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こるね酒 https://corne-sake.hatenablog.com/

日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

こるね
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2020/07/26

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  • 11月のお勧め自選記事6選

    恒例企画、11月にアップした記事を振り返ってみます。 11月は、久しぶりの日本酒会がありました。楽しかった~。でもブログは、全然その分まで追いついていません。1日に1本以上は記事を上げているんですが、だいぶ積み残しがたまってきてますね。年末に向けてペースアップしていきます。 それでは今回も、記事の内容部門3点と、美味しかった部門3点を選んでみました。まずは内容部門から まずは開運さん。ただこちらはちょっと変則的です。お酒も美味しかったんですが、なにより、お酒に合わせて作った「チーズの味噌漬け」が簡単でめっちゃ美味しいです。ということで、クックパッドに投稿したレシピを載せました。ほんとに簡単に作…

  • [ジブリ酒]天狗舞 > おろく婆さん(平成狸合戦ぽんぽこ)

    【天狗舞(てんぐまい) 山廃仕込 純米酒】 燗映えで 酸味がぽわん 甘味じゅわ 約1年ぶりの天狗舞さんです。硬派なイメージのある天狗舞さんで、しかも山廃。これは旨そう! まずは冷酒でいただきました。香りは山廃の旨さと蜜甘。良いですねえ。口に含むと、しっかりした甘味酸味旨味がずしん。主張は強いけど嫌らしさはありません。美味しい。でも、これ燗にしたらもっと美味しいんじゃないかな? というわけで、後日燗にもしてみました。上燗(45℃)くらいからスタート。まずは酸味がぽわん。くっきりしてるけどトゲはなく、丸みのある酸味です。そこから甘味じゅわり。クセもあるけど、むしろそれが良い。余韻がふんわり残るけど…

  • [ジブリ酒]両関 > リン(千と千尋の神隠し)

    【19(じゅうく) Riccio ubriaco(リッチョ ウブリアーコ)】 爽やかな 甘酸苦味の 青リンゴ ラベルがかわいいことに定評のある19さん。今回は、去年飲んで美味しかったリッチョの続編かな? さらにかわいくなってる! 蔵元ブログによると、これ、「素敵ラベルもふもふシリーズ第2弾」なんだそうです。ちなみに第1弾は「Le chat botte -長靴をはいた猫」。で、リッチョさん。「Riccio」はイタリア語でハリネズミの意味。ヨーロッパでは背中に幸運をのせて運んでくる縁起の良い動物なんだそうです。「Riccio ubriaco」は、酔っぱらいハリネズミ。去年はすましていたハリネズミく…

  • [ジブリ酒]両関 > キキ(魔女の宅急便)

    【両関(りょうぜき) hm50 純米吟醸 生 美郷錦 ActⅦ】 フルーツの 甘酸っぱさと ちょい苦味 大好きな両関酒造さんのお酒。しばらく飲めてなかったんですが、やっぱり見つけると注文しちゃいますね。こちらのhm50は、秋田県産の酒造好適米・美郷錦を使って、同じお蔵さんの入手困難酒・花邑(はなむら)の造り方で醸したお酒なんだそうです。つまり、十四代の高木社長の技術指導が入ってるということ。って言っても、そんなの関係なくもう両関酒造さんは充分信頼しているお蔵さんなんですけどね。むしろ、いつまでも十四代とセットで語られるのがかわいそうって思っちゃう。まあ、そんなことを考えるのは僕みたいなガチファ…

  • [ジブリ酒]雄山功嗣 > 月島靖也さん(耳をすませば)

    【雄山功嗣(おやまこうじ) 純米吟醸 山廃 生原酒】 山廃の 甘旨返り香 じゅわわわわ アテに頼んだ、金華鯖の炙り〆鯖に合わせて選んでもらったお酒です。名前を見たこともなかった、はじめましてのお酒。お蔵さんは会津の豊国酒造さん。ん?ここは知ってる。こないだ飲んだ一歩己(いぶき)のお蔵さんですね。会津ですし、なによりマスターのセレクトなので、まあ間違いないでしょう。いただきます。 香りはほんのり山廃感。穏やかですね。口に含むと、優しい山廃甘酸味。そして、その中から蜜の甘味がじわぁ。さらに旨味もじわぁ。飲み込んでから、甘旨山廃の返り香がじゅわわわわ。じゅわうまぁぁぁ! 山廃の良い部分がとても上手に…

  • [ジブリ酒]福祝 > フクオさん(魔女の宅急便)

