chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
定年後のセカンドライフをチャレンジングに! https://www.tanoken65.com/

定年退職後のセカンドライフの過ごし方を模索しています。 2019年の社労士試験に合格しました。ブログでは、主に社労士試験の合格体験や、年金などの社会保険関係、働き方改革などの労働関係などについて書いています。

tanoken65
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/07/05

1件〜100件

  • 自由民主主義の国って、たったの34カ国だけ!?

    1. 自由民主主義 2. 民主主義指数 3. 民主主義って何? 1. 自由民主主義 こんにちは。 昨日6月30日付日経新聞を読んでいましたら、1面「岐路に立つG7 上 民主主義の影響力に陰り」という記事の中に 「自由民主主義」と分類される国は12年に42カ国であったが、21年には34カ国まで減った。人口ベースでみると世界のわずか13%にとどまる。 とあるのが目に留まりました。 びっくり! 民主主義の国って、たったの34カ国! 世界の人口のたったの13%! 圧倒的に少数派だ!! これはスウェーデンのV-Dem研究所が公表しているものですが、それでは34カ国ってどこの国? V-Demのホームページ…

  • 在職老齢年金制度で停止されている年金は、繰下げしても増額になりません。

    こんにちは。 実に久しぶりの投稿です。 年金相談員2年目に入りました。 相変わらずやり直しの多い落ちこぼれぶりを発揮しています。 先日、年金事務所で相談を受けた際に、年金制度に関する誤解が広く世間に広がっているのではないかと思われることがありましたのでご報告し、関係の皆様の注意を喚起したいと思います。 この相談者は、65歳以上で厚生年金のある事業所で仕事を継続している方ですが、この人が言うには、会社の中の65歳以上の同僚たちは、どうせ在職老齢年金制度で年金が停止されるなら、70歳になってから繰下げ請求して5年分(42%)増額された年金をもらおうと言っている者が多いとのこと! はっきり言って、こ…

  • 【高齢社労士のビジネスプラン】障害年金を専門にすることについて

    こんにちは。 10月1日のブログについてコメントをいただきましたので、今日はそれに対する返信ということにしたいと思います。 その方(以下、Aさんとお呼びします)は、私と同様に元地方公務員で、現役時代に年金業務に携わったことがあるようです。 登録後に年金研修を受けられたのですが、マシン操作にうまく対応できずに頓挫されてしまい、今は社労士登録もされておられないとのことです。 今後、Aさんが社労士として障害年金の仕事をすることについてどう思うか、との内容でした。 年金相談業務は、相談者の話をよく聞いて、その方の意思に従った処理を行うことになりますが、その際、必要な年金記録の確認、年金見込額の算出等々…

  • 【社労士活動報告】落ちこぼれ年金相談員の独り言:障害年金は初診日の確定が最優先

    こんにちは。 1日遅れの定期報告です。 ですが、週2、3日、月に10日ほどの年金相談業務という状況になんら変わりはありません。 1.障害年金は初診日を確定することから始まる。 障害年金を受給するためには3つの要件全てを満足する必要があります。 ①初診日要件:初診日に年金制度に加入していること。 ②認定日要件:認定日に年金制度における障害の程度に該当していること。 ③保険料納付要件:初診日の前日において保険料の納付要件を満足していること。 それぞれの内容については、今日は触れませんが、②の認定日は、原則として初診日から1年6ヶ月経過した時とされていますし、③も初診日の前日が基準になります。 した…

  • 年金相談員活動報告 DCプランナー試験を受けました。

    こんにちは。 年金相談員としての活動状況はこれまでの報告と変わりありません。 相変わらず失敗の連続です。 先日は、お客様が帰られてから提出していただくべき書類の漏れがわかり、慌てて電話連絡して再度、来訪していただいたということもありました。 それと老齢年金等の請求において、戸籍謄本を添付していただく場合がありますが、私の場合、戸籍謄本があればそれで安心してしまってその中身の記載事項の確認が甘くなってしまうという欠点があります。 ここには記載できない失敗もあります。 加えて、事務処理の煩雑さにもなかなか慣れることができません。 少なくとも今年度いっぱいはなんとか業務を継続しなければいけないと思い…

  • 社労士1年生の年金相談員現況報告

    こんにちは。 社労士活動の現況報告です。 と、言いましても、街角の年金相談センターと年金事務所での年金相談を週2日程度やっていることに変わりはありません。 もう半年が経過しましたが、年金請求等の手続きに必要な事務処理をなかなか覚えられません。 所定の書類の数がやたらと多くて、この手続きには何の書類を使えばいいのか、また添付すべき必要書類は何なのか自信を持った判断ができず、いつも誰かに教えてもらいながらなんとか対応している感じです。 昨日は年金事務所での業務でしたが、朝7時半から夕方5時45分まで昼食を取る時間もなく1日中バタバタしました(報酬の対象時間は8時半から5時15分まで)。 おまけに成…

  • 高齢社労士のビジネスモデルとは?

    こんにちは。 今年4月から、年金相談員として街角の年金相談センター及び年金事務所で年金相談、年金請求の対応をして5ヶ月が経過しました。 この1ヶ月間の状況は前回の報告と異なるところはありません。 いろいろミスをしながらなんとか継続しています。 年金請求と同時に年金生活者支援給付金を請求できる人にその案内を忘れそうになったり、年金の請求等で、請求者と加算対象者との住民票上の住所が別々であるときに必要な同一生計に関する申立書(第三者証明)を提出してもらうのがもれていたり、など。 窓口でのそういうミスは審査の際に発見されて、必要に応じて、請求者に電話して追加の書類の提出をお願いするなど事後の対応をす…

  • 【大学生の皆さん】年金は老齢ばかりではありません! まだの人は学生納付特例を急いで!!

    こんにちは。 先日、年金勉強会で他の社労士さんと話していたときに、精神的に不調になって、20歳以降に初めて精神科の医療機関に受診した学生さんが、障害の程度としては年金の2級以上に該当するものの年金保険料の納付要件に該当しないために障害年金を受給できなかったケースが複数あったとのことでした。 若い人たちは、年金と聞くと高齢になって仕事も引退してからの話として、また日本の年金制度は当てにならないとか、そのうちに崩壊するとか無責任な言説も流布しているきらいもありますので、自分の問題としてはなかなか捉えにくいかもしれません。 しかし、年金制度は老齢年金ばかりではなく、障害年金、遺族年金もあります。 (…

  • 新人年金相談員の現況報告

    こんにちは。 1ヶ月に1度の変わりばえのしない現況報告です。 今回は7月の状況についてご報告します。 やっと街角の年金相談センター(以下、街角センター)に慣れてきたところですが、7月からは年金事務所でも相談業務をすることになりました。 7月の勤務は、街角センター6日、年金事務所3日でした。 新たな場所に行くというのは、あまり気が進まないことでしたが、仕方ありません。 4月時点で、すでにこのことを想定した契約をしています。 年金事務所には、まだ3回行っただけですから、よく内情はわかりませんが、年金機構の正規職員と嘱託職員がいて、窓口業務は嘱託職員と私たち社労士が当たり、正規職員が自らの担当業務を…

  • 【年金相談員】3ヶ月経過しました。

    毎度の経過報告です。 私のPCは結局復旧せず、オシャカになってしまいました。 PCを買い替えようと思いましたが、電器屋さんと相談して、私のいま使っているiPadにキーボードを繋ぐことにして、Wi -Fiで印刷できるようにプリンターを買い替えることにしました。 かなり経費節減になります。 この方面のことは、私はさっぱり知識がありませんので電器屋さんにお任せベースです。 というわけで、今回もiPadでこのブログを書いています。 4月から街角の年金相談センターでの仕事を始めて3ヶ月が経ちました。 相変わらず、バックヤードや他の相談員に訊きながら何とかやっています。 報酬は翌月25日支払いですが、4月…

  • 年金相談員。2ヶ月経過しました。

    こんにちは。 社労士としての活動状況を、今のところ1ヶ月に1回のペースでお伝えしています。 いつもブログ作成に使っているPCの調子が悪いため、今回は初めてiPadで書いています。 私のPCも購入してすでに5年経っていますので、持ち主同様、かなり老齢でお疲れ気味のようです。 したがって、今回は何の体裁もない文章のみになってしまいました。申し訳ありません。 さて、街角の年金相談センターで仕事を始めて2ヶ月が経ちました。 相変わらず、このほかの社労士としての仕事はゼロです。 一応、開業時に自宅の前に小さな看板を出し、狭い範囲ですがチラシを送ったりしましたが、見事に反応ゼロが続いています。 これなら開…

  • 【年金相談員】初心者相談員の「メタメタな日!」

    こんにちは。 前回から1か月が経過しましたので、現状報告をさせていただきます。 4月から、街角の年金相談センター(街角センター)の年金相談員として仕事を始めました。 4月は結局6日間、相談業務に従事しましたが、1日5、6件の相談を受けますと、もうくたくたになってしまいます。 相変わらずわからないことが多くて、先輩相談員やバックヤード職員のサポートを受けながらなんとかやっている感じです。 年金制度は世帯単位 年金相談は、原則、事前予約制 その場で、繰上げ! 特老厚の遅延請求、加給年金の過払い 短縮年金 年金制度は世帯単位 相談内容では、特別支給の老齢厚生年金(特老厚)の請求がいちばん多いように思…

  • 【年金相談員】社労士開業して半年経過しました!

