四郎は自分の身近で彼を頼る様に寄り添い、おずおずと佇んでいた子のこの言葉に気持ちが揺らいで来た。『確かに母の言う通り、あれは間が悪い所があるからなぁ。』と、内心不安が頭を擡げて来る。う、うんと、彼は言い淀んだ。が、ここまで事を荒立てて来た手前、後にも先にも引けない自分の身を感じるのだった。結局彼は、最終的にまぁいいさと口にした。「本当にいいんですか。」彼の義姉がにこやかに余裕のある言葉を発すると、自分の明るい笑顔を彼に向けた。彼女は男性側の今の遣り取りで、劣勢だった自分や自分の娘の立場が好転しそうだという気配を俊敏に感じ取ったのだった。彼女は喜びで思わず口元が綻んでしまう。方や四郎の母、彼女の方は反対に顔を曇らせて俯いた。またこの子の早とちりかと思うと、嫁の前でこれから先、自分は自分の息子が暗転する逆転劇を見る...うの華3137
「お母さん、申し訳ありません。」嫁は先ず横にいた姑に謝ると、四郎さん申し訳ないと、その時廊下から座敷に入る縁側に立っていた、義弟にも詫びの言葉を口にするのだった。「僕達も見てたの、そう。」と、血の繋がらない甥達にも嫁は言葉を掛けた。だが、部の悪い立場では雄弁な彼女も言葉少なだった。「皆んな驚いたわねぇ、こんな乱暴なお姉さんでは。」嫁が寂しげに口にすると、子供等の祖母である彼女は、「でもねぇ皆んな、知っているでしょう。このお姉ちゃんは普段はとてもいい子なのよ。」と嫁に口添した。「如何したのかしら、こんないい子が、」彼女が不思議そうに呟くと、「本当に、何かあったのかい?。」と、嫁も自分の娘に穏やかな声を掛けてみるのだった。あの子が。あの子って?。「智ちゃんかい?。」。孫や嫁の言葉に続けて、こう訊いたのは彼女だった。...うの華3136
マルのじれんま4実は弟は既に結婚していてね。彼の5番目の子がやはり私と似た容姿で生まれたというのだよ。如何やら中身もそうらしいという弟の話でね、その子が未だ小さい内に私に引き取ってもらえないかと......>続きを読む良いお天気です。桜も咲き揃って来たようです。車窓からピンクに煙って来た木々を眺めてきました。今の時期、花粉に黄砂と、外出を控えたい時期ですが、良い天気に誘われます。コロナの感染拡大も心配です。本当に車は便利です。今日の思い出を振り返ってみる
お前何か言ってたよ。譫言みたいに。ブツブツ…。祖母は沈んだ様子と口調でそこ迄言っていたが、ふいと顔を上げ、「その前は、何か叫んでたしね。」と、ふふっと微笑むと、ここで祖母は一寸お茶目な口調で私にこう言った。そんな彼女はというと、きちんと畳に正座しており、如何にも長くその場所、その空間にどっかりと腰を落ち着けていたという風に見えた。「お祖母ちゃん、何時来たの?。」廊下じゃなかったのかと、私の方にすると然も不思議そうに祖母の目を見詰めてこう尋ねた。すると、彼女は無言で私の目から自分の視線を逸らし始めた。恥ずかしそうにジリジリと、祖母の私に向けていた正面も次第に横へとずらせて行くのだ。そうして祖母の体が私の正面からやや斜めの向きに迄なると、彼女の顔も斜めに向いてまた俯き加減となっていた。「少し前だよ。」俯きながら彼女...うの華3135
実際、先程迄、私の指は私の意思通りに動いていたのだ。『冷たい指でも、ちゃんと動いていたじゃ無いか。』そう思うと、私は妙な緊迫感を感じてドギマギした。その奇妙な緊迫感は不安となり恐れと化すと、安定していた私の感情の堰を切って、私の胸の底から怒涛の如くにどうっと湧き上がって来る。「違う、私の指は変じゃ無い!。」私は焦ってそう叫んだ。と、クラッと立ち眩みの様な目眩を感じた。急激に目の前が真っ暗になって行く。が、私は、私を飲み込もうとして来るその闇に必死で堪えた。私は足を畳に踏ん張ると、クラクラ来る頭を振った。そうこうしながら、私は必死で闇に飲み込まれる我が身を持ち堪えた。が、ほっとしたのも束の間だった、直ぐにぐらっと上半身が揺らいだ。と思うと、私の平衡感覚は急激に崩れ、体全体が傾き、足元も覚束無くなった。到頭私は堪え...うの華3134
私は呆気にとられていたが、はっと気付くと畳の縁に歩み寄り、そこから身を乗り出す様にして戸の格子の隙間に指を掛けた。私は目を凝らし、身近な隙間から木戸越しに玄関を覗いてみる。そこは物音も無く静まり返っていた。玄関に去った筈の、そこには従兄弟の影も形も無かった。ふうん、私は思った。何だかやはり今日は不思議な日だ。今目の前を横切った従兄弟がもういない。玄関に物音も無かった様なのに。常とは違う、私の現在まで獲得してきた日常の状態とは違う変な事ばかりが起きる日だ。私は首を傾げた。私が居間に目を戻し、元の場所に戻って来た時、私は突如気付いた。『あれ!、暖かい!?。』自分のいる部屋が、自分の周囲の空気が、この時期の普段の気温になっていたのだ。そうして、私は自身の体が何かから解放され、ふわりと緩んだ様に感じると安らぎを覚えた。...うの華3133
マルのじれんま2「まぁ、この話は追々するとして、君は紫苑さんという地球人の男性の事が気に掛かっているんだろう?。」つるつるとした頭に手をやりながら、恥ずかしそうに頬など染めて、ドクター・マル......>続きを読む今日は良いお天気です。昨日は曇でも気温が高く、桜の開花が進んだそうです。昨日は買い物に出て、今日も外出予定です。留守の時の家が心配でもあります。今のところ、ご近所から何も話を聞いた事がないので、無事何も問題なかったのだろうと思っています。以前、小学校の友人から、その人がパートから帰ると、玄関駐車場の支柱が壊れていたという話を聞きました。車に衝突されたとか。その時は、友人のご近所の方達が犯人を押さえていて下さったのだそうです。恵まれた友人で幸せ者です。一方、こちらは旧市街、もし夜に音がしても、高齢所帯が...今日の思い出を振り返ってみる
