四季を味わう
東京都荒川区出身、早稲田大学政治経済学部~第二文学部。関西に移り住んで半世紀。仕事は製缶・鉄工関係の職人です。 尼崎市在住の前期高齢者「72歳」ですが毎日を元気に過ごしています。趣味は特にありませんが、強いて言えば「デジタルカメラ」をぶら下げて四季の変化を楽しんでいます。
今こうしてパソコンと向き合っている自分と、昨日パソコンに語り掛けていた自分とでは微妙に違っていることは確かである。 しかしその違いを認識できるのは根本的な普遍なる自分が存在するからではないか。 こういった発想は私のみならず、誰もが抱く発想で根強く誘発的で暗中模索な世界...
ここは「神戸南京町」。横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大チャイナタウンの一つで、華僑の集まった街は中華交易が盛んだったことを結論付けている。 横浜中華街を想像すればやや規模が小さいかなと思えるが、神戸は三宮に有名中華店が点在しており、チャイナタウンだけが華僑の集...
対話とディベート(討論)そして会話はどこが違うか。そんなことはSNSではどうでもよいことかもしれない。「繋がり」という言葉は、手紙を必要としない現在では、電子メディアにばかり使われているからだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 面識のない相手とツイッ...
夕日が落ちた時刻でさえ、なお一層、汗、汗、汗。精根を使い果たした疲れた体を引きずるように「ただいま~~!!」。 玄関を開ければ、夕御飯の煮炊き物の匂い。そして、冷えたビール、さらにジャスミンの香りする沸かしたてのお風呂。・・・まさに暗から明へと変化する一瞬を味わう時であ...
最近、感情の起伏が激しい。晴れたり曇ったり周章狼狽だ。昨夜は仕事の件で悩んで眠れなかった。自分でも解るほど感情が鬱に近い。 昔、心療内科医に「双極性障害」と言われたことがあった。やはり仕事の案件が障害を引き起こしているのが原因らしい。 こればかりは生活が懸かっている...
最近、昼の弁当に魚の缶詰めをよく持っていく。私は数年前の胃がん摘出手術でほとんど胃がないため、弁当の中身は確認するものの、ほとんど手を付けずに家に持って帰る。 せっかく作ってくれた家内には申し訳ないが、食が進まない原因の一つ。 さらに先日の血液検査で「亜鉛」が足らない...
シャ、シャ、シャ。心地良い音を立てながら、冷たくふわふわした「綿菓子」が透き通る器を山にする。 一口含めば、昔懐かしい「片瀬江の島」の蒼い夏が広がる。・・・・・・・・眉間がツンツンとして痛い。 額の汗を気にしながら、遠くに虚しい「ひぐらし」の声。 路傍の街路樹はよどみ...
私が少年「9歳~12歳?」のころに経験した昭和34年の「伊勢湾台風」と昭和36年の「第二室戸台風」は忘れることができないほどの大きな被害をもたらした。近くに流れる荒川が氾濫、被害甚大だったことを思い出す。 ーーーーーーーーーー しかし一方では年間行事であるがごとし、興味...
韓国が日本資本の資産売却を決行すれば、日本の金融関係は一斉に手を引くだろう。韓国の大手銀行は、ドルで決済しないと生きていけない。 資本流出への備えとなるのが通貨交換(スワップ)協定だが、韓国は米国とのドル建てスワップはすでに終了している。 最後のかなめである日本の金融...
本来記念日とは、記念となるようなできごとがあった日など、祝賀を意味するはずだが、不幸な事柄にも使うのは、なんだか悲しい気がする。「良い事象を祝う」という意味で用いる場合が正しい日本語源流だと思いたい。 ーーーーーーーー 太平洋戦争開戦、原爆投下、終戦。不幸な出来事...
「早く、起きなさいよ!」と、近くの街路樹から蝉が催促する。時刻は5時半、微風で涼しい。 早朝から土手伝に農業公園へと散歩。万歩計は10000を超えた。じんわりと背中に汗。自然に溶け込み気分は爽快。 早朝なので誰もすれ違う人はいない。人ごみにまみれての散策も疲れるが、...
碧空が徐々に群青色に変化し、ふと気づくと陽は落ちかけ西の空が茜色に染まる。まさに幻想的で万華鏡を除いているように見えた。 ここは黄昏時の神戸ハーバーランド。夕暮れ時から町全体がイルミネーションに輝き、昼間とは異なるロマンチックな憩いの場所だ。 阪神淡路大震災の悲しい被害...
