前回に引き続き、<主観-客観>図式が自明な世界像として共有されたプロセスのうち、残り三つについてです。以下、だいたいの要約です。(2) 感性的性質、相対的であいまいなものの「数式」化時間や空間と違って、あいまいな自然の性質をどう「数式化」するかという問題があります。近代の自然科学は因果系列を用いて感性的性質を
野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。
前回のメモで、本能行動と欲求行動、洞察的行動をプロセス経路の縮減と新生で説明できるかもしれないこと、オートポイエーシス論としては未来像の浸透による知能行動の成立を説明できるかもしれないことを書きました。もうちょっとこのことについて考えてみることにします。これまで論文等で参照してきた洞察的行動は、類人猿が台を使って吊るされたバナナを取る場面です。これはケーラーの実験映像をローレンツが文章に起こしたも...
言語の生得性に関する議論:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ2
第一章第2節のメモです。ここも考えなくていいことを考えてるんじゃないの?と思える内容なので、ごく簡単にまとめます。2 言語の「生得性」をめぐる論争前節は、文法は生得的にあるかどうか、という感じの内容でした。今節はチョムスキーに続いてピンカーが話題に上がっています。ピンカーは言語の生得性を強く主張しています。その主張の根拠となる事例が記述されていますが省略します。小さな子供でも埋め込み文を上手く扱え...
第二章に入ります。二章は古代ギリシアで生まれた民主主義が現代の民主主義の引継ぎといえるのかどうか、どのような関係を見いだせばよいか、という話のようです。第二章 ヨーロッパへの「継承」1 西欧における議会制古代ギリシアの民主主義の重要な要件の一つは、対面型社会であったこととのことです。ポリスの中でかなり大きかったアテナイでも、民会には大勢の人が直接駆けつけました。彼らは直接発言する権利を持ち、またす...
個人の権利の不可侵と私有財産の不可侵:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ7
第二章最後のメモです。これまでのまとめになっているはずですが、けっこうな部分がよくわかりません。わからないところは置いといて、第三章までメモとってから考えることにします。まず、ゼクテの論理をもとにした社会と社団の交錯が近代社会を産み出した、というところからはじまっています。社団が具体的に何を指すのかがよくわからなくて、たぶん法人や近代組織のことだと思うのですが、後回しにします。この交錯に理念的な『...
デポルのプレーオフ敗退から1月以上経ちました。選手の入れ替えもかなり激しくて、Noelが移籍とか監督のBorja Jiménezは残留とかいろいろありました。移籍選手リストとかもまとめようかと思ってますがそっちは気分次第です。デポルのオフィシャルサイトが相変わらず英語ページを更新してくれないので、今シーズンはツイッター情報メインで紹介していけたらと思ってます。早速ですが今シーズン最初のプレシーズンマッチが行われまし...
ホームページで本能行動と動物行動をオートポイエーシス論で考えるページを上げてます。関連ページ:本能行動と欲求行動(オートポイエーシス論)そのページでは環境との相互浸透による身体作動の経路の縮減を本能行動、新生を欲求行動と考えてます。それでこの考えだと本能行動と欲求行動の間にさして差がない、という結論が出てきます。欲求行動は主に学習とかそのあたりを想定してますが、類人猿における洞察的行動とかもここに...
第五章「プラトンのイデア論」のメモまとめです。章タイトル通りイデア論がメインで、後半はイデア論の背景についてでした。まずイデア論は政治的、実践的な関心に強く動機づけられたものです。イデアもエイドスもだいたいは「形」を意味する言葉でした。イデアは目に見える形ではなく、洞察によって心で捉えられるようなものとして使われています。プラトンは事物だけでなく、「物の性質や関係に関しても、たとえば正しさのイデア...
近代誕生の説明の佳境が見えてきてて、ここから三章まで一気に読みたくなってきました。いやすでに二、三度読み返してるのだけど、もう内容覚えてません。週二、三回くらいにペースアップしてメモをとっていくかもしれません。四 「最初の」近代社会十七世紀のニュー・イングランド社会は具体的な規範のレベルでは「中世的」といえるような厳格な社会だったそうです。当時の教会で具体的な罪とされたものが多数紹介されていますが...
