって、決断力がある。家では寡黙だが、弟を知る私の友人らによると「明るく雄弁な人」らしい。そんな弟見たこともないが…人間は多面的な生き物なのでそういうこともあるだろう。弟の考えていることは良く分からないが、“学校”という環境があまり合わなそうだったので、これから何かで成功するだろうと期待している。弟の話。

  • ポッドキャストを聴く。

    以前知り合いが情報を耳で聴けば、時間をもっと作り出せると言っていた。その時はピンとこなかったが、最近ラジオやポッドキャストを聴くようになって、他のことをしながらでも情報を集められる便利さを感じている。声優・櫻井孝宏さんのラジオ番組『P.S.元気です。孝宏』は毎週聴いている。櫻井さんの優しい声で、たわいもない語らいを聴くことができる。OGPイメージP.S.元気です。孝宏 文化放送文化放送ビジネス系だとPRESIDENTOnline音声版が面白い。様々な社会的テーマを15分以下にまとめてあり、手軽に聴くことができる。OGPイメージPRESIDENTOnline音声版ListentoPRESIDENTOnline音声版onSpotify.「PRESIDENTOnline音声版」は、星野貴彦...Spotifyドイツに...ポッドキャストを聴く。

  • 筋トレの効果。

    毎日やっていた筋トレをしばらくやめていたのだが、再開したので私が感じた筋トレの効果を書く。私は毎日軽く筋トレをして、気が向けばランニングをしている。ダイエットと言うよりも、体型・体調の維持のためだ。ハードにやっているわけではないので体型に関しては、やっているときもやめていたときも正直そんなに変わらない。けれど、体調はよくなる気がする(体調が悪い場合、筋トレをする気にならないのかもしれないが…)。《メリット》・平熱が若干上がった・冷え性が改善した・気分が明るくなった・汗をかきやすくなった(代謝が良くなった?)《デメリット》・筋トレできなかった日はモヤモヤする・遅い時間に筋トレすると暑くて寝苦しいときがある無理して運動すべきでないと思うが、デメリットはあまりないのでちょっとでもやれそうならやってみることをおすすめす筋トレの効果。

  • 理不尽ゲーム

    サーシャ・フィリペンコの『理不尽ゲーム』(集英社・奈倉有里訳)を読了してから少し時間が経ってしまったが、感想を書く。西欧以外の翻訳文学を読むのは初めてかもしれない。ベラルーシを舞台にした小説だが、私のベラルーシについての知識はソ連から独立したロシアの妹国というぼんやりしたものだけだ。帯の“目を覚ますと、そこは独裁国家だった”という衝撃フレーズに目がいき、手に取った。『理不尽ゲーム』というタイトルとこの帯のフレーズを見て、この本はフィクションかと思った。しかし、よくよく見ればこの本はベラルーシの“現状”を書いた小説だという。パラパラめくって、思い出したのは映画『グッバイ・レーニン』だった。この作品で描かれた東ドイツと『理不尽ゲーム』のベラルーシが全く同じ状況なわけではないが、こんなことは生まれる前の昔の話だと思っ...理不尽ゲーム

  • やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。

    米澤穂信の『本と鍵の季節』で松倉詩門が言う「やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。」というセリフは、この本を読んでから大分たった今でもはっきり思い出せる。自分どちらかと言えば、堀川次郎で、そんな経験はないけれど、なんとなく理解できる。この場面で、このセリフは文字通りの意味が強いけれど、社会人になれば“いいシャツを着”なければならないことが度々あるのだろうなと思う。やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。

  • 夢の話。

    将来の夢は物心ついたときから、ずっと変わらなかった。色々理由をつけてきたけど、進学を機に考えてみたところ、その夢を掲げるのはそれを言えば周囲の人が喜ぶからだった。憧れの人もそうだった。図書館の偉人伝を順に読んでいただけなのに、人が「あなたは○○に憧れているのね」というものだから、そう言った。周囲の人が喜ぶからだった。大学は自分の気持ちを見つめなおしたくて、あえて違う道を選んだ。けれども、いつの間にか目的を見失っていた気がする。ずいぶん時間をかけて今、周囲の人を喜ばせたいというのも十分な理由だったように思えるし、受動的だったとしても少しは自分の本心だってあったように思える。未だに迷ってばかりだし、頭で理解しても心で納得できないことがたくさんあるけど、それはなくなるものでもないわけだから、身の振り方くらいさっさと決...夢の話。

  • 本を表紙買いする話。

    私はよく本を買うとき、表紙で選ぶ。家族にしてみると“ありえない”ことらしいが、これがなかなか悪くないと思う。特にイラストが描いてある場合、表紙から感じられる雰囲気と本の内容がかけ離れていることはない。気にいった本と似た雰囲気の本を読みたいと思ったとき、似た雰囲気の表紙や同じイラストレーターさんの表紙を選べば、高確率で当たりだ。それに、好きな表紙の本は頻繁に手に取るので読書が捗る。手触りの良い本も同様だ。ebookを読むのも紙本を読むのも、目にかける負担はそんなに変わらないという記事を見かけたりもしたが、やっぱり画面を長時間見るのはより疲れる気がするし、紙本でもあまり意識はしていないけれど真っ白な紙よりも黄みがかった紙を好んで選ぶ。参考書なんかはフルカラーの分かりやすいものも出ているし実際に持っているが、私は2色...本を表紙買いする話。