    こんにちは。 昨年10月1日に社労士の登録をし、同日付で税務署に開業届を提出してから、半年が経過しました。 変わり映えしませんが、現況報告をさせていただきます。 4月から年金相談員として就労 えっ、たったの5日間⁉ ▶皮算用 ▶ところが、 ▶シフト ▶1人分を3人で補充? ▶文句を言うのは10年早い! 4月から年金相談員として就労 3月まで受けていました年金マスター研修をなんとか修了し、4月からは街角の年金相談センターで年金相談員として仕事することになります。 街角の年金相談センターの運営は、全国社労士会連合会が年金機構から業務委託を受けて行っているものです。 そして、各社労士は全国連合会との…

  • 社労士開業して5か月経過しました。

    こんにちは。 私のブログを読んでくださったお一人の方から、ブログ更新のコメントをいただきました。 たいへんありがとうございます。 1.ブログ中断の理由 2.社労士開業して5か月が経ちました。 研修でも収入あり 3.さいごに (1) 「勤務」登録でもよかった? (2) 確定申告 1.ブログ中断の理由 コメントをくださった方は、いま、社労士登録のための事務指定講習を受講されているようです。 ちょうど1年前の私と同じ状況だと思います。 去年は、コロナのために事務指定講習の面接指導課程の日程が変更になったりしましたが、今年の状況はどうなのでしょうか。 実務経験がない場合、この事務指定講習を終えないこと…

  • 【ひとり親家庭】今年の3月分から、障害基礎年金を受給している方も、児童扶養手当を受け取れます。

    こんにちは。 昨年の年金制度改革の項目に含まれていた、障害年金と児童扶養手当との調整については、以前のブログでお伝えしました。👇 www.tanoken65.com これまでは、障害基礎年金を受給しているひとり親の場合、児童扶養手当は支給されていませんでしたが、当事者等の要望を受けて、支給されるように改正されるものです。 厚労省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/osirase/100526-1.html)に、この制度改正についての案内やQ&Aなどが掲載されています。 少し具体的な内容がわかりましたので、あらためてお伝えしたいと思います。 1…

  • 【現況報告】社労士開業3か月経過しました。

    こんにちは。 社労士登録(開業)してから3か月経過時点の現況報告です。 1.収益、営業など 2.年金マスター研修 (1) 予約相談 (2) 事前準備とは? (3) よちよち歩き (4) まずは、老齢年金から (5) 窓口実習 (6) 周辺事務が多い 3.年金勉強会 1.収益、営業など 最初に結論を書いてしまいますと、この1か月間の社労士としての活動は、年金マスター研修を継続していることのみです。 したがいまして、開業後の収益は、いまだにゼロ。 この1か月間の営業活動、及び必要経費もゼロです。 2.年金マスター研修 12月中旬から、街角の年金相談センターでの窓口実習が始まりました。 週2日ペース…

  • 【年頭に当たって】「一隅を照らす」、中村哲医師の声をきく。

    こんにちは。 新年あけまして、おめでとうございます。 正直に言えば、あまり「おめでとう」とは言えない年明けです。 年末に新型コロナウイルスの変異種が国内でも見つかり、全世界対象に入国規制が厳しくなりました。 また、まだ53歳と若い現役国会議員がPCR検査を受ける前に、コロナ感染症により病状が急変して亡くなりました。 コロナ禍での倒産、休廃業、解雇、失業も増え、今年度上半期(4~9月)の生活困窮の相談件数が昨年同期の3倍になったとの報道もありました(全国の自立相談支援機関に寄せられた新規相談件数)。 新年で気分一新、何かグッドニュースはないかと思い巡らしますが、残念ながら、すぐに頭に浮かんでくる…

  • 【短時間労働者】厚生年金の適用拡大は、「とりあえずは」歓迎すべきことだ!

    こんにちは。 このブログでも触れてきましたが、わが国の年金制度改革においては、厚生年金の適用拡大というのが一つの大きな流れになっています。 これは、年金の支え手を増やすとともに、厚生年金加入によって将来もらう年金額を増やすことで、低額年金で生活に困窮する高齢者を減らすことが目的です。 1.社会保険の適用拡大 2.短時間労働者に対する厚生年金適用の条件 3.適用拡大の影響 (1) 年金制度のしくみ (2) 被扶養配偶者(3号)にとっての適用拡大の影響 (3) 短時間労働者(1号)にとっての影響 ◆どれくらい増えるか? ◆健康保険について 4.さいごに 1.社会保険の適用拡大 社会保険(ここでは、…

  • 【新型コロナウイルス】GoToトラベル、全国一時停止の決定に疑問あり

    こんにちは。 12月14日、政府はGoToトラベルにおいて、18日から東京都と名古屋市を目的地とした利用を一時停止の対象とすることに加えて、28日から1月11日まで全国でも一時停止することを発表しました。 感染拡大の状況、世論の大勢、医療関係者の強い意見表明を踏まえた決定と思われますが、私などは「内閣支持率の急落に慌てふためいて、よく考えもせずに決めた」と下衆の勘繰りをしたくなります。 政府の今回の決定にはいくつか疑問を感じます。 1.「年末年始は集中的に対策が講じられる時期」って、本当? 2.いきなり、全国停止ですか? 3.これまでの姿勢と整合性はあるの? 4.自家用車利用のトラベルは感染の…

  • 【社労士試験:年金科目】ややこしい年齢年号換算が簡単にできるワザを教えます!

    こんにちは。 今年の試験の合格発表からおよそ1か月経過しました。 そろそろ来年の試験に向けて勉強を始めた人もおられるかと思います。 社労士試験は、とにかく勉強する範囲が広いですから、できるだけ早くスタートするに越したことはないと思います。 今回は、いま私が受けている年金マスター研修の中で、ベテランの年金相談員の方から教えてもらった年齢年号換算の仕方をお伝えします。 老齢年金の受給対象となる人は、昭和、平成、令和と3つの元号の時代を生きています。 元号と年齢との換算が面倒臭くて、思想信条とは関係なく、西暦だけなら計算が簡単なのに、とよく思ったものでしたが、今回お伝えしますワザを知っていれば、いま…

  • 【現況報告】社労士開業2か月経過しました。

    こんにちは。 10月1日付で社労士登録(開業)してから2か月が経過しました。 あまり代り映えしませんが、1か月経過時点に続いて、現況報告をさせていただきます。 1.インターンシップ 2.年金マスター研修 3.年金勉強会 4.営業活動と収入 1.インターンシップ 私の場合、顧問先事業所の社会保険、労働保険関係の手続き代行をするというよりも、個人からの年金等の手続き相談・請求代行や研修会・勉強会の講師などをしていくスタイルを考えています。 都道府県社労士会での登録説明会の際、他の社労士事務所でのインターンシップ制度の説明を受け、その申込用紙ももらいました。 新規登録したある社労士さんは、インターン…

  • 【コロナ関連】年金の繰上げ相談が増加している?

    こんにちは。 私は、年金の繰上げ、繰下げ受給に関してこのブログで記事を書く際、じつはほとんど「繰下げ」について書いていて、「繰上げ」に関してはざっと流すのみでした。 しかし、最近、ある年金相談員さんから、「繰上げ」に関する相談が増えてきていると聞きました。 それには、2つの要因があるようです。 私は、年金の「繰上げ」受給は減少してきているので、これからは「繰下げ」について考えていけばいい、と単純に思っていましたので、年金をめぐる現実を勉強させてもらったように受け止めました。 1.コロナ禍での経済的苦境に伴う年金繰上げ相談の増加 (1) 助成制度では足りず… (2) 繰上げると… ◆「繰上げ」の…

  • 【老齢年金】年金繰下げは、女性の方を優先すべき!

