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不登校児ママの発達相談外来 https://midorimoiine.livedoor.blog/

発達障害や不登校の子供たちを診療している小児科医です。わが子も発達障害&不登校で日々格闘中。

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2020/08/04

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  • クスノキの番人

    「夢幻花」がとても面白かったので、東野圭吾さんの他の作品も読みたくなったそういえば、「秘密」とか「容疑者Xの献身」など、何年も前に読んだ本が本棚にあったはず。。。詳細は覚えていないし、これらもまた読み返してみたいな今回読んだのは「クスノキの番人」リンク

  • 言葉の性質

    言葉について、児童精神科の先生が書かれた本にすごくわかりやすくまとまっていたリンクまず、言葉には2つのはたらきー「指示性(認識)」と「表出性(関係)」ーがある「指示性」とは、ものごとを認知的・認識的にとらえること「表出性」とは、情動をわかちあうこと例え

  • 睡眠の問題

    睡眠が話題の勉強会や講習会に参加すると、演者の先生が必ず言われるのが、「日本人の睡眠時間は短すぎる」「睡眠がおろそかにされる文化がある」ということ寝る時間を惜しんで勉強や仕事に励むことが美徳とされたり、徹夜で過ごすことを武勇伝のように語ったり。。。私が思

  • ASDの診断 ② ~M-CHAT~

    幼児期のASDの診断に際し、以前(私が発達相談外来を始めた頃?)はよくM-CHATが話題になっていたように思うM-CHAT:Modified Checklist for Autism in Toddlers 乳幼児期自閉症チェックリスト修正版は、もともとはイギリスで開発された質問紙を修正・発展させたもので、1歳

  • フルコース

    待ちに待った冬休みドルジは相変わらずほとんどの時間を家で過ごし、どこにも出かける気配がない。。。と思っていたら、年末のある日「久しぶりにみんなで遊ぶことになった」と、朝からそわそわ小学校からの仲良しの友達4人で集まることになったようだ話を聞いていると、本

  • 52ヘルツのクジラたち

    最近、Amazonのおススメに出てきて、ポチっとした本リンク家族からの虐待を受けて育った女性が、虐待を受けている中学生出会い、彼を救おうと奮闘する中で自分も救われていくというお話だった「にんじん」が受けた虐待以上の、すさまじい虐待で、虐待描写を読んでいると本

  • ひとコマ漢字

    学校教育では教科書を読み、ノートに書く学習が相変わらず定番であり王道だけど、巷では学習用ソフトやアプリがたくさん開発されてきているでも、種類が多すぎてどれが良いのか、どれがどういう子に合うのか情報収集不足もあって、困っている。。今回、作業療法士さんから実

  • 病は気から

    不登校の原因(の一つ)として、よくクローズアップされる起立性調節障害最近は、ASDなど発達障害と診断する以上に、起立性調節障害と診断する難しさ。。。というか葛藤?をますます感じるようになった。というのは、起立性調節障害と診断がつくことで、正しい「隠れ蓑」にな

  • お薬について ~デエビゴ(レンボレキサント)~

    先日、デエビゴを発売している製薬会社のMRさんから声をかけられた今、成人領域の不眠症治療では、ロゼレム、ベルソムラに続き、デエビゴの処方数がすごく増えてきたのだと確かに、中学生以上の子供でデエビゴを処方されたという話をちょこちょこ耳にするようになった。初め

  • まおの進路 ~大学編 ④~

    まおは、無事、第一志望の大学の面接試験をこなし、合格をすることができた入学金をおさめ、一人暮らしの宿も決め、親子共々少しずつ新生活にむけて準備中まおの友達もだいたい進学先が決まったようで、新生活に向けて準備をはじめたそうだ。特に仲良くしている5人の友達のう

  • 発達理論 ② ~フロイト ⑤~

    「男根期」の次は「潜在期」養育者(親)とのエロス的な交流が子供の精神発達のテーマとして背景にしりぞき(潜在化し)、それに代わって家族の外の世界での社会的なかかわりが大きなテーマとなっていく時期。ほぼ学童期に相当。子供に「性的関心」が芽生える時期でもある。

  • 夢幻花

    最近読みだした医学雑誌(ユングについて特集されていた)で話題になっていた本。。。それは、東野圭吾の作品「夢幻花」で、雑誌に載せられていた論文では、この作品でユング心理学の神髄の一つともいえる、「影との共存」について述べられていたリンク論文の筆者は、はじ

