chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
司一筋 https://tsukasalove.com/

花より男子の二次小説。 司ラブの管理人が、 すべてハッピーエンドでお送りしています。

司一筋
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/07/26

arrow_drop_down
  • 眠れない夜 8

    それから数日後。バイトが終わりバスに乗り道明寺邸へと帰る。15分ほどバスに揺られていると、瞼が重くなってきたが、帰ってからもまだ宿題がある。頑張らなきゃ!と自分に言い聞かせながらバスを降り邸まで歩く。そして、邸の門にある呼び鈴を鳴らそうとし

  • 眠れない夜 7

    道明寺邸に帰宅したのは19時を回っていた。エントランスに入ると、メイド頭のタマさんが出迎えてくれる。「お帰りなさいませ。遅かったですね。」「すみません、ちょっと用事があって。」「すぐにお食事をご用意しますので、ダイニングへお越しください。」

  • 眠れない夜 6

    大学内にある図書館の中庭にあたしだけの憩いの場所がある。そこは木々に囲まれた小さなスペースで古いベンチが一つだけポツンと置かれている。他のベンチは鉄製で何度も色を塗りかけられて綺麗になっているのに、まるでそこにあるベンチだけ存在を忘れられた

  • 眠れない夜 5

    次の日の朝、いつも通りの時間にエントランスに行くと女が車の前で待っていた。「おはようございます。」と小さく挨拶されたのを無視して車に乗り込むと、女も遅れて反対側から乗り込んでくる。これが毎日続くのかと思うとうんざりだが、会長の言うことは絶対

  • 眠れない夜 4

    「何もそこまでする必要ねーだろっ。」邸にある書斎で、俺はババァに向かってそう怒鳴っていた。「会長がそう決めたんだから仕方ないでしょ。」「人助けにも程があるだろ。たかが道で倒れたのを助けてもらった位で、ここに住まわせるなんて狂ってるっ。」1か

  • 眠れない夜 3

    それから1週間後、牧野家の全員があるホテルの一室に集まっていた。そのホテルの名は「楓ホテル」。一般庶民が立ち入ることなど出来ないほどの高級ホテルだ。そこのスイートルームに招かれたあたし達は、心臓が飛び出るほど緊張している。学長から「命を救っ

  • 眠れない夜 2

    バイトの面接の日から3週間がたった。数日前に電話で「この度はご縁がなく……」と不採用の連絡を受け取った。それと同時にあたしの中で全てが吹っ切れた。大学を中退しよう。パパの会社が危ないと聞いたのは半年前。再就職先を探しながら、あたしのために高

  • 眠れない夜 1

    新作です。時系列的に司とつくしが同級生という設定になります。少し長いストーリー予定。どうぞお付き合いくださいませ〜。…………………………バイトの面接日。大学に入学した時に両親に買ってもらったリクルートスーツを着て、電車に揺られ面接場所へと向

  • ライバルとなんて、恋しない 30(最終話)

    2日続いた雨が上がり、今日は快晴の空。定時で退社したあたしは、千石バーのあるビルへと向かう。1年前は週3で通っていたバーも、最近は2週間に一度行けばいい方。すっかり疎遠になってしまった。その訳は、3ヶ月後に迫った「結婚」そう、あたしはとうと

  • ライバルとなんて、恋しない 29

    それから1週間後。俺と牧野は空港にいた。「牧野、」「ん?」「泣くなって。」「だって…」俺の隣にいる牧野は、さっきから鼻をグズグズさせて涙目だ。その理由は…、俺たちの前方にいる相手。そう、張社長とその母親だ。「道明寺さん、牧野さん、わざわざ.

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、司一筋さんをフォローしませんか?

ハンドル名
司一筋さん
ブログタイトル
司一筋
フォロー
司一筋

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用