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2020/09/21

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  • Larsの楽器が完成しました。

    2年半ほど前にスウェーデンのLarsJoennsonに頼んでありましたルネサンス・リュートが完成しました。私の生徒さんの楽器です。Tieffenbrucker(Vienna)の楽器を少しスケールダウンした楽器で、弦長59cmのかわいらしい楽器です。リブは11枚、柄の入ったメープルに黒いスペーサーが入っています。ネック、指盤、ペグボックスは黒檀の突板です。ロゼッタはこんな感じです。6,7コースのバス弦はローデド・ナイルガット弦が張られています。私もLarsのバロック・リュートを3年ほど前から使っていますがとてもいい楽器です。それと同じ楽器を別の生徒さんが注文されていて、そちらは来年の春頃に送られてくる予定です。彼のメールでは今ストックホルムでは第2波の新型コロナウィルス蔓延で大変なことになっているとのこと。スウェ...Larsの楽器が完成しました。

  • 新・情報7daysで日産リーフの大宣伝!

    昨日の新・情報7daysというテレビニュース娯楽番組で長々と日産リーフの宣伝を番組内でやっていました。名目はSDGsプロジェクトの一環ということですが、どうみてもリーフの宣伝に見えました。この番組のスポンサーである日産の意向(圧力?)だったのだろうとは思いますが、CM枠外でこれほど長くスポンサーの宣伝まがいのもの使うというのは公共の電波の使い方としてはどうなんでしょう。番組では「電気自動車は電池として使え災害になった時などにスタンドに並ばなくてよいため評判を呼んでいる」なんて言っていましたが、これってウソッぱちです。私は災害と言えば子供の頃に罹災した伊勢湾台風を思い浮かべるのですが、もし電気自動車が普及していてあの状況下に遭遇したなら電気自動車ごとやられてしまうのは明白ですから災害時には何の役にも立ちません。む...新・情報7daysで日産リーフの大宣伝!

  • 全てオンライン・レッスンに

    名古屋市の新型コロナ感染状況はとても厳しい状況です。札幌と比べてもそんなに差がないほどひどい状況なのに、なぜかちょっとマスコミの報道も少なめで危機感が足りないような気がします。県では名古屋の錦三地区の飲食店舗を中心に営業時間制限を呼び掛けていますが、もはやそのレベルではないと思います。いたるところが感染場所になっていて、医療状況も逼迫している状況(今日の新聞報道)ですので、名古屋GoTo関連事業の停止と不要不急出入り自粛を呼びかけるべきだと思います。私は名古屋市でもレッスンをしていますが、自主的に行動制限をかけまして、すべてオンラインで行うことにしました。自宅教室は5月くらいからオンラインですので、これで全てのレッスンがオンラインになりました。開始した当初はオンラインだと不便なことがあるかも知れないと思いました...全てオンライン・レッスンに

  • Sibelius 更新

    楽譜を記述するコンピュータソフト、Sibeliusシベリウス(英語圏の人だと「サイベーリアス」ってなまって言ってます)を3年ぶりに更新しました。何年か前からSibeliusはサブスクに移行していますが、私は3年に一度の支払いにしています。このSibeliusもはや一家にひとつの必需品です。日本ではなぜかFinaleが多いみたいですが、世界的に見るとSibeliusの方が多く使われています。(あくまでも1ユーザーの感想であまり根拠はありませんが、バーゼルにいたときは皆SibeliusでFinaleの人は見たことがなかったし)クラシック系の音楽をする人には楽譜はつきものですが、コンピュータで清書してみようという方はぜひ奮発してSibeliusを使うといいと思います。中途半端なフリーのアプリとか最近出たばかりの発展途...Sibelius更新

  • イメージは変わりゆく

    時を経るとものごとのイメージは変わっていくものです。最近聞いた話では、政党の共産党というのは若い人たちのイメージでは保守的なんだそうです。一方自民党の方はというとむしろ革新的だそうな。多分共産党や立憲民主党あたりの政治家は「護憲」を叫び、対する自民党は「改憲」を訴えていることからくるイメージなのかも知れません。その話を聞いたときはたまげましたが、理由を考えてみるとそうなのかもと納得できる感じです。自動車メーカーのイメージだと、当ブログでもときどきレビューを書きますマツダには実はワタクシ、根っこのところでよくないイメージが残っています。というのも子供の頃父親が購入したマツダR360という軽自動車は調子が悪くよく故障しました。冬にエンジンがかからず家族総出で「押しがけ」をしたこともありました。雨漏りもしましたし。そ...イメージは変わりゆく

