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  • 言えたら癒えた

    昨年、沈黙になっても気を遣わずそのまま黙っているということができるようになった。今年は嫌なことは嫌だと伝えることができるようになりたい。これまで怒っても傷ついても、その場ではなんでもないことのように装ってきた。そのやせ我慢をやめて感情を出せるように、言うべきことは言えるように。なれるだろうか・・・Fさんから、昨年決めた日程を変えて欲しいと予定の日ギリギリに言われた。その日に他の予定を入れてしまったから...

  • 反対側の人

    自分が苦手とする人のタイプを考えてみた。あれもこれもと浮かんできたが、突き詰めた結果、ひと言でいうと「我が強い人」というのがしっくりくる。私はどうやら、ズケズケ、グイグイ、ズカズカ、ガツガツというオノマトペが似合う言動に嫌悪感を覚えるようだというのがわかった。私の、義母に対する印象がそれ。義母は常に自分優先で、頑として要望、主張を譲らない人。例えばお土産の箱を渡すと、まず中身と味に種類があるのかを...

  • 失敗を笑えるメンタル②

    前回からの続きです。翌日まで待ってドキドキしながらアプリを起動してみたところ、アカウント停止は解除されていなかった。それどころか「これは決定事項で再度の異議申し立てはできません」という意味の文言が見える。前日送るべき“写真”とは、スナップ写真ではなく、免許証やパスポート等の「写真付き証明書」だったようだ。我ながらバカすぎる!先方が何のために写真を送れと言っているのかを考えれば、スナップ写真を送ってど...

  • 失敗を笑えるメンタル①

    SNSは見る専門の私が、友人の仕事の手伝いのため新たに某SNSに登録することになった。昔の知り合いと再度関係を構築できるかも!というのが売りの、本名必須というあのアプリ。そのコンセプトは個人的には望まないことだが、必要に迫られて今回登録は致し方ない。アカウント作成のために検索していたところ、「○○ アカウント登録 バレたくない」こんなワードが出てきたのですかさずクリック。すると「○○を他人には見せない自分だ...

  • 柳が風に吹かれる状態

    久しぶりに友人の口から「柳が風に吹かれる状態」という言葉を聞いた。昔からの彼女の口癖だ。介護から少し解放されたと思った矢先、今後はお子さんの進学について家庭内で齟齬が生じているという。男兄弟がいないからか父と息子という関係性がいつまで経っても謎、とご主人と息子さんのことを嘆いていたが、電話の向こうから聞こえてくる声は明るかった。「柳に風」と辞書を引くと、さらりとかわす、受け流す、逆らわないことで災...

  • ネガティブ長女 やむことのない憂鬱

    気が付けば1日中マイナスなことを考え、ネガティブなひとり言を言っている。いつも夜中に目が覚めて、また悲観のループ。暗闇の中でため息をつきながら、打開策を探す。暗い方暗い方へと考えるからいけないのではないか。自分で自分に呪いをかけているのではないか。無理にでも明るい方へ自分を引っ張り上げる努力をしたら、何かが変わるかもしれない。「よし、明日はネガティブな言葉を言わない日にしてみよう」そんな決心も虚し...

  • 断ることの成功体験!

    数年前から周りで、新しいことを始める人が増えている。子育てが一段落して、ここからはしばし「母や妻としてではない自分」のために時間を使いたいと考える人たち。その中の一人、手芸が得意なAちゃんが思い立ってハンドメイド小物を売り始めた。これまでパート先やお子さんの学校で作品を褒められた経験から、職場の人やママ友を対象とした商売。大物は売れないけど小物の注文はちょこちょこ入ってて結構バタバタしてる、というL...

  • ノーガード?

    コロナ禍になる前は、よく人に道を聞かれた。一昔前は現在の時刻を聞かれることも多かった。先日読んだ記事によると、人は意識、無意識問わず、相手のリアクションで自分が不愉快な思いをしないと確信できる「安全パイ」を選んで声を掛けるという。更にその安心感は、自分が相手より優位に立てるという自信からくるのだそうだ。安全パイと言われれば、確かにそうかもしれない。情けなくも威厳、風格、凛々しさ等の言葉とは遠いとこ...

  • 義母の集大成??

