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なかなかやんの好きなもののブログ https://fanblogs.jp/nakanakayan/

なかなかやんの好きなもののブログ。音楽とか読書とか。音楽はクラシック、ジャズ、ポップス、他なんでも。読書は、ミステリ、ホラー、エンタテインメント、他なんでも。好きなものが増えれば増えていく予定。

なかなかやん
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2020/07/03

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  • 映画「今日もいやがらせ弁当」は自然体の映画

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧の なかなか です。 「今日もいやがらせ弁当」を観ました。

  • 映画「舟を編む」は静かに時を刻む時計のよう

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧の なかなか です。 「舟を編む」を観ました。

  • 映画「団地」はわけがわからなくて面白い

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧の なかなか です。 「団地」を観ました。

  • コミック・書籍がタダでもらえる「タダ本」がスゴイ!<br />

    こんにちは。本がないと生きていけない なかなか です。 コミック・書籍がタダでもらえる「タダ本」というサービスを見つけました。 え?本当にタダなの?

  • 映画「自虐の詩」は泣ける

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧な なかなか です。 「自虐の詩」を見ました。 ※ちょっとネタバレを含みます。ご注意ください。

  • 映画「俺はまだ本気出してないだけ」はやっぱり面白かった

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧の なかなか です。 「俺はまだ本気出してないだけ」を観ました。 ※ちょっとネタバレを含みます。ご注意ください。

  • 映画「サバイバルファミリー」は純粋に楽しめる

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧の なかなか です。 「サバイバルファミリー」を観ました。 ※ちょっとネタバレを含みます。ご注意ください。

  • 「馬の骨」はバンドをやったことがある人なら観るべし

    こんにちは。アマゾンプライムビデオで映画三昧の なかなか です。 「馬の骨」を観ました。 ※ちょっとネタバレを含みます。ご注意ください。

  • 「海よりもまだ深く」の阿部寛のダメっぷりが素晴らしい

    こんにちは。アマゾンビデオで映画三昧の なかなか です。 「海よりもまだ深く」を観ました。 ※ちょっとネタバレを含みます。ご注意ください。

  • 「おっぱいバレー」の綾瀬はるかは、やはり可愛い

    こんにちは。ここのところ映画三昧の なかなか です。 綾瀬はるか主演の「おっぱいバレー」を見ました。 ※ちょっとネタバレを含みます。ご注意を。

  • 西三河の激安スーパー にぎわい市場マルス 知立団地店

    こんにちは、激安スーパー大好きな なかなか です。 愛知県の西三河に移り住んで約6年、私が足を運んだ激安スーパーでこれは! というお店を紹介します。 1/12の火曜日に、にぎわい市場マルス知立団地店に行ってきました。

  • 「そして父になる」の福山雅治が凄かった

    ※少しネタバレがあります。ご注意ください。 「そして父になる」を見ました。 これまた面白かったんですが、なんと言っても福山雅治です。 正直、ちゃんと福山雅治の出演してい…

  • 愛知県西三河の激安スーパー 岡崎 ファミリーショッププラザヒラク

    こんにちは、激安スーパー大好きな なかなか です。 愛知県の西三河に移り住んで約6年、私が足を運んだ激安スーパーでこれは! というお店を紹介します。 新年明けて1/5に買い物へ。やっぱり野菜はヒラクですね。

  • 万引き家族

    読書とか映画とか、何かのきっかけでクセになって続けるってことありますよね。 エヴァンゲリオン劇場版を見直したのをきっかけに映画が続きそうな なかなか です。 これ、映画館で見ようと思ってたんですけど、ぐずぐずしてるうちに終わっちゃったんですよね。 万引き家族

  • 2021 福袋

    2021年の今年、手に入れることができた福袋は、 ・寿がきや ・ココ壱番屋 ・丸亀製麺 でした。 ・寿がきや 元日の朝9:00、別のお目当てがあったアピタの開店前に並びました。 めでたくお目当ての福袋をゲットできたので、アピタ内の寿がきやに行ってみると、まだ福袋が残っている模様。やすやすとゲットできました。 袋麺と五目ご飯の素がうれしいですね。