    【福祝(ふくいわい) 低アル純米 13サーティーン】 軽いけど 奥に雄町の じわ旨さ はじめましてのお酒、千葉県・藤平酒造さんの福祝です。 香りはかすかにお米の旨味。口当たりはピリシュワ微炭酸。ほのかな旨味酸味、そして軽さのある甘味が現れます。軽いなあ。アルコール感もほとんどありません。と思ったら、飲み込んだ後から雄町らしい旨味がじゅわぁ。後味の膨らみが面白いですが、その後はすっと消えてすっきりです。 スペックは、造り:純米酒 原酒原料米:岡山県産雄町精米歩合:60%アルコール度数:13% ・・・ その名の通りで低アルですね他は非公開 ジブリで例えると「魔女の宅急便」のフクオさん。パン屋のご主…

  • [ジブリ酒]LIBROM > コペル君(君たちはどう生きるか)

    【LIBROM(リブロム) Saliva(サリーバ)】 甘酸苦 ほのかにレモンの 新しさ 気になっていたお酒、リブロムさんです。こちらは、今年福岡で開業したばかりの新しい醸造所・LIBROM Craft Sake Breweryのお酒。分類上は「その他の醸造酒」になっています。実は日本酒の製造免許は、新規取得がほぼできない状態なんです。だから、リブロムさんはお米・米麴の他に副原料を入れることで日本酒の分類からは外しているんですね。とは言え造りはほとんど日本酒。代表の柳生さんは「わかむすめ」の新谷酒造や、酒造りの神様・農口尚彦研究所の農口さんの元で、蔵人の穴見さんは「あべ」の阿部酒造で修行された…

  • [ジブリ酒]ささまさむね > コキリさん(魔女の宅急便)

    【ささまさむね 純米吟醸 愛山】 複雑な 甘苦じゅわっと 奥深く 福島のささまさむねさん。前にも何度か飲んだことあって、好きな銘柄なんです。でもなかなか見かけないんですよね。だからこの日も見つけた瞬間テンションが上がりました。しかも愛山! こないだの秀鳳のときも書いたけど、最近愛山との出会いに恵まれてます。約1ヶ月の間にこれが6杯目。しかもW、十四代、尾瀬の雪どけ、冩樂、秀鳳と素晴らしいラインナップで、どれもめちゃくちゃ美味しかった! あいやまつりですね。これはもう飲むしかない。早速、1杯目に注文しました。 香りは、フルーティーな甘苦アルコールがふわっと広がって、ちょっと鼻にツン。良い香り!口…

  • [ジブリ酒]開運 > ユパ様(風の谷のナウシカ)

    【開運(かいうん) 純米 ひやおろし】 穀物の 旨味アル苦 ドドバババッ SAKEdatabankさんのキャンペーン賞品5本目、静岡の開運さんです。開運さんは、前に飲んだ夏酒も純米も、とてもきれいなお酒だったんですよね。今回も楽しみ♪ 香りはほんのかすかに穀物アルコール。でもとても控えめ。口当たりはとろっと穏やかな甘酸。優しいですねえ。っと思ったら、そこから旨味とアルコール感と苦味がドドドッ! そして、どっしり苦穀物アルコールの含み香がバババッ! 実は強かった! 正直、最初はちょっと取っつきにくいと感じてました。でも、開栓後5日目くらいからカドが取れてきて、旨味じんわり。やっぱり美味しい。前の…

  • [ジブリ酒]燗ガエル > ミト(風の谷のナウシカ)

    【北島(きたじま) 燗(かん)ガエル white frogger 生酛純米にごり酒】 燗映えて 旨味がぶおん! 粗にごり 滋賀・北島酒造の白カエルさん。前に青タコさん(タコイズブルー)を飲んだお蔵さんですね。そちらも面白いラベルでした。今回のは辛口のにごり酒。名前からして燗に合うということで、冷酒と燗の両方をいただきました。 香りは、冷酒ではほとんどありません。でも燗の方は、お米の甘旨がふおぉーっとたまらん。 口に含むと、米粒残る粗にごり。冷酒では甘味はなくて酸ぶおん! 後半はアルコール感もぶわん!それが燗では、酸も目立ってるけど旨味の方がぶおん! 苦味はなくなって、甘味がほんのり奥の方に出て…

