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ブログタイトル
爺さんが伝えたいこと
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寡黙に生きて来た爺さんが、若い人達の為に役に立つならば、幸いです。
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302回 / 365日(平均5.8回/週)

ブログ村参加:2020/07/01

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kouzaneさんの新着記事

1件〜30件

  • 見てはいけない神様

    伊豆七島に数えられる神津島は、東京から南へ180km下がった所にある小さな島である。民話によれば、伊豆諸島を創った神々の集会場所であった事から、その名が付いたという。だが、この島に居るのは幸福をもたらす神ばかりではない様で、中には招かれざる神もいる。それが「二十五日様」と呼ばれる神様だ。この神が来る旧歴の1月24日の前後に島民は、仕事を休み外出を控えるのがならわしである。雨戸を閉め早々に就眠し、間違っても夜中に外を出歩いたりしない。何故なら、二十五日様の姿を見た者には災いがもたらされるという伝承があるからだ。日が暮れると、神社の神職らが二十五日様を迎えに港へ出る。そして村のあちこちをお参りして廻る。万が一にも途中で出会ってしまった場合は、もう一度その儀式を最初から始めなければならないのである。この二十五日様の風...見てはいけない神様

  • オソロシドコロという聖地

    対馬は長崎県沖の玄界灘に浮かぶ国境の島である。面積の9割を緑が占め、固有の動植物も多い自然豊かな島だが、この島にはかつて立ち入り禁止とされてきた場所がある。その名も「オソロシドコロ」だ。オソロシドコロは、対島に伝わる独特の宗教「天道信仰」の聖地である。7世紀後半に島の南部のツツ地区に一人の男子が生まれた。母は虚船(誰も乗っていない鉄の船・日本に伝わる伝説の乗り物)に乗って漂着した高貴な身分の女性で、太陽に感精して懐妊したという。天童と名付けられた男子は、嵐をまとって空を飛ぶ事ができる超能力者で、成長すると「天童法師」と呼ばれる様になり、時の天皇の病を治した事もあった。この天童法師の不思議な妖力に人々は信心を寄せ、やがて太陽と結びつけた天道信仰が根付いたのである。オソロシドコロとはこの天童法師の墓所である「(表)...オソロシドコロという聖地

  • 危険な急階段の聖地

    東京都港区の愛宕(あたご)山は標高およそ26mだ。周囲を高い建物に囲まれているので山という印象はないものの、23区内では最も高い山である。現在の様なビル郡が無かった江戸時代には、房総や筑波まで見渡せる眺めのいい名所だった。山頂には徳川家康が建立した愛宕神社があるが、本尊は家康が以前から大切にしてきた地蔵尊だ。この地蔵尊は防火の守り神なので、火除けの神様として信仰されてきた。さらに、本尊に祈った事で家康が天下を取れたという話が広まり、開運や勝利運にもご利益があるとして信仰を集めたのである。愛宕山を訪れる人々は、基本的には「男坂」と呼ばれる急勾配の階段を登るか、比較的緩やかな「女坂」を登る事になる。また現在は境内の裏にはエレベーターも設置されている。男坂は別名を「出世の石段」というが、この名には思わず冷や汗が流れる...危険な急階段の聖地

  • 屋久島は難易度が高い

    九州最南端の佐多岬から南南西へ60km下がった所にある、サンゴ礁の海にぽっかりと浮かぶ丸い島が屋久島だ。屋久島は日本で7番目に大きな島だが、その大きさは東京23区の面積と変わらない。しかし、この島には人々を引き寄せる自然のパワーが充満している。その一つが樹齢7000年以上と言われる縄文杉だ。今でこそ、その姿を一目拝もうと多くの人々が訪れるが、1966(昭和41)年に発見されるまで縄文杉は深い森の中で、何千年にも渡ってひっそりと樹齢を刻んでいたのだ。もちろん縄文杉だけではない。島の中心部の殆どを占める山々は九州地方の最高峰で、濃密に苔むした森は深く静かで、気軽に人間が立ち入る事が出来ない雰囲気がある。それは屋久島が「一ヶ月に35日雨が降る」と言われる程に雨の多い場所だからでもある。特に島の中心部の殆どを占める山の...屋久島は難易度が高い

