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2020/09/21

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  • DATの再修理完了

    30年近く前に購入したSONYのDATDTC-A7の修理を北海道の業者さんにお願いしましたが、修理が終わり無事届いたときは往年の音が再現できたと喜んでいたのもつかの間、なんかの弾みで蓋が開かなくなりました。それで業者さんに再修理をお願いしたのですが、向こうに届いてチェックしてもらったところ、ちゃんと蓋は開閉できるとのことでした。あら面妖な!そのままだとまた開かなくなる可能性が当然ありますので、開閉に使っているモーターを新しいものに交換してもらうことにしました。それが無事届きましてラックにインストールしました。下にあるのは同じ業者さんに修理して頂いたカセットデッキA&DGX-Z9100です。こちらは問題なく稼働しています。交換したモーターも送ってもらっています。良心的な業者さんです。私のDATの修理状況です。業者...DATの再修理完了

  • 弦の追加注文

    一部間違えて注文してしまっていたので、Gamut社に再度注文を入れました。注文した弦は数本で、1600円くらいですが、送料がなんと5000円を超えました。それも今回は低額なので税金はかかってないとのことです。アメリカ向けの航空貨物運賃が相当値上がりしているのは知っています。先日米国在住の娘に荷物を送ったときでも1キロちょっとで3000円台の運賃でした。アメリカから送るにしてももう少し安いオプションはあると思うのですが。早く到着するのはいいのですが、これではちょっと高すぎます。前回のオーダーで弦の購入代金84.54ドルに対して送料は42.20ドルで、今回の追加注文より少し安いです。まぁこれはドル高が進んでいるのでそのせいだと思います。そして前回の場合はOverSeastaxesというのが34.73ドルかかっていま...弦の追加注文

  • 早くも到着

    先週末注文した弦のうち、Gamut社の分が早くも到着しました。今朝UPSから明日到着しますというメールが来ていましたが、ブツは1日早く到着しました。Aquila社もオンデマンドの弦が完成したみたいで、昨日案内が来ていましたので、PayPalで送金しました。Aquila社も以前とは異なり事務手続きが日本なみに確実で早くなってきました。スイスにいた頃Aquila社に弦を注文して1ヶ月くらいたってもちっとも来ないので電話をかけたらいろいろ言い訳をしていましたが、要する忘れていたみたいでした。電話をして翌々日に弦は届きました。Gamut社の分で実は注文を間違っていたものがあったので、再注文しました。送料をまた払わなければならないのでもったいなかったですが、仕方ありません。Gamut社から買ったナイロン弦0.64mmをバ...早くも到着

  • 受付終了

    10月21日(木)開催予定の今村泰典講習会ですが、受講生の枠が埋まりましたので、受付を終了させていただきます。聴講生は引き続き募集しています。政府が緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置を全解除するとのことですので、10月21日は無事開催を迎えることができそうです。その前の10月3日のバロック音楽の旅14第一回講座も無事開催できそうでほっとしています。こちらの方は会場を借りることができなくなったらどうしようかという対策まで考えていましたがそれはもう必要なさそうです。今村講習会はぐっと若い方が増えました。10代の方が2名、20代が2名、あと30代、40代と続いています。10年前に開催された同氏の講習会では50代以降の方ばかりでしたが、その方たちも今や60,70代です。中にはもう気力が衰えたり連絡が途絶えてしまった...受付終了

  • 伊勢湾台風襲来62周年

    今から62年前に当地方は今でいうスーパー台風「伊勢湾台風」に襲われました。被害にあった地域は三重県の北部、愛知県の南西部、名古屋市南部などで死者は5000人を超えました。被災地には伊勢湾台風の慰霊碑が建立されていますが、桑名市内には3つの碑があります。そのうちのひとつ、昭和37年に建立された伊勢湾台風不忘碑には次のように記されています。最大気圧940.0mb、瞬間最大風速51.3m/s、死者202名、家屋全壊259世帯、家屋流失135世帯、家屋半壊1649世帯、床上浸水4791世帯、床下浸水1138世帯、公共施設被害41億8千万円・・・これは書かれているように桑名市内の分だけです。旧市街と低地にある田園地帯が壊滅的な被害を受けました。この床下浸水1138世帯に我が家も含まれています。この不忘碑の場所から堤防沿い...伊勢湾台風襲来62周年