    きれいな秋空に雲がぽこんぽこん浮かんでいます。 こんにちは。 社労士になって加入した年金制度に関する勉強会で、先日、「ああ、そうだ」と気づかせてもらったことがありましたので、そのことについてお伝えしたいと思います。 それは、「年金の繰下げ受給は、長生きの可能性の高い女性の方の年金を優先して検討した方がよい」ということです。 1.年金の繰上げ、繰下げ (1) 制度はどうなっている? (2) 2020年度の年金制度改革 2.私の世帯の場合 3.これから年金をどういう形で受給したらよいのか? (1) 繰下げ受給の意義 (2) 私の場合は? 1.年金の繰上げ、繰下げ (1) 制度はどうなっている? ま…

  • 【コロナ禍】非正規労働者の状況はいっそう厳しい!

    こんにちは。 前回は、定年退職後の非正規労働者の基本給に対する名古屋地裁の判決についてお伝えしました。 今回は、コロナ禍における非正規労働者の状況はどうなっているのか、日経新聞の記事を手掛かりに確認したいと思います。 1.非正規労働者をめぐる情勢 ①6月5日付「派遣各社、雇用維持に懸命」「車工場の稼働低迷で食品へ」 ②6月14日付「フリーランス働く環境悪化」「収入減や取引停止」 ③6月24日付「ギグワーカー100万人増」「コロナで雇用悪化」 ④8月1日付「雇用情勢厳しさ続く」「非正規6月104万人減、過去最大」「休業者236万人なお高水準」 ⑤8月22日付「コロナ不安、出生数 影響も」「雇用・…

  • 【同一労働同一賃金】6割を下回る基本給は「不合理」:名古屋地裁判決

    こんにちは。 今回は、先月28日にありました名古屋地裁判決についてお伝えしたいと思います。 (判決の内容等は、10月29日付日経新聞の記事によります。) 1.最高裁判決 2.名古屋地裁判決 3.判決の評価 4.私見:6割でいいか? ジョブ型? 1.最高裁判決 このブログにも書きましたが、「同一労働同一賃金」をめぐっては、先月、5件の最高裁判決がありました。 この最高裁判決は、正規労働者と非正規労働者の労働条件の違いについて、非正規労働者への賞与、退職金の不支給は「不合理とまでは言えない」とし、また、扶養手当、有給の病気休暇等に関する待遇格差については、反対に「不合理で違法」とする内容でした。 …

  • 【現況報告】社労士に登録して1か月経ちました。

    こんにちは。 10月1日付で社労士登録して1か月が経ちましたので、現況報告をしたいと思います。 1.営業活動 (1) 準備したもの:名刺、チラシ (2) 営業活動 (3) 看板設置 (4) 営業成績 2.開業届等の手続き (1) 開業届 (2) 個人賠償責任保険加入 3.年金マスター研修等 (1) 勉強会に参加 (2) 年金マスター研修 1.営業活動 (1) 準備したもの:名刺、チラシ このブログでも書いてきましたように、私は、年金など、制度の利用を必要としている人たちに、制度情報を伝えることを自分の役割と思って社労士になりました。 そのため、私が描く社労士として仕事のイメージは、事業所等を顧…

  • 【非正規の待遇格差/最高裁判決】ボーナス・退職金の不支給は不合理ではない!?

    こんにちは。 正規労働者と非正規労働者の処遇格差の不当性について争われた5件の事件について、10月13日と15日に最高裁判決が続けてありました。 今回は、このことについて考えてみたいと思います。 1.判決の概要 (1) 賞与・退職金 (2) 扶養手当等 2.正規・非正規の待遇者の不合理性の判断基準 (1) 旧労働契約法第20条 (2) 賞与・退職金判決要旨 3.私見 (1) 残念な最高裁判決 (2) 労働市場の2重構造 1.判決の概要 (1) 賞与・退職金 13日の最高裁(第3小法廷)判決は、大阪医科大学元アルバイト職員が、賞与の不支給を不当と訴えた事件、及び東京メトロ子会社の元契約社員が、退…

  • 【年金】老齢厚生年金の「経過的加算」って、何?

    こんにちは。 前回は、一定要件に該当する妻に加算される遺族厚生年金の「中高齢の寡婦加算」(40歳-65歳)と、この中高齢の寡婦加算と65歳からの老齢基礎年金との差に相当する「経過的寡婦加算」についてお伝えしました。 今回は、「経過的」つながりで、老齢厚生年金の「経過的加算」についてお伝えします。 1.老齢厚生年金の定額部分 (1) 老齢厚生年金の額のしくみ (2) 支給開始年齢の引き上げ 2.経過的加算 (1) 経過的加算とは? (2) 経過的加算の額 1.老齢厚生年金の定額部分 (1) 老齢厚生年金の額のしくみ 経過的加算について説明するためには、まず老齢厚生年金のしくみについて説明します。…

  • 【厚生年金】中高齢の寡婦加算、経過的寡婦加算って、何?

    こんにちは。 前回は、国民年金の独自給付である寡婦年金についてお伝えしました。 寡婦年金は、国民年金の保険料を10年以上かけていた夫が、年金を何ももらわないまま死亡してしまったときに、婚姻期間が10年以上ある妻に対して、60歳から65歳まで支給されるものでした。 今回は、遺族厚生年金の中高齢の寡婦加算と経過的寡婦加算についてお伝えします。 寡婦「年金」が、単体で支給されるのに対し、中高齢寡婦「加算」は、遺族厚生年金に加算されるものです。 まず、遺族厚生年金の概要を説明します。 1.遺族厚生年金の概要 遺族厚生年金の支給要件等の概要 短期要件 長期要件 支給要件 ① ② ③ ④ 厚生年金加入中に…

  • 【国民年金】「寡婦年金」と「死亡一時金」って、何? どんなときにもらえるの?

    こんにちは。 公的年金制度は、1階部分の国民年金、2階部分の厚生年金があって、それぞれに老齢、障害、遺族年金があるというのが基本的な形です。 しかし、国民年金には、付加年金、寡婦年金、死亡一時金の3つの独自給付があります。 今回は、このうち寡婦年金と死亡一時金についてお伝えします。 1.寡婦年金って、どんなときにもらえるの?(支給要件) (ア)亡くなった夫に関する要件(すべてに該当) (イ)妻の要件(すべてに該当) 2.寡婦年金の支給期間と額 (1) 支給期間 (2) 寡婦年金の額 3.死亡一時金って、どんなときにもらえるのか? (支給要件) (1) 死亡一時金とは? (2) 支給要件 4.死…

  • 【障害年金】2つの障害年金、3つの支給要件

    こんにちは。 今回は、障害年金の基本的なことについてお伝えしたいと思います。 1.社労士を目指したきっかけ (1) 知り合いの実例 (2) 仕事でも (3) 制度を人々に届ける 2.2つの障害年金、3つの支給要件 (1) 2つの障害年金 (2) 3つの支給要件 (3) 初診日要件 (4) 障害認定日要件 (5) 保険料納付要件 1.社労士を目指したきっかけ (1) 知り合いの実例 実は、私が、社労士になろうと思ったひとつのきかけは、この障害年金にあります。 私の知り合いであるAさんの子どもさんが、20代で思わぬ障がいを得て治療を要するようになり、仕事も中断せざるを得なくなったのです。 しかし、…

  • 社労士として仕事ができるようになりました!

    こんにちは。 今回は、10月1日付で社労士登録がすみましたので、そのご報告です。 昨年の試験の合格発表が、11月8日でしたので、それから11か月も経過しています。 試験日(8月25日)からだと1年1か月です。 私にとっては長い日々でした、やっと登録、やっと社労士になれた、という感じです。 1.事務指定講習 (1) 通信指導課程 (2) 面接指導課程 (3) 事務指定講習についての感想 2.登録申請 1.事務指定講習 試験に合格して、2年以上の実務経験があれば、すぐに登録申請ができるのですが、私はそれがありませんので、登録には、事務指定講習を受けて修了する必要があります。 事務指定講習は、まず通…

  • この10年間のGDPの推移から見た各国の経済成長力

    こんにちは。 その国の経済力を示す代表的な指標は、やはりGDPではないでしょうか。 今回は、GDPの直近のデータと10年前のデータを見ながら、わが国はじめ各国の経済成長の状況を確認したいと思います。 1.名目GDPの10年の変化 (1) GDP上位20か国 (2) 上位20か国での入れ替えは1つのみ (3) 各国のGDP成長率 2.1人当たり名目GDPの10年の変化 (1) G7各国、中国、韓国 (2) 1人当たり名目GDPの上位の国はどこ? 1.名目GDPの10年の変化 (1) GDP上位20か国 GLOBAL NOTEで誰でも見ることのできるデータによりますと、直近の2018年データで、上…

  • 会社は、どうして退職日を月末の前日にしようとするのか? 労働者にとっての損得は?