    「最近は直葬っていうやり方のお葬式?それが増えたみたいよ」お墓参りに行く道々で、何を思ったか義母が急にそう言った。話すうちに義母が直葬に対してかなりの嫌悪感を持っているとわかり、ちょっと驚いてしまった。直葬とは通夜や告別式を行わず、火葬式のみを執り行う弔い方。メリットはシンプルである、ということだろう。費用のこともそうだが、かかる時間が最小限で済むということは、参列する人の負担を減らせるということ...

  • 人型ロボットへの夢

    ”テスラが人型ロボットの開発に着手、来年中にも試作品完成の見込み”このニュースに登場したロボットに見入ってしまった。ちゃんと人の形をしたロボットがさほど違和感もなく動いている。そこに未来的なものと同時に、何か親しみや希望を感じた。将来的にこのロボットが、人間には危険だったり退屈だった作業を行ってくれるという!それを知ってからというもの、ロボットに夢を膨らませる毎日(笑)20~30年後、このロボットが目をみ...

  • 踏み込みNG

    「お給料っていくらなの?」他人にそう聞くことは、一般的にはNG。しかしこの手の質問をする人は大抵他人の懐事情、学歴、病気等、あまり言いたくない部分についてもどんどん質問してくる。聞かれた人が口ごもったり話を濁したりと、明らかに答えたくないというのを表しても、諦めずに追及するのだ。グーグルマップで他人の住処を確認した後に、その地域の物件価格の相場を調べるのが趣味だと豪語している人という強者?もいる。ど...

  • 伝われば、それで良いのかも

    近所で人気の和菓子屋さんの前をたまたま通ったら、その日はお店を閉めていた。シャッターが下ろされ、「臨時休業」と手書きされた紙が貼られている。前を通って美味しそうなお団子やくず桜が見えると買って帰るのが常なのだが、その日は叶わず少しがっかりする。年末年始以外はいつも開いているお店というイメージだったので、珍しいなと思いながら通り過ぎた。その後ふと、そういえば「臨時休業」としか書かれていなかったなと思...

  • 独居の高齢親が骨折

    近県で一人暮らしをする母が、先月骨折し救急搬送された。連絡を受けて取るものもとりあえず搬送先の病院に向かったが、今はコロナ対策で面会ができない、という特殊な状況。入院に必要な物を病院に持参しても、入れるのはナースステーション前までで、そこで看護師さんに荷物を渡してお願いするという形態になっていた。運ばれた日から現在まで、母に会ったのはトータルで5分もない。手術当日に、オペ室に向かう時と終わって出て...

  • STOP お節介!

    前回の続きです。小学生の頃、今でいう母のママ友の子供が欠席したという話を聞くと、母はいつもその子の家に電話をするようにと私に言った。体調が悪くて休んでいる人に電話は迷惑なのではないかと遠回しに言ってみても、それは間違いだと諭される。「休んで学校の様子がわからないからこそ知らせてあげるべきでしょ。お見舞いの気持ちも伝えてあげれば嬉しいのよ」と。そんなこともわからないのかと、そこでまた母にガッカリされ...

  • 気遣いのさじ加減

    「人との距離感」というワードに反応してしまうのは、程よい距離感がわからずいつも困ってしまうから。私の母方の実家は体育会系のノリがある。年少者は年長者のために先回りして気を利かせて動かなければならない。子供の頃からこれを徹底して教えられた。それでも昔は率先して荷物を持つ、例えば病院のデイルームなどで飲み物を買いに行くというような場面ではすぐに皆から注文を聞いて買いに行く、必要だと誰かがつぶやいたもの...

  • 付いていかねば

    コロナワクチン接種の話題を耳にしない日はない。テレビを通して聞くのはワクチンの種類、効力、副反応、接種率等多岐に渡ることだが、私の周りでは親など高齢者の接種の日程と、予約に関することがほとんど。先週のお昼休憩の時に60代の方が、実家のお母様がネットでの予約について「何が何だかさっぱりわからない世の中になってしまった」と嘆いておられるという話をしたところ、その場にいた方達からは結構な同意の声が上がった...

