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フルータリアンの備忘録 https://blog.goo.ne.jp/melonlandhuman

フルータリアンとは、果物を主食にしているベジタリアンのことです。人間は果食動物? 果食動物で死ぬ?

本委員会はフルータリアンであることを多少なりとも自覚する人間、および世界中のサル・チンパンジー・ゴリラ・オランウータンから構成されます。遺伝子の大半を共有する同志から成る運命共同体です。

フルータリアンの備忘録
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2020/08/09

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  • ヒトはどこまで果食動物か?――ヒトもパンダも食性進化のジレンマに陥り続けている

    ■微小摩耗跡の発見1979年5月15日付のニューヨーク・タイムズ誌に、ジョンズ・ホプキンズ大学の人類学者、アランウォーカー博士の研究が掲載され、世間を驚かせることになりました。博士が行った研究は、古代人の歯と食性に関するものでした。博士は、化石の歯のエナメル質に残ったわずかな傷跡を調べることで、当時の人類が何を食べていたのかを推定することに成功しました。その結果、初期の人類の祖先は、草食でもなく、肉食でもなく、また、雑食でもありませんでした。その代わりに、果物を主食にして生きていたというのです。様々な年代の歯の化石を調べましたが、例外は一つもありませんでした。1200万年前の類人猿から、ホモ・エレクトゥス(約200万年前に出現した原人)の出現に至るまでの1000万年にわたって、初期の人類の祖先たちは一貫し...ヒトはどこまで果食動物か?――ヒトもパンダも食性進化のジレンマに陥り続けている

  • 冷凍フルーツでバリエーションをつける――フローズンメニューの導入

    冷凍フルーツを取り入れることで、単調になりがちな食生活に、バリエーションをつけることができます。冷凍ものの方が安価で、季節を気にせず年中楽しめるというメリットがあります。半解凍のまま利用して、フローズンスムージーやアイスクリーム風ミックスボウルなど、ひんやり食感のメニューを楽しむことができます。様々な冷凍フルーツが出回っていますが、よく見かけるのが、イチゴ、ブルーベリー、マンゴー、パイナップル、ブドウ、キウイなどです。私は、このうち、冷凍ブルーベリーと冷凍マンゴーをよく利用しています。その一方で、冷凍処理による栄養損失について気にされる方もいるかもしれません。これについては後半で触れることにして、まずは、冷凍フルーツを利用した、ひんやり美味しいフローズンメニューを紹介したいと思います。■かんたんフローズンメニュ...冷凍フルーツでバリエーションをつける――フローズンメニューの導入

  • フルータリアンの基礎は菜食にあり――知っておきたいロマリンダ食

    ■フルータリアンにいたる道普通の食生活をしていた人が、いきなりフルータリアンの食生活を始めるのは珍しいことです。私の場合もそうでしたが、多くの場合、次のようなステップを経てフルータリアンに近づいていきます。ベジタリアン(菜食主義)↓ヴィーガン(完全菜食主義)↓ローフード(生菜食)の導入↓フルータリアン(果菜食)それぞれの段階に応じて超えるべき壁のようなものがあり、少しずつステップを踏みながら体を慣らしていく方が、最終的には長続きします。実際、既にヴィーガンを実践していてローフードやフルータリアンに興味を持ち始めたという人の方が、圧倒的に長続きする可能性が高いです。よって、今まで普通の食生活を送っていた人でフルータリアンを実践したみたいという人がいたら、「まずは菜食から始めてみてはどうか」「果物多めの菜食スタイル...フルータリアンの基礎は菜食にあり――知っておきたいロマリンダ食

  • 重金属汚染とローフード式デトックス――爪ミネラル検査の結果も公開します

    ■前置き――史上最強の猛毒「ダイオキシン」私は「ダイオキシン類関係公害防止管理者」という、少しマイナーな国家資格を保有しています。塩素を含むプラスチックを焼却炉で燃やすとダイオキシンが発生することから、未然に公害を防止・管理する目的で設けられている国家資格です。ダイオキシンの毒性は極めて強く、強い催奇形性・発癌性を有します。「自然界に存在する最も毒性の強い物質のさらに10万倍の毒性を持つ」と評価され、「史上最強の猛毒」とも言われています。そして、資格試験の教科書の途中にあっさりと書かれていて驚くようなことなのですが、是非とも知っていただきたい一節があります。それは、-------------------------------------------------------日本人のダイオキシン類摂取量のうち約7...重金属汚染とローフード式デトックス――爪ミネラル検査の結果も公開します