彼は一瞬の内に、無言の儘、部屋を一飛びで飛び越す迄に大きく開脚するというその姿勢の儘で、顔だけを私の方に向けると開いた襖の空間、私の目に映る向こうの部屋の宙をさっとばかりに横切って行った。その瞬時、私と視線が合った彼の瞳は、何とも不思議な色を私の胸の内に残していった。それは、私にはさっぱり理解出来無い彼の眼差しだった、一体彼は何を考えていたのだろうか?。私にはさっぱり読めない彼の心情に思えた。階段の部屋の中央に来た時、彼の瞳はこの居間での私の存在に気付いた。直後、彼は確かに震撼し、彼の体全体がはっと驚きの色を呈した。が、それはそれと分かるか否かという瞬時の間に消え去った。そして平時に戻った彼は、その後も私の瞳から自分の瞳を外すという事をせず、私と目と目を合わせた儘飛び去ったのだ。その僅かな間、彼のその目は私と同...うの華3132
マルのじれんま故郷での休暇から帰り、健康診断を終えたミルにドクター・マル氏は言うのでした。「異常無しだよ。気分は如何だね?。」無論ミルは上々だと答えました。彼の明るく晴れやかな笑顔がそ......>続きを読む今日のお天気は曇り。パッとしない日になりそうです。こちらは昨日開花宣言が出たばかりなので、まだ花曇りという程には花が多く無い桜の木です。今日の作品も一昨年のSF。丁度物語の終了編です。こう通知メールでこの作品を多く見ると、もしかしたら昨年書いていたかしら?、どうかしら、と思います。今日の思い出を振り返ってみる。
この様に、土間に続く木戸は家の内に在り、この家の要としての堅牢さと、その家の主人の嗜みや美的感覚という物を、暗黙の内に来訪者に告げていた。この戸は家の家財としても別格の物で、漆細工の逸品となっていた。そんな豪奢な我が家の引き違い戸だったが、開け閉め時にはガラガラと無骨でかなり耳障りな騒音を立てたものだ。それは商家というだけのみならず、この家という物自体においても、やはりこれが防犯上存在するのだという証だと言えた。ところで来客は、この戸から一歩入ると緊張した面持ちになり、瞬時躊躇して黒っぽい湿った土間に立つのだが、この家の主人、または先客に寄って居間の畳の間へと上がる事が出来た。多分、現在この部屋が持つ掘り炬燵周辺は、かつてのこの家の冬の憩いの場、来客達の囲炉裏端の役割を果たしていたのだろう。高い天井の中空に鉄瓶...うの華3131
家の居間には、玄関方向から居間の側面を突っ切って、かつては玄関から家の奥へと長く続いていただろう土間が在った。土間の入り口は畳一枚分を優に横にした広さで、差し違えの木戸に対応していた。それが居間の角から側面に掛けて半分程の幅になり、その儘奥へと続いていた。現在この土間は廊下に差し掛かった入り口で木の板壁で閉じられている。この壁の反対側部分が廊下の入り口で、片側だけの引き戸になっていた。廊下へ入る戸口の障子戸を開け放した時に、その戸が収まるスペースがこの木壁の前だ。木壁の奥には廊下同様に、既に台所迄一面に床が張られていた。ここは台所へ続く廊下の反対側になっている。謂わば廊下の半分は物置スペースとして活用されていた事になる。かつては家の裏まで土間続きで抜けられる様になっていたのを、祖父母の代で改築した風情だ。普通の...うの華3130
個人的に態と注意を逸らしてみても、周囲の音声というのは否応なく自分の耳に入ってくるものだ。ちらちらとした雑音よろしく、時には返ってクローズアップされた感でもって、その後も私の耳へと廊下の声音は入って来る。お母さんに、お前は何て事を…。まぁまぁ、いいですよ、これであなたの教育方針も分かりました。そんな、お母さん。…。何です。何をみているの。この子はまぁ。お前達はもう帰りなさい。邪魔ですよ。…。どうして子供だけで来ているの?、あなた達のお母さんは。「叔父さんの奥さんの面倒をみてる。」「叔母さん泣いてて…。」…。もう、あなた達のお母さんも呼んで来なさい。どうして私だけ。…。と、廊下では雑多な会話が溢れていた。これではいくら私が耳を背けていても、背けた甲斐が無いというものだ。私は思った。そこで私は無理矢理にでもと、自分...うの華3129
今日の思い出を振り返って見る親交19何処の宇宙船に着任しようと、シル達感応者は大の人気者でした。何故なら彼等感応者達は宇宙船にとって必要不可欠の人材になるからでした。シル達自身にすると、......>続きを読むこれは、一昨年の物です。昨年、一昨年を振り返って載せたものです。ジャンルはSFでした。これだけぽつんと出しで、作品前後が続かなくて申し訳ありません。こういった、昨年の「思い出を…」は、今迄もよく通知が有りましたが、私は省いて載せずに来ました。今日はこれに合わせて、ここでお知らせを書きたくて、特別に載せました。この作品のこの回が、特に気に入っている訳ではありません。さて、今日のお天気は曇り。先程まで晴れていたのですが、お日様が雲に隠れて暗くなって来ました。先週末にも書きましたが、肩の凝りが酷いようです。作品...今日の思い出を振り返ってみる
急にピシャっという音と、どん、どすん、という大きな音がした。それは何か物がぶつかり床に落ちる様な音だった。恥を知りなさい。という甲高い声。お前は、小さい子に…。具合が悪いと知っていたでしょう。と言う女性の声。でもでもと言う、取り乱した別の女性らしい声が聞こえて来た。この人がさっき、元気になったって言うから…、心配ないと言う話だったもの。最後は怒った様な声になっていた。「この人⁉︎」、びっくりした声だ。祖母の様だ。廊下では一体何が怒っているのだろうか?。少なくとも、穏やかな話の場ではない様子だ。私は思った。「何ですかその態度は、」私の推し量れない女性の声だ。「そんな調子では今日の晩御飯は抜きにしますよ。」へー、何処ぞのお上さんと女中さんかしら。そんな感じだと私は思った。そうして私は、そろそろこの廊下の喧騒に聞き耳...うの華3128
うの華184父のこの説明は、私には理解し辛い所が多々あった。名前で分かるという生まれ順は、いちにいさん…と、父から教えられるとそうかなと、曖昧なまでも何となく理解出来たが、学校を卒業?養子?......>続きを読む良い天気です。風邪も良くなってきたし、明日明後日と連休なので、人混みを避けて午前中買い物に出掛けて来ました。さて、なかなか記事書き込み出来ない理由について、パソコンが壊れてから新しい物を購入していない、というのがあります。携帯や端末でこのページに書き込みしていますが。キー操作と違いスムーズに行えません。ここ数日は、風邪もあるのでしょうが頭痛、次に肩が痛くて。熱がそうないのに、体調が悪いと思っていたのですが、昨日気付きました。肩こりですね。以前にも肩こりの酷いものになりました。その時は頭痛がとても酷く、...今日の思い出を振り返ってみる