あまりの暑さに我慢ができず、冷房の効いた商業施設にある本屋さんに逃げ込んだ。のどが渇いてふらふら。めまいがする。マスクで酸欠になりそうだ。 「エリウゲナ」や「プロティノス」の著書の売り場はどこ、と聞いてもピンとこない店員さんが多い。「70年安保」時代といえばカミュ、サルト...
帰省が規制。理解できない。感染拡大を引き起こす「Go To トラベル」は強力に推進している傍ら、お盆の移動はだめらしい。 旅行は良いけど帰省はダメ。ホテルに泊まるのは良いけど実家に泊まるのはダメ。観光地に行くのは良いけど故郷に帰るのはダメ。・・・・・ネットに不満が氾濫し...
近くのホームセンターの園芸売り場。暑さと格闘しながら暇つぶし。 ピンボケ覚悟の接写撮り。手が震えるし、老眼のせいかな焦点が合わないな。 人生に疲れを感じきたり。この花のごとく明くたくましく輝くべしめる若さ取り戻さまほしと日々願ふなり。叶はざらば、悲しからずや終焉をじっ...
梅雨明けを宣言するかのように、昨日は雷が大きく空に鳴り響いた。そして今日の朝は慌ただしく目覚まし時計の蝉の声。 早朝、わずかではあるが微風が優しく緩んだかと思えば、日が差してくると真夏の「じりじり」とした自然をも焼き尽くす猛暑へと変貌する。 灼熱の太陽が六甲の山並み...
阪神間では阪神大震災を境に閉店してしまったお店がたくさんある。 さらに、喫茶店の「開店」「閉店」のサイクルが10年以内と意外と短い気がする。自身の懐かしい「遠い昔の記憶」が一つずつ消えて思い出せないものを含めると数知れない「映像」がなくなり、空疎、空虚を感じてならない。...
【爆発現場から中継 爆発の瞬間映像/爆発原因は?】7/30(木)放送 福島中央テレビニュース/福島県郡山市で建物爆発
近くのパン屋さんが閉店するという。昔はお客さんがたくさん来てすぐ売り切れるほどであったが最近はコロナウイルスの影響でほとんど売れないという。店のマスター曰く、客筋が近くの大規模商業施設に流れ、毎月赤字が続いて商売にならないと嘆いていた。 私が若いころは、子供たちが朝早く...
最近、友人からよく言われる事。「えっ!また京都?」口癖である。私が京都に憧れるのは、名所、旧跡ばかりではない。老舗の喫茶店、河原町三条の近くにある「六曜社」である。 行列のできるような喫茶室。私が一番くつろげる場所の一つであるからだ。京都で行列ができるお店が目立つが、行...
開店前に勢いよく開くシャッターの音。早朝の静寂を突き破るかのように「ガラガラ、ガシャ!!」昔は当たり前であった。 追憶の中の故郷の街は人が生き生きとして活気に満ちていた。日が西に傾く頃は対面販売の響き渡る掛け声も今はもう昔の残像でしかなく、「活気ある関西下町の商店街」と...
仕事で京都四条河原町に出かけた。観光地「京都」ではあるがコロナの影響がここにまで及んでいるのにはびっくり。 ーーーーーーーーー 仕事帰りに老舗の鞄メーカー「一澤信三郎帆布・工房」を覗いてみたが客足が遠のいてガラガラであった。 数ある鞄メーカーでもここは特別、「行列の...
ここは「神戸元町南京町」。横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大チャイナタウンの一つで、華僑の集まった街は中華交易が盛んだったことを結論付けている。 横浜中華街を想像すればやや規模が小さいかなと思えるが、神戸は三宮に有名中華店が点在しており、チャイナタウンだけが華僑...
「忘却とは忘れ去ることなり。 忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」・・・・・・・・・・君の名は・菊田一夫 心理学を学んでいると必ず耳にする、無意味綴・連想価が頻繁に出てくる「エビングハウスの忘却曲線」。冪函数でも表すことができるのではないかと思う。 簡略すると 「忘却...
午前4時。哀愁を帯びた神戸ハーバーランドは、時間が止まったような錯覚に陥る。やがて薄ぼんやりと東の空が動き出すと、あたり一面神秘的な世界へと変貌する。 朝日がゆっくりと時を刻みだし、静寂した神戸の街は慌ただしく動き出す。そこには阪神大震災の面影は全くない。 新しく生ま...
梅雨の合間の午後8時一瞬雲が途切れ、何も遮るものがない天を仰ぐと広大なスクリーンが広がる。初夏に満天の星はどこまでも無限のパノラマ。こんな綺麗なロマンチックな夜空が無料で見れる「兵庫県佐用郡三日月町」。ここには下界の不条理や凄惨は一切ない。 洋楽に「Fly Me t...