  • 製薬会社に人気の神社

    奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社は、日本最古の神社と言われている。ここにはご神体を祀る本殿がない。背後にそびえる三輪山をご神体としているからだ。信仰の原点とも言うべきスタイルを残している為、こう呼ばれているのである。ご神体である三輪山は基本的に立ち入り禁止になっている。申し込めば登る事は出来るとは言え、撮影は許されない。今も神秘に満ちた山なのだ。周囲には大神神社と深い繋がりを持つ神社が点在しているが、狭井(さい)神社もその一つだ。入り口から神社へと至る小道は「くすり道」という。この道の途中に並んでいる灯籠は、形は至って普通なのだが、よく見ると一風変わった特徴がある事に気づく。製薬会社から寄贈された灯籠が、圧倒的に多いのだ。なぜ狭井神社はここまで製薬会社に人気があるのだろうか。その秘密は境内の片隅に作られた...製薬会社に人気の神社

  • 明治神宮の清正井は血を吸い上げる

    携帯電話の待ち受け画面にすると運気が上がる…。こんな評判で一躍パワースポットブームの火付け役となったのが、明治神宮にある「清正井」である。この井戸は安土桃山時代から江戸初期に掛けて活躍した武将の加藤清正によって掘られたという話になっている。確たる証拠は無いものの、築城の名人として名高い清正だけに、治水の知識にも精通していただろう事は想像に難くない。水温は常に15度前後を保っており、毎分60Lの水量はこれまで枯れた事がないという。ところが、この井戸はパワースポットどころか、出来ればあまり近寄らない方がいいという話もある。たとえば、ここはかつて水源を巡って争いが絶えなかった場所で、権力者たちが水源を独占しようと暴挙をふるい、多くの殺戮が行われたという話がある。水源の周りでは多くの血が流され、その血が地面に染み込み、...明治神宮の清正井は血を吸い上げる

  • 怪談のお菊が神様に

    日本に残る城の中で、唯一国宝であり世界遺産にも登録されているのが兵庫県の姫路城だ。城と言えば奇妙な伝承が付き物だが、姫路城で言えば、お菊と言う女の幽霊が井戸の脇で1枚、2枚…と数える「播州皿屋敷」の怪談が最も有名ではないだろうか。このお菊の正体は、1505(永正2)年に時の城主の家臣の「姫路城乗っ取り事件」の折に、愛人の命令で首謀者の元に送り込まれた女スパイである。正体を見抜かれたお菊は、城の家宝である皿の紛失をいたぶられ、最後には井戸に投げ捨てられた。今も姫路城には、その曰く付きの井戸が残されている事は有名だが、じつは同じ姫路市内にお菊を祀った「お菊神社」がある事を知る人は少ないのではないだろうか。場所は姫路城から1kmほどの距離に位置する十二所(じゅうにしょ)神社である。ここは10世紀ごろのある夜に、12本...怪談のお菊が神様に

  • 年に200人制限の聖地

    世界には自然保護などの理由で、立ち入りを制限している場所があるが、じつは日本にも同じように厳しい規制が敷かれている場所がある。福岡県宗像市に属する沖ノ島もその一つだ。玄界灘の洋上の周囲わずか4kmほどだが、この島が人の上陸を固く拒んでいるのは、自然保護が理由ではない。ここは島そのものが宗像大社のご神体、すなわち神域になっているのだ。南部には田心姫神(たごりひめのかみ)を祀る沖津宮(おきつみや)が置かれているが、どうやら大昔よりここは神聖な場所だった様で、古代の祭祀遺跡がいくつもある。また立地上に朝鮮半島との交易の要所としての役割を果たした。それにより、中国やシルクロードを経て渡った遺物が多数出土している事から、「海の正倉院」とも呼ばれているのだ。と言っても、こうした調査が行われるようになったのは、近代になってか...年に200人制限の聖地

  • 比叡山は僧兵の集う場所

    京の鬼門(東北)の方角にそびえる霊峰の比叡山は、滋賀県と京都府にまたがる標高848mのこの山に、鬼門除けとして延暦寺が建立されたのは788(延暦7)年のことだ。平安時代に多くの有名な僧侶が生まれたこの寺は、今も修行の場所として厳かなムードに包まれている。だが、延暦寺が強大な権力を誇っていた平安時代後期は今の様な静かな佇まいではなかった。と言うよりも、そこはさながら武装集団の棲み処(すみか)の様な状態だったと言われているのだ。時の権力者だった白河上皇は、自分の思い通りに成らないものを三つ挙げていた。その一つが武装した僧侶、つまり延暦寺の僧兵があった。当時の延暦寺は近江周辺の殆どの地域の荘園を支配し、権力を持っていた。しかも、朝廷や幕府をも無視できる一種の独立国の様な存在だったのだ。不満があれば僧兵が集団となって朝...比叡山は僧兵の集う場所

