五月闇とはどんな闇?意味を解説します
五月闇は「さつきやみ」と読み、梅雨雲に覆われた暗い日のことをいいます。梅雨空の下で感じる暗さと考えてよいでしょう。 五月闇の「五月」は旧暦でいう5月のことで、現在使われている新暦では6月にあたります。梅雨の最中で、厚い雲に覆われた暗い日が続く時期です。現在とは違い、満足な灯りのなかった昔は夜ともなると月明りだけが頼りでした。しかし、梅雨時には月も雲に隠れてしまい、夜間は文字通り漆黒の闇に包まれてしまったことでしょう。 五月闇はそんな頃の暗さを表す言葉なのです。 また、五月闇は梅雨雲に覆われた地域全体だけではなく、ある特定の場所の暗さを表す言葉としても使われてきました。 みほとけの千手犇く五月闇…
2022/05/30 13:41