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2020/09/21

  • 地方が人気のインバウンドとオーバーツーリムズ

    最近は訪日観光客も徐々に増えてきて、日本のインバウンド需要も回復しつつありとても結構なことだと思います。山形の銀山温泉では、ガス灯の中に映る温泉街というイメージ写真を戦略的に海外に出していくそうです。もともと銀山温泉はイメージ戦略が巧みですからさらにインバウンド客を呼び込むことでしょう。インバウンド客に人気が出ているのが山形とか大分、伊豆といった地方だそうです。ネットのサーチ数も急増、アジアからの客に限ってみれば19年度より20%も増加しているそうな。ただ観光客が増えすぎるとオーバーツーリズムといわれる「観光公害」が起こります。最近私がひいきにしている某温泉、和歌山県内ですが三重県と奈良県にほど近いところです、ここがオーバーツーリズムにならないかと個人的にひそかに気をもんでいます。この温泉には世界遺産にな...地方が人気のインバウンドとオーバーツーリムズ

  • あと2息くらい?

    VARIETIEOFLUTE-lessonsの完訳版の完成まであとひと息+oneくらいかな?当初は曲集にある曲については含まない予定でしたが、どうせならまるごと出そうということでタイトルに「完訳版」をつけました。本文の校正は先月に終えましたが、この曲集なかなかのくせものです。というのもタブに結構ミスプリントが多いからです。ということは以前から知っていましたが、それに注釈を付けていくのが煩雑な作業になるからです。楽譜のチェックも読譜だけでなく実際に弾いてみたりもします。ルネサンス・リュートを弾くのは久々なのでついつい弾き込んでしまって時間が経ってしまうのもしばしばです。(笑)昨日はパヴァーンの部第6曲目の、フェラボスコのパヴァーンをチェックしました。タブの文字が1段ずれているみたいなはっきりしているところは...あと2息くらい?

  • 黄砂落とし

    最近いい天気が続いていて、黄砂を落としに行こうと思っていましたが、風が強い日が続いていました。今日は比較的穏やかな日なので近所の洗車場できれいにしてきました。なんでも黄砂を落とすのは高圧洗浄が一番いいらしいので、400円の水洗・シャンプー・水洗のコースを選びました。ここの洗車場はいつもだとガラガラなのですが、今日はひっきりなしに車が来ていました。たまたま左2つが空いていますがこのあとすぐにうまりました。水を拭き取るときにはあまりこすらないようにするのがいいそうですが、黄砂が舞い落ちてからもう一週間以上経っていますので、少しは力を入れないと綺麗にとれません。これからは次の日が雨予想でもすぐに洗い落とした方がよさそうです。水を拭き取って綺麗になりました。2週間前に完了したボディコーティングの輝きが戻りました。黄砂落とし

  • フルートで綴るフレンチバロックの詩歌

    フルートで綴るフレンチ場路奥の詩歌というコンサートに行ってきました。会場は大須の「アート空間SCALA」。ここは始めていくところで、なかなか見つけにくかったのですが、主催者の方に電話をして教えてもらいながら到着することができました。ついでといってはナンですが、会場のすぐ近くに私のミニ・クロスオーバーがいつもお世話になっているソーワ・コーポレーションさんがあって、オイルを交換してもらいました。作業完了が5時ころとのことでしたが、1時前に車を入れてもいいということで、これはうまい具合にコンサートと時間があいます。(コンサートは14時開演)ソーワさんにおいておけば駐車場代が節約できます。(笑)会場は50人程はいれば一杯になるこぢんまりしたところです。こんな感じのところです。プログラムはマレ、オトテール、ダングル...フルートで綴るフレンチバロックの詩歌

  • 今村泰典講習会【詳細】

    3月15日にお知らせしました、9月28日開催予定の今村泰典講習会の詳細をお知らせします。日時:2023年9月28日(木)13時20分~20時50分会場:スタジオ・フィオリーレ(名古屋市中村区鳥居西通1-51アンジュパティオ中村公園801号、交通:地下鉄東山線中村公園駅下車2番出口西へ徒歩1分)受講料:15000円(50分)聴講料:3000円特別テクニック講座(20:00-20:50、個人レッスンではありません):受講・聴講の方は1500円、この講座のみお申し込みの方は3000円定員:受講生6人。聴講生の人数制限はありません。レッスン内容:リュート全般、通奏低音、クラシック・ギターお申し込み:shoji726lute@gmail.com(先着順ではありません)〆切り:2023年9月14日(月)(お申し込み頂...今村泰典講習会【詳細】

  • 転換点まっただ中!?

    歴史の転換点というのは、後年過去を眺めてみるとわかってくるものですが、どうも昨今は波があまりに大きくて急激なので転換点を意識せざるを得ません。いくつか並べてみると、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、安倍さんの暗殺、豊田章男社長退任、習近平四選、ChatGPT発表などなど。こうして並べてみるとなんかすごくないですか?空耳も終わりましたしね。(笑)タモリもそろそろ引退を考えているみたいです。昨日水曜日のダウンタウンでタモリが有名人認知度第一位になっていましたが、そんな人気タレントが引退すれば芸能界もかなりかわるのではないかと思います。ここに富士山が爆発するとかいった天変地異が加わったらえらいことですが、こういうときに限って起こりがちなのが世の中というものです。泣きっ面に蜂ってやつです。過去を振り返るとそのよう...転換点まっただ中!?

  • 空耳アワー

    タモリ倶楽部も3月でとうとう終了しましたが、当地方は遅れて放送されていますので、最終回は来週になります。先日のタモリ倶楽部ではソラミミの新作集を放送していました。ご存じだと思いますが、このコーナーのジングルの一番上のメロディを階名でいうと「ソラミミ~レ~ド~」ですね。(笑)個人的なベスト作品はマイケル・ジャクソンのSmoothCriminalの「朝からちょっと運動」です。「三部作」になっていますが、2つ目の作品です。実は私も投稿したことがありましたが残念ながら採用されませんでした。楽曲はバッハのカンタータ第39番の第5曲目ソプラノのアリアです。(著作権の関係?で画面では表示されていませんが、YouTubeに飛んでみることができます)お手数ですが次の2行を紙に写してからお聴き下さい。17:53あたりから"W...空耳アワー

  • ドレスデン手稿本改訂時の案内文

    旧ホームページ仕舞いをやっていましたら、懐かしい記述が出てきました。ヴァイスのドレスデン手稿本加筆修正版の改訂版を出したときの案内文です。---------------このドレスデン手稿本の加筆修正版を作ろうと思ったのは、1970年代の後半です。まだ東ドイツが存在していたころのザクセン地方図書館に手紙を書き、マイクロフィルムを購入しました。当時西ヨーロッパ諸国の図書館などに照会してマイクロフィルムを購入するのはさほど困難ではなかったのですが、「共産圏」に照会するのはいくつかの困難を伴いました。東ドイツのある図書館からマイクロフィルムを購入したとき、代価としてお金ではなく、ジョン・ケージの著書を要求されたり、また別の博物館へは、送金したお金が結局届かなかったこともありました。そういう中ではドレスデンは比較的...ドレスデン手稿本改訂時の案内文

  • 製作家奥清秀氏を訪ねる

    ルーデス・モレノ・ウンシージャ作のアーチ・リュート(1993)の塗装(ネック)が少しはげてきましたので、奥清秀さんに塗装をお願いしてありましたが、完了したとのことなので彼のスタジオまで取りに行きました。縁があって彼の古い10コースルネサンスリュートを譲り受けたことがあって、それがとてもいい楽器なので若い彼には期待をしております。東名高速を横浜青葉で降りてあとはちょっとややこしい道ですが、ナビに従ってちゃんとスタジオの前まで到着できました。早速塗装ができあがったルーデスを見せてもらいました。綺麗に塗装されていて剥げ落ちた部分はほとんどわからないくらいです。普通ネックの指板に近い部分は少し硬めの木を当ててあるのですが、ルーデスの楽器は軽量化のためでしょう、当て板ナシ、突き板もナシですので、フレットを移動すると...製作家奥清秀氏を訪ねる

  • 新型プリウスに試乗(ロードインプレッション編)

    今回はロードインプレッション編です。となりに三重トヨタの営業のNさんに座っていただきました。まずお店から国道に出てアクセルを軽く踏むと、とても軽く加速するので驚きました。この最初の数秒のインプレッションで、この車が相当進化したのだということを予感させます。私が乗っていた3代目プリウスだとアクセルの踏み加減と車の加速状態が一致しない感じでしたが、かなりこの問題は解決されたようです。THSにおける10年間の進歩は相当なものだと思いました。TNGAを導入する前のトヨタの車はとても直進安定性が悪かったのですが、今回のニュープリウスはMINIと遜色ない直進安定性です。室内もとても静かです。高速域ではどうなるかを試してみたかったので、無理を承知でコース変更を頼みましたらいいとのことで、マル秘の所に向かいました。低速か...新型プリウスに試乗(ロードインプレッション編)

  • 新型プリウスに試乗(内外装チェック編)

    もう街で見かけるようになった5代目プリウスに試乗してきました。今回は内外装チェック編です。早速会場?の三重トヨタ桑名店に参りまして外観のチェックです。それにしても流麗なデザインです。19インチタイヤがプロポーションをぐっと引き締め、まるでプレミアムカーのようなたたずまいです。リアゲートについていた「横棒」みたいなのはついに5代目で廃止されました。あれがあるとなんかミラーで後ろを見るときに目障りなんですよね。Aピラーの角度がさらに鋭角になったようで、中に乗り込むときに気を付けないと頭を打ちそうです。頭があたらないように注意して乗り込みました。車内に乗り込んだときの第一印象、それは「わープラスティッキー!!」特に正面のメーター付近がペンペラの硬質プラスチック。たたくと安っぽい音が響きます。ドア周りやセンターコ...新型プリウスに試乗(内外装チェック編)

  • やはり黄砂が

    せっかくピカピカにしてもらった我が愛車ですが、当地にも黄砂が飛来してきましてしっかりとボディを汚してくれました。昨日揖斐川河口付近の右岸堤防を走っていますと、本当は正面に多度山という標高400mくらいの山がくっきり見えるはずなんですが、白くかすんで見えています。コイン洗車で高圧洗浄機で黄砂を飛ばしに行こうかと思いましたが、なんか空模様は曇り空。スマホで天気予報を見ましたら明日から明後日の朝にかけては雨らしいです。せっかく洗車してもまた黄砂混じりの雨が降ってきて汚れることになります。洗車は来週にした方がよさそうです。やはり黄砂が

  • アルトマン氏来日についてChatGPTが書くと・・・(2)