「見ていました。この子もです。」うん、そうだよと、廊下の方から子供の声がする。「こっちには私の他に、ほら、証人もいるんです。」私の父の声だ。「証人って、その子ですか、子供の話なんて、」と、廊下の女性の声はか弱くなり、困惑した様子に変わった。「もうよしなさい、親戚同士で。」私の祖母の声だ。どうやら彼女は廊下の揉め事の仲裁に入ったらしい。と、私は感じた。身内の子供同士の諍いだ、何方も目くじらを立てることも無いんじゃ無いのかい。と、祖母は落ち着いた控えめな口調で言い出した。だが母さん、こっちは一部始終をちゃんと見ていたんだ。しかも2人だ。もしかしたらこの子だって、お前見ていたんじゃ無いのか?。と、父。もう1人子供がいるようだと私は感じた。誰の事だろう?。「いや、はっきりとは…。」と、言葉を濁す小さな声。男の子の子の声...うの華3127
うの華182パンは柔らかく、食べた事の無い味と食感で最初不思議な感じがしたが、私がそれを口の中に運んで噛み、飲み込む毎に私の嗜好はこの食べ物に填まって行った。私は手に貰った分を全部食べ......>続きを読む良いお天気です。風邪引いてなければ、出掛けたいです。花粉の時期は、アレルギーなのか、風邪なのか、服薬や薬のせいなのか、あれこれと判断に迷います。微熱があったので風邪かなと、それなりに対処して、現在は回復傾向です。良かった。😊本当に、この良い天気に出掛けたくなります。💨そ今日の思い出を振り返ってみる
お前はそんな乱暴な子じゃない。お祖母ちゃんはちゃんと分かっているんだ。ちゃんと分かっているんだからね。遂に彼女はそう繰り返して、目の前の幼い孫に言い含める様に引導を渡した。『こっちを悪くしておこう。』彼女はそう考えたのだ。どうせ真相は面に出ないのだ。この子の方が小さいのだし、あの子も自分の非は誤魔化してしまうのだ。何時もきちんと話した例は無い。妹の方にしても、姉には逆らえない子だ、口を噤んだ儘だろう。彼女は考えた。この子だってこの歳だもの、何があったかはいずれ忘れるだろうよ。それで無くても、如何やらこの子のこの様子では、この子自身が何があったかも気付いていない様子だ。彼女は小さい孫が事の次第について殆ど全くと言ってよい程把握していない事をよしとした。『ここで事を荒立てて、折角の初孫にケチを付ける事も無い。』彼女...うの華3126
「子供の話は要領を得ない物だ。」昔からそうでね、どっちが如何と、真相は結局はよく分からない物なんだよ。彼女はどっしりと構えると、悟り切った様子で目の前の子に語ってみせた。だが、彼女は孫姉妹の姉が内緒にしようとしている事柄に何とはなく気付いていた。姉妹の祖母である彼女は、かつて彼女達が幼い頃に、この一つ家で同居すると皆で仲良く共に暮らして来たのだ。そこには彼女の四男である未だ独身時代の四郎もいた。四郎は他のいとこ達同様、姉妹にとっても顔馴染みの叔父さんであった。無論、彼女達も四郎のトラウマの現場に何度か遭遇していた。幼い頃はどうでも、今や歳が進んだ彼女達は他の歳下のいとこ達とは違う見解に達していた。叔父が単に虎や馬の真似をしているのでは無い事、誰もがそんな真似等はしないという事や、よしんば動物の真似をする人がいた...うの華3125
元はと言えば、お前が女の子の、…。彼女は廊下の奥から聞こえる声に耳を澄ませた。…あの様子では顔だね。お前、頬を打ったんだね。彼女は顔を顰めて、咎める様に目の前の孫を睨んだ。そうして言った。「それはぐーじゃないよね。」と、ここで彼女は孫に向けて、これは何とも、如何にも驚いたという風に自分の顔付きを変えてみせると、目の前の子供に向かって「ぐーなのかい?。」と、あからさまに驚いて大仰な声を上げた。これは捨てておけないねぇと、物言うこの彼女の口調も、如何にも大袈裟で芝居がかってみえた。孫の方は訳も分からず、自分の目の前で繰り広げられる彼女の奮闘劇に怯えたり目を丸くしたりしていたが、最後にはポカンとその口を開けて彼女を見上げるばかりだった。でんでんで…さて、到頭こちらへ向かう音高い足音が廊下から聞こえ始めた。と、一寸待っ...うの華3124
うの華181『お金の事を話さないで食べてしまった。』私は後悔した。そうだ、この事が私の胸に痞えていて私はパンを食べたく無かったのだ。私がそう気が付いた時には全て後の祭りだった。私は......>続きを読む良いお天気になってきました。本当に春らしくなって来た3月中旬です。昨日、Go・to・eatのポイントを使って食事に行って来ました。昨年末、こちらのサイト利用で貰った食事ポイントが、1回だけだったので、使うのも今回1回だけです。お店によって申し込みサイトが違うので、5月末迄に使えるサイトはその内に。世情を見て考えたいです。世の流れに呼応して、我が家もGo・to・eatの途端にちょんと乗ってみました。今年のコロナ拡大の様子に、ポイントを使う機会無く過ぎそうと感じていましたが、思い立って使う事が出来ました。使えて良か...今日の思い出を振り返ってみる
うの華180「あら、その紙の包みは何かな?。」家に帰ってきた私の、手の中の包みを見て祖母が言った。祖母は居間に入る前の部屋で、私を待ってでもいたかのように立ち止まっていた。「パンと......>続きを読む今日は曇り空、夜間に雨が降っていました。今や雨音というより雑音、モスキート何とかという物です。久しぶりに通販を利用しました。昨日届き、今朝サイズ違いに気付きました。交換の連絡と再注文して、一手間でした。サイズは注意して見ていたのにと、がっかりです。歳ですね。今日の思い出を振り返ってみる