  • 弦を注文する

    リュートの弦は残念ながら日本製がないし、そもそも日本で売っていません。(少しくらいは手には入りますが)いつもネットで注文する訳ですが、今回もGamut,Aquila,Stringbymail各社に注文しました。Stringbymail社はSavarezのカーボン弦(KF弦)を購入するときにいつも使いますが、ここは対応が早く、送付も手紙みたいに封筒に入れて送ってくれるので送料が安いです。今回はガット弦は購入しませんでしたが、今年後半にいくつか予定されているコンサートに備えてナイロン弦、ナイルガット弦、ローデドナイル弦をAquila,Gamut両者に注文しました。現在テオルボのミッドレンジまでガットを使っていますので、ガットでコンサートをやってもいいのですが、まぁ念のために安定の合成樹脂弦です。昨今は航空貨物運賃が...弦を注文する

  • 感染対策用スクリーン完成

    バロック音楽の旅14第1回講座開催までいよいよあと9日です。例年でも第1回目はいろいろ準備が大変ですが、今年はさらにコロナ対策が加わり大わらわです。他のクラシック系のコンサートにおける対策と同様、検温・手指アルコール消毒を行い、受付にスクリーンを設置、マスク着用・ソーシャルティスタンスをお願いする予定です。検温と手指アルコール消毒は市販のものを購入しました。スクリーンも市販のものを購入しようかと思いましたが、なかなかいいのがありません。受付のテーブルは一般的な会議用テーブルです。こちらは座り、入場者は立っているわけですが、市販品の多くは高さ60cmまでしかありません。テーブルの高さは60~70cmですから、立っている方の顔が隠れるようにするには高さ90cmくらいのスクリーンが必要です。市販品は病院の立ち位置の高...感染対策用スクリーン完成

  • オペラの演出

    日本ではオペラの上演は極めて限られていますが、ヨーロッパでは歌舞伎座や御園座のように長期公演している専用の劇場が沢山あります。私の住んでいたバーゼルにもオペラハウスがありましたし、チューリヒにもありました。でもこれらの劇場にオペラを見に行き、古い時代の衣装でモーツァルトのオペラが見られると期待していくと驚くことがあります。ロンドンでロイヤルオペラのリヒャルト・シュトラウス作曲「ナクソス島のアリアドネ」を見たときは大体上演当時(とおぼしき)スタイルでしたが、フランクフルトで見たヘンデルのオペラは人形劇風でした。完全に換骨奪胎して作品は200年前のものだがステージは現代のものという演出も多いそうです。ファッションデザイナーの山本耀司氏がワーグナーのオペラの演出を担当したときも斬新なものにしたと、氏の新聞コラム(日経...オペラの演出

  • 自民党総裁選

    自民党の総裁選挙が熱戦を繰り広げています。このコロナ禍において街頭演説や地方に行くことはそれほどできないでしょうから、テレビやネット、SNS上の戦い、少し大げさに言えばサイバー戦みたいになっています。ここではどの候補者がいいのか悪いのかとか、各政策がここに問題があるとか意見や不平不満は申し上げませんが、ひとつ興味深いことがあります。それはネット調査と世論調査ではかなり方向が異なっていることです。ネットでは河野氏、高市氏が人気ですが、新聞社などが行う世論調査では河野、岸田、高市各氏の順です。特に高市氏はネットでは人気みたいでツイッターのフォロワー数ではトップです。このようなねじれ減少が顕著に見られるに至ったのは多分今回が初めてではないかと思います。「ネット民」は比較的若い年代の人が多いと思いますが、彼らは一番「保...自民党総裁選

