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臨床心理学にいる
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臨床心理学と犯罪心理学について、日々徒然と書いているサイトです。
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34回 / 77日(平均3.1回/週)

ブログ村参加:2020/08/11

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nutshellさんの新着記事

1件〜30件

  • 不安とは

    不安 恐怖は、それを喚起するはっきりとした外的な対象が存在する感情である。その一方、不安は、漠然とした怖れの感情である。とりとめもなく、どうにもならない困惑や焦燥そのものであるといえるかもしれない。K.ゴールドスティンは、破局的な状況が迫った際、人が味わう主観的な体験と定義している。不安は多少とも身体的表出を伴い、動悸、発汗などから瞳孔拡大に至るさまざまな自律神経症状を呈する。 不安は、人間にとって避けることのできない心理的な現象であり、自分を守るために必要なシグナルとして有効であるが、これが過剰になり、止めどなく溢れ出すようになると病的不安と呼ばれるようになる。病的不安は、重いうつ状態に現れ…

  • 心理学用語 好訴者とは

    好訴者(こうそしゃ) もともと活動性の高さを背景に、権利侵害など何らかの屈辱的な出来事が引き金となり、その後の人生のすべてを訴訟と闘争に捧げようとする人のこと。独善的な正義感に基づいて、ひたすら告発・訴訟・闘争などを展開する。E.クレペリンは、本物の好訴者と仮性の好訴者(抗争者)を区別し、E.クレッチマーは好訴者を増長した誇大性と捉えた。 好訴者は、通常、精神病質的な人格の延長にあると位置づけられており、統合失調症や躁病、妄想性障害などが時折示す好訴性は「症候性好訴妄想」として区別される。 奪われ、傷つけられた現実に理不尽さと被害感を強めて、その払しょくを求め続けている。

  • 心理学用語 無力者とは

    無力者(むりょくしゃ) K.シュナイダーの精神病質人格類型の一つ。無力者は、自分自身のことを全く信じていないため、些細な身体の変化を過度に気にしやすく、結果、何かと気疲れしがちで、楽しみを感じることができない。身体的・心理的なストレスに敏感。 無力者の中には、心身症型のタイプ(心理的な理由によって多彩な身体的障害を起こす)と神経衰弱型のタイプ(過度な自己観察の結果、疲れすぎてしまう)がある。 無力感・不信感が自分に向けられ、何かと気にしいで、勝手に疲へいしがち。自分のことにいっぱいいっぱい。生きづらい。

  • 心理学用語 敏感者とは

    敏感者(びんかんしゃ) E.クレッチマーによると、敏感者とは、強い感受性を持つものの、感じ取ったものに縛られて適切に処理できない人である。また、無力感を抱く一方、高い理想自我を備えているため、罪悪感や屈辱感を抱きやすい。対人関係の場合、敏感関係妄想にまで発展してしまう。K.シュナイダーも、精神病質人格の中で自信欠如の一亜型として敏感者をあげている。 ちなみに過敏者と敏感者は基本的に同じ特徴を備えているが、敏感者の方がより病的である。 何かと気にしいな上、すぐに自分は駄目だと思い込みやすい。ときにそれが病的な水準にまでいたる。

  • 様々なうつ病(うつ病の種類の続き)

    1.心因性うつ病 心因性うつ病には、狭義の概念と広義の概念がある。狭義の概念は、もともとJ.ランゲが提唱したものである。J.ランゲは、内因性うつ病、反応性うつ病、心因性うつ病の3つに分けた。反応性うつ病は、抑うつに至るきっかけに遭ってうつ状態を生じさせたものである。「そりゃあ、仕方がない。」と了解できる。それに対し、心因性うつ病は、抑うつに至る明確なきっかけはなく、もともと抑うつを引き起こさないはずの心因によってうつ状態を生じたものをいう。「え、そんなことで?」抑うつ状態に至る。これはH.フェルケルの神経症性うつ病やP.キールホルツの消耗性うつ病と重なる。 その一方、広義の心因性うつ病は、身体…