  • アマゾン初売り

    あけましておめでとうございます。アマゾン好きな なかなか です。 年が明けてさっそくのアマゾン初売りです。

  • アマゾンでエヴァンゲリオン

    こんにちは、年末年始で引きこもってエヴァンゲリオンシリーズを見返し始めた なかなか です。 公開延期になっていた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が、2021年1月23日に公開されることが決定したので、復習の意味も含めて今までのエヴァンゲリオンを見返しています。 …

  • 四捨五入殺人事件 中公文庫 井上ひさし

    講演旅行の宿泊先はテレビもない山間の温泉宿。しかも折からの大雨で村に一つしかない橋が流された。孤立した二人の作家の前に起こる連続殺人。事件の背後に横たわるのは、何世代にもわたる村人の怨念か? 本格ミステリーさながらの「密室殺人」、農業問題の視点、演劇的な展開と仕掛け……井上作品の面白さと巧緻が満載。 舞台は東北の農村。井上ひさしの東北の農村が舞台の作品というと、不朽の名作「吉里吉里人」がある…

  • 冬でも美味しい藁焼きカツオのたたき

    3年前くらいに高知に遊びに行ったんですが、夕飯を食べるのにろくに調べもせずにひろめ市場に行ったんですね。 で、何故か表を素通りしてそのまま商店街を歩いていったんです。なんでひろめ市場に入らなかったのか覚えてないんですけどね。 そしたら出て…

  • 冬のお取り寄せといえば・・・北海道!!

    今年は例年に比べておうちメシが多いですよね。そろそろ寒くなってきたので、鍋なんていいですよね。 鍋といえば、北海道ですよね! お取り寄せで人気の、蟹専門店の北海道網走水産

  • 掏摸 中村文則 河出書房新社

    中村文則は何冊か読んでいるけれど、どの作品も純文学にミステリー仕立てが入っていて面白い。 何もかも憂鬱な夜に 中村文則 集英…

  • 満月の泥枕 道尾秀介 光文社文庫

    道尾秀介は以前「シャドウ」を読んで好印象だった。 で、新しく文庫になったのを見つけたので購入。 姪の汐子と下町で暮らす凸貝二美男は、泥酔した公園で奇妙な光景を目撃する。白…

  • おうちで名古屋めし

    生まれてこのかた、愛知県から離れたことのない なかなか です。 よく「名古屋めし」と言いますが、このご時世なのでお取り寄せできる「名古屋めし」を調べてみました。 ・寿がきやのラーメン ・天むす ・ひつまぶし ・あんかけスパゲティ ・松永しるこサンド ・みそカツ ・台湾ラーメン ・…

  • スシローの幻の

    スシローで食事をしていて、締めのラーメンを頼んだところで、レーンにこんな札が。 「倍盛り海鮮漬け」。 !! &lt;/iframe…

  • アマゾン 年末の贈り物セール 12/11 18:00スタート

    アマゾンが12/11 18:00から年末の贈り物セールを行います。 12/4 12:0…

  • そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ 文春文庫

    幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。 その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない��父�≠ニ暮らす。 血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき——。 2019年の本屋大賞受賞作。 本屋大賞というと、ほっこりしたのが選ばれることが多いですが、この作品もほっこりします。超します。さすが…

  • 愛知県西三河の激安スーパー 業務スーパー 岡崎市中園店

    こんにちは、激安スーパー大好きな なかなか です。 愛知県の西三河に移り住んで約6年、私が足を運んだ激安スーパーでこれは! というお店を紹介します。

  • 愛知県西三河の激安スーパー 岡崎 ファミリーショッププラザヒラク

    こんにちは、激安スーパー大好きな なかなか です。 愛知県の西三河に移り住んで約6年、私が足を運んだ激安スーパーでこれは! というお店を紹介します。

  • シャープマスクが来ました(やっと)

    こんにちは、シャープマスクの抽選に27回落ち続けた なかなか です。 当たりました。シャープマスク。やっとです。もうすでに街にはマスクが溢れてますが、いいんです。