  • 三島由紀夫没後50年

    今日は三島由紀夫が市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地で自決してから50年になります。そのころ私は大学1年生で、大学から帰宅する途中、名古屋の栄にある本屋さんをフラフラ歩いていて目にしたのが、「三島由紀夫氏自決」の文字でした。それは結構低い位置にあったと記憶していますが、B4くらいのサイズの紙に筆で書かれていて、落語の演目帳のようなものに貼られていました。そのころまでに三島作品で読んだのは「潮騒」と短編の「憂国」くらいしかなかったのですが、三島由紀夫という作家はとても有名でしたのでとても驚きました。しかも行動を共にした盾の会のメンバーに四日市出身の人がいたということで、妙に近いものを感じたものでした。1年ほど前に「潮騒」を読みなおしてみました。どうしてまた読む気になったのかというと、本棚にあった北杜夫の「楡家の人々」を何気...三島由紀夫没後50年

  • マツダMX-30好評発売中!(後編:試乗)

    試乗の前に以前なら用紙に住所氏名を記入するのですが、今はiPadで入力します。以前に私の名前は入力したことがあるので、その旨伝えて、いよいよ試乗です。隣にディーラーの若いお兄さんが同乗します。ディーラーの駐車場から歩道を越えてよく注意して右折します。試乗は国道23号線を経由して高速道路入り口に続く一本道で、料金所の手前で折り返すコースです。試乗のときまず注目するのは、ディーラーの駐車場からスタートして最初の信号交差点あたりまでの走りです。この間はスタート、段差乗り越えまたスタート、そして停止がありますが、その間で車の素性が大体わかるものです。あまり作りのよくない車だと、ボディがかすかに軋んだり、室内に安っぽいノイズが入ってきたりするものですが、MX-30はとてもそういったノイズは全くなく、2クラスくらい上の車に...マツダMX-30好評発売中!(後編:試乗)

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(31)最終回

    今回は第4楽章108小節目~最終小節です。107小節目から始まっている「シメのフレーズ」が続いています。前回も書きましたが、前半のシメのフレーズは属調のハ長調、後半のそれは原調のヘ長調です。前半は「シメのフレーズ」は1回だけですが、後半ではもう一回繰り返します。今度はリュートから始まります。ただ対応関係が変則的です。本来なら、リュートの115-116小節のフレーズと同じものをヴァイオリンの116-117小節で繰り返すことになるのですが、もともと同じ形で受けていないのでこういう形になります。これは7thの音が響くように変更したためです。同じ音型の受け答えだと響きはちょっと平凡になります。115小節目の冒頭には、「P」(ピアノ)と強弱指示が書かれています。(楽譜では抜け落ちてしまいました)<(__)>「シメフレーズ...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(31)最終回

  • マツダMX-30好評発売中!(前編:外観内装チェック編)

    10月に発売になりましたマツダMX-30に試乗してきました。10月の初めにはまだ近所のマツダショールームにはなかったのですが、最近前を通りましたら置いてあったので早速試乗を申し込みました。たまたま私が行ったタイミングがよかったのですぐ試乗することができましたが、試乗車に乗りこむ頃には3人くらいの方が試乗待ちしていましたので、かなりの人気なんだと感じました。試乗車の用意ができるまでに、屋内に展示してある別のMX-30で外観、内装をチェックしてみました。外観でいままでのSkyactiveTechnologyシリーズのクルマと大きく異なっているのはフロントグリルです。少し小さくなりましたが、彫りが深くなかなかキュートです。Skyactive以降のマツダ車はマツダ車としての統一感を出すために、基本的に同一言語によるデザ...マツダMX-30好評発売中!(前編:外観内装チェック編)

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(30)

    今回は91小節目~107小節目です。前回の90小節目アウフタクトから第4楽章の最初のテーマが現れますが、すべてのフレーズではなく92小節目で途切れます。93小節目からはリュートソロフレーズです。ここではいままで同様ヴァイオリンパートは2拍目に四分音符が入るだけの「遠慮がち」なフレーズです。しかしこのリュートソロも長くは続かず次のフレーズに移ります。このように第4楽章の後半では今まで出てきたフレーズの再現はありますが、そのまま出したのでは退屈になりますから、形を少し変えたり短縮された形で再現されます。100小節目からは前半の7小節目からのフレーズが再現されますが、再現されるのは12小節目までの6小節です。106小節からバス抜きでヴァイオリンとリュートが掛け合いをする「シメのフレーズ」が続きます。この「シメのフレー...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(30)