  • 葉物野菜は食べなくて大丈夫か――ベビーリーフでグリーンスムージー

    ■フルータリアンの謎ほとんどそのような機会はありませんが、フルータリアンが複数名集まった場合に議論になりそうな話題が「葉物野菜は食べなくて大丈夫か?」というものです。これに関しては未だによくわからず謎のままです。フルータリアンはベジタリアンの一種ですが、まったく野菜を食べないという人も多く、そのために菜食主義者の中でも特異な存在として見られることもあります。果物率100パーセントのフルータリアンに実際にお会いしたことはありませんが、きっと素晴らしい健康状態にあるのだろうと想像します。逆に、栄養のバランスを意識したり、その他さまざまな理由で、意識して野菜を食べているというフルータリアンもいます。フルータリアンの定義を厳密に適用して「野菜を食べているならフルータリアンではない」という考え方もありますが、この記事では...葉物野菜は食べなくて大丈夫か――ベビーリーフでグリーンスムージー

  • 体重の安定と体重の増減――毒血症の観点から考える

    ■体重の安定VS「社会人になると毎年体重が増加する」説私はフルータリアン生活を始めてから、ダイエットに成功してスリムになっただけではなく、驚くほど体重が安定するようになりました。身長は170cmで、体重はいつも55kgです。54kg以下に減ることもなければ、56kg以上に増えることもありません。私のBMI(ボディマス指数)は約19で、「普通体重」の範囲である「18.5以上25未満」の下限近くで安定しています。世間一般から見ればかなりの細身ですが、あくまで「普通体重」の範囲内であり、「低体重」(18.5未満)には届かないラインで安定し続けるのが面白いところです。私の同級生は下腹がぽっこり出ている人が多く、年齢を重ねるにつれて、そのぽっこり具合がひどくなっているように見えます。そんな中、自分だけがスリムな体型を維持...体重の安定と体重の増減――毒血症の観点から考える

  • 本委員会オススメ「パイナップル生ジュースダイエット」

    ■ミキサー導入のすすめ同じフルータリアンでも、ミキサーを"使う派"と"使わない派"がいるわけですが、初心者の段階ではミキサーを使った生ジュースづくりも試してほしいと思います。特に、タンパク質分解酵素が多く含まれているパイナップルやメロンなどの果物は、ミキサーでジュースにするのがオススメです。これらの果物を固形のまま食べると酵素の影響で口が荒れやすいという人が多いのですが、ジュースにすることで口を荒らさずに美味しくいただくことができます。ミキサーを使うことによる栄養の損傷も懸念されるわけですが、食べ物を細かく粉砕すること自体に問題があるわけではありません。なぜなら、それは人間の口の中でも行われているからです。問題になるのは、ミキサーのカッターの回転が高速過ぎて摩擦熱が発生してしまい、その熱により栄養が損傷してしま...本委員会オススメ「パイナップル生ジュースダイエット」

  • ライナス・ポーリング博士提案「ビタミン C 大量摂取」を日常にせよ

    ■現行のビタミンC摂取基準量を巡る疑問わが国では、一日あたりのビタミンC摂取基準量は、成人の場合で100mgとされています。しかし、フルーツベースの食事をしていると、この基準量を大幅に超えてしまうことに気付きます。例えば、中サイズ柿1個あたり約120mgのビタミンCが含まれています。私はフルータリアンとして、一回の食事で柿6個くらいは普通に食べるので、その時点で720mgの摂取量となり、その食事を3回繰り返せば、一日あたりのビタミンC摂取量は2000mgを優に超えます。実に、摂取基準量の20倍以上という大量のビタミンCを摂取していることになります。そこで、「現行のビタミンC摂取基準量はそもそも妥当なのだろうか?」という疑問が湧いてきたり、逆に「ビタミンCを大量に摂取して、副作用や弊害はないのだろうか?」と不安に...ライナス・ポーリング博士提案「ビタミンC大量摂取」を日常にせよ

  • 鼻水・鼻クソが変わります――ミューカスレス・ダイエットとは?粘液を作らない食事とは?