  • 心理学用語集 意志薄弱とは

    意志薄弱(いしはくじゃく) 持続性のなさを特徴として、環境の影響をやたら受けやすい傾向のこと。H.エミングハウスは、これは意思欠如と区別しようとしたが、今はほぼK.シュナイダーの意志欠如と同義として用いられ、これよりは軽い程度と見られている。 意志薄弱は、意志というものがほとんどないだけでなく、長続きもしないため、他人や環境の影響を非常に受けやすい。その結果、考えや気持ちがコロコロと代わり、無責任で全く信用がおけない。もちろん、良い影響よりも、安易で、快楽思考的な影響を受けやすい。 易きに流ればかり。アルコール依存者に多い。

  • 躁うつ病とは

    躁うつ病 統合失調症と並ぶ二大内因性精神病の一つ。躁状態やうつ状態という感情の障害が、はっきりとした周期を持って出現し、通常、経過後に人格欠陥を残さずに完全な回復に至る。以前は感情病ともいわれていた。また、その両極性に注目して循環精神病、循環病とも呼ばれ、今では双極性障害とされる。 古代ギリシャのヒポクラテス全集の中に、すでにメランコリーとマニーの状態像の記載がある。当時の体液学説に従うと、黒胆汁の過剰がメランコリー(うつ)を、黄胆汁の過剰がマニー(躁)を引き起こすと考えられていた。19世紀、J.P.ファルレとJ.バイヤルジェはほとんどときを同じくして、独立的に躁病とうつ病が単一の疾患の異なる…

  • うつ病の種類とうつ病仮説

    1.うつ病の種類 (1)症状によるうつ病の種類 メランコリー型:重症のうつ病の一つ。ほとんどすべての活動で喜びが全く感じられなくなる。早朝覚醒、過度の焦燥または気力の減退、食欲不振または体重減少、過度の罪悪感などの症状が見られる。 緊張病性:全く動かず硬直して見えたり、神がかりになったように見えたりする。 二重型:長期にわたる軽度の慢性うつ症状が続いた後、大うつ病エピソードが始まる。新たなうつ病が加わったのか、単にうつ病が悪化したのかは、はっきりしていない。 焦燥型:落ち着いていられない。不安を伴ううつ病の重症の型か、単極性と双極性の「混合性」と考えられる。 非定型(新型うつ病):従来型うつ病…

  • 気分障害

    気分障害 1.気分障害の成り立ち 従来の抑うつ神経症や躁うつ病、情動性人格異常など、抑うつや気分の高揚などの気分変化を主とするカテゴリーの総称として、1987年、DSM-Ⅲ-Rで最初に用いられた疾病分類。後にICD-10においても採用された。これまでは感情障害とされてきたが、全般的かつ持続的な情動の変化を指すには「気分」という語がよりふさわしいとして、気分障害という名称が採用されている。下位分類として、単極性障害や双極性障害が含まれる。現在の気分障害は、従来の内因性うつ病の概念を放棄したものだが、それはE,クレペリンの述べたものに極めて近い。 気分障害は、統合失調症と同様に生物学的要因の強い障…

  • うつ病とは

    うつ病 1.うつ病 うつ病とは、古代からメランコリーという名で知られている状態である。うつ病(depression)の語源は、ラテン語のdepremere(抑える、低下される)であり、もともとは精神機能の減少や障害を表す概念として用いられた。E.クレペリンは、このうつ病を悲哀不安的気分失調と思考行動の困難を伴う状態である定義したが、現在、うつ病の概念を一言で表す症状はない。 2.抑うつ状態 その一方で、抑うつ状態は、病因や経過を重視する。よく挙げられる分類は、身体因性うつ病、内因性うつ病、心因性うつ病の3つである。なお、原則として経過の長短は予後や診断と関係ない。 (1)身体因性うつ病 身体疾…