すでにベクトルの成分表示に言及してますが、もう少し補足説明を行っておきます。平面のベクトルを考えるとき、できるだけ簡単で考えやすいように、基準となる軸が直角になるように二つとります(本当は直角でなくてもよい)。x軸と平行で大きさ1のベクトルをe1ベクトル、y軸と平行で大きさ1のベクトルをe2ベクトルとおくと、この二つのベクトルの実数倍のベクトルの組み合わせで、一つの平面ベクトルを表現できます。具体例で見た...
生理学的・心理学的な記述と対立関係との対応:「欲動とその運命」メモ9
フロイトの「欲動とその運命」が途中からわからなくなる理由は、前半の生理学的・心理学的な記述と後半の具体的な話のつながりがわからなくなっているためじゃないか、と前回のメモに書きました。それで前回は生理学的・心理学的な記述の方をまとめました。ざっくり前回をまとめると下の感じです。欲動は刺激と類似するが、欲動は有機体内部から生まれるもので、欲動の解消には内部の刺激源泉を目的に適った形で変容させることが必...
文法の生得性:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ1
佐々木正人による第10章のメモを取り終わったので、第一章に戻ってメモをとっていきます。まず第一章、第1節は古典的な言語獲得理論についてで、個人的には考える必要のないことを考えているだけに思えます。1節は10ページほどで、ごく簡単にまとめておきます。第1章 言語獲得理論の働き 生得性をめぐって1 行動主義からチョムスキー理論へまず行動主義から始まってます。心理学での学習における「連合」の考え方で子供の言語獲...
ホームページのベクトル(高校数学)ページ作成に際し、先に作成する項目をまとめておこうと思います。受験用のページではなく大人の復習や逆に中高生の予習用のページを作る予定です。とはいえ大学入試でよく出る内容は押さえておこうとも思います。今のところここのブログにベクトルの定義と表記のページを上げています。その続きとして書く予定は下の通りです。3. ベクトルの成分表示と単位ベクトル4. ベクトルの内積5. ベクト...
第四章「ソクラテス以前の思想家たちの自然観」のメモまとめです。第四章は前章のソクラテスのアイロニーを受けて、その対象となったものは何かという流れでこの順番になっているみたいです。古代ギリシア時代のフュシスの思想から始まっています。自然と訳されるフュシスという言葉があって、いくつかの意味があります。ソクラテス以前の思想家たちが「フュシス」の言葉の中に見ていた意味は、「自然(もののおのずからある姿)」...
ニュー・イングランド社会の秩序構造:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ5
今回の内容はつながりが読み取れないところがけっこうあって、その辺は佐藤の結論をとり上げるにとどめることとします。マサチューセッツ社会の原理が説明してあるんですが原理だけ書いて飛ばします。①真の信仰に目覚めた個人からなる社会、②社会はその個人が契約を結ぶことによってつくりだされなければならない、③真の信仰に目覚めない人間が存在する、の三つです。この原理はその社会で生きる人に見られる考え方のことだと思い...
フロイトの論文「欲動とその運命」のメモを取ったわけですが、途中からよくわからなくなってました。その理由は前半の生理学的、心理学的な考察と後半のサディズムとマゾヒズムの話なんかがどう繋がってるかを読み取れなかったことみたいです。前半部分が後半部分のどことどういう関係になって基付けになっているのか、ちょっとだけ調べてみたいと思います。前半部分はメモ三つで、3ページを行ったり来たりするの大変なので、まず...
前回ベクトルがどういうものとして定義されているか説明しました。一つ忘れていたのが、ベクトルは自由に平行移動可能だという性質をもつことです。場所を固定して考える位置ベクトルもあるのですが、いったんそうさせてください。それで今回は、ベクトルの記述と演算規則についてです。前回述べた通り、ベクトルは「向きと大きさを持つ量」です。ここから次の二つの規則がそのまま生まれてきます。1.あるベクトルに実数をかける...