    ChatGPTの記事はなかなか素晴らしいですね。隙がありません。でも私は「400字くらいで」とお願いしたはずですが、えらく長いまとめをいただきました。さすが自分のこととなると能弁です。そこで、「ちょっと長すぎます。400字くらいにまとめてください」と新たに依頼しました。帰ってきた文章がこちら。ChatGPTのCEOアルトマン氏来日―技術進化と国際協力の新たな一歩ChatGPTのCEOアルトマン氏の来日は、人工知能技術の進化と国際協力の象徴である。ChatGPTは最先端の言語モデルであり、その高い生成能力と自然な応答能力が期待される。日本は人工知能技術のリーダーであり、アルトマン氏の来日は日本の評価と信頼を示すものとなり、技術進化と社会的課題についての議論を深める機会を提供することが期待される。(176字)...アルトマン氏来日についてChatGPTが書くと・・・(2)

  • アルトマン氏来日についてChatGPTが書くと・・・(1)

    昨日のテーマをChatGPTにやらせてみました。「アルトマン氏来日についてブログに書きたいので400字程度にまとめてください」ChatGPTのCEOアルトマン氏来日――技術進化と国際協力の新たな一歩ChatGPTのCEOであるアルトマン氏が来日しました。この訪日は、世界中で注目を浴びる人工知能技術の進化と国際協力の新たな一歩を象徴しています。まず、ChatGPTはOpenAIによって開発された最先端の言語モデルであり、人間のように文章を生成することができます。その高い生成能力と自然な応答能力は、様々な分野での活用が期待されています。例えば、カスタマーサポートやコミュニケーション支援、翻訳や文章生成など、ビジネスや学術、医療など幅広い領域での活用が期待されています。また、今回の訪日は、国際協力の新たな一歩を...アルトマン氏来日についてChatGPTが書くと・・・(1)

  • アルトマン氏来日

    ChatGPTを開発したサミュエル・H・アルトマンCEOが来日しています。昨年の11月に発表されて以来、2月にはユーザーが1億人に達したそうで、日本でも100万人のユーザーがいるそうです。最近鈴木宗男参議院議員が自分についてChatGPTで調べたら共産党員であった過去があるという内容が返ってきて憤慨していたそうですが、まだChatGPTは全然完全なものではないんですよね。ITの知識がない人ほど、完璧なものだと思い込む傾向があるのかも知れません。アルトマン氏はまだ37歳ですが、日本にやってきてトップの岸田総理に面会するなんてなかなかすごいことだと思います。普通どれだけ画期的なアプリを開発したとはいえ、国のトップに面会できるということはないでしょう。ビル・ゲイツやイーロン・マスクでもさすがにそこまでは出来なか...アルトマン氏来日

  • 新しいホームページ

    当ブログは2004年の12月から始めましたが、それに先立つ2004年5月頃ににHPを開設いたしました。ホームページビルダーというアプリを使って制作したのですが、いかにもシロウトの手作り感満載の体裁でした。当時はまだそんな感じのHPも散見されていましたので、まあこんなもんでもいいかと思ってズルズルと19年近く経過してしまいました。今の時代だとさすがにみすばらしいので、今回思い切って新しく作り替えてみました。今は便利になってサーバーを借りるだけでなく、エディター、各種ツールがワンセットになっているものがあり隔世の感があります。おかげで随分楽に制作することができました。ドメインも新たに取得しました。最初はnakagawashoji.comにしようかと思いましたが、これは中川商事という会社があるみたいで、先客があ...新しいホームページ

  • ピッカピカのミニ

    愛車のミニをリコールに出したついでに1年点検とボディのコーティングもお願いしておきました。コーティングは少しひにちがかかるということで、今日出来あがりということになっていました。今朝ディーラーから連絡があって、全て完了したとのことでした。ご丁寧にチェック用のビデオまで送っていただいて、点検内容がとてもよくわかりました。ミニの整備は、ディーラーではない専門店に出すこともありますが、いつもお願いしている専門店が名古屋ですので、交通費や待っている間の喫茶店代?なんかを足し算すると、ものによってはあまり差がないときもあります。ディーラーに出すと少しお高いですが、とても丁寧で安心感があります。オイルやバッテリー交換は専門店の方が安いので、ケースバイケースで使い分けています。ビデオではコーティングされたボディがピッカ...ピッカピカのミニ

  • カステルヌォーヴォ=テデスコ

    今日のブランチではカステルヌォーヴォ=テデスコの作品をずっと聞いていました。日本ではギターソロのための曲が知られていてそれの反動かどうか知りませんが、それ以外の曲はあまり知られていないようです。でも多作家であるカステルヌォーヴォ=テデスコは一杯いい作品を残しています。まず最初にピアノとギターのためのファンタジア。実はこの曲、高校生の頃楽譜を買って少しかじったことがあります。何も運指が書かれていない楽譜ですので、どういうポジションで弾くのかを決めるのが大変だった記憶があります。少し練習して中学校時代の音楽の先生の自宅に押しかけてピアノの伴奏をお願いしたら、曲冒頭で先生は早くもギブアップ!確かに臨時記号が初っぱなから一杯出ては来ますが。次にギター五重奏曲、この曲はここ10年くらいの間に沢山録音されています。な...カステルヌォーヴォ=テデスコ

  • ミニのリコール

    ディーゼルエンジンを搭載したミニがリコールということでディーラーに行ってきました。なんでも不具合箇所はディーゼルエンジンの「排気ガス再循環装置(EGR)モジュール」だそうで、ここから経年劣化で水漏れがあり最悪火災になるという恐ろしい話です。1.5リッターのディーゼルエンジン搭載車は大丈夫だということですが、私の車は2リッターのディーゼルなので対象になります。私はてっきりEGRをまるごと交換してもらえるのかと思っていましたが、ディーラーのお兄さんから話では異常が起こったら検知できるようにエンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換えるだけだそうです。実は走行中ときどきエンジンの息つきが起こるので、EGRを交換してもらっています。半年くらい前です。ですから私の場合は何もしなくても...ミニのリコール

  • 専属アレンジャー

    私は現在2つのアンサンブルのアレンジを定期的にさせて頂いております。2つ合わせて年間数曲くらいですが。ひとつは四日市の女性ギターアンサンブルです。こちらは平均年齢多分70歳に近いのではないかと思われますが、皆さんお元気で頑張っておられます。でも寄る年波には勝てないみたいで、まぁコロナ禍もあったんでしょうが、昨年はちょっと活動が滞ってしまいました。昨年の年始めにアレンジしたモーツアルトのポップス風アレンジ曲はまだ練習が始まったばかりだと聞いています。早く聴いて見たいものですね。もうひとつはアメリカにいる孫が通っているチェロ教室のアンサンブル。こちらはずっと若いです。5,6歳から一番上でも高校生くらいです。今五月の発表会に向けて、拙アレンジの「トトロ」と「パイレーツ・オブ・カリビアン」を練習しているそうです。...専属アレンジャー

  • たるんどるなぁ

    もう何の用事でいったのかは忘れてしまいましたが、近所の郵便局へ行ったときのこと。この郵便局の駐車場の入り口に鉄柵がありまして、それが今時の少し背の高い車からは死角になって見えないことから、駐車場からでるときに車の左前方のフェンダーあたりをこすってしまうことがよくあるようです。その危ない駐車場に車を入れるとき、鉄柵の前に赤いコーンが置いてありました。鉄柵に車をこすることがあるので、注意喚起のためなんでしょうか。車を降りて鉄柵を見てみましたら、こすった跡が増えているような感じが。実はもうかなり前に、当時すでに複数のこすった跡がありましたが、対策を局長さんにお願いしましたが結局ちゃんとした対策は何もなされずに、コーンを置いただけということみたいです。私がお願いした対策は鉄柵を車から見えるように高くするか、鉄柵そ...たるんどるなぁ

  • バロック音楽の旅16のキャッチコピー

    バロック音楽の旅16は実はもうアーチストはとっくに決まっています。ただ市からホール代の補助を頂いている(これから頂けるようにする)ために、書類を書いて提出しプレゼンを行わなければなりません。書類の受付は昨日から始まっていますが、まだ書いていないので今日から書き始めました。書類は大体昨年と同じフォーマットですが、よく見て見ると一箇所だけことなる箇所がありました。それは広報に掲載する原稿のところに、講座の概要(100字以内)というのが新しく追加されていました。この100字のアピールというかキャッチコピー、きちんと広報に出してくれるのかな?と若干疑ってしまいましたが、とにかく100字以内のものを作らなければなりません。100字というと大体3文か4文くらいです。これは高校生の頃、新聞の社説を100字にまとめる練習...バロック音楽の旅16のキャッチコピー

  • How to エイプリルフールのウソ

    当ブログを始めて間もない2005年の4月1日に記念すべき?第1弾の与太話を書かせて頂きました。内容はバッハの知られざるリュート作品が大量に発見というものでしたが、初めてだったこともあり沢山の方にひっかかっていただきました。半年くらい経ってから某著名リュート奏者からレコーディングをしたいので発見された原典の所在を教えてくれないかと尋ねられたこともありました。(笑)この手の与太話、まぁウソの話しを4月1日に書くにはいくつかコツがあります。って別にどうでもいいといえばいいことですが・・・例えばこんな内容の話を書いたとしましょう。「私の愛車はミニのクロスオーバーですが、実は今日中古車店に行って売ってきました。もう6年も乗っている車ですけど、軽自動車に乗り換えたいので売ることにしました」そして翌日、「昨日の話はウー...Howtoエイプリルフールのウソ

  • 解題

    昨日のエントリーは恒例のエイプリルフール与太話でした。いきなり長い英文があったので引いてしまった方もいらっしゃったかも知れません。でもまぁ多分それを飛ばして翻訳を読んでいただいたかとは思います。グレッチャッタ・ドンペリ女史は例のあの活動家みたいですね。もちろん全日本ホルモン焼き連合会(全ホ連)というのはありませんが、あってもいいですよね。かいわれ大根協会(正式名は日本スプラウト協会ですが)があるくらいですから。このエントリーの英文記事(風の文章)、実はChatGPTが翻訳しました。エントリーでは記事を私が日本語に翻訳したという体裁ですが、実際は私が日本語の記事を書き、それをChatGPTに「格調の高い英文になおしてください」とお願いしたら、なかなかいい英文を作ってくれたというわけです。さすがに「三皮脂、加...解題

  • リュートの弦がピンチ!

    こんな英文ニュースをネットでキャッチしました。(原文)StringsoftheLuteinTrouble!(JointlyreportedbyAnPonandKyougou)Ms.GretchattaDompeli,theadvertisingsymbolofaradicalenvironmentalprotectiongroupinEurope,hasdemandedthatthemanufacturersofgutstringssuchasAkinba,Gabuto,Pirapirashitoru,Kurushuunai,Sabadesimmediatelyhaltproduction,citingtheuseofcleaningagentsinthemanufacturingprocessassig...リュートの弦がピンチ!

