ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
音楽性とピアノ技術。 この2つは、両方あって、ピアノ音楽が弾けるようになるのですが。 そのバランスは、わかりにくいものです。 ピアノ技術だけが、一人歩きをしてしまうと、 これまた、つまらないパフォーマンスになりますし、 技術がなければ、思うように表現ができないです。 いったい、ど...
いくら先生でも、まちがうことはありますから、 すべてを鵜呑みにすることはない、ということです。 精神的に大人になっていらっしゃる皆さんは、 そういうことはないかもしれませんが、 一応、書いておきますと、 先生だって、人間ですので、まちがえることはあるのです。 技術的なことは、そ...
今晩は、パリで、ラン ランが、リサイタルを開きます。 ただいまリリース中の、バッハ「ゴールドベルグ変奏曲」が、 予定されています。 私は、ラン ランがとても好きなので、 できたら、聴きに行きたいのですが。。 さて、 生徒さんからの情報によりますと、 まだ、席は残っているというこ...
自信がない、というのは、どんな分野でも、あるようです。 自信があるように見える人でも、 話をよく聞いてみると、 そうでもなかったりします。 堂々としているような役者さん、ダンサーも、 話をしてみると、 とても、はにかみ屋だったりもします。 先日、私が趣味でやっているダンスの先生...
「音楽的に」演奏する、インスタントなコツ、のようなものを書いています。 最後は、 音色についてです。 音色というのは、 画家にとっての、「色」のように、 音楽家なら、とても注意することなのですが、 ピアノの楽譜は、ともかく複雑ですので、 忘れられていることもあります。 つっかえて...
「音楽的に聞こえる」ための、インスタントなコツを書いています。 先日、伴奏のことを書きました。 左手の伴奏の音量をコントロールできると、 かなり、全体の感じがちがってきます。 グッと、表現豊かになります。 右手と左手とで、強さを変える、というのは、 はじめはむずかしく感じます。 ...
「音楽的に」聞こえる、インスタントなコツを書いています。 ここに気をつけていると、グッと、よくなります。 今回は、 フレーズの最後に気をつける、ということです。 音楽でも、 普段のしゃべっている文章(フレーズ)でも、 最後の音のイントネーションは、かなり大事な役割をしています。...
「音楽的に」聞こえる、インスタントなコツを書いています。 あるレッスンで、 「ここが、ちょっと走り気味なんですけれど」と、 お話しします。 「ああ、そうなんですよねー」 とてもうまく弾けていて、 指も、慣れているようで、 スラスラ、気分良く弾いてらっしゃる部分です。 それでは、と...
パリ モンパルナス駅そばのスーパーで ピアノを弾いているのですから、 もうすでに「音楽」なはずですけれど、では、 「音楽的に」というのは、どういうことなのでしょう。 逆に、 ピアノを弾いているのに、 「もっと音楽的に」と言われたら、 かなり、ガクッときます。 「音楽的に」というこ...
ピアノだけではないかもしれませんが、 自分の個性とか、才能、というのは、自分では分かりにくいようです。 例えば、 あぁ、この方は、拍のとり方がとてもお上手だなぁと、 思って、また、それをお伝えします。 でも、そのご本人は、 それが 当たり前 で、 自然 で、 いとも簡単 にでき...
お家で、家族の人、友人に聞いてもらう、とか、 発表会で、聞いてもらう、とか、色々な形式がありますが、 「ご披露する」というのは、ピアニストの一つの側面なのです。 それが、好きでない人もあります。 どうしても緊張してしまう、とかで、 なるべくならば、自分一人で弾いているのがいい、と...
こんなに親しみのあるベートーベンですが、 いったい、何から手をつけていいのか、と思ったりします。 特に、ソナチネから入ってきた方は、 もう、結構です、と思う方もあります。 私が、ものすごくいい、と思っている曲の一つに、 「悲愴」ソナタの第2楽章があります。 だいたい、 このソナタ...
ベートーベンほど、有名な作曲家はないと思います。 また、「エリーゼのために」は、日本でも、 フランスでも、ものすごく人気があります。 その割には、(私のまわりには) ベートーベンを弾きたい、という人が少ないです。 ベートーベンのシンフォニーは長々と続くので、 ちょっと困...
