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2020/06/14

1件〜100件

  • 積極的な情報発信のススメ  ~小さな負担が大きな負担を軽減する~

    積極的な情報発信のススメ ~小さな負担が大きな負担を軽減する~ 「学校の経営資源はヒト、モノ、カネである。」と言われてきました。管理職にはそれらをどのように有効に管理運営するのかが問われてきました。最近の学校経営に関する資料では、その3つに加え「情報」も学校の重要な経営資源だとするものが多く見られるようになりました。(「情報」以外にも「時間」「知的資源」「ネットワーク」などをあげているものもあります) 学校が有する資源の中で、モノやカネには限りがありますが、ヒトや情報には大きな発展の可能性があると考えられます。 特に、保護者から信頼される学校づくり、地域とともにある学校づくりには、学校からの情…

  • 忘れられない光景 ~かけがえのない命の大切さ~

    未曾有の被害をもたらした東日本大震災発生から、11年目を迎えました。あの時、皆さんはどこで何をしていたでしょうか。被災地の様子から何を感じたでしょうか。 震災から2年目、南三陸町や石巻市、気仙沼市などを訪れる機会がありました。「語り部」の案内で、被害を受けた地域や多くの小学生の命が失われた大川小学校跡を巡りましたが、今でも胸をえぐられるようなその時の思いが浮かんできます。人生の途中で、突然命を失った方、突然家族や友人を失った方、住むところもなく仕事もなく途方にくれた方…。その日見た被災地の様子は、忘れられない光景となりました。その後、震災から5年目にも被災地を訪れましたが、着実に進む復興と5年…

  • 明暗を分けたもの ~東日本大震災から見えてきたもの~

    明暗を分けたもの ~東日本大震災から見えてきたもの~ 〇以前、(旧)大川小学校を訪れる機会がありました。震災でお子さんを亡くされた父親に案 内してもらいながら話を聞いてきました。翌日、南三陸町の語り部からは戸倉小学校の話を聞くことができました。説明を聞いて対象的とも言える当時の二校の様子が心に残りました。 〇石巻市の大川小学校の悲劇は、マスコミでも度々取り上げられており、多くの方の記憶に残っていると思います。大津波にのみ込まれ児童108人のうち84人、教職員は13人のうち10人が行方不明となってしまいました。一方の戸倉小学校は、高台に避難したことで校内にいた全児童・全教職員が助かっているのです…

  • 教育の役割 ~戦争のない世界を目指して~

    世界の歴史に、悲しいページがまた新たに加わってしまいました。悲しく悔しく残念でなりません。私たちは歴史から沢山のことを学び、よりよく生きる叡智を身につけてきたはずです。そして、教育を通して子どもたちにも正しい判断ができる大人になるよう教えてきました。しかし、今ウクライナで起きていることは、平和や人権、平等といった人類として大切にしなければならないことを踏みにじる行為です。強い者が正義ではなく、正しいことや優しいことが正義であることを信じられる世の中にしていきたいものです。 以下、藤野英人氏のメッセージを引用します。 ①無慈悲な戦争に断固として抗議をします。 ロシアの戦争行為に断固として抗議をし…

  • 凡事徹底 ~あたりまえ10か条~

    凡事徹底 ~あたりまえ10か条~ ①「思いやり 人の気持ちを考える」のがあたりまえ ②「あいさつは 自ら先にする」のがあたりまえ ③「授業は 真剣に受ける」のがあたりまえ ④「自分も人も公共物も 大切にする」のがあたりまえ ⑤「人の話は 目と耳と心で聴く」のがあたりまえ ⑥「清掃・給食 みんなでやる」のがあたりまえ ⑦「決まりごと 守って生活する」のがあたりまえ ⑧「身だしなみ ととのえる」のがあたりまえ ⑨「いじめ・暴力・悪口陰口 しない許さない」のがあたりまえ ⑩「生活は 時間をまもる」のがあたりまえ にほんブログ村

  • ピンクシャツデ-

    【ピンクシャツデー】 皆さんは「ピンクシャツデー」をご存知ですか? カナダから始まった「いじめ」に反対する運動です。日本での認知はまだまだこれからのようですが、少しずつ広がりを見せています。 日本ピンクシャツデー公式HPには次のような説明があります。「ピンクシャツデーとは、ピンク色のシャツを着たり、ピンク色のものを身につけたりすることで、『いじめ反対』の意思表示をする日です。現在では、カナダばかりでなく数十ヵ国もの国や地域に広まり、世界的キャンペーンとなっています。」(以下、同HPより) きっかけは、2007年カナダで、ハイスクールに通う9年生(日本の中学3年生)の男子生徒がピンク色のポロシャ…

  • 生き方を考える(人生の通過点③) ~進路指導・キャリア教育の大切さ~

    生き方を考える(人生の通過点③) ~進路指導・キャリア教育の大切さ~ 進路本番の時期を迎えました。先日、たまたま街中で出会った顔見知りの中学3年生から「今日は私立高校の発表に行ってきました。合格していました」と報告され、とても嬉しい気持ちになりました。今後の高校入試での健闘と、中学校卒業後の成長が楽しみです。 進路指導は、子どもたち一人一人の将来に関わるものです。学校が行っている様々な取組の中で最も重要な取組だといっても過言でなないと思います。子どもたちの進路指導に直接関わる先生だけでなく、全ての教職員の力を、その学校の総力を結集して取り組むものだと思っています。 進路指導を進める上で、指導す…

  • 人生の目的と目標(人生の通過点②)

    子どもたちや保護者によくしてきた話です。 サッカー女子日本代表のなでしこジャパンが、2011年のワールドカップで金メダル(世界一)を獲得した時、取材に対して「ワールドカップの優勝は単に通過点(目標)で、真の目的は日本の女子サッカーをメジャーなスポーツにしたいんです」とコメントしていました。 iPS細胞の開発に成功し、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中教授は「iPS細胞への挑戦は、多くの難病に苦しむ患者を救うためである」と述べていました。この場合、iPS細胞の実用化は、通過点(目標)であり最終的なゴール(目的)は「患者の救済」ということになります。 例えば、中学校卒業後の進路を考えるとき、自分の…

  • 人生の通過点

    人生の通過点 進路指導が本格化するにあたり、生徒たちに将来の夢や希望について問うことを大切にしています。10代半ばの生徒たちにとって、自分の将来を考えることは容易(たやす)いことではないことは承知しています。例え考えることができたとしても、将来その通りの生き方をしている(職業についているなど)ということは決して多くないでしょう。しかし、具体的に進路を考えていくときに、将来、どのような人生を送りたいのか、それは何のためなのかなど、将来の人生について考えを巡らす機会をもつことは、とても大切なことだと思っています。 高校受験では、多くの生徒が人生で初めて「選ばれる」立場になります。残念ながら毎年何人…

  • トラブルに強い学校になろう②

    トラブル対応は学校づくりの根幹 ~問われる学校の総合力~ トラブルに強い学校とは、トラブルが起きたときの対応力(解決に向け組織的に取り組んでいく力など)が高いというだけではありません。日頃から教職員全体がトラブルに対してアンテナを高くもち、早期発見・早期対応により軽微なうちに適切に解決していこうとする危機管理意識及び能力の育成が不可欠になります。多くの場面で、情報の共有化の重視とチームで対応する経験を積んでいくことも大切な要素となります。 さらに言えば、そもそもトラブル発生の可能性の少ない学校づくりを進めることができれば、働く教職員にとっても心身ともに健全な教育活動を進めていくことができるよう…

  • トラブルに強い学校になろう①

    トラブルに強い学校になろう① 増え続ける厳しい保護者対応 学校は、子どもたちを教え育てる場所です。しかし、日々増え続ける仕事とともに、保護者への対応に追われることがとても多くなってきています。保護者との対応の中でも、厳しく(感情的に)様々な要求をしてくる保護者との対応は、教員を疲弊させ、神経を擦切らせ、学校現場をますます荒廃させていくことになります。学校関係者の労働時間の膨大な増加と精神的な疲弊の蓄積は、学校の健全化を阻害するだけでなく、学校の向上の機会を奪っていくことにつながっていくものです。 気になっていること 当然、教師・学校は丁寧に対応する必要があります。不適節な指導や至らなかった点は…

  • 持続可能は働き方を!