  • 雪の松島 > ヤンデレ少女

    【雪の松島(ゆきのまつしま) すっきり甘い純米酒】 濃い甘味 アルコール感 刺激的 はじめましてのお酒。こちらも、昨日の賀茂鶴さんに続いてお店のお姉さんのサケディプロマの試験勉強用。常温でいただきます。 香りはストレートなアルコールと甘さがカツーン。ちょっと刺激がありますね。口当たりはとろり甘ドン! 甘さはさらにぐおっと広がり、しっかりアルコール感も追いかけてきます。瓶に書いてある日本酒度は、マイナス18~20。激甘です。アルコール度数は15%で普通だけど、ちょっとアルコール感がキツかったかな。しっかり冷やした方が美味しそうです。 ジブリで、、、はいませんね。特定のキャラクターは挙げませんが、…

  • [ジブリ酒]賀茂鶴 > ニガ(風の谷のナウシカ)

    【賀茂鶴(かもつる) からくち本醸造】 じわ旨で アルコール感 ストレート こないだ3本ほど飲み比べた賀茂鶴さん。よくスーパーにも売ってるお酒です。こちらは、お店のお姉さんが、難関日本酒資格・サケディプロマの試験勉強用に買ったお酒を、ちょこっと味見をさせてもらいました。ということで、常温でいただきます。 香りはストレートなアルコール感。でもそんな嫌じゃありません。度数14度の低アルだけど、他の香りがないからアルコールだけ際立ってるみたいです。 口当たりはとろりほんのり薄甘旨。そこがしばらく続いて、最後に旨味とアルコール感だけがくわっと広がります。そして本醸造らしく、スパッと切れる。正直なところ…

  • [ジブリ酒]悦凱陣 > マンマユート団のボス(紅の豚)

    【悦凱陣(よろこびがいじん 純米酒 山廃赤磐雄町 むろか生】 旨味ドゴーーン とにかく濃くて 美味い酒 味わいが濃いイメージの凱陣さん。前に飲んだ時は日本酒度+13なのに甘味はっきりの不思議なお酒でした。でも美味しかったんですよね。同じお蔵さんの誉凱陣さんも美味しかったなあ。今回も楽しみです♪ 口に含むと、いきなり黒糖っぽい甘味旨味酸味がガツン!! 期待を裏切りません。そこからさらに旨味がドゴーーン!!! もう、旨味の爆弾です。濃い!美味い!アテにちょこっと出てきたグリーンカレーにもばっちり対抗しています。カレーに合う日本酒って難しいけど、凱陣さんなら合わせることができるかも。 スペックは、造…

  • [ジブリ酒]十四代 > ニシンのパイを作るおばあちゃん(魔女の宅急便)

    【十四代(じゅうよんだい 白鶴錦 純米大吟醸 生詰】 上質な 甘旨ほわん 苦するり いつものお店で十四代様。今年は、十四代様を飲める機会が多いような気がします。コロナのおかげで市場に出回ってるのかな? 白鶴錦は、あの白鶴さんが開発したお米。お父さんは短稈渡船、お母さんは山田穂で、山田錦と同じ。つまり、山田錦の妹になるわけですね。なぜ弟じゃなくて妹かというと、妹の方がかわいいから。超優秀なお兄ちゃんにあこがれるかわいい妹という妄想を楽しんでいます。白鶴錦は、これまで雨後の月とくどき上手をいただきましたが、両方きれいな美味しいお酒でした。今回は十四代様なので、まあ間違いないですね。 香りはあまり感…

  • [ジブリ酒]七賢 > ジーナさん(紅の豚)

    【七賢(しちけん) 大中屋 斗瓶囲い 純米大吟醸】 上品で 豊かな甘味と 滑らかさ 日本酒検索サイト・SAKEdatabankさんのキャンペーン賞品4本目。今回の大本命です。七賢さんのめっちゃ良いお酒。 こちらは、世界一美味しい市販酒を決める品評会・SAKE COMPETITION2017のSuperPremium部門で1位を獲ったお酒。全国の有識者を審査員として、銘柄を隠した完全ブラインド方式で審査されるコンペでの1位ですよ! SuperPremium部門というのは、四合瓶(720ml)で1万円以上という高級酒部門。審査員さんうらやましい! 実際に僕が呼ばれたら膝が震えますけどね。こんな部門…

  • [ジブリ酒]萩の鶴 > エボシ御前(もののけ姫)

    【萩の鶴(はぎのつる) 特別純米酒 秋あがり】 酸ふわり 旨味もじゅわり 食中酒 日本酒検索サイト・SAKEdatabankさんのキャンペーン賞品3本目。萩の鶴さんも、前回キャンペーンでもいただいきました。前回は夕涼み猫ラベル。味わいはまったりのんびりのラベル絵とは違った野生ネコさんでしたが、今回はどうかな? 楽しみです♪ 香りは、ほんのり乳酸、辛口の予感。口当たりはするっととろっと自然に入ってきて、酸味がふわり。そこから酸味を中心にした味わいがほわっと広がります。そして、飲みこんだ後から旨味がじゅわっ。余韻は旨味がたっぷりで、鼻に抜けるアルコールの含み香も心地よいです。じわうまぁ~。 甘味は…