    こんにちは。 定年退職の日付は、就業規則等であらかじめ決められているところが多いでしょうが、その他の事由による退職の日を、月末ではなく、その前日にしようとする会社があります。 例えば、8月退職である場合に、31日付ではなく、30日付で退職にするケースです。 それはどうしてか、また、労働者にとってのメリット、デメリットについて、社会保険料負担の観点から考えてみたいと思います。 1.会社側のメリット (1) 厚生年金の規定 (2) 健康保険の規定 2.労働者にとってメリットか、デメリットか? (1) 年金について (2) 健康保険について 3.シミュレーション (1) 試算 (2)結論 1.会社側…

  • 【国民年金】保険料の納付猶予とは、何⁉

    こんにちは。 前回から、国民年金保険料の免除・納付猶予制度についてお伝えしています。 ◆保険料の免除・納付猶予の種類 ①産前産後期間の免除 ②法定免除 ③申請免除(全額、一部) ④学生等の納付特例 ⑤納付猶予 前回は、上記①産前産後期間の免除、②法定免除についてお伝えしました。 上記③申請免除については、以前のブログ👇で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、収入が減少した場合の年金保険料免除が導入されたときに、お伝えしましたので、ここでは省略させていただきます。 www.tanoken65.com 今回は、④学生等の納付特例と、⑤納付猶予についてお伝えします。 1.学生の納付特例 (1) …

  • 【国民年金】保険料の免除制度 ①産前産後、②障害年金受給者等

    こんにちは。 前回のブログで、「国民年金はぜったいお得だ!」ということをお伝えしました。 年金給付の半分は公費(税金)で賄われていて、終身にわたって支払われること、保険料(掛金)の全額が社会保険料控除対象であること、保険料の納付が難しい場合には免除や納付猶予の制度があること、以上3点がその理由です。 今回から、保険料の免除・納付猶予についてお伝えしようと思います。 1.保険料の免除・納付猶予の種類 2.産前産後期間の免除 (1) 免除の期間 (2) 届出が必要 (3) 効果:絶対的免除 ◆保険料との関係 ◆(参考)厚生年金の場合 3.法定免除 (1) 法定免除の種類(対象者) (2) 免除の期…

  • 【公的年金制度】国民年金は、ぜったいお得だ!

    こんにちは。 1.年金制度は「あてにできない」か? 2.国民年金はお得! その1:半分は税金、かつ、終身! 3.国民年金はお得! その2:保険料は全額、社会保険料控除 4.国民年金はお得! その3:保険料の免除・納付猶予の制度がある。 ◆親など同じ世帯の者が払ってもよい。 5.まとめ 1.年金制度は「あてにできない」か? わが国では、年金制度への信頼度があまり高くないように見受けられます。 若い人たちの中には、「自分たちが高齢者になったときには年金制度は崩壊している」と思っている人もいるようです。 テレビ、ユーチューブ等でも、「年金は当てにならない」と根拠なく発言する人を見たりします。 私は、…

  • 子どもの幸福度ランキング、日本は20位。(ユニセフ発表)

    こんにちは。 1.総合順位20位 2.精神的幸福度 (1) 生活満足度が高い子どもの割合 (2) 自殺率 3.身体的幸福度 (1)子どもの死亡率 (2) 過体重・肥満の子どもの割合 4.スキル (1) 読解力・数学分野の学力 (2) 社会的スキル 5.【参考】前回(7年前)のランキングと子どもの貧困率 (1) 日本は6位 (2) 子どもの貧困率 1.総合順位20位 9月3日、ユニセフから子どもの幸福度ランキングが発表され、日本の総合順位は、38か国中20位でした。 これについては、日経新聞が「日本の子「幸福度」最低水準」(9月4日付)と伝えたほか、マスコミ各社でも報道されました。 上位10か国…

  • 【年金制度】若い世代ほど、年金の未加入、保険料の未納が多い

    こんにちは。 1.はじめに (1) 年金制度に対する国民の信頼感が低い (2) 制度内容の周知不足 ◆年金は老齢だけではない! 2.若い人たちの年金加入状況 3.年金保険料の納付率 (1) 最終納付率 (2) 全体の納付状況 (3) 年齢別納付状況 ◆「3分の2」要件 1.はじめに (1) 年金制度に対する国民の信頼感が低い わが国の年金制度に関しては、若者は「あてにできない」と感じていたり、あるいは「すでに財政的に破綻している」と極論を主張する人もいるなど、悲観的な意見の人が多いように感じます。 8月20日の日経新聞は、わが国の社会保障制度に関する民間調査*1を紹介しています。 それによりま…

  • 【GPIF 2020年度の運用実績】第1四半期は12.5兆円の黒字でした!

    こんにちは。 1.はじめに 2.2020年度第1四半期の運用実績 3.4資産ごとの状況 (1) 資産構成 (2) 収益額 (3) 収益率 (4) 手数料 (5) 情報公開 1.はじめに 以前のブログ(今年7月24日)で、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2019年度の運用実績について、年間8兆円もの赤字を出したこと、特に、新型コロナウイルス感染症の拡大による株価急落の影響を受けた第4四半期の赤字額は18兆円に達したことをお伝えしました。 年金積立金の運用による損益は、積立金の現金が増えた、減ったというものではありません。 あくまでも、その時点における株式等の評価額の増減です。 ですか…

  • 【法人の役員】弁護士会会長が厚生年金加入逃れの脱法行為!? ほかの社会保険は?

    こんにちは。 最近、弁護士会会長の厚生年金加入に関する報道がありましたので、今回はそのことについて確認したいと思います。 1.最近の報道 (1) 神奈川県弁護士会 (2) 日本弁護士会 (3) 制度 2.他の社会保険制度 (1) 健康保険 (2) 労災保険 (3) 雇用保険 1.最近の報道 (1) 神奈川県弁護士会 これは、8月11日付の産経新聞その他で報道されました。 https://www.sankei.com/affairs/news/200811/afr2008110001-n1.html 神奈川県県弁護士会会長に就任すると、月額30万円の報酬が支払われ、その間(通常1年間)、厚生年金…

  • 世界報道の自由度ランキング、日本は66位! 低ッ!

    こんにちは。 0.ランキングについて 1.国境なき記者団による世界報道の自由度ランキング (1) 2020年ランキング (2) 過去のランキング 2.フリーダムハウスによる報道の自由度ランキング 0.ランキングについて このブログでは、これまでもいくつかのランキングをお伝えしてきました。 そのなかで、わが国は、下降傾向にあることを示しているものが多くなっています。 これらのランキングは、もちろん、すべてが客観的で正しい評価というわけではないかもしれません。 しかし、世界的に信用のある機関によるランキングは、自分の国の姿を外から見てみる一つの有効な方策ではあると思います。 また、その推移を見るこ…

  • 【公務員の定年延長】現在の再任用制度の利用状況はどうなっているか?

    こんにちは。 前回は、今秋の臨時国会で成立見込みの公務員の定年延長について、それは必要ないのではないかという愚見を述べさせていただきました。 今回は、今後の定年延長を考えるにあって、現在の再任用制度*1の利用状況について、確認しておきたいと思います。 1.国家公務員の再任用の状況 人事院月報2019年11月号に掲載された給与局生涯設計課の「国家公務員の再任用の現状と課題」によって、最近の状況を見てみます。 (1) 最近の再任用の推移 上記資料の表1を見ますと、最近の国家公務員の新規再任用の状況は下表のようになっています。 前年度定年退職者の新規再任用状況 (単位:人) 平成27年度 平成28年…

  • 【公務員の定年延長】必要ないのではないか?

    こんにちは。 1.国家公務員法等の一部改正法案 (1) 廃案、再提出 (2) 廃案になった国家公務員の定年延長のポイント 2. 政府の言う「必要性」とは? (1) 骨太の方針 (2) 人事院の意見 (3) 定年延長の本音 3.公務員の定年延長は必要か? (1) 公務労働現場の流動性を阻害する。 (2) 国家公務員に「質の高いサービス」を期待できない。 (3) 優秀な国家公務員は若いうちに転職する。 1.国家公務員法等の一部改正法案 (1) 廃案、再提出 先の通常国会で、黒川東京高検検事長のマージャンとばくスキャンダルのとばっちりを受けて、公務員の定年延長を目指していた国家公務員法等の一部改正法…

  • 社労士試験まで、いよいよ、あと1週間!!