    持続可能は働き方を! 〇学校現場では、「ふと気づくと、日中一回もトイレに行かなかった」「電話しなければならないのに忘れてしまった」「空きの時間は生徒指導のために今日もつぶれてしまった」「授業準備と学級通信は、休日や家での仕事」「子どものノートにコメントを書けずにスタンプだけで済ませてしまった」等々ということが日常茶飯事です。年々、学校現場がどんどん忙しくなっています。 〇経験を積むに従い自分の仕事(学級や授業等)だけの状況から、学年・学校全体に関わる仕事や外部とのやり取り、加えて後進の指導や支援などにも求められるようになっていきます。 〇仕事の処理も早くなり、広がる守備範囲にも対応できるだけの…

  • 校長の自戒(4)

    校長の自戒(4) ⑥「挑戦して失敗するのか、挑戦することに失敗するのか」 ワクワクドキドキする挑戦を大事にする。挑戦しようとする人を皆で応援・支援する文化を尊重する。全員で達成の喜びを分かち合い、成果を共有していくことのできる教職員集団を目指す。 前年踏襲の既定路線を継続していくだけの学校経営より、児童生徒が向上し、学校がよりよくなっていくための新たな挑戦を大切にする。何の為か誰の為かを問い、負担に対する効果を検討し、本当に必要な仕事なのかを見極めながら、やらない失敗より、失敗しながらも修正しながら挑戦していく学校づくりを進める。同時に、これまでの当たり前を見直し、スクラップビルドを実践してい…

  • 校長の自戒(3)

    校長の自戒(3) ⑤「和して同ぜず」(「和」は大切にするが仲良しこよしにはならない・異なる意見も大切にする) 教職員の中には、常に反対する人やうるさく意見を言う人がいるもの。自分の思い通りの学校経営を目指すために、自分の意見に逆らわず賛同する人ばかりで身の回りを固めてしまうことは学校全体にとって危険な行為となります。校長個人には快適な学校経営推進ができると感じるかもしれませんが、組織の弱体化を招くとても危険な面があります。異質の考え方や意見を持つ人はどこの社会にも存在するものです。そのような存在の中に、組織を強化し向上させていくポイントやヒントがある場合が多いものです。 多様な考え方や意見も包…

  • 校長の自戒(2)

    ④「人を残す」のが校長の一番の仕事 「名誉を残そうとするのは下。仕事を残そうとするのは中。人を残すのが上。」 校長に着任すると、在任中に自分の力で成果(手柄)をあげたいという要求が起きてくる。これは自然なことであり学校を向上させていく力にもなる。大切なのは、それは誰のために(目的)、どのようにして(方策)、どのような道筋で進めていくか(実行・推進)です。 冷静な判断を行っていくには、個人的な名誉や力を証明するための思いを排除する必要があります。自分のために結果を急いでしまうと、働く教職員の意欲が低下してしまう恐れがあります。例え結果を出すことができても、校長が替わるとその成果が一過性のものとし…

  • 校長の自戒(1)

    校長の自戒(1) ①「上がりの校長」にならない。 (校長になることが「上がり」=ゴールという校長) 校長になることは、新たなチャレンジのスタートです。校長になること自体を目的(ゴール)と捉えてしまうと、「事なかれ」の姿勢に陥る危険性があります。それは巡り巡って、学校の危険リスクを高め、結局自身か後進が大変な思いをすることになりかねません。勢いを失った組織におけるマイナス要素は、数年間にわたって様々な形で学校全体に影響(危機)を残していくことになります。現状維持は後退以外の何物でもありません。前進し続ける姿勢こそ最大の危機対応となります。常に「攻め」の姿勢を大切にしたいものです。 ②「たこつぼ校…

  • 人は二度生まれる ~未来を創る、こどもたち。未来を育てる、私たち~

    人は二度生まれる ~未来を創る、こどもたち。未来を育てる、私たち~ いつまでも「子ども」だと思っていた生徒達が、いつのまにか大人びた面を見せるようになります。「自分のことを大人だと思いますか、子どもだと思いますか?」と聞かれたら、どのように考えるでしょうか。中学生になる前後から成人する頃までを「青年期」と言います。また、子どもから大人への境目にあることから「境界人」などという言い方もあります。 この時期は、心身ともに大きな成長と変化を伴います。中には中学校での3年間で30cm~40cmも身長が伸びる生徒もいます。幼さを残して入学してきた生徒達が、いつの間にか逞しい姿となっていきます。 身体的な…

  • レンガ職人の話

    レンガ職人の話 子どもたちに対して繰り返ししてきた話があります。それは、イソップの「レンガ職人」の話です。次のような内容です。 ある旅人が道を歩いていると、同じ作業をしている3人の職人に出会いました。旅人は3人に同じ質問をしてみました。「あなたは何をしているのですか?」 一人目の職人は、辛そうな表情で「レンガを一つ一つ積んでいるんだ」と答えました。 二人目の職人は、「生活のために壁をつくっているんだ」と答えました。 三人目の職人は、目を輝かせながら「歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ」と答えました。 この話は、仕事の目的をどのように捉えるかで、仕事への意欲や張り合いが変わることを教えてく…

  • 教師の存在

    教師の存在 ○子どもにとって、「最大の教育環境は教師である」と言われます。・優しさや温かさを持った先生の下では、子どもたちも優しさや温かさを大切にするものです。・分け隔てをすることなく一人一人を大切にすることのできる先生の下では、子どもたちの中に自然と人権意識が育っていくものです。・先生の好奇心や探求心は、子どもたちの好奇心や探求心に火をつけます。・先生の情熱や前向きさ等といった人としての「熱」が、子どもたちの心に伝わっていくと、情熱や意欲等を注ぐもの、将来への夢や希望を子どもたちも探し求めるようになっていきます。・教師の人格的な向上の原動力は、子どもへの思いやりある眼差しや一人一人を理解力し…

  • 危機を救い向上していく厚みのある組織 ~重なり合う人間関係づくりを大切に~

    ◆ある出来事 県公立高校入試前々日の土曜日「子どもが受験票をなくした。どうしたらよいか」という保護者からの電話が学校に入りました。部活動指導に来ていて、たまたまこのような電話を受けたとき、皆さんならどのような対応をしますか? 「担任に連絡する」それだけで終わらせて良いでしょうか? これは実際にあった出来事です。電話に対応した先生は、不安に満ちた保護者の様子から、周囲に聞こえるような声でゆっくりと復唱しながら話しをしました。それにより周囲にいた先生方も事の次第を知り、メモを取る先生がいたり、対応を考えたりして、迅速に連動して動くことができました。 ◆その後 一人の先生が担任の所在を確認して連絡を…

  • 危機を救い向上していく厚みのある組織 ~重なり合う人間関係づくりを大切に~

    ◆ある出来事 県公立高校入試前々日の土曜日「子どもが受験票をなくした。どうしたらよいか」という保護者からの電話が学校に入りました。部活動指導に来ていて、たまたまこのような電話を受けたとき、皆さんならどのような対応をしますか? 「担任に連絡する」それだけで終わらせて良いでしょうか? これは実際にあった出来事です。電話に対応した先生は、不安に満ちた保護者の様子から、周囲に聞こえるような声でゆっくりと復唱しながら話しをしました。それにより周囲にいた先生方も事の次第を知り、メモを取る先生がいたり、対応を考えたりして、迅速に連動して動くことができました。 ◆その後 一人の先生が担任の所在を確認して連絡を…

  • 安定して向上していく学校づくりを目指して(成功循環モデル)

    (1)守りから攻めの学校運営 苦情が多い、トラブルが続けて起こる、心を病む教職員が次々に出てしまう…そんな危機的な状況にしたくない。穏やかな心で本来の教育活動に日々力を尽くすことができるようにしたいものだ。これは学校教育に関わる者全ての共通の願いだと思います。安定して向上していく学校づくりを目指すことは、これらの課題解決に即効性があるとは言えないかもしれませんが、時間をかけて好循環を生み出していくことで、働きがいのある学校づくりとなり、結果、多くの成果を生み出すことが可能となり、子どもたちからも、保護者・地域からも信頼される学校となっていくものと思います。 (2)成功循環モデル よりよい結果を…

  • 「生徒指導は面倒臭くて時間がかかるもの」①

    「父ちゃんの愛情弁当」より *弁当持参が当たり前だった頃の大阪。毎日昼休みに息子のお弁当を届けにくる父子家庭のお父さんの話。短縮授業になったことを知らなかった父親が、職員室に怒鳴り込んでくる…。 《Cのお父さんは、毎日昼休みに、校門までCに弁当を渡しに来られます。その日も、Cは校門前でいつものようにお父さんを待っていました。お父さんが学校に着いたとき、いつもは誰もいない校庭で、沢山の生徒たちが遊んでいました。 「なんでみんなもう遊んでんねん?」「きょうは短縮や。あの子らは、もう食べ終わってん」その日は短縮授業のために、昼食時間がいつもより20分早くなっていたのです。「ほんなら、おまえだけ飯をお…

  • 子どもの心に火をともす

    子どもの心に火をともす 『平凡な教師はただ話すだけ 良い教師は説明する 優れた教師はやって見せる 偉大な教師は子どもの心に火をともす』 ○イギリスの教育学者ウイリアム・アーサー・ワードの言葉です。「火」を「灯」とする訳もあります。「灯」とは「明かり」を意味します。 ○教育を通じて、子どもの心に火をともすことができたならば、どんなに素晴らしいでしょう。教師も自身の心の中の「火」を大切にいましょう。 ○教育は単なる知識の伝達ではありません。「教育は100年の計」(「国家100年の計は教育にある」)とも言われます。逞しく未来を切り開いていく子どもたちが育っていける、そんな教育を目指したいものです。 …

  • 子育てについて

    子育てについて 一歳ほどになり、ようやく歩けるようになった子どもが転んだとき、あなたらならどうしますか? 抱きかかえて立たせる行為は、大人としての当然の優しさです。一方、自分で立ち上がるのを見守るという優しさもあります。転ぶ度に大人が立ち上がらせていると、自分で立ち上がろうとする力を育てることができず、大切な成長の機会を失うことになります。 これは学校生活の中でも同様のことが沢山あります。子どもたちには、将来、予測不能の沢山の困難が待ち受ける社会に出ていく時がやってきます。学校教育を通して、自立した大人として逞しく生きていく力を身に付けてさせていく意識が大人(教職員、保護者など)の側に求められ…