  • めんどくさい人

    テレビやネットで見聞きする「めんどくさい人」という言葉が苦手。それは恥ずかしながら、他ならぬ自分がめんどくさい人そのものだと自覚しているから。聞くたびに心にチクチク刺さるので、聞くのも言うのも避けている。そんな私でさえ、これはめんどくさい人だわ、とNGワードを使うことを自分に許可した日のこと。私の数少ない外出先である図書館。コロナ禍になってからは、なるべく短時間で切り上げるため返却と予約本の受け取り...

  • 電話、苦手です

    最近電話を掛けることがほとんどない。母と話す時くらいだろうか。通信手段のメインは、LINEでの文字やスタンプでのやり取りになっている。そうやって縁のない生活をしているうちに、すっかり電話が苦手になっていた。そんな中、コールセンターに問い合わせなければならない案件が発生した。昔使っていたネット銀行の口座を久しぶりに利用しようとしたところ、ログインができなくなっていたのだ。銀行のサイトには、IDがわからない...

  • お静かに!

    私の癒しの場所のひとつが図書館。書架に並んでいる本の背表紙を眺めながら歩くのが楽しい。コロナ禍の今は叶わないことだが、以前はよく長時間星野道夫さんの写真集に見入っていた。静かな雰囲気の中にいることで心を落ち着かせる、というのも私の図書館の楽しみ方。最近その平和と秩序が乱されているようだ。最たるものは、高齢男性たちの新聞の取り合い。以前から午前中や夕方に行くとそんな現場を目にすることはあったが、一瞬...

  • 呼ばれ方の妙

    テレビで中年以上と思しき一般人へのインタビューの際に、取材対象者を「おとうさん」「おかあさん」と呼んでいるのをよく目にする。名前を知らない相手に対して唐突に二人称を使うのは、確かに難しい。取材で、おまえ、あんた、というのはまずないと思うし、あなた、というのも、使う人や状況を選びそうだ。おじさん、おばさんではなく、おとうさん、おかあさんなのは、そちらの方が無難ということか。「~について、おじさん(お...

  • 「子供はいないんです」と言うタイミング

    新年度になり、新しい社員が異動になってきた。その中の一人が、60歳前後と思われる男性Tさん。休憩がずれ込んだYさんと私が休憩室にいると、そこにTさんがやって来た。名前を聞かれたので再度名乗ると、そこから苗字の話に。Tさんは苗字のルーツを調べるのが趣味だそうで、ご自分の苗字について一通りの解説をした後、Yさんや私の苗字のこともすぐにいくつかの可能性を示してくれた。日本全国の地理や、遠くは平安、鎌倉時代まで...

  • べき人間、怒りをちゃんと受け止めてみた

    先週からモヤモヤしていたのは、またもや義姉家族絡み。お彼岸に義理実家に行った折、この春に就職する義甥と義姪へのお祝いを渡してもらえるよう義母に預けた。数日後、夫宛に義姉から、こんばんはのスタンプと義姪の袴姿の写真1枚のみがLINEで送られてきた。しばらく待ったが、続きはなくそれで終わり。お祝いの件はまったく触れられておらず…義母があまりにも嬉しそうに義姪の卒業式の話をしていたので、機会があったら写真を見...

  • 忘れることの効用

    会話の中で「それって何だっけ?」と度々言う職場のFさん。都度説明する側はまたかと苦笑はしつつも、雑談の中では特に問題はない。ただこれが仕事となると笑いごとでは済まされず、当然叱責される場面もあるが、Fさんはその場では落ち込むものの反省は長くは続かず、2日もすればまた「何だっけ?」と聞く流れになっている。アルバイト先は業務の中に細かい決め事が多い。ミスをすると流れに支障をきたし他の人にも迷惑が掛かるた...

  • 衣替え 季節が終わった物の収納

    先週衣替えをした。私の場合、クローゼットのハンガーに掛かっているものは年間通して動かさないので、衣替えは主に引き出しの中身の入れ替えになる。去年から季節が終わった物の収納に使っているのがこれ。3coinsの「クリアボックス バッグ」の LLサイズ。冬物(主にニットやマフラー類)23着入れて、まだ若干余裕あり。スキーウェアが場所を取っているが、それがなければ物によっては30着以上でも入るのかもしれない。これは空...

