アキノタムラソウ(秋の田村草)の花期は7~11月で、長く伸びた茎の先に穂状になって、薄紫の唇形の花をたくさん咲かせます。草丈は20~80cmで、中国、朝鮮半島や日本の山形県以西の山野の道端などで見られ
故郷の田舎を中心に暮らしています。山や畑などで作物の栽培などの活動をしており、見かけた花や草木について書いています。 twitter:@Tani202001
大したこともできませんが、先が少しでもよくなるようにと思いながら活動しています。鶴田浩二の歌、「傷だらけの人生」に痺れたことのある若輩者です。どうぞ、よろしくお頼み申します。
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アキノタムラソウ(秋の田村草)の花期は7~11月で、長く伸びた茎の先に穂状になって、薄紫の唇形の花をたくさん咲かせます。草丈は20~80cmで、中国、朝鮮半島や日本の山形県以西の山野の道端などで見られ
カンパニュラ・メディウムは、5~7月に、長さ5~7cm 直径5cmぐらいの釣鐘状の花を咲かせます。日本に自生するホタルブクロの花より大きく、上向きに咲きます。地中海沿岸地方が原産のキキョウ科で、日本へ
オミナエシは、7~10月に、1m前後に伸びた茎が枝分かれし、そに先に、花序になってたくさんの小さな黄色い花を咲かせます。名前は、よくにたオトコシエにくらべて弱々しいことに由来すると言われます。昔から親
ハナウリクサ(花瓜草)は、4~11月の長い期間咲き続けるスミレを思わせる花です。別名のトレ二アは、スエーデンの植物学者のオーロフ・トレーンの名前に由来します。アジア、アフリカ原産の一年草~多年草ですが
ムラサキハナナス(紫花茄子、ソラナム・ラントネッティ)の紫の花
ムラサキハナナス(紫花茄子)は、5~11月に、直径2~3cmほどの紫いろのきれいな花を咲かせます。花びらは平開して波打っていて、濃い色の筋が5本入り、中心部は黄色くなります。アルゼンチン~パラグアイ原
ヤブミョウガ(藪茗荷)の花期は8~9月で、花序になって直径6~8mmほどの白い花をたくさん咲かせます。関東以西に自生するツユクサ科の多年草で、葉の形はミョウガ(茗荷)によくにています。ここでは、ヤブミ
ウバユリは、7~8月に、茎の先に12~17cmほどの細長く白い花を数個、横向きに咲かせます。花が咲くころ葉が落ちることが多く、葉(歯)がない、として老婆を連想して姥百合(ウバユリ)と名づけられたと言わ
トウコマツナギ(唐駒繋)は、5~7月に、花序でピンクの蝶形花を咲かせます。中国原産のマメ科の落葉低木で、道路の法面緑化のために輸入されました。よくにた在来種のコマツナにくらべて、花や樹は大きくなります
ヤハズアジサイは、紀伊半島、四国、九州中部以北の山地に分布するアジサイ科の落葉低木広葉樹で、日本固有種です。7~8月に、ガクアジサイのような両性花と装飾花の白い花を咲かせます。名前は、葉に形がヤハズ(
ヤブマオは、8~10月に、穂状の花序で白く小さな花をたくさん咲かせ、よく目立ちます。葉は茎に対生し、長さ10~15cmの卵状楕円形~卵形で、縁には鋸歯がつき、先端になるほど粗くなります。ここでは、ヤブ
ハナアロエの花期は4~11月ごろで、花序になって咲きあがり、長くオレンジの花を咲かせます。花は直径が1.5cmほどの5弁の星形で、雄しべに密に毛が付きます。南アフリカ原産の常緑多年草で、関東以西の平地
アマチャは、葉を乾燥して発酵させることによって飲物の「甘茶」がつくられ、4月8日の「花まつり」などで使われます。ヤマアジサイの変種で、5~6月にガクアジサイによくにた花を咲かせます。主に、本州以南で園
ダリアの花期は、初夏から秋で、暑い時期をのぞき、長く咲きます。メキシコからグアテマラの高地が原産で、たくさんの品種が開発されており、花の形は16種類に分類され、花色は青や黒以外は全てあると言われます。
フウラン(風蘭)は、6~7月ごろに、白く細長く反り返った5弁の花を咲かせ、いい香りを漂わせます。花のしたから長くのびて垂れ下がった距(キョ)が特徴的なラン科の常緑性の着生植物で、江戸時代から栽培されて
ヤブニッケイは、関東・北陸以西に分布するクスノキ科の常緑高木広葉樹で、6月ごろに5mmほどの小さな黄緑の花を花序になって咲かせます。花が終わったあとに15mmほどの丸い実をつけ、10~11月ごろに黒く
カラスムギは、5~7月に、円錐形の花序になってたくさんの薄緑の小穂をつけます。小穂は時間がたつと白く変化し、空き地などで良く目立ちます。麦が伝来したころに伝わった史前植物で、今は日本全土に分布します。
ギボウシ(擬宝珠)は、6~7月に、ラッパ状の薄紫の花を咲かせます。地面近くに生えた楕円状の葉から花茎をのばし、花序になってたくさんの花を咲かせます。朝咲いて、夕方にしぼむ一日花ですが、つぎつぎに花を咲