  • 書きたいなあ。

    気づけば読み終えた本が溜まってきた、せっかく読んだのだから忘れないうちに少しは感想を書いておこうと思うものの、なかなか進んでいない。最近、皆さん『果ての星通信』についての記事をよく読んでくださっているようなので、最終巻の発売を機にもう少しちゃんとした考察を書いてみるべきかと迷っている。話は変わるが、私は書店の売上ランキング上位の本を買って「よかった」と思うことがあまりない気がする。皆さんは、本を買うときに売上ランキングなどを参考にしますか?書きたいなあ。

  • 鷹の城

    山本巧次の『鷹の城』(光文社)を読了したので、感想を書く。スカイエマさんの表紙絵に惹かれて購入。時代小説だけれど、漫画のように読みやすい1作だった。現代人が過去に戻ったり、昔の人が現代に来るタイムスリップ物はよく見るけれど、これは昔の人(江戸時代)がもっと昔(戦国時代)にタイムスリップする話だ。主人公・瀬波新九郎は南町奉行所定町廻り同心、強盗殺人の犯人を追って崖から落ちると戦国時代にいた。なんやかんやで籠城中の青野城、別名“鷹の城”に密書を届けに行くことになり、そこで遭遇した密室殺人の謎を解くことになる。作中で新九郎は奇妙な恰好をしたやつだと言われているが、一応受け入れられている。200年の時を挟んだ江戸の同心と戦国の武将たちでは所作も口調も違って、新九郎が怪しいことこの上ないのではないかと思ったのだが、そこは...鷹の城

  • ゴールデンウィークも終わりましたね。

    今年のゴールデンウィークは本当に何もしなかった。やらなければならないことはいくつかあったが、先延ばしにしてもらって、本当に何もない休日を過ごした。ここ半年ほど、気持ちが落ち込んで生活習慣も乱れていたが、何もしない1週間を経て自分でも驚くぐらいに元通りになったと思う。こんなことなら、さっさと休んでおけばよかった……とは高校のときにも思ってたな。落ち込みすぎると休むということさえ難しくなるのかもしれない。ゴールデンウィークも終わりましたね。

  • ただの日曜日

    久々に新刊を購入して読み終えたので感想を書こうと思っていたが、まとまらないので今度にする。ちなみに買ったのは『鷹の城』と『理不尽ゲーム』という本だ。先日、本棚を整理してみたところ8~9割が時代小説だった。そんなに時代小説ばかり読んでいるつもりがなかったので驚いた。本棚を眺めた親には勉強をしろと言われた…専門的な本は大学図書館で借りるから部屋にあまりないのだとは思うが、確かにもっと勉強しなければとは思っている。実家暮らしということに加え、給付型奨学金も貰っていることで、最近自分に甘々になっている気がする。できなさそうと思うことに挑戦してみるべきなのかな。これからどうすればいいのか、どうしたいのか分からない、そんなこと言ってる場合じゃないし、自分で決めなければいけないことなのに、頭がパニックになってしまう。最近また...ただの日曜日

  • 『青騎士』読了

    『青騎士』を読み終えたので、内容について感想を書こうと思う。この漫画雑誌のスタンスに反して、やはり前から読んでいる作品には目がいく。入江亜季先生の『北北西に曇と往け』、鰤尾みちる先生の『篠崎くんのメンテ事情』は連載当初から好きな作品だが安定感がある。特に『北北西に曇と往け』は新規読者に配慮して、かなり丁寧な始まりだった。正直、ここで初めて出会った作品で自分にとってピンとくるものはなかったと思う。それでも、毛塚了一郎先生の『音盤紀行追想レコード』にはホッコリしたし、ハラヤス先生の『凍犬しらこ』は主人公もしらこも見た目の好みどストライクだった。大槻一翔先生は『青騎士』のチラシの絵が好きだったので、またあのような絵柄の作品を描いてくださったら嬉しいと思う。まだ自己紹介のような本当に最初だけの作品が多かったので、次号に...『青騎士』読了

  • 新雑誌『青騎士』購入

    待ちに待った新雑誌『青騎士』が発売されたので早速購入した。紙本の売上が減っているというこの時代に、新しく紙の雑誌が創刊されたことを大変うれしく思う。見た目からして中々気合が入っている。ツルツルの素材の表紙にタイトルは箔押しで、全598ページ、定価は税別800円。表紙絵は森薫さんで、ヴァシリー・カンディンスキーとフランツ・マルクが1912年に発行した雑誌『青騎士』に向き合っている絵。紺の背表紙には控えめに書かれた「DERBLAUEREITER」の文字。カッコいい、本当に。最近装丁の凝った漫画が多いと感じるが、見えるところに置いておいて様になるデザインのものは所有欲も満たしてくれる。装丁がいい、紙がいいということは紙本の購買意欲が高まる理由になると思う。内容を読みたいだけならeBookでいいと思うので、これから紙本...新雑誌『青騎士』購入

  • いつも笑顔で

    よく人に「いつも笑顔だね」とか「笑顔が印象的」などと言われる。けれども、努めて笑顔を心がけているわけではない。人前で感情を露にするのが怖いからに過ぎない。だから人前で悲しむことも、怒ることも、大笑いすることもないと思う。小さいとき、周りの大人には泣くなとよく言われたし、泣くと尚更怒られるので泣かなくなった気がする。今も家族にですら泣いているところを見られると、しまったと思って焦るし、嫌な気分になる。いつも笑顔で

  • 進撃の巨人∼エレンの求めたものは何だったか?

