木田元『反哲学史』まとめ9
第十章の中盤はマルクスについてです。木田によると、マルクスの『経済学・哲学草稿』における「自然主義」には、シェリングときわめて似た思考パターンが認められるように思われるとのことです。マルクスはヘーゲルの『精神現象学』を批判的に摂取しています。機械論的唯物論やフォイエルバッハの唯物論、それと対立するヘーゲル哲学のどちらか一方ではなく、両者の統一が必要と考えられています。対象への働きかけとそれによる対...
2022/11/30 11:56
2022年11月 (1件〜100件)
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