道路沿いの空き地で、ナデシコ科の直径10mmほどのピンクの花が、茎の先端に球状の花序になって咲いていました。草丈は30~40cmほどで、茎に毛がなく、葉は長さ2cm 1mmほどで対生し、群生しています
ツルマサキは、6~7月ごろ、葉腋から伸びた花柄の先に、花序になってたくさんの黄緑の花を咲かせます。花の直径6~7mmほどで、1個の雌しべと、花びら、萼、雄しべが4個づつつきます。ツル性の常緑性木本で、
ヒルガオは、6~8月ごろに、漏斗状の淡いピンクの花を咲かせます。名前は、朝咲いて夕方にしぼむ一日花で、アサガオのような花がさくことに由来します。日本在来種で、万葉集にも読まれたつる性の多年草です。アサ
ウチワサボテン(団扇仙人掌)に、きれいな黄色い花が咲いています。花の直径5cmほどで、先端が尖った花びらをたくさんつけ、中心部に1個の雌しべとたくさんの雄しべをつけています。名前のように、茎は扁平なウ
シオデ(牛尾菜)は、アスパラガスににた山菜として知られ、7~8月にボンボリのような花序になって、黄緑の花をたくさん咲かせます。葉腋から、托葉が変化した巻きヒゲをだし、草木につかまって2~4mに伸びるツ
ホタルブクロは6~8月ごろに、長さが4~5cmほどで、白や淡紫色の釣鐘状の花を、茎や枝の先端にしたむきにつけます。名前は、この袋のような花に子供が蛍を入れて遊ぶことなどに由来します。花が教会の釣鐘を連
ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)は、6~9月ごろに、茎の上部に花序で2.5cmほどの黄色い花をたくさん咲かせます。名前は、葉や茎全体に、ビロードのように白い毛が付き、毛(モウ)で覆われた雄しべ(ズイ
キツリフネは、6~9月に黄色い花を咲かせます。花の大きさは3~4cmで、花びらは唇形で、上につく小さな1枚と、下につく2枚からなり、3つの萼の一つは袋状で後方に向かって伸びます。ツリフネソウ科の一年草
スイセンノウ(酔仙翁)は、直径が2~3cmの5弁の赤い花を咲かせるナデシコ科の多年草です。名前は、赤い花が酔った顔のように見えるセンノウ属の花であることに由来します。また、葉や茎が白い毛で覆われること
梅雨空に、クレマチスの紫の花がきれいに咲いています。直径が15cmほどの大きな花で、遠目にもよく目立ちます。つる性植物の女王とも呼ばれ、昔から親しまれてきましたが、一重、八重、ベル状の形や、色も紫、白
ヒメフウロは5~8月ごろに、直径20mmほどのピンクの花を咲かせます。花びらは5枚で、2本の紫の筋がみられます。石灰岩質の土地を好み、中部地方以西に特定地に自生しますが、山野草として苗が販売されていま
クジャクサボテン(孔雀サボテン)に、大きく白い花が咲きました。たくさんの細長い花びらをつける直径が15cmほどの華やかな花で、夕方に咲き始め、2~3日咲き続けます。草丈が1mほどになり、葉にトゲがつか
ノアザミ(野薊)は、5~8月ごろに、4~5cmの大きさのピンクの花を上向きに咲かせます。花粉を昆虫に運んでもらう虫媒花で、花が終わった後には綿毛ができ、種は風で散布されます。深く切れ込んだ葉のさきには
キリンソウは、5~8月に、花序になってたくさんの星のような形の黄色い花を咲かせます。草丈は20~50cmほどで、たくさんの茎に肉厚で、鋸歯のある葉をつけます。中国、朝鮮半島や、日本全土の日当たりのいい
ゼニアオイ(銭葵)に、たくさんの花が咲いています。直径は3.5cmほどで、花弁は凹型で5枚、ピンク地に縦方向の濃い紫色の筋が見られます。花は初夏から夏にかけて、茎が伸びながら咲き上がります。ヨーロッパ
オヤブジラミは、4~5月ごろに、直径2mmほどのたくさんの小さな白い花を咲かせます。実は長さ5~6mmの長楕円状で、表面にカギ状のトゲがつき、衣服などにつく「くっつき虫」になります。中国、朝鮮半島や日
オニタビラコ(鬼田平子)は、5~11月ごろに道端や庭咲などで、タンポポやジシバリなどととよくにた黄色い花を咲かせます。直径7~8mmの舌状花だけの頭状花で、花の後に綿毛をつけるキク科の越年草で、日本全
キウイに実がつきました。5月中ごろから花が咲き始め、6月5日には小さな実がついていました。2月に剪定して施肥して、3月末ごろから葉が出始めたキウイですが、無事実がつきました。日照不足や剪定の失敗などで
ブラシノキ(花槙、金宝樹)は、5~6月に、長く赤い雄しべの花を穂状花序でつけ、ブラシのような赤い花を咲かせるオーストラリア原産の常緑小高木です。別名の花槙は、葉が槙ににていて花が咲くため、金宝樹はきれ
オランダカイウ(阿蘭陀海芋)は、カラーなどとも呼ばれ、ミズバショウ(水芭蕉)のような白い花を咲かせます。南アフリカ原産のサトイモ科の多年草で、花びらのように見える白い漏斗状の仏炎苞の中に、細長く黄色い