  • アッシー君

    今日の午前中は岐阜県に住んでいる義母が名古屋に用事があるというのでアッシー君をさせていただきました。目的地は名古屋駅西のとあるビル。家内も一緒でしたので、義母と家内をそこで降ろし、私は駐車場を探しに近隣をうろうろ。用事が終わるまで私は放し飼いにしてもらえたので、駅西の「名古屋うまいもん通り」で食事をすることにしましたが、そこのお店はほとんどが11時開店。まだ少し開店まで時間があります。でも多くの店では開店待ちの行列ができていました。最低金額のメニューでも3000円はするひつまぶしの店に行列が出来ていたのは驚き。どこにしようかうろうろしていたら11時になりましたので、コテコテの名古屋メニューの店に入りました。今の飲食店はこの形式が多いです。タブレットで注文してくださいというやつ。ここで決済もできるようになる...アッシー君

  • 新会長

    3年前にひきつづき、今年も町内会長を仰せつかりました。全世帯数10数軒しかない小さな町ですので、すぐに回ってきます。ウチの町内は江戸時代は町衆が住んでいたところで、神社の門前町を形成していたところです。東海道筋にある門前町の入り口には鳥居がドーンとたっていて、それは今もあります。ちょうどT字路の付け根のところに鳥居がありますから、今の車社会の目で見ると「なんでこんな邪魔なところに鳥居があるの?」という感じになるのですが、撤去せよと文句を言う人はだれもいません。私も昔からそこにありますので、こんなもんだと思って鳥居の横の狭い通路を通って左折したりしています。ウチの町内も高齢化が進んでいて、若い世帯は2軒のみであとはジイさんバアさんばかりです。(笑)私なんか若手の部類です。町内会を束ねるもう少し広域にもなんと...新会長

  • 満開

    東京ではもうとっくに桜が満開になったようですが、当地は少し遅れて満開です。例年は小中学校の入学式に満開でも早いくらいだと言われていましたから、これでもかなり早い満開です。やはり地球温暖化の影響か。近所の公園です。足下を見るとタンポポも綺麗に咲いています。旧東海道沿線にある光徳寺にある老木です。この桜は寺の人によりますと終戦直後に植えられたといいますから、もう齢80年に近い老大木です。私の母校である日進小学校の前進、進善学校が明治7年(1874)に当寺で開かれました。また万古焼きの開祖沼波弄山の墓も当寺にあります。万古焼きは今ではすっかり四日市のものとなっていますが、実は桑名が発祥の地です。満開

  • 川瀬巴水展

    今日は気温も上昇し桜は満開、まさに春爛漫です。少し前に行こうと思っていてすっかり忘れていました、川瀬巴水展。昨日テレビを見ていたら偶然今日が最終日だということに気づき、会場のパラミタ・ミュージアム(三重県三重郡菰野町(こものちょう))に出かけました。このパラミタ・ミュージアムは公益財団法人岡田文化財団が運営する美術館で、知る人ぞ知る充実した展示を誇る大美術館です。まさに「菰野のおおもの」です。(笑)岡田文化財団はあのイオンの関連団体で、三重県下のアーチストに活動援助をしている団体でもあります。私も10年くらい間にここの援助を受けてリサイタルを開催したことがありました。巴水は衰退しつつあった江戸時代の浮世絵を明治の時代によみがえらせるべく興った「新版画」というジャンルを牽引した版画家です。展覧会では巴水の画...川瀬巴水展

  • 山野楽器、デジタル楽譜(さいご)

    ということで5年近く前から、本番ではiPadPro2枚使いで楽譜を見ています。Sibeliusでタブを作ってそれをクラウドにあげれば(というか自動で上がるようにしています)すぐiPadProでそのタブを読むことができるようになります。ただ最近では経年劣化でバッテリーの持ちが悪くなってきました。iPadのバッテリーはiPhoneみたいに自己診断することができませんが。一般的には2年くらいだそうなので、もう寿命に達しているころだと思います。またApplePencilはもっと劣化していて、すぐ電池がなくなってしまいます。ここで新たにApplePencil2に買い換えたいところですが、あいにく私が使っているiPadProは第一世代と、第二世代ですので、ApplePencil2は使うことが出来ません。ApplePe...山野楽器、デジタル楽譜(さいご)

  • 山野楽器、デジタル楽譜(まだつづく)

    件の商品は購入を止めて、いろいろ調べていくとiPadProでforscoreというアプリを使うのがベストだとわかりました。小さい目のiPadは持っていたのでそれでいろいろアプリを試してみました。Windowsのアプリも試してみました。老舗Appleが作っているiPadですので、ハードウェアのデキがまるで違います。メモリも小さいものでも32G(件の商品は単位がメガでした)で、それでもPDFという小さなファイルだと無限と思えるくらいの数が入ります。ディスプレイはカラーで、楽譜データの読み込みはクラウド経由で行えるのでとても使い勝手はよろしい。アップルペンの使い心地もとても上等です。山野楽器で見た機器では専用のペンはありましたが反応が遅く使いにくかったです。要するにハードもソフトもiPadの圧勝です。iPadP...山野楽器、デジタル楽譜(まだつづく)

  • 山野楽器、デジタル楽譜(つづき)

    店に着き、店員さんにお願いするとその商品を触ることができました。いろいろ操作していくとカタログには出ていないことがわかってきました。まず気になったのは、ページが切り替わるときに、画面が一瞬暗転することでした。店員さんにそのことを伝えると、電子ペーパーというハードウェアの性質上避けられないということでした。あと、楽譜のPDFファイルをどう管理するかもとても重要なことです。これがなかなか面倒でいちいちPCに接続し専用のアプリを立ち上げないといけないことになっていました。それにその商品のメモリがとても少なくてあまり多くのPDFを読み込めないことも分かりました。あとフットスイッチがオプションであることはあるのですが、とても高価で(3万くらいだったか)フットスイッチごときにそこまで払うのはなぁ、という感じでした。要...山野楽器、デジタル楽譜(つづき)

  • 山野楽器、デジタル楽譜

    全国の公示地価が発表されましたが、東京銀座の山野楽器銀座本店が1平方メートル当たり4010万円、一坪当たりでは何と1億3千2百万円でニッポンイチです。超一等地に店を構えているわけですね。山野楽器といえば、もう5年くらい前になりますか、訪れたことがありました。そのころデジタルで楽譜を読むことができるハードをいろいろ探していましたが、ちょうど電子ペーパーを使ったA4見開きの某商品が出て、これこそ本命だと思いました。少なくともスペック上はそう見えました。でも結構なお値段で、確か16,7万はしたと思います。でも便利なものなので買ってもいいかなとは思っていました。新機軸の商品なので実際に見て見たいと思いましたが、近所においてあるお店はありませんでした。いろいろ調べていくと東京銀座の山野楽器においてあることがわかりま...山野楽器、デジタル楽譜

  • Sibeliusでタブ(5)

    あと8~10コースの斜め線はキーボードのスラッシュを使いますが、パーカッションスティッキングとタブの文字で設定したDJ_Weissだとごついスラッシュになります。これはフォント次第だと思いますが、そういうときは別にテキストスタイルの編集で「発想記号(Ctrl+E)」でTimesNewRomanなどを指定しておき、CtrlEで入力していくといいと思います。ここまで設定しておいてから、五線譜全てを指定して、Ctrl+↓で1オクターブ下げて(リュートは1オクターブ低い音域で弾きます)それをタブにコピペすれば、あら不思議!一瞬にしてタブが出来ているではありませんか!1オクターブ下げてコピペするとあら不思議!もっとも原譜のG音(ゲーセンの開放弦)だけは6本線のタブの対応範囲外なので、ここはパーカッションスティッキン...Sibeliusでタブ(5)

  • Sibeliusでタブ(4)

    表示されたウィンドウの赤マルで囲んだ部分をクリックします。ここで表示されたウィンドウの上方に6本線が書かれています。6本線のすぐ下の「音高」の小窓に6コースから順にニ短調調弦の音を指定していって下さい。現行ではG2ですので、これをA2にします。これでニ短調調弦の6コースの設定が終わりました。以下同様に1コースまで設定して下さい。あとこのウィンドウで、タブの文字を線上に書くのか線間に書くのかも設定できます。デフォルトでは線間ですので、線上がお好きな方は「譜表ラインの間に音符を書く」のチェックをはずしてください。次にタブの文字フォントの設定を行います。テキストリボンから「スタイル」の右下矢印をクリックして、「タブの文字」を選び編集をクリック。フォントはDJ_Weissというのを選んでありますが、これはDjan...Sibeliusでタブ(4)

  • 伊勢行

    今日は古くからの知り合いであるT氏が主宰するアマチュア・アンサンブルの演奏会を聞きに伊勢まで行ってきました。三重県の都市はいわゆる地方都市ですが、伊勢だけは別格で地方にありながら全国区の都市です。伊勢神宮のお加護ですね。会場へは高速道路を降りて一般道を直進、T字路を左折をすると神宮関係の博物館や大学があるエリアを通り抜けます。このあたりは、さすが全国区の都市という風格のあるたたずまいです。そこを通り過ぎて右折をすると会場に到着します。開演の15分くらい前に会場のホールに入りましたが、すでに三分の二くらいの席は埋まっていました。なかなかの人気です。確かコロナ禍が広まりつつあった2020年3月末にも第2回目になるコンサートを開催したそうですが、決断はなかなか難しかっただろうとは思います。ちなみに私もその頃いく...伊勢行

  • Sibeliusでタブ(3)

    次にピアノ譜の下にもうひとつパートを作ります。これは五線譜ではなくリュートタブを選びます。ここにタブが書かれることになります。右クリックして「楽器」を選び、左の楽器一覧から「リュート」→TenorLute,Gtuning,French/English[tab]をえらんでください。こんな感じになります。OKをクリックするとこんなスコアができあがります。ここでタブ譜の設定を行います。今回はバロック・リュートのタブを作りますので、ニ短調調弦のタブの設定をします。そしてタブの文字、その大きさ、番外弦の文字の設定、その大きさを設定します。このタブはGチューニングのルネサンス・リュート調弦ですので、ニ短調調弦に変更します。メインメニューの「ホーム」リボンから「楽器」の右下にある矢印をクリックします。楽器の編集タブが現...Sibeliusでタブ(3)

  • Sibeliusでタブ(2)