はいはいはいはい、彼女はにこやかに孫の手を弄りながら、その冷え込んでいる方の片手だけを自分の両手の中に残し揉んだりさすったりして温め始めた。そうしながら彼女は、時折孫のもう片方の手も取ると、2つの手の温かさを比べてみる。戻らないねぇ。戻って来ないと彼女は呟くとまた落胆した。もうこの場をこの子の親に譲って、自分は奥に引っ込もうかと孫に対して正面を向いていた自分の向きを奥へと向け始めたが、その為彼女の片耳が廊下の方を向いたためだろう、廊下の話し声や物音が彼女の耳に、意識に届き始めた。わっ、した、わっ。これは自分の長男の孫の、下の子の方の声だと彼女は思った。しい、しつ…。何やら姉が内緒だと妹を制している様だ。何かしらと彼女は耳を澄ませた。あの子避けて、お姉ちゃんどんした。孫の妹の方の声に、祖母である彼女は相変わらず要...うの華3123
彼女はそんな孫の自分を見守る視線に気付くと、ふいと顔を逸らし目を閉じた。彼女の閉じた瞼にはしみじみと湧いて来る物が有る。『覚悟を決めて。』そう彼女は内心呟いた。「これが最初じゃ無い。…そうじゃ無いか。」思わず知らず、彼女はそう呟いていた。先に行った子はこの子が最初じゃ無いんだ。もう慣れてもよいじゃないかと、内心自分に言い聞かせた。「目にゴミが入ってね。」彼女は不満そうな目をして自分を見詰める孫にこう説明した。自分の濡れた瞼を拭って、彼女はそうっと目を開けた。そうして自分の瞳に映った不機嫌な孫の面差しを目に入れた。何だい『睨んでるの?』、うん?と、思わず眉を顰めた彼女だったが、ははぁんと直ぐに思い当たった。「直ぐに顔に出る子だよ。」『お前は。』と内心呟く。そんな彼女はふふっと顔に笑顔を浮かべた。親の心…、否、孫だ...うの華3122
うの華178「仲良き事は、か。」ご主人が口の中で呟く。「美しき哉だよ。」私が続けて言うと、ご主人の方はそうとも言ったなぁと判然としない様子だ。私の方は、それでいいんだよと彼......>続きを読む良いお天気です。春めいてきたのでする事が多い時期です。コロナのワクチン接種について、家の高齢者はどうしょうかと考える候です。した方が良いのでしょうが、針を刺すだけでも…、と過去に耳にした、もうそんな年齢を考える歳になる我が家の家族の一員です。やはり家族で相談ですね。今日の思い出を振り返ってみる
暫く、無言の儘で、彼女は力なく孫の片方の手を自分の片手で取っていた。先程揃えた筈の孫のもう片方の手は、いつの間にか彼女の手からするりと滑り落ちていた。孫はこの自分の行動に怪訝な面差しを向けて来たが、彼女は寸時放心の体でいた。その為、孫のこの面差しに何かを応えてやるという様な機転が利かなかった。彼女はガッカリと気落ちしていた。顔だけで無く彼女の頭の中にも暗い影が広がっていたのだ。『駄目なのかもしれない。』彼女は思った。お父さんも考え直して、こんなことに詳しいお医者様を探しに行ったのに。若しかしたらと、希望があるかも知れないと、あの人も出かける前喜んでいたのに…。彼女は瞼の裏に、彼女の夫が若しかしたらと口にして、助かるかもしれないと自分の顔に向けて浮かべた笑顔を、そして急かされた様に裏口から飛び発って行く彼の姿を、...うの華3121
うの華177何だか座が白けた感じになった。こういう状態の事を言うのだろうが、私にはこういった場の沈黙が何を意味しているのかさっぱり分からなかった。如何してよいのか分からないので困ってし......>続きを読む今日は1日買い物に明け暮れた日でした。朝食後、昨日子供が勤め先で頂いて来たオレンジでケーキを焼き、除雪の道具の片付けを始め、昼近く買い物に出て、帰ってから遅い昼食を取り、再び買い物に出て、お店を三軒回って帰宅しました。もう夕飯時になっていました。ご飯を炊く時間がなくなり、出来合いのお総菜で済ませました。おそまつ😅🙏今日の思い出を振り返ってみる
「落ち着くも何も、お前、大丈夫なのかい?。」祖母が言った。私は大丈夫だと答えた。そうしてそれより何かあったのかと、逆に祖母のこの紅潮した興奮状態について、不安にいながら重ねて尋ねてみた。「私に?、いや、有ったのはお前達の方だろう。」いとこ同士なのに、喧嘩したのかい?、親戚なんだから仲良くね。と、彼女は静かな口調で私の諭す様に語り掛けて来た。そんな祖母は腰をやや屈め、私の顔を出来るだけ優しい面差しで見詰めているのだ。『従兄弟と?』訝った私は、「何も無いけど。」と彼女に答えた。すると、これだから子供の話は埒があかないんだと、祖母は溜息混じりで腰を伸ばすと、私から顔を背けた。彼女は顎を上げると、その身を逸らす様にして大きく口を開け、座敷に向けて、四郎、如何したんだい。そこにいたんだろう。何かあったんだね。お前ちゃんと...うの華3120
うの華176そして一呼吸置いて、ご主人は、これはまたと、呆れ顔になった。「これはまた、越路さんも、孫になると手抜きだねぇ。」そんな事を小馬鹿にしたように言うと、彼はぷっと吹き出した。......>続きを読む曇り空で、あまり良い天気ではない今日。午後が近付くに連れ、明るい光りも入る様になりましたが、外に出る気持ちが湧きません。今日の思い出を振り返ってみる
うの華174そこで私は朝の散歩を再開した。祖母の言葉があったが、家を出た時、少々気乗りしていなかったのは確かだった。それでも何時もの朝の散歩コースに足を向けた。私が今朝の1番に会ったこ......>続きを読む今日は曇りや雨、あまり良い天気ではありませんでした。普段と違う事といえば、駅弁を買ってきて食べた事です。今日の思い出を振り返ってみる
「落ち着くも何も、お前、大丈夫なのかい?。」祖母が言った。私は大丈夫だと答えた。そうしてそれより何かあったのかと、逆に祖母のこの紅潮した興奮状態について、不安にいながら重ねて尋ねてみた。「私に?、いや、有ったのはお前達の方だろう。」いとこ同士なのに、喧嘩したのかい?、親戚なんだから仲良くね。と、彼女は静かな口調で私の諭す様に語り掛けて来た。そんな祖母は腰をやや屈め、私の顔を出来るだけ優しい面差しで見詰めているのだ。『従兄弟と?』訝った私は、「何も無いけど。」と彼女に答えた。すると、これだから子供の話は埒があかないんだと、祖母は溜息混じりで腰を伸ばすと、私から顔を背けた。彼女は顎を上げると、その身を逸らす様にして大きく口を開け、座敷に向けて、四郎、如何したんだい。そこにいたんだろう。何かあったんだね。お前ちゃんと...うの華3120