アフォーダンス概念で子どもの言語獲得を考える:ホームページ用メモ3
『新・子どもたちの言語獲得』第10章「「ことばの獲得」を包囲していること」をまとめれば、ホームページのアフォーダンスページに続きを書けそうな気がします。メモをすでにとっているので、それをもとに構成を考えることにします。第10章は佐々木正人が書いていて、3節構成になっています。1節が「「ある」からはじまる」で、ソシュールの引用から始まっていて、簡単にまとめると下の感じです。いったん成立した言語は我々の言...
周りにある「意味」の配置からのことばの獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ3
第10章最後のメモです。3 意味にたどりつくまでアフォーダンスの配置された環境で子どもはことばを習得します。重要になるのは、どうやって周りにある意味に出会うかです。子どもは他の誰かと一緒にいます。子どもの養育を行う大人がまず行うのは、多様な仕方で子どもの「注意を引く」ことです。「養育者と呼ばれる特別の人たちがまずすることは、循環するインタラクションのループによって、大人も含めて周りにあることに注意す...
子どもたちを取り囲んでいること:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ2
第10章2節のメモです。2 子どもたちを取り囲んでいること大人の視点で、ことばを獲得しようとしている0歳児の周りを見ると、乳児を取り囲む環境は雑多なものに思えます。大人が子どもの前で一つの言葉を発したとき、その煩雑な周りの状態で何と対応しているか、大人の視点からは一見わからないように写ります。この本のそれまでの方法とは別に、子どもの周りにはどのようなものがあるか、よく観察してから考察しよう、という感じ...
フュシスからソクラテスのアイロニーへ:木田元『反哲学史』第四章メモ2
第四章後半のメモです。ここは古代ギリシア時代のフュシスの思想が、どうソフィストとソクラテスへと繋がっていくかという内容です。以下、木田元『反哲学史』第四章後半のだいたいの要約です。生成、運動の原理であるフュシスはその秩序を持つはずで、ヘラクレイトスはlogos(ロゴス)と呼んでいます。このロゴスという言葉は多義的なのですが、ひとまずフュシスの「あり方の秩序・理法」を示すことばがロゴスであると考えてよさそ...
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前回に引き続き、<主観-客観>図式が自明な世界像として共有されたプロセスのうち、残り三つについてです。以下、だいたいの要約です。(2) 感性的性質、相対的であいまいなものの「数式」化時間や空間と違って、あいまいな自然の性質をどう「数式化」するかという問題があります。近代の自然科学は因果系列を用いて感性的性質を
最近のネット記事は、参政党にジャックされた感があります。Youtubeでも、胡散臭い政治動画がやたらおすすめに出てくるようになりました。いろいろ心配になるのはわかります。でもまずは落ち着きましょう(自分が)。昔から極右というか、カルト政党はありました。昔との違いは、極右の主張を補強するのにカルトを使ってるみたいで、主従が逆転した感じですね。それでいて陰謀論のトンデモ感が増してるのが戸惑う理由かも。「日本...
第四章に入ります。ざっと見る感じ後期フッサールの思想についてみたいです。以下、だいたいの要約です。第四章 現象学の展開この章での問題点は次の三つです。1 近代的な世界像の成立2 間主観性3 生活世界これら三つのテーマについて『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』をもとに考察していきます。1 近代的な世界像の成立実証科学を除いて西洋の学問は19世紀に危機を迎えます。その理由は<主観-客観>問題の...
停止していたオートポイエーシス論のページをそろそろ更新したいです。オートポイエーシス論で原核生物を考えた結果、原核生物も真核生物の記述も、細胞システムを拡張すればよい、という結論になって終わってました。次になにを考えるかですが、多細胞生命体システムを考えるのが妥当かなと思います。それから真核生物の誕生をオートポイエーシス論的に記述を試みるのもありかもしれません。どちらも構造的カップリングで記述でき...