  • 危険な川遊び

    先日桑名市内の員弁川(旧市街の人は町屋川と呼んでいますが)で川遊びをしていて行方不明になっていた中学生が遺体で見つかりました。謹んでご冥福をお祈りします。とても痛ましい事故ですが、亡くなられた中学生は地元の人ではないそうです。ニュース映像によりますと県道63号線から正和台に向かう橋(坂井橋)の橋脚から川に飛び込んで遊んでいたようです。ここは水深はそんなに深いところではないと思いますが、なにせもう10月に近いこの時期ですので水温はかなり低かったのではと思います。私が中学生の頃はもう少し下流のJR関西線の鉄橋下付近でよく泳いだものでしたが、川水は7月の終りでも結構ひんやりしていたのを覚えています。1時間以上泳いていると唇が紫色になってきて、それが川遊びを止めるサインでした。冷たい水に長時間入っていて体温が下がり何ら...危険な川遊び

  • GRヤリスRSレビュー

    ちょうど四日市に行く用事がありましたので、帰りに市内のTOYOTOWNに寄ってみました。TOYOTOWNはトヨタの全車種が置いてあるとても大きな販売店です。ここにGRヤリスRSの試乗車があるということなので、飛び込みで訪ねてみました。情報通り試乗車はちゃんとありました。すぐに試乗車を用意していただきました。さすが超強力販売店です。お店のお姉さんからキーを頂きましたが、15分くらい走ってきてくださいとおっしゃる。普通こういうときは助手席にお店の人が同乗するのですが、コロナ対策ということでひとりで試乗することになりました。なかなかこういう機会はありません。結局40分くらい走っていましたが。(笑)夕方で幹線路は混んでいましたので、少し空いている道を選んで走ってみました。残念ながら時速100km超のスピードを出すところ...GRヤリスRSレビュー

  • 懐かしの楽器たち(21)最終回

    大学受験で浪人したらまた一年間ギターが弾けなくなるので必死で勉強しました。そのかいあって名古屋市内の大学に無事合格致しました。将来音楽で留学をするつもりでしたから学部は英語に決めていました。大学で身に着けた英語力は図らずもいろんな面でその後の人生を支える役割を果たしてくれました。もっとも本来の目的である留学をしたのはその33年後でしたが。(笑)大学合格祝いに河野ギター6号を親に買ってもらいました。この楽器は今も持っています。大学は2年生まではきちんと勉強していましたが、3年生になると突如授業には出ずにギターに専念します。3年生の始め頃に最初のリュートを買ったことはこの連載の始めの頃に書きました。ギターは1974年の12月に四日市で演奏をしたのを最後に人前では演奏をしていません。というかウチでもほとんど弾いていま...懐かしの楽器たち(21)最終回

  • トヨタ・ヤリス・レビュー(2)

    次にオーディオを見てみましょう。少し前からヨーロッパ車ではCDプレーヤーが付属せずいわゆるディスプレイオーディオになってきていましたが、日本車もすでにこの流れになっています。CDの盤を後生大事にして音楽を聴いているのは今やおじいさんだけということでしょう。ヤリスのオーディオシステムはとても明快でわかりやすいし音もウチのF56のミニよりはかなりマシです。(いい音とは言いませんが)ただひとつだけ大きな問題があります。それはフォルダの階層がひとつだけしか認識しないということです。私は大体は2階層から3階層ときにはそれ以上の階層を作ってUSBに記録しています。それがヤリスのシステムでは一番下の階層だけがずらっと出てくるものですから、選曲が大変です。この点は改良してほしいところです。ヤリスも5ドアハッチからGRヤリス、ヤ...トヨタ・ヤリス・レビュー(2)

  • トヨタ・ヤリス・レビュー(1)

