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萩よりほかの花も見るべく https://hagiyorihokano.fc2.net/

戦国時代の城跡、名所旧跡、また身近な花を愛でながらフト思い浮かんだことを綴っております。(花自体のことは皆様が詳しく書いてらっしゃるゆえ、あまり触れてはおりません。)

萩のつゆ
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2020/06/19

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  • 信長の家紋?~木瓜

    ~廃屋に咲く。ご近所さんが水をあげているのかな。~▲ 木瓜(ボケ)梅でもない。桃でもない。桜でもない。ましてや小さな椿や薔薇ではもちろん、ない。そりゃ何か?とな。ボケーッと生きてんじゃね~よ!あれ?ボケーッと ではなく ボーッと?観てにゃいので分からぬが、それは、木瓜(ぼけ)である。正確には 草木瓜(クサボケ)というようだ。木瓜で思い浮かべるのは、魔王。信長の家紋 「木瓜(もっこう)紋」 だ。…と長年思っ...

  • 曽我梅林の流鏑馬~梅

    ~曽我の梅林の梅。天気が良いと富士山が素晴らしく美しい(2010年)~▲ 梅(ウメ)別れろ切れろは芸者の時に言う言葉…いや、それは湯島の白梅古い (^^;では、もっと古く、春の夜の~ 闇はあやなし 梅の花~色こそ見えね 香やは隠るる~たりらり~ん古今和歌集の歌。歌の意味はよく分からなくても、梅の香りが伝わってくる。「あやなし」は「文無し」。「もんなし」ではにゃい。この和歌の「あやなし」は、なぜか「妖しい」という...

  • 齢重ねて着る紫紺色~シコンノボタン

    ~冬に愛でたので「冬に愛でる」のカテゴリーにしたが、春と秋に咲く花だそうです(撮影1月)~▲ 紫紺野牡丹(シコンノボタン)昔、動物園で 「モウコノウマ」 という馬の名前を見た。「モウコノウマ」 をどこで切ったらよいのか分からず、「もうっ!この馬」?なーんてふざけながら説明板を読んだ。「蒙古 野馬」だった💦口元が白く、たてがみが立っている、チョット珍しい馬だった。さて、「シコンノボタン」 という花のこと。花...

  • 食べられるのですか!?~葉牡丹

    ▲ 葉牡丹(ハボタン)ちょっと前まで、お正月に飾るにしては葉牡丹は地味~な植物だと思っていた。が、まーあ、ここ最近の葉牡丹の種類の多さにはビックリ!華やかで、お正月でなくてもギフトの花束にできそうなものばかり。葉牡丹の原種は、サラダや青汁などに入っているあの ケール。ケールは鎌倉時代に日本にはいってきた(諸説あり)と知り、またまたビックリ!鎌倉武士や、戦国武将もケール青汁を飲んだのかな?葉牡丹は、ケ...

  • 年の瀬ゆえに~シクラメン

    ▲ 豚の饅頭・篝火花 (シクラメン)♪ うす紫のシクラメンほど淋しいものはない~小椋桂・布施明のこの歌が流行った頃、薄紫色のシクラメンは無いと言われていた。しかし、歌のヒットにより薄紫色のシクラメンが開発されたそうな。どんなのがあるのかと花屋さんのページを検索してみた。たくさんあるのだね~。セレナーディア、ライラックフリル…薄くなくて濃い紫の 「江戸ノ青」なんてのもあった。素敵!全然、淋しいもの…ではない...

  • 鶴岡八幡宮 ~ 倒れた大銀杏

    ~2010年5月~▲ 銀杏(イチョウ)まだ夜も明けやらぬ暗い境内。轟音に驚き駆けつけ、ライトで照らし出された先にあったのは…壮絶な大銀杏の姿。強風の中ただ呆然と立ち竦んだであろう、その時の神職たちの恐怖を想像すると鳥肌がたつ。2010年の春、樹齢千年ともいわれた鶴岡八幡宮の大銀杏は倒れた。実朝暗殺は800年前。昔、この大銀杏の樹齢をよく知らなかった頃、「言い伝え」としても、はたして当時この銀杏は人が隠れられる位...