  • かかりつけ医の一言

    発達相談外来では、地域の開業医の先生や新生児科のドクターから紹介を受けることがよくあるそして、紹介された子供たちほとんどの場合で、発達やこころは私が診ていくことになり、(心身症の場合以外は)身体についてはそのまま紹介元のかかりつけ医に引き続き診てもらうた

  • お薬について ~ベルソムラ(スボレキサント)~

    私が処方する睡眠薬は、ほとんどがロゼレムかメラトベル眠気の副作用も期待してリスパダールやエビリファイ、バルプロ酸Naなどを処方することもある。(睡眠薬としては使わず、他の目的で処方するけど、もしかして睡眠も改善するといいなあくらいの感じ)睡眠を改善したい

  • わかってない

    子供たちの小学校や中学校への入学に際し、支援学級や支援学校への入級・入学を検討する会議が今年度もあちこちの自治体(教育委員会)で行われた私は、だいぶ昔に一度、上司の代理で出席したことがあるだけで、最近の会議には出席したことはない。私の仕事は、形式的な(と

  • 観察力の有無

    私が担っている発達相談外来は、どこの病院でも完全予約制そして、初診の予約は基本的にはナースやソーシャルワーカーにお任せ。初診予約依頼の連絡がきたら、スタッフは相談内容を確認した上で、どのドクターに依頼するのか検討した上で予約を入れる私は、スタッフのドクタ

  • 発達理論 ② ~フロイト ④~

    「男根期」について、続きフロイトが「エディプス・コンプレックス」として取り出した現象は、乳児期からの二人関係の世界に充足してきた幼児が三人関係の世界に開かれていく過程で体験するこころ模様と発達課題という意味では、十分は普遍性を持っているそうだ子供と父、子

  • 母のよう

    ブログでは、学校や学校の先生方に対する不満をたくさん書いているし、発達相談外来で出会う親子や私自身の友達から、学校の先生のありえない言動や対応を見聞きしてる私だけど、私の子供たちを通して出会った先生方は、どの方も良い先生だったと感じているまおの場合、中学

  • ドライブ・マイ・カー

    精神分析の大御所、山中康裕先生が医学雑誌に映画評を書いておられた精神分析の奥深さにひかれて、その世界の一端を自分なりに担い始めている私にとって、山中先生はまさに巨匠おススメされていた映画「ドライブ・マイ・カー」は、聞いたことがあったし、カンヌ受賞作という

  • 共時性 ④

    「共時性」あるいは「縁起律」、以前ユング心理学の本を読んで印象的ではあったのだけど、当時はまだ自分自身の中で消化しきれていなくて、ブログの記事にはしていなかった今回、心理士さんからの言葉を受けて、あらためて「共時性」についての箇所を読み、書き留めておきた

  • 電話相談?電話診察?

    発達相談外来で、私は、お薬の処方を受ける親子を中心に「何か心配なことがあったら電話で連絡をください」と伝えている起こり得る副作用、頻度の高い副作用については伝えておくけど、やっぱり実際に副作用を目の当たりにしたら、飲み続けて大丈夫か心配になるだろうし、伝

  • ゆづとの勉強再び

    私から見て、ゆづは運動が得意で勉強はあまり得意ではないといっても、特別勉強ができないわけではなく、いわゆる「普通、平均的」それが、2学期の期末テストで、初めて国語の点数で50点(100点満点で平均は約70点)を取ってきたゆづは、ちょっとショックだったのか「すごく

  • 発達理論 ② ~フロイト ③~

    フロイトの発達理論の続き。。。③男根期男根の有無、つまり男女のちがいに目が開かれる時期。子供は男である父親、女である母親、そして自分という「三項関係」をどうクリアするかという発達課題にぶつかる。ほぼ幼児期後半に相当。男の子にとって、オチンチンは何かしら誇

  • 盗みをするということ ⑤

    先日、私のブログを読んでくれている友達とLINEでやりとりをしていて、私が父親の財布からお金を盗んでいた記事について話題になった友達とやりとりをしていて、思い出したことがある。おそらく、私が父の財布からお金を盗るようになる前(小学校高学年くらい?)のことだと

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