  • 思索中・・・

    ヒプノセラピーの中で、特に希望して前世療法を受けてみた。結論から言うと、私の場合は明確に「これが前世か。納得」という実感は得られなかった。事前に見聞きしていた中には、クリアに五感で捉えることができる体験をした方もいるとのことで、例えば戦場のような場面で硝煙のような匂いを感じたり、軍服の自分を見たり。服装や食べ物から、おおまかに時代や国がわかることもあるという。私の場合はそういったことは無かった。前...

  • ヒプノセラピー

    ヒプノセラピーを受けてみることにした。ヒプノセラピー(hypnotherapy、催眠療法)は心理療法のひとつで、催眠状態に入って自分の内面と向き合いながら、悩みやストレスの原因を探ったり、解決の糸口を見つけたりする療法です。 普段の生活の中で私たちが感じている意識は「顕在意識」と呼ばれます。それに対するものが「潜在意識」で、普段はほとんど自覚していない意識を指します。ヒプノセラピーで催眠状態に入ると、きわ...

  • 嘘からでたまこと、ならぬ「フリからでる理想」

    仕事帰りにゲートで警備員さんに挨拶をしたところ、「夕方でも元気があるね」と言われた。「仕事が終わったからですよ」と返事をすると、「いやいや、いつも溌剌としてるじゃない」と思わぬ言葉が返ってきた。ハツラツ?私が!?自分としては最も縁遠い形容で、どうにも馴染まない。しかし、だからこそ職場では正反対の自分を演じているわけで、それがうまくいっているということなのだと、なんだか嬉しかった。大きくキャラを繕っ...

  • 悪口の報告要りません

    「○○さんがあなたのことを~だって言ってたよ。◆◆みたい」「○○さんが△△さんのこと、『あの人は~だからね』って言ってたの。◆◆っぽいよ」~に冷評が入る、このフレーズを頻繁に口にする人がいる。◆◆には、怒っている、呆れている等のネガティブなワードが入るのだが、その部分はおそらくご本人の主観だと思われる。わざわざ触れ回る意図を考えた時、そこに私ははっきりとした悪意を感じる。本人に告げ口する場合は、ショックを受け...

  • 悪い予感に囚われない

    朝、お茶を淹れようとした時に急須の蓋が中に落ちてしまった。途端に心に暗雲が立ち込める。間の悪いことに、その日は苦手とする近隣の会合がある日。何か悪いことが起きるのではないか、と今から始まる一日への悪い予感。会合のネックとなっている老人の、常軌を逸した言動が浮かぶ。本来急須の蓋は、悪い予感とは何の関係もない。割れたわけでもなく、すぐに取り出して解決、以上!・・・とはいかないのが私。自分でも驚くほど素早...

  • 妹には母、私には依存してくる高齢者

    母の今後の住処を探す「作業」がずっと続いている。独居は限界だと訴える割に、こちらが具体的な選択肢を示しても、真剣に検討する様子がない。今の生活を変えたくないのが本心なのかと思い、そう問うと否定する。そして、高齢の自分が日々いかに不安を抱えているか、寂しいか、大変かを堰を切ったように話し出す。だからこそ安心な住処を見つけようと言っても、生返事。母にとって私が愚痴のゴミ箱であることは、今も昔も変わらな...

  • 心の荷物を下ろす

    昨年から始めたこのブログ。今までの書いたことを、すべて読み返してみた。なるべく第三者的な見方で、と試みながら。所感としては、まず、性格悪いな、暗いな、弱いな、ピリピリ生きてるな、というのがくる。今までの私ならここで自責の念に駆られ、ああでもないこうでもない、と負のループに陥ったことだろう。でも今回は「苦笑」する余裕がある。本音を語ることで、心が救われるのだと実感した。とは言うものの、目標である自分...

  • 自分にベクトルを向ける

    義母が例年通りにお正月をやる、と言ったことでその身勝手さに腹を立てていたが、怒りの感情に流されている場合ではないと考え直した。本人に危機感がなく、何を言っても不機嫌になるだけなのだから、こちらが気を遣うしかないのだ。今私がやるべきことは、義母の不見識にイライラするのではなく、少しでも感染のリスクを減らす方法を考えること。義姉家族に関しては私がどうこうできないが、もしも自分が既に感染していたら、とい...