  • 今日的な生徒指導について(2)

    今日的な生徒指導について(2) ○「生徒指導」と言うと、問題行動や不適切な言動をした児童生徒に対する指導と受け止められてきた傾向があります。このような何かが起きてから対応する生徒指導は「対処療法的な生徒指導」や「消極的な生徒指導」と言われます。○かつての非行問題行動が多発し、多くの学校が荒れていた時代は、発生した問題への対応や、ルールを違反した児童生徒への指導など、対処療法的な指導に追われていたのも事実です。○社会全般や家庭状況の多様化が進み、児童生徒の有する課題やその背景が多岐にわたり複雑化してきている今日の状況では、これまでのような対処療法的な生徒指導を中心に取り組んでいたのでは、安定した…

  • 今日的な生徒指導について(1)

    今日的な生徒指導について(1) ○どこの学校でも例外なく、日々発生する子ども同士の様々なトラブルや保護者からの多様な要望(苦情)に対する対応に、程度の差はあれ少なからず追われているのではないでしょうか。 ○例え子どもたち同士のトラブルだったとしても、対応を誤ると保護者と学校間の大きなトラブルに発展し、先生個人や学校全体が、その対応に追われていく事態に発展しかねない危険をはらんでいます。(ますます危険度は高くなっている!) ○一度、対立の構図になると、保護者は自分の言い分を通すために、上部権力に訴えることがあります。例えば、①管理職に訴える→②市町村の教育委員会に訴える→③都道府県の教育委員会に…

  • 教師は授業で勝負する~よりよい授業づくりのために~

    「教師は授業で勝負する」という言葉があります。教師としての力量を高め、子ども達をはじめ、同僚や保護者などからも信頼される存在となっていく上で、「授業力」を向上させていくことが重要な「柱」となります。 教師として様々な経験を積みながら、守備範囲を広げ、様々な面で学年や学校の推進力となっていく力などを身につけていくことも、教師としての成長には大切ですが、「授業力の向上なくして、教師としての成長はない」のです。 学校全体の教育力の向上、又は子どもたちの学力向上を考える上でも、一人一人の教師の授業力の向上に追うところが大きいと言えます。 【よりよい授業づくりのために】 ○よりよい授業づくりのためには、…

  • 向上する学級(学校)と荒れる学級(学校)

    「学び続ける者のみ、教える資格がある」と言われます。教師になることは、ゴールではなくスタートです。管理職も一緒。管理職になることはゴールではありません。どちらも人を教え育てる者として、成長を求め歩み続けていくことが求められます。 【向上する学級と荒れる学級】 ○同じ言葉で同じ指導をしているのに、信頼されていく先生と反感を買う先生がいる。力のある先生は、指導するほど信頼されていく。一方で、指導するほど子どもたちや保護者の心が離れていく先生がいる。 ○経験を積んでいけば、不満を募らせている子どもに対して、強い指導で従わせ表面化させないこともできる。果たして、それは教師としての正しい成長の道なのだろ…

  • 柔道を通して学んだこと(3)

    柔道を通して学んだこと(3) 学級経営、学年経営、学校経営…どの職場においても、またどのような立場にあっても、常に柔道で学んできたことが自分を支え、進むべき方向を示してくれました。管理職として目指したのも、柔道で学んだことを学校づくりに生かしていくことでした。「全員柔道」は、自分が一番こだわり続け、大切にしてきた考え方です。 【全員柔道】 〇戦う時は一人、だからこそ一人はみんなのために、みんなは一人のために「全員で戦う」という思いをもてるチームこそ強くなる。 〇レギュラー(正選手)も補欠(控え選手)も、上級生も下級生も、強い生徒も弱い生徒も、それぞれが役割をもち、全ての生徒が心を一つにできるよ…

  • 柔道を通して学んだこと(2)

    勝利して素晴らしい結果を残すことより、悔しい思いや辛い思いをすることの方が多いものです。何度挫折しても立ち上がり、前に進み続けることに価値があります。強さも、弱さを受け入れてこそ、本当の強さを身につけられます。柔道を通して学んだことは、人生を支え導く大きな力となります。 5 強さにも色々ある ~「失敗は、あきらめない者にとってのみ成功への道標(みちしるべ)となる」~ 柔道では「柔能制剛(柔よく剛を制す)」という言葉がよく使われます。「強さ」と「脆さ・弱さ」は背中合わせです。例えば、樹木でも欅(ケヤキ)のような強度の強い木でも強風で途中から折れてしまうことがあります。一方、柳(ヤナギ)のようなし…

  • 柔道を通して学んだこと(1)

    柔道を通して学んだこと(1) 柔道と出会ってから50年近く経ちます。沢山のことを柔道から、そして出会った生徒たちから学んできました。柔道の「道」は人生(人としての成長)です。生徒に求めることは自分も率先してできるように努めること。生徒の成長と自分の成長は重なり合うものであり、教師も生徒も同じ道を歩むものとして、共に成長していこうという姿勢が根底になければいけないと思ってきました。 1 礼に始まり礼に終わる~「挨拶もできない人間に何ができるか」~ ○柔道に携わってきた者として、「礼儀」と「礼節」は大切。(「礼儀」とは基本的なマナーや作法のことであり、「礼節」は心を伴って行う礼儀のこと) ○自分も…

  • 「心を育てる」ということについて

    教育とは「教えること」+「育てること」です。子どもの成長を考える時、「心を育てる」ことについても、着目していくことが必要です。 勉強やスポーツとともに、それを生かすことのできる心を身につけていくことで、未来を担う存在として逞しく育っていくのだと思います。学力や体力とともに、心を育てるという意識こそ、子ども達の成長に関わる者としての重視な視点になるのです。 どのように心を鍛えるのか? 当然、努力や鍛錬も大切です。しかし、その子の性格や成長に合った配慮をしなければ、大人の働きかけも、子どもの成長を妨げ、時には傷つけることにもなります。特に注意しなければならないのは、自らが厳しい練習を重ね、鍛えてき…

  • 「やる気」について(2)

    かつて心理学者たちが「やる気」に関する実験をしたそうです。それは、問題を解けた人に報酬を与える約束をするというものです。 実験の結果、報酬を与えることによって問題を解決する能力は向上するどころか、むしろ低下してしまうという結果になりました。心理学的には「予告された報酬は、人間の創造的な問題解決能力を著しく棄損すること」がわかっているそうです。 これらのことから「結果がでたら○○を買ってあげる」というような子どもの「やる気」の引き出し方は、正しくないというだけでなく、弊害でさえあると言えそうです。 「やる気」を引き出すためには、その子の取り組む姿を温かく見守り、工夫したことや頑張ったことなど小さ…

  • 「やる気」について

    NHKの番組で、かつて子どもやる気に関する実験をしたことがあります。それは、子どもたちに絵を描かせるとき、次の3つのグループに分けて観察するというものです。 A:過程を褒める:絵を描くとき、良かった点や工夫した点をほめる。 B:ご褒美をあげる:絵を描き終わったときに、お菓子やお小遣いをあげる。 C:何もしない:子どもが絵を描いているときも、書き終わってからも何もしない。 実験の結果は、AとBのグループはやる気を見せたそうです。特にスタート時では、Bのグループの子どもたちが高い意欲を見せていました。 Cのグループの子どもたちは、飽きてしまう子や丁寧に描くことをやめてしまう子ばかりとなりました。し…

  • お掃除の天使たち~奇跡の7分間~

    お掃除の天使たち~奇跡の7分間~ 修学旅行の時の往復で利用する新幹線。東海道新幹線以外にも、東北、上越、山陽など多くの新幹線があります。その高い高速性や安全性は、日本が世界に誇る技術となっています。 海外からも注目される人たち その新幹線を掃除の面から支える方々がいます。新幹線が東京駅に到着して、乗客が降りてから次に出発するまでの時間、ゴミ拾いから棚上の確認、床掃除や窓やテーブルの拭き掃除、座席カバーの交換、トイレの掃除、イスの回転など様々な作業を実に手際よく行っています。この仕事ぶりがまさに「神業」だとして、世界中のメディアでも紹介されました。ネット上にも“奇跡の7分間”として紹介されていま…

  • 【組織・マネジメント】成功循環モデル~関係の質の向上が結果の質の向上をもたらす~

    『成功循環モデル』 「学力向上と学級経営は両輪である」と言った方がいます。 学校や学級で成果という花を咲かせようと願うなら、構成メンバーの人間関係という土壌を耕し肥やすことを大切にしなければなりません。親和性や協働性の高い組織ならば、色々なことに挑戦し成果を上げることができるのではないでしょうか。 反対に、土壌を無視して成果だけを追求すると、却って土壌を荒らすことにもなりかねません。 みなさんはダニエル・キムの提唱した『成功循環モデル』をご存じでしょうか。よいクラス、よい学校、強いチームづくりの参考になると思います。 「関係の質」を重視する このモデルは、成功する組織になるためには「結果の質」…

  • 【生徒指導・健全育成】第二の誕生(反抗期を乗り越える)

    第二の誕生とは? 人は、二度生まれると言われます。一度目は、母親の胎内から誕生した時です。二度目の誕生は、精神的な自立です。いわゆる思春期といわれる時期にあたります。心身の急速な変化により、接する大人が戸惑うこともあります。時には、少しのことにイライラしたり、一人になりたがったり、本人自身も苦しさを感じることも多いようです。いわゆる反抗期という形になることが多いのです。 これは、自立した大人になるための大切な時期でもあります。難しい時期だからこそ周囲の大人が、よりよい成長のために、温かく見守りながら、連携・協力しあっていくことが何よりも大切です。 セイフティーネットの重要性(しがらみは多いほど…

  • 【組織・マネジメント】信頼される学校10箇条

    【信頼される学校づくり10箇条】 1 いい授業・いい指導を実践する (優しく、分かりやすく、成長させる)2 教師の都合ではなく、児童・生徒の思いを大切にする (先を急ぎすぎたり排除したりしない)3 児童・生徒、保護者、地域の立場に立った教育実践を心がける。 (学校は学校だけのものではない)4 美しい学校・校舎・教室・職員室づくりをする。 (人も教育環境。言葉遣いや、身なりも重要)5 児童・生徒の活躍、学校の思いを積極的に発信する。 (ホームページ、学校だより、学年だより等)6 地域に貢献することを大切にする。 (地域の信頼は長期的に学校を育てる大きな力となる)7 来校者や電話の相手を大切にする…

  • 【学力向上】学力の3要素とは?