  • 戦国北条の御曹司~柏槙と犬槙(小田原城)

    ~小田原城のビャクシン。向う側にはイヌマキの大樹が見える。~▲ 柏槙(ビャクシン)と犬槙(イヌマキ)復元整備された現在の銅門広場で、2本の巨木が存在感を放っている。ビャクシンは、幹の周り 約 3.1m、根元周り 約 3.9m、高さ 約15m。イヌマキは、幹の周り 約 4.5m、根元周り 約 6.0m、高さ 約20m。どちらも市の天然記念物である。樹齢は定かではなく、二百年とも、四百年、五百年とも様々いわれている。▲ 小田原北条...

  • 武将とアサギマダラ~藤袴

    ▲ 藤袴(フジバカマ)渡りの蝶アサギマダラは、藤袴を食らいその毒を自らの体内に取り込んで旅立つと聞く。東海道は丸子の宿。戦国時代の城、丸子城の麓に「吐月峰 柴屋寺」という臨済宗の名刹がある。今川家に仕え、京をはじめ諸国に招かれ旅した連歌師宗長の寺でもある。「吐月峰」。月を吐く峰。茶室に面した庭から、迫るようにそびえる山が見える。その名は「天柱山」。満月は、その山から現われる。月を、吐くのだ。柴屋寺の...

  • ネコ科の動物はじゃれるのか?~猫じゃらし

    ▲ ねこじゃらしエノコログサ が正式の名前だそうな。エノコログサ は 「いぬころ草」という意味だそうな。つまり、犬の尻尾に似ているから。前にテレビのバラエティー番組で、猫科の動物はネコジャラシにじゃれるのか?と実験していた。大きなネコジャラシを作って、動物園の虎に網越しで揺らしたところ…じゃれた、だよ。振ってた人が、こえ~~😫って。アハハ。ネコジャラシは外来種。外国でも ネコジャラシ って言うのかな?検索...

  • 萩づくし~萩

    ~おはぎ💛~違う… (-_-;)こちら↓~小田原北条の重臣朝倉家の菩提寺「香林寺」の萩~▲ ハギ(萩)道を歩いていて玄関先や庭先に 萩 のあるお宅を見ると、風雅を好む方がお住まいなのだろうな~と想像する。萩のつゆ は風雅に憧れはすれど、風雅な生活はまったく出来ないので、せめてブログだけでもとブログタイトルとハンドルネームに 萩 を使わせていただいている。萩が好きだ。若き頃、ある企画展で長谷川等伯の障壁画を観てから好きに...

  • 中秋の名月~ススキ

    ▲ 薄(すすき)今日は十五夜。中秋である。月の夜。源氏物語では、夕霧の君が亡き親友の形見の笛を吹くと、‘あやかし’が現れる。山月記の虎が吼え、兎が跳ね、猫は🐱猫じゃ猫じゃを踊り(←ウソ)、狼にも変身できたりする(←これもウソ)。「月を見ると精神が癒される」とも、「いやいや、月など見入ってはいけない」とも。~かつて(現代)、小田原城では中秋に合わせて薪能が催されていた。さすがあの戦国の世で五代百年続いた武...

  • ジャガタラお春~曼珠沙華

    ~小田原城の戦国時代「幸田口」土塁に咲くヒガンバナ~▲ マンジュシャガ(曼珠沙華)♪ マンジューシャカ~ 恋する女はマンジューシャカ つーみつくり白い花さえまぁっかぁに 染める~~演歌歌手も歌っているが、「曼珠沙華」はやっぱりオリジナルの百恵さん。情念がウェットでなくドライなのが良い。あれを二十歳で歌いこなしていた。凄い!曼珠沙華を見ると口ずさんでしまう歌がもうひとつある。♪ 赤いー 花なら まんじゅぅしゃ...

  • 重陽の節句~菊

    ▲ 菊(キク)菊といえば、菊人形…いや、いや、今日9月9日は「重陽の節句」。縁起の良い「九」という「陽」の数字が重なり、「重陽」なのだそうな。また、「菊のお節句」でもある。ちょうどこの時期に咲く菊の持つ霊力で邪気を払い不老長寿を願う、はるか昔から続いている行事である。古典文学はもとより、時代小説や時代劇にも「重陽の節句」の場面がよく登場する。忠臣蔵にも出てくるし、戦国時代の安房里見家の最後の当主忠義...