    ■鼻水の分泌が少なくなり、黄色くて粘性の強い鼻水が出なくなるフルーツベースの食事を長年続けていると、鼻水・鼻クソの量・質が変わったことに気付きます。まず、鼻水・鼻クソの分泌自体が少なくなります。花粉のひどい時期を除けば、ティッシュで鼻をかむ必要性がほとんどなくなりました。また、鼻水自体が出ることはあっても、無色透明で粘性の弱い鼻水であることがほとんどです。黄色くて、粘性が強くて、臭いの伴う鼻水が出ることが本当に少なくなりました。特に、痰で喉をつまらせるようなことが全くなくなりました。さらに興味深いことは、会食や飲み会に参加して普段は食べない加熱食品を食べた日の翌日だけは、鼻水・鼻クソの分泌が多くなり、黄色くて粘性の強い鼻水・鼻クソが出やすくなるということです。白い鼻水と黄色い鼻水であれば、一般に黄色い鼻水の方が...鼻水・鼻クソが変わります――ミューカスレス・ダイエットとは?粘液を作らない食事とは?

  • 世界一の長寿民族は"燃料の乏しい"地域に住んでいた――90 年前のフンザ人に学ぶ

    ■ますます想像力の狭まる世界へ突入2021年を迎え、健康的な食事に関する想像力がますます狭まる世界へ突入したと感じています。世界中から長寿民族が消滅しようとしているからです。20世紀後半、外部から現代的な食品がもたらされるようになり、長寿民族の短命化が始まりました。最終的には長寿民族・長寿文化自体も消えてしまうのではないかと危惧されていましたが、今、それが現実になろうとしています。それに相まって、フィールドワークをベースにした長寿研究も少なくなっています。長寿民族の近くにはいつも、その健康の秘密を解き明かそうとする医師がいました。このような医師は、「病気とは何か」よりも「真の健康とは何か」について強い関心を抱いていた人たちです。彼らのおかげで、大衆は「真の健康」に対する想像力を膨らませることができました。長寿文...世界一の長寿民族は"燃料の乏しい"地域に住んでいた――90年前のフンザ人に学ぶ

  • 現代人は己の肥大した膵臓を想像できるか?――酵素栄養学からの警告

    現代人は己の肥大した膵臓を想像できるか?――酵素栄養学からの警告「果物を食べると果糖の影響で膵臓を痛める」そんな説がここ数年、ネット上で散見されるようになっています。はっきりとした根拠が示されていないことが多く判断が難しいのですが、これが本当であれば大変なことです。膵臓は小さな臓器ではありますが、消化液やホルモンの分泌という極めて重要な働きを担っているからです。動物園のチンパンジーなども毎日大量の果物を食べていますから、彼らの食事内容も考え直さなくてはなりません。しかし、これは本当なのでしょうか?この小さな臓器をいたわって、果物の消費を減らすべきなのでしょうか?実は20世紀に活躍した有名な栄養学者で、食べ物が膵臓に与える影響を様々な動物で調べた人物がいます。酵素栄養学の創始者と呼ばれたアメリカの医師、エドワード...現代人は己の肥大した膵臓を想像できるか?――酵素栄養学からの警告