    例としてバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタBWV1005の第2曲目のフーガを使って説明していきましょう。まずSibeliusを立ちあげたらテンプレートは使わず白紙が出てくるよう設定しておきましょう。次に右クリックで「楽器」を選び候補の中からピアノを選びます。Sibeliusを立ち上げてクイックスタートが出てくる設定なら、そこでピアノを選んでおきます。次に拍子の設定を行います。キーボードの「T」を押して2分の2拍子を選びます。1005のフーガはアウフタクトなのですが、その設定が面倒であれば2拍目から書き始めれば特に問題はないでしょう。調号はキーボードの「K」を押して選びますが、本曲はハ長調なので設定する必要はありません。Sibeliusの細かい打ち込み作業の方法はここでは触れませんが、注意するのはあく...Sibeliusでタブ(2)

  • Sibeliusでタブ(1)

    楽譜清書アプリとして有名なSibeliusですが、何とリュートタブにもきちんと対応しています。楽譜を打つときまずピアノやヴァイオリンなどの楽器を設定しますが、その中にリュートがあるのです。ちなみにSibeliusの古楽対応度はなかなかのもので、例えば小節線を書かないでティックをつけることができますし、通奏低音の数字もシロクとかサンゴなどの組み文字もずれないで音符に合わせて書くことができます。あとリュートの音源まであります。ただ単独でタブを打つのはやはりDjangoとかBeierTabなどの専門のアプリの方が便利でしょう。Sibeliusが便利なのは五線譜とタブが混在した楽譜(スコア)を作成するときとか、五線譜をタブに直すときです。タブ専門のアプリでも五線譜との混在はできますが、見栄えもあまり良くなく五線譜...Sibeliusでタブ(1)

  • あと一息です VARIETIE OF LUTE-lessons

    3月7日のコンサートが終わって、VARIETIEOFLUTE-lessonsの翻訳レイアウト作業を再開しました。一応ダウランドの論文までは本文と注釈のレイアウトを終えたのですが、注釈の番号を付け直そうと思っています。本作では注釈を見開きページ内に書くことにしました。よく100を超えるような注釈を巻末に付けるような本もありますが、注釈が見にくいことこのうえありません。それをさけるために見開きページ内に注釈を書くことにしたのですが、ナンバリングを見開きページごとに1からつけてしまいました。やはりこれは章ごとに通し番号にした方がよかろうということで、番号を付け直すことにしました。慎重さが要求されるメンドクサイ作業になりそう。最初からそうしとけばよかったです。あと曲集の翻訳やタブのミスの訂正は大したことがないので...あと一息ですVARIETIEOFLUTE-lessons

  • 苦労するクレカ情報の更新

    クレカ情報の更新、最後のビXグローブにまだ手こずっています。苦労して探したメールでのお問い合わせの返答に載っていた方法、KxDIお客様センターに電話で問い合わせというのをしました。例によって長々と待たされたあとやっとつながりました。最初に携帯の電話番号を教えてほしいというので、伝えましたところそのような番号は登録されていないとのこと。いろいろ伺ってみると、どうもビXグローブから間違った電話番号が、支払い業務委託先のKXDI伝わっているようです。それがonlineでクレカ情報を変更しようとしたときに、2段階認証のコードがSMSに届かなかった理由かもしれません。それを確認するにはビXグローブでしかできないとのことなので、それはまたあとで確認することにしました。結局クレカ情報の更新は書面で行うことになり、書類を...苦労するクレカ情報の更新

  • 【お知らせ】今村泰典2023年講習会

    今村泰典氏の講習会の日程と会場が決まりました。日時:2023年9月28日(木)13時20分~21時頃会場:フィオリーレ(名古屋市中村区鳥居西通1丁目51)詳細はまだ詰めているところです。取りあえずお知らせします。詳細が決まり次第お知らせ致します。【お知らせ】今村泰典2023年講習会

  • たよりの火曜特売も

    今日は火曜日。近所のスーパーでは火曜特売というのをやっていて、ウチはいつも桑名の◎杉食品の納豆をⅠ週間分仕入れてきます。お目当ての納豆は発泡スチロールパックではなく、薄く切った木でくるみその上から紙で包んであるとてもエコな一品です。エコと言っても最近になってエコで売り出しているわけではなく、もう◎杉食品発足依頼のものです。スチロール容器なんてまだ普及していなかった時代から続いているわけです。昔はみんなエコでした。それを昔のスタイルをずっと続けている◎杉食品はエライです。その納豆は火曜特売では88円で売っていました。普段だと118円ですのでえらい安いです。それが今日はなんと108円です。結構な値上げです。火曜以外なら一体いくらに?実は件のスーパーではそのエコ納豆は火曜以外ではお目にかかったことがありません。...たよりの火曜特売も

  • クレカ更新、ひとつだけ厄介

    今月で今使っているクレカの期限が切れます。少し前に新しいものが届いていますので、クレカ落としになっているものの更新をしました。サブスクやECなんかをあちこちで利用していますので沢山更新しなければなりません。数えてみたら何と15もありました。Amazon,Microsoft,Sibelius,Suica,Dropbox,Zoom...年一回のもありますが毎月引落というのもあります。こういうとき便利だなと思ったのは、PayPalです。引落先をPayPalにしておけば、PayPal→クレカの順で落としてくれます。引落先がPayPalになっているものはいちいち個々に更新しなくてもPayPalだけ更新しておけば済むのです。この分少し手間が省けました。ただひとつだけやっかいなのがありまして、いまだにクレカ更新が完了で...クレカ更新、ひとつだけ厄介

  • 絶対に認めない!?(3)

    要するに布教会派の思惑があるので、スペインものなんか演奏するわけがないということです。そもそもスペインものの音楽を少年たちが持ってくるはずがないでしょう。先にあげた3つのポイントを踏まえて、じゃぁ誰の作品の可能性がある?ということを考えていくのが正しい筋道なのではないでしょうか。この先まだまだ各論が出てはくると思いますが、それはそれでいいと思います。この先からはもう決定的な資料がないですからファンタジーの世界でもいいのです。でもまずいきなり「皇帝の歌」という結論を出して、あとづけ理由をいっぱいくっつけていって正当化していく手法は、あまりに非科学的な話ではありませんか?この話をしていて思い出すのは、数年前のN経新聞のコラムです。フェルメールの「ギターを弾く女」を紹介していたのですが、絵の少女が弾いているのは...絶対に認めない!?(3)

  • 絶対に認めない!?(2)

    でも一番肝心な、なぜジョスカンの「皇帝の歌」なの?という理由に関しては全く不明です。スタートは秀吉=皇帝=ナルバエス「皇帝の歌」=スペイン王が好きな曲=ジョスカン「千々の悲しみ」というつながりかな?だとするとちょっとお粗末な話です。その言説を信じて孫引きを繰り返しすのはもっとお粗末です。私がブログで展開した「皇帝の歌」ではない説の柱は、1.年代的にかけ離れている(これはM川先生もお認めです)2.少年使節の皇帝を詳細にたどった行程からみると、ローマぐらいしかゆっくりと音楽にふれる時間はなかった。(桑山みどり先生の大著「クワトロ・ラガッツィ」を参照しています)そして3つ目に来るのは、昨年ブログでも紹介しました星野博美さんの「旅ごころはリュートに乗って」という本に載っていた、「皇帝の歌」ではない説を決定づける指...絶対に認めない!?(2)

  • 確定申告

    確定申告が完了しました。ずっと以前は税務署に赴き書類を書いていましたが、いつ頃からか国税庁のHPで書類作成ができるようになりました。この時代は結構長かった感じですが、昨年からマイナカードを使ってe-Tax申請をやっています。いちいち税務署とか市役所にある確定申告提出コーナーに出向かなくてもいいのでとても便利です。そしては今年は、ナンバーカードに銀行口座が紐付けてあるので、還付金がある場合は何も指定しないでもそこに振り込まれまれることになっていました。20年くらい前、一応税務署にコンピュータの端末があってそれから申告できる(書類を作成するだけだったかも)システムはありましたが、とにかく使いづらいものでした。そんなものを使うくらいなら手で計算しながら書いていった方が早かったです。それと比べたらえらい違いです。...確定申告

  • 絶対に認めない!?(1)

    先日のコンサートの打ち上げで、遣欧少年使節が秀吉の前で行った演奏のことに話題が流れてきました。当然私は自説を得意げにブチあげました。どのくらい説得力があったのかはわかりませんが、一応共演者のみなさんには関心をもって聞いていただきました。ウチに戻ってもう一度M川先生による2017年発行の御著書を読み見直してみました。この本は先生がお亡くなりになる前に読んだものです。29ページにはこのような記述があります。「わたくしのこの仮説(秀吉の前でジョスカンの「皇帝の歌」を演奏したという説=中川註)にたいして「ジョスカン・デ・プレが活躍した年代と、天正遣欧少年使節のヨーロッパ旅行の年代とは、あまりに隔たりすぎている」という異議も一部にはあるようです」まぁ、音楽学者でなくてもこの位は知っていて当然だとは思いますが、M川先...絶対に認めない!?(1)

  • えらそうに問題点を伝える

    今日は昨日に引き続き春のような暖かさでした。午前中に名古屋でレッスンを終え、帰る車中では何と冷房が作動していたほどでした。途中某有名カレーチェーン店に立ち寄りお昼をいただきました。そのチェーンを立ち上げた方が作った音楽ホールが名古屋市内にある、そのカレー店です。私はここのカレーが好きで月に1回くらいは食べています。辛さは4辛です。店で注文しようとすると、テーブル端においてある端末で注文して下さいと言われました。最近はこういう式のものが増えています。このお店でも導入をしたんだなんて思っていたら、なにやらとなりから年配の男性の声が聞こえてきます。「・・・だからワシはこういうのはきらいやゆうとるんや。え?どこを押したらちゅうもんできんのや?・・・」一緒に来たらしい女性がその男性をとりなしています。男性はどうやら...えらそうに問題点を伝える

  • 音楽の父と母コンサート in 豊橋

    春を思わせる陽気の中、豊橋に向かいました。平日とあって道は混雑しておらずとてもスムーズに流れていました。新東名が開通していなかった頃は、東名の音羽蒲郡インター付近で渋滞がよく起こり、いつぞやのコンサートでは大遅刻をしたこともありましたっけ。会場の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」は豊橋の駅に隣接したとてもいいホールです。その「いつぞやのコンサート」も同所でした。プログラムは、2月19日の桑名でのコンサートの曲目プラスこのコンサートをお世話していだいたチェンバロの杉浦さんのフランス組曲第5番よりを加えたものです。せっかく杉浦さんに入って頂くこともあり、バッハのBWV82からのレチとアリア、ヘンデルのメサイアからのアリアにも通奏低音で入って頂くことになりました。会場に用意した70弱の席は全て埋まり、みなさんと...音楽の父と母コンサートin豊橋