オルレア(オルラヤ)の、レース編みのような白い花が咲いていました。ヨーロッパ原産のセリ科の花で、60cmほどの草丈の先端に花序になって咲く姿は、きれいで目を引きます。植えられた庭先でたくさん咲き、こぼれ種で道路にも生えてきているようです。
初夏に咲くフランスギク(仏蘭西菊)の白い花、マーガレットとの違い
5月ごろから、フランスギクの白い花をよくます。道路沿いなどで咲く直径5cmほどのキク科の頭状花で、中心部の筒状花は黄色く、周囲に白い舌状花がつきます。ヨーロッパ原産で、江戸時代に渡来し野生化しています。よくにたマーガレットとは葉の形が違います。
ドクダミは、ジュウヤク(十薬)とも呼ばれ、日本の三大民間薬として利用されてきました。初夏に花びらのような4枚の萼片をつけ、中心部に円筒状の花穂をつけた白い花を咲かせます。全草にアルデヒドを含み、傷つけると特有のにおいがします。
5月に、オダマキ(苧環)の赤い花が咲いています。直径約3cmで、中心に5枚の花びらがつき、萼片が変化した長い距がついた独特の形の花で、30cmほどの茎の先に複数個ついています。名前は、花の形が、紡いだ糸を巻くオダマキににていることに由来します。
ユキノシタは、食べれる野草として知られ、初夏にきれいな白い花を咲かせます。花びらは5枚で、上側に赤や黄の斑点がついた小さな3枚がつき、下側には細長い2枚がつく独特な形をしています。常緑性の多年草で、葉は雪の下でも枯ずに緑色で残ります。
アメリカンブルーは、地面にそって伸び、5月から10月に青い花を咲かせます。5枚の花びらの合弁花で、直径2cmほどの小さなヒルガオ科の一年草または多年草です。別名のエボルブルスは、ラテン語のvolvulusで「地をはって伸びる」を意味します。
カモガヤは5~7月に、茎の先に長さ10〜20cmの円錐花序になって、薄緑や薄紫色の小穂をつけます。小穂についた小花からは花粉が飛び、花粉症の原因になっており、要注意外来生物に指定されています。明治初期に牧草として輸入されたイネ科の多年草です。
ジシバリ(地縛り)は、4~6月に黄色い舌状花を咲かせ、その後、綿毛をつけます。地面にそって伸びる細長い茎から根を出し、地面を縛るように見えるためジシバリと名づけられました。中国、朝鮮半島や日本全土に分布する、キク科ニガナ属の多年草です。
コバンソウは、5~6月に小判のような形をした花穂をつけます。花穂は最初は淡緑色で、時間がたつと黄褐色にかわります。俵の形ににているとして別名は、タワラムギ(俵麦)。ヨーロッパ原産で、明治時代に鑑賞用に移入されましたが、いまは野生化しています。
ハクチョウゲは、5~7月に小さくて白い花をたくさん咲かせます
ハクチョウゲ(白丁花)は、5~7月に、たくさんの枝に、小さくて白い花を咲かせます。花が咲く様子から、バンテイシ(満天星)とも呼ばれます。東南アジアが原産の常緑低木で、日本へは元禄時代以前に渡来したとされ、本州以南で生育しているとされます。
ハコネウツギは、5~6月に漏斗状の花を咲かせ、はじめは白く咲き、ピンク、赤と変化します。白と赤の花がついて咲くのでゲンペイウツギとも呼ばれ、花言葉は「移り気」。幹が中空なのでウツギとついていますが、スイカズラ科の落葉小高木で日本固有種です。
ユリズイセン(アストロメリア)は花弁に縞模様がつき、葉はねじれます
ユリズイセン(アストロメリア)は、50~100cmの茎の先に花序で3~8個の漏斗状の花を咲かせます。花弁は、縞模様が入った内側の小さな3枚と、外側の大きめ3枚でつきます。葉は互生し、長楕円形~狭披針形で付け根で180度ねじれるのが特徴です。
フタリシズカ(二人静)は、白く小さな花をたくさんつけた花序を、茎の先に2本(ときには1~5本)つけます。花は両性花で、花びらはなく、1個の雌しべを3個の雄しべが包みます。このでは、フタリシズカと、近縁種のヒトリシズカの違いをまとめました。
5月の野菜栽培、ブロッコリ、スナップエンドウ、サニーレタスなどを収穫
5月中旬になり、ブロッコリ、スナップエンドウ、サニーレタスなどが採れています。4月後半に、ノラボウ菜、ニンジン、アシタバなどを収穫し、アシタバ以外は終了。ニラ、ソラマメ、などがそろそろ採れそうです。トマト、キュウリ、ゴーヤなどは成長中です。
水田に生えるスズメノテッポウと、よくにた名前のスズメノヤリについて
スズメノテッポウは、水田などに生え、4~6月に20~30cmの茎の先に、穂状の花を咲かせます。名前は、小さな植物で、まっすぐ伸びた穂状の花を鉄砲に見立ててつけられました。スズメノテッポウの詳細と、よくにた名前のスズメノヤリとの違いを書きました。
キリは、5月に紫いろのたくさんの花を、30~50cmの花序で咲かせ、3~4cmの卵形の実をつけます。材は良質で、柔らかくて軽く、割れや狂いが少なくて湿気を通さないため、家具などに使われます。ここでは、春の花や冬の花芽などの様子を書きました。