    進撃の巨人がついに完結した。私は漫画は十数巻までしか読んでいないし、アニメもところどころしか見ていない。話の全貌を理解していないまま、意見を書くのは間違っているかもしれないが、最終回だけ読んでも心にズーンと来るものがあると感じた。この先ネタバレ注意(といっても大したことは書いてないけど…)最終回のカッコ悪いエレンに関してエレミカ界隈が盛り上がってるみたいだが、私はあのセリフをみてエレンがミカサを好きだったかどうかより先に「そういえばエレンって19歳(の子供)だったんだなー」と思った。私はミカサが好きなので、エレンがミカサを好きだったのなら嬉しいのだけれど、あのセリフをみてもエレンがミカサを恋愛的な意味で積極的に好きだったとは思えなかった。嫌いというのは嘘だったとは思うが…積極的に好きというより、ミカサが自分を好...進撃の巨人∼エレンの求めたものは何だったか?

  • 進撃の巨人∼エレンの求めたものは何だったか?

    進撃の巨人がついに完結した。私は漫画は十数巻までしか読んでいないし、アニメもところどころしか見ていない。話の全貌を理解していないまま、意見を書くのは間違っているかもしれないが、最終回だけ読んでも心にズーンと来るものがあると感じた。この先ネタバレ注意(といっても大したことは書いてないけど…)最終回のカッコ悪いエレンに関してエレミカ界隈が盛り上がってるみたいだが、私はあのセリフをみてエレンがミカサを好きだったかどうかより先に「そういえばエレンって19歳(の子供)だったんだなー」と思った。私はミカサが好きなので、エレンがミカサを好きだったのなら嬉しいのだけれど、あのセリフをみてもエレンがミカサを恋愛的な意味で積極的に好きだったとは思えなかった。嫌いというのは嘘だったとは思うが…積極的に好きというより、ミカサが自分を好...進撃の巨人∼エレンの求めたものは何だったか?

  • 風神雷神~風の章

    柳広司の『風神雷神』(講談社文庫)を読了。上下巻本なので、まだ半分しか読んでないことになるが感想を書いておく。柳広司といえばコミックやアニメ、映画にもなった『ジョーカー・ゲーム』が有名だと思う。私もそれで柳広司と出会った。私のイメージでは柳広司は技巧派ミステリー作家だったが、『風神雷神』では柳広司らしさが生かせていない気がした。俵屋宗達を軸によく調べて独自の解釈をして、でもそれだけだという感じがした。D機関シリーズや『ロマンス』のように魅せられる感じがしない。今回はちょっと残念だったが、柳広司は私が「この作家が好きだ」と思う数少ない作家さんの1人なので、次回作を楽しみにしている。D機関シリーズが有名でこれも素晴らしいと思うが、『ロマンス』に漂う雰囲気はこれまでどの本にも感じたことがないものでとても気に入っている...風神雷神~風の章

  • ごはんはたぶんちゃんと食べた方がいい話。

    長年1日3食生活を続けてきたが、3食にこだわりがあるわけではなく、お腹がすかなければ別に食べなくてもいいと考えていた。そんなこんなで朝も昼もお腹がすかないので、この1ヶ月ちょっと1日1食生活をしていた。1食しか食べてないのに、正直夜もお腹がすいていないというのはメンタルが弱っているせいかもしれない。体重はもともと痩せ型だったが、1キロちょっと落ちた。初めは食後の眠気から解放され思考がクリアになっている気がしていたが、今はちょっと生活がままならないくらい1日中眠く、少しの外出で気分が悪くなってしまう…けれど食生活が悪いとは思ってもいなかった。先日カウンセラーと話して初めて食事を改善するべきだと気づけた。これから頑張ってごはんを食べていきたい。けれど、きちんと管理できていれば1日1食でも2食でも5食でもいいとは思っ...ごはんはたぶんちゃんと食べた方がいい話。

  • 絵が描けなくなった話。

    絵が描けなくなった。ちょっとした絵を描くのが趣味だったのに…何も描きたいものが浮かばない。苦し紛れに少し気に入った絵を模写してみることもあるけれど、絵が下手になったと言われる。それはそうだ、そこに心はないから。最近どうにも趣味が減っている、忙しいわけでもないのに…映画も集中できなくて観られなくなった。あんなに映画鑑賞は好きだったのに、無理に観ても興味が沸かなくて苦痛で拷問みたいだ。小説と漫画はかろうじて読めている。あんまり楽しくないし、一日数ページずつだけど…でも今日、約800年ぶりに噴火したというアイスランドのファグラダルスフィヤル火山のライブ映像を見て、少し心が動いた。地球にも血が滾っているようで綺麗だった、いつか行きたい。絵が描けなくなった話。

  • 山頭火が浮かんでくる話。

    特に種田山頭火が好きだと思ったこともなく、著作を読んだことがあるわけでもないが、ふとした瞬間に山頭火の句が浮かぶ。ボーっと歩いてるときにどうしようもない私が歩いている鴉が鳴けば鴉鳴いて私も一人直線道路を運転しているときにまつすぐな道でさみしい山道に入れば分け入つても分け入つても青い山一日の終わりにけふもいちにち風を歩いてきた子供の頃、どこかで聞いた山頭火の句が心の中にどうにも刺さっているようだ。山頭火が浮かんでくる話。

  • 音声SNSの話。

    pv数がじわじわと増えてきているようで嬉しい限りだ。余談だが今日、家の人が「なんで魚の頭を取ってあるの?」と聞くので「信心のため。」と言ってみたが冗談が通じなかったようでちょっと悲しかった…音声SNSと言えば最近Clubhouseが話題になっていた。私はAndroid勢なので、まだ試せていないのだが、今までのSNSや配信アプリと大きく違う点は、招待制と双方向性らしい。既に規制されてしまったようだが、中国など中心に今までの媒体では話づらかった話題が盛んに議論されたようだ。これがClubhouseの目指すところだろうか?ところで私は配信もやらないしボイスメッセージも使わない人だった。最近試してはいるが、機械を通した自分の声にはなかなか慣れない。同じような人は私の周りに多い。新しい媒体として期待感を持つ一方で、実感と...音声SNSの話。