  • 明治製菓のガム終了

    チョコレートはー-め・い・じの明治製菓がチューインガム事業から撤退するそうです。ガムの業界は「お口の恋人」「天然チクルス」のロッテという巨人がいますので、ガム自体が生産されなくなることはないでしょうけど、明治が撤退するのは実に惜しいです。というもの私は車で長距離を移動するとき眠気防止にいつも明治XYLISHアクアクールを噛みながら運転します。今も車の中に3本入っています。最近は近所のスーパーで5本パックになっているものを買っています。少し前まではコンビニで買えたのですが、いつ頃か手に入らなくなり、購入できるところは近所のスーパーだけになってしまいました。このあたりも明治の苦戦を物語っています。私がこの明治XYLISHアクアクールをごひいきにしているのは、明治というブランドでもキシリトール入りだからでもあり...明治製菓のガム終了

  • スポーツには無関心

    社会学者の古市憲寿氏はテレビではコメンテーターとして活躍されていますが、ときどきネットで話題になることがあります。それは専門分野の話ではなくスポーツ関連の話です。先日もこんな内容の記事がありました。テレビ朝日「中居正広のキャスターな会」に出演。8日に開幕するWBCに興味のない姿勢を見せた。五輪などスポーツには興味がないことを、出演番組でもいつも強調する古市氏は、侍ジャパン公認サポートキャプテンの中居正広を隣にして「中居さんがずっとうれしそうだったから、もうとっくに終わってるのかと思いました」とおとぼけ。・・・そりゃ世の中、スポーツに関心のない方もたくさんいらっしゃいますよ。マスコミはまるで日本全国民がスポーツ好きというような前提ですので、古市氏なんかはどちらかと変人とまでは言わないにしても珍しい人扱いで、...スポーツには無関心

  • 豊豊豊豊豊

    昨日はリハーサルで豊橋に出かけましたが、ウチからだと高速を通って2時間弱かかりました。豊橋は地図で見ますと愛知県の東で静岡県に近いところです。そのさらに東にはスズキやホンダの工場がある湖西市、浜松市(いずれも静岡県です)、南西にはトヨタの工場がある田原市、北西には温泉やラグーナテンボスで有名な蒲郡市があります。豊橋への道中で目に付くのは「豊」のつくところがとても多いことです。多すぎて位置関係がわからなくなるくらいです。ウチから豊橋に行くにはウチの近くを走っている国道一号線をただひたすら進めば豊橋に到着しますが時間がかかりすぎるので、伊勢湾岸道を経由します。湾岸道に入って、まず豊明インターを通り過ぎ豊田南インターも通過して、次に豊田ジャンクションから東名高速に入ります。もうすでにこの辺で少し混乱してきていま...豊豊豊豊豊

  • リハーサル in 豊橋

    3月7日の豊橋コンサートのためのリハーサルをチェンバロの杉浦道子さん宅で行いました。プログラムは森川郁子さんと先日行ったバロック音楽の旅15第6回コンサートとほぼ同じですが、杉浦さんにチェンバロで何曲か入っていただくため、細かい「共通理解」を確認致しました。杉浦さんに入って頂く曲はバッハのBWV82のアリア、ヘンデルの「私を泣かせて」と「もしも神が私たちの見方なら」の3曲です。チェンバロ一緒に通奏低音をするととても響きがゴージャスになります。両方とも発言楽器なので、アルペジオのタイミングを合わせないようにすることとかリュートの方がアルペジオを気持ち後で終わるようにするとリュートが引き立ちます。あと杉浦さんにはソロも演奏して頂きます。(フランス組曲第5番より)今度のコンサートでは杉浦さんは新しい楽器を使いま...リハーサルin豊橋

  • コンサートホール事情

    小さいコンサートをリサイタルと称してやっていたのは、もう何十年も昔のことですが、「本式」のリサイタルをやり始めたのは2000年に入ってのことでした。会場はスタジオ・ルンデ、熱田文化小劇場、電気文化会館ザ・コンサートホール、HITOMIホールと変わってきました。響きが一番いいのは電気文化会館ザ・コンサートホールでしょう。でもちょっと広すぎかな。熱田文化小劇場もなかなかいいです。でもここはコンサートの会場として確保するのはとても難しいことでしられています。というのも演劇など2日以上連続で使用する団体を優先してしまうので、音楽関係はそこになかなか入り込めないのです。(演劇は「仕込み」に一日使うので2日連続で取るのが標準だそうです)HITOMIホールはここにあげた中で最後発、ということは一番新しいホールです。昨日...コンサートホール事情

  • 2024年リサイタル

    来年予定しているリサイタルのホールを確保しました。最近ずっとお世話になっている名古屋市中区のヒトミ・ホールで、2024年3月17日(日)です。前回(2019)も前々回(2016)もここでさせていただいたし、私の主宰するアンサンブルもここでコンサートを開くなどご多々お世話になっています。このホールは100席弱で地下鉄、中央線の千種駅から近いし近所に十分な駐車場もあります。響きもなかなかいいし使用料格安と得がたいホールです。コンタクトレンズのメニコンが運営しているのでヒトミ・ホールなんですね。プログラムはまだ検討中です。2013年は現代曲もいれたプログラム、2016年はオールバッハ、2019年はフレンチからギャラントなコンチェルトまでバロック・リュート音楽を俯瞰するプログラムでした。21世紀に入って大体3年に...2024年リサイタル

  • 磯田道史著「日本史を暴く」(中公新書)

    磯田氏は草書体でかかれた昔の資料を普通の新聞を読むように読むことができるという方です。日本の古い文献は江戸時代まではそこそこの分量らしかったですが、江戸時代になると膨大な量が書かれたり印刷されたりしたそうです。なんでも東京神田の古書店で格安で手に入るものもあるそうです。いわば未開拓の文献ジャングルがあるらしくて、磯田氏はそういうジャングルに分け入っていろいろ新しい視点を示してくれる希有な方です。氏の著書に示された様々な視点に価値があるのはそれが一次資料から得られたものだからです。リュート音楽に関する資料も一次資料を使っているか、あるいは一次資料が示されているか、それにたどり着けるかどうかがとても重要です。単に有名な先生から聞いた話レベルではそれは居酒屋でクダを巻いているおっさんの話と何も変わりません。磯田...磯田道史著「日本史を暴く」(中公新書)

  • エムポックス話

    ひと頃感染拡大が懸念されていたサル痘ですが、最近はもうあまり言われないようになりました。アメリカでは小さい子供が沢山罹ったというニュースが入ってきていましたが、それも収まっているようです。世界的には2022年中頃がピークで現在はピークアウトしていますが、日本ではむしろ今年に入ってから感染が増えてきているようですが、数としては10例くらいだそうです。そのサル痘を厚生労働省は名称変更してエムポックスとする方針を固めたそうです。サル痘はMonkeypoxなので、エムはMonkeyのMですよね。まぁいろいろ理由があって名称変更したそうですが、それについては置いといて、何か私的にはサルだけにひっかかるものがあります。何かに似ている名前はありませんか?そう、ホンダのベストセラー・スーパー・ハイトワゴン、エヌボックスで...エムポックス話

  • 新型ミツオカ・ビュートストーリー

    ミツオカ自動車は知る人ぞ知る、日本の自動車メーカーです。この会社は自分で車を設計製造する会社ではなく、よそから車を買ってきてボディを載せ替えて全く別の車に仕立て上げるという会社です。ここの人気車種のひとつにビュートという車がありますが、これは日産マーチをベースに、古典調のデザインが特徴です。初代が出たのが1993年で、当時の日産マーチをベースにジャガーみたいなフロントグリルが特徴的でした。ただ、当時まだ日産マーチは大人気の車で街の中でも見かける機会が多かったため、ビュートのリア部分というか後ろ半分はマーチまるみえという感じでした。その後2代目、3代目にに至り、デザイン手法も洗練されてきたこともあり、なかなかクラシカルないい味のデザインの車になってきています。もはやミツオカビュートに日産マーチの陰は全くなく...新型ミツオカ・ビュートストーリー

  • もうひとつChatCPT

    ChatGPTとお遊びをしてみました。Q.リュート奏者の中川祥治さんについて教えて下さい。という質問に対して何という回答が帰ってくるでしょうか。A.中川祥治(なかがわしょうじ)さんは、日本を代表するリュート奏者の一人です。1957年生まれで、東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業し、その後、リュート奏者のジョス・ヴァン・インデとアンジェラ・ヒューズに師事しました。中川さんは、バロック・リュートだけでなく、ルネサンス・リュートやテオルボなど、様々な種類のリュートを演奏します。また、彼の演奏は、バロック期の音楽だけでなく、現代の音楽や映画音楽などにも及びます。中川さんは、国内外で幅広い活動を展開しており、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団など、多数のオーケストラと共演していま...もうひとつChatCPT

  • 都饅頭も!

    都饅頭とか都まんじゅうというお饅頭は全国各地にいろいろあるようですが、桑名発祥の都饅頭はこんなお饅頭です。他の地域の都饅頭、都まんじゅうは今川焼きみたいなものが多いですが、桑名のものは純和菓子という感じです。市内の和菓子屋であれば必ず売っています。もし売っていなかったら、そのお店はもぐりか品切れです。私が子供の頃は駄菓子屋でも1つ10円で売っていました。桑名の都饅頭は平ぺったいドーム球場様の形で、中の餡はこしあんでどっちかというとパサパサした感じ、少ししっとりとした茶褐色の皮のてっぺんにゴマつぶが点々。作っている和菓子やさんによっては多少厚みはなどはことなりますが、そういった共通項があります。日持ちがいいので贈答品とか法事なんかで重宝します。桑名式都饅頭の南限は多分四日市あたり、北限はどうなんでしょうか。...都饅頭も!