  • 愛知県西三河の激安スーパー

    こんにちは、激安スーパー大好きな なかなか です。 愛知県の西三河に移り住んで約6年、私が足を運んだ激安スーパーでこれは! というお店を紹介します。

  • アマゾンプライムデー終了間近

    10/13 0:00〜10/14 23:59 で開催されているアマゾンプ…

  • アマゾンプライムデー あと3日

    アマゾンプライムデーまであと3日。チェックしてますか? →

  • エディ・ヴァン・ヘイレン死去

    エディ・ヴァン・ヘイレンが、10/6に亡くなったそうです。 →「ギター・ゴッド」「絶対的レジェンド」 エディ・ヴァン・ヘイレンさん死去 悼む声相次ぐ またスーパースターが亡くなってしまいました。65歳、早すぎますよね。 ヴァン・ヘイレンがファーストアルバムの「炎の導火線」でデビューしたのが197…

  • アマゾンプライムデー 追加情報

    アマゾンさんが、アマゾンプライムデーの当日セール登場予定商品の追加情報を教えてくれました。いいですねえ。待ち遠しい。

  • アマゾンプライムデー 2020.10.13-14

    アマゾンプライムデーが10/13[火]0:00…

  • 大栗先生の超弦理論入門 大栗博司 講談社ブルーバックス

    物質の基本は「ひも」でできている? 物理学者大栗博司が、最先端の超弦理論をやさしく解説する。 超弦理論は、宇宙物理学では今一番ホットな理論で、確か私の学生時代にはまだあまり聞いたことのない理論だったような気がする。あの頃は、重力と電磁力と強い力と弱い力を統一する統一場理論の決め手として、場の量子論が期待されていた。詳しい話は別に譲るが(詳しい話ができるほど理…

  • 疾風怒涛!! プロレス取調室 UWF&PRIDE格闘ロマン編 玉袋筋太郎+プロレス伝説継承委員会 毎日新聞出版

    こちらも紹介。 プロレス雑誌「KAMINOGE」で好評連載中の「変態座談会」から、格闘技系の人たちのインタビューを集めた一冊。 登場するのは、��田延彦、安生洋二、��山善廣、菊田早苗、宮戸優光、田村潔司、長井満也、��阪剛、中井祐樹、桜庭和志の十人。誰をとってもそれぞれ…

  • プロレスラーと飲ろうぜ 玉袋筋太郎 堀江ガンツ 椎名基樹 白夜書房

    プロレス雑誌「KAMINOGE」の連載「変態座談会」からピックアップしてまとめたのが本書。実は「変態座談会」は複数の本にまとめられてて、「抱腹絶倒!! プロレス取調室 ~昭和レスラー夢のオールスター編~」や「痛快無比!! プロレス取調…

  • ムシカ 鎮虫譜 井上真偽 実業之日本社

    パニックホラー×本格ミステリ×青春冒険小説で超弩級エンタメという帯の煽り文句につられて購入。 スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島「笛島」。そこには霊験あらたかな音楽の神が祀られているという。 しかし、上…

  • 構造素子 樋口恭介 ハヤカワ文庫JA

    「現代SF100年の類い稀なる総括」と、派手に煽ってあったので、手に取ってみた。 始めは何がなんやらわからない。そのうち、どうやら多元宇宙っぽい話なのかなと当たりをつけて読み進めるも、メタ小説、記号、哲学、言語とかがちりばめられて、慣れるまでに時間…

  • 9/12~12/18 つくしのグリーティングカード展 タカシマヤゲートタワーモール8F 三省堂書店 名古屋本店

    9/12〜12/18の「つくしのグリーティングカード展」(名古屋駅タカシマヤゲートタワーモール8F 三省堂書店 名古屋本店)に出店します、奥さんが。 …

  • マンホールに恋する旅人たち さしだせいか きゃたりうむ出版

    2013年出版というから、最近増えてきたマンホール本の先駆け。「ブラタモリ」とか「

  • 残り全部バケーション 伊坂幸太郎 集英社文庫

    「実はお父さん、浮氣をしていました」 実に伊坂幸太郎らしい始まり方だ。深刻なはずの家族の修羅場を「家族の解散」と呼び、最後になぜかお互いの秘密を暴露する展開になるが、そういう話ではない。父親の携帯に一通のメールが届いて、そこから物語が始まる。 …

  • 個人的楽器履歴3

    就職していばらくは楽器を触ることもなくなってたんですが、大学の頃の友人達がバンド組もうぜってやってきて、しか.もジャズ! 自分を除いた楽器編成が、トランペット、クラリネット、ギター。ここに入れるんならベースだ…