  • [ジブリ酒]みむろ杉 >お母さん(風立ちぬ)

    【みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし】 落ちついた 酸味しみじみ 旨きれい 日本酒検索サイト・SAKEdatabankさんのキャンペーン賞品2本目。奈良のみむろ杉さんです。 香りはほのかに、乳酸とミント感。きれいな酒質を予感させます。口当たりはするんと入ってきて、清らかな酸味がぽわん。その酸味が最後まで続くんですが、それがまた美しい。心地よい落ちつく酸味です。甘味はほんのりで、旨味は後半からほわっと豊かに広がる。旨アルの含み香もきれいで幸せ。いいお酒だなあ。 正直、僕のあんまり得意じゃない酸味中心のお酒です。でもこれがしみじみ美味しい。賞品1本目の墨廼江さんも酸味中心でしたが、あちらは清々し…

  • [ジブリ酒]墨廼江 > 先輩魔女さん(魔女の宅急便)

    【墨廼江(すみのえ) 特別純米 生詰 ひやおろし】 ほの甘な きれいな辛口 酸味じゅわっ 日本酒検索サイト・SAKEdatabankさんのプレゼントキャンペーン、これまでにも「梵 超吟」をはじめ、いろいろ美味しいお酒をいただきました。今回は、その第5回キャンペーンでいただいた賞品です。 全部で5本もいただいたのですが、まずはその1本目、宮城の墨廼江さんです。墨廼江さんは、前回のキャンペーンでも「純辛」をいただきましたね。爽やかフルーティー酸苦辛口でした。 今回のは、瓶には書いてないけどこの時期の生詰だし、ひやおろしかな? っと思って検索してみたら、いろんなお店のページにちゃんと「ひやおろし」っ…

  • [ジブリ酒]秀鳳 > 「おもひでぽろぽろ」のラストシーン

    【秀鳳(しゅうほう) 純米大吟醸 愛山(あいやま) 生原酒】 しっかりと 甘旨じゅわっ アルふわぁ はじめましてのお酒、山形の秀鳳さんです。山形のお酒も大好きなんですよね。しかも純米大吟醸で愛山で生で原酒。もう美味しい要素しかない。この日のデザートに注文しました。 なぜか最近、愛山さんとよく会うんですよね。ここ1ヶ月だけ見ても、冩樂・尾瀬の雪どけ・十四代・Wと素晴らしいラインナップ。どれもめちゃくちゃ美味しかったです。実際には、お米の種類がお酒の味には直結しないというのは、その筋では有名な話。日本酒の味は、原料以外の部分でかなり変えられるんですよね。でも、やっぱり愛山を使ったお酒は奥の深い甘さ…

  • [ジブリ酒]会津中将 > 釜爺(千と千尋の神隠し)

    【会津中将(あいづちゅうじょう) にごり酒 原酒】 19度 甘旨ぐぐぐ アルぶわぁ 1年以上ぶりの会津中将さん。福島のお酒は大好きなんですが、最近なかなか出会わないんですよね。会津中将と言う名前は、会津藩初代藩主・保科正之公の官位に由来するんだそうです。名君として名高い保科正之公は、2代将軍・徳川秀忠のご落胤で、3代将軍・徳川家光の異母弟。だからラベルに徳川家の家紋である葵の御紋が付いているんですね。幼い頃はその存在すら秘匿されていましたが、家光の信任を得てからは頭角を現し、会津藩主としても善政を敷きました。それほど有名な人ではないんですが、冲方丁さんの小説「天地明察」に登場した保科正之公が、…

  • [ジブリ酒]大盃 > パズー(天空の城ラピュタ)

    【大盃(おおさかずき) 純米吟醸 爽快旨口 ENDLESS SUMMER】 フレッシュな 旨酸しっかり 王道酒 前にマッチョなお酒を飲んだ大盃さん。マッチョはイロモノに見えて美味しかったから、普通のお酒も気になります。今回のお酒は、名前からもわかるように夏酒。まあ、お店をずっと開けられませんでしたからねえ。早速飲んでいきましょう。 香りはほとんど感じません。口当たりは微ピリ酸甘。火入れで、製造からも5カ月経ってるのにフレッシュです。強くはないけど、酸味がしっかりで旨味がふわぁ。王道な旨酸しっかり酒という感じ。とは言え優しい甘味もちゃんとあります。後半は旨味と苦味とアルコール感がぐわっと広がり、…