  • Klassenstunde 2023.2

    昨年の7月に引き続き教室の発表会を'Klassenstunde'を開催しました。何人かの方はご都合が悪くご参加頂けませんでしたが、私を入れて9名の参加になりました。全員が都合のいい日はなかなかみつからないものです。初めての方もいらっしゃるので、まず自己紹介やら近況報告をしていただき、それからそれぞれの方に演奏をして頂きました。続けて私の演奏で、BWV1006aよりLoureとGavotteenrondeau、そのあと私のミニ・レクチャー。お題は「秀吉の御前演奏会で演奏された曲」「ChatGPTに'oyleofTartar'のことを教えてもらった?」です。私の教室の生徒さんたちは東は浜松、西は奈良、北は滋賀、近くでも四日市、名古屋、各務原でウチからは遠いところにお住まいです。こういうときはオンラインの発表会...Klassenstunde2023.2

  • またChatGPTに尋ねてみる

    もうひとつChatGPTに質問をぶつけてみました。こんどはロバート・ダウランドのVARIETIEOFLUTE-lessonsに出てくる、oyleofTartarということばについてです。今度は英語で尋ねてみました。----------------------------------------------------------------------------Q.Whatis'oyleofTartar'mentionedinVARIETIEOFLUTE-lessonsbyRobertDowland?A.In"AVarietieofLute-lessons"byRobertDowland,"oyleoftartar"ismentionedasacleaningagentforthelute.Theter...またChatGPTに尋ねてみる

  • ChatGPTに尋ねてみる

    ChatGPTを使ってみました。サイトにアクセスしましたら、ごく普通に登録、認証ができてめでたく使うことができました。少し前のChatGPTにつてのエントリーで本日別のレスを頂きました。ありがとうございました。頂きましたレスにあります秀吉の御前演奏についての質問で「天正少年使節の少年が演奏した」という文言を付け加えて再度質問してみました。------------------------Q.豊臣秀吉の前で行われた御前演奏で、天正少年使節の少年達が演奏した曲はどんなものが考えられますか。A.天正少年使節が御前演奏で演奏した曲については、正確な記録が残されていないため、推測になりますが、以下のようなものが考えられます。当時の貴族や武士階級の間で好まれていた雅楽や能楽などの伝統的な音楽が演奏された可能性があります...ChatGPTに尋ねてみる

  • iPhone 8 の修理

    きょうは久々にゆっくりとさせて頂きました。とは言っても昨日のコンサートの会計関連のことは忘れないうちにやって置かなくてはなりませんので、それは午前中にやっておきました。昼からはいままで気になっていたiPhoneの電池交換に行くことに。私のiPhoneは8でSONYのfeliCaチップが入っている機種では最古参です。8は2017年9月に発売ですから、もう5年半も使っています。デジタル機器は5年も6年も使うものではありませんが、今のiPhoneは高いしそこまで大枚をはたいて買いたいとは思いません。速度は遅いけどまだそれなりに使えるのは、もともとの設計が優秀である証拠でしょう。本当はもっと軽快に動作しお値段も安いAndroidの携帯に変えたいところですが、いい辞書アプリがAndroid用にないので乗り換えには至...iPhone8の修理

  • バロック音楽の旅15第6回コンサート

    今日はバロック音楽の旅15の第6回コンサートでした。これで本年度の全講座が終了です。演奏はソプラノの森川郁子さんで、私がバロック・リュートで伴奏をいたしました。今回のプログラムは「音楽の父と母」と題してバッハとヘンデル(+α)の作品で組んでみました。ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖より:コラール「わが魂の友よ、汝の愛に安らげば」BWV517アリア「汝のそばでよろこび持て」BWV508(シュテルツェル作?)メヌエットニ短調BWVAhn.132(リュート・ソロ)リュートのための組曲BWV1006aよりルール、ロンド風ガヴォット(リュート・ソロ)(アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖より)アリア「わが魂よ、鐘の音が聞こえる墓のなかで」BWV50...バロック音楽の旅15第6回コンサート

  • こんどこそ

    昨日はH3ロケットの打ち上げの日ということをうっかり忘れていて、お昼前に思い出しテレビをつけましたら発射していなかったことがわかりました。てっきり軌道に乗っているものと期待していたのですが。ロケットが発射されて途中でおかしくなって爆破というのではなかったようで、原因を調べてもう一度近いうちに再発射できるようです。そのあとで行われたJAXAの会見で「失敗」だと認めよと食い下がった新聞記者がいましたが、成功以外は失敗というくくりだったら失敗には違いないでしょう。でも中止、延期、中断、一部成功、少し失敗、大失敗・・・などいろいろな段階があるというのもひとつの見方でしょう。まぁことば遊びみたいな面もあるような。その新聞記者は、まず失敗だと言わせてそのあと何らかの攻撃の意図があったような感じもします。以前別の政権の...こんどこそ

  • 皮膚科

    最近頭の中に(頭蓋骨の中ではありません。頭髪が生えている部分デス)イボが一杯出来てきて、皮膚科に通っています。もともとイボは出来やすい体質?だったようですが、最近年のせいかかなり増えてきて、櫛で髪の毛をとくときにイボにあたるので困っていました。通っている皮膚科はウチのすぐ近く。以前は台湾人のM先生がいらっしゃいましたが、帰国されたらしく同じ建物にK先生が医院を引き継いでいらっしゃいます。何年か前に帯状疱疹にかかったときにすぐにM先生のところに行き、薬を処方していただいたら2,3日で治っていきました。こじらせてひどい目にあったという話をよく聞きますので、帯状疱疹は初動が肝心です。K先生には液体窒素でジリジリとイボを焼いてもらっています。いくつはかさぶたみたいになって取れています。なにせ数が多いですから一体い...皮膚科

  • トヨタ新時代

    先日トヨタの新社長が決まりました。そして章男氏の父君である章一郎氏がお亡くなりになりました。トヨタ自動車は名実とともにいよいよトヨタ2.0に向かって進むターニングポイントを迎えたことになります。新社長に内定した佐藤恒治氏は「継承と進化」をテーマに経営を進めていくとのことで、特に今まではどちらかというと腰が引けていたかに見える電気自動車(BEV)について積極的に攻勢をかけていくようです。でも実はトヨタ自動車は「21世紀に間に合った」初代プリウスから数えて20数年にわたるハイブリッド車に実績があり、バッテリーなどにかんする沢山の技術的、運用的な知見の蓄積があるはずです。実際日経新聞によりますと次世代車への特許に関して、トヨタは圧倒的な強みを持っているそうです。すなわち、BEV、全個体電池、自動運転、コネクテド...トヨタ新時代

  • Chat GPT

    ちかごろ何かと話題なのが、ChatGPTです。これは人間のテキストを学習し、それに基づいて新しいテキストを生成する人工知能モデルだそうで、要するにネットに広がっている情報をまとめて自然な言語で返してくれるらしいです。ChatGPTのサイトにアクセスしましたら、満員状態で使えるようになったらメールをもらえるように一応しておきました。今のところ一向にメールは届いていませんが、もう誰でもすぐ使えるようになっているのかな?とてもすごいことだと思いますが、でも定説が実は間違っているとか、誰かが意図的に誤情報を大量に流すようなことがあれば、当然出てくる結果は間違っていることになります。例えば「秀吉の御前演奏で弾かれた曲についてまとめてください」というような「お題」を与えると、今世の中に流布している「定説」はジョスカン...ChatGPT

  • Grey

    greyはgrayのことですが、主にイギリスで使われる綴りです。ユーミンの作品にGreyという曲があります。2016年のアルバム宇宙図書館の一番最後の曲です。この曲は1987年にプロデュースした小林麻美のアルバム『GREY』のタイトル曲でそれをセルフカバーしたものです。この曲はJ.S.バッハのオルガン小曲集の「われら悩みの極みにありて」BWV641(WennwirinhöchstenNöthen)を元に作られています。こういうやり方は昔の和歌で言う本歌取りということでしょう。今式だとトリビュートピースとかオマージュかな。ちなみにこの作品を盗作だとわめいている書き込みをネットでみましたが、ネットはこういうレベルの低いものもちゃんとしたものと同列に並んで見えてしまうのはネットの恐ろしさです。何も知らない人は、...Grey

  • 2回目のリハーサル

    今日は2回目のリハーサルでした。実は前回会場の時間切れでさらえなかった曲が2曲も!ありまして、まずそれからです。時間はたっぷりあるものと油断して気がついたら時間がなくなっていたという感じでした。今日はしっかりと時計を見ながらすすめました。まずヘンデルのビアンカ・ローザHWV160aです。このHWV160はa,b,cの三種類の枝番がありまして、それぞれ微妙に異なっています。以前160bの後半2曲を森川さんと演奏したことがありましたが、今回はaです。aもbも第1曲目は同じ曲ですが、よく見て見ると結構微妙に異なっています。私の好みでaを選びましたが、bのリアライゼイションは昔ナイジェル・ノースが出版した通奏低音の教本に出ています。そういえば彼は来日中らしいです。もう帰ったのかな?次にヘンデルのメサイア第52曲、...2回目のリハーサル

  • コンサート準備

    1週間後にコンサートを控えて今準備に大わらわです。演奏だけでなく自分でプロデュースしているのでそっちの準備も結構煩雑ですが、基本的には同じパターンなので準備チェック表を作ってもれのないようにしています。今回のコンサートは声楽の方といっしょなので、歌詞の翻訳を作って印刷配布する必要があります。その辺のネットにころがっている訳詞をそのままコピペできればいいのですが、結構いい加減な訳が多いのが現状です。バッハの声楽曲なんかは「全訳」と称する本も出ているのですが、直訳っぽくて訳文がこなれていないし、何より誤訳もあります。その本の訳者の経歴をみると、どうも言語分野の専門家ではなさそうです。やはり語学の専門の方にこの手の仕事をやっていただきたいところです。結局全部自分で日本語訳を作りました。ドイツ語、英語、イタリア語...コンサート準備

  • リビングのオーディオ関連機器たち

    以前も少しご紹介しましたが、我が家のリビングルームにあるオーディオ関係の機材たちです。古いモノと新しいモノが混在しています。番号順に説明していきましょう。1はレコードプレイヤーです。大した品ではありませんが、かつて購入したレコードがまだ沢山残っていますので、それらを聴くために10年くらい前に購入したものです。2はデジタル・アナログ・コンバーター、ToppingD90LEフルバランスUSBDACです。ES9038PRO搭載です。3はファンレスコンピュータ、MeleQuiter3Cです。とても小さいですけど、CeleronN5105搭載でWindows11Proも実装済み。メモリは8Gで、ストレージはM.2接続のSSD256G。これで3万ちょっとですから驚きです。4はHDDビデオレコーダー、パナソニックDMR...リビングのオーディオ関連機器たち

  • ピンチか!?

    コンサートのプログラムをさらっていましたら、プツンという音が。見ると6コースのバス弦が1フレットあたりから切れていました。使用している弦はアキラのローデドナイルガット弦CD115です。手持ちのストックは2本、CD120とサバレスのKF101がありましたので、CD120と書かれている袋から弦を取り出し張ってみました。ブリッジに弦を巻き、ペグの穴に弦を通してピッチを上げていくのですが、テンションが高くなってきたのに妙にピッチが低いです。おかしいなと思って、よく弦を見るとえらく太いではありませんか!なんとCD120と書かれた袋にCD200くらいの弦が入っていました。(ゲージで測っていないので正確な太さはわかりませんが)こんなことは長いことリュートを弾いていますが初めてです。本当は張る前に気がつくべきでしたが、ま...ピンチか!?