  • 個人的楽器履歴2

    大学に入ってもバンドやるつもりだったんですけど、高校の時のバンドメンバーは大学がバラバラになっちゃったので、大学の軽音楽部に入ろうと思って部室に行きました。タバコの煙モウモウの中でなんか偉そうな上級生に「…

  • 個人的楽器履歴

    楽器履歴といっても、小学生の頃に使ってたリコーダーとかは含めません。自分で買ってないからね。 記憶のある一番最初の自分で買った楽器は、中学の時に買ったキャッツアイ

  • ZOO 1 乙一 集英社文庫

    この人、知らなかったんだけど、失礼ながら、思ったより面白かった。 奥さんといっしょに本屋に行ったら、2020年夏の集英社文庫の「一冊買うと猫柄のブックバンドがもらえる…

  • 何もかも憂鬱な夜に 中村文則 集英社文庫

    中村文則は面白い。面白いけど、手強い。一行を三回くらい読み返したりする。一回読み返して考えて、二回読み返して理解して、三回読み返して味わう。これが中村文則の読み方だ。 刑務…

  • 十二人の手紙 井上ひさし 中公文庫

    手紙を題材にした、十二編の短編とエピローグによる短編集。 小説の中で手紙というのは便利なツールだ。なにせ、苦労なく時間や空間を飛躍させることができる。最近では、東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で手紙が効果的に使われている。 ただ…

  • 太陽の塔 森見登美彦 新潮文庫

    「ペンギン・ハイウェイ」「四畳半神話体系」の森見登美彦のデビュー作。 実は森見登美彦の作品は、先にアニメの「四畳半神話体系」を見ていて、その独自の世界観に感心するやらなんやらしていた。で、「四畳半神話体系」の小説の方も買ってはみたものの未読のままでした。でもたぶん、この二作品は陸続きの物語でしょうね。 京都大学の五回生の私。事情あって休学中。昨年ふられて今年は独り身のクリスマスを迎える。が、…

  • 年齢学序説 博多大吉 幻冬舎よしもと文庫

    博多大吉というと、本人もいささか自虐的に書いてるけど、お笑いの華丸大吉で児玉清のモノマネをするほうじゃないほう。正直言って地味で、あいづちをうってるだけという印象なんだけど、なんとなく人の良さが滲み出てて気にはなっていた。 で、読んでみたら、これが文章が上手い。プロならこうは書かないだろうなという文章なので(けなしているわけじゃありません)、ゴーストライター…

  • STRAY SHEEP 米津玄師

    米津玄師の新作CD「STRAY SHEEP」を買いました。 「LEMON」「パプリカ」他、新曲9…

  • AX アックス 伊坂幸太郎 角川文庫

    グラスホッパー、マリアビートル、AXと続く殺し屋シリーズの最新作。らしいけど、マリアビートルを未読なので特にそれと認識せずに読み始めた。 面白い。どうやら、伊坂幸太郎の中ではこの殺し屋シリーズが一番肌に合う。 「グラスホッパー」は…

  • あの家に暮らす四人の女

    いつも思うけど、三浦しをん、タイトルを付けるのが上手い。 あの家に暮らす四人の女。「あの」という指示語が使われている。視点から物理的な距離があるのか、それとも時間的な距離なのか。その距離がある家で暮らす「四人の女」。男がいないのか、いても無視されているのか。…

  • ビタミンF 重松清 新潮文庫

    家族小説を書かせたら右に出るもののいない重松清の王道家族小説。 重松清本人の後記によると、Family、Father、Friend、Fight、Fragile、FortuneなどのFで始まるさまざまな…

  • 平成大家族 中島京子 集英社文庫

    なかなか楽しい家族小説。 緋田龍太郎は、歯科医の定年引退して自宅で悠々と暮らしていた。気がかりは、30も過ぎて引きこもっている長男の克郎と、90才になった義母のタケだが、それでも朝食を終えて庭に差し込む陽光を眺めているのは心地よく平和だった。 ま…