    こんにちは。 受験者の皆さん、いよいよですね。 これからは、なんといっても体調管理が第一ですね。 心身ともに健康な状態で、試験会場に行くこと。 とにかく会場までいかないことには、話になりませんから。 1.試験の前々日までの過ごし方 2.試験前日の過ごし方 3.試験当日の過ごし方 1.試験の前々日までの過ごし方 事前に、8月にやるべきことの計画を立てている人は、淡々と、それをやれば良いと思います。 そうではない人は、これまでの勉強で、何度も間違ってしまう箇所を振り返りましょう。 基本的には、試験前1か月間の勉強と同じことをすれば良いと思います。 くれぐれも、新しいテキストとか問題集に手を出さない…

  • 「戦後75年の終戦記念日を迎えるにあたって思うこと」

    こんにちは。 第2次世界大戦が、日本の無条件降伏によって終結してから75年目を迎えました。 敗戦から10年を経過する前に生を受けた私は、祖母、親などから、戦時中の悲惨な状況を、直接聞くことができた世代に属しています。 もう、その具体的な内容は思い出せないことが多いのですが、空襲警報に逃げ惑う話、食料に窮した話などが多かったように思います。 いずれにしても、戦時下及び敗戦直後の庶民の話です。 戦争の被害をいちばんまともに受ける者たちの話です。 それらの話を聞きながら育ったことで、私の心に戦争を厭う気持ちがしっかりと植え付けられたように思います。 戦争はいやだ、戦争に兵隊としていくのは嫌だ、赤紙(…

  • 平均寿命が、また伸びました。でも、健康寿命との差が心配。

    こんにちは。 1.平均寿命(簡易生命表) (1) 令和元年の平均寿命 (2) 平均寿命の伸びは鈍化している (3) まだ平均寿命が延びる余地も (4) 高齢者の平均余命 (5) 平均寿命の国際比較 2.健康寿命 (1) 健康寿命とは (2) 平均寿命と健康寿命との差の国際比較 (3) わが国の健康寿命の推移 (4) 健康管理が肝要 1.平均寿命(簡易生命表) (1) 令和元年の平均寿命 8月2日に、厚労省から、令和元年の簡易生命表が公表されました。 それによりますと、平均寿命(0歳児の平均余命)は、男性81.41歳、女性87.45歳と、過去最高となり、それぞれ世界3位、2位ということです。 世…

  • 政府の「標準世帯」は時代遅れ! 現状を反映した見直しが必要。

    こんにちは。 1.「標準世帯」は、いまや標準ではない (1) 日経新聞「社説」など (2) 家計調査の標準世帯 2.実態はどうなっている? (1) 世帯構造の変化 (2) 未婚率の推移 3.年金制度 (1) 財政検証 (2)所得代替率 (3) 専業主婦世帯と共働き世帯 (4)少数者の専業主婦世帯をモデルにした財政検証に意味があるか? (5)世帯構成の現状を反映した財政検証を 1.「標準世帯」は、いまや標準ではない (1) 日経新聞「社説」など 7月26日付(電子版は7月25日)の日経新聞の社説は、「夫婦・子2人を標準と思い込んでいないか」との見出しで、わが国における社会保障などの政策や制度の前…

  • 過労死86人、過労自殺88人。厚労省「過労死等の労災補償状況」

    こんにちは。 今回は、厚労省が、6月26日に公表しました、令和元年度「過労死等の労災補償状況」についてお伝えし、現在のわが国の「過労死等」の状況を確認したいと思います。 1. 過労死等とは? 2.脳・心臓疾患の労災補償状況 (1) 令和元年度の状況 (2) 最近10年間の推移 ア.脳・心臓疾患による労災補償 イ.うち死亡事案の推移 3.精神障害による労災補償状況 (1) 令和元年度の状況 (2) 最近10年間の推移 ア.精神障害による労災補償 イ.うち自殺事案の推移 4. まとめ 1. 過労死等とは? 「過労死等」とは、過労死等防止対策推進法第2条において、 業務における過重な負荷による脳血管…

  • 子どもの貧困率、ほんの少し改善。でも、OECDの中では、まだ高水準!

    1.子どもの貧困率 (1) 直近の数値 (2) 国際比較 2.子どもの貧困対策推進法 (1) 制定の経緯 (2) 法の目的 (3) 法の構成 3.貧困の連鎖を断ち切る 生活保護世帯における大学進学率等 4.さいごに (1) 大学・大学院までの教育費を完全無料に (2) 指標には目標数値を 1.子どもの貧困率 (1) 直近の数値 こんにちは。 7月17日、厚労省から、2019年国民生活基礎調査の結果が公表されました(調査対象の期間は2018年)。*1 それによりますと、2018年時点での子どもの貧困率*2は、13.5%で、2015年の前回調査の13.9%から、0.4ポイント改善しました。 依然、…

  • 日本は、権力格差指標が高くて、イノベーションが起きにくい!

    こんにちは。 山口周さんの「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」(光文社新書 2013年10月初版)を読んでいましたら、権力格差指標という、あまり聞きなれないワードが出てきました。 興味深く思いましたので、今回は、同書を引用しながら、この権力格差指標について、お伝えしたいと思います。 1.権力格差指標 (1) 大韓航空機事故 (2) 権力格差指標 (3) 日本の場合、その他 2.イノベーション指数 3.個人主義指標 1.権力格差指標 (1) 大韓航空機事故 1997年8月5日、グアム行き大韓航空801便は、グアム国際空港の1キロほど手前の台地に激突、墜落し、乗客乗員254名のうち228名が…

  • 年金財政とGPIFの役割について

    こんにちは。 前回は、GPIFの昨年度の運用実績についてお伝えしました。 今回は、年金財政におけるGPIFの役割について考えてみたいと思います。 1.GPIFとはいったい何? ◇共済組合等 2.年金財政のしくみ (1) 2004年の年金法改正による180度の方針転換 (2) 財政検証と100年安心年金 (3) 調整期間とマクロ経済スライド 3.年金財政におけるGPIFの役割 (1) 調整期間の終了時期? (2) 当面は、運用収益を年金に活用 4.基本ポートフォリオの見直し 5.GPIFの運用について (1) 積立金は、年金保険料。1円も無駄にできない。 (2) 金庫に眠らせておくわけにもいかな…

  • 【GPIFの2019年度資産運用】第4四半期には18兆円、年度では8兆円の赤字!

    こんにちは。 7月初めに、国民の厚生年金と国民年金の保険料を預かって、運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2019年度の運用実績が、8兆2831億円の赤字であったことが報道されました。 これは、リーマン・ショックの時の2008年度の9兆3481億円に次いて、過去2番目に大きい赤字額になります。 今回は、GPIFの運用実績についてお伝えしたいと思います。 1.2019年度の運用実績 (a)第4四半期:国内株式の運用 (b)第4四半期:外国株式 2.これまでの実績(類型収益額) 1.2019年度の運用実績 GPIFのホームページの「2019年度業務概況書」に2019年度の運用実…

  • 社労士試験まで、あと、ちょうど1か月!

    こんにちは。 今年の社労士試験まで、あと1か月になりました。 受験者の皆さん、よくここまで勉強を続けてこられました。 もう少しです。 体調管理に留意されて、もうひと踏ん張りしてください。 もうゴールテープは目の前です。 昨年、私が受験したときのことを思い出しながら、受験者の皆さんにエールを送りたいと思います。 1. ピークを試験日にもってくる。 2.最後の1か月でしたこと 3.やってはいけないこと 4.さいごに、模擬試験で、C評価、D評価だった方へ 1. ピークを試験日にもってくる。 このブログのカテゴリー「社労士試験」の中でも、何度も紹介しました、私が、受験勉強期間中、その都度、何度も目を通…

  • 【少子化対策】出生率は4年連続して低下、男性の育休取得率は目標に遠い状況  

    こんにちは。 今回は、少子化の象徴的な指標である合計特殊出生率と、少子化対策の進捗状況を示す男性の育児休暇取得率について、お伝えしたいと思います。 1. 我が国の合計特殊出生率 (1) 最近の合計特殊出生率の推移 6月5日、厚労省から人口動態統計が公表されました。 それによりますと、2019年の合計特殊出生率は、1.36と、昨年より0.06ポイント低下し、4年連続の低下となりました。 最近10年間の推移は下表のとおりです。 最近10年間の特殊合計出生率の推移 2010年 1.39 2011年 1.39 2012年 1.41 2013年 1.43 2014年 1.42 2015年 1.45 20…