  • かつて鞍馬山には魔王が

    京都の中心街から北へ上がっていくと、京の奥座敷と呼ばれる静かな場所がある。鞍馬山は、そこを流れる二つの川に挟まれてそびえる標高584mの山だ。今でも山岳信仰の地として崇められている鞍馬山には、その霊力に導かれて昔から多くの修行者が訪れている。山の精霊である天狗もこの山に棲み、のちに源義経と名乗る牛若丸も、この霊気漂う山の中で精神を磨いたのだ。鞍馬山のご本尊は千手観世音菩薩と毘沙門天、護法魔王尊で、これら三身を一体として「尊天」と呼んでいる。この中でも最もパワーが強いとされる護法魔王尊は人類を救う為に、650万年に遥か金星から鞍馬山に降り立ったと伝えられている。その姿は16歳のまま年を取らない永遠の存在であり、天狗の総帥とも言われている。その護法魔王尊が降り立ったという場所が鞍馬寺にある。寺の本堂金堂から杉木立の...かつて鞍馬山には魔王が

  • 羽田空港の一角に鳥居

    東京都大田区の海老取川の河口付近に一つの鳥居が立っている。しかし、その近辺には神社の境内も、ご神体となる山や森もない。ここは羽田空港の一角なのだ。そこには鳥居だけがぽつんと佇んでいるのは、何とも不思議な光景である。これは、かつてこの場所にあった穴守稲荷神社の大鳥居だ。海に近いこの辺りでは、度々水害に悩まされていた。だが、穴守稲荷を祀ったところ、水害がぴたりと収まったのだという。それ以来、地元の人々はもとより、遠くからも参拝客が詰め掛ける、人気の神社となった。京浜急行が支線を延ばしたのは、穴守稲荷神社への客を運ぶのが、目的だったほどだ。ところが戦後に神社の隣にあった空港が、日本を占領統治したGHQに接収され、敷地の拡張の為に神社も強制退去を命じられた。しかし、大鳥居だけは残された。じつは、この鳥居は祟るという伝説...羽田空港の一角に鳥居

  • 別宮で祀られる塩の神様

    塩といえば普段の生活に欠かせない物だが、昔はそうではなかった。今でも神社では祭壇に塩を供えたり、相撲では塩を土俵に撒いたりする様に、日本では古くからの清めの儀式には欠かせないものだった。そんな神聖な塩を作る事を神事としている神社がある。宮城県塩竈(しおがま)市にある塩釜神社だ。ここでは毎年7月に、古代から伝わるという製法で藻塩焼(もしおやき)神事が行われているのだ。3日間を掛けて行われるこの神事は、1日目に花渕浜でホンダワラという海藻を刈り取り、2日目に松島湾の釜ヶ淵で海水を汲んで神釜を満たす。そして3日目に、境内に置かれた直径1mの御釜の上に竹の柵が乗せられ、その上にホンダワラが敷かれる。さらに、このホンダワラで濾(こ)す様にして御釜に海水が入れられ、1時間以上煮詰めてようやく塩が作られるのだ。この製法を伝え...別宮で祀られる塩の神様

  • 大阪の鬼門を守る神社

    大阪の枚方市にある片埜(かたの)神社は、朝廷から正式に認められていた由緒ある神社だ。『日本書紀』に登場する勇猛な豪族の野見宿禰(のみのすくね)が、スサノウノ尊を祀ったのが始まりだという。ここのご利益は方除けだ。つまり、方位に関する災厄を取り除いて貰えるのである。その為、引っ越しや旅行の前にお参りに訪れる人が多い。ただし、方除けの神様として広く知られる様になったのは桃山時代からだ。と言うのも、大阪城を築城する時、片埜神社には重大なミッションが与えられていた為である。平安京や江戸が陰陽道の考え方に基づいて造られた事は有名だが、その際に町の守りとして特に注意を払ったのが鬼門である。鬼門とは東北の方角を指す。鬼門からは魔物や悪霊など、邪悪なものが入り込みやすいとされていた。そうしたものを防ぐために、大きなパワーを持った...大阪の鬼門を守る神社