  • イカロスの翼

    『イカロスの翼』の話の教訓は何か?という話を読んだので、ちょっと書いてみる。よく言われるのは(親の)忠告には従うべきとか、自分を過信した傲慢さとかだろう。それにしてはイカロスというキャラクターは愚かというよりも、もっと輝いた存在に思える。私は『イカロスの翼』の話から、地に落ちると分かっていても太陽に近づこうとすることをやめられない人の好奇心、広い意味では傲慢ともいえるかもしれないが、それよりもっと単純な“人の性質のようなもの“を感じられると思う。もっとも幼稚園か小学校で初めてこの話を知ったときの感想は「イカロス、馬鹿だなぁ」だったけれど…イカロスの翼

  • みんな、どこにいるんだ?

    いくつもあるかもしれない宇宙の中に、宇宙人が地球にしか居ないなんてことは寂しすぎるので、ないと思う。つまり、私は地球外にも知的生命体は居ると思っている。そんなわけで、時折大して理解もできない科学雑誌に目を通している。宇宙は1つじゃなさそうだし、宇宙人はこの銀河にもいそうだ。しかし、今の地球上の技術では私たちが生きているうちに他の宇宙人と交流することはできなさそうだ。もし他の宇宙人と交流することがあるとするなら、相手から接触があるときだろう。それができるなら、相手は地球人よりはるかに高度な文明をもっていると考えられる。そんなとき、地球人と相手の宇宙人は理解しあえるのだろうか?文化の違いのような問題は置いておいて、相手にとって地球人は原始人よりも発達していないように見えるのではないだろうか。それでは相手が好意的だろ...みんな、どこにいるんだ?

  • 果ての星通信~マルコの恋人

    メノタさんの『果ての星通信』(Pash!コミックス)は今追っている漫画の一つだ。私は『果ての星通信』の宇宙観、神様観がすごく気に入っている。今までほのぼのした作品だな、と漠然として何も考えずに読んでいたが、読み返してみると主人公・マルコの恋人について思うことがあったので書いてみる。本誌で確定していないカップリングの話を見たくない方、ネタバレを見たくない方は注意。↓↓↓読み返していくと、まず第6銀河支局のカップルが(宇宙人に地球人の性別が当てはまるか分からないけど)女性同士のカップルかもしれないと気づいた。そして、この作品では同性カップルも普通に登場するものだとあらためて意識的に確認した。すると、突然マルコの恋人は義兄のアリョーシャかもしれない、と思った。マルコの恋人は今まで姿も性別も分からないように描かれている...果ての星通信~マルコの恋人

  • 日和って数学の講義を取らなかった話。

    前学期、なぜだか数学をやりたい気分になって1年生向けの『数学入門』のような授業を取ろうとした。早速、第1回のPDFをダウンロードしたが、そこで取り上げていた問題が私にとってかなり難しかった。解説を丁寧に読んでいけば、全くチンプンカンプンというほどではなかったが、毎週この調子だったら課題の提出も危ういのではないか、と日和って取るのをやめてしまった。今思うと、この授業は数年前まで『文系のための数学』という講義名だったようだし、第1回の難しい問題も提出課題として出ていたわけではなく先生の趣味として紹介しただけに見えるので、取らなかったことが悔やまれる…面白そうだったのに…日和って数学の講義を取らなかった話。

  • お任せ!数学屋さん

    向井湘吾さんの『お任せ!数学屋さん』(ポプラ社)を読了。5月にやってきた転校生・神之内宙の将来の夢は、数学で世界を救うこと!宙は”数学でみんなの悩みを解決する”数学屋を始める。隣の席の天野遥は、初めは宙のことを変わったやつと思い、隣で数学屋をやられることを迷惑に思っていた。けれど、遥の悩みを宙は数学で即座に解決!遥は数学屋さんの仕事にワクワクを感じ、数学屋さんを一緒にやることにした。図書館では大人向けのコーナーに置いてあったが、中高生に読んでほしい作品。「数学は生活に役立つのか?」という学校の勉強だけしていると思いがちな疑問を、身近な悩みの解決法に数学を使うことで答えている。中学生時代に読んで面白かった作品に『数学ガール』があるが、本作品で解説されるのは中学レベルの数学で比較的分かりやすい。数学の苦手な読者でも...お任せ!数学屋さん

  • ファンタジーがちょっと楽しめなくなった話

    先日、研究室仲間と「子供の頃好きだったファンタジー小説を今、読み直すと物語の矛盾にモヤモヤしたり、とんでもない設定を受け入れられなくて楽しめない作品が少なくない」という話をした。私も残念ながら同意した。子供の頃だって、矛盾やとんでも設定に気づいてなかったわけではないと思うのに、その頃は無意識のうちに「それでもいいのだ」と思えていた気がする。大人になったようだけど、あの頃の心を忘れたようでちょっと悲しかった雑談話。ファンタジーがちょっと楽しめなくなった話

  • なろう系も悪くないなと思った話。

    私は以前いわゆる「なろう系」の作品を好ましく思っていなかった。こんなテンプレのどこがいいのだろうか、と。(「小説家になろう」系列の作品の中にはもちろんテンプレ小説でないものもあると分かっている。)今は、テンプレがあるから面白さが生まれていると感じる。にらめっこは顔のパーツ全部を変化させるより、一部だけを変化させた方が笑ってしまうそうだが、同じような笑い・面白さが「なろう系」にはあると思う。読者がテンプレを知っているから、作者がそれをところどころ変化させるのを面白いと感じられるのではないだろうか。結局のところ、好きかどうかは人の好みによるとしか言えないが、”物語・ゲームの主人公に転生して無双する”がテンプレ化して、”物語・ゲームの主人公に転生するけど、無双しない”とか”物語・ゲームで無双するけど、転生する先は主人...なろう系も悪くないなと思った話。

  • うっせえわ?