  • 春なのにコスモスみたい~秋桜

    ~小田原攻めのため秀吉が城を築いた石垣山城(小田原)にかつて咲いていた。眼下に見えるのは小田原御城下と相模の海。~▲ 秋桜(コスモス)♪ はっるなのに コスモスみたい~はっるなのに コスモスみたい~(上ガル↑)♪という歌が流れる化粧品会社のコマーシャルが昔あった。季節は春。キャンペーン商品はコスモスみたいなパステルカラーの口紅だった。それまで、コスモスは春の花だと思っていた。このコマーシャルで秋に咲く花と知っ...

  • 青緑に光る唇~庄内の紅花

    ~ちょっとドライぎみ~▲ 紅花(ベニバナ)まゆはきを…と当然、芭蕉で始まると思われたであろう。が、しかし、萩のつゆ の頭に浮かぶのは、♪ 紅(くれない)に 染ーまぁった~こーのオレを~ごめんなすって (^^;)💦庄内の紅花は江戸時代のブランド品だった。主に、最上川中流の村上あたりで栽培されていた。酒田は、最上川を下って運ばれてきた紅花や庄内米などの集積港として大変栄えたところである。「おしん」でも有名だ。以前、...

  • 足柄清川に沈んだ美僧~蓮

    ~三島「祐泉寺」。小田原北条一族の早世した青年武将(歴史ブログじゃないから詳しくは書かにゃい)のものと伝わる墓がある。~▲ 蓮(ハス)♪ ド~ブに落ちても 根のある奴はい~つか 蜂(はちす)の花とぉ 咲く~こたびは「蓮」 ということで、雅でブッダ的なことを書きたいと思ったが、最初に頭に浮かんだのが、寅さんのこの歌。蓮は、断面が蜂の巣のようで、蓮=ハチス(蜂巣)とも言われるのは言わずもがな。子供の頃、花瓶に...

  • 伝説の名残~鷺草

    ▲ 鷺草(サギソウ)東急大井町線の九品仏という駅(世田谷区)に、「九品仏 浄真寺」という浄土宗の名刹があります。その名の通り、九品の仏がおわします。ここは戦国時代の「奥沢城」の跡でもあります。山門の脇には小さい小さい「奥沢城跡」の碑が埋もれたように建ち、広い敷地の周りには、かつての土塁や堀や、戦国時代の要害らしい湿地の跡が見られます。城の主は、世田谷吉良氏の重臣だった大平氏。世田谷吉良氏は小田原北条...

  • モドキ~山牛蒡とサフラン

    ▲ サフランモドキ(蕃紅花擬)マグマ大使ーーっピロロピロロ ピロロピロロ「モドキ」といえば「人間もどき」。ではなく、「サフランモドキ」。散歩中に見かけた 「モドキ」。でも、モドキだとハッキリ宣言しているので潔い(そうか?)。明治時代、それまで「サフラン」としていた間違えに気が付き、「サフランモドキ」と改称されたそうな。サフランとはあまり似ていないように思えますが、「サフランモドキ」とされた時、元の「サ...

  • 妖怪ハンゲ~半夏生

    ~鎌倉 東慶寺の半夏生~▲ 半夏生(ハンゲショウ)半夏生…文字も音も美しい。なんとなく、日差しの中で揺らめくような感じがします。暑さでヨロヨロ…熱中症、大変だー!違う。今日7月1日は「半夏生」です。そんな繊細な季節の移り変わりもすでに無くなりつつありますが…。「半夏生」って、花の場合は「はんげしょう」ですが、候だと本来は 「はんげ しょう ず」と読むのですってね。ニュースなどで「今日は 七十二候でいう はん...

  • シーボルトが愛した花~紫陽花

    ~江戸城~▲ 紫陽花(アジサイ)種類は400種はくだらないそうな。毎年どんどん種類が増えているようで、この季節になると、道を歩いていて次々に「わぁ~、これも紫陽花!?」「えー、これも紫陽花?」 と立ち止まることしきり。日本原産で、最初は ガクアジサイ だったそうです。万葉集にも詠われているから古くからある花なのですね。「紫陽花」とい漢字をあてたのは平安代からなんですって。万葉集には「味狭藍」。平安時代は「...

