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2020/06/07

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  • 【アニメ論】『ラブライブ!スーパースター!!』試論

    友人(A君としておこう)に勧められてTVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』の視聴を開始した。人生初の『ラブライブ』である。 アニメにハマるタイミングは人それぞれ色々あると思うが、その大きな一つに「大学時代(18歳~22歳)」というのがあるのではないか

  • 【書評】藤倉善郎『「カルト宗教」取材したらこうだった』(宝島社新書)

    書名からすると、「カルト宗教」取材の様子を面白おかしく書いた本のように思える。そういった側面も多分に含んではいるのだが、本書の目的はもう少し大きなところにある。「あとがき」にある「『自分もちょっとカルト・ウォッチをしてみようかな』と思ってくれる人がいれば

  • 【書評】岡本茂樹『反省させると犯罪者になります』(新潮新書)

    悪いことをしたらまず「反省文」。これはある種の「お決まり」であって、この点は反対するとか疑問を持つとかの次元を既に越えてしまっている。……と、私自身は考えていた。だって、「反省文」は必ず求められる「罰」であって、つまりそれは「反省文」があるからこそ、自分

  • 【書評】永井均『子どものための哲学対話』(講談社文庫)

    子ども向けであっても、哲学っていうのはムズカシイらしい。内容もさることながら、多分にレトリックが盛り込まれた本文は、さすが子どもにも容赦がないとしか言いようがない(笑)。 本書では哲学について「問いそのものを自分で立てて、自分のやりかたで、勝手に考えてい

  • 【書評】スマイリーキクチ『突然、僕は殺人犯にされた』(竹書房)

    スマイリーキクチさんをご存知でしょうか?ピンで活動するお笑い芸人ですが、そのギャグの面白さよりも、とある一件でよく知られている方です。事実、「スマイリーキクチ」をgoogleで検索しても、1ページ目にお笑い系のサイトは引っかからない。じゃあその一件って何か?そ

  • 【書評】村上慎一『なぜ国語を学ぶのか』(岩波ジュニア新書)

    国語について考えていく場合、「内容」にこだわる立場をとる人と「形式」にこだわる立場を取る人とがいると思う。たとえば、国語の入試問題を解説するとしたら、どう解説するだろうか。丁寧に文章の内容を追い、そこに書かれている内容を理解させようとするのは前者であり、

  • 【書評】高山聖史『都知事選の勝者』(宝島社文庫)

    さてさて都知事選の真っ只中。今回の都知事選も様々な思惑が渦巻いています。そんな中、紹介するのはこの1冊。2011年に出版されたミステリー作品です。ところで、選挙って面白い。皮肉抜きで、本心からそう思う。それは「興味深い」という意味でもあろうが、実は選挙は「楽

  • 【書評】黒川伊保子『いい男は「や行」でねぎらう いい女は「は行」で癒す』(宝島社新書)

    たとえば、「ブ」や「バ」といったB音は「むくむくと膨れ上がるイメージ」を持ち、「累々と重なる感じも彷彿とさせます」と黒川さんは述べている。「薔薇は、あのふっくらと重たげな花弁が 累々と重なるイメージにぴったりの語感」であり、「豚バラも、肉屋のトレイに並ぶ

  • 【書評】麻耶雄嵩『螢』(幻冬舎文庫)

    王道を行く本格ミステリー。舞台はクローズドサークル。しかも、そこは10年前に殺人事件が起きた場所だった。そこに合宿で訪れる大学のサークルメンバー。和気あいあいとレクリエーションと飲み会を行い、そして第一の殺人が起こった。これ以上無いほどの王道である。当然、

  • 【書評】阿月まひる『さよなら、ビー玉父さん』(角川文庫)

    ああ痛い。。。痛いなあ。。。「愛」というのは性愛だけを指すわけではなく、家族愛やら友情やら愛玩やら、いろんなところにその片鱗を見つけることができる。こんなことを言うと誤解を招くかもしれないが、でもどんな「愛」もどこか共通点がありそうで、何かをきっかけにコ

  • 【書評】似鳥鶏『叙述トリック短編集』(講談社)

    叙述トリックが好きだ。2ちゃんねる(あ、今は5ちゃんねるか)のコピペをまとめたサイトはオチがわかっていても何度も読んでしまうし、叙述トリックが用いられている小説が紹介されていたらつい買ってしまう。さて、本書『叙述トリック短編集』はその名のとおり、全編が叙

  • 【書評】杉山登志郎『発達障害の子どもたち』(講談社現代新書)

    大学時代に読んだ本を再読。改めて勉強になりました。杉山さんは本書の初めに、発達障害に関するいくつかの「聞くことが多い意見」を挙げている。「発達障害は一生治らないし、治療方法はない」「養護学校卒業というキャリアは、就労に際しては著しく不利に働く」「発達障害

  • 【悩み】「推量」の助動詞「らむ」をどう教えるか

    古い模試を整理していたら、こんな問題があった。『平家物語』の一節だ。---(都落ち寸前の平家一門は、法皇や帝を伴って西国へ移ろうとする。そんな折、平家の侍・季康が御所へ行ってみると、法皇はだれにも告げず、御所を抜け出していた。慌てた季康は急いで、平宗盛(大臣