昭和35年。・・夢去りぬ「霧島昇」。親父が好きな曲であった。母は、私が幼少のころ、肺結核で亡くなり私と親父の二人家族であった。俗に「父子家庭」。 夢去りぬ 夢いまだ さめやらぬ 春のひと夜 君呼びて ほほえめば 血汐おどる ああ 若き日の夢 今君に...
店の前に近づくとわずかばかりの漏れる音源に吸い寄せられるように扉を開けてしまう。 フラットでクリアな感じの高音、低音は締まってどっしりと聴かす高価な音響機器を目の当たりにした時から気分はすでにマイルスデビス。 そうした時代が昔はあった。東京在住の頃、アナログ・レコード...
何の意味があるのか全く分からん。おそらく経済を回すためだろうが、日々変わる政府見解。リスクを抱えて国内旅行??コロナの影響で仕事がなく破産寸前の貧乏人は到底縁のない話。金持ち優遇処置だ。明日の飯がない民への差別だ。 災害復興はどうした??予算がないんかい?? ーーーー...
今こうしてパソコンと向き合っている自分と、昨日パソコンに語り掛けていた自分とでは微妙に違っていることは確かである。 しかしその違いを認識できるのは根本的な普遍なる自分が存在するからではないか。 こういった発想は私のみならず、誰もが抱く発想で根強く誘発的で暗中模索な...
阪神大震災、町は壊滅状態であった。あれから23年。「がんばろう神戸」が合言葉であった。 インフラの復旧は迅速であり、世界の災害史の中でも驚くべき早さで復興を遂げた。港の活気は完全に蘇り見るものすべてが白く新鮮に輝いている。 近代神戸港の求めたものは「都市空間の復興」で...
電車、バスを乗り継いで金閣寺へ行ってきた。片道630円の遠足である。参道の入り口からすべてが静粛された歴史に深い感銘と日本の文化の重みを感じた。 当然、外国人にはそれ以上のインパクトを与えていただろう。「What a wonderful "Kinkakuji"! I w...
7月28日また一つ歳をとる。72回目の誕生日である。若き40代の頃は70歳まで生きていることを予想すらしなかったが、今となっては「一日でも長く生きていきたい」と思う反面、将来「老々介護」という一抹の不安を抱きながら「死」と向かい合わせの人生を送らなければならない。人生の...
関西は朝から天候がすっきりせず、雨が降ったかと思えば急に太陽が覗いたりと狂瀾怒濤とでもいうような状況だ。大降りではないが、一向に止む気配がない時もある。時折一瞬回復傾向になったと思えば、急に大雨が降るといったような天候が繰り返し、この様なぐずついた日は気分がすぐれない。 ...
日本語は、閉じた集団の中であいまいに合意を形成するのにはとても都合の良い言葉だ。 半面、無責任な言語でもある。例を挙げれば、「阿吽の呼吸」「暗黙の了解」「空気を読む」など外国では到底理解しがたい。 明確な発言をすると、責任がついてまわるとされるからだ。昔から日本人...
梅雨の最中ではあるが大荒れの天候である。列島各地で洪水や山崩れなど自然災害は容赦なくコロナ渦で混乱している我々を苦しめ始めている。 ーーーーーーーー こんな悪天候での散策やウォーキングは到底無理なので大阪、お勧め10選の中に入る大阪駅構内コンコース「 時空の広場」が頭に...
少年時代、真っ暗な押入れの布団によじ登り、中に隠れ丸くなり、自身の幻想的な世界の中に浸る冒険心。誰とも接することなくいつも一人ぼっち。寂しくも夜の匂いと夜の明かりが好きだった。 孤独で居ることが一番の安堵感として生活の中に溶け込んでいた「父子家庭」だった。 人生を振...
日本の鉄道や高速道路はトンネルの数が極めて多い。例えば高速道路。兵庫県から西に延びる山陽道では、長いトンネルは緩やかなカーブを描がいた構造が非常に多く、短いトンネルでも昼と夜との差ほど目が眩む。しかも上り坂では事故も多く渋滞が慢性的に発生する。 ーーーーーーーーーーーーー...
川上 眉山、有島 武郎、芥川 龍之介、牧野 信一、太宰治、田中 英光 、原 民喜、火野 葦平、三島 由紀夫、川端 康成、半田義之、金子 みすゞ、岡 真史。 先生たちの共通点は、あらゆる現世との矛盾から退避脱却し、不条理な世界に対して、死をもって抗議したのである。 話...