    『うっせえわ』という曲が流行っているみたいなので聴いてみた。歌っているAdoさんの声は力強くて伸びがあって素敵だなと思った。けれど歌詞に関していえば、私は好きになれない。なんか恥ずかしいというか…真面目な優等生路線でも、不満を解消する努力の仕方があるだろう、と思っているからかもしれない。若い世代って具体的にどの層に流行ってるんだろうか?ピンとこない…小さい子が「うっせえ、うっせえ、うっせえわ」といってるの聞いたときも良い気分はしないし…一方でyamaさんが歌う『麻痺』に共感するあたり、まだまだ私も若い(実際20代前半だ)なと思う。「片足で跨げるような段差をずっと睨んで言葉も出なくて掻きむしってた」という歌詞があるが、私は未だにそんな「片足で跨げるような段差」を片足で跨げるものだと分かっていて、跨いでしまえば大し...うっせえわ?

  • 思い出の児童書~白虎魔記

    小中学生の頃は今よりずっと本を読んでいた。週に一度図書館で上限目一杯の10冊を借りて、学校の図書室でも借りて、次の週には読み終えていたから週12冊くらい読んでいたのだろう。今は月に5~10冊がいいところだ。たくさん読んだ本の中で、(教科書に載っているような作品を除いて)よく思い出すのが斎藤洋著「白虎魔記シリーズ」(偕成社)だ。仙人のもとで修業して変化の術を身につけた白虎・白虎魔丸が、数百年に一度目を覚まして、人の世の移り変わりを眺めていく物語。白虎魔丸は歴史をたどりながら、人はなぜ争い続けるのか考えていく。当時の私は、年号を覚えるのが苦手で歴史の授業を好きになれずにいたけれど、このシリーズは『源平の風』、『蒙古の波』、『洛中の火』、『戦国の雲』、『天草の霧』と夢中になってすぐに全巻(当時)読み終えてしまった。人...思い出の児童書~白虎魔記

  • 読む落語のはなし

    初めて本で読んだ落語は『志ん朝の落語』(ちくま文庫・京須偕充編)だ。志ん朝師匠の高座を再現しているような書きぶりで、話している言葉だけでなく、カッコ書きで表情や動きも書かれているため、落語の雰囲気をつかみやすい。この本を読んだことも、落語を“聴ける”ようになったきっかけだった。同じく、ちくま文庫から出ている『落語百選』(ちくま文庫・麻生芳伸編)は各話短めに、少し文を綺麗にして書いていると思う。話のあらすじをさらうだけならいいかもしれないが、個人的には落語を楽しむには不十分だな、という印象だった。『古典落語』(筑摩書房・飯島友治編)は全集で、有名どころはもちろん、特に第2編にはあまり聴かない噺も載っている。それゆえ、似た構成の噺がたくさんあること、定番になった噺の元の噺、噺がくっついたり噺の一部が独立したものにな...読む落語のはなし

  • ちいさい言語学者の冒険

    『ちいさい言語学者の冒険』(広瀬友紀・岩波書店)を読了。母語の習得に関心があることと、大学の先生が何度もおススメしていたこともあって、読むことにした本。子供が母語を学んでいくとき、その頭の中では何が起きているの?ということを紹介している。私は大学で言語学の講義も受講していて、言語学的な内容のほとんどは既に知っているもので、ページ数も109ページしかないのですぐに読み終えた。実際に子供から発せられた言葉の事例が、今まで学んだ理論に当てはまることを実感できた。子供が単なるマネで言葉を習得していくのではなく、その頭の中では色々な規則が考えられていることが、簡単に分かる一冊だった。分かりやすくまとめられた本ではあったが、個人的には既知情報が多かったこともあり1200円+税はちょっと高かったな…という印象。(大学図書館の...ちいさい言語学者の冒険

  • 新雑誌『青騎士』創刊

    4月から、KADOKAWAが新しい漫画雑誌『青騎士』を創刊する。私が今追っている作品『北北西に曇と往け』が『ハルタ』(KADOKAWA)から移籍するので、この新雑誌の存在を知った。(他にも数作品が移籍)『ハルタ』は新人作家を多く採用する漫画雑誌だが、雰囲気に統一感があって好きな作品の数も最も多い。雑誌名は、ヴァシリー・カンディンスキーとフランツ・マルクが創刊した芸術年刊紙『青騎士』からだろうか。コンセプトはジャンルにとらわれない漫画雑誌らしい。私は少年漫画も青年漫画も少女漫画もジャンルを問わず、読むのでこのコンセプトにあまりピンとこないが、漫画雑誌とはそんなにジャンル別になっているものだったか…『青騎士』が刊行されれば、コンセプトはより明らかになるだろう。『青騎士』の告知イラストは、少しレトロな絵柄で好みだった...新雑誌『青騎士』創刊