    学力の3要素 長い間、教育界では「学力とは何か」という話題をめぐって、様々な立場から多様な議論が展開されてきました。その議論に一定の結論が出されたのが、2007年の学校教育法の改正です。その第30条の2項において「学力を改めて規定された」と言われています。それ以降の学習指導要領改訂の柱にもなっています。 学力向上という言葉を考える時、旧来の「テストで高得点を取れるようにすること」にとどまらず、3つの要素を踏まえた上で学力を捉えていくことが重要になります。学力の3つの要素とは次の3つです。 ① 「基礎的・基本的な知識・技能の習得」 ② 「(これらを活用して課題を解決するための)思考力・判断力・表…

  • 【学力向上】よりよい授業を目指して~授業の3要素~

    授業には3要素があると言われます。授業をよりよいものにしていくためには、この3つの要素を理解しておく必要があります。授業力を向上させていく上では、日頃から意識しておくことが大切です。3つの要素とはいわゆる「3観」といわれるものです。 この3つについて、関連性を図りながら授業の構想を立てていくことがとても大切なのです。残念ながら、児童・生徒観では関心意欲についてのみ記述し、単元観では知識理解について記述するというように、3の要素が関連性なくバラバラに記述された学習指導案を見ることが多いように思います。 ◆授業の3つの要素=「3観」とは? 学習指導案を作成するとき、通常はじめに3つの観点(「3観」…

  • 【生徒指導・健全育成】生徒指導の基本 ~あたりまえを大切に・ABCDの原則~

    あたりまえを大切に 最近の子どもたちの課題の一つが「規範意識」の低さ(社会常識の欠如)です。学校生活は、勉強だけでなく集団で生活することを学ぶところです。将来、自立した大人としての生活を送るための態度を身につけていくことは大切なことです。 教育目標や指導の重点として『凡事徹底』を掲げている学校も増えてきました。あたりまえのことを大切にしようというといような意味です。類似しているものに『ABCDの原則』という言葉があります。 「あたりまえのことを、バカにしないで、ちゃんとできる人こそ、できる人(できるようになる人)」という意味です。 最近では、学級指導で利用している先生も増えてきました。具体的に…

  • 【組織・マネジメント】組織の成功循環モデル(成功の法則)

    組織の成功循環モデル よりよい結果を出したいと思ったら、よりよい関係づくりを大切にする。それが、ダニエル・キムの提唱した組織の成功循環モデルです。 このモデルでは、成功する組織となっていくためには「結果の質」を求める前に、「関係の質」を高めることが重要だと説いています。 ① 「関係の質」が良好な状況にあることで、組織を構成するメンバーの②「思考の質」が高まる:モチベーションが上がり前向きに考えるようになる。③「行動の質」が高まる:積極的に協力しながら行動するようになる。④結果的に「結果の質」を高めることができるというものです。 結果を出したい時に、リーダーが着目すべき重要なテーマとして、構成メ…

  • 【生徒指導・健全育成】伸びる教師、残念な教師

    ◆子どもたちはアドバルーンを上げている 新しい学級がスタートすると、しばらくの間は静かな日々が続きます。子どもたちみんながよい子に見えます。比較的指示にも素直に聞き動きます。この子たちとなら、このクラスなら良い一年間になるという教員の期待も大きくなっていく時期です。 ところが子どもたちは、新しい先生の出方をじっと見守り、学級集団の中での力学(だれがどのような個性をもっているのか、逆らったら怖いのは誰かなど)を、じっと観察している期間でもあります。 そして、ゴールデンウィーク明けごろから、様々なトラブルが頻発し始め、「こんなハズじゃなかった」「子どもたちを指導しても言うことを聞かない」(制御不能…

  • 【生徒指導・健全育成】誰しも強みもあれば弱みもある~良さを生かした指導へ~

    誰しも強みもあれば弱みもある 人間だれしも強みもあれば弱みもあります。それをお互いに認め合った上で、支え合うことの大切さは、どの学校でも、心ある教師なら子ども達に教えていることだと思います。それぞれの先生の強みを生かし、弱みを補い合う。そんな職場こそ、安心して世働ける一人一人の良さを生かした職場づくりにつながっていくものです。 子どもたちにも、それぞれの強みや弱みがあります。指導していく上でも強み(長所)を伸ばし、弱み(課題)を改善していくという視点が、子どもを自信を持たせながら健全に育成しく上でとても大切になります。誰しも弱みだけを指摘され続けたら、意欲を削がれるだけでなく、のびのびと成長し…

  • 【生徒指導・健全育成】クラスが荒れるとき ~2・6・2の原則~

    (1)クラスが荒れる時 ~2・6・2の原則~ 児童・生徒の集団には、次のような3つの集団が存在すると言われています。 A:何も言わなくても正しい行動ができ、進んで集団に貢献できる約2割の児童・生徒B:A・Cの中間に位置する6割の児童・生徒(※状況によりAにもCにもなりうる存在)C:学力的に課題が多い。反発したり問題を起こ続けたりする約2割の児童・生徒 (※Cは、家庭状況においても複雑であることや、発達に課題を有していることが多い) 荒れている学級(学級崩壊=学級が上手く機能しない状況)では、Cの子どもたちへの対応が上手くできないうちに、学級全体が崩れていくことが多く見られます。一筋縄では行かな…

  • 【人材育成・教員養成】人を幸せにする学校~決して繰り返してはいけない事~

    (1)決して繰り返してはいけない これは、西東京市の新任女性教諭:YKさん(当時24歳)が、母親に送った携帯メールの文章です。 「毎日夜まで保護者から電話とか入ってきたり、連絡帳でほんの些細なことで苦情を受けたり…」「泣きそうになる毎日だけど…でも私こんな気分になるために一生懸命教師を目指したんじゃないのに…おかしいね。今日も行ってきます」 (『すべての教師のために。』YKさんプロジェクトより) 希望に満ちて教職の道に進んだ彼女でしたが、このメールの一週間後に、自殺を図り大切な命を失うことになります。 公務災害の認定を争った裁判では、「採用直後に担任したクラスで児童の問題行動が相次ぎ、強い心理…

  • 【生徒指導・健全育成】見せかけの指導、一方的な指導にならないように

    ※指導は子どもを成長させるための行為、自己指導力を育てるのが生徒指導です ただでさえ多忙な教師の毎日~ストレスを感じる突然の対応 学校現場は多忙です。先生は授業以外にもやることが沢山あります。「気づけば朝から夕方まで、トイレに行っていなかった!」というような日々を過ごしています。授業や授業準備などのルーティンでできる仕事だけならまだしも、突然入ってくる調査への対応や出張など多忙を極めています。中でも、児童生徒の問題行動に対する指導や保護者への対応などは、多忙感だけでなく、とてもストレスを感じるものです。 教師も人間としての感情があります。体力や精神面の好不調があったり、子育てや介護、病気への対…

  • 【生徒指導・健全育成】繰り返さぬ思い

    ある学校での話です。かつて生徒指導困難校だった当時、働く者つまり教師集団にとって最悪の状況だったそうです。日々発生する生徒指導の対応に追われ、毎日が苦痛に満ちたものだったと語ってくれた教員もいました。 授業中の校内徘徊はあたりまえ、目の前でタバコを吸っている生徒に注意しても、反対に暴言が返ってくるだけ。校内での暴力、暴言、喫煙、エスケープ、イタズラ、放火・放尿…徒党を組んで歩く、警察が来ても悪態をつく。保護者を呼んでも、逆に教師の責任にされる。 地域の信頼を失い、聞こえてくる学校不信と風評被害。親や地域からの苦情の電話も増え、教職員がさらに疲弊していく。教師は、孤立感を深め、精神的な疲労感が募…

  • 【組織・マネジメント】トラブルに強い学校になろう

    増え続ける厳しい保護者対応 学校は、児童・生徒を育成する場所です。しかし、教員は、日々増え続ける事務作業とともに、保護者への対応に追われることがとても多くなってきています。保護者との対応の中でも、厳しく(感情的に)様々な要求をしてくる保護者との対応は、教員を疲弊させ、神経を擦切らせ、学校現場をますます荒廃させていくことになります。 気になっていること 当然、教師・学校は丁寧に対応する必要があります。不適節な指導や至らなかった点は、隠したり誤魔化したりせず、率直に認め謝るべきところは謝り改善するべきだと思います。とこが、それだけでは、収まらない事案が増えているのです。 憂慮されるのが、わが子可愛…

  • 【組織・マネジメント】安定して向上する学校・学級づくりへの挑戦~管理を重視するか戦略を大切にするか~

    失敗を繰り返す組織、成長し続ける組織 人は「失敗するな」といわれ続けられると、守りの思考が強くなり、ネガティブで消極的な発想や言動が増えていきます。組織としてのモチベーションは上がらず、結果、新たな失敗を生ずる要因が高まっていくようになります。問題が起きないように注意しているのに問題が続く組織があるのは、このような背景があることが多いようです。 一方で、リーダーと構成員が、組織の向上に向けて目指す方向性や課題を共有しており、やる気をもって向上していこうとした時、一人一人のモチベーションが上がり、発想や言動もポジティブで積極的なものになっていくのです。結果、失敗をしない、失敗してもそれを克服し、…

  • 【組織・マネジメント】よきメンバーは、よきチームで育つ(学校・学級のチーム力を高めよう!)