ヤグルマギクは、4~7月に咲く筒状花で、明治時代に移入されて家庭などで栽培されていますが、いまは道端などに野生化しているものも見られます。花色は、ピンク、青、白、紫、などの種類が開発されています。ヨーロッパ東南部原産のキク科ヤグルマギク属の越年草です。
オオデマリは、両性花と装飾花で咲くヤブデマリの花が、すべて装飾花になった球形の花を咲かせる落葉低木です。花は4~5月に咲き、直径7~10cmほどの大きさで、手毬のような形の白やピンクの花です。また、葉は円形で葉脈が目立ち、秋の紅葉がきれいです。
コデマリは、5弁の花が花序になって3~5cmの白い花を咲かせます
コデマリ(小手毬)は、直径1cmほどの5弁の花が、10~20個花序になって3~5cmの手毬のような白い花を咲かせます。花期は4~6月で、葉が出るのと同時に、樹全体にたくさんの花がつきます。中国東南部原産で、古い時代に渡来したとされます。
エビネ(海老根)は蘭の仲間で、根茎が海老のような形をしています
エビネの花期は4~5月で、30cmほどの花茎を伸長させ、総状花序で花をつけます。花は上部の茶色い萼片や側花弁と、下部の唇弁からなる特有の形をしています。かつては自生していましたが、今は準絶滅危惧種になっており、いろんな開発品種が栽培されています。
ノミノツヅリは乾燥した土地でよく育ち、小さな白い花を咲かせます
ノミノツヅリは、日当たりがいい乾燥した土地でよく育ち、3~6月ごろに直径5mmほどの5弁の小さな白い花を咲かせます。葉がノミ(蚤)が着る服(綴り)のようだとして、ノミノツヅリと名づけられました。花が咲く様子から、花言葉は「小さな愛情」。
チガヤ(千萱、茅)は、5~6月ごろに日当たりのいい道路沿いや、空き地などに群生して白い穂をなびかせます。出たての穂は銀色に輝き、きれいですが、やがて穂が膨らんで種を飛ばします。匍匐性のある地下茎で四方に伸び、元気よく繁殖します。
ハゴロモジャスミン(羽衣素馨)は、4~5月に、直径1~2cmの真っ白な5弁の漏斗形の花を、30~40輪まとまって咲かせます。たくさんの花が一斉に咲き、甘い香りが辺りに漂います。ツル性の常緑樹で、生垣として壁やフェンスなどのカバーに栽培されます。
ナガミヒナゲシは、長く伸びた花茎の先に、4枚の花びらのオレンジいろの花を1個咲かせます。地中海沿岸の原産で、日本へは輸入穀物に混入して全土に広まったと言われ、1961年に東京都で確認されました。繁殖力が強く、駆除を推奨している地方もあります。
カラスビシャクが花壇で咲いています。仏炎苞と呼ばれる独特の形の苞の中で、花序になって花が咲き、ミズバショウ、ザゼンソウ、マムシグサなどと同じサトイモ科の多年草です。苞の形が、ちいさな柄杓のようだとして、カラスビシャクと名づけられました。
ツリガネスイセンは、シラーカンパニュラータやブルーベルとも呼ばれ、30cmに伸びた花茎の周りに、総状花序で直径1.5cmほどの細長い釣鐘形の青い花を、10輪ほどつけます。花びらは6枚で、表面に濃い色の筋が入り、先端は反り返っています。
アマドコロ(天野老)は春に白い花が咲き、実が秋に黒く熟します
アマドコロは、春に長さが2cmほどの筒型で、先端が緑いろの白い花を咲かせ、スノーフレークににています。そのごにつける実は夏の終わりごろ黒く熟します。斑入りの葉もきれいで、楽しませてくらますが、茎や根茎には甘みがあり、山菜にもされます。
シンビジウムは、冬から春に、長い花茎にたくさんの唇弁の花を咲かせる洋ランです。花色は、白、ピンク、オレンジ、黄、など各種あり、淡い色が多いのが特徴です。東アジア原産で、18世紀にヨーロッパに渡って品種改良され、日本へは明治時代以降に渡来しました。
トキワハゼは、白地に紫の花が長く咲かせ、実は種をはじき飛ばします
トキワハゼ(常盤爆)は、3月ごろから11月ごろまで長く(常盤)花が咲き、ついた種をはじき飛ばし(爆)ます。葉の緑と、白地に紫色の花を長くつけ続けるので、花言葉は「いつも変わらぬ心」。日本全土の畑や道端などで見られるサギゴケ科の一年草です。
ヤマシャクヤク(山芍薬)は、4~6月に直径4~5cmほどの白い花を咲かせます。山地で自生し、葉やツボミがシャクナゲににているとして、この名前がつけられました。日本全土に分布するボタン科の多年草ですが、2007年に準絶滅危惧種に指定されました。
カキドウシ(垣通し)は、4~5月に薄紫の唇形花を咲かせます。人形のようなユーモラスな花ですが、ツル状の茎が、垣根を通り抜けるほど勢いがいいとして、「垣通し」とつけられました。若葉は食用になり、薬効もあるので、生薬として利用されてきました。
キケマンは、総状の花序になって筒状の黄色い花をたくさん咲かせます