  • 【公益通報者保護法改正】通報者に関する守秘義務違反に刑事罰導入

    こんにちは。 今国会で、公益通報者保護法改正法案が可決成立しましたので、今回は、そのことについてお伝えします。 1.改正内容 (1) 通報対応体制の義務化 (2) 当該義務に違反した場合の行政措置 (3) 通報者に関する守秘義務違反に刑事罰導入 2.公益通報者保護法 (1) 法の目的 (2) 公益通報とは (3) 通報対象事実とは 3.残された課題 1.改正内容 2004年に成立し、2006年から施行された公益通報者保護法(以下、「法」)が、今国会で改正されました。 主な改正事項は、通報体制整備の義務化、当該義務を果たさない場合の行政措置、及び通報者に関する守秘義務違反への刑事罰の導入などにな…

  • 【全世代型社会保障検討会議・中間報告】労災適用拡大など、フリーランスの保護について

    こんにちは。 以前、フリーランスの保護についてお伝えしました。☟ www.tanoken65.com 6月25日、全世代型社会保障検討会議の第9回会議が行われ、第2次中間報告☟が取りまとめられました。 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zensedaigata_shakaihoshou/dai9/siryou1.pdf その中で、フリーランスの保護についての方向性が示されましたので、今回は、そのことについてお伝えしたいと思います。 1. ガイドラインの策定 ① 契約書面の交付、発注事業者・仲介事業者による取引条件の一方的変更、支払遅延・減額について ② 現行法…

  • 【世界競争力ランキング】日本は、このまま衰退していくのか?

    こんにちは。 6月17日付の日経新聞は、2020年版の世界競争力ランキングの結果を報じました。☟ 日本の競争力34位、過去最低に 香港も後退 :日本経済新聞 今回は、この世界競争力ランキングについて考えてみたいと思います。 世界競争力ランキングとは? 大項目(カテゴリー)と中項目 2020年版 世界競争力ランキング 日本の順位について 日本のランキングの推移 経営者の危機感よりも実行力! 世界経済フォーラム(WEF)「国際競争力レポート」 世界競争力ランキングとは? これは、スイスのローザンヌに拠点を置く有力ビジネススクールIMD(*1)が毎年発表しているものです。 世界競争力ランキングは、4…

  • 【厚生年金の「加給年金」ってご存じですか?】②こんな場合はどうなる?

    こんにちは。 前回から、年金版の「家族手当」と呼ばれる「加給年金」についてお伝えしています。 加給年金は、老齢厚生年金・障害厚生年金受給者の一定の要件に該当する配偶者、子がある場合に加算されるものです。 ※今回も、わかりやすいように年金受給者を「夫」、配偶者を「妻」として話を進めます。 5.こんな場合はどうなる? (1) 配偶者(妻)が年金受給権者本人(夫)より年上の場合 (2)配偶者(妻)が年下で厚生年金加入20年以上の場合 【注意!】 (3)老齢厚生年金を繰下げ受給した場合 (4)配偶者(妻)が老齢基礎年金を繰上げて受給した場合 (5)夫が老齢年金受給権を取得したとき厚生年金加入期間が20…

  • 【厚生年金の「加給年金」ってご存じですか?】①制度の概要について

    こんにちは。 今回は、よく年金版の「家族手当」と呼ばれたり、「扶養手当みたいなもの」と言われたりする「加給年金」についてお伝えしようと思います。 皆さんは、「加給年金」ってご存じですか? 「加給年金」も、給料の「家族手当」や「扶養手当」と同じように、年金を貰う人(年金受給権者)の収入によって扶養されている(生計を維持されている)家族がいる場合に、本来の年金に加算されるものです。 この場合の「家族」とは配偶者と子のことです。 ※以下、わかりやすいように厚生年金受給権者を「夫」、配偶者を「妻」として話を進めます。どうぞご了承ください。 ※一般的には「加給年金」という場合が多いようですが、厚生年金保…

  • 【年金改革法成立】⑥企業年金、企業型DC、イデコに関する改正について

    こんにちは。 5月29日に成立しました年金制度改革法(年金制度の機能強化のための国民年法等の一部を改正する法律)についてお伝えしています。 前回まで、国民年金、厚生年金の改正事項についてはお伝えしました。 これらの公的年金に対して私的年金と呼ばれる確定給付企業年金及び確定拠出年金についても、同じ法律の中で改正されていますので、今回はこれら私的年金の主な改正点について見てみたいと思います。 ※一般的な呼称にしたがって、以下、確定給付企業年金を「企業年金」、確定拠出年金の企業型を「企業型DC」、個人型を「イデコ」とします。 1.確定給付企業年金法の改正 (1)老齢給付支給開始年齢の変更(公布日20…

  • 【年金制度改革法成立】⑤厚生年金の改正事項について

    こんにちは。 年金制度改革法(年金制度の機能強化のための国民年法等の一部を改正する法律)に含まれている改正事項についてお伝えしております。 前回は、国民年金法についてお伝えしましたので、今回は、厚生年金保険法の改正事項について確認しておきたいと思います。 ※なお、今回の年金制度改革の目玉でありました厚生年金の適用拡大、在職老齢年金の見直し、受給開始時期の選択肢の拡大など、これまですでにお伝えしていること以外の改正事項になります。 1.老齢厚生年金受給者が、厚生年金加入者である場合の年金額改定のルール変更(2022.4.1施行) 2.脱退一時金の支給上限年数引上げ(2021.4.1施行) 3. …

  • 【年金制度改革法成立】④国民年金の改正について(未婚のひとり親の保険料免除など)

    こんにちは。 年金制度改革法(年金制度の機能強化のための国民年法等の一部を改正する法律)に含まれている改正事項についてお伝えしております。 今回は、未婚のひとり親が保険料全額免除の対象になることなど、国民年金に関する改正事項について確認したいと思います。 ※以下、厚労省が公表していますこの改正法律案の概要を「概要」、法律案要綱を「要綱」とします。「概要」には特に重要な改正事項が、「要綱」にはほぼすべての改正事項が記載されています。 1. 未婚のひとり親を国民年金保険料の申請全額免除の対象に追加(2021.4.1施行) (1) 地方税法の改正(2021年分から適用) (2)国民年金法の改正 2.…

  • 【年金制度改革法成立】③児童扶養手当と障害基礎年金の併給調整の見直し

    こんにちは。 先月、成立しました年金制度改革法(年金制度の機能強化のための国民年法等の一部を改正する法律)は、①厚生年金の適用拡大、②在職老齢年金の見直し、③受給開始時期の選択肢の拡大という重要項目のほかにも改正事項があります。 今回はそれらのうち、母子世帯等に支給される児童扶養手当と年金との併給調整の見直しについて確認しておきたいと思います。 (1) 改正前 (2) 問題点 (3) 経緯 (4) 改正内容 (1) 改正前 児童扶養手当と公的年金は、稼得能力の低下に対する所得保障という同一の性格を有しているため、公的年金を受給できる場合は、児童扶養手当を支給しないことが原則です。 ただし、平成…

  • 【年金制度改革法成立】②年金支給開始年齢の引上げについて

    こんにちは。 前回は、年金制度改革法が成立したことを受けて、今後の制度改革の方向性として、昨年の年金に関する財政検証「オプション試算」を参照しながら、①厚生年金の適用のさらなる拡大、②国民年金の65歳までの加入期間の延長、③厚生年金の75歳までの加入期間の延長の3つのテーマを中心として検討されていくのではないかということをお伝えしました。 今回は、(a)昨年8月の財政検証「オプション試算」にも含まれず、 (b)12月の「社会保障審議会年金部会における議論の整理」にも、さらには(c)同じ12月の全世代型社会保障検討会議「中間報告」にも触れられていない、いわば「隠れたテーマ」でありながら、今後、も…

  • 【年金制度改革法成立】①今後の方向性、具体的なテーマは?