    「チーム〇〇(学校)」という言葉の危うさ 「チーム〇〇(学校)」などと標ぼうしている学校が沢山あります。年々増えている傾向にあります。「チーム」と言えば、チームになるのでしょうか。 ラグビーワールドカップで日本チームが活躍した後、「ワンチームにわかに課長が言い始め」というようなサラリーマン川柳がありました。この場合、「チーム」という言葉を使って、課長の都合(所属職員を管理しやすくする)がよいように同調圧力的に使用しているようにしか見えません。 集団とチーム 様々な組織(学校等)を見てきてシンプルに思うことがあります。この職員集団は「集団」なのか「チーム」になっているのか。ここで言う「集団」とは…

  • 【人材育成・教員養成】子どもと接する上で大切にしたいこと

    思いを語る 教育は、子どもの心に火をつける行為です。教師の心に火(熱い思い)が無ければ、子どもの心に火はつきません。例えば運動会・体育祭や部活動では、勝利すること(結果)より、勝利しようと努力する心(過程)を育てることが大切。 行事などでは、なぜその行事が大切なのか、行事への取り組みを通して、どのような力をつけてほしいのかのメッセージを送りましょう。負けたくない成功させたいという心が磨かれて、志になっていくものです。 Iメッセージを活用する 思春期・反抗期など、接し方の難しい子どもとの接し方の一つとして紹介されているものです。 例)「○○をしなさい(するな)」→「○○をしてくれると嬉しい(悲し…

  • 【ことば】「世に生を得るは事を成すにあり」

    司馬遼太郎の『竜馬がゆく』には沢山の勇気をもらいました。この本と出合えて沢山の力をもらいました。 「世に生を得るは事を成すにあり」 第3巻に出てくるこの言葉は、【人は誰もみな必要な存在であり、何か事を成し遂げるために生まれてきている。その何かを見極め、どんなことであれ目標をもって生きることが、人生を意義あるものにしてくれる。】というような意味に捉えています。私の座右の銘でもあります。 坂本龍馬のような歴史に名を残すような人物だけでなく、すべての人が必要で、何かの大切な役割を持って生まれてきた必要な存在だと思います。 子どもたちもみな必要な存在であり、大切な役割を担うために生まれてきた そう考え…

  • 【ことば】よい子を探すのではなく、子どもの良いところを探す

    多くの子どもと接していると、よい子に頼った指導をしてしまいがちです。結果、教師の求める指導に子どもが合わせるようになってしまう危険性があります。そのような価値観が広がると、教師の言うことを聞く子どもがよい子だとなってします。 教師の本来の仕事は、一人一人の子どもの中の良い面に光をあてて、認め大切に育てていくことです。フィンセント・ファン・ゴッホも次のようなことばを残しています。 「美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ」 このことばを忘れないようにするために、常に部屋にはゴッホの絵を飾っています。 。

  • 【組織・マネジメント】増大する保護者対応、荒廃する学校

    ますます大変になる学校現場 学校現場において、多忙化に拍車をかけている原因の一つが、教師の子どもへの指導に対する保護者からの苦情や過剰な要求の増加です。ただでさえ、新たな教育施策が次々打ち出され、学校が担うべき内容が雪だるま式に増えています。そのような状況の中での増大するクレーム等への対応は、今や学校現場を大変危険な状況に追い込んでいます。心を病み去って行く教師が増えている背景にも、こうした学校現場の現状があることを見逃しては成りません。 ※「いじめ防止対策推進法」成立以降、「社会通念上のいじめ」と「法令上のいじめ」のギャップが、いじめ問題を重大化させている原因となることが多いようです。当事者…

  • 【組織・マネジメント】1人の100歩より100人の1歩

    個の力に頼った指導の限界 かつて中学校において生徒指導が大変だった頃(※1)、比較的落ち着いていた学校が、突然荒れ始めた…。という話をよく聞きました。およそ共通しているのは、指導力のある先生が人事異動で抜けてしまったという理由です。 力のある先生が、生徒指導上困難な生徒を押さえてくれていた、学校全体をリードしてくれていたうちは、その学校はうまく回っていたのでしょう。しかし、そのような先生が抜けてしまった反動はとても厳しく重い形で現実となって現れてくるものです。学校が立ち直るためには、何年もかかります。風評も残ります。崩れるときはアッという間です。 100人の1歩を大切に 大切なのは、異動で先生…

  • 【組織・マネジメント】最悪を想定して最善を尽くす(3つの危機管理)

    最悪を想定して最善を尽くす(未然防止) 児童生徒の事故や問題行動も起きてから費やす労力(時間的・精神的)を考えたら、未然に想定して対応しておく方が軽く済みます。精神的にも健全です。結果として無駄となってもいいのです。未然防止に意識の働く教員集団は、それだけで向上の可能性が拡大します。 日常生活でも、学校行事を行う上でも未然防止に力を入れていくことが大切です。ポイントは未然防止、つまり「最悪を想定して最善を尽くすこと」が重要なカギを握っていると考えています。 危機管理の徹底 信頼される学校づくり、荒れない学校づくりには、危機管理の徹底が重要です。危機管理には未然防止・危機対応・再発防止の3段階が…

  • 【人材育成・教員養成】保護者とのつき合いが「上手」な先生と「苦手」な先生

    そもそも「敵」と考えていないか 保護者からのクレームが入ると、端から敵対的な感情をもつことがあります。自分の行為(指導したことなど)を批判されたとしたら、気分を害することは当たり前と言えるかもしれません。正しく理解されなかったという悔しい思いもあると思います。大切なのは、どっちが正しいか白黒つけることではありません。親を言い負かせることでもありません。共に子どもの成長のためにベクトルをあわせて共同体制を築いていくことが大切であり、クレームという形のすれ違いをどのようによい方向性に導いていくかではないでしょうか。 保護者とのつき合いが「上手」な先生と「苦手」な先生 両者は、あることを意識している…

  • 【人材育成】孤立させない・一人で抱えこまない

    よりより学校づくりは、よりよい人間関係から 一人で苦しむ先生がいます。心を病み職場を去って行く仲間も多いです。困難の多い学校現場だからこそ、仕事が多忙を極める現状だからこそ、、職場の人間関係は円滑で、心温まるものであってほしい。優しく心温まる明るい職場は、児童生徒の元気の源です。職場環境の、中でも人間関係の改善は、学校全体の機運の上昇につながる核心です。それは、誰かに与えられるのを待つのではなく、各自が何ができるかを考え、思いを実現させるための願いを行動にしていくことの積み重ねが必要です。よりより学校づくりは、職場のよりより人間関係づくりが不可欠です。 多忙を極める学校現場の危険性 今の学校現…

  • 【学力向上】「活動あって学びなし」

    「活動あって学びなし」という言葉をご存知ですか。よく指導主事が授業に対する指導の時に使うフレーズです。反対に「学習あって活動なし」という言葉も使われます。この二つの言葉は、前者は小学校での指導場面で、後者は中学校での指導場面で使うことが多いそうです。 なぜ小と中で違うのか? 小学校では盛んに話し合い活動(言語活動等)が行われているにも関わらず、それ自体が目的化している傾向が強かったからだそうです。背景には、全教科等を教える小学校の先生方には、各教科に対する専門性の弱さがあるからだと思われます。そのためもあってか、教科としての能力(特に思考力)を高めることより、授業の「型」に関心が高まる傾向が強…

  • 【組織・マネジメント】危機を救う重なり合う人間関係~厚みのある組織~

    ある出来事 県公立高校入試前々日の土曜日「子どもが受験票をなくした。どうしたらよいか」という保護者からの電話が学校に入りました。部活動指導に来ていて、たまたま電話をとったあなたは、何を考えどのように行動しますか。「担任に連絡する」それだけで終わらせて良いでしょうか? これは実際にあった出来事です。電話に対応した先生は、ただならぬ保護者の様子から、周囲に聞こえるような声でゆっくりと復唱しながら話しをしました。それにより周囲にいた先生方も事の次第を知り、メモを取る先生がいたり、対応を考えたりして、迅速に連動して動くことができました。 その後 一人の先生が担任の所在を確認して連絡をする一方、他の先生…