  • [ジブリ酒]菱湖 > テナー(ゲド戦記)

    【菱湖(りょうこ) JUICE(ジュース) 純米吟醸酒 生酒】 フルーティー 微しゅわ甘旨 →旨どどどっ お久しぶりの菱湖さん。前に飲んだのは約1年前ですね。去年は初めて聞く銘柄だったんですが、この1年でいろいろ見かけるようになりました。新潟らしくない甘旨フルーティーなお酒だった記憶。と言っても、最近はフルーティーな新潟酒もだいぶ増えてますけどね。 菱湖という名前は江戸後期の大書家・巻 菱湖(まき りょうこ)に由来するそうです。蔵元の所在地が、この菱湖の生誕地であることから付けたんだそう。巻菱湖の書は将棋の駒にも使われているそうで、「駒の詩」というサイトによると、「プロ棋士のタイトル戦などで、…

  • [ジブリ酒]夢心 > おソノさん(魔女の宅急便)

    【夢心(ゆめごころ) 無ろ過生原酒】 最初から とろ甘ガツン アルぼわん 大阪難波の名店・正杜屋さん復活の2杯目です。冷蔵庫の中は相変わらず知らないお酒がいっぱい。ここのお店、いつ来ても見たことないお酒がいっぱいで、しかもそれが美味しいんですよね。その中で、ちょっと引っかかったのがこの夢心です。飲んだことはないはずだけど、知ってる気がします。何か有名銘柄の地元酒じゃなかったかな? こういうのは、ひとまず注文です。 ひと口飲んでみたら、甘旨ぁー! ラベルを見てみると、福島・喜多方の夢心酒造さんと書いてあります。なんだっけなあ、と考えてたら、隣の方が教えてくれました。こちら「奈良萬」のお蔵さんでし…

  • [ジブリ酒]雪彦山 > クシャナ(風の谷のナウシカ)

    【雪彦山(せっぴこさん) KEGDRAFT(ケグドラフト) 純米】 心地良い 旨味ぐいぐい 苦どわぁ ずっとお休みされててようやく復活された大好きなお店・大阪難波の正杜屋さんのリスタート初日に駆けつけたときのお酒です。正杜屋さんで飲めるの嬉しい! その最初の振る舞い酒がこちら、兵庫県姫路市・坪坂酒造さんの雪彦山です。せっぴこさん、読めませんよね。僕も普通にゆきひこやまだと思ってました。雪彦山は姫路市にある標高915.2mの山で、新潟の弥彦山・福岡と大分にまたがる英彦山とともに、日本三彦山なんだとか。昨日の金長狸は日本三名狸でしたが、いろんな日本三**がありますねえ。この山は修験道の地で、ロック…

  • [ジブリ酒]鷹勇 > 六代目金長(平成狸合戦ぽんぽこ)

    【鷹勇(たかいさみ) 原酒 純米吟醸 剛力(ごうりき) 生】 ふおぉーっと 熟成高アル 甘酸旨 前に「超辛口純米」を飲んだ鷹勇さん。その時は日本酒度+10.8なのにきれいで優しい辛口酒でした。今回もなかなかいかつい見た目ですね。どんなでしょう? ちなみに強力というのは、鳥取県オリジナルの酒米の名前です。 香りはほぼなくて、かすかにアルコール感を感じるだけ。口当たりはどっしり甘酸。直後から熟成感のあるアル甘含み香がどわぁ。甘味も酸味も自然な感じでほっこりです。酸はすぐになくなって、代わりに旨味がじわぁ。やっぱりちょっと辛口よりですね。そして後味は18度の高アルコールがふおぉーーーっ! スペックは…

  • [ジブリ酒]花垣 > 銭婆(千と千尋の神隠し)

    【花垣(はながき) 超辛 純米無濾過生原酒】 辛口で とろ酸甘から 旨じゅわぁ 前にも同じお店でいただいた花垣さん。前回同様、酒販店さんの特注だそうです。裏ラベルに見えるこの写真も、1枚だけの表ラベル。ただ、よく見ると、前回は「山廃純米無濾過生原酒」だったのが「超辛 純米無濾過生原酒」になっていますね。中身は違うっぽいです。 口当たりは酸甘ガツン。上立ち香はほとんど感じなかったのに、ここから熟成感のある含み香がぶわぁー。そして深みのある旨味と苦味がじゅわぁー。インパクトはあるけど刺激が強いわけじゃなくて、優しさもあります。超辛というわりに甘味もしっかりあってびっくり。でも、この後半のキレと旨味…

