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うちのガラクタ http://utinogarakuta.blog.fc2.com/

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

どこか昭和を感じさせる生活道具や民具が好きです。”雑閑”では日々の雑記・展覧会・読書・映画・フリマ・骨董市などでの感想を、”モノがたり”では部屋のガラクタを、”一枚の写真”では昔の旅写真などを載せています。つたないモノコトの紹介ですがお愉しみください!

フナコレタロ
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小平市
出身
旭川市
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2020/09/05

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  • 1057 ちらし

    ● 『生活のデザイン』 国立ハンセン病資料館展覧会も、一枚のちらしのもつデザインによって、受ける印象が随分ちがってきます。タイトルにある「デザイン」の文字のまわりに、こんな風変わりなモノが散りばめられています。さらにそこに「生活」という言葉がはさまれます。 ● 自助具付き茶筒、ナースコール、 ボタンかけ、喫煙用自助具、ブリキの義足これまで資料館にて、幾度か実物を目にしていたはずですが、今回のちらしでは...

  • 1056 モノがたり _262 カメラバック

    ● カメラバッグ 210×320×高さ230ミリいまや桜が満開です。平成を迎えたその春は花見三昧となった。桜を追う方の1度きり、にわか仕立てのカバン持ちをしたのだった。見知らぬ土地には、桜をかこむ様々な風景が待っていた。押入に眠っていたその時の写真集を出してみる。5年越しの撮影で撮られたそのなかに、郷里の桜も写っていた。あの場の撮影で、カメラにトラブルが起きたことが思いだされた。記録のとりかた、機材の扱いかた...

  • 1055 モノがたり _261 耳壺

    ● ミンスブ 径165×高さ205ミリ黒釉掛けで紡錘形の無骨な壷である。沖縄のこの耳壺は耳のかたちや付く位置が異なり、よくある耳壺と随分ちがった雰囲気にみえる。種壷や茶壷などに付く耳は、口に封をするための細紐通しであるのに対して。この耳壺は豚の脂の保存用で、蟻などがたかるのを防ぐために宙に吊るための耳だからである。小さいながらも器体は肉厚造りでどしりと重く、紐を通すための耳もとても丈夫に仕上げている。な...

  • 1054 モノがたり _260 棒

    先月寄った地域には、昔からつづく小正月行事に、子どもたちがハローウィンのように集落の各戸を訪れて寿ぐ行事があります。唱え歌を歌いながら手にした木の棒でもって、玄関先などでとんとんと叩いたあと、家人からご祝儀や菓子などをもらうのです。残念ながら行事のほうは見ておりませんが、そのとき使う棒を見せていただきました。棒には縁起やカミに繋がる文字や、めでたい絵柄がいろいろ描かれています。元来は男子のみが行う...

  • 1053 一枚の写真 _253 背負カゴ

    ● 背負カゴ 映画『延安の娘』より部屋で映画をみているとストリーそっちのけで、道具をみてしまう悪い癖がある。中国の文革が尾を引いた現代の悲劇を撮ったドキュメンタリー映画『延安の娘』池谷薫監督 2002年 の船上場面でもあるあるとカゴをみていたようで、パソコンのむかしのファイルにこんな写真が残っていた。 ● 背負カゴ 中国雲南省にて 1996年撮影延安は西安よりさらに北の北部中国の陝西省にあるけれど、あらため...

  • 1052 モノがたり _259 ライトカバー

    ● ライトカバー 外径160×200ミリいかにも船舶などのデッキにありそうな、風雨をしのぎ電球を覆う堅牢な密閉カバーである。かってにライトカバーとしてみたけれど、通常はどのように呼ばれるものだろう。ガラス製の覆いと、金属製の外枠ともどもねじ込み式で固定させるため、ながらく家に設置できないままとなっているもの。外枠上半部に蝶番がつき、ここがメンテナンスの際の開口部となる。船の円窓同様に、円がもたらすこのよ...

  • 1051 モノがたり _258 魔法瓶

    ● 魔法瓶 径120×180×高さ305ミリ家で使っているのがこんな木目調の魔法瓶。容量は1.5リットル。花柄デザインのまえに流行した製品だろうか。単機能の魔法瓶もいまやステンレス製が主流だけど。ガラスビンに鏡面メッキした“BACCUM BOTTLE”を「魔法瓶」と充てたそのセンスは、誕生当時はなかなか画期的な製品だったことが伺い知れる。古風に栓をはめて使うタイプながらも、内部に自動錘がつく一工夫がある。器体を傾けるとカレー皿...

  • 1050 モノがたり _257 ステープラー

    ● ステープラー 60×210×高さ105ミリほんのちょっとだけ昔の文具だけど、実用本位ながらもこのステープラーの細部の仕上げはなんて美しいのだろう。当時はオールスチール製で、その部材の加工に随分と手間がかかっている。もちろん現行品では、針の綴じ機能や作動機構ひとつとっても、こんな時代の製品をはるかに凌駕しているのだろうけど、ゼンマイのバネが剥きだしとなっている構造など、そのメカメカしいかたちについ魅せら...