  • 心理学用語集 常習(慣習)犯罪者とは

    常習(慣習)犯罪者(じょうしゅうはんざいしゃ) 犯罪が常習(慣習)となっている犯罪性の進んだ犯罪者の一類型。ヴァールベルクによって提唱され、アシャッフェンブルクによって、その犯罪者分類(偶発殺人、激情犯人、機会犯人、予謀犯人、累犯者、慣習犯、職業犯)の中に位置づけられた。 C.ロンブローゾによる生来性犯人、およびH.W.グレーレによる傾向犯罪者もこれに似た概念である。 犯罪の原因は、本人の性格と環境の関係にあるが、慣習犯罪者の場合は本人の人格特徴が重視されている。情性欠如・抑制欠如・爆発性を合併するような異常性格者では、些細な刺激に反応して多方向の慣習犯罪者になることが多い。

  • 統合失調症とは

    統合失調症 1.はじめに 統合失調症は、発生頻度の高さ、病像の特異性、治療上の困難さなどから、最も重視すべき病気といえる。にもかかわらず、身体的基盤については今のところ確実な知見が得られていない。その診断はもっぱら精神症状と経過を観察することによって行われる。 経過の特徴は、 主として青年期に発症し、 しばしば進行性または推進性に経過し、 しばしば人格の統合性において特有の欠陥を残遺するか、ときには人格の荒廃状態に至る、 というものである。 精神症状は、様々なものがあるが、主なものとしては、 対人接触に際しての特有な障害(思考の硬さ、不自然なぎこちなさ、表情の少なさ、心の通じにくさ、プレコック…

  • 心理学用語集 激情犯罪者とは

    激情犯罪者(げきじょうはんざいしゃ) C.ロンブローゾは、生来性犯罪者と区別される犯罪者類型として機会犯罪者と激情犯罪者をあげた。ブチ切れたことによって、冷静な判断を失い、犯行に至るもの。H.グレールのいう激情からの犯罪者と近い概念であり、酩酊状態において行われることが多いとされる。

  • 心理学用語集 偶発犯罪者とは

    偶発犯罪者(ぐうはつはんざいしゃ) 不注意または過失によって、犯罪を起こすことになったものをいう。この場合、機会犯罪者と同様、一時的なものであるが、故意ではない。

  • 抗精神病薬 基礎知識と補足事項

    向精神薬の基礎知識と補足事項 1.うつ病の病因仮説 古典的モノアミン仮説では、うつ病は脳内モノアミン(ノルアドレナリン・セロトニン・ドパミン)量が減少することに起きると仮定する。そのため、抗うつ薬によって低下したモノアミンを増加させることにより、うつ状態が改善するとされる。しかし、抗うつ薬の投与すると脳内モノアミン量は数時間後には正常レベルにまで戻るが、うつ状態が改善するまでには少なくとも1〜2か月程度かかる。このタイムラグがうつ病の古典的モノアミン仮説の最大の矛盾点である。 そこで近年注目を集めているものが、うつ病の神経可塑性仮説である。神経可塑性仮説では、ストレスにさらさえると脳由来神経栄…

  • 抗精神病薬の種類 抗不安薬

    抗不安薬の種類 現在使用されているのは、ほとんどがベンゾジアゼピン系の薬物。ベンゾジアゼピン系の薬物は元来、精神的・身体的依存をきたすが、臨床に用いられるものはできるだけその傾向が少ないものが選ばれる。利点は、薬効量と中毒量の差が大きいことにある。適応範囲は非常に広く、神経症圏からほとんどの精神病圏までに渡る。 1.ベンゾジアゼピン系 当初、非常に安全な薬といわれていたベンゾジアゼピン系の抗不安薬であったが、その後の研究によって様々な問題が表面化している。その中でも最大の問題は、依存と耐性が生じることであり、アメリカ国内ではベンゾジアゼピン系の薬物投与を最大でも4週間とする注意書きが添付されて…