  • 栄枯盛衰

    今をさること30数年前、ある販売会があるというので名古屋市の某所に行きました。そこでは当時ニックス(NICS)と呼ばれていた国々の電機製品を中心に恐ろしく安い値段で販売されていました。ニックス製品の展示即売会でした。その頃のエレクトロニクス関連の日本製品は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたので、会場の品々を見て「うむ、あんたらも最近はなかなかがんばっとるんやなー」という余裕をかましながら見ていました。せっかく来たのですから、5000円くらいの大きなラジカセを買ってきました。当時日本製のラジカセは2万円くらいはしたと思いますので、格安製品です。そのラジカセは、あまりプラスチック感丸出しのあまり洗練されたデザインではなく、音も出ないよりはマシレベルの、安かろう悪かろうを形にしたような製品でした。でもその値段を考えたらこ...栄枯盛衰

  • ますますギスギス

    飲食店で悪さをしてそれをSNSなどで拡散するという事件が最近何件か起こっています。寿司をレーンで流すとか、テーブルに調味料なんかを置いておくなどというのは、それらにいたずらはないという前提いわば性善説に基づいています。回転寿司店のレーンやカレーショップの福神漬け、あるいはテーブルにおいてあるお箸などの食器、爪楊枝、唐辛子、醤油、ソースなんかへのいたずらは可能性としてはあります。マーフィーの法則だと可能性がある事柄は必ず実現するといわれていますが、そうなっていなかったのはひとえにユーザー性善説に基づいて運営できていたからです。でももうそういう時代でなくなってきたのかも知れません。昔も常識のない人はいるにはいましたが、一定の節度はあったかも知れません。今はSNSなどで悪さがぱっと全国に(全世界に!)広がってし...ますますギスギス

  • そこは日本

    特殊詐欺に関与した窃盗の疑いで容疑者としてフィリピンから強制送還された2人は機内で逮捕されたそうです。機内は日本ということですね。事例は違いますが、私が留学していたスイスのバーゼルにも同じようなことになるところがあります。別に逮捕されるわけではありませんが、スイス・バーゼル市中心部にあるバーゼルSBBという駅の構内に「フランス駅」があります。ここはスイスの街中の駅ですが、駅構内北西部に入り口があるフランス駅は入るとフランス扱いになります。パスコントールもありますが、スイスから出て行くときはとくに何のチェックもありません。スイス当局からすれば、できるだけお国から出て行ってもらった方が都合がいいと考えているのかもしれません。その代わり入ってくるとき、つまりフランスからこのバーゼルSBBに到着するときは、「フラ...そこは日本

  • リハーサル

    19日のコンサートを前に、ソプラノの森川さんとリハーサルです。会場は春日井市の施設です。ウチからそこに行くにはほとんど高速道路を使って行くので意外と時間はかかりません。今日はまず曲順の確認を行い、テンポの確認を行いました。音のバランスしっかりとるのもとても重要です。というのも多くの声楽ソリストはリュート一本の伴奏で歌うのはあまりないからです。リュートソングの場合なら普通にリュート伴奏でしょうけど、バロック音楽のしかも後期の音楽だとレアなケースでしょう。今回のプログラムは、アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳から数曲とヘンデルのアリアを数曲という構成です。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳からの曲はほとんどが小曲ですが、ひとつだけカンター82番からのレチとアリアがなかなかの「大曲」です。(多分8分以上かか...リハーサル

  • 標的

    岸田首相の秘書官がLGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り差別的な発言をしたことで更迭されました。政府の中枢にいる人がそういった発言をしたということは言語道断と言えます。その秘書官はエリート街道まっしぐらの方ではなく、苦学して上り詰めた才能のある方のようです。ただこの件で私がちょっと引っかかるのは、報道陣とのそのインタビューはオフレコだったということです。オフレコをWikiで調べてみると:オフレコ(英語:offtherecord、記録にとどめないこと)とは、談話などを公表しないこと、または非公式なものとすることを指す報道用語である。談話の内容を非公開とすることを発言者と取材者全員が事前に約した上で、本音を話してもらうことである。今回の差別発言が表に出たのは、オフレコの談話が外に出てしまったということ...標的

  • EVは大災害に役に立つか

    日本は「諸外国」と比べてEVの普及が遅れているというので、普及を促すためにEVの利点を挙げた記事や広告が増えています。ごもっともな内容もありますが、眉唾モノという感じのものもあります。そのひとつに、EVで天災に強い社会、といった類いのものがあります。何か大きな災害があったとき、そこにEVがあれば電気の心配がいらない、ということをうたうヤツです。でも実際問題として大水害や大地震になれば、EVそのものもやられてしまって使えなくなるのではないでしょうか。私が小学生の低学年の頃に罹災した伊勢湾台風の被害状況を思い出してみると、多くの家屋が水害に遭い1週間くらい停電していました。当時は自動車はまだ普及前でしたので被害の絶対数は少なかったと思います。今は多くの車が旧市内にあふれていますが、この大半がEVだったとして、...EVは大災害に役に立つか

  • キラキラネーム改革?

    私の孫達は親に割合と普通に読める名前を付けてもらいましたが、今の小学校のクラス名簿を見ると昔とは様変わり。ほとんど一発では読めません。私から見ると皆キラキラネームに見えます。このほど行政手続きのデジタル化のため、戸籍の氏名に読みがなを付ける法改正の要綱案がまとまったそうですが、読み方に一定の方向性が示されているみたいです。それがこの様な現状を変えていくきっかけになるのでしょうか。同案で認められない例として、高をヒクシ、太郎をマイケルとかサブロウなどと読む場合などが上げられていますが、まぁそんな読み方はキラキラネーム的な場合でもさすがにないでしょう。普通の読み方ではないけど、歴史的に定着しているような場合、例えば頼朝→ヨリトモ、勇人→ハヤトは認めるらしいです。ヨリトモ君なんて目立つ名前ですよねぇ。海→マリン...キラキラネーム改革?

  • 枯れた・・・

    枯れたナントカというと、若い人はもう古くなってだめになっているナントカと勘違いする方もいるかもしれませんが、日本語の「枯れた」というのは派手ではないけど時間をかけて洗練されきて、とても安定している、というようなニュアンスのことばです。演奏の評で「枯れた味わいの演奏だ」と書かれたら、それはなかなかの褒め言葉でしょう。1回くらいは言われたいものです。日本語には枯淡なんてことばもありますよね。こういう美意識はわび、さびに通じる日本文化の一側面だろうと思います。もっとも「枯れた山林」なんてつなげてしまうと、これは多分単に草木が枯れてしまっているということを表すことにすぎないようで。「枯れた・・・」はテクノロジー関連でもよく用いられることばです。リチウムイオン電池の改良に、枯れた技術を使い成果を上げている、なんて記...枯れた・・・

  • 音楽の父と母(6)

    ヘンデルの作品からリュートソロ用にサラバンドHWV437をアレンジしました。1曲くらいはソロを弾いて、森川さんに休んでいただかないと。このアレンジについては昨年のエントリーで紹介しました。オリジナルはニ短調で一見リュートに適しているように思えますが、全体に音が高くなりとても不自然で弾きにくいところが出てきます。かといってそのまま1オクラーブ下げるわけにはいかず、イ短調に移調してみましたら、こちらは大変都合良く弾くことができました。しかしなんのかんの言っても元が鍵盤楽器ですので、リュートの流儀で音が並んでおらず、妙に弾きにくいところが出てきます。リュートのオリジナル曲でも弾きにくい箇所はありますが、そういうのとは質が異なる弾きにくさです。でも少し工夫すれば技術的にはなんとかなる範疇ではあります。プログラムを...音楽の父と母(6)

  • 音楽の父と母(5)

    ヘンデルのアリアで多分一番有名なのはオペラ・リナルドからの「泣くのをお許し下さい」かも知れません。オリジナルはストリングスがバックにつきますが、この曲をリュート1本で伴奏するのもなかなかいい味わいがあります。調性もヘ長調で無理はないし。手前味噌ですが、オリジナルの弦の伴奏よりこっちの方がいい感じです。この曲はプログラムの一番最後にしましょうか。ヘンデルが活躍したイギリスの時代は結構リュートが使われていた形跡があります。当時の写本に「リュートオブリガートによる」というタイトルが書かれていて、その曲もいかにもそれっぽく、実際にアーチ・リュートとかバロック・リュートで弾くのに適した音型です。バッハの995みたいにリュートのためにと書かれていて、楽譜ヅラもそれっぽく見えるのに実際に弾いてみると難儀するというのと対...音楽の父と母(5)

  • 音楽の父と母(4)

    さて音楽の母ヘンデルの作品は、オラトリオやカンタータからのアリアを中心にプログラムを組んでみました。まずソロ・カンタータ「ビアンカ・ローザ」(HWV160)から第1曲目のアリアです。このビアンカ・ローザというカンタータは三種類の形が伝わっていまして、それぞれa,b,cの枝番が付いています。今回のプログラムに入れるのはHWV160a,bの第1曲目です。aとbの第1曲目は同じ曲です。実は森川さんとは160b最後2曲を演奏したことがありました。160bは、アリア、レチ、アリア、アリアからなっていて全曲通すことも考えたのですが、今回のプログラムはあまり長いのは入れないことにしていますので、第1曲目だけということにしました。あと有名どころで、メサイアからのアリア「もし神が私たちの味方であるなら」を演奏します。この曲...音楽の父と母(4)

  • 第5類移行時のコンサート

    5月に新型コロナの感染症法上の位置づけが第2類から第5類に移行するそうです。バロック音楽の旅シリーズでも相応の感染対策を行った上で実施してきましたが、第5類移行でどのように変えていったらいいのでしょうか。一昨年度はシリーズを休止しましたが、昨年度・本年度とも次のような感染対策を行いました。アルコール消毒、検温、受付にスクリーン設置椅子は1席おきに配置、演奏者から最前列まで10m以上離す休憩時の換気、マスク着用を求める、大声での会話を自粛していただく終演後の演奏者への質問はなし来年度はこれらのうちどれを緩和していくかですが、基本的なところは同じにしなくてはいけない感じもします。皆さんの要望が多い、終演後の質問は解禁していこうかなと考えています。参考になるのが日本クラシック音楽事業協会が出している指針です。こ...第5類移行時のコンサート

  • 音楽の父と母(3)

    コンサートで声楽曲の通奏低音をするときは、歌詞の日本語訳にいつも時間をとられてしまいます。まぁ日本語訳は歌の方に任せておけばいいのですが、ついつい・・・今回のコンサートはバロック時代の曲なので、歌詞の量があまり多くないのでそれほどは負担にはなりませんが。でもちょっとでも楽をしようと出版されている訳本を見てみるのですが、どうも間違っている訳ではないのでしょうけど、センスに欠ける訳が目に付きます。バッハの声楽作品を全て訳したとうたっている出版本を見て見ましたが、演奏予定のBWV82の歌詞の日本語訳を見ますと、「私はもう十分だ」とありました。まぁ確かに原題にあるgenugは英語で言うenoughですので「十分」ということですが、「私はもう沢山だ」というような否定的なニュアンスが感じられます。訳としてはあまりに粗...音楽の父と母(3)