  • 琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 伊集院静 集英社文庫

    サントリーの創業者、鳥井信治郎がウイスキーとビール造りに賭ける人生の物語を、作家伊集院静が著す。 時は明治十二年、大阪船場に男児が誕生する。鳥井信治郎。両替商を営む鳥井家の次男坊で、後のサントリーの創業者である。やがて信治郎は道修町の薬種商店(薬問屋)小西儀助商店に丁稚奉公に出て、そこで生涯を通じて慕う小西儀助に出会う。儀助は、本業の傍らワインやウイスキーの合成製造を手掛けていたが、その助手と…

  • 古本屋は楽し

    仕事が休みだったので、奥さんを歯医者に車で送っていったんですが、終わるまでの時間つぶしをどうしようかなと思ってたら、三軒先に古き良き感じの古本屋が。 車を歯医者の駐車場に置いたまま中に入ってみ…

  • 絶版の本って再販できるの? の答え(つづき)

    この前の投稿で「復刊ドットコム」を紹介しましたが、せっかくなので復刊した本をいろいろ見てみました。 おお、懐かしい。西原理恵子の初期の作品「パチンコにはちょっとひとこといわせてもらいたい」。

  • 絶版の本って再販できるの? の答え

    引っ越しの時にお気に入りに本やCDがどこかに行っちゃった、なんてことありませんか? しかも、買いなおそうと思って調べたら絶版で手に入らない、古本としても入手困難! このブログにも書いたんですが、私、作曲家の吉松隆さんが…

  • 君の膵臓をたべたい 住野よる 双葉文庫

    映画にもなったので、知ってる方も多いでしょう。奇妙な境遇の高校生の「君」と、どこにでもいる高校生の「僕」の物語。周りに対して斜に構えている「僕」に、なんとなく自分を重ねてしまいました。「僕」が日常から読書に逃げ込んでいたのに対して、僕は数学の問題集に逃げ込んでいたのが違いますが。 周りを遮断することで、自己を成立させることができると信じている「僕」は、ある時「君」に出会ってしまいます。ずけずけ…

  • 終末のフール 伊坂幸太郎 集英社文庫

    5年前に結婚したときに、妻に「電子ピアノを買っていいかな」と聞いた。本当は本物のピアノが欲しいんだけど、入居条件でピアノがダメとなっているからしょうがない。電子ピアノがウチに入った時、妻が「ピアノがウチに来たねえ」と言った。「ピアノじゃないよ、電子ピアノだよ」と私が言うと、妻は素知らぬ顔で「ピアノ」と繰り返した。 ---------------------------------------------------------------------------------…

  • 拝啓彼方からあなたへ 谷瑞恵 集英社オレンジ文庫

    こういうの、ライトノベルっていうのかなあ、と思いながら読み始めた。いかにもステレオタイプの登場人物の配置で、わかりやすく読みやすいものの、途中からミステリー仕立てになってくると、犯人の目星がつきやすいのはしょうがないのかな。ただ、ヘビーな読者は「まあ、そうだよね」となるし、入門者は「へえ、意外ー」となるところに、作者の悪意は感じられない。ミステリーとしては、ちょっと強引だけど。 キツい物を読む…

  • 楽園のカンヴァス 原田マハ 新潮文庫

    専門書を読むのが好きだ。なにもカッコつけてるわけじゃなくて、そのことを専門にしている人がこんなにもたくさんいるということにワクワクする。だって、みんな面白いから専門にしてるんだもんね。 実際に美術館のキュレーターを歴任してきた作者による美術ミステリー。 アンリ・ルソーとパブロ・ピカソを軸に、物語は劇中劇を含みながら進む。時間軸が交差することがないから読みやすく、変にミスリードを誘う部分もない…

  • コンビニ人間 村田沙耶香 文春文庫

    単行本で気になってたのが、文庫になったので購入。 軽妙な文体に時折グロテスクな強い言葉を挟みながら、人間の本質を突いていく。コンビニを題材にしているが、現代に特有のものではなく、生物として特異なものとなってしまった人類の永遠の課題を扱っている。 物事を解体して表現する手法に、さして目新しさは無いが、作者はそれを既に技術として手中にしている。飽くまでも描きたいのは人そのもので、たまたまその手法…

  • ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾 角川文庫

    実は、初東野圭吾。東野圭吾の評判から、きっと読めば面白いに違いないからと、今まで読まずにとってあった。で、これまた評判から、東野圭吾は重い暗いドロドロしたミステリーと思っていたんだけど、嫁が「これはそうでもないよ」と言うので読んでみた。 まず、設定はかなり強引。まあ、作者はそれをわかった上で書いてるので、所々で読者を巧みに誘導してくれる。まったく、上手いなあ。 俗な人情話を、別の物語のテーブ…