  • 自粛なきお正月に絶句

    「今回のお正月は皆で我慢」と毎日のようにテレビで呼びかけている。医療現場の苦境や医療崩壊の危険性も、関係者から切実に訴えられている。まさかこの状況で、例年通りお正月に義理実家に集まることになろうとは…義母は高齢のうえ、コロナが重症化する可能性が高いといわれる持病がある。常日頃自分の健康には人一倍気をつけている人なので、当然自制できるのだと思っていた。コロナ感染の状況が再び悪化し始めてから、夫とお正...

  • やっぱり「No!」を貫けない

    人前に出るのは苦手。誰も見ていないとわかっていながら、そういう場面になると極度に緊張する。とても嫌いな言葉だが、自意識過剰なのだと自覚している。自意識過剰に関連するワードとしてよく挙げられる中で自分に当てはまるのは、他人への自分の言動を気にする、振り返って自分を責める、四角四面、自分のキャラを作る、人の要望を読んで沿おうとする、自分に向けられる悪意に敏感…改めて書き出してみると、また情けなくなる。...

  • 気持ちに「あそび」がないんだなぁ

    事あるごとに笑顔で「真面目だよねぇ、偉いよ」と私に向かって言う人がいる。その言葉に私に対する呆れ、苛立ち、侮蔑がまぶされていることには、もちろん気付いている。先日はそこに「私は考えなくその時々の気分で喋ってるだけだから、振り回されないでね」と付け加えられた。以前、そのことを考えるのも苦痛になった、とその方が言った共通の趣味を話題に出さないようにしていたところ、最近になって「なぜこの頃その話しないの...

  • 変わり身とか処世術とか

    職場では、本来の自分とは真逆の明るく元気な風を装っている。他人の批判や悪口のはびこる職場で、演技に注ぎ込むパワーのうち多くを、私は鈍感なんで気付きません、わかりませんのフリに費やしている。悪口は言うべきではないから、などという高尚な理由ではなく、ひとえに巻き込まれたくない保身から。年明けに入社することになったTさんについて、昔子供さんの学校でトラブルがあったというDさんが、ここのところ噂を広めている...

  • 過ちを指摘された時の対応に学ぶ

    先日朝のニュース番組で、千葉の浜に大量に打ち上げられたハマグリを拾って持ち帰る人たちを取り上げていた。突然の幸運に喜ぶ微笑ましい内容なのかと思いきや、そうではなかった。漁業権を持たない人の収得は違法だそうで、暗にその行為を咎める前提で当事者たちに話を聞いているようだった。インタビューに答える口ぶりから、浜にいる多くの人が違法を承知していると思われた。過ちを指摘されて謝る人はいなかったのか取り上げら...

  • 見ざる聞かざる言わざる

    ...

  • 義母の静かな怒り?

    先日訪ねた折、義母はとても機嫌が良かった。天気の話にとどまらず、庭のみかんや柿の木の話、更には私の母の体調まで気に掛けてくれ、いつになく多弁なことにこちらも驚くような、ホッとするような気持ちで会話ができた。近所のお蕎麦屋さんでの食事後も、伝票を持とうとした私を「いいからいいから」と制し、ごちそうしてくれた。いつものコースで、その後はスーパーに行く。買い物の途中で会った時には、今日はお醤油が安いよと...

  • もっと気楽でいいんだ

    悪気ない言葉が、人を怒らせることがある。自作のマスクをしていたSさんに、Uさんが「あら、その布私のお弁当包みと一緒!」と言った時もそうだった。Sさんが「この布が気に入ってマスクにしてみた」と言うのを聞いてのUさんの発言だが、Sさんがムッとしたことに私は気付いた。特段怒りを覚えそうな内容とは思えないが、Sさんならこだわるかもしれないという気もした。それから2週間くらい経った時に、たまたまSさんがその件を愚痴...

  • 母の手にまつわる寂しい思い出

    子供の頃、母と手をつないだ記憶がない。覚えているのは、何度か手をつなごうと試みて「重い」と振り払われたこと。抱きつこうとして「気持ち悪い!」と避けられたことは、心に刻まれている。幼い私の手を取ってくれたくれたのは、いつも母方の祖父母だった。私が高校生の頃、母が少し足を悪くした。杖を使うほどではないが、足元が悪い時にはハラハラする。段差がある時に思わず手を差し出すと、また振り払われた。母はそういう時...