道路沿いの日当たりのいい場所で、キケマン(黄華鬘)を見かけました。赤みを帯びた茎の先に、総状の花序になって筒状の黄色い花をたくさん咲かせています。キケマンは、ちぎると匂いがしますが、プロトピンと呼ばれる有毒物質を含むため注意が必要です。
クサイチゴは4月ごろに白い花を咲かせ、5~6月に赤い実をつけます
4月になると、野原でクサイチゴ(草苺)の白い花をよく見かけます。花の大きさは直径4cmぐらいで、卵形の花びらが5枚、中央部にたくさんの雌しべが集まってつき、その周りに雄しべがついています。花が終わった5~6月に赤く、酸味の少ない甘い実をつけます。
4月中ごろから、庭のスズラン(鈴蘭)が咲き始めました。花言葉は、「再び幸せが訪れる」で、多くのひとに好まれています。地下茎から伸びた花茎に、花序になって鈴のような白い花をうつむくようにつけますが、全草に毒性があるため、注意が必要です。
樹々の新緑の中で、白や薄いピンクの花を咲かせるヤマザクラ(山桜)
4月半ばを過ぎて、ヤマザクラ(山桜)が咲いています。樹々の黄緑や赤みがかった新緑がきれいな中で、白や薄いピンクのヤマザクラがきれいです。古代から親しまれてきた日本固有種で、葉と花が同時期に出て色どりがきれいです。山で咲くヤマザクラを撮りました。
世界最古の花木と言われるモクレン(木蓮)に咲く、大きな紫の花
モクレン(木蓮)は、ハス(蓮)ににた花が咲く木として、名づけられました。白い色のハクモクレン(白木蓮)が咲いて少ししてから、花が咲き、間もなく若葉が出てきます。中国原産で、世界最古の花木と言われ、日本へは古い時代に入ってきたようです。
4月になって、ヒメリンゴ(姫林檎)に白い花が咲いています。枝の先に花序になって5~6個の5弁の花がたくさんつき、樹全体に白が目立ってきれいです。花のあとにつく実は、直径1.5~4cmで小さく、食用には向きませんが、秋に赤くきていに熟します。
道路沿いに赤と白の花が咲いた、ハナモモ(花桃)を見かけました。樹高は2mぐらいで、たくさんの赤と白の八重咲きの花をつけています。4月中旬に咲き、花びらの先に割れ目がなく、花と同時に葉も出ていることから、ハナモモだろうと思われます。
たくさんの花びらをつけるヤエザクラ(八重桜)が咲き始めました
4月中旬になり、ヤエザクラ(八重桜)が咲き始めました。ボタンザクラ(牡丹桜)とも呼ばれ、6枚以上の花びらで咲くサクラの総称で、万葉の時代から親しまれてきました。花びらを一枚一枚重ねて咲く様子から、花言葉は、「おしとやか」、「豊かな教養」。
4月になって、ハナミズキ(花水木)のピンクや白い花がきれいに咲いています。街路樹などに植えられていて、葉が出る前に、樹全体にたくさん咲き、人目を引いています。同じミズキ科でよくにた花を咲かせるヤマボウシ(山法師)より早い時期に咲きます。
4月になって、以前畑だった空き地で、ツボスミレ(坪菫)、別名ニョイスミレ(如意菫)に白い花がさいています。茎の葉腋から上に伸びた花径の先に白い小さな花を咲かせ、唇弁には紫色のすじが入っています。葉は丸みを帯び、小さな群落をつくっています。
4月の野菜、ニンジン、サニーレタスなどの収穫、エンドウマメに花
4月になると、越年性や多年性の野菜が益々元気になりました。ニンジンやサニーレタス、そしてアシタバ、のらぼう菜などは、すこしづつ収穫可能になりました。3月に花が咲き出したソラマメに続いてエンドウマメも咲き始めました。夏野菜も種まきなど準備中です。
4月になり、シバザクラ(芝桜)の花がきれいに咲いています。ピンク、薄紫などいろんな色のシバザクラが、春の陽気を喜ぶように元気よく咲き、あたりを明るくしています。2月に、枯れたような葉になって、頑張って咲いていたのがうそのようです。
4月になり、ハナニラの花をよく見かけます。星のような形をした薄紫の花で、茎の先に一つ咲きます。名前は、葉や茎を切ると、ニラのような匂いがすることに由来します。アルゼンチン原産で、明治時代に鑑賞用に輸入され、繁殖力が強く育てやすい球根性多年草です。
オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)は食用になり、紫の花が咲きます
オオアラセイトウ(大紫羅欄花)は、ムラサキハナナ(紫花菜)やショカツサイ(諸葛菜)とも呼ばれ、原産地の中国では食用にもされました。3~5月、30~80cmほどの茎の先に、花序で紫の花びらの花を咲かせます。江戸時代に渡来し、野草化が進んでいます。
谷川沿いのうす暗い湿地で、キシュウネコノメを見つけました。紀伊半島に分布し、熟した実の形が猫の目ににているとされる多年草で、4~5月に、黄色い苞が印象的な集散花序になって白くて小さな両性花を咲かせます。草丈は10cmほどで、走出茎で群生します。
3~4月に青やピンクなどの花を咲かせる、ヒヤシンスがきれいです
