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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • 木田元『反哲学史』まとめ9

    第十章の中盤はマルクスについてです。木田によると、マルクスの『経済学・哲学草稿』における「自然主義」には、シェリングときわめて似た思考パターンが認められるように思われるとのことです。マルクスはヘーゲルの『精神現象学』を批判的に摂取しています。機械論的唯物論やフォイエルバッハの唯物論、それと対立するヘーゲル哲学のどちらか一方ではなく、両者の統一が必要と考えられています。対象への働きかけとそれによる対...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ4

    第二章メモまとめ1回目です。第一章で個人と組織の分離、そしてそのことを社会の制度として取り入れたことが近代資本主義につながったということでした。そしてプロテスタンティズムと近代組織をつなぐ政治組織について第二章で説明してあるはずです。以下、メモをもとにしたまとめです。19世紀ごろのアメリカ社会の特徴は、「「結社の原理」の社会、個人が自由にあつまって組織をつくりだす社会」であることです。プリマス植民地...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/11/28

    2022/11/272022-2023 the Primera RFEF Group 1 13thCF Fuenlabrada 0 - 3 RC Deportivo今季初めての快勝です。13節にして初めての3-0。まさかこんなに苦しむとは。シーズンの1/3ほどを費やしたわけですが、ここから安定した試合運びを増やしていけばいいわけですよ。でも上位3チームが走りすぎ。直接対決がかなり効いてきそうです。RCDLC.comでの試合経過は次の感じです。試合開始10分は互角の戦い。その後両チームとも主導権を握...

  • サッカーの怖さを思い出す

    ワールドカップの日本-ドイツ戦、久しぶりにサッカーの怖さを思い出しました。前半終わった時点ではこれは無理かなと思ってました。ぽろっと決定機がくることはよくあって、それを決めて勝利というのはわりとよくあるんですが、浅野のシュートが酷くて浅野が打ったら決まらんわ思いましたよ。浅野のゴール自体は見事だったんですが、今思うとシュートはまぐれのような。後半途中までの試合展開で意欲を持ち続けた選手は賞賛したい...

  • いつの間にかW杯がはじまっている

    開催期間が普段と違うのでサッカーワールドカップの開幕に気づいてませんでした。日曜にデポルの試合があったばかりですしね。3部にワールドカップ中断とかないので。なんか悲しくなってきたのでデポルの話はやめにします。最近全然ボール蹴ってなくて、自分でやらないと興味が減退していってしまいます。BS1でプレミアリーグの試合がなくなったころからみてなかったので、久しぶりにテレビでみてみようと思います。当然CLやスペ...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/11/21

    2022/11/202022-2023 the Primera RFEF Group 1 12thRC Deportivo 2 - 2 Leonesa内容はよかっただけに結果が悲しいです。終盤に追いついての引き分けなので次にはつながりそうではあります。RCDLC.comでの試合経過は下の通りです。前半は両ウイングによりチャンスを作り出すもゴールは奪えず。後半開始早々Quilesのゴールで先制。Sorianoがエリア際でボールを奪ってQuilesにアシスト、ペナルティーボックスの中で流し込む。50分に...

  • 音声認識と意味の理解の関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第2章メモ4

    第2章メモ最後です。音声認識と意味の理解に関係はあるか、という内容です。以下、だいたいの要約です。子どもは1歳になる頃には母語の音の聞き分けができるようになっています。単語と意味が結び付けられる段階での音の聞きわけでは、知っている単語と知らない単語で異なっていると考えられています。たとえば2歳から3歳の間では、既知の単語で/b/と/p/のペア、

  • ブログの更新について(11/14)

    ホームページの高校数学ページ、次は三角比でその次に三角関数のページを作成しようと思います。三角比のページ作成に一月くらいはかかると思うので、その間ブログの更新は週2、3回になる予定です。<<ベーシックインカムの財源...

  • ベーシックインカムの財源に消費税でもよいのでは

    わりと多くの人に「良い制度では?」と思われているものにベーシックインカムがあります。フィンランドの調査では、期待した就業率増加効果は少し、ただし心の安定は得られる、という結果が出ているみたいです。実験として期間も人数も足りてないみたいですが。MMTはとりあえずおいておくとすると、問題は財源でしょう。北欧の福祉国家は消費税率が高いことは有名で、今現在ベーシックインカムを導入するには消費税大幅増が必須の...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/11/13

    2022/11/122022-2023 the first round of the Copa del ReyCD Guijuelo 2 - 0 RC Deportivoリーグ戦でなかったこと以外にいいところがないという。試合に出てない選手に出場機会は与えられたのでいいとしましょ。まあ、こんな日もあります。https://www.rcdeportivo.es/の試合情報はこちらです。CD Guijuelo: Roberto, Davo (Piojo, min. 78), Trapero, Aixpiri, Pepe Carmona (Garban, min. 80), Cristóbal, Willy, Perea, Toti, ...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ3

    前回のまとめで、近代資本主義を生み出したのは合理性そのものではなくて、組織の合理性と個人の合理性を分離して併存可能とした、社会に広く共有される精神構造である、という結論がでてきました。この精神構造がどう近代資本主義を生み出していったのかが続くはず、と書いたのですが、第一章では書いてないっぽいです。しかも前のメモで、よくわからなくなってきたので二章の前に見直してみるとも書いていて、たぶんメモを見返し...