  • 八王子城に咲く~采配蘭

    ▲ 采配蘭(サイハイラン)落城した城跡の激戦地だった曲輪に、ちょうど落城した月に咲く花がある。花の名は「采配蘭(サイハイラン)」。城は、当ブログに何度が登場している、小田原北条4代当主氏政のバディ、すぐ下の弟で北条の軍事・外交を担った北条軍団最強の武将、北条氏照が築いた八王子城である。ご存じのように采配蘭はそれほど珍しい花ではない。山林に自生し、花は6月頃に咲く。戦の時に大将が振る采配に似ていること...

  • ドクロかと思った~躑躅

    ~何十年も前に祇園白河で撮った写真を撮った。舞妓さんたちが皆でどこかへお出掛けするところだった(変身舞妓ではにゃい)。~▲ 躑躅(ツツジ)この漢字のどちらかをパッと見せられると、どっちだか分からないのは私だけ?良~く見るとぜんぜん違うのにね。髑髏(どくろ)は「骨偏」。躑躅(ツツジ)は「足偏」どちらにしても書けませんが…。躑躅は植物なのになぜ「足偏」なのでしょう?花の辞典を見てみました。躑躅は、元々は...

  • スズメバチが来るの?~柊南天

    ▲ 柊南天(ヒイラギナンテン)この頃、新築のマンションや公園の植え込みなどによく見かけます。春に黄色い花が咲き、秋には紅葉して、紫色のブルーベリーのような実が生ります。一年にわたって変化を楽しめるし、ヒイラギ&ナンテンなので縁起が良いと土地の古老(だれ?)から聞きました。そりゃエエわ。猫の額より狭い我が家の玄関脇の植え込みに植えたい!植木屋さんに相談したところ…「植えたいのは、ホソバ(細葉)ヒイラギ...

  • 輪島塗~档の木

    ▲ 档(アテ)の木アテは輪島塗の木地に使われる木です。漆の木は、満身創痍となって その人生を終えるそして…21世紀で漆文化は確実に滅亡する。漆は美術館の中にしか残らない。これは、200年続いた輪島の塗師屋の当主の言葉です。しかし、その樹液は漆器として、木地となった木にまた戻ります。塗り師の職人さんが言うには、それはまるで、自らの意思で木に吸い込まれていくようだそうです。輪島塗というと価格やその工程の多さか...

  • 越後鮫ヶ尾城~かたくり

    ~登城道。どこを歩けば踏まないですむ?~▲ カタクリ上杉謙信亡きあと、勃発した乱で敗退した 上杉景虎 終焉の城に咲く カタクリです。景虎さんは小田原北条家の御曹司でした。先に書いた、萩のつゆ が「追っかけ」をしている八王子城城主北条氏照の弟でもあります。北条と上杉の同盟の証として越後に送られ、謙信に気に入られてその姪を娶ります。謙信が生きていた頃は良かったのですが、死後に謙信の甥&その一派と、景虎方との...

  • 近藤朔風♪泉に添いて茂る~菩提樹

    ▲ 菩提樹(ボダイジュ)♪ いず~みに 添い~てしげ~る 菩提樹ぅ~音楽を専門にしていなくても、ほとんどの人が出だしのフレーズを聞いたことがあるのは、中学生の頃に音楽の授業で習ったからか。「菩提樹」は、恋に破れて故郷を離れ放浪する青年の物語をシューベルトが歌曲集にしたものの中の一曲です。元の詩集はドイツのミュラーによるものだそうですね(知らなかった…)。シューベルトはこの歌曲集を作曲した翌年に病で亡くな...

  • 龍の逆鱗~ゲキリンリュウ

    ▲ 逆鱗龍(ゲキリンリュウ)逆鱗…そもそもの意味を分かっていませんでした。龍には81枚の鱗があるが、顎の下の一枚だけが逆さまにはえている。その鱗のことを「逆鱗 げきりん」というそうな。「逆鱗」に触れると、普段は穏やかな龍が激しく怒り(いかり)、報復をうけるとな。なるへそ~。我が家の猫のお尻の毛っ毛と同じです。それをツツッと引っ張ると、普段は穏やかな猫が激しく怒り、シャーッ!と報復をくらうのです。まさに龍の...

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