3月末ごろに、ヒアシンス(風信子)の花が咲き出しました。原種は青紫と言われますが、青、ピンク、赤、白など、いろんな色の花があります。中海東部沿岸が原産で、寒さに比較的つよい球根性の多年性植物で、南関東以南で露地栽培ができると言われます。
早咲きのヤマザクラと呼ばれていたクマノミズキは、彼岸ごろから、ピンクのきれいな花を咲かせます。2018年に、100年ぶりに新種の桜とに認定された日本固有種で、紀伊半島南部に自生します。山中で、常緑樹の緑の中で咲く花もきれいだと思います。
ハクモクレン(白木蓮)の白く大きな花が、上を向きに咲く姿は、人の心を引き付けます。ハス(蓮)の花ににた白い花が咲く木として、ハクモクレンと名づけられたモクレン科の落葉高木です。中国南部が原産とされ、校庭、公園、お寺などでよく見かけます。
カンヒザクラが3月末に咲いています。花期は1~3月と言われるので、かなり前から咲いていたのだろうと思います。濃い緋色の複数の花が、枝の先の一点から、花序になって垂れ下がっています。カンヒザクラは、沖縄県で咲く代表的なサクラと言われます。
3月終わり近くに、中国原産のサンシュユ(山茱萸)が、樹全体に黄色い花を咲かせています。葉が出る前に、花序になって鮮やかな黄色の小さな花を咲かせるので、ハルコガネバナ(春黄金花)とも呼ばれます。実はグミににていて赤く熟し、薬用にされてきました。
3月の野菜栽培、のらぼう菜、アシタバなどが収穫期になってきました
3月になり、いままで寒さに耐えていた野菜たちが元気になってきました。東京西多摩出身ののらぼう菜や、八丈島出身のアシタバが、収穫できるようになってきました。越年性の野菜の、エンドウマメやソラマメも、暖かくなり雨にも恵まれ、元気になってきました。
珍しい形の椿の花を見かけました。一重咲きですが、雄しべが変形して、中心部にも花びらがついたような花で、唐子咲きと呼ばれる椿です。花の形が、中国の子供の髪型ににているとして、唐子咲きと呼ばれ、あまり見かけない珍しい品種です。
3月になり、ツルニチニチソウ(蔓日々草、ビンカ・マジヨール)の薄紫の花が咲きはじめました。常緑ツル性の栽培草花で、地面に這って伸び、広がります。花期は3~6月で、薄紫や白の5弁の花を咲かせます。ヨーロッパ原産で、繁殖力が旺盛な花です。
ふと気がつくと、花壇にツクシが顔を出していました。ツクシを見るといよいよ春になってきたと感じます。ツクシが出てきた姿が筆ににているとして土筆、俳句では、春の季語にもなっていてます。食べることもでき、春の代表的な植物だと思います。
先日、大腸内視鏡検査を受けました。受けた後の不注意で体調不良になり、その様子は記事にしました。今回は、大腸内視鏡検査がどのように行われるかについて、受診した経験にもとずいて、書きました。これから受ける方の、参考になれば幸いです。
先日、大腸内視鏡検査を受け、ポリープ切除を、行ってもらいました。その翌日に家に帰ったのですが、食後、めまい、嘔吐ごあり救急車のお世話になりました。その、様子と顛末について書きました。
ナズナは、正月のころに根性葉が、春の七草として食べられます。その後、のびた茎に花や実をつけますが、2月に花が咲き、実をつけているのを見ました。花期は3~7月ごろと言われるので、早い開花が意外でした。実もたくさんついていて、早くから咲いていたようです。
3月にはいり、フキノトウがたくさん生えてきました。これから取れ始める山菜の中でも、一番早く採れる山菜ではないかと思いますが、定番の天ぷらにしていただきました。フキノトウ独特のにがみを味わい、春を楽しむことができました。
道路沿いの花壇で、ゼラニウムのピンクや赤の花が咲いていました。ゼラニウムは四季咲ですが、栽培する地方によっても違うのでしょうが、さすがに1~2月ごろは寒さのため、すこし元気がないようです。でも、これからは暖かくなり、元気を取りもどすはずですね。
散歩の途中、空き地でヤエザキニホンズイセンを見かけました。冬に咲くニホンズイセンかと思ったのですが、よく見ると、花の中央の副花冠の部分にもたくさんの花びらがあり、八重咲でした。白地の花の、中心部の黄の花びらが印象的な可愛いスイセンです。
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アキノタムラソウ(秋の田村草)の花期は7~11月で、長く伸びた茎の先に穂状になって、薄紫の唇形の花をたくさん咲かせます。草丈は20~80cmで、中国、朝鮮半島や日本の山形県以西の山野の道端などで見られ
カンパニュラ・メディウムは、5~7月に、長さ5~7cm 直径5cmぐらいの釣鐘状の花を咲かせます。日本に自生するホタルブクロの花より大きく、上向きに咲きます。地中海沿岸地方が原産のキキョウ科で、日本へ
オミナエシは、7~10月に、1m前後に伸びた茎が枝分かれし、そに先に、花序になってたくさんの小さな黄色い花を咲かせます。名前は、よくにたオトコシエにくらべて弱々しいことに由来すると言われます。昔から親