    愛車のミニクロスオーバーF60を点検に出しましたので、代車のトヨタ・ヤリスに乗っています。ディーラーの代車はミニを貸してくれるときもあるのですが、大体はトヨタ・ヴィッツでした。昨年の2月にヴィッツがフルモデルチェンジして外国での車名ヤリスに統一、そして早くも今年の5月にマイナーチェンジをしました。代車のヤリスは昨年の7月の登録ですから初期モデルになります。運転してすぐ気がついたのは、車内に安っぽい音が入ってこないことです。ミニからヴィッツ(代車)に乗り換えた時は、いかにも安物の車に乗ったという感じがしましたが、今回のヤリスの場合はそれほど落差を感じませんでした。1KR-FE型996cc3気筒のエンジンはパワーこそ非力ですが、3気筒としては振動は少なく音も静かです。CVTのチューニングも随分改善されています。ヴィ...トヨタ・ヤリス・レビュー(1)

  • 懐かしの楽器たち(20)

    晴れて近所の県立高校に合格したご褒美に親からクラシックギターをプレゼントしてもらいました。ヤマハの1万か2万くらいの楽器でした。それでも「壊れていない」楽器が弾けたことはとてもうれしくて毎日喜んで弾いていました。高校に入ると吹奏楽部に入りました。実は中学校でも2年生の秋ごろにできた吹奏楽部でトランペットを吹いていました。3年生の夏にはコンクールにも出場しました。しかし高校ではトランペットではなくクラリネットを選びました。でも夏の野球部の応援やら曲の選曲やらでここは自分がいるところではないと感じ、二学期には退部しました。それでも夏のコンクールのために練習をした課題曲、兼田敏作曲の「バンドのためのディベルティメント」は今でもよく覚えています。楽器は学校の吹奏楽部の楽器です。吹奏楽のみんなからは、早くも受験の準備に入...懐かしの楽器たち(20)

  • 懐かしの楽器たち(19)

    ヴァイオリンを弾かなくなったあとしばらく「楽器浪人」をしていましたが、中学生になると折しもギターブームの到来がありました。クラシックギターなら弾いていても友達の輪に入れないどころか、上手に弾けたら一目置かれる存在になるのです。これなら大丈夫とばかりギターに飛びつきました。2年生の秋ごろでしたか。時代は着実に変わって来ていました。ギターの「初舞台」です。(左から二人目)三年生の三学期の予餞会でのひとこま。演奏した楽器はウチにあった表面板が少しはがれかかっていたギターでした。父親が編曲した「鈴懸の径」という曲をみんなで演奏しました。写真をよく見ると私だけ暗譜です!もっとも他のメンバーも譜面台の楽譜は見ていませんが。(笑)父親は元関東軍の狙撃手で終戦後ソ連の捕虜となりシベリアの収容所で5年過ごしました。もともと楽器の...懐かしの楽器たち(19)

  • 秋田犬

    先日のニュースによりますと、近所の秋田犬が気に入らないので、石を投げたり棒でつっついたりした輩がいたようです。普段はほえない犬らしいですが、その男にはよくほえたそうな。もともと秋田犬の性格はおとなしく従順ですが、いざ飼い主が危機にさらされると果敢に敵に挑むと言う、犬の見本のような犬です。忠犬ハチ公も秋田犬ですよね。この男は犬からみるときっとよからぬ「敵」に見えたのでしょう。テレビのニュース映像を見る限りその秋田犬はまだそんなに大きくはなっていないようですが、そのうちもっと大きくなっていくでしょうから、その男(近所の人らしいです)は力関係が逆転し、恐れて近づくこともできなくなるかもしれません。私の娘一家はカリフォルニアの田舎でメスの秋田犬を飼っていますが、やって来たときはこんなにかわいい子犬で、テンシと名付けまし...秋田犬