今日は久しぶりに娘のところへ車を走らせた。宝塚まで車で40分はかかる。 娘の家から歩いて5分に宝塚歌劇大劇場がある。歌劇の発祥の地とあって周辺は「おしゃれ」を施した「斬新な街」とイメージが強い。 すみれの花咲く「花の道」は紳士淑女の通う道と定義されるほど品位が高い。...
散髪屋の椅子に座ると自身の人生の変遷を真正面から見ることとなる。この椅子に座っている自分と鏡に映っている自分とは、確かに人格が違うと感じても不思議でない。二人の自分がいるではないか?・・・・「笑」。 鏡の自分が椅子の自分を威嚇する。20代から何ら変わらない同じ椅子。自身...
大阪梅田界隈には昔ながらの喫茶店が多い。 阪急電車の高架下周辺は「純喫茶」として外観からすでに昭和の期待が大きいといえる。 古くからの常連客に加え、若者の人気度が高く大阪には東京にはもう残っていないような昭和の思い出の詰まった「純喫茶」がまだまだたくさんある。 昭和...
神田といっても東京の神田ではありません。 ここはれっきとした神田発祥の地、兵庫県尼崎市。大阪と神戸に挟まれた、阪神イガースの「六甲おろし」の流れる阪神尼崎、中央商店街である。 通称、「三和」あるいは「神田中通り」。 以前は「日本三大公害」の一つ(神奈川県、川崎・三重県...
梅雨の最中ではあるが、昼過ぎあたりから急に空は暗くなり、時折、憂鬱な雨が降ってくる。 一週間の疲れを自由奔放に生きたいとする気持ちとは裏腹に朝も夜もなく空は鉛色に暗く沈んで、一日中部屋の明かりを消すことができない。 内に蓄えていく陰の季節から、外に発散していく陽の季...
人は歩きながら考えるか、考えてから歩くのか、歩き終えて考えるか、思案のしどころである。 私は、何も考えず歩いてみた。「忘却はよりよき前進を生む」。 銀閣寺を楽しむ前に、南禅寺、永観堂から安楽寺、法然院と哲学の道を歩きながら散策を楽しんだ。理屈はいらない。素直に楽しめば...
京都清水に行く時、必ず立ち寄る喫茶店がある。京都市東山区清水寺門前にある「五龍閣」。 店内に入ると竹久夢二の作品が所狭しと展示してある。とてもレトロで幻想的だ。 古文風に描くと「私曰く、竹久夢二の作品に惚れき。初恋の人によく覚えて胸熱くなる。懐かしき昭和の思ひ出は胸に...
知らない「料亭」や「お食事処」に入るのはとても勇気がいる。懐具合や財力の都合で家内とともに尻込みする店構えがとても多い。「時価」。心が折れそうになる もちろん、美味しいかどうかも分からない。料金の方は店構えである程度分かるが会計となるといくらかかるのかなあとドキドキしな...
「異邦人」で有名なフランスの哲学者アルベート・カミュの「ペスト」を再読してみると新型コロナウィルス拡大の現在において重複する面が多々あることに気が付く。 ペストという目に見えない恐怖、それに翻弄されるひとびとの心理や変化、人間性の「不条理な世界観」はいまだに輝きが衰える...
日本で最初に中華麺を食べたのは徳川光圀(水戸黄門)だとする説がある。歴史はかなり古い。 ラーメンは日本独自の食文化であると考えられるが、その理由にラーメン発祥の地の一つである、札幌の「竹家」や浅草の「来来軒」と文献にあった。 しかし、確実に解るのは明治中期頃から横浜で...
JR伊丹駅から阪急伊丹駅の間1キロの間には無数の居酒屋がある。通称「伊丹酒造通り」。 その理由は美味しい湧き水で有名な老松丹水があり、小西酒造を取り巻くように発展したとある。 小西酒造は灘五郎の一角でもあり「白雪」「老松」などの美味しい酒蔵で有名である。 阪急伊丹駅か...
コロナ渦中、仕事もなく破産寸前で家で酒浸りでぶらぶらしているのは体に良くないので久しぶりに家内と老々介護デート。マスク姿なので顔の一部だけを見ると二十歳代「笑。 大阪・東梅田のパンケーキ・コーヒー専門店「サンシャイン」はたまに立ち寄りお茶を飲むこ...
Ginkaku-ji, officially known as Jisho-ji, is a Zen temple which was constructed by the eighth Ashikaga shogun Yoshimasa, the grandson of...
今日はある大手週刊雑誌記者と同伴、現場に出かけた。最近盛り返した疑惑の場所は私の家から20分ぐらい車を走らせた距離。現在は以前のような面影はなくひっそりとしてすでに国有地となっていた。 校庭となる広場は一時的な公園に管理されている。建物の中には建築資材などが散乱していた...
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