雨の中に想う【ちいかわ】
足音が大きい男は苦手だ。 必要以上に大きい足音は大雨が窓に叩きつけられるような感じがして心に鳥肌が立つような塩梅だ。 兎角、夜中の大雨というのは気にしなくていいはずなのだが目が覚めてつい窓の外を見てしまう。足音が大きい男も同様についつい目を向けてしまうのが無駄な時間だな、と思ってしまう。 大雨に関しては水害は無いか?と気にする生存本能のようなものが働いてるかもしれないので、まあ良しとする。しかしながら、足音についてはどうだろう?生存本能や危険とは無縁なはずだ。きっと前世で足音が大きい音に閉口したのだろう。そうでなければ、こんな気になるはずがない。 僕自身はどうだろうか?気をつけているつもりだ。…
2021/11/11 20:30