贖罪を他人にさせる

〈 義母編 〉 私が実の母とお茶したり買い物に出かけたりするように 義母ともそういう事をしてほしいと夫が望みました。 夫は男兄弟で、義母が日頃「娘がほしかった」と言っていたそうで 息子の俺ではできなかった事を、私がしてほしいと言われました。 私はぶらぶらお出かけすることは大好きなので 声をかけて何度か一緒にお出かけしてみました。 義母は目的を持たない外出は好まない人でした。 「何を買うの？」「買い物終わった？」 「お茶？飲み物なら家に戻って飲みましょう」 夫に話すと 「せっかちな性格だから言葉ではそう言うけど、一緒に出かけていることは楽しんでる」 と言います。 私はちっとも楽しくないので、夫が…

椅子を戻せない

〈 幼稚園で習うこと編 〉 ダイニングの椅子を使った後に 椅子を戻すことができません。 当初は何とも思わず 引きっぱなしの椅子を私が戻していましたが 子供が動くようになるとすごく邪魔で 夫に戻してくれるようお願いするようになりました。 それでも毎度引きっぱなし。 夫に注意をすると “たまたま忘れてただけ” 風に振る舞うので 立ち上がる都度に言うのではなく ふとした時に何気なく気が付いた風に 夫の椅子だけが飛び出てるところを指摘すると 「家の中だからいいじゃない」 と驚く返答。 どういう意味なんだろう？ 〈ふりかえって〉 外ではちゃんと椅子を戻してるからいいでしょ、って事のようでした。 ※靴を揃…

相談できない

〈 トラベル 編 その①〉 結婚前に車で遠出をした時のこと。 当時はカーナビが無かったので 冊子のドライブガイドをで目的地に向かっていました。 夫「さて、帰り道どこか寄りつつ帰路につこうか」 私「そしたらロマンス街道を通って、この滝を見たい！」 夫がドライブガイドを見て車を発進させました。 車を走らせてしばらくしてロマンス街道へ向かってる道と違う事に気が付きました。 どこへ行くのか聞いてみると、いいところ♪と答えて上機嫌。 着いたところは夫が大好きな元巨人軍・松井秀喜記念館でした。 ゴールデングラブ賞の金色に光るグローブのトロフィーを見て とっても嬉しそうにしていました。 私の希望はどこへ行っ…

ゴミをまたぐ

〈 家事分担 ゴミ出し編〉 基本は私、気が付いた時に夫が手伝ってくれたら嬉しいな…というスタンスでしたが あれれ？おかしいぞ？ 手伝うどころか、 自分の脱いだ物を洗濯カゴへ入れる事さえも できない夫でした。 何度も何度もお願いし 洗濯カゴへ洗濯物を入れられるようになった夫は満足げなので ようやくステップアップ。 自分の事を自分でするのは最低限の事と伝え、 2人の事も手伝ってほしい、 何か気が付いた事があったらやってほしい、とお願いすると 「言われたらやる」 と言うので まずはゴミ捨てをお願いすることにしました。 『火曜と木曜はゴミの日だから 出勤の時にまとめて出してね』 しかし、やらない。 当…

まえがき

このブログはADHDの特性を持つ夫について妻の視点で書いています。 ADHDなどの発達障害を持つ人と関わったことがない方は 「こんな事みんなあるある」と思われることが多いと思います。 ただの愚痴のように感じて不快に思うかもしれません。 発達障害、特に夫のようなグレーゾーン(※)の大人と関わる方の目にとまり 少しでも気が楽になったらいいな…という思いで綴ります。 ※グレーゾーン 夫は発達障害の診断がついていますが 本人は自覚なく過ごしていて、仕事にも就いているためグレーゾーンと表記しました。

起筆宣言

結婚18年目 2020年2月から夫と別居しています。 ADHDの自覚がない夫との暮らしに疲れました。 離れた時間を過ごす間も これまでの夫の行動を思い返しては 怒りや、悲しみや、理解できない行動に呆れる気持ち… さまざまな感情が沸き上がってきて この感情を記録しておこうと思い ブログを始めてみることにしました。