  • ハワイにも出雲大社

    日本人に人気の海外のビーチリゾートと言えば、まず頭に浮かぶのがハワイだろう。年間100万人以上の日本人がこの常夏の国を訪れている。そのハワイに日本の聖地が存在する。ホノルル市にあるハワイ出雲大社だ。最近になってテレビで取り上げられる事もあり、観光ツアーに組み込まれる程の人気スポットとなった。出雲大社の分社がハワイにあるという事実には、日本とハワイの友好的な歴史背景が深く関わっている。1867(慶応3)年にハワイ王国が日本との国交を樹立してから、多くの日本人がハワイに移住した。当時の二国間の親密ぶりは、カラカウア国王が明治天皇に提案したハワイと日本を連邦化するという驚く様な構想からも窺えるだろう。連邦化こそ実現はしなかったが、その後も親密な関係は続いた。1893(明治26)年に親米勢力のクーデターにより、政権が転...ハワイにも出雲大社

  • お参りすると球技が上達する神社

    毎年7月7日に京都の今出川にある白峯(しらみね)神宮は普段と違った賑やかな雰囲気に包まれる。ここに祀られている精大明神(せいだいみょうじん)に奉納する蹴鞠(けまり)が行われるからだ。蹴鞠は平安時代に貴族の間で流行った遊びだが、その始まりは飛鳥時代で、仏教とともに中国から渡来したと言われている。『日本書紀』によると、蘇我入鹿の暗殺を企てた中大兄皇子と中臣鎌足とともに蹴鞠を楽しみながら親好を温めた。それがきっかけになって打倒蘇我氏の機運が盛り上がり、クーデターの末大化の改新に至ったのだ。もともと中国ではチーム対抗で勝ち負けを競う、サッカーの様な競技だったというが、日本ではリフティングとパスを繋げていく様なもので、勝ち負けも決めない、あくまで相手が蹴りやすい鞠を繰り上げて、楽しんで技術を競うのが日本の蹴鞠である。しか...お参りすると球技が上達する神社

  • 伏見稲荷の鳥居は何本

    全国に3~4万もあると言われている、稲荷社のトップに立っているのが京都の伏見稲荷大社だ。本殿の背後に広がる稲荷山がご神体で、山を歩きながら参拝する事を「お山する」という。山には「お塚」と呼ばれる小さな祠が沢山あり、それぞれに信者がいる。お塚のあまりの多さには圧倒されるが、それだけこの山が人々の信仰を集めていると言う事だろう。そして、稲荷山への入り口で独特の雰囲気を漂わせているのが千本鳥居だ。びっしりと並んだ赤い鳥居は、まさに神域への門の様である。これらには「千本鳥居」という名が付いているが、ここには本当に1000本の鳥居が有るのだろうか。じつは、正確な数をつかむのは非常に難しいと言わざるを得ない。と言うのも、鳥居は全国の信者から次々と奉納され、また古いものは撤去されるので、常に本数が変化しているからである。好奇...伏見稲荷の鳥居は何本

  • 聖なる島で人減らし

    沖縄県にある与那国島は、日本最西端の島として知られている。沖縄本島よりも台湾の方がはるかに近いこの絶海の孤島は、16世紀に琉球王朝に組み込まれるまで、女酋長のサンアイイソバが治める独立した島だった。その女酋長の碑が立つのがティンダハナタと呼ばれる岩山で、今でも島のパワースポットとして、神秘的なオーラを発している。現在ののどかな島の様子からは想像しにくいが、この地にはかつてむごたらしい風習があった。17世紀に琉球王朝は薩摩藩に支配された事によって「人頭税」が導入された。人頭税とは個人の財産に関係なく、一人あたり一律の税が課せられるというものだ。この過酷な税は小さな島に重くのしかかった。そこで、行われたのが「人減らし」なのである。人減らしは予告なしの合図で始まる。その合図が鳴れば、島の男たちは一斉に決められた水田へ...聖なる島で人減らし