  • 天地明察

    冲方丁の『天地明察』(角川文庫)を読了。『天地明察』は渋川春海を主人公とした改暦を巡る歴史小説だ。初めてこの本を知ったきっかけは、コミカライズ版『天地明察』の試し読みだった。江戸時代の算術、天文学に興味があったのも確かだが、日時計の前に立つ春海のイラストになぜだか心が動かされた。全9巻の漫画版より上下巻の文庫版の方が、安く済むし、早く読めそうだと思い、文庫を購入した。地の文で“今現在”の目線から史実を語る書き方には好みがあると思うが、さらっと読むにはちょうど良いだろう。(全篇、主人公目線で語られる時代小説と地の文で史実を示すことの多い時代小説があると思うけれど、どうだろうか?私は前者の方が好みだ。)家康により江戸幕府が開かれてから82年後、823年に渡り使われ続けた宣明暦から貞享暦への改暦は、単にカレンダーが変...天地明察

  • 鳴神

    11代目市川團十郎があんまりかっこよかったので、『雷神不動北山桜』の第4幕『鳴神』も観てしまった。鳴神上人を演じるのは11代目市川團十郎を襲名前の9代目市川海老蔵さん。やはり古い作品ほど難しいと実感した。予習なしだったので、字幕と解説がなければ全然理解できなかったのではないかと思う。鳴神上人が雲の絶間姫に惑わされていくところは、かなりドキドキしてしまった。それにしても雲の絶間姫は、色っぽいを通り越して、なんだかふしだらというか、そういう感じがする。朝廷から遣わされた姫…ところで黒雲坊と白雲坊はどうして同じことを繰り返して言うのだろう?間抜けな生臭坊主という印象は強まるけれど、よく使われる演出方法なのだろうか。後半、騙された鳴神上人が激怒する場面は画像の荒さと音声の問題も相まってか、今一つ迫力に欠けると感じた。な...鳴神

  • 切られ与三

    先日、話題にしていた『与話情浮名横櫛』をさっそく観た。与三郎を演じるのは、11代目市川團十郎だ。映像は白黒だったが、思ったよりもずっと観やすかった。今まで観たことがある演目より、書かれた時代も下ってセリフが聞き取りやすかったからだと思う。与三郎が出てきた瞬間、11代目市川團十郎の美しさに感動した。元々美しいお方だが、舞台に立ってより一層美男に見える。映像ではお富と蝙蝠安が話している間、与三郎は見切れていて、その様子が伺えなかったのが非常に残念だった。他に、あらすじを読んでいるだけでは、ほぼ意識しなかった藤八というキャラクターがいいと思った。ただ厭らしいだけの脇役だと思っていたのに、舞台を見れば笑える三枚目だった。予習していても、場面が飛ぶと解説なしには混乱しそうなところに、歌舞伎を観る難しさを感じたが、また久し...切られ与三

  • 初天神

    1月なので小三治師匠の『初天神』を聴いた。初天神は1月25日らしい。親子で初天神に行って、団子や凧を取り合うクスッと笑えるかわいらしい噺で気に入っている。子供が大人を振り回す噺が結構好きで、『桃太郎』や『佐々木政談』、『真田小僧』などよく聴く。今ではよく聴くようになった落語だが、数年前までは全然聴かなかった。雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』はずっと追っていて、「落語」に興味はあったが実際に聴くとなかなか集中できないで、少し退屈に感じていた。けれど、佐倉準さんの『湯神くんには友達がいない』という漫画を読み始めて(青春物で落語の話ではないのだけど)あまりに湯神くんが楽しそうに落語を聴いているのを見てから、なんだか私自身も楽しく落語が聴けるようになった。何がきっかけになるか分からないものだ。余談だが、お正月に機会...初天神

  • かげきしょうじょ!!

    前々から気になっていた漫画『かげきしょうじょ!!』(斉木久美子)を1~5巻まで購入した。色鮮やかな表紙カバーにかわいらしい絵柄がとても気に入っている。かげきしょうじょ!!1(花とゆめコミックス) 斉木久美子 少女マンガ Kindleストア Amazon『かげきしょうじょ‼』は浅草の畳屋の孫・さらさが紅華歌劇団(宝塚を模している)でトップスターを目指す物語だ。2021年のアニメ化も決定している。5巻まで読んだところ、第6幕の扉絵がとても気になった。他の扉絵は紅華乙女たちが描かれている中、第6幕の扉絵は歌舞伎役者でさらさの彼氏の白川暁也が描かれているからだ。以下、にわかのネタバレ有の考察が続くので、悪しからず。扉絵の人物が暁也くんではなく、白川歌鷗さんや煌三郎さんの若い頃である可能性も無きにしも非ずだが、暁也くんが...かげきしょうじょ!!

  • スパイ武士道

    池波正太郎の『スパイ武士道』を読み終えた。何か月か前、アニメの『鬼平』を一通り観たが、池波正太郎の小説を読むのは初めてだと思う。スパイと武士道。あまりピンとこない単語が一緒に並んでいる。「隠密」といってしまえば、それで終わりな気もするが、面白いタイトルだと思って購入した。読み始めてすぐ、なんだか人間が生々しいなと感じた。作中でも、この世は相対的なものだ、というようなことが書かれているが、絶対的な人物も物も出てこない。だからだと思うが、後半に行くにつれてなんだかモヤモヤした気分で読んでいた。主人公の虎之助も、主人に忠義を尽くす他の武士よりはスパイらしいけれど、他のスパイたちよりは武士らしい。登場人物は皆それなりに人間的に厭らしいし、愛おしい。スカッとした読了感はないけれど、こういうのも嫌いじゃない。ところで、最近...スパイ武士道