  • [ジブリ酒]至 > 月島靖也さん(耳をすませば)

    【至(いたる) 7号酵母 純米原酒】 とろじわと 旨辛口で アルほわぁー はじめましてのお酒、新潟・逸見酒造の至さんです。佐渡の小さなお蔵さんで、新潟のお酒によくある炭濾過をいっぱいかけた淡麗辛口ではなく、炭濾過を最小限にした「素顔の美酒」を目指されているんだそうです。どんなお酒でしょうか?楽しみ♪ 香りはかすかにアルコール感を感じるだけで控えめ。口当たりは、甘酸旨味がとろりと入ってきて、バランス良くぼわん。そこから旨味とアルコール感がほわぁーーーっと広がります。気持ちいい旨辛口。渋味が出そうな雰囲気もあるんだけど、渋くはなくて優しい味わいです。ただ、アルコールは高めで、芯がしっかりしています…

  • [ジブリ酒]冩樂 > フィオ(紅の豚)

    【冩樂(しゃらく) 純米吟醸 愛山(あいやま)】 フルーティー 豊かな甘さと 深旨さ 昨日投稿した熟成冩樂に続いて、こちらがこの日の最後の1杯・冩樂の愛山です。最近、愛山との出会いに恵まれてますね。嬉しい。しかも冩樂の愛山なんてもう間違いありません。 香りはフルーティーな甘さと気持ちいいアルコール感と乳酸が幸せ口に含むと、リンゴのフレッシュな酸味甘味に、幸せな苦味と旨味も加わって、とても複雑。愛山らしい深みのある味わいです。うんまー!ふわっと消えて後味もきれい。 冩樂熟成が今日のNO.1かと思ったら、その上を軽々超えてきました。感動的! ジブリで例えると「紅の豚」のフィオ。お父さんが出稼ぎでい…

  • [ジブリ酒]冩樂 > 松崎良子さん(コクリコ坂から)

    【冩樂(しゃらく) 純米吟醸 初しぼり 生酒】 蜜甘味 フルーツ酸味と 熟旨味 お久しぶりの冩樂さん。福島には美味しいお酒がたくさんあるけど、その中でも特に大好きな銘柄です。その初しぼり生酒。でも騙されちゃいけません。よく見ると、これ令和1年12月製造。つまり2年熟成です。ちゃんと温度管理された酒屋さんで寝かせていたものだそう。それって、ある意味普通の新酒より貴重ですよね。テンション上がる~♪ 香りは旨味がありそうな熟成香+寫楽らしい甘酸。もう間違いありません。口当たりからいきなり、甘味酸味と年齢を重ねた旨味がぶわあぁぁ。蜜の甘味とフルーティーな酸味、それに熟成感のある旨味が駆け回ります。素晴…

  • [特集]ガチ対決!日本盛 生原酒シリーズ vs. 月桂冠 THE SHOTシリーズ 飲み比べまとめ

    というわけで、昨日は日本盛の生原酒シリーズを飲み比べてみました。 各レビューを先にご覧になった方はわかるように、正直、全然僕の好みではありませんでした。途中、何度も心が折れそうになった。 でも、マーケティング的には面白いです。ライバルは明らかに月桂冠/THE SHOTシリーズですね。発売時期を見ると、こちらの生原酒シリーズが2015年2月で、THE SHOTが2019年3月。日本盛の方がだいぶ早くて、月桂冠はその後追い。ということは、THE SHOTはこの生原酒シリーズに勝てるように考えられているわけです。 比較すると、生原酒シリーズは200mlのアルミ缶で、本醸造284円、純米吟醸328円、…

  • [ジブリ酒]日本盛 生原酒4 > 荒れ地の魔女(ハウルの動く城)

    【日本盛(にほんさかり) 生原酒 純米大吟醸】 レーズンの 糖分たっぷり 甘苦味 日本盛生原酒缶シリーズ④、最後は純米大吟醸です。ここまで全て負け続けているので、もう敗戦処理な感じ。でもまあ、ここまで来たらぜんぶやっちゃいましょう。 香りは、蜜の甘さとアルコール。アルコールには刺激もあるけど、このシリーズの他の商品ほどは気になりません。 口に含むと、穏やかな甘味がふわっ。そこから、レーズンのような甘酸味がぽわん。糖分たっぷりです。一歩遅れて苦味もじわり。後味はたっぷり甘味の余韻とちょっとえぐ味。おお、そんなに嫌じゃない。このシリーズで初めて全部飲みきれました。そんな感心することじゃないけど。 …

