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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • 音韻獲得における親からの入力の影響:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第2章メモ3

    2節後半のメモです。子どもが音韻の獲得を行うのに、親からの入力がどれくらい影響するかという話です。実験結果からそこまで言える?と思える記述だったり、そもそもあんまり興味ない内容だったりするんですが、簡単にまとめてみます。まず/da/と/ta/の区別についてです。/da/と/ta/のペア、/da/と/ta/の中間的な音を多く含む音声を聞かせて弁別のテストをしたところ、/da/と/ta/のペアの方で弁別が成立している結果となりました...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/10/30

    2022/10/292022-2023 the Primera RFEF Group 1 10thRC Deportivo 1 - 0 UD San Sebastián de los Reyesけっこう危ない試合でしたが久しぶりの完封勝利です。1-0での逃げ切りが一番次に繋がりそうな気がします。RCDLC.comでの試合経過は次の感じです。前半はじめはデポルがボールを保持して主導権を握るもチャンスはSanseの方が多いいつもの展開に。その後デポルに決定機も出てくるのですが、攻撃で適切な連携はまだ見つけられず。...

  • 構造主義からポスト構造主義へ:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ7

    構造主義の続きで、現象学の構造主義への影響や、構造主義の影響を受けたその後の思想についてです。以下、だいたいの要約です。「「構造」のいわば存在論的規定を引き受けたのが<現象学>だったと言うことができます。」そもそも「ハイデガーやメルロ=ポンティの思想には、構造主義の先駆といってよいところがあります。」「メルロ=ポンティは人間の実存を、細胞レベルの物理・化学的過程、そして身体的レベルの生命的過程、...

  • 西洋近代形而上学まとめ2:ホームページ用メモ14

    あまり形而上学として記述されることのないイギリス経験論ですが、デカルトからの影響も考えると形而上学的な基盤があるはずです。ホームページのイギリス経験論に関連するページから、該当する内容を探してみます。ロックは、胎内にある子どもも、おそらく「欠如や不安」を感じ、「飢えと暖かさの観念」をもつのではないかと考えていて、生得性を否定したのは、「知性」と呼ばれるような高度に抽象化された概念です。ロックは伝統...

  • ウクライナ人指揮者殺害に対する反応

    ちょっと前の話ですが、ロシア軍による、協力を拒否したオーケストラ指揮者射殺は衝撃的でした。単純にクラシック好きとして音楽は国境を超えると信じて疑わないので、こんな蛮行が起こるなんて想像もしてませんでした。twitterで知ってしばらく固まってたんですが、twitter内容見てみると平和主義を批判するツイートだらけで、そこにしかつながらないのかとこれはこれで愕然としました。音楽愛好家にとっては信じられない蛮行も、...

  • よく似た音韻の聞きわけの獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第2章メモ2

    2節に入って具体的な音韻の獲得についてです。けっこう長いので二回にわけてメモを取ります。以下、だいたいの要約です。3歳までに「サイ」と「タイ」などよく似た音の単語も獲得されるので、音韻の聞き分けも獲得されているはずです。音韻はヒトが発声するという物理的制約があって国際音声記号の分類では100近くの母音と子音に分けられています。聞き分けは、音響的な特徴の連続的な変化のうちで、ある境界地点から明確に2つのカ...

  • レヴィ=ストロースの構造主義:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ6

    構造主義の続きでレヴィ=ストロースについてです。ヤーコブソンの音韻論を文化人類学に導入して新たな道を拓いたのがレヴィ=ストロースです。以下、だいたいの要約です。モースの「ポトラッチ」の分析ではすでに、「物財の交換を単なる経済現象とはみず、宗教的、法的、道徳的、政治的な意味をもつ全体的な社会現象」とみなされていました。レヴィ=ストロースはさらにその交換の理論を拡張しました。数多くの未開民族には、普遍的...

  • 自己組織的パターン生成と随意運動:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ6

    第3節に入って、これまでのグローバルエントレインメントモデルが随意運動の説明を与えうるか、という感じの内容です。個人的に関心の高いところなので、ここは詳しく見ていこうと思います。以下、だいたいの要約です。3 合目的性と自己組織性これまでの非線形科学の対象だった流体系や化学反応系と違って、非線形系歩行モデルでは歩行の「失敗」といった概念が入ってきています。生命システムのデザインにはこういった目的論的...