  • 生菜食主義の普及に最も貢献した人物――霊的指導者サティヤ・サイ・ババ

    20世紀において、生菜食主義の普及に最も貢献した人物は、インドの霊的指導者サティヤ・サイ・ババ(1926年11月~2011年4月)だと思います。2011年4月の葬儀では、世界中の要人・宗教関係者を含む50万人の参列者が集まり、国葬で葬儀が執り行われました。インドで国葬されたのは、大統領など政治関係者を除けばマザー・テレサ以来であったことから、その影響力の大きさがわかります。日本でも一時サイ・ババブームが起き、何もない手の中からビブーティと呼ばれる聖なる灰や腕時計・貴金属などを取り出してみせる「物質化現象」が特に有名になりました。日本のテレビ番組では、半ば超能力者扱いで一面的な取り上げ方をされることが多く、学校・病院の建設、水道設備の敷設といった慈善事業や、サイ・ババの思想そのものが知られることは少なかったように...生菜食主義の普及に最も貢献した人物――霊的指導者サティヤ・サイ・ババ

  • アメリカでフルータリアンが増えた理由――80/10/10 ダイエットについて

    アメリカではここ10年でフルータリアンが増加したと言われています。その原因の一つとして、ダグラス・グラハム博士によって提唱された「80/10/10ダイエット」の影響が考えられます。グラハム博士自身がフルータリアンの実践者であり、トライアスロンのアスリートでもあります。日本では、ヴィーガンやローフードなどの食生活を実際に実践しながら健康情報を発信している医者やアスリートが極めて少ないため、グラハム博士のような存在はうらやましくもあります。「80/10/10ダイエット」が多くの人にとって説得力をもつ点は、"自然界における人間の立ち位置"をしっかり見直した上で栄養学の議論を進めようとするところです。■自然界における人間の立ち位置とは?◇以下の特徴を比較しただけでも、ヒトは肉食動物と生理的に異なる動物であることがわかり...アメリカでフルータリアンが増えた理由――80/10/10ダイエットについて

  • ブドウ療法――100 年前のがん闘病記

    ブドウ療法――100年前のがん闘病記ここ数年、ブログサイトAmebaの「入院・闘病生活」カテゴリーで、ブログランキング上位の大半が「がん闘病記」で占められるという、少し異常な状況が続いています。10年前は、うつ病や摂食障害などの精神疾患系の闘病記も多かったのですが、現在はがん闘病記一色という状況です。AYA世代(15~39歳の若年層)のがん闘病記が多いのも気になります。これらの世代は昔であれば、がんとはあまり縁がなかった層なのですが、近年はがん罹患者が増加しているようです(特に女性の罹患が多く、全体の8割を占める)。これらAYA世代が中年期を迎えたときに、一体どのような事態が待ち受けているのかという不安も感じます。10年前は、「食生活の欧米化に伴い、がんになる人が増えている」と説明されることが多かったのですが、...ブドウ療法――100年前のがん闘病記

  • 日本のフルータリアンの特権とは?――冬でもローフード率を落とさない

    世界中のフルータリアンが移住したいと思う国としては、熱帯地方が人気です。私自身、タイがうらやましいと思うことがあります。タイではマンゴーのジュースが安い値段で楽しめて、サラダにさえパパイヤが入っています。しかし、日本で長年フルータリアンを実践していて、日本のフルータリアンならではの特権があることに気付きました。そしてその恩恵は冬に訪れます。その恩恵とはずばり「柿」と「みかん」です。ローフードを実践している人で、冬になるとローフード率が下がってしまうという人がいますが、柿とみかんを上手く取り入れることでローフード生活を充実させることができます。■柿柿のほとんどは東アジアで栽培されているため、ヨーロッパやアフリカでは馴染みの薄い果物です。近年のインバウンド熱の高まりに伴って、海外からの注目度も高まっています。そのま...日本のフルータリアンの特権とは?――冬でもローフード率を落とさない

  • 近代食は先住民族の歯を破壊してきた――虫歯の真の原因とは?

    前回の記事では1930年代に実施された猫の実験を取り上げましたが、今回は、同時期の1930年代に実施された、先住民族の歯の調査について振り返ります。調査を行ったウェストン・プライス博士の専門は歯学であり、世界中の14種族の食事内容と歯の健康状態が調査されることになりました。この調査が興味深いのは、同じ先住民族でも、伝統的な食事を守っている地域もあれば、近代食の流入が進んでいる地域もあるという点です。ちょうど時代的にも、近代食が世界中に広がり始めた時期であり、近代食が先住民の歯にどのような影響を与えるかをみる上でも絶好のタイミングだったと言えます。調査の結果と考察は、『食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響』(ウェストン・A.プライス(著),片山恒夫(翻訳),出版社:恒志会)というタイ...近代食は先住民族の歯を破壊してきた――虫歯の真の原因とは?