  • 【組織・マネジメント】教育の最前線は教室である~頑張る先生方がやる気になれる学校づくり~

    いったい教育の最前線ってどこだろう? 文部科学省や教育委員会だろうか? 新たな施策を立てるという点では、教育の最前線とも言えると思います。では、その施策は誰のためなのだろうか? やはり未来を担う児童生徒の教育のためでなければならないことは間違いない。児童生徒と教師が向き合っている場面こそ最前線であると捉え、そのための仕事をする発想なくして、教育の発展はありえないと思う。 しかし文部科学省や都道府県・市町村等の教育委員会こそが、最前線だと思っている人が多いのではないだろうかと感じる。教育行政機関が、必要であり重要な役割を担っていることは間違いない。しかし、どっちを向いて誰のための仕事をしているの…

  • 【組織・マネジメント】元気な学校づくりは、元気な職員室から

    明るく生き生きと輝く児童生徒の姿こそ、向上する学校のエネルギーの源です。そして、元気な児童生徒の姿をつくり出すのは、元気な先生方の姿です。それでは、どのような教職員集団のもとで、元気な先生方の活躍が生み出されていくのでしょうか。 よく「元気な学校づくりには、元気な教職員から」と言われます。私は沢山の学校を見てきた結果、確信をもって言えることがあります。それは「職員室=教室」ということです。職員室の(先生方の)在り様が教室の(児童生徒の)在り様を規定している。と言ってもいいと思います。教職員集団の質がその学校の教育の質を規定するということです。 教職員集団の「質」とは何か。それは、親和性の高さ、…

  • 【人材育成・教師養成】日向の顔と日陰の顔~いつも心に春風を!~

    ご挨拶 100記事達成! 6月から始めたこのブログも、当初の目標である100記事アップを達成しました。日々閲覧いただいたみなさんに感謝です。これから暫く充電期間に入ります。引き続きFacebookやTwitterの方もよろしくお願いします。 日向の顔と日陰の顔 ~いつも心に春風を!~ 「人間は、誰でも日向の顔と日陰の顔を持っている。日向の顔は、仕事も順調にいっていて、機嫌のいいときの顔です。日陰は、問題事案を抱えている上に、仕事も山積していて、アップアップしているような時の顔です。 人は、このような不測の事態に遭遇した時こそ、その人の本性が如実に現われます。このような日陰にあっても、日向にいる…

  • 【組織・マネジメント】認め合い高めあえる職場づくりを共に

    ストレスの少ない学校 「ストレスチェック研修会」において、ストレスの少ない職場に共通しているは、「参加型の職場環境改善の取り組みが進んでいる点である」と講師の方が言っていました。参加型の職場環境とは、①職場のコミュニケーションが活性化している。②チームワークが良い。③仕事への取り組み意欲が高く、生産性が向上している。という共通点があるそうです。 アドラーの説によれば、人の悩みの全て、問題の全てが対人関係に起因する。ということになるそうです。教育という価値ある大変で大切な仕事を共に進めていく上で、相互に尊重しあい、信頼しあうことのできる職場づくりが不可欠です。 児童生徒を育てるコツ及び相互に尊重…

  • 【組織・マネジメント】学校におけるリーダー・組織について

    リーダーについて述べるのは、管理職だけでなく、学年主任や分掌主任、学級担任や部活動顧問などに取り組むにあたって、世に出ているリーダー論や組織論が大変参考になると考えるからです。当然、これから学校経営や運営を担うミドルリーダーだけでなく、若い先生方にも、とても参考になる内容が多いです。 ある本にこうありました。 「リーダーとは、人の上に立つ者ではなく、人の役に立てる者」である。 リーダーがやるべきことは、「人と組織」を育てることです。「学校は組織体である」と言われます。同様に学級・部活・学年も、単なる人の集合体ではなく、「組織」です。 人と組織は、両輪のようなもの 人が育つことで、組織が育ちます…

  • 【学力向上】ノートにこだわっていますか?

    毎年、新年度が始まると児童生徒にノートを準備するように指示していると思います。その時、先生方は、どれ程のこだわりや考えをもって指示をしているでしょうか? だいたいノートは何のために必要なのでしょうか? 板書を写すためのためだけでよいのでしょうか?書店に行くと、ノート術と銘打った本も沢山見かけます。 『勉強が楽しくなるノート術』『東大合格ノート術』『勉強力がぐんとアップする合格ノート術』『わが子を勉強づくにさせるノート術』… かつて社会科の研究チームの4人先生方が2年間、ノートについて研究していたことがあります。素晴らしい研究でした。それだけ、奥が深いということです。(残念ながら、手元に資料があ…

  • 【組織・マネジメント】明暗を分けたもの~東日本大震災から見えてくるもの~

    大川小学校と戸倉小学校の違い 9月11日、東日本大震災から9年半ということで様々な形で慰霊が行われていました。私も2度ほど、南三陸町と(旧)大川小学校を訪れる機会がありました。来年3月、10年目の様子を見に行きたいと思っています。(コロナの状況を見ながらですが…) 2度目に(旧)大川小学校を訪れたときは、お子さんを津波で亡くされた父親に案内をしていただき、話を聞きました。知りたいのは、何故あのような惨事となってしまったか、防ぎようはなかったのかということです。学べることがあれば、自分の仕事にも生かしていきたいという思いもありました。 翌日は、対照的な戸倉小学校の話を聞くことができました。震災当…

  • 【人材育成・教員養成】言語環境を整える~社会で通用する児童生徒の育成のために~

    言語環境を整える ~社会で通用する児童生徒の育成のために~ 「優しい人に囲まれて育つと、優しい人になる。」と言われます。(その逆も真なり)乱暴なことばの中で育つと、ことばだけでなく行動や考え方まで乱暴になります。 人は、環境動物と言われるほど、環境の影響を強く受ける動物です。児童生徒にとって、教育環境を整えることは教育効果をあげていく上でとても大切です。そして、最大の教育環境は「教師」だと言われます。 「子どもは、言ったようにならず、大人がするようにする」とも言われます。教師の姿(言動)を見て、児童生徒は成長していきます。子どもたちと話をしていて課題と感じる一つが「言葉の使い方」です。 「言語…

  • 【本の紹介】『全員経営』一人はみんなのために、みんなは一人のために

    “一人はみんなのために みんなは一人のために” 組織は、時として1+1=2以上の力を発揮することができます。学校は組織体です。それぞれの学校が、人数の総和以上の力を発揮できるかどうかは、組織を構成するメンバー一人一人の意識に係っているといっても過言ではありません。質の高い組織は、質の高い結果を出し続けることができるようになっていくものです。 質の高い組織になるためには、「全員経営」の発想が大切です。「全員経営」を実現するには、教職員一人ひとりが、組織やチームの目的を達成するよう、自律的に動かなければなりませんい。管理-非管理の関係を越え、自分の役割と価値を理解し、自らを動機づけながら新たな知を…

  • 【組織・マネジメント】目指せ!全員活躍チーム(全員経営)

    ○かつて会社更生法の適用を申請するところまで倒産しかけたJALをV字回復させた稲盛和夫氏は、松下幸之助の「衆知による全員経営」と同じような経営理念をもっていました。中でも、 素晴らしい人生を送るために 素晴らしいJALとなるために という二つを一体的に捉えることが、社員が働く上で大切だという考えを持っていました。 学校も①児童生徒が通って良かったと思える学校②保護者や地域の皆さんが子どもを通わせて良かったと思える学校③教職員が働けて良かったと思える学校を目標とすることが大切です。 その学校で働くこと自体にやりがいをもてるような職場を目指したいと願うこと、だからこそ、その土台となる人間関係を重視…

  • 【組織・マネジメント】奉仕と指導 ~サーバント・リーダーシップ~

    引っ張るだけのリーダーから、支えることのできるリーダへ 「オレについてこい!」だけがリーダーシップではありません。使命感をもって集団を支える。そんなサーバント・リーダーシップを提唱するロバート・K・グリーンフィールドは、「リーダーシップとは、フォロワーが目的に向かって自発的に動き出すのに影響をあたえるプロセス」だとしています。彼が、影響を受けたというのが、ヘルマン・ヘッセの短編小説『東方巡礼』だそうです。 『東方巡礼』のあらすじ 小説の主人公である語り部は、自分らしい生き方を探し求めている音楽家で、ある秘密結社に入って東方巡礼の旅の一員となった。その一団の中にはレーオという名前の召使い(サーバ…

  • 【危機管理】苦情で炎上する学校、苦情を「力」に変える学校

    クレーマーがリピーターに変わる確率 「ジョン・グッドマンの法則」というクレームの数値を表しているものがあります。この法則によると、クレームを迅速に対応して顧客に満足してもらった場合、リピーター率は82%にも上るそうです。 一方、クレーム対応に満足はしたものの、対応が遅いと感じた場合は、50%。対処のスピードで、リピーター率に30%以上もの開きが生じます。 また、不満があってもクレームを言わずに黙っている人は全体の60%で、その人たちのリピーター率は、なんと10%ほど。ほとんどの人は不満があっても、クレームを言わずに、その店(企業)をさるということになります。 さらに、人のうわさについて、ある報…

  • 【ことば】ゆでがえる(現象)