  • みけねこさんとDELUTAYAさんの件についてのメモ

    ちょっと前から鳴神裁の切り抜き見て、この人の配信おもろいなと思ってました。それでちょうどみけねこさんとでるたやさんの例の件で配信してたので、今回配信丸々見てみました。ここに簡単なメモを残しとこうと思い立っていま書いてます。この件を知っている人なら、大多数の人がみけねこさんの勘違いなんだろうなと思ってたと思うし、私もそう思ってました。実際そうなんですが。配信でだいたい下のような感じのこと言ってました...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/10/24

    2022/10/232022-2023 the Primera RFEF Group 1 9thReal Madrid Castilla 1 - 0 RC Deportivoえーと、守備のゆるさから前半早い時間で先制食らって、その後決定機を迎えるも退場者出してからはむしろカウンターで決定機作られる展開だったみたいです。次の試合に期待しましょう。RCDLC.comのツイートでの順位表は下の通りです。Primera RFEF1- Racing Ferrol 232- Córdoba 203- Linares 194- Alcorcón 175- Sanse Los Reyes 17----...

  • 西洋近代形而上学まとめ1:ホームページ用メモ13

    ホームページの近代哲学まとめでまず、知覚・認識論のページを作成しました。次は近代形而上学まとめです。自然科学との関係と密接にかかわっていますが、近代形而上学単独でまとめる予定です。近代形而上学の流れを考えると、デカルト、イギリス経験論、カントを中心にするとよいでしょう。そこにマールブランシュやスピノザ、ライプニッツを挟もうかなと思ってます。まずはホームページから関係ありそうな内容を確認しておこうと...

  • 木田元『反哲学史』まとめ6

    第八章『カントと近代哲学の展開』のメモまとめです。イギリス経験論も西洋形而上学の流れと大いに関係しているので、そういった大きな西洋形而上学の中でのカントについてです。なので取り上げられているのは主に『純粋理性批判』で、ヘーゲルに続くように書かれている感じです。十七世紀の古典的理性の哲学は、人間理性の後ろ盾として神的理性が想定されていました。その後神的理性なしの形而上学へと進む流れができてくるのです...

  • アメリカ合衆国憲法制定の要因:宇野重規『民主主義とは何か』第二章メモ3

    1節は主にイギリスの議会制の発展についてでした。2節はアメリカ独立とその民主制についてです。2 アメリカ独立の両義性ジェファーソンのアメリカ独立宣言から話が始まっています。「すべての人間は生まれながらにして平等である」という文言などから民主主義を宣言したものと捉えられることも多いです。しかしながら、たとえば1787年の合衆国憲法には「五分の三条項」など奴隷制を前提にする表現が含まれていて、本当にそうい...

  • 世界像のオートポイエーシス論的説明2:ホームページ用メモ12

    まえのメモで世界像によりあらたな行動が加わっていくことについてのメモをとりました。今度は世界像そのものについてオートポイエーシス論的な説明を考えたいです。未来像で一ページ書いているのでそれにつなげられるはずです。未来像は意識、認識の自己言及によるそれまでの自己の構造を反映するという状態で、意識、認識の状態変化(拡張)が身体、行動を拡張します。世界像が成立すれば、本能行動による活動の延長上に未来像に...

  • 差異のシステムとしての言語:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ5

    第V節は構造主義です。まずイデオロギー的な側面から議論が始まってます。今回のメモはソシュールやヤコブソンあたりまでです。以下、だいたいの要約です。V 構造主義第二次世界大戦終結後、自由主義陣営のイデオロギーとして機能したのは実存主義です。しかし資本主義体制および社会主義体制双方の硬直化が進み、それに代わって「構造主義」が台頭します。「構造主義は、言語体系や社会構造といったものが、それにもとづいて語り...

  • 新型コロナウィルスの収束を統計力学的に考えてみる

    新型コロナウィルスが風邪やインフルエンザに変異してくれるのを、統計学的に考えられそうな気がしてきました。高校物理ですらあやしい私ですが、最近ちょっとだけわかってきた熱力学や統計力学で考えてみようと思います。まずスペイン風邪の収束についてです。3年ほどで収束したらしいですが、ワクチンとかはなかったので感染者が増えて集団免疫が成立したのが要因と言われています。一度感染・発症した人でも再感染し得るのです...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/10/17

    2022/10/162022-2023 the Primera RFEF Group 1 8thRC Deportivo 2 - 1 新監督になって、危うかったですが初戦勝利です。勝利が必要な状況だったのでまずは一安心です。前半2-0にしてそのまま逃げ切れればよかったのですが、Álexのミスから一点返されて緊張感のあるゲームになってしまいました。DF陣のミスが失点につながっているのは変わらずなのでここは心配です。RCDLC.comの試合情報は下の感じです。前半はデポルが積極的...

  • 佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』まとめ1

    前からまとめるか後からみるか迷ったんですが、いつも通り前からいきます。序章が30ページあってメモも4つあるので、序章からまとめていきます。序章 <近代>を語る地平 -主題と方法と構成-日本は西欧とのズレがあるので、西欧近代社会を相対化してみることができます。しかしこの視点では捉えることのできないことがあって、日本や西欧を含む近代社会全体をとらえなければいけません。近代とは何かを問うための方法として、...