  • 誰もがありがたがる訳じゃない

    職場には早番、遅番があり、各数人ずつシフト制で回している。朝の準備があるため、早番の方が業務はかなり多い。中に朝までに届いた書類のプリントアウト、ホチキス留めと、それを仕分けして該当する宛先のカゴに入れる作業がある。単純作業なのだが量が多い。書類ごとに使用するホチキスの種類や針の位置に気を遣う必要があること、セットするカゴが30種類以上あることから、時間と手数を要する。これを決まった時間までに完了さ...

  • スマホのためなら!?

    突然スマホに「SDカードへのアクセスエラー」というメッセージが表示されるようになった。「SDカードが原因で動作が不安定になる可能性があります。この通知が繰り返し表示される場合は、SDカードを交換することをおすすめします」動作が不安定と言われれば、思い当たるフシはある。SDカードが原因かはわからないが、搭載カメラのシャッターがきれるのに時間がかかったり、電池のもちも良くないかも。でもスマホを替えてからまだ1...

  • 介護施設選択の難しさ

    母の引っ越し先を探すにあたって、これから先のことについては、色々な可能性を考えなければならない。父のことで、病院で亡くなるというのが当たり前ではないと実感した。何かで、病院で亡くなる割合は7~8割と見たが、ちょっと意外だった。「原則として3ヶ月で退院、転院」というルールに苦労したという話を、頻繁に耳にするからだと思う。この割合の詳細はわからないが、介護施設に居住していて病院に救急搬送されて亡くなった...

  • 親の行く末

    職場の方が急遽退職された。90代のお母様がデイサービスに行くことを断固拒否されるようになったこと、認知症が進んでいるのでお一人での在宅は無理だということが理由だった。「最近あっちの世界にいる時間が長くなってしまったようでね…」お母様がわからなくなっている時間を「あっちの世界に行っている」、とその方は言い表していた。辞めたくはないけど仕方がない、親のことだから。最後の挨拶のその言葉は、高齢の親を持つ身...

  • オープンなのは苦手です

    気付けば9月も中旬。コロナが身近なものになったのは、今年になってからだっただろうか。今や「コロナ」という言葉を聞かない日はない。外出時にはマスク。スーパーに行けば、まず手の消毒をして買い物終わりにまた消毒。そんなことがいつのまにか身に付いている。周りとの距離感も変わった。私の周りでは「コロナが収束したら是非!」という決まり文句のもと、人との外出や食事もしないのが普通になった。外出嫌いの私はともかく...

  • 沈黙に慣れる練習

    年々人と会うことが苦痛になっていた。仕事でもプライベートでも、また相手が誰であっても関係なく、常に早く家に帰りたいと思ってしまう。そして帰宅後は決まってグッタリ。その原因が自分にあることはわかっている。神経を張り詰めて空気を読み、過剰に気を遣っているからだ。人の役に立ってこそ存在する意味がある。常に相手が何を望んでいるのかを考えて叶えること。これは母や叔母に求められて身に付いた、子供の頃からの悪癖...

  • 憂鬱になる 近隣の厄介者

    スーパーのレジで、会計後に怒鳴り声をあげて飛沫防止の仕切りを引きちぎったというニュースを見た。顔にモザイクがかかっていたが、中に白髪がわかる映像があり年齢を推測できる。ゴミ屋敷、鳩や猫に餌をやる、道にはみ出した枝を切らせない、大音量で音楽を流す、通る人に怒鳴る、近所に糞尿を撒く等々。レジのニュースは東京の話だったが、地域、年齢に関わらず、迷惑者の話には枚挙に暇がない。この近隣にもそういう老人がいる...

  • 職場は「ムラ社会」

    私は今の職場を「ムラ社会」だと思っている。勤続年数が長いパートやアルバイトが多いからか、目に見えない結束のようなものがあり、「よそ者」たる新人はおいそれとは受け容れられない。私自身これまで何度か「新人」という立場を経験してきたが、数年前に今の職場にアルバイトとして入った時が一番大変だった。そこにいる人たちの中には、同じ町内、ママ友、習い事が一緒等、職場以外のつながりがある場合もあり、私のようにつな...