  • 【書評】小西行郎『子どもの脳によくないこと』(PHPサイエンス・ワールド新書)

    著者の小西さんは同志社大学赤ちゃん学研究センター長を務め、また日本赤ちゃん学会の立ち上げにも関わった方。本書も「赤ちゃん学」に基づいて執筆されたものであり、教育というよりは育児に関する一冊。本書の内容を一言で表すならば「子育てに神経質になるな、思ったとお

  • 【書評】永田俊也『県立コガネムシ高校野球部』(文春文庫)

    「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの……」……ではなくて、「もしも高校野球の部長が堀江貴文だったら」な本作。いや、むしろ本作に登場する野球部長「小金澤結子」のほうが、ホリエモンよりも破天荒である。また、さわやかなフィクション(青春小説!)であ

  • 【書評】ピーター・D・ジェフ他『なぜ政府は信頼できないのか』(東洋経済新報社)

    学生時代の悩み。経済のことなんて何にもわからない。そんなことに思い悩んだ時に書店で出会った一冊。経済の発生から今日の課題までが「寓話」形式で紹介されており、経済素人未満だった私にさえ「あ、経済ってそういうことなのか」という感想を抱かせることに成功している

  • 【書評】ドナルド・J・ソボル『2分間ミステリ』(早川書房)

    2分あったら何ができるだろうか。カップ麺ですら、一般的には3分かかる。2分なんてあっという間、何もできないんじゃないか。……いいや、2分あったら“事件を解決できる”のだ。本書は「2分で解ける」ことを売りにしたミステリークイズ集である。もちろん、悩みに悩ん

  • 【書評】枝松蛍『何様ですか?』(宝島社文庫)

    思うに「主人公」というのは最強の肩書だ。「主人公」という肩書にはさまざまな能力補正が付いている。どんなに「最悪」な主人公であったとしても、「主人公である」というだけで、読者は応援をしたくなってしまう。どんなカリスマも「主人公」にはかなわない。それが感情移

  • 【書評】滝川洋二『理科読をはじめよう―子どものふしぎ心を育てる12のカギ』(岩波書店)

    読書は「文系」の営みなのか。もちろん、そんなはずはなく、読書に「文系」「理系」の区別はない。でも、では読書活動に「理系」的要素を感じるかといえば、それをひしひしと感じている人は少数派ではないかしらとも思う。要するに、読書に「文系」「理系」はないと頭では理

  • 【授業ネタ】TV番組『内村さまぁ~ず』の教材化案

    私の大好きなTV番組『内村さまぁ~ず』。この番組の#131「よくあるお宅訪問ロケでそこそこの笑いを取っちゃう男達!!」そこでこんな1シーンがある。お笑いコンビ・ニッチェの近藤さんの自宅を訪れた内村さんとさまぁ~ずのおふたり。その家は窓のすぐ外に電車が走る部屋だ

  • 【書評】立川談慶『教養としての落語』(サンマーク出版)

    知っているとカッコいいし、そういう人にあこがれるけれど、なかなか敷居が高く、そもそもどこから手をつけていいのやら。そんなことって結構ある。たとえば「酒」。私自身、あまりお酒をたしなむ経験を積んでいないが、でも、周りの日本酒を語り合う先輩たちが「大人の男」

  • 【書評】武智方寛『沖縄苗字のヒミツ』(ボーダー新書)

    沖縄出身の同僚がいる。読みはどこにでもいそうな普通の苗字だけれど、漢字表記は特殊だ。3文字。マエダさんは真栄田さん。ヨコタさんは與古田さん。なんかカッコイイなあ。沖縄っぽいなあ。ふと、考えてみる。沖縄っぽい苗字ってどこから来たんだろうか。やはり琉球王国と

  • 【書評】近藤史恵『胡蝶殺し』(小学館文庫)

    帯には「梨園を背負うふたりと親同士の、白熱心理サスペンス」。裏表紙のあらすじにも「幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、 子役と親の心の内を描く白熱心理サスペンス!」「解説」でもこの作品がいかに「ミステリー」であるかが述べられている。なん

  • コロナ禍のさなかに模試を受ける意義

    明日は駿台全国模試の実施基準日。今年度はコロナ禍の影響もあり、受験者数も減ってしまうかもしれない。いつもは受験していた学校や受験生が受験を取りやめるとすれば、おそらく「授業もしていないのに受けてもしょうがない」という事情だろう。受験者数が減ってしまうとす

  • アイスブレイクの基本は自分から【自己紹介】

    何かのヒントをもらえれば、と今さらながら「アイスブレイク」について勉強中。今村光章先生によれば「アイスブレイク」の基本は自分を語るところから。というわけで、まずは自己紹介。小学生から国語が好きだった。それを意識したのは塾の先生の「お前は国語ができるからな

  • はろーわーるど

    はじめまして。自分が普段考えていることを語ってみたい。そんな思いからブログを立ち上げてみました。ブログ名はおろか、ハンドルネーム(死語?)も未定です。思い付きの行動のため、いつまで続けるのか、どこまでできるのか、何もわかりません。願わくは長く続き、みんな

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