    ゆでがえる現象 平和な状態に長くいると、危機に気づかず、気づいたときには大変な状況になっているたとえとして使われる言葉です。平和な学校が突然荒れる。その背景に「ゆでがえる現象」が考えられるケースが沢山あります。今が平和なら、今やっていることを変えるという発想には中々立てません。それが、現状維持優先となり、変化を嫌う体質となって蓄積し、やがて学校の危機を招く恐れがあります。学校教育に関わるものは、常に「ゆでがえるになっていないか」という「注意」と「気づき」が大事です。 常に向上を目指し、変化を恐れないこと どの学校にも大変だった歴史があります。必死になって立て直しに取り組んだ先達もやがて他校へと…

  • 【人材育成・教員養成】人を育てる場所

    教師としての仕事をしていると、大人であること、教師であることの「力」を使って、児童生徒に対して自分の言うことを聞かせようとする危うさを感じることがあります。ともすると、そういった言うことを聞く児童生徒を「いい子」としてしまうおそれもあります。 時として「力」が必要な場面もあるとは思いますが、この「力」にばかり頼った指導には大変危険な面があります。「力」とは「有無を言わさず子どもを従わせようとする力」です。教師本人は、自らを「力がある」と思っている反面、学校・学年という組織の観点からはとても危険をはらんでいるのです。 ①「自分の言うことを聞けばよい」という面が強くなることで、そのクラス、その先生…

  • 【生徒指導・健全育成】挨拶は児童生徒を変え、学校を向上させる

    たかが挨拶、されど挨拶 自分が若い時、「挨拶は大切なもの」とは認識しながらも、どこか軽く考えていました。今は、表題の通り考えています。多くの学校にお邪魔していると、子どもの挨拶の違いを強く感じます。活気のある学校は、子どもが立派で元気な挨拶をしてくれるものです。その学校の印象の多くを形作っているは挨拶であると言っても過言ではないかもしれません。 学校を訪れたお客さんの学校に対する印象は、廊下で出会った児童生徒の明るい挨拶や表情であることが多いのも事実です。「立派な挨拶をしてくれる児童生徒が多いですね。」児童生徒の挨拶が良い学校は、間違えなく先生方も気持ちの良い挨拶ができます。当然のことです。 …

  • 【ことば】”こころづかい”と”思いやり”

    ”こころづかい”と”思いやり” 「こころ」はだれにも見えないけれど 「こころづかい」は見える 「思い」は見えないけれど 「思いやり」はだれにでも見える 埼玉の詩人、宮澤章二氏の詩(『行為の意味』)の一部です。思いやりの気持ちを持っていても、なかなか行動に移すことは難しいものです。しかし、その美しい気持ちは、行為になってこそ、相手に伝わるものです。 優しい気持ちを持ち、それを行動に移す勇気こそ、人としての本当の強さが表れてくるのではないでしょうか。 体育の授業(長距離走)の中で、トラックを走っていた生徒に対して、早く走り終わった生徒が「がんばれ!」という声をかけている場面に出会った時、この詩の一…

  • 【学力向上】言語活動の充実(補足)

    言語活動の課題 「言語活動の充実」が叫ばれていこう、授業の中での話し合い活動が多くの学校で実践されるようになりました。「言語活動=話し合いをさせればよい」という受け止めも広まっているようにも感じます。 以前から繰り返し述べているように、言語活動は目的ではありません。活動自体が目的化している授業が多いのも事実です。どのような力(学力)を身につけさせるのかが不明確なままで、話し合い活動が行われている授業も多いように感じます。 また、インプットが不十分なまま、言語活動というアウトプットをさせても、学力的な高まりは期待できません。さらに、児童生徒が活発に発言していても、カラオケのように、それぞれが発言…

  • 【学力向上】改めて「言語活動の充実」について考える②

    言語活動の充実の前提 ①先生の話を精選する。 授業は、指示・説明・発問等の教師の言葉で進んでいきます。教師の言葉の無駄をそぎ落とすとともに、生徒に1回で聞く習慣をつけさせることが大切。 ②単元で軽重をつける。 特に中学校の先生は進度が大変ですが、言語活動は授業のねらいによって単元等の中で計画的に行うものです。習得中心に進める時や、ここはしっかり考えさせようというメリハリを持たせることが重要だと思います。 ③計画的・組織的に取り組む。 話し合い活動等の言語活動を実践していくためには、単発でその授業だけでできるものではなく、国語を中心に話合いの仕方を、他の教科等とも連携しながら積み重ねて指導してい…

  • 【生徒指導・健全育成】生徒指導の難しさ

    生徒指導の難しさ ある中学校で、頭髪をツーブロックにしてきた生徒を校門で指導し、直してくるように下校させたそうです。そのことに怒った保護者からの厳しい要求が連日続いているそうです。「ツーブロックがだめだと、生徒手帳等どこにも書いていないのに指導を受けた」「授業をうけさせてもらず、帰された」「頭髪を直すためにかかった費用を弁償しろ」「(関わった)教師全員が謝罪し、念書を書け」等々。 同様の事は、どこの学校でも起こりえます。どのような点に気をつければ、このようなトラブルを事前に防ぐことができるかを考えておくことが必要です。皆さんも考えてみてください。 熱心な先生が攻撃対象となる このようなケースで…

  • 【生徒指導・健全育成】道徳教育の抜本的充実にむけて②「考え、議論する道徳」への転換

    「考え、議論する道徳」への質的転換に向けて ※道徳的価値に迫る読み物の活用や、道徳的価値に関する問題解決的な学習・体験的な学習など、多様な指導方法を取り入れた授業を各学校において展開する。 問題場面から考える ①道徳的価値のことは理解しているが、それを実現しようとする自分とできない自分との葛藤から生じる問題(いじめの例)・いじめをせずに誰とでも仲良くしたい(「相互理解、寛容」「友情、信頼」など)・現実の場面では傍観してしまう。・相手も非があると思ってしまう。・異なる考えや立場を受け入れられない。②複数の道徳的価値の間の対立から生じる問題・「自分ならどうするか」という観点から道徳的価値と向き合う…

  • 【生徒指導・健全育成】道徳教育の抜本的充実に向けて①

    道徳教育の抜本的な充実が求められている背景 ①深刻ないじめの本質的な問題に向き合う・制度の改革だけでなく、本質的な問題解決に向かうことが必要②決まった正解のない予測困難な時代を生きていく・グローバル化、情報化の急速な進展・科学技術の進化と新たな問題(人工知能、生命倫理…)・社会全体の持続可能な発展(環境問題、超少子高齢化社会…)※自らの人生や社会における答えが定まっていない問いを受け止め、多様な他者と議論を重ねて探求し、「納得解」を得るための資質・能力が求められる。(納得解=自分が納得でき、周囲の納得も得られる解)こうした資質・能力の育成に向け、道徳教育は大きな役割を果たす必要がある。 道徳教…

  • 【学力向上】よりよい授業づくりへの挑戦④

    「学び続ける教師こそ教える資格がある」…何を学ぶのか? 「学び続ける教師こそ教える資格がある」という言葉があります。教えるという営みには、同時に教師自らが「学ぶ」という行為が重要なのです。では、何を学ぶのか?良い授業づくりには、教材研究が大切です。では、教材(学習内容)だけを研究すればよいのでしょうか。どのように学ぶのかという「学習方法」についても、研鑽を積んでいくことも重要です。 児童生徒理解に立脚した授業づくり そして、欠かしてはいけないのが児童生徒理解です。児童生徒の状況を正しく把握できていないと授業自体が成り立ちません。児童生徒の姿の中に教材研究を位置づけることが重要なのです。 児童生…

  • 【学力向上】6-4÷(-2)

    6-4÷(-2) この問題は、平成30年度の県公立高校の学力検査問題(数学)の中の1問です。正負の計算方法と、かけ算・割り算は、足し算や引き算より先に計算するという優先順位を理解しているかが問われています。毎年同レベルの問題が出題されています。正負の数は、中1で学習する内容です。 顕著になる学力差 新入生を対象に実施しているテストからは、国語の点数分布が比較的正規分布に近い結果になるのに対して、数学(算数)では、既に2極化の傾向が顕著になっています。新入生を対象にテストを実施したところ、「2+7×6」の計算の正答率は75%弱でした。中には、かけ算九九も怪しい生徒がいます。 算数・数学は、積み重…

  • 【人材育成・教員養成】教師の話し方

    かつて「教師は、話をすることが中心の仕事なのに注意を払っている人が少ない」「素人レベル」と言われたことがあります。 何を話すかについての関心は高いのに比べ、どのように話すのかについて、学ぶ機会もないまま子どもたちの前に立ち、日々授業をしているという実態があります。 教師の話し方に関して、文部科学省のHPで以下のような内容を見つけました。 1 話し方1(基本) (1)授業は教師の「話すこと」によって進行するので、その巧拙は子ども達の集中力・学習意欲・理解度に大きく影響する。(2)一般的な留意点としては次の5項目があげられる。 ①発音の明晰さ②話す速さ③間の取り方 → 話の途中にポーズ(間)を入れ…