今日は確かに、訳の分からない事が多かった。けれど季節の移り変わりや、それに連れての年間の気温の変化という四季の周期的な繰り返しについて、自分には体験的にもう分かっていた。今回は騙されないぞと、私は内心奮起した。天井に居間に、そこに広がる空間に向けて、もしそこに何かいても私は決して騙されないぞと、私にとって不可思議な事象に攻撃するべく言葉をぶつけた。「私は負けないからねー、騙されるもんか!。」私は目の前の空間、階段の部屋に向けて人差し指を指し出した。そうしてその指を数回、さも目の前の相手に向けて指し示す様に上下に振り振り、同様の言葉を繰り返した。「お前何しているの?。」声の方向に振り向くと、廊下から祖母が現れていた。この祖母の不意の出現に私は驚いたが、先程から寒さに震える中でも、私の耳に廊下での祖母を含めた数人の...うの華3118
うの華173おはよう。やや遠慮がちに私は声を掛けられた。如何やら私を待ち構えていたらしい。そんな雰囲気を感じさせるおばさんに、私は煙草の陳列ケースの設えが見える、このお店の前の道で出会った。......>続きを読む曇天、…ですね、今日は。良いお天気だった昨日の散歩を逃して、今日は今日とて、何をしようかと思っています。今日は啓蟄、暦の上でも春めいて来る日です。本格的な春に向けて、準備を始めないといけないかしら。今日の思い出を振り返ってみる
足音の気配は私に、子犬の弾む様で軽やかな足取りと、それによる床の反動を連想させた。可愛い子犬の走る姿を脳裏に思い浮かべながら、私は静かな足取りで再び部屋を進み始めた。もう帰りますよ。え〜。と、女性の声と駄々をこねる様な幼い子供の声が遠く廊下の先で上がった。これを聞いた私は立ち止まると、駄々をこねた声は女の子の声らしいと思った。子犬と幼い女の子が共にいるんだろうか?、私は興味が出てきた。廊下を覗いてみようと思い立った。そこで歩を進めようとして、私の体はまたブルっと武者振るいをした。直ぐに足が動かなかったので私はそこに立ち止まった儘だった。何だろう、如何したというのだろうか。もう気候の良い時期に入っていたので、私は直ぐに気温から寒いと感じたのだとは考えなかった。先程私が感じた未知への恐怖心、それが未だ尾を引いている...うの華3117
うの華172そんな2人の共通項はというと、共に明治の女性だという事だった。彼女達はお店の大奥様であり、長らく家事に勤しみ、共に家には跡取りや嫁や孫がいた。家の祖母は、丁度往来のこの位置......>続きを読む今日は良いお天気になりそうです。うららかな春、弥生の1日になりそう。こんな日は出掛けたくなります。皆そうだろうなと思います。でも、コロナ自粛の文字が頭に浮かびます。散歩かな。今日の思い出を振り返ってみる
私は疲労感を覚えた。特にそう運動した訳でも無いのに…。と、如何したのだろうかと自分の体調について考える事でさえ、私自身酷く疲れて来そうだった。『階段か…。』ふっと、嘆息して、私はその2階に続く焦茶色の段々の重なりを目にして思った。『何か起こった様な気がする…』歩み寄った私は階段の手摺りにチョンと自分の片手を載せてみたりした。しかし私の脳裏には何も浮かんで来なかった。何をしようと思っていたんだっけ?。ふと気付いた私は目の前にある部屋、居間に向けて進もうとしていた。私の頭は昼寝から覚めた時の様にぼんやりとしている。視界の方もそうだ。縁の部分が霞んで見える。そこで私は確りしなければと目を擦り、時にはよろけそうになる足に力を込めグッとばかりに踏みしめた。そうして、自分の意識をハッキリした物に呼び覚まそうとして盛んに努力...うの華3117
うの華171「不思議?何が?。」奥さんが問い掛けて来た。そこで、私がよくよく奥さんの顔を眺めてみると、彼女は本当に不思議そうな顔付きをして私を見ていた。そして私の顔を見詰めながら、......>続きを読むそれなりに穏やかな雛祭りの日です。今朝は雛菓子を母に届けてきました。母は喜んだかしら?。昨年来面会していないので、食べ物の好みも分からなくなってしまいました。それで昔好きだった物で、私が思い付ける物を届けています。コロナ渦の介護は皆さんも大変ですね。今日の思い出を振り返ってみる
従兄弟はハッとした。そして私と自分の顔の位置が近過ぎる事に改めて気付くと、思わず数歩ぴょんぴょんと両足を揃えて軽く飛び後退りした。「取り憑かれたいのかお前。」焦った様子で顰めっ面を振り向けて、私の父は従兄弟を見据えた。「それならそれで、自分はこれ以上我が子の不始末の責任は取ら無いからな。」と、こう言い捨てた彼は、憮然として腕組みをすると顔を元通り自分の正面に戻し、その儘彼は私の従兄弟に背を向けた。この私の父の態度に、従兄弟の方はぽかんとした顔をして口を開けた。そうしてあれっと言う感じで合点の行か無い顔をすると振り返り、居間方向の障子の紙を見詰めた。そこは先程従兄弟が耳を欹てていた辺りだった。それから従兄弟はまたこちらの、自分の叔父である私の父の頭辺りに目を戻し彼を見上げた。やっぱり変だね。叔父さん知ってるんでし...うの華3116
そんな事を言われても、思い当たる事が無い。合点の行かない私は蛇に睨まれた蛙の如く、がまの油売りに出て来る鏡の前の蝦蟇同様にといえばよいだろうか、父に射竦められて出て来るのはたらりとした冷や汗ような物ばかりだった。一向に考え等浮かんで来ない、私の内心には焦る気持ちが湧くばかり、父の問う答えは皆目浮かんで来なかった。「何って、」何と、そんな私に助け舟を出してくれたのは目の前の従兄弟だった。従兄弟は続けて私の父に言った。「さっき叔父さんに言った通りだよ。養子の約束を取り付ける事だ。」はぁ?。私には何が何やら、この従兄弟の父への回答も訳のわからない物だった。思わず驚いてしまった。目を白黒して従兄弟を見詰めてしまう。と、父を見守る従兄弟がふらりと身を揺らすと、よろける様に数歩私の目の前からゆるゆる横へと移動して行く。そう...うの華3115