  • 『ポッテンジャーの猫』――猫の退行性疾患が意味していること

    1930年代初頭から約10年間にわたって「ポッテンジャーの猫」という、900匹の猫を用いた実験が行われました。実験を率いたフランシス・ポッテンジャー博士の目的は、食べ物の加熱調理が猫の健康状態にどのような影響を及ぼすのかを調べることでした。猫は2つのグループに分けられ、一方のグループには生の餌が与えられ、もう片方のグループには加熱した餌が与えられました。それぞれの猫の健康状態に加えて、猫が次世代の子孫を残していく過程で、親猫の健康状態が子猫の健康状態にどのような影響を与えるのかという点も観察されました。実験の条件がシンプルでわかりやすいことに加えて、その衝撃的な実験結果は人類にとっても大きな意味を持ちうることから、活発な議論を呼ぶことになりました。そして、『ポッテンジャーの猫』(原題:Pottenger'sCa...『ポッテンジャーの猫』――猫の退行性疾患が意味していること

  • フルータリアンの好きな異性のタイプは?――主婦業からの解放

    半分私の想像なのですが、フルータリアン男と相性の良い異性のタイプは、ずばり「料理が苦手な女性」です。これに関しては、世間一般男性とは全く反対です。昭和の大女優ばりに「フライパンなんてもったことないわ」とけだるい感じで言えたら立派です。なぜかというと、フルータリアンの世界ではそもそも料理をする必要がないからです。私の場合、果物をカットするナイフと生ジュースを作るためのミキサーぐらいしか調理器具を使いません。主婦業は大変とはよくいいますが、掃除・洗濯・料理とある中で何が一番大変かというと「料理」だと思います。私が知っているある主婦の方は、以下のルーチンを毎日繰り返しています。・朝早く起床後、家族全員分の朝ご飯を準備。そして、家族全員分のお弁当(お昼ご飯)を準備。↓・食器の片付けと食器洗い。その後、出社。↓・仕事から...料理はどこまで必要か?そもそも必要か?――家事労働からの解放

  • バイオエネルギー「バイオフォトン」の強さで食べ物をランク付け

    『ドライ博士のがん食事療法』(原題:THEDRIESCANCERDIET――APRACTICALGUIDETOTHEUSEOFFRESHFRUIT&RAWVEGETABLESINTHETREATMENTOFCANCER、著者:JANDRIES)は、がん患者やその親族、および医療関係者から注目されているだけではなく、生の果物や野菜が持つ新たな可能性に光をあてているという点で、ローフーディストやフルータリアンからも支持されている食事療法です。著者のジャン・ドライ博士は栄養療法が専門で、バイオエネルギー・ハーブ療法・自然療法・リラクゼーション療法・リフレクソロジーなどの分野で実績があり、ベジタリアンソサエティの議長なども務めています。ドライ博士は、食べ物が放つ光のエネルギー「バイオフォトン」に注目します。動植物をはじ...バイオエネルギー「バイオフォトン」の強さで食べ物をランク付け

  • 合成洗剤対策――体のデトックス作用を妨げないために

    ローフードやフルータリアンの食生活を実践していると、体のデトックス作用が活発になります。このデトックス作用を妨げないためにも、併せて"合成洗剤対策"を行うことをオススメします。合成洗剤とは、石油から合成された合成界面活性剤を主成分とする洗浄剤のことで、私たちが日常的に使用している洗濯用洗剤、台所用洗剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、ハンドソープ、歯磨き粉などが該当します。これら合成界面活性剤を、無添加の石けんや天然の泥に置き換えることで、体に接触する毒物を減らしていきます。合成界面活性剤は自然界には存在しなかった物質で、約60年の浅い歴史しかありません。この間、化学物質過敏症、アトピー、アレルギーのような健康被害およびさまざまな環境問題との関係が指摘されてきました。合成洗剤の第一人者である坂下栄博士の著書...合成洗剤対策――体のデトックス作用を妨げないために