  • ホームページに高校数学ページ作成(現在ベクトルのみ)

    いったんブログに高校数学のページを書いておいてから修正してホームページに上げるつもりでしたが、そのままホームページに上げていくことにしました。現在、ベクトルページの一区切りついたところです。ベクトルのページを続けて作成するか他の単元に行くか、高校生物のページ作成に飛ぶかは決めていません。またしばらくしたらブログを休止してホームページ作成に取り掛かると思います。今のところのホームページの高校数学ペー...

  • 世界像のオートポイエーシス論的説明:ホームページ用メモ11

    ホームページのオートポイエーシス論のページで、知能行動(類人猿の道具使用)をその瞬間に現れた未来像に導かれるようにして限定的に成立する、と説明しています。この「未来像」という言葉は木田元の「世界像」をもとにして作った言葉で、今度は世界像をもとにした人間の知能行動、それから世界像を可能にしている「言葉」について説明したいです。関連ページ:知能行動(オートポイエーシス論)人間の道具使用は類人猿と違って...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/10/12

    デポルのBorja Jiménez監督が解任されてました。次の試合負けたら解任かな、くらいには思ってたんですが予想より早かったです。でもまあよいタイミングかも。監督の能力とかとは別に、監督を変えて状況を変えないと何も変わらない場合がありますから。RCDLC.com情報だとÓscar Canoが新監督のようです。49歳で昨シーズンはCD Badajozの監督だったとのことです。このチームは3部で去年デポルと対戦しててたぶん今期も同じグループに...

  • プラグマティズムにおける「真理」:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ4

    第IV節「プラグマティズム」の節後半です。前回のメモは、プラグマティズムは方法論的な側面があるというところで終わってました。今回は具体的にどのような方法論か、という感じです。以下、木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第三章IV節のだいたいの要約です。プラグマティズムは一種の真理論でもあります。十七世紀の新しい科学的法則が次々に見つかっていたころは、人々はそこに神の意図を見て、神によって定められた真理だ...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/10/10

    2022/10/032022-2023 the Primera RFEF Group 1 7thCF Rayo Majadahonda 0 - 0 RC Deportivo見せ場なしの0-0の引き分けで終わってしまいました。これズルズルいくやつですね。RCDLC.comでの順位表は下の通りで上とけっこう離れてきました。1- Racing Ferrol 192- Linares 193- Córdoba 164- Sanse Los Reyes 135- Depor 12-------------------------6- Cultural Leonesa 127- Castilla 118- Alcorcón 119- Algeciras 1110- San Fer...

  • 北朝鮮への対応

    twitterの140文字制限が厳しくて、ちょっとしたこともブログに書くことにしました。140字に収めるには文章力が必要で、文章力を鍛えるにはよいのかもしれないけどそこまで文章が上手くなりたいわけではないので。話変わってここで書きたいことは、北朝鮮のミサイル発射についてです。twitterだとこれに関連することが流れてきたときにはだいたい軍事的に対応すべきという意見なんですよね。弾道ミサイルの迎撃とか今のところ無理だ...

  • 近代哲学での知覚・認識論3:ホームページ用メモ10

    デカルトからヒュームをまとめてひとまずの終着点を与えたのがカントです。カントに続くドイツ観念論と呼ばれる哲学者では、対象の認識ではなく対象の認識をする自己を認識する、といった方向に行くので、そちらは見ないことにします。ヘーゲルの同一性と差異の思考にはそこに含まれないものがあるんですが、知覚・認識論とは直接関係なさそうなので、そこも飛ばします。デカルトを代表とする十七世紀の理性の哲学者においては、神...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/10/03

    2022/10/032022-2023 the Primera RFEF Group 1 6thRC Deportivo 0 - 1 San Fernando CD Isleño今シーズン最初の敗戦です。前半はじめにすぐ守備の緩さから先制されて、ボールは持てるけどカウンターを食らういつものパターンに。後半は決定機もたくさん作れたみたいではあるんですが。厳しいシーズンに突入しそうです。首位との勝ち点差が1ポイントしか開かなかったのが唯一の救いでしょうか。次節7節は22/10/9(日)18:00(スペイ...

  • 近代哲学での知覚・認識論2:ホームページ用メモ9

    デカルトからスピノザあたりまでの認識論で基盤となっているのはイデア論でした。心身相関もイデアを仲介することで解決が図られているようでした。今回はイギリス経験論のところを見てみます。まずロックからです。ロックは「観念」を思考対象全般を指すかなり広い言葉として使っています。同じ観念の言葉で指しているのでわかりづらいのですが、彼が経験によって獲得されると主張したのは、胎児の時点ですでに成立する感覚をもと...

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