ハナウリクサ(花瓜草)は、4~11月の長い期間咲き続けるスミレを思わせる花です。別名のトレ二アは、スエーデンの植物学者のオーロフ・トレーンの名前に由来します。アジア、アフリカ原産の一年草~多年草ですが
ムラサキハナナス(紫花茄子)は、5~11月に、直径2~3cmほどの紫いろのきれいな花を咲かせます。花びらは平開して波打っていて、濃い色の筋が5本入り、中心部は黄色くなります。アルゼンチン~パラグアイ原
ヤブミョウガ(藪茗荷)の花期は8~9月で、花序になって直径6~8mmほどの白い花をたくさん咲かせます。関東以西に自生するツユクサ科の多年草で、葉の形はミョウガ(茗荷)によくにています。ここでは、ヤブミ
ウバユリは、7~8月に、茎の先に12~17cmほどの細長く白い花を数個、横向きに咲かせます。花が咲くころ葉が落ちることが多く、葉(歯)がない、として老婆を連想して姥百合(ウバユリ)と名づけられたと言わ
トウコマツナギ(唐駒繋)は、5~7月に、花序でピンクの蝶形花を咲かせます。中国原産のマメ科の落葉低木で、道路の法面緑化のために輸入されました。よくにた在来種のコマツナにくらべて、花や樹は大きくなります
ヤハズアジサイは、紀伊半島、四国、九州中部以北の山地に分布するアジサイ科の落葉低木広葉樹で、日本固有種です。7~8月に、ガクアジサイのような両性花と装飾花の白い花を咲かせます。名前は、葉に形がヤハズ(
ヤブマオは、8~10月に、穂状の花序で白く小さな花をたくさん咲かせ、よく目立ちます。葉は茎に対生し、長さ10~15cmの卵状楕円形~卵形で、縁には鋸歯がつき、先端になるほど粗くなります。ここでは、ヤブ
ハナアロエの花期は4~11月ごろで、花序になって咲きあがり、長くオレンジの花を咲かせます。花は直径が1.5cmほどの5弁の星形で、雄しべに密に毛が付きます。南アフリカ原産の常緑多年草で、関東以西の平地
アマチャは、葉を乾燥して発酵させることによって飲物の「甘茶」がつくられ、4月8日の「花まつり」などで使われます。ヤマアジサイの変種で、5~6月にガクアジサイによくにた花を咲かせます。主に、本州以南で園
ダリアの花期は、初夏から秋で、暑い時期をのぞき、長く咲きます。メキシコからグアテマラの高地が原産で、たくさんの品種が開発されており、花の形は16種類に分類され、花色は青や黒以外は全てあると言われます。
フウラン(風蘭)は、6~7月ごろに、白く細長く反り返った5弁の花を咲かせ、いい香りを漂わせます。花のしたから長くのびて垂れ下がった距(キョ)が特徴的なラン科の常緑性の着生植物で、江戸時代から栽培されて
ヤブニッケイは、関東・北陸以西に分布するクスノキ科の常緑高木広葉樹で、6月ごろに5mmほどの小さな黄緑の花を花序になって咲かせます。花が終わったあとに15mmほどの丸い実をつけ、10~11月ごろに黒く
カラスムギは、5~7月に、円錐形の花序になってたくさんの薄緑の小穂をつけます。小穂は時間がたつと白く変化し、空き地などで良く目立ちます。麦が伝来したころに伝わった史前植物で、今は日本全土に分布します。
ギボウシ(擬宝珠)は、6~7月に、ラッパ状の薄紫の花を咲かせます。地面近くに生えた楕円状の葉から花茎をのばし、花序になってたくさんの花を咲かせます。朝咲いて、夕方にしぼむ一日花ですが、つぎつぎに花を咲
道路沿いの空き地で、ナデシコ科の直径10mmほどのピンクの花が、茎の先端に球状の花序になって咲いていました。草丈は30~40cmほどで、茎に毛がなく、葉は長さ2cm 1mmほどで対生し、群生しています
ツルマサキは、6~7月ごろ、葉腋から伸びた花柄の先に、花序になってたくさんの黄緑の花を咲かせます。花の直径6~7mmほどで、1個の雌しべと、花びら、萼、雄しべが4個づつつきます。ツル性の常緑性木本で、
ヒルガオは、6~8月ごろに、漏斗状の淡いピンクの花を咲かせます。名前は、朝咲いて夕方にしぼむ一日花で、アサガオのような花がさくことに由来します。日本在来種で、万葉集にも読まれたつる性の多年草です。アサ
グラジオラスは、アフリカ・地中海沿岸などが原産のアヤメ科で、球根性の多年草です。日本へは、明治時代に渡来しました。名前は葉が古代ローマの剣であるグラディウスににていることに由来します。別名は、トウショウブ(唐菖蒲)、オランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)。
ハス(蓮)は、インド原産のハス科の多年草の水生植物です。現在は、観賞用や食用などで世界中で栽培されており、日本へは仏教伝来とともに渡来したようです。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と表現されるように、古代から清らかさの象徴とされてきました。