  • Apple Watch 使用記

    AppleWatchを使い始めて約1カ月がたちましたので、前のスマートウォッチSONYWena3と比べた使用記を書いてみましょう。今のところAppleWatchにハードやソフトにまつわる不具合はひとつもありません。BluetoothによるiPhoneとの接続もごく当たり前のようにできています。というかこれが普通ですよね。結局Bluetooth接続が安定的にできることの方が少なかったWena3は「趣味的」に過ぎます。バッテリーの持ちは丸2日は無理かな、というAppleWatchに対してWena3はとても優秀で、使用期間中充電のことを考えたことはありませんでした。最近あまり充電していないなと思ってバッテリ残量を確認すると40%台でまだまだ余裕というのがWena3でした。初代AppleWatchは一日でアウトでしたか...AppleWatch使用記

  • 懐かしの楽器たち(18)

    ヴァイオリンを習い始めた小学校の1年生の時、父親が担任の先生に言いふらしたようで、あるとき教室で先生が「ショージちゃんはヴァイオリンを習っています・・・」とおっしゃったとき、みんなの好奇の目が私に注がれてとても居心地が悪かったのを覚えています。何せ田舎で普通の庶民の街に住んでいましたから、ピアノやましてはヴァイオリンなんて男の子が習うようなものではない、という空気がアリアリ。自分のクラスにはピアノが弾ける男子はいませんでしたし、ヴァイオリンなんてもっといません。1950年代の地方ってまぁこんなもんだったのでしょう。当時ヴァイオリンを習っているということが友達付き合いを危うくさせる感じがして、結局私はヴァイオリンより友達付き合いを選びました。もっともヴァイオリンの技術的な点で少し壁にぶつかっていたことも事実でそれ...懐かしの楽器たち(18)

  • 修理が終わりました。

    北海道の業者さんに出してあったカセットデッキA&DGX-Z9100とSONYのDATA7が帰ってきました。いやぁ2台とも貫禄がありますねぇ。今時の軽々しいデジタル機器とは比べ物になりません。早速30年くらい前に録音した作品を聴いてみました。最近ソニーのデンスケで聴いてアナログソースの美しさに驚いたものでしたが、今回もその思いを新たにしました。いわゆるレコードからのコピーとかFMチェックではない、一次ソース(シンセサイザの音)から直接ミキサーを通して録ったものですから音の深みは格段に違います。それにしてももう30年以上も経っているシロモノなのに、このメタルテープの保存性能は素晴らしいです。全く音の劣化やテープのひずみはありません。30年くらい経ったCDの何枚かは読み取りが上手くいかないものがありますから、ちゃんと...修理が終わりました。

  • 懐かしの楽器たち(17)

    さて21世紀に入ってから購入したりお譲りした楽器は「懐かしの楽器たち」ではありませんので、リュート系の楽器についてはこのくらいにしたいと思います。あと楽器として懐かしいのは小学校に入った頃のヴァイオリンですが、これはもはや影も形も残っていません。多分これがヴァイオリンを弾いている私と思われる唯一の写真です。どの子が私なのでしょうか。父親が作った写真アルバムに貼ってあった写真です。まさかよその子供の写真を貼る訳はないので、この写っているだれかが私なのでしょう。そういや記憶があるようなないような。しかしヴァイオリンは小学校の3年生頃に「足を洗う」ことになりますが、この短い間、もっとも当時の私としては人生の1/4くらいは費やしたわけなので長かったのですが、得られたことはとても大きなものがあります。当時の貧乏人の倅では...懐かしの楽器たち(17)

  • 懐かしの楽器たち(16)

    松尾淳氏の楽器は私の生徒さんも何人か使っていますが、とても精緻な作りで音が出しやすい楽器です。すでに紹介しましたように私もリウト・ア・ティオルバートを1990年頃に購入しましたし、スワンネックのドイツテオルボも1999年に購入してコンサート、録音で使っていました。三重県関町でのひとこま。バッハの1006aプレリュードを弾きました。これらの楽器は音が軽く出て弦高も低く、とても弾きやすい楽器でした。弦長の長いバロック・リュートでは弦の総張力が高いためネックがそったりブリッジのあたりが少し浮き上がったりすることがあります。その結果弦高が上がり弾きにくくなるのですが、松尾氏の楽器はそいういったことがほとんどなく、7フレットでの指盤・弦トップの距離が3mm台前半という驚異的な値をキープします。この楽器を使った録音が少し残...懐かしの楽器たち(16)