6月末になって動きが出てきました。まず前監督のGilsanzはデポルには残らず、2部の監督の職を探すことになったそうです。途中交代で残留を決める難しい仕事を達成してくれたのには感謝です。次の仕事も上手くいくとよいですね。もちろんDeporとの対戦を除いて。移籍マーケットも活発になってきてて、そちらはまとめて紹介しようと思います。今回は先日発表されたスペイン2部のスケジュールを上げておきます。25-26シーズン、スペイ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は7、8番目についてです。重要そうだけど話の流れがよくわからなくなりそうなところがけっこうあって、そこはもう飛ばします。以下、だいたいの要約です。7 意味統一としての「経験」…自我という極の意味*現象学における「超越論的主観」あるいは「純粋自我」の概念に対する批判があるが省略。現象学における<自我>はそれ以上還元されることのない、むしろ<超越項&...
新しく見返す心理学の本はヴァイツゼッカーの『ゲシュタルトクライス』にします。どの分野に分類すればよいか本当はよくわからないのですが心理学に入れておきます。ヴァイツゼッカーは多芸の人で臨床精神科医、生理学者など多数の肩書きを持つ人だったそうです。解説や訳者あとがきが複数あったり、本編とは別のところでヴァイツゼッカーについての紹介がされているので、余裕があればそこら辺もメモに残しておこうと思います。こ...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は6番目についてです。以下、だいたいの要約です。6 <内在-超越>原理具体的に経験される事物は「いまここにある知覚」とぴったり重なるわけではありません。その経験されている事物は原的な体験を超えた
今回のメモでこの本のメモもやっと終わりです。第Ⅰ部はすでにまとめを上げています。第Ⅱ部は正直あまり関心をひかれなかったので、まとめはなしにします。終章 終わりと始まり-二一世紀近代の地平-近代は終わりを夢見る社会ともいえます。それは日本も同じで、西欧近代においつくことと、近代そのものが終わる日を日本人は夢見てきました。十九世紀型の近代における拡大運動により、今はもう外部が消失してしまった状態です。しか...
林原めぐみのblogで炎上騒ぎがあったみたいで、ちょっと調べたところ林原めぐみが心配になりました。「陰謀論とかにはまらないといいけど」という意味で。ルールを守らない外国人には何かしらの対処が必要では、というのはそれはそうです。心配になったのは外国人留学生への国からの支援への彼女の意見のところです。「外来種」といった表現は使うべきでないことは環境保全をしてる人たちからも言われているので、ここでは置いとき...
Antonio Hidalgo新監督就任が発表されてます。45歳で、前シーズンはSD Huescaを指揮していたそうです。契約は1年で更新オプション付きです。前監督のGilsanzにはコーディネーターとしての職を打診しているらしいですが、引き受けてくれるかはわからないです。移籍マーケットはまだ動いてなくて、どれくらいの動きになるかもはっきりしてない状況です。ただFabrilの方はすでに4人の選手の退団が発表されてます。移籍マーケットに動...
今回は前回の続きで、1990ごろに進行していた社会の変化のうち「国際社会」化の方です。今回で第六章メモも終わりで、残すは終章のみです。以下、だいたいの要約です。日本は社会性の形式の点では厳重な「鎖国」状態を続けてきました。心情反射作用の遍在というフォーマットを日本近代が持てた理由は、江戸時代から続く社会性の鎖国状態によるものかもしれません。1980年代になると、この人的「鎖国」は維持できなくなってきており...
ホームページの子どもの言語獲得3ページ目は、音声や言葉の獲得の心理学研究に通底する考え方を引き出してまとめてみようかと思います。具体例はその次のページに二つほど提示して、少し批判的なことも書く予定です。『新・子どもたちの言語獲得』の第二章から第四章までで、著者らには、子どもが言語に関わる何かを獲得するときに身の回りへの可能な身体動作とかが大きく関与している、という考え方が共通してあるようです。そこ...
第六章第三節に入って、たぶん1980年代ごろの分析です。以下、だいたいの要約です。三 新たなシステムへの模索これからの日本社会(1993年初版時において)の可能性として、一つは西欧近代社会への転換があります。しかし西欧近代システムには、一貫性を持った選択の主体としての個人という信憑が必要です。次に、そうした個人の選択の自由と両立するルールが存在すると信じられていることも必要です。これら二つの信憑を与えてき...
