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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

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  • 全体構成:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ4

    第1章のメモ最後です。5節が一応この本の構成になってました。最終節は言語獲得の生得性に関する議論とこの本の構成を結びつけて書かれてるんですが、そのへんの構成は飛ばして気になったところと本の構成だけ上げて終わりにします。5 新しい動きと可能性5節前半は言語獲得の生得性に関する最近の議論として、コネクショニズムモデルとか紹介されてましたが、一つだけ上げて他は省略します。最近(2008年当時)心理学系で注目さ...

  • イギリスの議会制:宇野重規『民主主義とは何か』第二章メモ2

    前回は11世紀イタリアの都市国家に民主主義の萌芽を見ました。続いて身分制議会に民主主義を見ることができるかどうかです。以下、だいたいの要約です。近代西欧の民主主義の起源を議会制に求められるかみていくことにします。西欧における議会制は元々身分制議会で出発点では民主主義との親近性はそれほどありません。封建社会において、王権は存在しましたが封建領主も大きな権力を持っていました。平時における国王の歳入のほと...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/08/28

    昨日からシーズン開幕のはずだったんですが、スペイン3部全ての試合が延期になりました。どうもDux Inter Madridが資金難か何かでチームを構成できないとかで、4部のAtlético Sanluqueñoが代わりに3部に上がってくるという話が上がってます。1節は今週水曜日開催の予定みたいですが、また急に変わるかもしれません。以上の情報はtwitterのRCDLC.comの情報です。また何かわかったら情報を上げることにします。<<デポルニュー...

  • 呪術的思考と神話的思考:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第一章メモ3

    第Ⅲ節「呪術的・神話的思考」のメモです。以下、だいたいの要約です。Ⅲ 呪術的・神話的思考1 呪術的な世界の成立ネアンデルタール人ですでに呪術的な思考が存在したと考えられます。また死者の埋葬や、それに関する儀礼を行っていたとも考えられることから、彼らには「死後の世界を信ずるある信仰体系」のようなものがあったはずで、その基底に相当複雑な宇宙像を持っていたことでしょう。ある人類学者によると、呪術は「<人...

  • 歩行におけるゆらぎと歩行パターンの関係:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ5

    第2章2節のメモ後半です。歩行におけるゆらぎ、ヒトのCPG、障害がある場合の歩行パターンの順に続きます。以下、だいたいの要約です。ヒトが定常歩行を行うときの周期は一定ではなく「ゆらぎ」があります。ゆらぎの性質を調べる場合、フーリエ解析で周波数ごとの振幅を得て、さらにパワースペクトルをみることで時系列がもつ統計的な性質がわかります。特定の周波数を持つときはパワースペクトルが鋭いピークを持ち、白色ノイズな...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/08/22

    来週土曜のシーズン開幕が近づいてます。昨日はたぶん最後のプレシーズンマッチが行われてます。フレンドリーマッチBergantiños 1 - 2 Depor結果はアウェーで2-1勝利なので、もちろん悪くはないです。この試合もデポルのYoutube公式チャンネルで配信されてて、前半だけ見た限りでは守備で気になるところがちらほらと。サイドからのクロスで危ない場面が多く見られたのは前の試合と変わらず。カウンター途中で奪われてカウンターを...

  • 意図を推測しあうことを基盤とする言語獲得能力:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ3

    第3節と第4節のメモです。3 子どもへの言語入力の検討子どもに対する大人の話し方には独特の特徴があります。調査の結果はいまのところは特別な関係は見つけられないというものです。ただし親子で同じ事象に注意する「共同注意」、大人による子どもの文法的間違いの修正が効果をもたらす、ということは確かなようです。大人と子どもの間では相互作用して大人の入力も変化することにおいて、心理学的分野で新たな視点が開けてきた...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/08/15

    22-23シーズン開幕が近づいてきました。とりあえず開幕戦の日程は下の通りです。Matchday 01: Deportivo v DUX Inter Madrid, 8/27(土)19h30(スペイン時間)プレシーズンマッチも何試合か行われてて、8/14(土)には恒例のテレサ・エレーラ杯も行われてます。Trofeo Teresa HerreraRC Deportivo 4 - 2 FC Metalist Kharkiv前半2点先行されるも逆転勝利です。この試合もデポルのYoutube公式チャンネルで配信されてました。ひょっ...