  • 聖地・高千穂河原に避難壕

    宮崎県の南の鹿児島県との県境にある霧島連山には、天からのエネルギーが降り注ぐと言われている場所がある。それは高千穂峰である。高千穂峰は、天孫降臨の地と言われている。日本神話の最高神である天照大神の孫のニニギノ尊が三種の神器持って降りたのが高千穂峰の頂上なのだ。つまり、神が初めて天から地上に降り立った場所なのである。その印として、頂上には「天の逆鉾(さかほこ)」が祀られている。まさに神の宿る山の霊峰なのだ。6世紀ころには、山頂にニニギノ尊を祀った霧島神社が造られた。しかし、大小23の火山からなる霧島連山では噴火が絶えなかった。霧島神社の社殿もたびたび焼失した為、平安時代に高千穂河原に移された。それでも、1234(文歴元)年に大噴火でまたもや全焼してしまい、霧島神社は霧島神宮として現在の鹿児島県霧島市内に移転された...聖地・高千穂河原に避難壕

  • 聖地が罪人の引き回しルートに

    京都は四季を通じて観光客で賑わう華やかな町だ。しかし、長い歴史の中で伝わっているのは明るい話ばかりではない。かつて、京都には罪人が獄舎から出されて、市中を引き回された上で刑場に送られる「引き回しルート」があった。その引き回しルートの重要ポイントが、鴨川にかかる一条戻橋だ。毎年12月20日、六角獄舎を出た罪人は、一条戻橋まで連れてこられ、そこで「今度生まれ変わってくる事ができれば、真人間に戻る様に」と仏花や餅が供えられた。その後、十念ヶ辻で弔いの十念仏が授けられ、東西に分かれて粟田口刑場や紙屋川刑場へと送られていったのだ。罪人の処刑日である12月20日は、「果ての二十日」と呼ばれ、市民たちから恐れられる様になった。無縁仏となった罪人たちの霊が市中をさまようので、みだりに外出をしない様にという伝承が各地に残っている...聖地が罪人の引き回しルートに

  • 沖縄の神様は見てはいけない

    今は日本には禁忌とされる物や場所は少なくないが、そんな中でもタブー中のタブーと言っても過言ではないのが、この新城島(あらぐすくじま)である。場所は沖縄県西表島の南東部で、上地島と下地島の二島に分かれている。地元の言葉で「離れ」を意味する「パナリ島」の別称がある。では、一体この島の何がタブーなのか。それは、島民以外への口外をかたくなに禁じている秘祭と、そこに登場するアカマタ・クロマタなる神の存在だ。この祭りは旧暦の6月に行われる「豊年祭」を指す。原則として島民以外の参加は不可で、祭りの撮影や録音、スケッチなどは一切禁止になっている。過去にはこっそり撮影した事がばれて、謎の変死を遂げた人もいたという。アカマタ・クロマタというのは祭りのクライマックスに登場する八重山地方に伝わる神々だ。ニライカナイ(海の彼方の理想郷)...沖縄の神様は見てはいけない

  • 国家変事を知らせる活火山

    熊本県にある阿蘇山は、今も活動を続ける活火山だ。阿蘇山は一つの山を指すのではなく、高岳(たかだけ)、中岳、烏帽子岳(えぼしだけ)、根子岳(ねこだけ)、杵島岳(きじまだけ)の五つの山の総称である。その阿蘇山は古代から信仰の対象とされてきた。確かに山が激しく火を噴き上げるなど、昔の人たちにとっては神が行ったとしか思えない、驚異の出来事だった事だろう。その一方で、山々は豊かな水源となって田畑を潤した。この様に災害と恵みをもたらす阿蘇山を、人々は神が宿る山として畏れ敬ったのである。14~16世紀ころには山岳信仰の一大霊場にもなっていて、多くの修行者が集まった。ところで、近隣の住民がその噴火に怯えるのは当然だが、じつは遠く離れた京都でも、阿蘇山の活動には神経をとがらせていた。なぜなら、阿蘇山の噴火を朝廷は不吉な予言として...国家変事を知らせる活火山

  • 冥府(死後の世界)