うの華170この日1つ目の訪問先のお店から退散して、私は往来に佇んだ。私は散歩の出鼻をくじかれた感じで、朝早々からやや肝が冷えた感じを覚えた。大人なら験が悪いと家に引き返す所だ。私も1度はこ......>続きを読む昨年は1日に何作か作って、割合元気で意欲的でしたね。今日は良いお天気で、暖かいようです。南風が入る予報です。今日の思い出を振り返ってみる
「ブログリーダー」を活用して、さとさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
4月、5月と、バーチャル万博へ行っています。現実にも行けると良いのですが、今のところ予定はありません。最初はアバターの有るゲームのようだと思い、背景やアイテムの取得を楽しんでいました。1ヶ月過ぎて、大体慣れたところで落ち着き、細部に気が向くと、各国のパビリオンの写真や動画の鑑賞に行くようになりました。国別で色々ですね、投資の話題、観光の誘致、歴史や世界文明への貢献、環境保全、等々。弾けるように明るく、活気や意気込みを感じさせる国も有れば、真摯で控えめにテーマを追う国や、それとなく啓発に努めた雰囲気が感じられた、そういう物も有りました。実際に2025万博夢洲に行けば、1日2日で回れるパビリオンは限られて仕舞いますが、バーチャル万博のお陰で、多くの国のパビリオンに触れる事が出来ました。楽しく、興味深く、また、...バーチャル万博
良いお天気になりました。道もさほど混んでいませでした。大抵は皆出先にいるのでしょう。県外ナンバーも多く見かけるようです。里帰りなのか、旅行先になるのか、休日を親子連れで楽しむ観光地が、こちらでも多く有るようになって久しいです。私も、かつては両親や子供達と観光に出掛けた物です。山の方では桜が遅く、ゴールデンウィーク初めに花見を楽しむ事が出来ました。ピンクの花を愛でながら、公園の道を歩いた。そんな時期が2年程ありました。3世代で歩くという感慨が、私にも両親にも合ったように思います。初めての孫、私にとっては最初の幼い子供を伴う、桜という花の並木での散策、代が続いたという感無量感が父に有った様子でした。それも遠い思い出となりました。晩年の父が何を思っていたか不明ですが、私にとっての祖父母と、父、母の思いが其々に異...2025こどもの日
引っ越し準備はのんびりとの予定です。何しろパソコンがない現在、移動はスマホになりますから、そのスマホが買い替え時を迎えています。新スマホになり落ち着いてからの引越しですね、その方が良いと思います。なので暫く日常のエッセイです。書けたら書こうかと思いますが。気候の良いこの時期、青葉若葉の候、書きたい事が多く出てきそうな季節です。時は2025年万博の時期、私も毎日のように夢洲に出掛けています。これは現実の事ではなくて仮想空間の万博会場へ、様々な国、人種、性別、年代の区別無く集う楽しい催しの場、そんな空間に憧れて日々時間を過ごして来ています。何しろスマホでのアクセス、上手く操作出来ない場所も有るのですが、このバーチャル空間で、ゲームのようにあちらこちらと飛び回って余暇を過ごす、その為だけに新パソコンを買おうと言...のんびりと
前回の続きですが、その引越しの時に驚いた事が有りました。荷解きの時に気づいたのですが、大事に仕舞ってあった靴が、箱を開けると数足硬く硬化していました。中敷きも反り返って硬くなり、驚きの様相になっていました。箱にすれば2、3箱ですが、こんな物にお金を払って運んで貰ったのか、とガッカリ。勿体無い気分でした。こんな状態なら置いてきて向こうで処分して貰ったのにと、母に電話していました。「靴も長く放置すると酷い状態になるのね、勿体無いからと思い、少ししか履かなかったのに、返って使わ無いで無駄にしてしまった。」と、苦情混じり、後悔の溜息でした。母は、家を出た時には靴は何ともなかった、と言っていましたが、箱入りの靴が数足、バカバカに老化していました。きっと本革の靴だったのでしょう。昔ベルト等でも、本革の物はバラバラに皮...引越しで驚いた事
何だか大変そうですね。現実でも引っ越しは大変です。ブログは2度目、現実には5回の引越し経験があります。もう一つ、一畳の荷物引越しも有り、6回かも。その都度大変だった引越しです。若くてバイタリティの有る時でないと出来ません。荷物を纏めて荷造り、トラックで運んで貰って、こちらは方向が同じだと、相乗りで運賃お安くと見積もってもらいました。IPだとそうは行か無いのかもしれませんね。データーの相乗りなんて、出来るのかしら?。現実にも、植物運んで貰ったところ、衣装ケースに虫が乗っていたり、引っ越し先で、今まで居なかったゴキさんが出るようになったと苦情を受けたり、色んな経験があります。中には、引っ越し業者に混じって、知ら無い人が紛れ込んでいた事があります。業者の人は、こっちの親戚だと思い、引っ越し先まで先導して、荷物の...引越し作業をしたいのは山々ですが
早速引越し準備をしてみましたが、私の携帯には認証番号が届かず、海外の番号からの許可が必要なようです。なので暫く時間が掛かりそうです。海外電話に不安の多い時期、引っ越しは大変そうです。ところで、今春は私もする事が多く、その上に日々の雑用が増えてくるので、参ってしまいます。急ぎの物から手早く片付けると良いのですが、それさえ遅々として進ま無い気配。インターネットの生活も、慣れてい無いと便利とは言え無い物ですね。昨日も一騒動して、今日又やり直ししなければ行け無いので、他の事もしたいのに、と溜息です。この年齢になると、忙しないのは嫌ですよね、皆さん。昨日の事、急ぎの用で帰宅する途中、消防車を見掛けて、近所で火事かと気になりましたが、こちらも急ぎの用を抱えていたので、見に行く暇無く家の中へ。その用事もすんなりと片付か...引っ越し準備