  • やるせない思い

    寮美千子さんの『あふれでたのはやさしさだったー奈良少年刑務所 絵本と詩の教室』という本を読んだ。(西日本出版社)作家である寮さんが最初は近代建築好きとして、明治時代に建てられた赤煉瓦建築の「奈良少年刑務所」に興味を持って矯正展に行ったことからきっかけができ、約10年に渡って186名の受刑者に詩の授業をした記録である。授業の主体は各々が作った詩を発表すること、それを聞いた他の人が感想を言うこと。「自己...

  • 姑コンジョウ

    昨秋4人の知人が続けざまに「姑」になった。そのうち半分が、結婚式から3ヶ月程経った頃から、息子さんのお嫁さんに対して批判めいた愚痴を言い出した。その内容は多岐にわたっている。靴の脱ぎ方、手土産、包丁の使い方、料理の盛り付けから、会話に気遣いがない等々。ただし「別にいいんだけどね」という言葉が、最初か最後に必ず付く。「意地悪な姑」というのは、自身の気持ちとしても、他人からそう見られるのも避けたいとこ...

  • LINEの名前をアレンジしてみた

    スマホのアプリで、よく使うもののひとつがLINEだ。使いこなすというレベルには程遠いが、友人との他愛ない会話やアルバイト先の連絡まで、今私にはこれが主なコミュニケーションツールになっている。場合によっては、スタンプひとつでやりとりが成立するのがありがたい。私たちのやり取りを目にした友人のお嬢さんには「今時スタンプ使い過ぎじゃない?」と笑われる。「オバチャンたちにはいつでも充分新鮮なのよ」と返しているが...

  • minneでマスク購入

    不織布マスクが暑い!洗って使うと、微妙な毛羽立ちで鼻がかゆくなり、うっかり顔を触ってしまいそうになる。職場で爽やかな見た目のマスクをしていた方がいたので聞いてみると、リネンマスクとのこと。不織布よりはかなり良いような気がする、という感想を聞き早速検索をしてみた。検索結果にminneがあったので、なんとなく見てみた。手作り通販のminneやcreema、聞いたことはあったが、お裁縫がまったくダメな私には縁がないもの...

  • 子なし夫婦の相続② 遺言書保管への準備

    「法務局における自筆証書遺言書保管制度」を利用するための準備を始めた。(この制度についての記事はこちらをご覧ください)(情報を集めつつ、実際やってみたことを書いていこうと思っています)以前、若い頃にいた会社でお世話になった先輩から頂いたお電話で、子供のいない夫婦の相続で起こった辛いお話を聞いた。やっと心の整理がついたから、とその時先輩が話してくださった内容はこうだった。数年前に御主人を亡くされた時...

  • 正義の人

    最寄りの図書館に行った時のこと。コロナ感染拡大防止でしばらく封鎖されていたが、最近ようやく館内閲覧ができるようになった。閲覧席もイスが離されたりと、多少レイアウトが変わっていたが、一部使用は可能なようだ。詳細を確認したところ、申請制で一人日に1度、1時間以内ということだった。コロナ規制前に図書館でよくお見掛けした方数人が、各々新聞や本を読んでいる。話したことはないが、なんとなく久しぶりに知り合いに会...

  • 十数年ぶりの子宮がん検診

    昨秋以来、不正出血を気にしていた。「閉経後 不正出血」とネット検索をすると、「閉経後の不正出血は早めに病院に行くべき」」と書いてある。病院が苦手などは言い訳にもならない。まして婦人科など、みんな行きたくないのだ。自分を叱咤して病院を探し始めようとするのだが、その前にと悪あがきをする。先ほどのワードに「更年期障害」を足して再検索。すると今度は、更年期が原因と解釈が可能な、少し安心できる記事に行き着く...

  • 子なし夫婦の相続 新制度は強い味方になるか

    明後日、令和2年7月10日から「法務局における自筆証書遺言書保管制度」が開始される。http://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html私なりの、それもかなりざっくりとした理解ではあるが、これは自分で書いた遺言書(*注 正しい書き方でなければならない)を法的に通用するものとして、法務局が安価で保管してくれるという制度。遺言書がない遺産相続は、基本的に以下のようになる。<子供がいる場合>遺された配偶者が1/2、あ...