    こんにちは。 5月29日に、年金制度改革法(年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律)が成立しましたので、今回は、そのことについてお伝えしたいと思います。 1.年金制度改革法 ① 厚生年金の適用拡大 ② 在職老齢年金の見直し ③ 年金の受給開始時期の選択拡大 2.年金制度の今後の方向性-年金制度の財政検証から (1) 厚生年金の適用拡大 (2) 国民年金の加入年齢の65歳引上げ (3) 在職老齢年金 (4) 厚生年金の加入年齢上限の引き上げ (5) 受給開始時期の選択肢の拡大 (6)その他の項目 1.年金制度改革法 今回の年金改革法の重要項目は、①厚生年金の適用拡大、②在職老…

  • 【全世代型社会保障検討会議】②フリーランスの保護について

    こんにちは。 前回は、5月22日開催の全世代型社会保障検討会議に提出されました資料1「フリーランス実態調査結果」についてお伝えしました。 今回は、それを踏まえて、また同資料3「論点メモ」を参照しながら、フリーランスの保護の観点から少し考えてみたいと思います。 1. トラブル防止対策 (1) 取引条件等の書面交付の厳格化 (2) 取引条件の一方的変更の禁止 (3) 報酬不払い、遅延の禁止 2. 労働法の適用について (1) 社会保険関係 (2) 実態は労働者:名ばかりフリーランスは是正が必要 (3) 新しい制度も (4) 労働組合を結成:ウーバーイーツ 3.さいごに 1. トラブル防止対策 (1…

  • 【全世代型社会保障検討会議】①フリーランスの実態調査の結果

    こんにちは。 以前、お伝えしました全世代型社会保障検討会議が、5月22日に開催されました。 会議では、「フリーランスの調査結果と政策の方向性について」等がテーマとされ、この検討会議を主管する内閣官房が行ったフリーランスに関する実態調査の結果が資料として示されましたので、今回は、その内容を見てみたいと思います。 ◆調査:今年の2月から3月にかけてインターネットを使って実施(本調査に最後まで回答したフリーランス:7,478サンプル)。👇 フリーランス実態調査結果 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zensedaigata_shakaihoshou/dai7/sir…

  • 【ネットカフェ難民の実態調査】②社会保険制度は国民全員をカバーすべきではないか?

    こんにちは。 前回から、東京都が、平成28年11月から平成29年1月にかけて実施した実態調査の結果を見ながら、いわゆるネットカフェ難民の状況について確認しています。 その2回目になります。 「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」の結果|東京都 サンプル数 363(男性354、女性9) 労働形態別(正社員16、不安定就労271[派遣労働者126、契約社員16、パート・アルバイト129]、自営業19)。 その他、失業者(仕事を探している)、無業者(仕事を探していない) 社会保険の状況 (14)雇用保険 (15)健康保険(保険証を持っている) (16)年金 ◆考察 相談できるところ・人 (…

  • 【ネットカフェ難民の実態調査】①ネットカフェ難民になるきっかけは、仕事を辞めること。

    こんにちは。 コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言に伴って、休業要請の対象となったネットカフェから、そこを生活の拠点としていた人たちが出ていかざるを得なくなり、その日から寝泊まりする場所に困ったということがありました。 一部の自治体では、それらの人たちの宿泊場所としてビジネスホテルなどを用意したところもありました。 例えば、東京都が無料宿泊施設として準備したビジネスホテルには、5月6日時点で823人が利用していたようです。 そして、その約半数は、生活保護の申請や生活困窮者支援制度につながったとのことです(*1)。 ネットカフェ難民の実態調査 ネットカフェ難民の数は推計4,000人(東京) …

  • 【コロナウイルス関連】生活に困ったら、遠慮せず生活保護申請を。その時に注意することは?(その2)

    こんにちは。 前回に引き続き、生活保護を申請する際の注意事項についてお伝えしたいと思います。 (1) 丸裸になる前に申請すること (2)資産調査が行われます。 (3) 扶養調査が行われます。 ◆付き合いがなくて、住所を知らなければ調査のしようがない。 ◆扶養は保護の要件ではない。 (4)自宅の家・土地、車は保有していてもよいか? (5)生活の根拠としているところが住所 (6)申請相談には一人で行かなくてもよい。 (1) 丸裸になる前に申請すること (決定までには日数がかかる)→前回ブログ (2)資産調査が行われます。 日本の生活保護制度は、資産調査(Means Test)が厳しいことが一つの特…

  • 【コロナウイルス関連】生活に困ったら、遠慮せず生活保護申請を。その時に注意することは?(その1)

    こんにちは。 前回のブログで、貧困対策に関するフランス厚労省の反応が、日本と随分違っていることをお伝えしましたが、その最後の方で「新型コロナウイルス感染拡大に伴い、解雇、雇止め、休廃業等によって生活保護の申請者が大幅に増えていると報道されています。/生活保護の申請は、憲法で保障されている生存権の行使です。困った人は申請することを遠慮する必要はありません。」と書きました。 そこで、今回はその流れで、生活保護を申請する際の注意事項について、現場経験者としてお伝えしたいと思います。 1.生活保護費はいくら支給されるのか? まずは、生活保護仕組みをごく簡単に確認しておきます。 生活保護は、国が決める生…

  • 【フランス社会保障事情】行政の姿勢、こうありたい。

    こんにちは。 今回も、都留民子著「失業しても幸せでいられる国-フランスが教えてくれること」(日本機関誌出版センター)の中から、私がたいへん興味深く感じたことをお伝えしたいと思います。 貧困政策の実施状況に対するフランス厚労省の反応 行政の姿勢 行政は、誰のための仕事をするところか? 札幌女性餓死事件 生活保護制度について 貧困政策の実施状況に対するフランス厚労省の反応 それは、著者が「フランス研究にのめりこんでいった」(同書P.68)きっかけとして紹介している、1988年に失業者への生活保護(RMI:エレミー(*1))が制度化されたときのフランス厚労省の対応です。 同書のその部分を引用します。…

  • 【定年後】フランス人は、定年退職後には働かない!

    こんにちは。 全世代型社会保障検討会議👇のことをネットで確認していた際に、同検討会議の第1回会議資料3「基礎資料」を覗いていて、「えっ、これほどまでに!?」とちょっとビックリしたデータがありました。 www.tanoken65.com 高齢者(男性)就業率の国際比較 日本とフランスとの差が大きい それは、資料の最初の方にあります「男性就業率の国際比較」(同資料P.3)の「60歳以降」のデータです。 日本、米国、英国、ドイツ、フランス5か国の、2005年から2018年までの就業率をグラフ化したものです。 各国とも、就業率は年々増加してきており、当該期間中の増加割合は、日本3.6ポイント(P)、米…

  • コロナ禍のなか、パワハラ防止法が6月施行

    こんにちは。 労働施策総合推進法が改正されて、パワーハラスメント防止対策が法制化され、6月1日から施行されます。 今回は、このパワハラ防止法について、概要を確認したいと思います。 1.相次ぐパワハラ自殺事件 2.パワハラの実態 3.法制化の内容 (1) パワハラの定義 (2) 事業主に、パワハラ防止のため、雇用管理上の措置を講じることが義務化されました。 (3) 厚労大臣による「指針」の策定 (4) 紛争解決手続き (5) 中小企業 4.指針における類型ごとの該当例 (1) 身体的な攻撃(暴行・傷害) (2)精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言) (3)人間関係からの切り離し(隔離・…

  • 【多様な働き方】フリーランスの現状とその保護について

    こんにちは。 前回、全世代型社会保障検討会議についてお伝えしましたが、先送りになっている項目に、労働分野の「兼業・副業の拡大、フリーランスなど雇用によらない働き方の保護の在り方」というのがあります。 また、来年4月から努力義務化される、65歳-70歳の新たな「就業確保措置」は、65歳までの雇用確保措置の3項目(定年の引き上げ、継続雇用、定年の廃止)に加えて、労使で同意した上での雇用以外の2項目(継続的に業務委託契約する制度、社会貢献活動に継続的に従事できる制度)の計5項目のいずれかの措置を導入することを指しますが、後者2項目のうちの「継続的に業務委託契約する制度」の具体例としてフリーランスにな…

  • 【全世代型社会保障検討会議】最終報告、6月取りまとめ遅れる公算

    こんにちは。 先日、6月に予定されていた全世代型社会保障検討会議の最終報告の取りまとめが遅れる公算が大きくなったとの報道がありました。👇 コロナウイルス感染拡大に伴って、論議が進んでいないことがその理由です。 www.47news.jp ちなみに、全世代型社会保障担当大臣として主導しているのは、コロナウイルス担当大臣でもある西村経済再生担当大臣です。 全世代型社会保障検討会議とは… 全世代型社会保障検討会議中間報告 1. 年金【法案提出済】(追記:成立) 2.労働 3.医療 4.予防・介護 成立、提出済の項目も (a) 成立した項目 (b) 法案として提出済の項目 最終報告に残された項目 後期…

  • 【公務員制度改革】公務員における同一労働同一賃金、「会計年度任用職員制度」について

    こんにちは。 公務員における同一労働同一賃金 「会計年度任用職員」の内容 (1) 募集・任用 (2) 服務・懲戒 (3) 再度の任用 (4) 賃金水準 (5) 支給可能な主な手当等 (6) 勤務時間・休暇等 実際の運用が課題 身分の不安定さは変わらず 退職手当と雇用保険 地方公務員共済組合法・地方公務員災害補償法の適用 公務員における同一労働同一賃金 前回、同一労働同一賃金が、今年4月から適用されるようになったことをお伝えしました。 しかし、これは民間企業の話です。 同一労働同一賃金を規定したパートタイム・有期雇用労働法は、公務員を適用除外としています。 公務現場で働く職員のおよそ3分の1を占…

  • 【働き方改革】コロナ緊急事態の中で、同一労働同一賃金スタート!