  • 5つの「小」

    新型コロナの感染が急拡大しています。私の住んでいる三重県でも一昨日の17名につづき昨日は21名の感染者が出ました。今日はどうなるんでしょう?東京都の小池知事は、感染予防として「会食」に的を絞った方策を打ち出しました。それが5つの「小」です。「少人数」「小声」「小一時間」「小まめ」「小皿」の5つです。プラス「こころづかい」も入れています。私からもうひとつ、by「小」池。(笑)感染経路のかなりの部分が家庭内や職場の感染ということで、以前よく話題になった夜の街での感染は少なくなっているようです。でもよく考えると家庭とか職場の感染というのは要するに、そこの前にどこで感染したかがわからないということですよね。感染経路不明とはいうものの「会食」あたりが一番クサイというので、小池都知事は5つの「小」を打ち出したのでしょう。「...5つの「小」

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(29)

    第73小節~90小節までです。前回の72小節目から始まったリュートのフレーズをヴァイオリンとやりとりします。(赤で囲んだ部分)このフレーズは調を変えて何度もやりとりします。バスは音階的なバスでこれまた調を変えて何度も繰り返します。同じフレーズを何度もやりとりするのは単調になるかもしれないので、ヴァイオリンのフレーズは全く別のモチーフを使ったフレーズを書こうかとも思いましたが、それにしてもその別のモチーフのフレーズはヴァイオリンのパート内では繰り返すことになるでしょうから、そういうやりかたは止めて譜例のような何度も繰り返すパターンにしました。このように何度も同じパターンを繰り返すのはとても印象的で、結構はまってくるのではないでしょうか。赤のパターン(イ短調)は両パート合計で4回、青のパターン(ニ短調)は4回ですが...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(29)

  • アップルの意地悪?

    最近ソプラノの増野由香さんとコラボ作品をオンラインで制作するべく、いろいろやりとりをしています。まだ公開できる段階ではありませんが、とりあえずSallyGardensを試しに作ってみました。発音のアドバイスなんかもiPhoneでビデオを撮ってそのリンクを送って彼女に見ていただいています。でもリンクを作るまでにちょっと手間取りました。iPhoneの中にあるビデオクリップをクラウド(Dropbox)に上げる必要があるのですが、まず最初にやってみたのが、iPhoneのメニューにある「Dropboxに保存」ですが、11分くらいのビデオだとダメ見たいです。短いのはOKでした。さんざん待たされた挙句、できませんといわれるのはつらいです。ではということで、今度はケーブルで接続してみました。これがなかなか不安定で、PCの方でi...アップルの意地悪?

  • 我が家にもやって来ました!

    我が家のWindows10コンピュータのWindowsUpdateにもうすぐversion2004がインストールされますよ、という旨の表示がされたのは9月の終わり頃のことでした。その後突然この表示が消えましたが、別にversion2004がインストールされるわけでもなく、マイクロソフトのサイトを覗いてみるとversion2004の不具合はずっと残ったままでした。それ以降コンピュータを終了するときはできるだけWindowsUpdateを確認するようにしていますが、ずっと何も変化がない日々が続いていました。ところが昨日急に(別に急になったわけではなく時期がきたのでしょうが)表示が変わり、version20H2のインストール準備ができました、になっていました。version20H2は2004の次のバージョンで最新版で...我が家にもやって来ました!

  • Sequoia

    Sequoiaというと木の名前だったりトヨタのクルマの名前だったりしますが、ここでお話するのはDAWのSequoiaです。DAWはディー・エイ・タブリュとかダウと読みますが、デジタル・オーディオ・ワークステーションの略で、コンピュータで録音・編集したり、音楽制作をしたりするアプリのことをいいます。録音はテープで行うことはなくなってしまった昨今ですが、業界で標準と言われているDAWがSequoiaです。日本ではProToolsが業界では標準と言われていますが、これはある特殊事情でそうなってしまったらしく、欧米のスタジオ特にクラシック音楽を録音・編集するところではSequoiaが定番だと言われています。10年ほど前にドイツのスタジオでバッハ・ヴァイス作品集第1集、第2集を録音しましたが、その時使用したDAWもSeq...Sequoia