  • 職員室が怖かった

    愚痴のようなことをあまり書きたくないのだが、いやな気分を解消したくて書いてみる。私は高校生の初めの間、職員室によく質問しに行ったり、先生方積極的に話したりする、どちらかと言えば勉強熱心な学生だったと思う。けれど高校2年生の途中から、職員室が怖くて近づけなくなった。原因はよく覚えていないが、何かきっかけはあったように思う。自分からは職員室に行かなくなり、だんだん先生に呼び出されたとしても怖くて職員室に近づけなくなった。連絡が伝わってなかったのか、と会ったときに笑って流す先生もいたが、怒る先生もいた。怒られて、ますます職員室と先生が恐怖の対象になっていった。職員室のある棟そのものを遠回りしてでも避けるようになり、職員室から見える道路もなるべく通らなくなった。服装違反をしているわけでもないのに、服装検査から逃げ回り、...職員室が怖かった

  • 本をなくした…

    なんてことか、読み途中だった新書をなくしてしまった。読んでいたのは金田一春彦著の『日本語新版(上)』だ。新版といえども改版されたのはすでに30年以上前だから、時代にそぐわない点が多く見受けられる。30年の月日が流れ、著者の語る一般的な日本語は、私にとってあまり聞かないものになり、こうなりつつあると書いていることが、私には普通のことになっている。新書なので読み物としては割と軽く、通学時間にちょっと読むにはかなり面白かった。大学にいるときに忘れたようなので、手元に戻ってくることを期待している。本をなくした…

  • 鶴見中尉は愛する

    ゴールデンカムイ23巻を読んでかなり印象深かった場面があるので書こうと思う。拙い感想に過ぎないが、ご一読いただければ嬉しい。※ネタバレというほどではないですが、気になる方は注意してください。↓ゴールデンカムイ第227話(野田サトル)で、戦場では敵を撃たない兵士が多いという気づいた鶴見中尉は、どうすれば兵士が敵を撃つようになるのかについて、道場の先生にこう語る。「兵士の攻撃性を引き出す原動力となんもんは敵兵への憎しみではねく恐怖でもねく政治思想の違いでもねぇ…」「それはなんら?」「『愛』です」『愛』を何と定義するかという問題があると思うが、同様の考え方は戦争における心理を扱った他のものにも見られる。古代ギリシャの神聖隊は同性愛集団だったそうだが、非常に強い軍隊だったと言われる。性愛ではなくとも、最も大切ともいえる...鶴見中尉は愛する

  • 卒論

    卒論テーマが未だ定まらない。今、興味関心がある分野と所属研究室にギャップが生まれていると感じる、言い訳かもしれないが…2年前に1ヶ月もかけたうえでテーマを苦し紛れに絞り出して、あまり良いレポートを書けなかったときと同じ気分だ。早くこの気分から脱却できればよいが…ところでオタクと呼ばれる人の熱中具合には、羨ましくなるところがある。友人にもアニメ、ゲーム、アイドルなどに時間もお金もかけて心の拠り所としている人がいるが、私の、好きなものに対する接し方は全く温度が低い気がする。お金もあまりかけない。自ら積極的にお金を使うのは書籍を買うことくらいだろうか。卒論

  • 平日なのに…

    平日なのにこんな時間にブログを開いている。週末は時間もあり、読まなければならないものも多くあったのに捗らなかった。大学も4年目になれば友人と会うのも週に1度あるかないか。皆忙しく、あまり接触を増やすのもどうかという点でも気軽に誘えない。実際に対面して話すことがどれほど自身の心に影響を与えているか、ひしひしと感じる今日この頃だ。最近、もう少し丁寧に話しなさいと言われることがあるが、外では「若いのに丁寧に話しますね」と言われることもあるので、そんなにひどい話し方はしていないと思う。家では意識せず気が抜けてしまうのだろうと思われるが、直すことはなかなか難しい。平日なのに…

  • ゴールデンカムイ

    アニメ『ゴールデンカムイ』の第3期の放送が始まった。この作品をきっかけにアイヌへの関心が以前よりは高まっているように思う。作中でアシ(リ)パさんが話していた『パナンぺペナンぺウエペケレ』が面白かったので、今、知里真志保編訳の『アイヌ民譚集』を読んでいる。後記には新しい時代のアイヌとしての想いが綴られているが、85年が経った今でも状況はあまり変わっていないのではないかと感じた。アイヌに限った話ではなく、これからグローバル化と文化の保存はどう両立していくべきか、様々な場所で議論される課題だと思う。ところで二瓶鉄造の名言「勃起!」は下ネタ抜きにしてもなかなか良い言葉選びだと思う。"強い感情や決意がむくむくと湧き上がるさま"を'奮起、興起'などではなく「勃起」と表現した作者のセンスが面白い。濁音で始まる点も、語感的に力...ゴールデンカムイ

  • 音声学

    諸事情により、1年ぶりに音声学の授業を受けた。日本から失われつつある軟口蓋鼻音の話が出てきたが、聞き分けられるかイマイチ自信がない。私自身については、環境によっては軟口蓋鼻音が現れるが大半失われている。祖母はほぼ完全に持っていると思うので、祖母の言葉を聞き分けられるのなら、聞き分けられていると思うのだが…音声学の聞き取り試験はいつもほぼ満点なので、できているのだろうが、どうにも自信が持てない。トレーニングを積み重ねるしかないのだろう。私は方言が強くない方で、関西の友人と長時間話しているとつられてイントネーションがおかしくなることが多い。その直後に人に会うと「方言が出るんですね」とよく言われるが、私自身が本来持っている方言ではないので、苦笑いするしかない。音声学