  • 懐かしの楽器たち(15)

    88年にルーデスに注文を出したもののその後手紙を出してもちっとも返事がありませんでした。今みたいに何度も電子メールを出して催促することはできなかった時代です。実はアンサンブル用にリウト・ア・ティオルバートが欲しかったので90年頃に松尾淳氏に作ってもらっていました。ところが94年の春頃、もうすっかりあきらめていた頃です、ルーデスからここ数カ月で楽器が完成するという手紙がきました。ということで前回のスペイン旅行に相成ったなったわけです。さて1995年のコンサートの録音です。まだ出来て間もない楽器としてはとてもよく鳴っています。シェドヴィル(伝ヴィヴァルディ)/ソナタト短調マンチーニ/ソナタト短調スカルラッティ/ソナタハ長調(ソロ)スカルラッティ/ソナタヘ長調(ソロ)演奏:ムジカ・レセルヴァータ(リコーダー古橋潤一、...懐かしの楽器たち(15)

  • デジタル録音の落とし穴

    ネット配信やストリーミング音楽では圧縮されたmp3形式多いですが、ひところのmp3に比べると随分音がよくなってきました。昔のLPレコードを大した性能ではないオーディオで聴いていた時代と比べるとはるかにいい音になったと思います。当ブログでときどき公開する音源もmp3です。もちろんアナログのLPレコードも初期プレスのものを100万以上かけたオーディオで聴いたら多分ハイレゾよりいい音がするのではないかと思います。昔、まだCDが普及する前に名古屋市には輸入物の初期プレスのレコードばかり扱っていた店もありました。Kレコード店というお店でしたが、そこの親父は不愛想でものすごく頑固者でしたけど、音の良しあしはよくわかっていたのでしょう。最近昔のカセットラックを整理していましたら、1990年に作曲し、それをメタルテープ録音した...デジタル録音の落とし穴

  • 懐かしの楽器たち(14)

    1988年にイタリアのウルビーノで開催された古楽講習会に参加しましたが、そこである受講生が持っていた楽器がとてもよく鳴るのに感銘を受け、製作家の名前を聞きました。製作家はルーデス・モレーノ・ウンシージャという女性でした。早速手紙を書き(その頃はまだメールという便利なものはありません)リウト・ア・ティオルバートを注文しました。彼女は当時スペインのエルエスコリアルというところに住んでいましたが、現在はスイスのバーゼルのすぐ近くのフランスの街に住んでいます。楽器が完成したのが1994年の秋ごろでした。完成間近になって彼女は近所に配送業者がいないので、取りにきていただくしか方法がないと連絡がありました。それならということでお正月を挟んで家族4人でスペイン旅行も兼ねて取に行くことに。もっともスペイン旅行と言ってもあまり日...懐かしの楽器たち(14)

  • SONY DAT WMD-DT1発見

    本棚の上の方にずっと置いてある箱の中を何げに開けてみましたら、SONYDATWMD-DT1とDATテープが出てきました。WMD-DT1を買ったことは覚えていましたが、すっかり存在を忘れていました。WMD-DT1電池駆動が可能なポータブルDATプレーヤーで、長さは11cmあまりです。購入したのは1993年ですからもう28年も前です。今ではすっかり過去の存在になってしまったDATですが、当時は最新の記録メディアとして将来を有望視されていましたが、テープを使っていることで特別なハードウェアが必要なことから、結局は普及せずに消えて行きました。このWMD-DT1のテープを入れるメカはなかなか凝っています。電動式ではなく手で開けます。ふたを開けたところ。テープを入れました。ふたを開ける様はなんか昆虫が羽を広げる感じで、よて...SONYDATWMD-DT1発見