『イデーン』を読むにあたっての注意点8つのうち、今回は4、5番目についてです。以下、だいたいの要約です。4 超越論的主観における「世界の構成」ヘーゲルによると人間の<意識>は、対象への実践的な態度と、<意識>と<対象>の関係を想像的に対象化する意識の二契機があります。そして後者の契機をさらに対象として新たな高次の視線が生じ、この弁証法的な運動によって世界像が高次化されることになります。哲...
2025/06/01Liga Hypermotion 2024/25 42ndFT: Depor 0 – Elche 4Goal 0-1: (4’) Mourad, 0-2: (25’) John, 0-3: (31’) Valera, 0-4: (88’) Vigas負けること自体は仕方ないんですけど、いくらなんでもひどすぎる負け方でシーズン終了です。なんというか言葉が出てこないですね。もう来シーズンに頭を切り換えましょうか。すでにセンターバックのJaimeとPablo Martinezが今シーズン限りの退団が発表されてます。移籍情報とか、話題が...
第六章第二節メモ2回目です。以下、だいたいの要約です。日本的社会の日常的な社会決定システムは、個々の関係者の利害感情をツリーにそって調整する形で作動します。そのためツリーのどこかに切実な「痛み」(既得権益の侵害など)が発生しないかぎり、重要な決定を行えません。そして近い将来すさまじい「痛み」をもたらす問題などには対処できないことも示しています。日本は心情反射作用による情念の共同体をつくり上げてきた...
第六章第二節に入ります。この本も残り30ページほどなので一気にメモを取り切ってしまいたいです。以下、だいたいの要約です。二 旋回アンケート結果から推測される「伝統回帰」現象には、「無邪気な個人主義」と言えるもう一つの性質が見えてきます。*アンケートの分析結果があるが省略。70年代の不況により欲望自由主義社会の大前提である利害の拡大均衡性が一時的にではあれ破壊され、組織の大規模な再調整が行われます。「そ...
2025/05/25Liga Hypermotion 2024/25 40thFT: Zaragoza 1 – Depor 0Goal 1-0: (56’) Patiño (o.g.)大分選手も入れ替えてるし敗戦は仕方ないですかね。来期に向けてこれまでの控え選手はがんばって欲しいところですが、Patiñoはオウンゴールをしてしまいました。Ladiesの方はもう今季までの選手が5名発表されてます。来季は監督含めどうなるでしょう。次節が最終戦なので最後は勝って終わりたいですね。RCDLC.comでの布陣は下の通り...
第三章に入ります。第三章は『イデーン』を読むにあたっての注意点みたいです。以下、だいたいの要約です。第三章 現象学の方法『イデーン』を読むにあたっての注意点をまとめると8つになります。以下、順に説明します。1 自然的態度、素朴な世界像についてわたしたちが普段持っている「自然的な世界像」には、ある現れの性質があります。空間・時間ともにここ、または今から上下左右、前後への広がりを持ちます。そしてこの拡...
四節のメモ最後です。今回もわからないところは飛ばしてメモをとることにします。前のメモの最後あたりで、我々の知覚は身体的な実存で身体そのものが意識の根源的な在り方である、という考え方が述べられていました。その意味では、われわれの身体は世界についての潜在的な知だ、言うこともできます。我々にとって世界は相互感覚的統一として現れますが、その統一をもたらす身体図式の統一は前論理的で不明瞭で潜在的であるので、...
読み返している細胞生物学の本(大学入門レベル)に以下の記述がありました。「細胞にも「分泌(excretion)」がある。細胞壁や莢膜の材料をはじめ、さまざまな物質を細胞の中から外に搬出しなければならないからである。ゴルジ体のような膜系がないのでエキソサイトーシスで分泌するわけにはいかない。そのかわりにSec経路、Tat経路という、チャネルを使った分泌経路がある。」この記述だと、莢膜や細胞壁を作り変えて細胞を維持...
第四節に入ります。今回も重要と思えるところを抜き出しながらまとめてみることにします。四 世界内存在としての身体前節を受けて、「「意識的」ということが対象の同一化作用を介しての自己統覚を伴うという意味であるとするならば、知覚的な世界経験はまだ意識的ではありえず、いわば「前人称的」な層でおこなわれる匿名な機能である」とされています。意識と知覚を明確にわけることはできないとどこかにあった気がするんですが...