  • 抗精神病薬の種類 抗躁薬(気分安定薬)

    抗躁薬(気分安定薬)の種類 気分の変調を是正するために投与した抗うつ薬を「補強する薬剤」、または「維持期の再燃を予防するための薬剤」である。 総称名テグレトール、一般名カルバマゼピン。非常に多彩な適応効能を持つ薬剤。基本的には抗てんかん薬で、重篤な副作用に注意。 総称名デパケン、総称名セレニカ、一般名バルプロ酸ナトリウム。もともとは抗てんかん薬で、古くから気分安定薬として使われてきた。外傷性てんかんの発作防止のためにも使われる。デパケンは、急速交代型や躁うつ混合状態のような躁状態に有効であるとされる。 総称名リーマス、一般名炭酸リチウム。作用機序は不明。もともとオーストリアの研究者が尿酸の毒性…

  • 向精神薬 抗躁薬と抗不安薬の特徴

    抗躁薬と抗不安薬とは 1.抗躁薬 抗躁薬とは気分安定化薬とも呼ばれ、躁病や双極性障害(躁うつ病)の躁状態に対して効果のある薬のことである。躁病や双極性障害の症状がエスカレートすると、多額の金銭を浪費したり、万引したり、大言壮語したり、他人に横柄な態度を取ったりと問題行動ばかりが多くなり、周囲への負担も非常に大きくなる。 特に躁病を患った患者の株の売買や、事業展開などは多額の借金が膨らむことも珍しくなく、躁病による金銭的な負担はうつ病などとは比べものにならないくらい程、酷くなる(ことが多い)。このような躁状態を沈静化してくれるのが抗躁薬である。現在、日本において主に処方されているのは炭酸リチウム…

  • 抗精神病薬の種類 非定型抗精神病薬

    非定型抗精神病薬の種類 非定形抗精神病薬は、いくつかの精神伝達物質に対してより選択的に働き、ドーパミン受容体遮断作用だけでなく、セロトニン受容体をはじめとする様々な受容体に遮断作用を持つのが特徴である。現在の抗精神病薬の主流。 従来の定型抗精神病薬にあった錐体外路症状は非常に少なく、統合失調症の様々な状態に使用でき、処方を単純化できるというメリットがある。 1.SDA(セロトニン・ドーパミン拮抗薬) 統合失調症の陽性症状から陰性症状まで様々な状態に使用できる。急性期の滅裂興奮状態から幻覚妄想状態、昏迷状態、緊張病性興奮状態、うつ状態、無為自閉状態など。躁、うつ、発達障害にも使う。その一方で、副…

  • 心理学用語集 機会犯罪者とは

    機会犯罪者(きかいはんざいしゃ) ワークベルクによって提唱された概念。目の前のせつな的な誘惑に魅せられて犯罪に及ぶものをいう。激情犯罪者、偶発犯罪者と並んでF.V.リストのいう瞬間犯罪者に属するが、情緒的な興奮がほとんどない点で激情犯罪者と異なり、過失によるものではない点で偶発犯罪者とは異なる。 その特徴は、考えが浅く、誘惑に負けがちなことである。F.エクスナーは、さらに能動的機会犯罪者と受動的機会犯罪者に分けた。 能動的機会犯罪者とは、機会的状況を利用して積極的に犯罪に及ぶもの。これ幸いとやってしまう。 受動的機会犯罪者とは、犯罪性はそれ程ではないものの、誘惑に抵抗できず、目の前の金銭などに…