  • 塩分をどう摂取するか――キュウリやナスも果物です

    フルータリアンを部分的に取り入れている人、例えば、食事の半分がフルーツで残り半分が塩分を含むメニューの人、週3日~4日だけフルータリアンの人などは、塩分の不足を気にする必要はないものと思われます。しかし、フルータリアンを本格的・長期的に実践していく場合は、塩分をどこから摂取するかという問題に直面することになります。フルータリアンの塩分摂取方法は、人それぞれ、十人十色です。漬物や梅干しを作っている人、スープや味噌汁から塩分をとる人、サラダにハーブ岩塩で味付けする人などさまざまです。私の場合、生のキュウリやナスに味噌をつけて食べています。居酒屋のおつまみ感覚です↓味噌は、九州の麦味噌を使っています。脂肪分が少なめであっさりしているので気に入っています。(私は思想・信条上の理由でフルータリアンを実践しているわけではな...塩分をどう摂取するか――キュウリやナスも果物です

  • 20 世紀日本で最も注目すべき食養家――栗山毅一

    日本の食養家というと、マクロビオティックをはじめとする玄米菜食の提唱者を思い浮かべる人が多いと思います。玄米菜食は伝統的な日本食に近い部分が多く、導入に対する心理的な抵抗も少ないことから一部では人気があります。その一方で、70歳前後で亡くなっている提唱者・指導者たちも多いようで、一般の平均寿命と変わらない印象があります。寿命があまり変わらないのなら「自分の好きなものを食べて死んだ方がまし」とか「結局はバランスの取れた食事が一番大事」といった考えに落ち着く人が多いのにも納得がいきます。私は、20世紀の日本で活躍した食養家の中で最も注目されるべきは、このような玄米菜食主義者ではなく、栗山式食事療法を提唱した栗山毅一氏だと思います。97歳で亡くなるまで精力的に活躍を続け、自然食の普及に貢献されました。また、栗山式自然...20世紀日本で最も注目すべき食養家――栗山毅一

  • 黒バナナジュースで安くスリムに――食費節約術

    熟して黒くなったバナナが安売りされていると、ここぞとばかりに大量に買い占めます。そして、冷蔵庫に冷やしておきます(凍らせるわけではありません)↓私はフルータリアンなので、私のミニ冷蔵庫にはフルーツしか入っていません。そして、黒バナナと水でジュースを作ります↓特に暑さが増すこの季節、キンキンに冷えた黒バナナジュースは最高です。昔は、葉物野菜を足してグリーンスムージーにしたり、「黒バナナ+桃」「黒バナナ+りんご」などのミックスジュースをいろいろ試したりもしましたが、最近は黒バナナと水だけのシンプルなジュースが大好きです。バナナが熟して黒くなった段階で甘みが増しているので、バナナと水だけでも十分美味しいジュースになります。子供にもっと果物や野菜を食べて欲しいと考えるお母さんは多いと思いますが、ミキサーでジュースにする...黒バナナジュースで安くスリムに――食費節約術

  • 発がん性物質「アクリルアミド」の摂取量を意識する――私も毎日摂取しています

    アクリルアミドは神経毒性および肝毒性を有することから劇薬指定されている物質で、もともとは工業分野で広く使用されてきました。しかし2002年にスウェーデン政府が大学との共同研究で、あらゆる食品にアクリルアミドが含まれることを発見し、それ以来世界中で研究・評価・議論の対象になっています。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む食材を120℃以上の高温で加熱調理した場合に発生するため、特に以下のような食品に多く含まれます。・ポテトチップス、フライドポテト(芋を高温調理したもの)・クッキー、煎餅などの焼き菓子・天ぷら、コロッケなどの揚げ物・パン、シリアル、即席中華めん・お茶、コーヒー(焙煎工程で発生)パンやクッキーのこんがり焼き上がった茶色は、アクリルアミドが大量発生していることを意味しています。国際がん研究機関は、アクリ...発がん性物質「アクリルアミド」の摂取量を意識する――私も毎日摂取しています