  • 懐かしの楽器たち(13)

    いいことづくめのデュルビースワンネックですが、実はいくつか問題もあります。音量が大きなのはいいのですが、少し大味なこと、とても華奢な作りでそれゆえ故障が多いことです。実際何回もナットより上部のひねりがある部分が折れるというアクシデントに見舞われました。弦高も上がって弾きづらくなってきました。この楽器はパーツの接合部にマージンが少なく板も薄目なので非常に修理技術が要ります。日本人の某製作家に修理を頼んだ時はしぶしぶ受けてもらいました。でも次は割に合わないのでもう受けないと言われました。ひねり部の修理はその都度なおしてもらってきたのですが、どうも材質的な問題があるようで、あるときとうとうもう修復不可能なレベルで折れてしまいました。そこで九州の松尾淳氏に修理というか再生をお願いするはめになりました。某製作家が2回目の...懐かしの楽器たち(13)

  • 懐かしの楽器たち(12)

    正確な年代は忘れましたが、90年代に入ってからだと思います。今村泰典氏からデュルビー作のスワンネックバロックリュートを譲っていただきました。当時デュルビーのバロックはもう1本持っていましたが、バスが充実した楽器が欲しかったので氏に格安で譲っていただきました。82年に入手したデュルビーバロックはセバスチャン・シェレのモデルですが、ボディが深く、明るい音が鳴るデュルビーの中においてはしっくり目の感じの音が出る楽器でした。今村氏に譲ってもらった楽器はホフマンモデルで浅めのボディであることもあり、音量があり派手な音がする楽器でした。90年代は何回も山梨の古楽コンクールに出ましたが、全てこの楽器を使っています。コンクールの会場が800名のキャパがありかつあまり響かないところで、リュートには誠にハンディがある会場です。リュ...懐かしの楽器たち(12)

  • 雷電

    自動車雑誌ベストカーのWEB版に局地戦闘機雷電の記事がでていました。ベストカーWEB版の記事記事で紹介されている機体は実際に記事で紹介されている博物館で見たことがあります。2017年に撮影このずんぐりむっくりの胴体の雷電戦闘機は子供の頃から大好きで、そのうちプラモを作ってみようかなと思ってはいますが、なんか塗装がめんどくさそうなのでなかなか手を出せません。先月行った河口湖自動車博物館飛行館で終戦直後の厚木基地のカラー撮影のビデオを見ました。厚木基地の第三〇二海軍航空隊所属の雷電が米軍監視の元、日本人兵士がスクラップ場まで手で押していく行く映像はなんか哀れでした。日本は敗戦国なので1945年までに日本人が作って来た航空機はほとんど残っていないのが現状です。でも現在残っている分だけでも産業遺産としてきちんと評価し後...雷電

  • 金メダル噛み

    世の中様々な話題が目白押しでもうさすがに登場しなくなりましたが、某政令都市の市長さんの金メダル噛みの話。あの市長さんは失礼ながらあまり品のいい方とはお見受けしません。某市の音楽関係の方からは、文化芸術に全く理解がないという声も聞こえて来ます。私個人的にはあの方の方言(昔タモリがエビフリャーといってからかっていた方言ですね)はとても汚く乱暴で押しつけがましく聞こえます。日本の東西の方言の大境界線のそばに住んでいますので、ネイティブの方も桑名に来ることも子供の頃は多く結構耳にしていました。懐かしの楽器たちのシリーズでも紹介しましたギター製作家加納木魂氏のお母さまもその町の方言でお話をされていましたが、若い頃私が加納氏のスタジオを訪問すると「よー来てくだしゃーしたなも」みたいにとてもゆっくりと豊かな抑揚をつけて声を掛...金メダル噛み

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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」
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