  • [ジブリ酒]日本盛 > 黒眼鏡(天空の城ラピュタ)

    【日本盛(にほんさかり) しぼりたて大吟醸】 するり酸 そこから苦甘 ガガガガガ 日本盛生原酒缶シリーズ・番外編。今回は、ファミマ限定のアル添大吟醸です。これまで飲んできた生原酒ではなくて、加水してあるっぽいです。生酒とも書いてないから火入れもしてあるのかな? これまで飲んできた本醸造、純米吟醸、大吟醸が、正直なところ生原酒の悪い部分だけが目立ってた感じなので、逆に加水されてるところにちょっとだけ期待です。 香りは、やっぱりだいぶ穏やか。でもケミカルなアルコール感は健在。甘さも酸も感じるけど、このアルコール感は好きになれません。 口当たりは、するり酸甘。意外にとろみもありますね。そこから苦味と…

  • [ジブリ酒]日本盛 生原酒3 > モウロ将軍(天空の城ラピュタ)

    【日本盛(にほんさかり) 生原酒 大吟醸】 する甘酸 そこから苦味と えぐ味ぶわっ 日本盛生原酒缶シリーズ③、大吟醸です。 グラスに注いでみると、色はほんのり黄色。製造からそんなに時間が経ってるわけじゃないけど、結構色づいていますね。生酒だから火入れのときの色でもないはずです。 香りは、本醸造や純米吟醸よりもだいぶ落ち着いた感じ。でもやっぱりアルコール感は気になります。 口当たりは、するり甘酸。お、今度こそイケるか? とおもったら、そこから苦味えぐ味がぶわっ。最後まで残る苦味がやっぱり好きにはなれません。この企画、あと2本あるんだけどだいぶ心が折れかけています。 スペックは、造り:大吟醸 生原…

  • [ジブリ酒]日本盛 生原酒2 > オーマ(風の谷のナウシカ)

    【日本盛(にほんさかり) 生原酒 純米吟醸】 フルーティー だけど後味 苦渋味 日本盛生原酒缶シリーズ②、本醸造に続いて純米吟醸です。本醸造にはやられてしまったので、今回もちょっと不安ですね。そしてこの純米吟醸、なんと2種類あります。普通にどこにでも売ってる赤い缶と、シンプルなデザインの銀色の缶。この銀色の方は、ファミマ限定商品みたいです。中身が違うのかどうかも、確かめてみましょう。 グラスに注いでみると、色はほんのり黄色。製造からそんなに時間が経ってるわけじゃないけど、結構色づいていますね。生酒だから火入れのときの色でもないはずです。 香りは、やっぱりストレートでケミカルなアルコール感と甘さ…

  • [ジブリ酒]日本盛 生原酒1 > ベラ・ヤーガ(アーヤと魔女)

    【日本盛(にほんさかり) 生原酒 本醸造】 強烈に ガツンと甘苦アルコール 日本盛生原酒缶シリーズ① コンビニやスーパーでよく見かける、日本盛さんの生原酒缶です。こないだ日本盛のカップ酒と純米大吟醸を飲み比べして、甘味が特徴的な感じで気になったんです。だからこのシリーズも飲み比べしてみようと思い、買ってきました。変質しやすい生酒を常温保管できるようにしたのは、さすが大手の技術力ですね。 さて、飲んでいきましょう。4種類あるシリーズから、まずは本醸造です。シリーズの中でも一番よくみかけるやつですね。 缶から直接飲むのが正しいスタイルな気もしますが、まずはグラスに注いでます。色はほぼ透明で、ほんの…

  • [ジブリ酒]十八盛 > やさしさに包まれたなら(魔女の宅急便)

    【十八盛(じゅうはちざかり) panda no kimochi(パンダのきもち) 無濾過生原酒】 メロンっぽい ふんわり甘酸 ほわあぁぁー 十八盛の白黒動物シリーズ、第2弾の「ペンギンのきもち」、第3弾「シャチのきもち」、第4弾「シマウマのきもち」は飲んだんですが、第1弾のパンダさんだけを逃してしまっていました。ところがこの日、お店への差し入れで他のお客さんが4本セットを持って来られたんです。しかもそれを飲ませてもらえた。なんて幸運! 本当にありがとうございます! 香りはかすかに甘い気配。口に含むと、微ピリ炭酸感。それに続いてメロンっぽいふんわり甘味がほわあぁぁー。フルーティーで爽やかなな酸味…