  • 西洋近代形而上学まとめ6:ホームページ用メモ18

    ニーチェまでは形而上学の枠組みに入るはずなので、シェリングからニーチェまでざっとみておきます。後期のシェリングは、合理的な事物の本質存在は神に由来するが、非合理な事実存在は神よりももっと根源的な神の根底に由来すると考えています。ここでいう神は理性と言い換えてもよく、彼は神の根底を「神の内なる自然」(Natur in Gott ナトゥーァ・イン・ゴット)と呼んでいます。彼による神の内なる自然とは、生きて生成、生動...

  • 過渡状態の制御:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ7

    前回の内容で、自己組織的なパターン生成での歩行モデルは可能だが、意図のような心的現実との折り合いをどうするか、というところで話が終わってました。もうちょっと神経回路的に対応モデルを考えてみようという内容が続いていて、今回はその前の基盤となる歩行モデルについてです。以下、だいたいの要約です。まず、歩行中に任意の場所に任意の高さの障害物が現れ、それを片足ずつまたいで、歩きつづけるという課題を、二足歩行...

  • 木田元『反哲学史』まとめ8

    第十章「形而上学克服の試み」のメモまとめです。後期シェリング、マルクス、ニーチェと続いてます。フランス革命後の反動という時代背景から、理性主義への批判が高まっていたことも彼らの思想に影響があるみたいです。まずは後期シェリングについてです。後期シェリングにおいては、理性では考えられないような悲惨な現実が起こる理由を、神学的に考えようとしています。一言でいうと、人間の理性では神の意図を推し量ることなど...

  • 西洋近代形而上学まとめ5:ホームページ用メモ17

    ヘーゲルの形而上学についてです。カントの後継者たちの思想は、高度に抽象化された知性を探し求める方向に推移し、そこで目指されたものの一つは、「主観と客観の同一的な意識」です。悟性の12のカテゴリーを固定されたものではなく、人間の精神の成長とともにそのカテゴリーも拡張されていくと考えれば、物自体のような根源的に接触不能な領域は減少していくと考えることもできます。個々の認識主観と自然界との関係においてはこ...

  • 記号論理学:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ8

    構造主義の次は分析哲学です。Ⅳ節はA、Bに分かれていて、今回のメモは記号論理学についてです。以下、だいたいの要約です。Ⅳ 分析哲学A 分析哲学の道具としての記号論理学人間固有の生き方として、ある一貫した筋道に従って行動する、といったことが挙げられます。「古代ギリシア人はこうした筋道をロゴス(logos)、つまり<論理>と呼びました。」論理は世界を筋道立てて理解しようとする我々の認識と深くかかわっており、...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/11/06

    2022/11/052022-2023 the Primera RFEF Group 1 11thAlgeciras CF 1 - 2 RC Deportivo勝利以外にいいところのない試合だったけど、勝ったからよし。個人能力の高さはやっぱりでかいです。ただ心配なのはMackayの負傷ですね。今のデポルを個人能力で支えてる代表格ですから。軽傷だとよいのだけど。RCDLC.comでの試合経過は下の感じです。開始早々はホームのAlgecirasの方が積極的でデポルは押され気味。ただしクリアチャンスはなし...

  • 西洋近代形而上学まとめ4:ホームページ用メモ16

    今回の西洋近代形而上学まとめはカントについてです。デカルトの頃では神的理性の後ろ盾があったので、人間の認識の確実性が保証されていました。カントは神的理性の媒介を拒否しながら、その認識の確実性を保証するために、『純粋理性批判』で理性の自己批判を行います。カントもデカルトと同じように人間理性の限界を見て取っています。カントによると、物それ自体である「物自体」は人間には認識できず、人間が認識しているのは...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ2

    第一章のメモまとめ前半です。まず第一章で「プロテスタンティズムは資本主義をうんだか」についての考察です。ウェーバー仮説は簡単に言えば次のようなものです。「合理的な生活態度と現世に対する能動的な態度を要求する《禁欲的プロテスタンティズム》の倫理から《資本主義》の精神はうまれ、それが《近代資本主義》をうみだした。むろん、それは《近代資本主義》をつくった要因のあくまでも一つであるが。」ウェーバー仮説への...

  • 西洋近代形而上学まとめ3:ホームページ用メモ15

    前回、イギリス経験論で形而上学的な部分を探したら思ったよりも少なくて入れなくてもいいかも、という結論が出てきました。今回はライプニッツを見てみます。ライプニッツの思考の基本的な原理、「不可識別者同一の原理」からは、存在するものはすべて識別可能なそれぞれの個体である、という考え方が読み取れます。個体に関する彼の考え方には高い倫理性を感じるのですが、「近代形而上学」と連結して考えるのは難しいかもしれま...

  • いまごろ絵を描きはじめる

    switch買ってから購買欲が高止まりしてて板タブ(CTL-472/K0-C,Wacom) を買ってしまいました。6000円で私にはけっこう高い買い物です。ちょっと描いてみたところ明らかにマウスより描きやすい。まずは描きやすそうな「ユニコーン猫」から。「ユニコォォォォン!!」わからない人は三星ナナミさんの配信をどうぞ。これ描くのになんと一時間。しかも似てない。まずはういままのアドバイスにしたがって線を引くことになれるところから...

  • 木田元『反哲学史』まとめ7

    第九章「ヘーゲルと近代哲学の完成」のメモまとめです。シェリングやヘーゲルに代表される哲学が「ドイツ観念論」と呼ばれていて、「人間理性をその有限性から脱却せしめよう」というのがドイツ観念論のねらいです。ドイツ観念論はかなり難解な思弁で織り上げられているのですが、ここでは主にヘーゲルに焦点をあてて簡略化して書かれています。<<第九章-1カントの12のカテゴリーをもっと弾力的に考えて、精神が成長するに応...

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