  • 抗精神病薬の種類 非定型抗精神病薬

    非定型抗精神病薬の種類 非定形抗精神病薬は、いくつかの精神伝達物質に対してより選択的に働き、ドーパミン受容体遮断作用だけでなく、セロトニン受容体をはじめとする様々な受容体に遮断作用を持つのが特徴である。現在の抗精神病薬の主流。 従来の定型抗精神病薬にあった錐体外路症状は非常に少なく、統合失調症の様々な状態に使用でき、処方を単純化できるというメリットがある。 1.SDA(セロトニン・ドーパミン拮抗薬) 統合失調症の陽性症状から陰性症状まで様々な状態に使用できる。急性期の滅裂興奮状態から幻覚妄想状態、昏迷状態、緊張病性興奮状態、うつ状態、無為自閉状態など。躁、うつ、発達障害にも使う。その一方で、副…

  • 心理学用語集 負因とは

    負因 ある個人や家系について、精神障害にかかりやすい遺伝的素質があること。血のつながった親族に、精神障害者や知的障害者、犯罪者、変わり者がいる場合、本人もそうなりやすいのは遺伝的要因が強く関与していること、子孫にもその素質を伝える可能性が大きいことをいうが、明確な概念ではない。 B.A.モレルは、1840年代に変質理論を提唱し、1代目は神経質、2代目は神経症傾向、3代目は精神病、4代目は重度の知的障害となって途絶えるとした。今日は、仮に遺伝子を持っていたとしても、障害という形に現れるまでは様々な環境的・後天的な要因が作用されるとされる。

  • 抗精神病薬の種類 定型抗精神病薬

    定型抗精神病薬の種類 定型抗精神病薬は、ドーパミン受容体遮断作用がメイン。副作用は、めまい、過鎮静、眼球上転、眠気、口の渇き、遅発性ジスキネジア、脱力感、低血圧(立ちくらみ)、便秘、振戦、月経障害、性機能障害、排尿困難、ふらつき、アカシジア、体重増加などである。常用すれば副作用が顕著に現れる。錐体外路症状とセットなのが定型抗精神病薬で、錐体外路症状とセットではないのが非定型抗精神病薬といった感じである。 1.フェノチアジン系 最も古典的な抗精神病薬。幻覚・妄想などの、いわゆる陽性症状に対してのみ効果を発揮する。1950年代初期、それまでは獣医が動物の寄生虫に治療していた塩酸クロルプロマジンが、…

  • 向精神薬 抗精神病薬の特徴

    抗精神病薬とは 抗精神病薬とは、その名の通り精神病に効くという薬の意味であり、統合失調症、非定形精神病、躁病、中毒性精神病といった障害に伴う幻覚や妄想、興奮を抑制する薬のことである。メジャートランキライザーとも呼ばれ、大きく定形抗精神病薬と非定型抗精神病薬に分けられる。 定形抗精神病薬とは、従来から使用されてきた古典的な薬のことである。その一方、非定型抗精神病薬とは、定型抗精神病薬に比べると副作用が少なく、統合失調症の陰性症状にも効果がある薬のことである。現在では、「第三世代」と呼ばれる全く新しいタイプの非定型抗精神病薬が登場しており、従来の非定型抗精神病薬をセロトニン・ドーパミン拮抗薬(SD…

  • 睡眠薬の種類 非ベンゾジアゼピン系

    非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、脳内のベンゾジアゼピン受容体へ作用し、主にGABAの神経伝達を亢進することで催眠・鎮静作用を表すものである。ベンゾジアゼピン系に似ていないか、全く別の化学構造であるにもかかわらず、薬理学的にベンゾジアゼピン系に類似し、よく似た有効性と副作用がある。 なお、ベンゾジアゼピン受容体には、ω1、ω2、ω3というタイプがあり、ω1受容体は主に催眠・鎮静作用に関わり、ω2受容体は主に抗不安作用や筋弛緩作用に関わるとされる。非ベンゾジアゼピン系に含まれるゾルピデムなどは、ω1受容体へ作用しやすいとされ、一般的に筋弛緩作用が弱く、睡眠薬で懸念される…