  • 筋トレと時代小説と

    6か月ぶりに筋トレを再開した。毎日筋トレしてた時とそんなに体形は変わっていないと思っていたが、やってみるとやめる前の半分でヘロヘロになってしまった。食事も制限していきたいが、家族と共に食事する時間は一日1回あるかないかで、その時間を大切にしたいので、なかなかその時間に自分だけ別メニューを食べる気になれない。一人の食事の時間だけでも調整していこうと思う。夏季休暇中、専ら時代小説ばかり読んでいたが、思いの外面白い。勧善懲悪を前面に押し出してくるものは、そんなに好まないけれど何も考えずに気楽に読んでいてもスカッとするのがいいのかもしれない。また最近の時代小説はアニメ化してもスタイリッシュに仕上がるんじゃないかと思うものも少なくない。書店の時代小説コーナーで見かけるのは年配の方が多いが、若い世代にはどのくらい読まれてい...筋トレと時代小説と

  • 野次馬

    事故とか起きるとなぜみんな野次馬しに行くのだろうか。自宅近くで火事が起きたとかなら、一時状況を確認しに行くのは分かる。ずっとみてる人の気が知れない。私はなんだかすぐにその場を離れたい気分になるのに…野次馬

  • 耳が気持ちいい

    耳が気持ちいい、というと最近はasmr動画なんかを思い浮かべるが、私は耳が気持ちいいという理由で、わからない言葉の動画を見るのが好きだ。日本語だと佐世保弁や京ことば、津軽弁なんかが心地いいし、外国語だったら最近はイタリア語とフィンランド語が気に入っている。子供の頃からこういうことが好きなせいか、ラッキーなことに(言語に関して)耳がいいと言われる。音声学で役に立ってるし、新しい言語を学ぶとき聞き取れるようになるまでが早いのでよかった。聞くのは、ラジオみたいに自然に話していてそれなりに長い音源が理想だが、方言だとそういうものを見つけるのは少し難しい。面白い音源があったらぜひ聞いてみたい。耳が気持ちいい

  • アラジン

    昨年公開されたディズニーの実写版『アラジン』はかなり気にいっていて、ブルーレイも買ったのだが、研究室の先生はアニメ版の方がいいと言って譲らない。初めて『アラジン』を見たとき、ムスリムならばジャスミンがこんなに露出の多い恰好をしているわけがないだろう、となんとなく思った覚えがある。まあ魔法の国だからイスラムの国ではないのだろう、とそのときは勝手に納得したが、実際どうなんだろう。中東のことはあまり知る機会がないので、興味のある文芸分野からアプローチしてみようと思ったが、大学図書館にはアブー・ヌワースなどの古い時代の詩歌集とノーベル文学賞を受賞したナギーブ・マフフーズの作品しかなかったので少々残念だった。仏文の先生がアラビア語文学雑誌を取り寄せているそうなので、在学中に一度くらいは目を通したい。アラジン

  • みんなで仲良く

    ふと思い出して書くが、幼稚園や小学校のころ先生方はよく「みんなで仲良くしなさい」と言っていた。いろんな子がいて、より仲が良い子もいれば、あまり気が合わないと思う子もいる。そんな中で"みんなで仲良く"は無理な話だと正直思う。嫌々"仲良く"させられて、不満がたまって、先生の見えないところでイジメが始まるなどということも少なくなかったと感じる。激務の中、ひとりひとりを見る余裕がないのかもしれないが、「みんなで仲良くしなさい」の一言で終わらせるのではなく、気が合わない子との上手な関係の築き方を考えさせることができると良いのかなと思う。みんなで仲良く

  • ラッキーナンバー

    風水とかはあまり信じない質なのだが、個人的に"777"はラッキーナンバーだと思っている。何かに成功するとき"777"が関わっていることも少なくないし、そもそも"7"という数字が好きだ。これが共感覚というものかはっきりとは分からないが、私は数字に色がついて感じられる。"7"は鮮やかなオレンジ色で、見ているだけで気分が明るくなる気がする。ラッキーナンバー

  • 何も考えられない日

    何も考えられない日が多くなって、そんな日々から抜け出したくてブログを始めたけれど、やっぱり何にも考えられない日が多い。今日も大したことしてないのに疲れたな。ずっと家にいたのにもっと静かなところで一人になりたくなる。何も考えられない日

  • 残暑

    少しは穏やかになったものの30度越えの日々が続き、今年の残暑も厳しい。暑くてなかなか眠れないので、眠くなるかと夜な夜な本を手にとるものの、眠れないまま気づけば朝ということを繰り返している今日この頃だ。おかげで読書は捗るものの、生活リズムが乱れてしまった。ところで、最近気に入っている小説は、野口卓の「よろず相談屋繁盛記シリーズ」だ。将棋会所と相談屋を営む青年・信吾を主人公に、あれやこれやの事件が起こる痛快な時代小説だ。信吾の成長に関心するが、信吾とたった1つしか違わない私はこんなに大人になれないとも思う。時代も違って、社会に出る年齢も上がった今と比べてもしょうがない気もするが…大変なことも多いのは分かっているが、昔ながらの商人の在り方には憧れるところがある。幼い頃から「祖父が生きていたら仕事についてまわりたい。」...残暑

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、yamamotoさんをフォローしませんか?

ハンドル名
yamamotoさん
ブログタイトル
飛んでけ、水曜日!
フォロー
飛んでけ、水曜日!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用