仙禽かぶとむし|少年時代がよみがえる先日、西日本新聞のネット版に、緑風氏の記事を見た。緑風氏は佐世保の人で、俳句に勤しみながら、この四月に九十四の天寿を全うしたと。そして現在、遺作に御親族がイラストをつけてツイッターに上げているのだと。 その緑風氏の俳句に、老人に買われてゆきぬ甲虫があった。何かと批判の声もあるカブトムシの売買ではあるが、この俳句には目から鱗である。あたたかな気持ちにさせてもらった
風の森|維新のこころを醸し出す日本酒鴨神で名高い高鴨神社の近くに、風の森峠がある。この峠は天誅組が陣を敷いた場所で、それに加わった伴林光平が「夕雲の所絶をいづる月を見む 風の森こそ近づきにけり」の和歌をのこしている。 奈良から和歌山方面に抜ける峠付近は、水稲栽培発祥地とも目されており、初夏には爽やかな風が吹き抜けるとともに、清らかな水音に包まれる。その水は、銘酒「風の森」となる稲穂を育てる。 「風
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