  • M1

    先日アップルがMacBookAir,13inchMacBookPro,Macminiの新機種を発表しましたが、これまでと大きく方向転換をして、搭載チップをインテル製から自社設計のものにしています。新搭載のチップはAppleM1と呼ばれて、CPU(中央演算装置)、GPU(グラフィック演算装置)、NeuralEngineなどがこのチップにまとめて搭載されているそうです。(ただし、MacBookAir以外はインテル製チップも選択できます)このAppleM1チップは同じく自社設計のチップが使われているiPhoneシリーズと互換性があるので、iOSのために開発されたアプリが直接MacOASで動くことになるそうです。もちろん何らかの制限はあるでしょうけど、これはMacOSにとっては大きな資産を得たことになります。MacOS...M1

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(28)

    今回は52~72小節、一気に行ってみます。52~61小節は前半の7~17小節と同じパターンなので、調は異なりますが同じフレーズです。ただ前半のフレーズと比べると58小節目のモチーフが1小節少なくなっているのが注意点です。前半部では3小節続きますが、後半では2小節です。バッハではあまり奇数小節のフレーズは出てこないのですが、ヴァイスでは結構頻繁に出てきます。ソナタ第34番のジグの最後の部分とかもっと有名どこだと、ヴィヴァルディの四季の春の出だしなんかが奇数小節フレーズです。60小節目からイ短調に向かい、62小節目からはリュートの長いソロがイ短調で始まります。このモチーフによるソロは71小節目まで続きます。この部分は完全にヴァイオリンを休みにしようかとも思いましたが、10小節もの長きにわたったお休みというのもナンな...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(28)

  • ドレスデン写本のデジタル化(4)

    違法コピーに関しては、以前初版本のコピーがあろうことが私にまわってきたことがあり唖然としたことがありました。「中川さん、これヴァイスの曲、〇〇の講習会で使ったものですけど、よろしかったら差し上げますよ」「ほー。(と言って見てみると、タイプライターで打ったページ番号ですぐに自分の制作したものと分かりました)」こういうことはたぶん氷山の一角で、私の知らないところで結構コピーされていたのだと思います。苦労して作ったのに勝手に軽々しくコピーしやがって・・・なんて思いましたが、そこはぐっとことばを呑み込みました。今回自分用にソナタ第39番ハ長調をデジタル化してiPadのForescoreで見ることができるようにしてみました。とても鮮明だし、ここまでするのにそんなに手間はかかりません。いい時代になったものです、ホント。40...ドレスデン写本のデジタル化(4)

  • ドレスデン写本のデジタル化(3)

    こうして全300数十ページを超えるドレスデン写本がやっと紙(薄い印画紙)になって読めるようになった訳ですが、実はドレスデン写本は傷みが激しいページが多く、そのままでは半分くらいしかまともに読むことができません。きちんと読むことができたら製本して自分用に使っていたでしょうけど、そのままでは使い物になりません。そこで可読性を高めるために加筆と修正を行うことにしました。せっかくそこまでするので、それを印刷して自費出版することを思い立ちました。加筆修正はとても1年や2年でできる分量ではなく、空いた時間を見つけてはコツコツと作業をし、完成まで8年近くを要しました。完成したときはこれで老後の仕事がひとつ減ったかと思いましたが、今やるには視力も体力も衰えていますので、あのときやっておいてよかったと思います。加筆修正を終えたペ...ドレスデン写本のデジタル化(3)

  • ドレスデン写本のデジタル化(2)

    ドレスデンの図書館には当時の西側の本は手に入りにくかったのだと思います。当時はまだジョン・ケージは生きていましたが、あいにく向こうが指定した本は一冊も持っていませんでしたので、送金をしました。ドレスデン以外の東側の国の図書館にもマイクロフィルムの照会をしましたが、ナシのつぶてでそれっきりになってしまったのもありました。さて届いたヴァイスのドレスデン写本のマイクロフィルムですが、これだけでは楽譜として使うことができません。当時大学の図書館レベルではマイクロフィルム・リーダー・プリンタというもの設置されていているところがあり、これでハードコピー(紙に印刷する)が可能でしたが、そのマイクロフィルム・リーダー・プリンタは恐ろしく高価な機器でとても個人で買えるような代物ではありませんでした。確か80万くらいしていたと記憶...ドレスデン写本のデジタル化(2)