  • 1049 モノがたり _256 文庫

    ● 文庫 200×280×高さ55ミリ本来は文を収めるこんな箱を、手紙をすっかり書かなくなったいまでは、抽斗の仕切箱として使っている。紙もの書類の整理では、A4サイズのボール紙製の事務用ケースを専ら使用。抽斗のなかが次第に小物でごちゃごちゃしだし、片付けで久しぶりにこの箱を取り出してみたら、あらためて文庫の編み模様が美しい。染め竹を網代編みで仕上げたパターンが、この小さな箱のなかに幾種類か混在している。とい...

  • 1048 製塩土器

    ● 製塩土器 福井県立若狭歴史博物館にて土器としてはかなり地味ですが、ちかごろひそかにはまっているのがこんな海水を濃縮させ煮詰めてつくる塩づくりの器です。海水を最後まで蒸発させてしまうと、粗塩がかちかちに固まり苦くなるため。にがり成分が結晶化はじめる前に煮詰めるのをやめ、脱水によってにがり成分を取り除きます。にがりの主成分である塩化マグネシウムは水に溶けやすく、湿気を吸って粗塩を溶かします。それ...

  • 1047 カゴとプラ

    ● 延縄カゴ 福井県立若狭歴史博物館にて漁具の展示をみていて面白いなぁとかんじたのが、こんな延縄のコーナーです。六ツ目編みの平カゴの縁に藁を巻き、釣り針を刺すような従来の竹カゴはなじみのあるものですが。竹カゴの縁巻きの部分にスポンジ素材が加わったものや、さらにはカゴ自体が総プラスチック製となったものがあるとは、まるで知らなかったでした。網小屋の再現コーナーでも、そんな総プラスチックの延縄カゴが置...

  • 1046 投げ網

    ● 投げ網 福井県立若狭歴史博物館にて網にかかるのはなにも水の中の魚ばかりではない。薄闇時の通り道の山越しに突然こんな網が現れて、鳥目のカモは一網打尽まさにカモが「カモにされる」瞬間である。以前テレビでこの猟の様子をみたことがある。『越前國名蹟考巻五 足羽郡』の絵図には「坂鳥打」として、この網の柄に紐を結び凧のように高く空に放している様子が描かれている。そんな映像と絵図が結びつき、いまやいまかと間合...

  • 1045 網と錘

    ● タタキ網漁の錘 福井県立若狭歴史博物館にて先日観た『ちょっとむかしのくらし展 三方五湖の漁業へん』では漁師の網小屋の内部がそのまま再現されていた。網を繕い仕上げるための作業用抽斗のなかには、細々としたものがぎっしり詰まっている。そのなかでも学芸員の方に教えていただき一番興味深かったものが、知らねば見逃してしまうような、タタキ網漁の網につけるこんな小さな素焼製の錘。青竹で湖面を叩いて魚を追い込...

  • 1044 一枚の写真 _252 四つ手網

    ● 四つ手網とモジリ 福井県立若狭歴史博物館先日寄った小浜の博物館の「ちょっとむかしのくらし展 三方五湖の漁業へん」展でみたのが、四つ手網の部材として管を十字型に交叉させただけのこんなシンプルなパーツです。一緒に見学されたK先生はこのスポット紹介に狂喜乱舞されておられましたが、たしかにこの箇所があるからこそ、網をきれいに畳んで持ち運べるメリットがあるのだなぁとあらためて納得しました。現代では塩ビ...

  • 1043 一枚の写真 _251 箕

    本日は桃の節句ではあるけれど、ぞろ目の3(箕)の日であったなと、昔の写真を当たってみる。福井市の博物館でそんな箕を見たのが、2011年のこの季節。そこには箕が3点写っており、ひとつは氷見箕とよく似た藤皮を用いているもの、ついで口の部分にブリキ材を編み込んだ網代編みの竹箕。そしてさいごに残す1点は、一見米揚げザルにもみえてしまうイナリ口に紐で極端に絞ったタイプの箕。たしかにお尻のアクド部分は縫い合わせてい...

  • 1042 モノがたり _255 土人形

    ● 相良人形・桃太郎 山形県米沢市尾花沢 65×40×高さ80ミリ桃の節句のひな祭り、さすがにおひな様は持っていないのでかわりにこんな小さな土人形を飾ってみました。米沢相良人形は安永年間よりつづいたものが、6代目の昭和18年に廃絶となり、その後の空白を経て7代目相良隆が再興したものです。平成元年に郷土玩具の写真撮りでも有名なカメラマンのS先生の「桜前線」の撮影で一度かばん持ちをした際に、尾...

  • 1041 一枚の写真 _255 だるま市

    ● だるま市 東京都小平市/ 小川寺 2022年3月1日今日からぽかぽか陽気の3月を迎えました。そういえば、ご近所ながらも毎年3月1日恒例の小川寺の小さな”だるま市”へも、ここのところ数年久しくご無沙汰でした。新春から関東一円でスタートするだるま市も、つづく3月3・4日の調布市深大寺の大規模なだるま市より5月1日までに新座、入間、青梅などを経て終了します。むかしのアルバムのプリント写真を探してみたら、1996年当時の...

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