ヒメヤブラン(姫藪蘭)は、フィリピン、中国、朝鮮半島や北海道西南部から沖縄に分布するキジカクシ科ヤブラン属の多年草です。ヤブランより、花や葉など、全体に小さいことからヒメヤブランと名づけられました。花期は7~9月で、薄紫の小さな花を咲かせます。
ヒマワリ(向日葵)は北アメリカ原産で、1510年に種がスペインに伝わり、日本へは17世紀に伝来したキク科の一年草です。名前は、成長が盛んな若い時期に、太陽の動きにつれて花が動くためと言われます。サンフラワーとも呼ばれ、夏を象徴する花です。
アオギリ(青桐)は、中国南部・東南アジア原産で、伊豆半島・紀伊半島などの太平洋側や、大隅半島、沖縄などに分布するアオギリ科の落葉高木です。名前は、葉が桐ににており、樹皮が青い(緑)ことに由来します。花期は6~7月、枝先に多くの小さな花をつけます。
イワタバコ(岩煙草)は、中国、台湾や日本の福島県から関東以南から沖縄に自生するといわれるイワタバコ科の多年草です。日が直接当たらない、湿り気の多い岩場などで自生し、6~8月に1.5cmほどの、紫の小さな花を涼し気に咲かせます。
オニユリは、グアム東部、中国、朝鮮半島に自生し、古い時代に中国から伝来したと言われるユリ科ユリ属の多年草で、日本全土で見られます。オレンジ色に斑点がついたきれいな花で、ユリの仲間では珍しくムカゴ(零余子)をつけて増えます。
コブシ(辛夷、拳)は、韓国の済州島や日本全土に分布するモクレン科モクレン属の落葉高木です。湿った山地などで自生しますが、街路樹や公園樹として植えられています。7月末になり、袋果がたくさんついた集合果の実が大きくなり、いろずき始めました。
タイサンボク(泰山木、大山木)は、北米中南部原産で、関東以西の公園や街路樹で見られるモクレン科モクレン属の常緑高木で、1873(明治6)年に渡来したようです。花が大きなサカズキ(盞)にようだとして大盞木(タイサンボク)とされたようです。
7月の我が家の野菜の紹介です。ミニトマト、ミョウガ(茗荷)、オクラ(秋葵)などが収穫できるようになりました。大玉のトマトやキュウリ、ナスは不調で、ボチボチ。モロヘイヤや、二回目のキュウリ、ミニトマトが成長中です。
アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草、別名:ルドベキア)は、北アメリカ原産のキク科オオハンゴンソウ属の一年草・多年草です。北海道では戦前から生えていたそうですが、今は日本全土で見られるようです。花期は6~10月ころで、夏から秋にかけて長く咲き続けます。
フサフジウツギ(房藤空木)は、中国原産と言われ、ゴマノハグサ科 フジウツギ属の落葉低木です。花期は7~10月で、枝の先にフジ(藤)の花のような花をつけ、樹がウツギ(空木)ににています。園芸品種として、紫、青、白、黄などの花があるようです。
マツバギク(松葉菊)は、南アフリカ原産で、ハマミズナ科マツバギク属の多肉植物の多年草です。葉が「マツ」のように細長く、花が「キク」ににていますが、キクの仲間ではありません。耐寒性、耐暑性があり、グランドカバーによく植えられています。
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)は、南アフリカ原産で、アヤメ科フリージア属の多年草です。園芸名は、クレコスミアやモントブレアと呼ばれますが、世界的に野生化しているといわれます。7~8月に、花茎にオレンジの花を2列に穂状に咲かせます。
ナツズイセン(夏水仙)は、中国原産で、日本の本州から九州に分布するヒガンバナ科の多年草です。名前は、葉が水仙ににていて、夏に花が咲くことに由来します。鱗茎から長く伸びた花茎の先に、先端が6枚に分かれた筒状のピンクの花を、4~8個咲かせます。
セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草、別名クレオメ)は、メキシコやペルーなどの熱帯アメリカが原産で、フウチョウソウ科の一年草です。花は、夕方に咲いて、2~3日で萎みますが、花期は7~10月上旬で、夏から秋に豪華で涼やかな花を咲かせます。
マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎)は、本州から沖縄に分布する常緑高木ですが、本来の自生地は九州から南西諸島と言われます。5月ころに花が咲き、いまは、小さなドングリがついています。このドングリは去年の花からできたもので、10月頃に熟します。
キキョウ(桔梗)は、東アジアや日本全土に分布するキキョウ科の多年草です。山上憶良が詠んだ七種(ナナクサ)の歌では、「朝貌(アサガオ)の花」と読まれ、古くから親しまれてきた花です。花期は6~10月と、暑い夏を含めて長く咲き続けます。