  • [ジブリ酒]華鳩 > 空ちゃん(コクリコ坂から)

    【華鳩(はなはと) 秋の純米吟醸 無濾過原酒】 ブドウぽい くっきり味の 甘酸苦 こないだも飲んだ華鳩さん。でも、こないだのは貴醸酒で8年熟成という変態酒だったから全く参考になりませんね。でも今回のお酒も、ちょっと普通じゃなさそうな雰囲気。楽しみです♪ 香りはあまり感じません。口当たりはフルーティーな甘酸苦がしっかりガツン。確かにほんのりブドウっぽい感じがしますね。くっきり美味しいです。そのまま後味まで甘酸苦がはっきり続きます。余韻は長めで、じんわり消えるのも幸せ。美味しい! ジブリで例えると「コクリコ坂から」の空ちゃん。主人公・海ちゃんの妹です。くっきりかわいい。年齢は海ちゃんの1こ下なだけ…

  • [ジブリ酒]太平山 > 草壁靖子さん(となりのトトロ)

    【太平山(たいへいざん) 艸月(そうげつ) 別誂(べつあつらえ) ひやおろし 純米】 うすにごり 酸味ふわ旨 ひやおろし はじめましてのお酒、秋田・小玉醸造さんの大平山です。大平山という名前には、実はすごく思い入れがあります。小学校の頃、秋田市に住んでたんです。家の裏の田んぼの、はるか向こうに見えていたのが大平山。かっこいい山です。懐かしいなあ。 この別誂シリーズは、「無圧取り」という圧力をかけずに絞る方法で作っているんだそうです。袋吊りとかしずく取りとかと同じかな?首ラベルには、「秋田流生酛造り」と書いてあります。これは生酛造りの一種で、小玉醸造の創業者の孫・小玉健吉さんが考案された方法。お…

  • [ジブリ酒]尾瀬の雪どけ > トエトさん(風の谷のナウシカ)

    【尾瀬(おぜ)の雪(ゆき)どけ 愛山 大吟醸生詰】 優しくて 大きな甘さが 上品に 群馬・龍神酒造さんのオゼユキ。久しぶりです。しかも愛山で、僕の好きなアル添大吟醸。これはめちゃくちゃ楽しみ。ちなみに後で調べたら、愛山のアル添大吟醸は10年ぶりなんだそうです。 香りはおだやかにフルーティーアルコール。口に含むと、優しくて大きく包み込むような甘さがほわーーーん。めちゃくちゃ甘くて美味しいです。こんなに甘いのに上品で、しかもふわっときれいに消えて甘ったるくない。べたつくこともありません。これがアル添効果!飲みこんだ後に息をすると、鼻にふわっと香る甘アルコールの余韻もとても心地よいです。これは幸せ。…

  • [ジブリ酒]蓬莱 > 「猫の恩返し」のポスター絵

    【蓬莱(ほうらい) 酒米づくり研究会 ひだほまれ】 優しくて ほっこり落ちつく 甘旨味 この日2杯目の蓬莱さん。このお酒は、粒の小さな規格外のお米を使って作られているんだそうです。規格外のお米は、どんなに美味しくても「純米酒」や「純米吟醸酒」という特定名称酒にはなれず、「普通酒」になるんだそう。でもこのお酒は、規格外米でも60%まで精米した本気の純米造り。お蔵さんの、お米や農家さんへの感謝とリスペクトが感じられます。 ということを長文で説明したパッケージは相変わらず、あざといですねえ。でもこういうの、ちゃんと書かないと伝わらないですからね。そのおかげで僕らもこういうメッセージを受け取れるわけで…

  • 10月のお勧め自選記事6選

    恒例企画、10月にアップした記事を振り返ってみます。 10/1の緊急事態宣言明け&日本酒の日から、もう1ヶ月経ったんですね。お店で飲めるようになって、一気に飲むお酒が多くなって、記事のストックが増えて追いつかなくなってしまいました。とは言え、まだ再訪問できていないお店もあるんですよね。飲みすぎには注意です。 今回も記事の内容部門3点と、美味しかった部門3点を選んでみました。まずは内容部門から まずは櫻正宗さん。こちらは、お蔵さんのエピソードが面白すぎて、お酒のレビューそっちのけでたくさん書いてました。歴史って面白いなあ。 お次は、日本酒の日に飲んだ風の森さん。ナウシカのエンディングあたりで、風…

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