ブログのお引越しの話です。容量の大きい方が良いように思います。早速ID登録だけしてみました。営利目的では無い事等、る程度の制限はこちらと同じようです。今迄読んでいましたが、段々と物憂くなって、又別日にしました。する事があるし、急ぎませんものね。先ずIDに困りました。こちらと同じにしようかと思いましたが、心機一転してnewnameと洒落てみようか、如何しようかと、暫く思案していました。改めて考えると名付けって難しいですね。好みの物の名前にしようか、とか、暦から取ろうか、とか、全く別の意味の無い文字の羅列にしようか、とか、数字を使おうとか。考え出すとキリがないので、或る時など、そのページで目にした文字をちゃっかり其の儘使った事があります(笑)。これは案外行けていました。普通に気に入っています。迷いますね
うーんと思うこの言葉です。このブログも段々と寂しくなって行くんだろうなと考えていて、この言葉が浮かびましたが、実はこの言葉、母の里のお悔やみ言葉です。そう思うと縁起でも無いですが、ブログ閉鎖、無くなって仕舞う、引っ越しが相次ぐ、周囲が段々と寂しくなって行く、そんな事を思うと、現実社会とこのIP上の社会も同じように思えます。袖振り合うも多生の縁、そんな言葉を思い浮かべて、不思議なご縁の皆様とも、もう少しのご縁かもしれません。皆様引越し先が同じであれば良いですね。今頃妙な事に思う様、私も又本にしてもよいのですが、自分で編集したく無いので、あなた任せにしてもらえ無いでしょうか。ブログの記事は、打ち出して活字にすると結構荒が目立ちます。前後の続きが上手く行ってい無いとか、言葉がこの場面では不釣り合いとか、全体の流...段々と寂しく
gooブログが終了すると言う事で、私も引っ越ししなければなりません。ブログの引っ越しは2回目です。前回はブログ人かしら?、からこちらに引っ越して来ました。その時には引越し先の推奨だったかしら、で、こちらのブログには比較的容易に移れたのですが、今回はどうなるかと不安です。私のブログは長期に書き込んでいるので、移った先で容量が大きかったら如何しましょう。記事データのコピーをした事ありますが、忘れましたね。何に付けても不安です。9月末といえば、後5ヶ月程。新しい作品を手掛けていれば、それまでに終わっていそうな気もしますが、長引いていたかもしれません。気分で書いている人ですから、気分で延ばしたり打ち切ったりです。私のように、エッセイや作品を載せるブログ先があれば、作品の継続しながら引っ越したいですね。有料の方は本...ブログ終了ですね
開会式の様子を少し観ていました。それ以前のテレビ放送から、海の側、丸い外周の塀のような作り等、視聴して少々予備知識は有りました。その後の万博に因だテレビ番組に、メタバースの大阪万博会場がある事を知り、仮想万博会場へ行ってみようかなと考えたり、実際の万博の様子をテレビで追加視聴したり、私の日常生活にも2025万博の影が色濃くなって来ました、家のパソコンは壊れた儘、新しく購入してい無いので、インターネット接続はスマホ程度、タブレットで仮想空間に行けるかしら?。その方が画面は大きいので、見易く操作も安心出来る気がします。さて、メタバース会場へ行きたいからと、家族にパソコン購入の相談をする好機到来です。万博様様ですね。また、万博では予想未来社会の展示も多いそうですね。空飛ぶ自動車や、医療技術の進歩、未来生活等、幾...大阪万博のテレビを観ながら
もう雨が降り、折角の日曜日、万博開幕の日の会場も雨かしら?、と思ったりしています。肌寒い日になりそうです。さて、私のオルガンですが、壊れてしまうまで長く家にありました。レバーを引くと音量を大きくする事が出来る物で、音楽教室を止めてからも、父に所望され無い場合でも、私は時折このレバーを引くと大音量で演奏していました。何故なら私のオルガンは、私の怒りの吐口、憂さ晴らしの相手と化していたからでした。何かでカッカと来た時にはオルガンの前に座り、ガンガンキーを打って和音の連打を始め、時にはその延長上で曲を弾いたかもしれません、が、高ぶる気持ちが収まると、慣れた曲をその日の気分に任せて弾いたり、ぷいと途中で止めたり、時にはオルガンの蓋をバーンと閉めてその場からサッサと離れたり、と、我が家のオルガンは危難続きでした。到...雨の日曜日
柿に赤い花咲く…♪、と、これが昔私が習った、と或るオルガンの曲の歌詞です。当時は何かしら、思い出というような曲名でした。今日も引き続き私の手習いの話です。思い出しついでですね。後にこの曲はアレグラという曲である事を知りました。さて、本人は嫌気が差して不承不承で続けていたオルガンでしたが、中には易しく弾きやすい曲も有り、何となく続いて行った私でしたが、或る日到頭止めると言い出しました。面白く無いから止めるという、子供によく有るパターンです。すると、今迄あれこれと私を言いくるめて来た母にも、到頭限界が来たようでした。母は私とオルガンの側から去って行きました。何時もの微笑みはもう無く、言葉も無くといった感じでした。その時の私は、何時ものように自分の希望は通らないと思い、母の時間稼ぎに手持ち無沙汰、指で鍵盤を撫で...アレグラ
昨日の題を反対に読んでわおん。漢字で連想したのが和音でした。私はあまり音楽的な素養が無いのですが、幼少の砌(難しい漢字ですね)、オルガンを習わせられていました。今思うと、ピアノで無くて何故オルガン?、と思ってしまいます。親が習わせるので、私にすると何時の間にか訳も分からず、母に連れられで通っていたという感じでした。なので親の意図は全く分かりません。当時の流行りだったのかもしれませんね。近所の親しい子は皆同じ音楽教室に母子連れで行っていました。発表日には他所行きの晴れ着を着せられ、これは嬉しかった覚えがあります。女の子はワンピース、男の子は半ズボンのスーツに蝶ネクタイ等していて、如何にもお坊ちゃんという出立ちでした。しかし演奏練習となると、結構子供の私には厄介な習い事でした。まず、通う内に段々と習う曲が長く...和音