  • ドレスデン写本のデジタル化(1)

    ドレスデン写本を修正加筆して自費出版したのは1985年、ヴァイス生誕300年の年でした。当時の東ドイツに在ったドレスデンの図書館に手紙を書いてマイクロフィルを送ってもらいました。私の記録には1975年11月27日に手紙を出し、同年12月18日に返事が来たとあります。その返信を12月20日に出すと、翌76年1月19日に返事がきます。ドレスデンの図書館にはHeinichen(Mus2398-v1)とFasch(Mus2423-v-1)とWeiss(Mus2841-v-1Bd.1-6)の楽譜マイクロフィルムコピーをお願いしたのですが、Heinichenに関しては傷みがひどいのでフィルム化不可の返事を1月19日にもらっています。そしてFaschのマイクロフィルムだか一足早く、3月8日に到着しました。フィルム代金は12....ドレスデン写本のデジタル化(1)

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(27)

    今回は38~51小節です。38小節目からは35小節目から始まったかけあいが続きます。緑で囲んだ部分は、前回も書きました、2度から3度に解決する美しく印象的な部分です。41小節目でヴァイオリンパートはそのかけあいフレーズから離れて新しいフレーズになります。41小節目でバスがない「ソロ」の部分が終わり、次の42小節目からはまたバスが入ります。最後の「決めフレーズ」はリュートパートの43小節目、赤で囲んだフレーズ、これを44小節目のヴァイオリンが引き継ぎ(赤で囲んだ部分)曲を締めます。後半の冒頭はリュートのソロです。定石通り属調に転調してハ長調です。転調のことはあまり書いていませんが、この曲はあまり沢山転調をしていません。第4楽章では経過的にニ短調に寄り道していますが、18小節目からハ長調になってからはずっとそのまま...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(27)

  • キャンペーン

    最近はコロナ対策もありいろんなキャンペーンで溢れています。結果的にはユーザーに還元されることになるのですが、その方式は、直接値引きする、ポイントを付与する、賞品を付与する、などがあります。ユーザーとしては直接値引きしてもらうのが一番ありがたい味を感じる思います。以前消費増税の時のキャッシュレスポイント還元事業のとき、コンビニではポイントを付与するのではなく、直接2%引きにするという「演出」をしていました。これは一時的にコンビニがその分を負担するのでしょうけど、なんかこっちとしてもお得感を感じました。還元される割合は、GotoTravelが35%で、こちらは破格でしょう。しかもポイントではなく決済の段階で値引きしてもらえます。さらに何千円かの地域振興クーポンもありますから、大盤振る舞いです。ただこの地域振興クーポ...キャンペーン

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(26)

    引き続き第4楽章、今回は31~37小節です。赤で囲んだモチーフはこの曲で多くの箇所で使われています。その先35小節目にも出てきます。その35小節目からは新しいフレーズが始まります。ここからはしばらくバスがありませんが、とても印象的な部分です。このフレーズは後半の終わり部分でもまた出てきます。オリジナルのタブでは35小節目が全休符になっていますので、リュートパートの36、37小節目のフレーズを35小節目から始めて交互にこのフレーズが現れるようにしました。(青で囲んだ部分)ただヴァイオリンパートにリュートパートをそのまま書いて上手くいくというほど甘くはありません。ヴァイオリンパートの36小節目とリュートパートの37小節目を比べてみてください。ヴァイオリンパートはソ→ファ、リュートパートはソ→ミで、少し異なっています...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(26)

  • シャープマスク

    シャープマスク抽選販売事務局からメールが届きました。【第28回ご当選のお知らせ】シャープマスクMA-1050(ふつうサイズ)ご購入手続きのご案内確かシャープマスク発売開始のときに応募したのですが、やっと当選したんですね。一旦応募したらずっと続けて抽選するということでしたから、28回目の抽選でようやく当選したわけです。シャープさんもきちんと続けてらっしゃるのですね。なんでもこれまで応募した人の累計数が約920万人に達しているそうで、毎週の抽選の当選倍率は100倍を超えているそうな。価格は50枚入りで3200円余り、ここに600円の送料が加算されますと一枚当たり70円を超えますが、28回目の抽選で当選でも結構ラッキーということだし、三重県内で作っているということもあり注文いたしました。当選通知メールには、「偽の当選...シャープマスク