  • 去年の冬、きみと別れ 中村文則 幻冬舎文庫

    この人、芥川賞取ってるんですね。知らずに、ページ数少ないしミステリーだからと買ったんだけど、読むのに時間がかかった。 のっけから純文学モード爆裂で、奇妙なイメージや思わせぶりなセリフ満載。ありゃ、こりゃ普通のミステリーじゃないな、と頭をシフトさせて読み始めたものの、同時にミスリードしそうな所を探しながらなので、いやー、疲れた。 ミステリーの要素のある純文学は好きなジャンルなんだけど、これに関…

  • スマホを落としただけなのに 志駕晃 宝島社文庫

    これは怖い。現代の誰にでも起こりうる怖さ。誰もが、被害者にも加害者にもなる可能性があるという怖さ。 基本的なプロットは、SNSを中心とした「なりすまし」や「ハッキング」を使った殺人事件。登場するツール類も現代的であり、犯人の病理も現代的だ。私たちは、こんなにも狂った世界に身を置いているんだと、怖くなる。 まだインターネットがさほど普及していない20年程前に、興味本位でハッカーへの扉を叩いたことが…

  • 想像ラジオ いとうせいこう 河出文庫

    冒頭で、樹の上の人という、イタロ・カルヴィーノの「木のぼり男爵」を彷彿とさせる主人公DJアークが登場する。装置としては完璧だ。 なぜ樹の上の人なのかということは、物語が進むにつれて明らかになっていくが、それとともに小説の中では殊更に語られない映像が怒涛のように押し寄せてくる。日本人ならば、誰もが脳裏に焼き付けている映像だ。 東日本大震災をベースにして、生と死の境界を描く傑作幻想小説。脱帽です。…

  • 世にも奇妙な君物語 浅井リョウ 講談社文庫

    タイトルの示す通り、独特の雰囲気で仕掛けがぞくっとする五編からなる短編集。テレビの「世にも奇妙な物語」を思い浮かべると、その世界に入りやすい。 それぞれに味わいの違う五編は、深みは無いものの、仕掛けが巧妙で楽しく読める。小説でなければ表現できない仕掛けが所々にあるのも好感が持てる。 特に最後の「脇役バトルロワイアル」では、それまでの四編の種明かし的な叙述があってニヤリとさせられる。まったく上…

  • オケ老人 荒木源 小学館文庫

    高校の数学教師の中島明彦は、梅が丘フィルハーモニーに入団するつもりが間違って梅が丘交響楽団に入ってしまう。そこは、老人ばかりの斜陽のオーケストラ。梅フィルは幻想交響曲とかやっちゃう立派なオーケストラなのに比べ、梅響はエグモント序曲さえままならない。若いというだけで指揮者に据え付けられてさあ大変。そこにロシアの国家機密に関係したスパイまで絡んできて、ドタバタの開演。 「登校の曲がり角でぶつかった…

  • ボトルネック 米澤穂信 新潮文庫

    亡くなった恋人を弔うために東尋坊を訪ねた嵯峨野リョウ。一瞬気を失い崖から落ちた‥はずが、気がついた時には、見慣れた街にいた。ただし、そこは自分だけがいないことになっている街だった。 迷い込んだ世界で、リョウの代わりに嵯峨野家の子供として存在している嵯峨野サキ。最初のうちは、二人の違いといえば、男女の違いと、リョウが高校一年でサキが高校二年というくらいだったのが、いっしょに行動していくうちに両方…

  • 犬はどこだ 米澤穂信 創元推理文庫

    ひとつひとつの事柄を精査吟味して、結論への樹枝をたどっていく、昔ながらの味わいのある本格推理小説。大掛かりなどんでん返しなどは無く、推理によってピースがはまっていく様は爽快感がある。 本格推理小説というと、材料の提示部分が退屈なものになりがちだか、本書にそれはまったく無い。主人公と相棒の会話はテンポが良くてユーモラスだし、複数の視点が準備されていて、それらがどこでクロスするのか期待感を持って読…

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