じゃあ、誰かのために生きたいと思ったことはないの?
タイトルに記した言葉は私が高校生の時に、友人に言われた一言だ。 私は、その時期、肉体的な疲労が連鎖して精神を疲弊させ 生きる意味そのものがわからなくなっていた。 実際、その後、うつ病だったことが分かった。 不思議なことにうつ病に罹患していた当時の私は頑なに診察になどには行こうとはせず、唯々家で、印度のお香を焚きながら、好きな音楽を滝のように浴びていた。 しかし、病院の先生に説明したような当時の自分の行動や、精神状況を冷静に振り返ると「ああ、うつ病とはこういうものなのか」と思った。 うつ病とはそういうものだ。病気だ。そう今は思える。 逆に、今は思えると感じさせるようなものこそが うつ病なんだと自…
2020/06/16 16:51