曲選びには、講師の側としては、大きく分けて、 2種類あります。 一つは、 今のその人によくマッチしていて、わりと、すんなりいきそうな曲。 その人の良さを、さらに引き立てるので、 コンサートとか、コンクールには、これを選びます。 もう一つは、 その人の可能性を広げるような曲。 ち...
どうしても、一つの曲がまとまらない、と悩むことがあります。 よく弾けていないからだろうと思って、 いっしょうけんめい、練習をします。 もう、よく弾けてきたのだから、 これでいいだろうと思っても、 なんだか、表現がはっきりしないような感じがする時。 細かいことに気を向けるのと、 ...
ピアノで上達するには、いろいろやることがありますし、 たくさん練習する方がいい、と考えます。 ですので、弾けない日があったり、 生活していると、もろもろの出来事が起こって、 時間はあるのに、 気もそぞろになってしまう時期もあります。 また、 どうしても、弾く気になれない時期もあ...
フラットやシャープが、ずらりと並んでいる楽譜があります。 また、臨時記号がたくさんの曲もあります。 譜読みをするには、ちょっと苦労します。 また、 そういうのが好き、という作曲家がいるような気もします。 たとえば、スクリヤービンなど。 いったいどうして、これが必要なのか、と、 ...
ピアノは、中高校生のころは、弾きこんでいれば、 自然に、暗譜できていました。 ところが、今では、そうもいかなくなっています。 「覚えよう」と、努力しないと暗譜できません。 とほほ、です。 それから、 こんなに弾いたのに、暗譜できない、という曲もあります。 伴奏などを頼まれて、 ...
きのうは、パリで、ゴンクール賞という文学賞が決まりました。 賞をとったのは、セネガル出身の31才の、小説家、 Mohamed Mbougar Sarr さんです。 賞をとって数時間後の、 インタビューを聞いていましたら、 そうそう、その通り、と思ったところがありましたので、 書き...
ある曲を、音楽的に弾けるようになりたい、と思います。 どうしよう、こうしよう、あのようにしよう、と いろいろ試します。 それでも、なかなかうまくいかない時は、 どうするかと言いますと、 やはり、ベースに戻ります。 楽譜を、ただ、シンプルに弾きます。 すると、いつの間にか、 うまく...
一つのピアノ曲を、長いこと練習していると、 なんだか、これ以上どうしていいかわからなくなる時。 そんな時の、解決法です。 いくらあんみつが好きだから、と言っても、 毎日、毎日食べていたら、 しまいに、味が、よくわからなくなってしまうのと似ているかもしれません。 たまに食べるあんみ...
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ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
私は夫によく「おんなじこと繰り返し言ってる」と 文句を言われます。 何か言っても、 聞こえないふりをしているのか、 本当に聞こえていないのか、 よくわからない時、 同じことをリピートしてしまうのが、私のクセのようです。 ゴメンナサイ。
オンライン「ふだん塾」の受講生の方の中に、 ただいま、もうれつに上達なさっている方がおられます。 当のご本人は、気づいていないかもしれません。 それどころか、 Chiyoは、小姑のようにうるさいなぁ、という感想で、 頑張っておられるのではないかと思います。
もう大人ですし、 趣味で練習しているピアノですので、 そもそもモチベーションの問題はないはずです。 それでも、 繰り返し練習が必要だとわかると、 やはり、 そんなことをしなくても、早く弾けるようになりたい! と、思ってしまいます。
先ほど、YouTubeで、マルタ・アルゲリッチの演奏を 見て、聞いていました。 ずいぶん古い動画ですので、 マルタさんも若く、 プロコフィエフの曲を、いとも簡単に弾いています。 私のような昭和の人間は、
オンラインレッスン「ふだん塾」には、 いく人か、海外からの受講生があります。 たまたま、その中には庭いじりの好きな方があったので、 ご紹介しています。 きょうは、受講生ではなくて、
私のピアノは、23歳ですが、 去年の春に、「ハンマー全とりかえ」を行いました。 ハンマーが変わると、これほど音が変わるのか!というのは、 本当に、びっくりものです。 とりかえる前に、テクニシャンに、 「音が変わりますよ。 まるで、夫をかえるようなものですよ」と さんざん言われていましたので、覚悟
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。