  • 音楽の父と母(2)

    「音楽帳」に書かれた曲はとても親しみやすい曲が多いです。さすが最愛の妻のためにヨハン・セバスチャンが選んだだけのものはあります。20世紀の中頃まではヨハン・セバスチャン・バッハ作曲だと言われていたメヌエット(ペツォールト作)とか、これまたバッハ作だとずっと言われていた「御身がともにあるならば」Bistdubeimir(シュテルツエル作?)なんかバッハの作風とは少し異なりますが、とても魅力的な作品でよく知られた作品です。今回のコンサートではペツォールトのメヌエットは演奏しませんが、「御身・・・」は森川さんと一緒に演奏します。もちろんヨハン・セバスチャンの作品も演奏します。リュートソロ作品もそうですし、BWV82のソロカンタータ「われは満ち足れり」からレチとアリアが「音楽帳」にありますのでそれも演奏します。こ...音楽の父と母(2)

  • 音楽の父と母(1)

    ソプラノの森川郁子さんと次回のバロック音楽の旅16最終回で共演させて頂きます。プログラムはバッハとヘンデルの作品で固めてみました。バッハはアンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳の作品を中心に組んでみましたので、実際にはヨハン・セバスチャン以外の作品も演奏することになります。でもヨハン・セバスチャンが妻のために選んだ、というくくりで強引にバッハ枠に入れてみました。(笑)鍵盤楽器用に書かれたメヌエット(BWVAnh.132)は作者不詳の曲ですが、これはリュートのソロで弾けそうなので、そのまま(全体をⅠオクターブ下げて)リュート用に編曲してみました。鍵盤楽器なら初心者用の曲ですが、リュートで弾くとあまりリュート的なバスのせいでそこそこ難しいです。リュートのソロはそのほかBWV999と1006aからルーレとロンド風...音楽の父と母(1)

  • 積雪

    やっぱりつもりましたねぇ。今朝シャワーをしようと、シャワーの水栓をひねりましたら(ホントはひねってませんが)水が出てきません。ひょっとして水道管がが凍結か?と思いましたが、水量をマックスにすると緩やかに水が出てきました。そのままにしておいたら水量も増えてきましたが、水温はいつもと異なり上昇に時間がかかりました。当地の今朝の最低気温は分かりませんが、四日市ではマイナス4.9度とのことでしたので、そのくらいは下がっていたのかも知れません。これだけ気温が下がっているのは初めてかも知れません。浴室暖房もなかなか暖かくならず、少々寒い状態で朝シャワーを終えました。今日の午前中の雪雲の様子です。このパターンは当地に大雪をもたらす典型的な雲の流れです。太平洋側で雪が降っているのは三重県の北部だけみたいですが、今回は積雪...積雪

  • 準備万端

    今日のお昼頃は日が差していてそれほど寒くはありませんでしたが、だんだん風が冷たくなり夕方は雪になるという天気予報の通りの展開を思わせました。まぁはずれることもあるので、何もしなくてもいいかなとも思いましたが、一応車の雪下ろしの道具(ソレって何と言うんでしょう)を探しましたが見当たらないので買いに行くことにしました。DIYの店に行ったら特別に雪対策コーナーもなくカー用品売り場にはそれっぽいものはありませんでした。次にオレンジ色の看板で有名なナントカバックスに行きましたら、こちらはさすがに入り口近くにしっかりと何種類か置かれていました。いろいろ吟味した結果一番ボディに傷が付きにくそうなモノをひとつ購入いたしました。柄の長さが変えられるなかなかの優れもので、お値段も878円とお手頃です。と書いていて窓の外を見て...準備万端

  • 寒波到来か

    天気予報の天気図をみていましたら、西高東低の典型的な冬型気圧配置の図の中に99810001004ヘクトパスカルの数字がならんでいます。何か気になる数字ですね。(笑)西の方にある高気圧は1052でした。これが1025なら完璧でした。今日はまだ雨が降るくらいでそれほど気温は低くはありませんが、明日の午後からはぐっと気温が下がり明後日は雪が降るらしいです。当地の場合、琵琶湖の東を抜けて日本海から冷たい風が吹き抜けると雪が積もるようですが、明後日はどうもそのパターンになりそうです。明後日の夕方はミューズのレッスンで名古屋に出かけなければなりませんが、これをオンラインに切り替えてもらった方がいい感じです。まぁ一番雪が積もりそうで道も凍結しそうなときにわざわざ車で出かけることもないでしょう。電車だともっと寒いし。幸い...寒波到来か

  • 気になります

    高速道路の分別ゴミ箱の裏側の表示。時の色分けからすると多分横書きでしょうけど、「の分くだ」では何のことかわかりません。元はどういうことが書かれていたんでしょう。分別ゴミ箱の裏側の表示ですから、要するにきちんと分別して入れてくださいということなんでしょうけど・・・同じ大きさの紙が左右に貼られていたと思われますので、それぞれ2段にあと8文字で、多分合計12文字のフレーズになるのではないでしょうか。「分」は分別でしょうから、「ゴミの分別をお願いします」かな?でもこれだとⅠ行目はいいですが2行目の「くだ」が当てはまりませんので、別のフレーズを考えると「ゴミの分別をしてください」かも。少し何か命令口調ですが。左側の紙にはゴミして右側の紙には別をさいと書いてある紙があってそれがなくなってしまったということでしょう。で...気になります

  • 製作家を訪ねる

    リュートの調整をお願いするために稲城市在住の製作家、奥清秀さんの工房に行ってきました。工房を訪れるのはこれで二回目ですが、東名高速の横浜青葉で降りるので横浜在住だとずっと思っていましたが、メールに書かれていた住所をよく見てみましたら稲城市在住でした。しかも稲城市はイナギシと読み東京都なんですね。しっ知りませんでした。調整作業していただく楽器の説明をしたあと、工房に置いてあったバロック・リュートを少し弾かせていただきました。ガット弦が張ってありましたが、バス弦はアキラのヴェニス、1コースは0.38mmとのことでした。さすがにこのゲージだと1コースはちょっとテンション不足かなという感じでした。あと自作のケースも見せて頂きました。既存のケースに満足できないので、自分で作るようになったとのことですが、なかなかいい...製作家を訪ねる

  • wena 3 は今

    当ブログも永らく続けてきて沢山の記事を書いてきました。多くは1回読んだあと再読されることはないようなたわいもない中身ですが、いくつかは結構何度も再読されているものもあります。そんな中で少し特異な記事が再読回数のトップクラスに入っています。それはソニーのwena3に関するエントリーです。数回書いた程度なのですが、なぜなんでしょうねぇ。というようなことを昨年の春頃に書きましたが、いまだにその現象が続いています。wena3というのはリストバンド型のスマートウォッチです。といっても時計はついておらず、自分の使っている時計を載せることができます。電子マネーにも対応していますし、お値段もアップルウォッチよりかなり安いです。スペック的には理想的なんですが、これがくせ者でした。アプリの不具合、本体の不具合でBluetoo...wena3は今

  • マチネの終わりに

    6,7年前に平野啓一郎作の「マチネの終わりに」という小説を買ったんですが、途中まで読んでそのままになり、また読もうかと思ったら本がどこかに行ってしまいました。(^^;)仕方がないので文庫本を買ってこれもしばらくは積ん読でしたが、お正月のエンタテイメントで読んでみました。氏の小説は初めてですが、装飾的な華麗な文体がちょっと面倒くさいなとは思いましたが、世界の政治情勢や音楽業界の内情、ギター音楽を巧みに織り込んだストーリーの展開はリアリティと厚みがあり楽しめました。作品の中で架空の映画音楽が出てくるのですが、「幸福の硬貨」と題されたその音楽にとても興味がわきました。その曲は小説の中で「静かなアルペジオの小曲」と表現されていますがどんな曲がいいのでしょうか。2019年に映画化もされているのですでに「幸福の硬貨」...マチネの終わりに

  • 追悼加賀乙彦氏(1929-2023)

    作家の加賀乙彦氏がお亡くなりになりました。なんて文学に詳しいみたいなことをいっていますが、当ブログで昨年書きましたように、私は昨年氏のファンになったばかりです。昨年ひょんなこと※から画家の野田弘志氏の展覧会を姫路市立美術館で拝見する機会があり、そのなかに加賀氏の新聞連載小説「湿原」の挿画がありました。野田氏は超リアリズムの作家ですが、氏が描く小説の世界にすっかり魅せられてしまい、是非「湿原」を読んでみたいと思いました。幸いなことにアマゾンの中古本で上下2冊からなる本作品を安価で購入できました。1985年に出版されたその2冊は長く倉庫に眠っていたためなのか、まるで新品みたいでした。読んでみますとその内容の重厚なこと、そして決してエンターテイメント性も置き去りにされていないことなど、久しぶりにいい作品に出会っ...追悼加賀乙彦氏(1929-2023)

  • バロック・リュート奏法の歴史的根拠と実践(30)最終回

    このシリーズの最後に(少し間があいた最後になってしまいましたが)トマス・メイスが著した理論書「音楽の記念碑(1676)」の70ページにダブル・フレットに関する記述があります。「シングル・フレットがベスト」という則註がついていて、記述が始まります。---------------最近試してみましたが一本の弦でリュートのフレットを巻く方がずっとよいということが分かりました。その理由は早く、短い弦で巻けるだけでなく、押さえたところから出る音がより鮮明になり、そしてそれは当然そうあるべきであり・・・(以下略)---------------はい、メイスもこのように仰っていますが、私としてもシングルフレット一択です。最近どなたの仰ることを鵜呑みにしたか知りませんがダブルフレットを勧めてくる方がいます。そんな時間があった...バロック・リュート奏法の歴史的根拠と実践(30)最終回

  • バルトーク弦楽四重奏曲第3番

    新しく導入したDACでナクソス・ミュージック・ライブラリを聴いています。バルトークの弦楽四重奏曲のいい演奏を見つけました。ラガッツェ四重奏団のバルトーク弦楽四重奏アルバムです。ラガッツェという名前からすると女性の四重奏団のようですが、CDブックレット見ると果たして女性ばかりでした。この四重奏団の演奏で驚いたことは音程が正確無比でバルトークが意図したハーモニーがきっちりと表現されているところです。よく聴いているアルバン・ベルク四重奏団の演奏はなんかピントがよく合っていない感じのサウンドで気になっていましたが、この演奏を聴いてこの曲の真の姿を見た感じがします。ナクソス・ミュージック・ライブラリで他の楽団の演奏を聴いてもどうも音程があぶなっかしいものばかりで、このラガッツェ四重奏団はとびっきりクリアです。この作...バルトーク弦楽四重奏曲第3番

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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」
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