    紀元前1世紀のローマ詩人のウェルギリウスの『アエネイス』は、トロイアの武将アエネイスが戦場を逃れてイタリア半島に到着、ローマ建国の祖となるまでを描いた叙情詩である。この中に、アエネイスがハ(ー)デスが統治する地下の冥府に下る話がある。そこから、ギリシア神話における死後の世界の有様を知る事ができる。硫黄の立ち込める地上の亀裂か、冥府の入口である。ギリシアにはこの様な冥府に通じる亀裂が、いくつかあるという。真っ黒な洞窟を下って行くと、途中の道には悲嘆、復讐、不安、恐怖、飢餓、死などの亡霊がうごめいている。やがて、ステュクス川の支流のアケロン川に到着する。そこでは渡し守のカロンが正しく葬られた亡霊と、そうでない亡霊を分けていた。きちんと葬られていない不幸な亡霊は、川を渡して貰えず100年間も川岸をさまよう事になるのだ...冥府(死後の世界)

  • 江の島は修験者の聖地

    一年を通してサーファーで賑わう江の島海岸の向こうにぽっかりと浮かぶ江の島は、観光スポットとして賑わうだけでなく、その昔は修行の島だった。島の一番奥に岩屋洞窟があるが、太平洋から打ち付ける波によって、長い時間を掛けて浸食された二つの洞窟は、どちらも奥行きが100m以上あり、かなり深い。ここでは平安時代に空海や日蓮をはじめ、多くの僧侶が修行した事で知られる。しかし、それより更に遡った奈良時代に、この岩屋洞窟で初めて修行した人物がいたという。それは役小角(えんのおづぬ)だ。役小角は飛鳥時代から奈良時代にかけて生きた呪術者で、山に籠って厳しい修行を行う修験道の祖と言われており、江の島の岩屋洞窟には700(文武天皇4)年ごろに籠っていたという。日本古来の宗教である修験道は全国各地の霊山を修行の場としていて、深い山で命がけ...江の島は修験者の聖地

  • 日本にあるピラミッド

    日本にもピラミッドがある、という驚くべき説をご存じだろうか。日本のピラミッドだと噂されるものは、全国にいくつか存在するのだが、なかでも可能性が高いと有力視されているのが、秋田県鹿角(かずの)市にある黒又山である。黒又山は地元で「クロマンタ」と呼ばれる標高280mほどの小さな山なのだが、その形があまりにも綺麗な三角形をしている。この黒又山の表面には樹木がうっそうと生い茂り、一見すると自然に出来た山の様に見える。しかし、学術調査の結果で、山麓から山頂への地中に階段式のビラミッド構造が隠されている可能性が指摘されているのだ。また、古くからの愛称であるクロマンタの由来にしても「神の山」という意味のアイヌ語が語源になっているとも言われている。しかも、黒又山ピラミッド説の信憑性を高めているのが、黒又山の南西にある「大湯環状...日本にあるピラミッド

  • 女性の為の高野山が

    奈良県北東部の宇陀市にある室生寺(むろうじ)は、シャクナゲの可憐さや、日本一小さいけれど、美しさは抜群という五重塔などで知られる真言密教の寺だ。この辺りは古代から霊力が強い地として知られていた。まだ親王だった桓武天皇が病気になった時も、僧がこの山で祈りを捧げたところ、みるみる回復したという。こうした経験を持つ桓武天皇が、室生寺を建立したと伝えられる。ただ、密教寺院としては、室生寺は異例の存在だった。ほかの密教寺院では、固く禁じられていた掟の女性の参拝を許していたからである。真言密教のトップに立つ高野山は、今でこそ誰でも自由に訪れる事ができるが、かつては女人禁制の場所だった。仏教では女性は穢(けが)れたもの、あるいは救われないものと考えられていて、聖域から閉め出されてしまったのである。しかし、高野山をはじめ、多く...女性の為の高野山が

  • 那智の滝で安倍晴明が修行

    落差133mという圧倒的な存在感で、日本三名瀑の一つに数えられるのが、和歌山県の那智の滝である。滝がある熊野三山一帯は熊野信仰の聖地として世界遺産にも登録されており、那智の滝もまた古くから滝そのものがご神体とされ、人々に崇拝されてきた。那智の滝とは、本来は一の滝と呼ばれる大瀑布と、その上にある二の滝、三の滝を含む総称である。とくに、今も立ち入りが制限されている上流の二の滝、三の滝は神域で、その昔はさまざまな人たちが修行に訪れる修験道の霊場だった。平安時代には出家した花山天皇が、二の滝で千日修行をしたという。ところが、ある時から天狗や魑魅魍魎(ちみもうりょう)の出現に悩まされる様になり、わざわざ京都から陰陽師の安倍晴明を呼び寄せ、退治させたという話もある。ところでこの晴明と熊野の関わりが深く、彼は修行の場としてこ...那智の滝で安倍晴明が修行