日が翳ると、まだまだ肌寒く感じます。地域の入学式が済んだようで、真新しい制服姿が増えたようです。新しいランドセルには注意ですね。交通事故が多いのもこの年代だそうで、視野が狭くて横から来る車を認知していないそう、危ないですね。私の新入生の時期も、右見て左見てと、顔を左右に向けて安全確認するよう言われましたが、そんな遠い時期から子供の視野の狭さは察しられていた様子です。さて、私も車を運転するので、安全運転を心掛けていますが、流石にぶつかって来られる車は避けようが有りません。昔は人もぶつかってくる事件が有りました。最近も同じような事を聞きました。昔は当たり屋等言いましたが、今はどう言うのか、そういう事件に巻き込まれると困りますね。真似する人がい無いように、あまり表立って大々的には言わないのかもしれません。当たっ...温和
次の作品を書こうとして、トラブルで気乗りしなくなって数日。未だに気持ちが向かずにその儘です。昨日は暖かく、気が向いて花見に行って来ました。何時もは近くの公園まで行き、城跡なので太鼓橋や本丸広場、お堀に映る桜等、様々に歩き、花も人も鑑賞場所も多いのですが、今回はちょっと趣向を変えて、より季節の風物詩としての桜並木を感じられる場所へ行って来ました。行き交う人も途切れる事なく、それなりの交流で済ませられる感じでした。田園地帯に近く、絵になる場所に感じられ、思いっきり春の香を満喫して来ました。マスクに傷テープの薬の香、こういう私はその場に不向きなので浮いた感じでした。お散歩途中の犬にも嫌われた感じ、珍しく吠えられ、嫌がられていました。薬の香にお医者様や看護婦さんを連想したのでしょう。よく可も無く不可も無くと言いま...春描
気が付くと、何時の間にか指に怪我が、血の滲んだ後が有り、元を辿ると指に擦り傷が出来ていました。早速手当てです。一寸した傷でも、日常生活、家事をするには不便です。特に水仕事は、後でテープの張り替えが必要になり、手間なので手袋が便利です。料理も手袋をしたまま、こちらはそのままだと少々不便なので、手袋は外します。はめたり外したり、これも手間だなと感じます。何につけても、何かしら自身に怪我や不調が有ると、日常生活に支障が出て来る歳、今まで以上に体調や身の回りの安全を測って過ごしたいです。今日は花祭りの日、何処かのお寺でお釈迦さま像が出して有り、側に甘茶に柄杓が添えてあれば、像に甘茶を掛けて来たいです。いそいそと甘茶を掛けると、何となくほんわかと嬉しい気分になります。昔からの私の癖ですね。何時の間にか
地域の桜が満開というニュースに、ついつい誘われて花見に行きたくなります。昨日は時折雨も混じり、良い天気とは言えませんでしたが、日曜なので、家族で見に行かれた方も多かった事でしょう。私は昨日、休日なので、誕生日を前倒しでささっと済ませてしまいました。平日に誕生日をすると、仕事のある家族には忙しないかなと、もうよい歳なので当日に限定しなくてもよいわと、アバウトに済ませました。自分にとっても既に誕生日を済ませたというハッピーな気分になり、精神面でも良好な状態です。なので春爛漫という気分です。昨日はたっぷりケーキを食べました、料理というよりもケーキメインのお食事でした。そうでなくても、春というと気分がウキウキ、身も軽くなる気候の良さに、咲き出す色取り取りの花の色や香りと、目に優しい萌黄色、濃さを増すロゼットの重な...桜満開!
新しい作品を書き始めましたが、操作ミスかあっという間に記事が消えてしまいました。戻る操作をしても復元して来ませんでした。全て書き直しですね。明日以降です。こんな風に突然画面が変わり、今までの記事が全て消えてしまい、気落ちする事は過去にも何度か有りました。原因不明なので、どのボタンの操作ミスか未だに不明です。という事で、気持ちが乗るまで作品書き込みはお預けです。昨日は季節の変わり目、新学期、等々、結構動き回りました。疲れた1日でした。よく眠れた方です。季節は清々しい候に変化して来ているので、今日は落ち着いて読書したいですね。片付けもしたいです。不首尾
図書館に行って来ました。やはり完読出来無い本が一冊出て、貸出延長してもらいました。これからは読み終えたら借りる事にしました。図書館へは車で通っています。健康の為に歩くべきですね、以前は徒歩で通っていました。すべき事が多いのと、買い物に回れるので便利だと、ついつい車に乗ってしまいます。さて、昨日、駐車場に着いて、私は車から降りようとドアノブに手を掛けました。ガチャ、という何時もの手応えと音がありません。無音の儘、身動きしないノブに悪戦苦闘しました。変ねえ、と、メーター部分に見入ると表示なし。アクセサリーモードという物があるので、またそれかなと、つまりきちんとエンジンが切れなかった状態なのかと、確認の為にスイッチボタンをプン!。押してみました。アクセサリーモードですの声、スイッチを押して、再度切る、これでよし...閉じ込められてビックリ!
久しぶりなので、あまり筆が乗りません。暫くはエッセイを続け、腕鳴らししたいと思います。昨日、近くのスーパーの物産展で竹輪を購入。厚揚げや大根と共にそれを煮込んで、昨日の夕飯にしました。今朝もそれを温め直して、美味しく頂きました。大量生産の安価な品物とは違い、確りとした食感の練物でした。噛み締めるその味に、昔ながらのお店の品質を感じていました。その後、2階で用事を済ませ、階下に降りて来た時の事です。私は廊下に漂う煮物の残り香に出逢いました。ほんわりとして温もりのある香気です。『懐かしい…、』、これは何処かで嗅いだ事がある匂いだと、私は直ぐに気付きました。私の臭覚の記憶にある香り。そうして直ぐに合点しました。『これは母の里の台所の香りだ。』。私はよくこの香りに出逢いました。母の実家にいて、台所に足を踏み入れた...煮物の香り
昨夏からの久々の投稿です。今年もよろしくお願い致します。さて、長く続いたコロナ禍が漸く過ぎたようだ、と思っていたところ、今年は新年から能登地震があり、過去数年同様に、今年も今迄のところ忙しなく過ぎて参りました。特にこの1年は個人的な家庭の事情もあり、尚更に世話しなく落ち着かない日々でしたが、皆様には如何お過ごしでしたでしょうか。本当に、3月になってホッと一息ついた私です。私ももう高齢です。知人の訃報を目にすることが多くなりました。厄災や災害ばかりでなく、明るいニュースも聞きたいところです。身近なニュースなら尚更です。辰年に期待したいですね。2024年3月ですね