  • 【本の紹介】『リストラなしの「年輪経営」』

    今回紹介する『リストラなしの「年輪経営」』は、伊那食品工業株式会社の代表取締役会長である塚越寛氏の著した本です。この会社は、創業以来48年間連続で増収増益をあげているそうです。しかし、氏はこう著しています。 「増収増益は、そんなに大切なことでしょうか? 大切なのは社員を始め弊社に関わっている人たちの『幸せ』です。」 この会社では、この20年間、会社が嫌で退社した人間はゼロなのだそうです。 今、心を病み病休になる先生が多い今日の学校現場において、「働く社員の幸せを大切にする」という考え方は、とっても大切なのではないでしょうか。教師が幸せになれないような学校では、児童生徒も幸せになれないと思うので…

  • 【学力向上】よりよい授業づくりへの挑戦③

    教科書見開き1時間? 多くの場合、教科書の見開きを1時間で進めるように教科書はつくられています。その通りに進めていくと、終わらなくなる可能性があります。特に調べ学習や話し合い活動を取り入れていくと、その傾向が強くなります。結局、説明を中心とした授業に終始することが多くなってしまうのです。 単元から授業をつくる しっかり説明するところ、児童生徒の活動を重視するところ、どのように単元を構成するのか、広い視野から授業づくりをしていく視点が求められます。授業は、教科書を教えることが目的ではなく、教科書を利用して学力を身につけさせていくことが目的です。学習指導要領(解説)にどような学力を身につけさせてい…

  • 【学力向上】よりよい授業づくりへの挑戦②

    言語活動というボールの支配率 授業の中で、教師が話をしてる時間と児童生徒が話をしている時間の比率はどうでしょうか?「言語活動の充実」が叫ばれて久しくなります。話をすること(言語活動)をサッカーのボールの支配率で例えるならば、かつての教師による講義式の授業は、言語活動というボールを支配していたのは、100%近く教師だったのではないでしょうか。 ラーニングピラミッド 下の図をご覧ください。下の図は、「ラーニングピラミッド」と言われるものです。アメリカ国立訓練研究所が発表している学習定着率を表している図です。講義を受けることが学習の定着上効率的でないことが分かります。 児童生徒の学力を向上させるため…

  • 【学力向上】よりよい授業づくりへの挑戦

    逆算発想(逆算設計) 授業力向上の重要な要素の一つが、授業のゴールを明確にして遡(さかのぼ)るように授業を設計していく逆算設計です。 ゴールとは、その授業を通して児童生徒に身に付けさせたい力です。どのような力をつけさせるための授業なのかを明確にしてから、そこに至るための流れを考えていくのです。 目標準拠 目標準拠という言葉があります。目標(ねらい)=評価(ゴール)を一体化させるというものです。活動は、ねらいに到達するための方法・手段です。ゴールを明確にしないまま活動を行うと、活動自体が目的となってしまう危険性があります。 ICTや思考ツールを活用することも、それ自体が目的ではありません。目標=…

  • 【生徒指導・健全育成】子どもを保護者とともに健全に育てる

    思いが伝わらない… 子どもとコミュニケーションのチャンネルを合わせないと、大人が正しいことを言っても伝わらない。特に、小学校高学年から中学生は、コミュニケーションのズレが大人との間に起こりやすいので難しい。 一生懸命指導しても、伝わっていないことが多い。叱られていることはわかる。しかし、何故、何を指導されているのかが分からない。 〇子どもも納得するハズもなく、(理不尽に)注意されたことしか印象に残らない。〇子どもも不信感を持ち、信頼されなくなる。教師の場合、その子の保護者からも信頼されず、「苦情」という形になることにもつながる。 改善するためには、チャンネルを合わせることが必要。子どもをよく見…

  • 【本の紹介】『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝に導いた47の言葉』

    『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝に導いた47の言葉』(原晋著)より *学校が向上していくためのヒントが沢山あります。先生方にもお勧めの一冊です。原監督は、良い結果を出すためには「人と組織」を強くすることが重要であると述べています。監督は、かつて営業マンとして培ったビジネスのノウハウを活用して、今の青学陸上競技部を築いていきました。 誰がやっても強い組織をつくりなさい 組織は自分一人でつくるものではない。…長期的に繁栄を続ける企業のように、トップが変わってもぐらつかない組織を目指してきたそうです。 土台のないチームは、勢いで勝つことはあっても連覇はない スーパーエースの出現を待…

  • 【学力向上】カリキュラム・マネジメント

    新し学習指導要領の柱の一つ 「主体的・対話的で深い学び」と並び、新しい学習指導要領の柱の一つとなるのが「カリキュラム・マネジメント」です。重要な言葉であることは認識しているが、「主体的・対話的で深い学び」に比べ、イメージしづらいことや、身近に感じない先生方が多いようです。しかし、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を進めていくことは、各教師の個人戦ではなく、その学校全体の団体戦なのです。学校としての組織的な取り組みのベクトルをそろえていくために、カリキュラム・マネジメントが求められているのです。 カリキュラム・マネジメントは何故求められているのか? 「主体的・対話的で深い学び」を…

  • 【ことば】「社会に開かれた教育課程」

    今回の学習指導要領改訂の柱の一つが『社会に開かれた教育課程』です。中教審答申では、以下の三点が重要になると説明しています。 ①社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を持ち、教育課程を介してその目標を社会と共有していくこと。 ②これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり合い、自らの人生を切り拓いていくために求められる資質・能力とは何かを、教育課程において明確化し育んでいくこと。 ③教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに…

  • 【本の紹介】生徒に『私はできる!』と思わせる超・積極的指導法

    「生徒に『私はできる!』と思わせる超・積極的指導法」長谷川博之著(学芸みらい社)の内容の一部を紹介します。中学校の先生が書いた本ですが、生徒指導に苦しむ小学校の先生にも参考になると思います。 生徒指導とは 文部科学省から出されている『生徒指導提要』(平成22年3月)には、生徒指導について次のように書かれています。「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のことです」「生徒指導は学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つものと言えます」 2つの生…

  • 【組織・マネジメント】リーダー論、組織論を学ぶ

    リーダー論・組織論を学ぶ機会がない 管理職だけでなく、全ての教師もリーダー論や組織論を学ぶことが必要だと思っています。残念ながら、今の学校現場では、そのような機会のないまま、経験的に身につていくことになります。信じられないことに、管理職も同様なのです。 すべての教師にとって大切 教師は、児童・生徒のリーダーを育て、学級や部活動などの組織を育てていくという面があります。同時に、経験を積む中で、学年主任や分掌主任として、やがて管理職等として組織を育てていく力も求められていきます。すべての教師にとって、リーダー論や組織論を学ぶことは、とても大切なことなのです。 世に出ているリーダー論や組織論(の本)…

  • 【ことば】「18歳成人」

    明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められてきました。この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わります。現在の小中学生については、18歳になったとき「成人」となるわけです。 「18歳成人」にともない、選挙権だけでなく結婚年齢の変更や、国民年金加入年齢、契約可能年齢の見直しなど、様々な懸案が今後話題になっていくことになると思われます。 「18歳成人」への移行の理由として、政府の広報には「18歳以上を大人として扱うのが適当ではないかという議論がなされてきた」「世界的にも成年年齢は18歳とするのが主流になっている」という記述がありまし…

  • 【生徒指導・健全育成】学校が再開します。「認める」ことから始めましょう。

    この学校、このクラスでよかったと思えることの大切さ 自己有用感・自己肯定感を育てる指導を大切にしましょう ・自己有用感→反対に言えば「自己無用感」自分は必要とされていない。不要な存在なんだ。・自己肯定感→反対に言えば「自己否定感」自分は何もできない。伸びていく可能性も無い。教師のことばや行いが、自己有用感や自己肯定感を育てているかを考えましましょう。特に、児童生徒が問題を起こし、教師が指導するとき、上記のような反対の思いを持たせてしまうと、それが原因となって、保護者からの激しいクレームを招くことにもつながります。 認めること(承認すること)に力を入れましょう ①結果を承認する いわゆる「褒める…

  • 【ことば】素敵なギフトは忘れた頃にやってくる(教育は未来を育てる仕事)

    昨年のことです。 かつての教え子に呼ばれ、再会を楽しんできました。20名程の卒業生との時間は、この仕事ならではの幸せな時間でした。再会すると「あの時」に戻れることも嬉しいものです。 今年30代半ばになる卒業生達は、みな立派な大人になっていました。聞いてみると、卒業してから色々な道を歩いていきたことが分かりました。人生色々です。 「教育は未来を育てる仕事」そんな責任の重さを改めて感じた時間でもありました。教師として自分がやってきたことは、今思えば拙いものだったという気恥ずかしさもあります。同時に、間違えていなかったかな…などという思いもありました。 これまで多くの子どもたちと接してきて、自信をも…

  • 【組織・マネジメント】学校の働き方改革~持続可能な働き方へ(今やらないでいつやるのか)~

    年々忙しくなる現場 学校現場では、「ふと気づくと、一日トイレに行かなかった」「電話しなければいけないのに忘れてしまった」「空き時間は生徒指導のために今日もつぶれてしまった」「教材研究と学級通信は、休日や家での仕事」「生活記録ノートは今日もスタンプだけ(コメントが書けなかった)」等々。 学校での仕事は、年々忙しくなっていく印象でした。(印象ではなく確かなことです!)私は、土日も含めて、家に仕事を持ち帰ることで何とか回していました。夜遅くまで仕事をするタイプの人もいます。 今は、早く帰ることを求められ、仕事(データ)を持ち帰ることさえままならない。仕事総量は、減った訳ではないのにです。 かつて、こ…

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