  • 横着ノーメイクの救済策

    このところ殆どメイクをしていない。これ以上シミが増えることは避けたいので、外出時日焼け止めは塗るが、それだけ。アルバイトが再開した6月の初めは、せめて仕事の時だけはとファンデーションを塗っていたが、だんだん気が緩んできた。もともとお化粧は好きでも上手でもない私にとって、マスク必須の現状で顔が半分隠れるとなると、もうすっかりノーメイクでOKという心境になっていた。しかし蛍光灯で明るく照らされたエレベー...

  • 頑張りが人の迷惑になるとき

    朝7時前にスマホが鳴るとびっくりする。私の中では、その時間の連絡は緊急を要するものという認識だからだろう。咄嗟に良くないことを考えてしまう。まず浮かぶのが、高齢で一人暮らしの母と義母、叔母たちのこと。次がアルバイト先からのシフト交代の要請。冷静に考えれば、鳴ったのは電話ではなくLINEの着信音。緊急の連絡ならば、固定電話にかかってくるはずだ。スマホを手に取るまでの短い時間に、そんなことを考える。そして...

  • 義理実家との距離感

    私の父が亡くなった時、妹の義理実家と、私の義理実家の対応は正反対だった。妹の夫のご両親は、遠路駆けつけて、お通夜、告別式とも泊りがけで参列してくださった。母と私や夫にも、行き届いたお気遣いや優しいお言葉を頂き、心が温かくなった。一方こちらの義両親や義姉家族の振る舞いは、かなり素っ気ないものだった。葬儀の後に挨拶に出向くと、義母は「で、お香典の立替えいくらだっけ?」と私の前で財布を出し、義姉夫婦から...

  • 空気を読むか、言いたいことを言うか

    今年度異動になってきた男性社員Oさんは、なかなかにアクの強い人らしい。年度初めに、着任の挨拶をするよう促されたOさん。「僕は技術系の人間です。なのになぜ今回現場に異動になったのか。未だに納得がいっていません。とりあえず1年耐えますが、来年は必ず異動します。そういう訳で、ここでの仕事を覚える気はありません。やって欲しいことがあれば、その都度言ってください。あと、毎日定時退社しますので」初めましてとかよ...

  • 使い勝手のいい係やめます

    独身で高齢の叔母から、遺産相続について相談したいと連絡があった。数か月前にも言われて気が重かったが、コロナ禍で延び延びになっていた。今回の具体的な日程を挙げての打診には、相変わらずの強引さが滲んでいた。叔母は世話好きで社交的、他人に気を遣う好人物。けれど、私には時折意地の悪い本性を見せる。私以外の甥姪にだけ物やお金をあげた、食事をごちそうした、それを言うためにわざわざ電話をしてくるのだ。内容はどう...

  • 家にいると心が安らぐ

    過敏性腸症候群の私は、外出が苦手だ。子供の頃からお腹が弱かった。試験など緊張することがある時は、特にお腹の調子が悪くなり、朝から何度もお手洗いに行き、正露丸が手放せなかった。会社員だった頃は、通勤が本当に苦痛だった。電車に乗っている間にお腹が痛くなり、次の駅に到着するまでの間を果てしなく長く感じながら、冷や汗を流したことも数知れない。通勤経路にあるすべての駅について、トイレの位置を把握していた。更...

  • 子なし夫婦にはお墓も重い

    仏壇に引き続き、次はお墓の問題。私たち夫婦が結婚した時に、義両親がお墓を購入したと聞いてはいた。義父の納骨の予約をする時に、私は初めてそこに行った。管理事務所で、納骨の予約と同時に、義父から夫へと名義人の変更を行う。その後、まだ誰も入っていない墓所に案内された。苗字が刻まれた墓石を目にした時、私もここに入ることになるんだよな、と脳裏をよぎった。先祖代々のお墓ではない。「入居予定」は義両親と夫と私の...

  • 子なし夫婦には重い お仏壇の行く末

    義父が亡くなってまもなく、四十九日に向けて、本位牌と仏壇を買わないと、と義母が言い出した。「先行きお宅に置いてもらうようになるんだから、好きなのを選んで。お金は出しますから」自分亡き後はお願いできる?という相談ではなく、まさしく申し渡し。時代劇のように、こちらが「ははぁー」とひれ伏してしまいそうな威圧感。しきたりや礼儀に無頓着だと思っていた義母の、意外な一面を見た気がした。義両親の兄弟姉妹が亡くな...

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