  • アメリカ大統領選のさなかに

    混迷を極めているアメリカ大統領選挙、一夜あけてみると(日本時間で)バイデン氏がかなり優勢になっていて、あと一歩で過半数というところまで来ています。過半数を取られたらトランプ氏は訴訟を起こすみたいで、混乱はまだしばらく続きそうです。もう少し票が開いてみないとわかりませんが、バイデン氏勝利と見る向きも増えているようです。こんな中、中国が海上警備を担う海警局に関する法律の草案を公表しました。その中に「海警局の停戦命令などに従わない場合は武器の使用を認める」「人工島を守る」というのが明記されているそうです。これって、尖閣諸島と南沙諸島での行動に関係することですよね。つまり日本の漁船が尖閣諸島付近で操業→中国の海警局の船が「ここは我が国の領土。出ていきなさい」と言ってきて、もし日本漁船がそれに従わなければ銃撃する、あるい...アメリカ大統領選のさなかに

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(25)

    今回は第4楽章の13~30小節です。13小節目から始まっているシーケンスが15小節目までつづき、16小節目に異なるモチーフを導入して17小節目で流れが小休止。16小節目に導入するモチーフは、フーガやこの第4楽章でよく使われる、八部音符ひとつと十六分音符ふたつからなる「タンタタ」という感じのリズムモチーフです。18小節目からはリュートのソロです。この部分は、ヴァイオリンパートは黙ってもらうという選択肢もあります。反対にあまり音を書くとせっかくのリュートの音が埋没してしまいます。ここではヴァイオリンは最小限の音を出してもらうことにしました。このくらいならお休みでもいいかもしれません。しかし25小節目からヴァイオリンのメロディが入ります。それが唐突にならないように、あえてリュートソロの部分にも少しですがヴァイオリンに...S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(25)

  • 某新聞報道だとこうなる---ワチラロンコン国王インタビュー

    昨日エントリーしました、タイ国王への突撃インタビューのことですが、今日の朝刊にも記事が出ていました。これは名古屋に本社がある某新聞の記事ですが、読んでみた印象とビデオを見た印象は随分異なります。特に記事にある「・・・その際、英放送局のリポーターが『ここにいる人はあなたを愛しているが、街頭で抗議する人たちには何と言葉をかけますか』『譲り合う余地はありますか』と質問。国王は『等しく愛している』と三回繰り返し、『タイは譲り合いの国だ』と答えた。・・・」の部分。記事ではきちんと記者に向かって訴えたみたいに読めますが、ビデオでは「等しく愛している」の前に「ノーコメントです」と言っています。そのあとお妃の「アハっ」がありますし、印象的にはあまりきちんと答えようとはしていない感じがします。それから記事ではリポーターが英放送局...某新聞報道だとこうなる---ワチラロンコン国王インタビュー

  • 皆、等しく愛している

    今日のネットのニュースで、タイのワチラロンコン国王へのインタビューが出てました。今はタイに帰っているんですね。ビデオクリップの字幕ではお妃の「おことば」が訳されていませんので、全体像を再現してみました。記者「王室改革を求めて抗議している人たちが道にあふれているが、その人たちに何かおっしゃりたいことはありますか?」王「ノーコメントです」(腕をくんでいるお妃さんが「アハっ」と軽く笑う)王「みなさん全員を同じように愛しています」x3記者「譲り合いの余地はありますか」王「タイは譲り合いの国です」(王は妃の方をちらっと見たあと立ち去る。妃も何か記者に言いその場を立ち去る)原語(英語)ではこんな感じでした。Interviewer:"Whatdoyousaytotheprotesterstobeonthestreetwhow...皆、等しく愛している

  • S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(24)

    今回から最終楽章の第4楽章に入ります。冒頭のヴァイオリンパートはどんなメロディであるべきかは、この楽章の後半冒頭がヒントになります。後半冒頭のリュートパートをそのまま前半冒頭に書きますと、ぴったりです。問題は次からです。1~7小節はまだリュートのパートに少し動きがありましたが、7小節目からは完全に通奏低音モードです。ハーモニーの流れを見ますと、2小節単位のシーケンスがあることが見て取れます。そこで次の赤い線で囲んだフレーズを設定してみました。このシーケンスが12小節目まで続き、13小節目からは新たなバスの動きになりますので、別のフレーズが必要になります。(つづく)S.L.ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(24)

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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」
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