原核生物システム(オートポイエーシス論)のメモで、今回は構成素と構造についてです。簡単なのは前のメモにも書いた通り構造の方でしょう。細胞分裂により原核生物は増殖していきますが、そのこと自体を特別な構造で考えなくてよいと思います。細胞は生成プロセスの閉域形成の結果として排出される構造体でした。原核生物の細胞分裂も、DNA複製の後で細胞骨格による収縮環により細胞が分割されるみたいで、前の細胞との連続性が...
都知事選、蓮舫さん惨敗でした。でも、左派の人間にとっても、そうなるだろうという納得の結果でもありました。これもうすでに言われていることなんですが、最大の敗因は、すぐに都政を具体的にどうするか発表しなかったことだと思います。都政ですから、国政とは関係なしに具体策を打ち出すべきでしょう。本当はどうだったかわからないですが、自分には蓮舫さんの政策が見えてこなくて、たぶん都民のほとんども自分と同じ状況だっ...
第四章最後の節に入ります。日本近世後期の社会的決定システムについてです。今回も自分の言葉でまとめる感じにします。四 日本的社会の成立まず中村牧子による近世以降の日本社会の社会的決定の創出プロセスが紹介されています。それは①根回し-持ち上げ、②自己変更的態度、③上訴の三つのメカニズムの組合せとしてモデル化されています。①はaとbの二人に関わる決定が必要な場合にその共通の上位者が利害を調整して決定にあたる、...
デポルの新シーズンの動きが活発になってます。まずは二部の日程がRCDLC.comに上げてあったのでそれを下に書いておきます。画像を貼ればいいだけの気もするんですが、日付が日本と逆順だったりするので書き直しときます。24-25シーズン、スペイン二部リーグ日程FIRST ROUND24/08/18 : Deportivo - Real Oviedo (matchday 01)24/08/25 : SD Heusca - Deportivo (02)24/09/01 : Deportivo - Racing Ferrol (03)24/09/08 : Granada CF...
ホームページに作成する原核生物システム(オートポイエーシス論)ページのメモを何回か取ることにします。直接ページを作ろうとしてまったく進みませんでした。決められるものから順にメモを残しておくことにします。前回のメモで、原核生物は細胞システムとして考えるよりも、世代全体で生成プロセスが連続していくシステムとして考えた方がよいかも、ということになってました。この考え方に従ってページを作るつもりです。そう...
3節は残り6ページほどで、重要と思えるところを抜き出しながら、簡単にまとめておこうと思います。知覚はある種の構文法のような規則性に従って現れてくるのでした。白の上の赤い点という簡単な知覚でさえ「図と地」という一つの意味を持って現れてきます。こういった意味は主知主義のいう判断などではなく、有機的全体として現す構文法によることを発見したのがゲシュタルト心理学ですが、彼らはこのゲシュタルトを客体的世界のう...
メルロ=ポンティの章の続きで、第3節に入ります。今回はゲシュタルト心理学との関係などの内容で、自分はもうだいたい知っていることなので自分の言葉でまとめる感じにしようと思います。三 生きられる世界への帰還後期フッサールと同様に、メルロ=ポンティにおいても現象学的還元で照らし出されるのは「生きられる世界」です。現象学は自己完結的なものではなく同様の運動は経験諸科学の内部でも進んでいます。メルロはゲシュタ...
日本近世社会の思想の節も、今回のメモでやっと最後です。残り6ページほどで、自分の言葉でざっとまとめようと思います。朱子学と違って、仁斎学と徂徠学共に個人の自由な欲望を許容しているそうです。ただし仁斎学は「個人の自由な欲望・感情の発現が、その相互反射性を介して、自然に正しい秩序をつくる」のに対して、徂徠学は「具体的な制度技術によって、その自由を外的に整序することをめざした。」その説明が具体的に続いて...
序論のメモです。メルロ=ポンティはこの講義の前にいくつかの講義を行っていて、この講義はその続きみたいです。はっきりしたことはわからないですが、ネットで調べたところ、「子どもの意識の構造と葛藤」、「子どもの心理-社会学」の二つがそれにあたるみたいです。これらの講義録の方は今のところメモをとるかは未定です。「序論」はどんなことが書いてあるかざっとまとめて終わりにしようと思います。他の心理学研究をもとに、...