  • ブログの更新について(8/12)

    またホームページの更新が滞ってしまったので、しばらくブログはお休み、もしくは更新頻度を大幅に減らそうと思います。現在ホームページにまとめているのはオートポイエーシス論、哲学入門で、新しく発達心理学、動物行動学、高校数学、高校生物のページを作る予定です。どのページの作成にも苦労している状況で、来年の論文発表に向けてオートポイエーシス論、発達心理学、動物行動学を先に進めるか、内容は決まっているけど図を...

  • 木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」メモ2

    「はじめに」と第一章第I節のメモです。はじめにまずこの著書が、「看護学生を哲学的なものの考え方に導き入れようというねらいでつくられた教科書」であることが書かれています。そして問いとして<人間とは何か> <生命とは何か> <生きるとはどういうことなのか>が挙げられています。医療関係者がこれらの問いにおいて哲学に寄せる期待には切実なものがあるであろうと。哲学がこれらに適切に答えられるかという...

  • 木田元『反哲学史』まとめ4

    第六章「アリストテレスの形而上学」のメモまとめです。ここはざっくりいきます。アリストテレスの思索のねらいは、プラトンの思想を批判的に修正しながら継承することにあります。プラトンの制作的存在論はギリシア古来の自然(フュシス)的存在論と対立するものとみなされていました。アリストテレスはプラトンを批判的に摂取し、プラトンの「形相」と「質料」を修正して自然的存在者にも適用しうるものにすることで、制作的存在...

  • 木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」メモ1

    【送料無料】基礎講座哲学/木田元/須田朗/財津理価格:1,430円(2022/8/8 10:55時点)感想(0件) 次に読む哲学の本は木田元と須田朗編著の『基礎講座 哲学』にします。この本は看護学生向けの講義をもとにしているらしいです。91年の講義録で出版されたのは2016年です。もうすでに著者両名がなくなっているのもあるんですが、科学的知見が書き換えられてきた現在においても哲学的価値は変わらないという判断から、修正はほん...

  • 自由を根拠とする二つの循環的制度構造:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第三章メモ2

    ここから近代社会とは何かという問いの回答にはいっていくわけですが、前の内容を忘れてよくわからなくなってるところがけっこうあります。読み返しは第1部を読み終わってからしようと思うので、わからないところはわからないところで、そのままメモをとっていくことにします。近代社会の基本的な特徴として次の二つが挙げられています。①学校などの具体的な諸制度の運営上で、個人の選択の自由を大幅に認める選択-帰責の論理をと...

  • 未来像による知能行動の成立2:ホームページ用メモ7

    前回、洞察的行動を「認識の一階層上の認識(未来像)が生まれ、これが環境として身体動作の連環を新生する」ことで説明できるかも、と書きました。今回は構成素、構造等のオートポイエーシス論の言葉で考えてみます。まずホームページで本能行動や欲求行動を身体の状態の連環で考えていて、縮減を本能行動、新生を欲求行動としています。ホームページに上げた図をここでも上げておきます。洞察的行動でも身体の状態の連環が新生さ...

  • 斎藤環、内田良『いじめ加害者にどう対応するか』書評と要約

    いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア (岩波ブックレット 1065) [ 斎藤 環 ]価格:572円(2022/8/3 16:50時点)感想(0件) 斎藤環、内田良『いじめ加害者にどう対応するか』評価: 臨床精神科医の斎藤環と教育社会学者の内田良による講演および対談集です。いじめ問題において語られることの少ない加害者に対して、その対応の難しさやそれを踏まえてどのように対応していくべきか述べられています。...

  • ホッブス問題:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第三章メモ1

    第三章に入ります。次章からは日本の近代の話に移るので、ここで一つの結論が出てくるはずです。第三章 近代社会とホッブス問題 -近代のダイナミクス-一 解かれる「問い」西欧近代社会の定義はいくつかあるのですが、決定的に重要なものとして社会契約論的思考が挙げられています。社会契約論では自由な個人が契約によって社会を作り出すと考えるので、「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」というホッブス問題...

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