  • 結局フルータリアンに戻ってしまう理由――屁と糞

    私は15年近くフルータリアン・ローヴィーガンですが、特別な思想や信条に基づいて続けているわけではありません。だから一部のフルータリアンのような、「一切の殺生をしない」という信念や、「収穫時に"死ぬ"植物は食べない」という思想は持っていません。(ただし、動物に対する無駄な暴力には反対し続けたいと思っています)では、なぜフルータリアンを続けてしまうかというと、"結局またフルータリアンに戻りたくなる"からです。なぜフルータリアンなのかと質問されたときは、「普通の食事に戻ると、オナラとウンチが臭くなるから」と答えます。飲み会や会食の場では、周りに合わせて飲食をすることもあるのですが、翌日になるといつもきまってオナラとウンチが臭くなっていることに気付きます。それが気持ち悪くなってしまって、また元の状態に戻りたくなってしま...結局フルータリアンに戻ってしまう理由――屁と糞

  • 果物で糖尿病を治す病院「フルーツ・クリニック」――このような病院は絶滅傾向

    私が約15年前にフルータリアン生活を始めた頃、「フルーツ・クリニック」といって果物で糖尿病を治療する病院がありました。院長で医学博士の外園先生は、『フルーツ・クリニック―果物が糖尿病を治す』(外園久芳[著]/永田照喜治[著]、葦書房[出版社])という素晴らしい本を残されています(残念ながら絶版中)。フルーツ・クリニック外園診療所は先生の健康上の理由から、2007年12月で診療終了となってしまったようです。フルータリアン生活を始めた頃、医学的・科学的な面で不安もあったのですが、フルータリアンの食生活を医療現場で実践されている方がいると知り、自身の食生活に確信をもつことができました。果物で糖尿病を治療するといっても、患者さんにただ果物をたくさん食べてもらい、できるだけ加工食品を避けていただくというシンプルなものです...果物で糖尿病を治す病院「フルーツ・クリニック」――このような病院は絶滅傾向

  • 本ブログにパンダが登場する理由――偏食はストイックか?

    本ブログの背景にパンダが登場するのには理由があります。私がフルータリアンに抱いているイメージを、パンダがよく体現しているように思えるからです。一般的にフルータリアンに対しては、ストイックなイメージをもたれることが多いです。やり過ぎ、偏りすぎ、ストレスフルなどとネガティブにとらえられることもあります。そんなとき、「じゃあ、パンダはどうなの?パンダはストイックでストレスがすごい動物なの?」と問いかけてみたくなります。パンダは食事の99パーセントが笹の葉です。鋭い爪と牙を持ち、体の構造は肉食動物のままであるにもかかわらずです。それゆえ草食動物ほど効率よく笹を消化することはできませんが、それでもひたすらに笹ばかり食べています。まさに究極の偏食家といえますが、彼らはそんなにストイックでストレスフルなのでしょうか?彼らの様...本ブログにパンダが登場する理由――偏食はストイックか?

  • 南国フルーツを重視する理由――内部被曝対策

    2011年3月に原子力発電所の事故が起きて以来、特に南国フルーツを重視しています。今日は、バナナ、パイナップル、アボカドを食べました。南国フルーツを重視する理由の一つが内部被曝対策です。被爆には外部被曝と内部被曝があり、外部被曝は体の外側から被爆すること、内部被曝は呼気や飲食を通じて体内で被爆することをいいます。外部被曝が話題に上がることが多いのですが、体の内側から放射性物質を取り込んでしまう内部被曝の方が、人間の健康にとっては深刻です。内部被曝に関しては、日本中どこに住んでいようとリスクがあります。あらゆる産地の食べ物が日本中に流通しているからです。一般的な日本食の場合、産地に配慮しながら食品を準備することは非常に骨が折れる作業です(実際に実践している方は尊敬します)。しかし、フルータリアンの場合はこれがとて...南国フルーツを重視する理由――内部被曝対策

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