    こんにちは。 働き方改革の一環として、今年4月から、正社員と非正規社員との不合理な待遇差を禁じた「同一労働同一賃金」の適用がスタートしました。 新型コロナウイルス感染拡大によって、雇用危機、生活危機が真っ先に非正規労働者に波及するときのスタートとなってしまいました。 雇用そのものが危ぶまれる大変厳しい状況下で、同一労働同一賃金がかすんでしまいそうですが、特に、非正規労働者及び派遣労働者にとって重要な制度ですので、内容を確認しておきたいと思います。 働き方改革・同一労働同一賃金 不合理な待遇差をなくすための規定の整備 (1) 均衡待遇規定(不合理な待遇差の禁止) (2) 均等待遇規定(差別的取扱…

  • 【コロナウイルス関連】雇用の厳しさ、非正規労働者にしわ寄せがきている!

    こんにちは。 非正規労働者をめぐる現在の状況 新聞から 法規違反、不当な事例も 法律の実施の面に課題あり 違法、不当な扱いについて声を上げること 労働組合の活用を 生活を支えるためには 非正規労働者をめぐる現在の状況 コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動縮小の影響があらゆるところに波及しています。 3月の有効求人倍率は3年半ぶりの低さになって、失業者数もリーマン・ショックの時を上回り100万人を超えるのではないかと報道されていました。 その厳しい情勢が一番先に波及するのが、弱い立場の中小企業、零細事業であり、その中でも非正規で働いている人たちです。 新聞から 最近の日経新聞から、関連する記事の…

  • 【コロナウィルス関連】倒産の場合の未払賃金の立替払制度について

    こんにちは。 4月24日付の日経新聞に「中小倒産時の賃金立て替え 支払い最短2ヵ月で」という記事が出ていました。👇 www.nikkei.com 厚労省は、新型コロナウィルス感染拡大による倒産の増加を見据えて、これまで4~5カ月程度かかっていた労働者への支払いまでの期間を、調査員等の人員を2倍に増やして、最短で2か月程度に縮めるという内容の記事です。 これは、労働者にとっては良い対応です。 今回は、この未払賃金の立替払制度について確認しておきたいと思います。 賃金立替払は、労災保険の制度 制度の要件 (1)使用者(企業側)の要件 (2)労働者側の要件(退職の時期) 立替払の対象となる未払賃金と…

  • 【コロナウィルス関連】住宅確保給付金の対象者の拡大について

    こんにちは。 加藤厚労大臣は、4月24日の記者会見で、今般のコロナウィルス感染拡大による影響を踏まえて、「住宅確保給付金」の支給要件を緩和して、休業等に伴う収入減少により、住居を失うおそれが生じている人たちも制度の対象とするよう省令を改正する旨を表明しました(令和2年4月20日施行)。👇 www.nikkei.com 今回は、この「住宅確保給付金」とはどういうものなのか、その概要を確認しておきたいと思います。 住宅確保給付金は、生活困窮者自立支援法の制度 制度体系 国の財政措置 生活困窮者自立支援制度創設の背景 住宅確保給付金の概要及び今回の緩和策 (1)目的 (2)支給対象者 (3)支給要件…

  • 【コロナウィルス関連】国民年金保険料の減免制度について

    こんにちは。 厚労省は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響が広がっていることを受けて、国民年金保険料の減免について、通常は前年又は前々年の所得で減免の可否や程度を判断しているところを、今年2月以降に減収している場合も対象とすることにした旨の報道がありました。👇 www.tokyo-np.co.jp そこで、今回は、国民年金保険料の減免制度について確認しておきたいと思います。 保険料の免除等の制度 保険料の申請免除の対象者 (1) 全額免除(国民年金法第90条第1項) (2) 4分の3免除(同法第92条の2第1項) (3) 半額免除(同法第92条の2第2項) (4) 4分の1免除(同法第92条の…

  • 【コロナウイルス関連】雇用調整助成金 もっと使いやすいものにできないか?

    こんにちは。 コロナウイルス感染拡大の影響は日に日に強くなっているようです。いちばん影響を受けやすいのは、資金力のない飲食店などの零細事業者です。 政府、都道府県からの休業要請を受けて休業している飲食店、休業できずにやむを得ず営業している飲食店、双方の様子が、毎日のようにテレビで流れています。 どっちにしても店主たちの苦しい表情を見ていますと、営業している店であれば、その店に行って食事して、少しでも売り上げに協力したいと思ってしまいます。しかし、こちらも、外出自粛している立場という何ともどうしようもない状況です。 飲食店によっては、来店客を期待できないので、店の前で弁当の販売を新たに始めている…

  • 【定年後のお金】年金の繰下げは、国にお金を預けて運用してもらうようなもの

    こんにちは。 資産運用か、就労収入か??? 就労収入と運用との比較 年金の繰下げはお得な資産運用 繰下げの損益分岐点:つねに受け取り出してから11.9年 まとめ おまけ 資産運用か、就労収入か??? 以前のブログで、楠木新さんの「定年後のお金」(中公新書)の中から、資産運用と就労収入の比較がしてあった箇所が参考になるとして紹介したことがありました。👇 www.tanoken65.com それは、1,000万円を運用して、年3%の実績であれば、利益は30万円、税金が20%ですので、手取りの利益は年24万円になるのに対して、月5万円のアルバイトをすると、年60万円になり、運用で得られる利益の2倍以…

  • 【高齢者の働き方】増え続ける高齢労働者、77%は非正規。(労働力調査から)

    こんにちは。 前回は、厚労省の「高年齢者の雇用状況」等についてお伝えしました。 今回は、総務省統計局の「労働力調査」結果☟から、65歳以上の高齢者に関するところを確認していきたいと思います。 https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index.pdf (1) 労働力人口(就業者と完全失業者を合計した人口) (2) 労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合) (3) 就業者数(「従業者※」と「休業者」を合わせたもの) (4) 就業率(15 歳以上人口に占める就業者の割合) (5) 正規・非正規別の職員・従業員数(役員を除く)…

  • 【高齢者の働き方】高齢者雇用の受け入れ企業は、年々増加。(65歳-70歳の雇用の状況)

    こんにちは。 先日、65歳から70歳までの高年齢者の就業確保措置を努力義務とする法案が成立したということをお伝えしました。 今回は、この年齢層の人たちの雇用の状況について確認したいと思います。 1.厚労省の「高年齢者の雇用状況」 (1)66歳以上働ける制度のある企業の状況 (2)希望者全員が66歳以上働ける企業の状況 2.労働政策研究・研修機構の「高年齢者の雇用に関する調査」 3.共同通信社の調査 4.まとめ 1.厚労省の「高年齢者の雇用状況」 60歳以上65歳までの雇用確保措置の実施状況は、ほぼ100%であると何度かお伝えしました。 重複しますが、厚労省の「高年齢者の雇用状況」(※)によると…

  • 【高齢者の働き方】ダブルワークでも雇用保険加入が可能に。(雇用保険制度等の改正事項)

    こんにちは。 先日、65歳から70歳までの高年齢者の就業確保措置を努力義務とする法案が成立したということをお伝えしましたが👇、同じ法律(雇用保険法等の一部を改正する法律)の中に、高齢者に関係のある改正項目をはじめ、ほかにも重要な改正が含まれていますので、今回は、そのことについてお伝えしたいと思います。 多様な働き方を踏まえた、労働者にとっては前向きな改正項目が多くなっていると感じます。 www.tanoken65.com 1. 雇用保険・高年齢雇用継続給付の縮小(令和7年4月施行) 2. 雇用保険の適用における高齢者の特例(令和4年1月施行) 3. 被保険者期間の計算方法の改正(令和2年8月施…

ブログリーダー」を活用して、tanoken65さんをフォローしませんか?

ハンドル名
tanoken65さん
ブログタイトル
定年後のセカンドライフをチャレンジングに!
フォロー
定年後のセカンドライフをチャレンジングに!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用

フォローできる上限に達しました。

新規登録/ログインすることで
フォロー上限を増やすことができます。

フォローしました

リーダーで読む

フォロー