  • 桃源郷(とうげんきょう)

    中国でいう理想郷、楽園が桃源郷(とうげんきょう)だ。どことも知れぬ山奥にある桃源郷は、桃花咲き乱れる夢の様な世界。まさしく異世界である。4世紀末の晋の時代、現在の湖南省北西部に武陵(ぶりょう)という地があった。ある日、ここに住む川漁師の男が舟で川を遡り、山奥へと進んで行った。すると上流のどこかで、両岸が開けた。そこには一面に桃の木が植えられ、花が咲き乱れていた。桃花の美しさ、香りに魅せられた漁師は水源を知ろうと、さらに舟を漕ぎ、上流へと向かった。ついに行き当たったそこは山で、山腹に人ひとりが通り抜けるのがやっとという小さな洞窟があった。奥に光が見えたので、漁師は舟を降り、洞窟の中に入って行った。洞窟を抜けると、そこはなんと平野になっており、青々とした田畑が広がり、裕福そうな農家が立ち並んでいた。行き交う人々は微...桃源郷(とうげんきょう)

  • 毛髪を供えれば生えてくる

    ユニークなご利益があるパワースポットは多いが、由緒ある神社仏閣が立ち並ぶ京都にも、日本でも唯一とも言われる珍しいご利益がある神社が存在する。観光客で賑わうトロッコ嵐山駅の近くにある御髪(みかみ)神社は、その名の通り美髪成就の神社なのだ。歴史は新しく、京都市の美容・理容業界関係者らによって1961(昭和36)年に創建された。神社を建立する場所には、御祭神である藤原釆女亮政之(ふじわらうねめのすけまさゆき)公とゆかりの深い亀山天皇の御陵に近い嵐山の小倉山が選ばれた。藤原釆女亮政之公は髪結い職の祖とされている。藤原鎌足の末孫である北小路左衛門尉藤原基春(もとはる)卿の三男で、亀山天皇の宝物係を務めたのち、下関に居を構えた父を支える為に、髪結いを業を始めたのだという。当然、全国の美容・理容業に携わる人たちや美しい髪にな...毛髪を供えれば生えてくる

  • 神になった義経が馬を守る

    源義経といえば、波乱に富む人生を駆け抜けた源氏のヒーローとして、今でも人気が高い。義経は平家との戦いで華々しく表舞台に登場するものの、兄である源頼朝の怒りをかい、逃亡の日々を送る事になる。そして、最期は10代の日々を過ごした岩手県平泉に戻り、頼朝のさらなる圧力に屈して、みずからの命を絶ってしまう。というのが、義経の最期だったと多くの歴史書は伝えている。しかし、じつは平泉で自害したのは義経の影武者で、本人は蝦夷地(北海道)に逃れたのではないかという説もあるのだ。それを裏付ける様に義経が上陸したとされる函館をはじめ、札幌など北海道の各地に義経にまつわる伝説がある。日髙地方もその一つで、ここには義経神社があるのだ。神社に残された史料によれば、北海道に逃れた義経一行は日髙ピラトリ(現平取町)のアイヌ集落に落ち着いた。そ...神になった義経が馬を守る

  • 空襲の延焼を止めたご神木

    大阪市中央区安堂寺町の熊野街道のすぐ近く、石段の続く坂を上がった所に榎木(えのき)大明神は佇んでいる。巨大なご神木が民家のすぐ脇に、不自然に思えるほど唐突にそびえ、その根本には小さな鳥居と祠がある。大阪という大都市の中心部で、これだけの巨木が伐採もされずに残っているのは、一体どうした事なのか。その理由の一つは、第二次世界大戦の大阪大空襲の時の驚く様な話である。当時、大阪は火の海となり、このご神木の辺りまで猛火が迫ってきた。だが、不思議な事に火は榎木大明神の手前でぴたりと止まったという。おかげで榎木大明神から東側一帯は、危うく戦火を免れたというのだ。ご神木の樹齢はおよそ650年。鎌倉時代末期から南北朝時代初期の武将の楠木正成が植えたものといわれる由緒ある木だ。祀られているのは白蛇で、地元の人は親しみを込めて蛇神を...空襲の延焼を止めたご神木

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