  • 睡眠薬の種類 バルビツール酸系

    バルビツール酸系の睡眠薬 ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤が存在する現在にあって、致死量の低い古典的なバルビツール酸系をあえて処方する理由はほとんどない。とはいえ、非常に良く効く。 通常、安全性の高いベンゾジアゼピン系の睡眠薬が処方され、利かないと抗精神病薬が追加され、それでも改善されない場合にフェノバールなどのバルビツール酸系の催眠鎮静薬が処方される。バルビツール酸系は、脳の大脳皮質や脳幹に作用して、脳の覚醒を抑えることによって眠気や鎮静作用を生じさせる。その作用の強さは、まさにマンガに出てくるような「睡眠薬」のイメージそのもの。非常に効く。芥川龍之介の自殺や太宰治の自殺未遂はコレといわれてい…

  • 睡眠薬の種類 ベンゾジアゼピン系

    ベンゾジアゼピン系の睡眠薬 ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤は、過去に使用されてきたバルビツール系の薬物に比べると非常に安全性の高い薬物といわれている。これはベンゾジアゼピン系の薬物が脳内のGABA神経のみに作用するという特徴をもっているためで、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬が脳内の他の神経に影響を与えることは非常に少ない。 脳内の神経伝達物質の中でGABA(gamma-aminobutyric acid:γ-アミノ酪酸)は、抑制性の神経伝達物質として働き、このGABAの神経伝達が亢進すると催眠・鎮静作用などが出現する。脳内の神経伝達に関わるベンゾジアゼピン受容体は、このGABAの受容体と…

  • 向精神薬 睡眠薬の特徴

    睡眠薬とは 特徴 睡眠薬は、睡眠導入剤とも呼ばれ、睡眠障害(不眠症など)や睡眠が必要なときに基いられる薬の総称である。睡眠薬には、バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、シクロピロロン系、抗ヒスタミン薬などがあり、それぞれの薬が作用時間によって、超短期作用時間型、短時間作用型、中時間作用型、長時間作用型に分類される。 古典的な睡眠薬としては、バルビツール酸系が有名であるが、依存や耐性などが生じやすいことから、社会でより安全性の高いベンゾジアゼピン系がファーストチョイス(第一選択薬)として処方されている。ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は抗不安薬としても使用されることがあり、また逆に…

  • 向精神薬 抗うつ薬の各論

    各論 (1)第一世代 三環系抗うつ薬(1950年代〜)。古典的な薬。自殺の手段に使える。 総称名イミドール、一般名イミプラミン塩酸塩。世界初三環系抗うつ薬。少し前まで抗うつ薬の市場を独占していた。 総称名アナフラニール、一般名クロミプラミン塩酸塩。ファーストチョイスで使用されることが多い薬。一番人気。 総称名トリプタノール、一般名アミトリプチリン塩酸塩。最強の効き目の抗うつ薬。不安・焦燥感を鎮めるタイプ。利かない場合は、うつ病ではないのか、あるいは他の精神障害か。 通常、第一世代の三環系抗うつ薬は、ノルアドレナリンの再取込み阻害作用によるものが多い。つまり、一度放出されたセロトニンやノルアドレ…

  • 向精神薬 抗うつ薬の特徴

    抗うつ薬とは 精神医療で薬物療法を占める割合が大きく、基本的に薬物療法は必ず行われる。 現在の精神科治療は、1952年クロルプロマジンの抗精神病作用の発見に始まるとされる。その数年前からクロルプロマジンは、交感・副交感神経の両方を遮断できる画期的な自律神経遮断薬として人工冬眠に用いられてきた。1957年には抗うつ薬のイミプラミンが、1961年には抗不安薬のクロルジアゼポキシドが発見されることになった。 その後、次々と開発される新しい薬のほとんどは、上記3つの薬物の構造を少し変えたものである。 特徴 神経伝達物質の中でセロトニン(気分、認知、衝動、食欲)やノルアドレナリン(意欲、気力、活動、睡眠…

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