今回メモを取るところはメルロ=ポンティがフッサールの思想をどのように批判し、どのように継承したか、という内容のはずなんですが、今までに書かれていたこととそんなに変わらないように思えます。一般的に思われていることと違って、後期フッサールにおける現象学的還元は超越論的観念論ではなくて、人間の世界への内属を前提にその仕方を先入見をいったん置いて観察しようとするものだ、という感じのことがすでに書かれていま...
第6章に入って、ここから残りの章はほぼメルロ=ポンティについてです。第6章はじめは、サルトルとの関係やメルロの現象学の受容の経緯などで、簡単にまとめて終わりにします。Ⅵ メルロ=ポンティと現象学の現状サルトルとメルロ=ポンティは友人関係にあったのですが、政治的な見解の対立から次第に疎遠になり、メルロが55年の『弁証法の冒険』のなかでサルトルの政治的な見解に痛烈な批判を加えたことで、仲違いが決定的になったそ...
サルトルの章のメモ最後です。今回もよくわからないところが多かったのですが、結論としてはわりと単純だったりするので、今回は結論部分だけメモって終わりにします。サルトルは『情緒論素描』において、純粋現象学と経験的心理学のほかに、「現象学的心理学」をおそるおそるながらにも提唱しているそうです。心理学で対象となっているような状況そのものを考えるために現象学が必要ですが、その進展はまだ不十分なので、さしあた...
2024/05/30Depor 2 – Castellón 1 0-1: (39’) Douglas Aurélio, 1-1: (68’) Lucas Pérez, 2-1: (75’) Pablo Martínez2024/05/03Castellón 2 – Depor 4 (agg. 3-6) 1-0: (4’) Douglas Aurélio, 1-1: (28’) Lucas, 1-2: (44’) Mella, 1-3: (48’) Lucas, 2-3: (52’) Suero, 2-4: (73’) Davoスペイン三部のグループ1とグループ2の優勝チームによる、三部優勝チーム決定戦が行われてました。ホームとアウェー共に勝利で見事三...
2024/05/192023-2024 Group 1 of the First Federation 37thReal Sociedad B 1 – Depor 1 1-0: (54’) Mikel Goti, 1-1: (74’) Barbero2024/05/252023-2024 Group 1 of the First Federation 38thDepor 3 – Real Unión 1 1-0: (21’) Alcaina, 2-0: (64’) Salva Sevilla, 3-0: (82’) Mella, 3-1: (90+3’) EscobarDeportivo: (4-2-3-1) Eric Puerto – Ximo Navarro, Pablo Vázquez, Dani Barcia, Iano Simão – José Ángel, ...
メモを取ってるのを忘れてて、数ヵ月ぶりにこの本を開きました。読み切ってしまいたいので、これからは週1ペースでメモをとっていきたいです。今回は要約ではなく、簡単なまとめという感じでメモをとることにします。まず朱子学についての説明があって、長いですが抜き出しておきます。「朱子学は、社会制度・社会秩序の根拠を客観的な原理性「理」にもとめる。「性即理」、すなわち人間の内奥に存在する本質「性」にはある原理が...
サルトルの章、2回目のメモです。あんまり興味をひかないのと、引用されている部分がよくわからなかったのもあって、10ページ近くをざっとまとめて終わりにしようと思います。サルトルが現象学へ向かった動機が説明されています。フッサール初期には「自我を意識の綜合的超越的所産と見る」考え方が含まれていたようで、現象学を「独我論」から救うとともに現象学的還元の無動機性に一つの解決を与えようとしたとのことです。サル...
脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達 (身体とシステム) [ 多賀厳太郎 ]価格:2420円(2024/5/18 21:12時点)感想(0件) 多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』 評価: この著作は人間の行動に関する心理学的知見を非線形科学で説明をつけようとする野心作です。ただまあ、納得のいかないところも多々あって、思考途中の段階で思想をまとめるところまではいってないというこ...