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  • セミリタイア生活開始から9ヶ月の感想

    セミリタイア生活が始まって9ヶ月が経ちました。 感想をひとことで言うと・・・「あっという間」でしたね。 いつの間にか9ヶ月も経っていたのか、という感じです。 「セミリタイア」という言葉を聞いてイメージするのは、のんびり、まったりとした生活ではないでしょうか。 同じルーティンが繰り返され、刺激のない日々。 時間はゆっくりと流れ、なかなか進まない。 ぼくも、セミリタイアするまではそんなイメージがありました。 でも、実際にセミリタイア生活に入ると、全然違いました。 毎日、何かしらやることがあります。 そしていろんな出来事も起きるのです。 ぼくがセミリタイアしてから始めたのは、ピアノと登山。 楽譜も読…

  • おしゃべり禁止の喫茶店「アール座読書館」で本の世界に入り込んだ

    高円寺と言えば、ミュージシャンの街、芸人の街というイメージがありますよね。古着屋さんも多いし、特色のある飲み屋もたくさんあります。サブカルの街という印象は、間違っていません。だけど、それはこの街の一面に過ぎません。高円寺の路地裏を歩くと、こんな「街の本棚」を見つけることができます。 街の人たちが、みんなに読んでもらいたい本を置いておく、街角の小さな図書館ですね。以前は、閉じられたシャッターに文庫本を吊るしていたところもありました。古本屋さんも多く、古書市場も定期的に開かれています。 古本と言えば、「古本居酒屋」の「コクテイル書房」もあります。 古書に囲まれながら、文学をテーマにしたカレーや料理…

  • 「なんとかなる」ニートの達人、phaの言葉が響く

    最近やたらと老後の不安を煽る記事が目につきます。 「老後資金2000万円」問題が出てから、さらに加速した感がありますね。 確かに、日本は人口が減少し、労働人口も減っていきます。 国の衰退が確実な中で、年金や介護がどうなるのか、不安になるのは当然です。 じゃあ、老後に備えて今は楽しみを控え、ひたすら老後資金を貯め込めばいいのか。 70歳、80歳まで労働の日々を過ごすしかないのか。 「京大卒の元ニート」ことphaさんが老後について語った記事がありました。 運営してきたシェアハウスを離れて一人暮らしを始めたphaさん。 老後については「これといった見通しはないものの特に不安はない」らしいです。 40…

  • 出世したくないサラリーマンが増えている理由は理解できる

    会社に勤めていたときのこと。 深夜の業務を終えて疲労困憊し、帰宅に向かう会社の廊下で「ハア〜」と大きなため息をついたのを後輩の社員に見られたことがあります。 もう、こんな仕事、やってられねえ。 そんな思いだったのでしょう。 後ろを歩いていた後輩は「いやあ、大きなため息でしたね〜。ホントに疲れてるんですね」と苦笑いしながら話しかけてきました。 会社で希望退職の募集が始まったとき、真っ先に「早期退職するんでしょう」と言ってきたのがこの後輩です。 ぼくの気持ち、分かってたんですね。 セミリタイア生活が始まって、そろそろ9ヶ月が過ぎようとしています。 日ごろ会社のことを振り返ることはほとんどないのです…

  • 50歳で肩書「旅人」の同級生がいた

    今年は新型コロナの影響で、さまざまなイベントが延期や中止になっています。 結婚式も延期が多いらしいですね。 高齢の親族も多数集まるので、仕方ないかと思います。 人気の教会や神社などは次の予約を取るのが難しいのでしょうか、「1年後に延期」を決めたカップルもいるようです。 みんな思いますよね。 1年後、カップルがちゃんと続いているといいなって。 大丈夫かなって。 若いころの1年って、何が起きても分からないですからね。 それはそれとして。 ぼくにも新型コロナの影響がありました。 高校の同窓会が中止になったのです。 卒業以来、30年以上ぶりに一同が集う機会でした。 高齢の恩師らも招待されていたので、中…

  • 中高年が組織にしがみつこうとするワケ

    最近、退職した会社の同僚や仕事関係で知り合った人たちからちょくちょく「飲みに行きましょう」と連絡が来るようになりました。 うれしいものです。 ぼくと会っても、仕事上のメリットなんて何もないですからね。 忘れずに思い出してくれただけでもありがたい。 もしかしたら仕事をしない生活ってどんなものなのか、みんな興味があるのかもしれません。 そりゃそうでしょう。 周りにはアラフィフのプータローなんてそんなにいないだろうから。 ところで、最近は早期退職を考える人も増えてきたようです。 若いうちからFIREに向かってまっしぐらの人も出てきました。 だけど、ほとんどの人は定年まで会社に勤めます。 もちろん、最…

  • セミリタイア生活では、発信を続けることが大事

    ぼくは、ツイッターやFacebookを実名でやっています。 会社を辞めたときも、そこでお知らせしました。 先日、妻が思わぬ人から「旦那さん退職されたのですね」と言われたらしいのですが、その人はどうやらぼくのFacebookを見ていたようです。 こんなこともあるんですね。 ところで、会社を辞めてしまうと、とたんに社会から切り離されて孤独な日々を送ることになってしまうのではないか。 そんな不安を抱えて、セミリタイアをためらっている人がいるかもしれません。 毎日、図書館に通い、喫茶店でコーヒーを飲む。 公園や街をブラブラ歩く。 誰ともしゃべらない日が何日も続く。 たまに話す相手はコンビニの店員さんだ…

  • 1周年を迎えたドラクエウォークの功罪を考えてみた

    セミリタイア生活に限らず、人生においては小さな楽しみをたくさん持っていることが、幸せの秘訣なのかなと思っています。 ぼくの小さな楽しみの一つが、ドラクエウォーク。 リリースされた日からすぐに始めて、いまは1周年記念イベントの最中です。 1年が過ぎるのってあっという間ですねえ。 さて、日々ドラクエウォークをちまちまとやり続けた1年で、このゲームのメリットとデメリットを体感してきました。 もちろん、楽しいことが多いのですが、いいことばかりではありません。 ドラクエウォークの「功罪」を考えてみました。 まずは、いいところから。 ①外に出かける気分になる ポケモンGOが世界中に広まったとき、アメリカで…

  • セミリタイア生活の休日、会社員との違い

    会社に勤めているときは、勤務表というのがありました。 毎日、勤務表を眺めては、「あと3日働けば休みだ〜」「この日は朝早いから、前日は飲みに行けないな」などと考えていましたね。 もちろん、休みが多い月はうれしかった。 会社勤めの最後の方は、とにかく心身ともに疲弊してましたからね。 2月は単純に日にちが少なく、そのため労働日数が少ないだけなのに、ちょっとうれしかったりして。 ところで、今月のカレンダーを見ると祝日が1日もありません。 本来、10月10日は「スポーツの日」だったはず。 ただ、東京五輪が開催される予定だった今年は、その祝日が7月に移動していたのです。 そのため今月は祝日がなくなり、ショ…

  • 早期退職を決断した最大の理由

    23年間勤めた会社を早期退職する際には、いろんな人から聞かれました。 「どうして?」と。 理由は一つではありません。 言えることもあれば言えないこともあります。 相手によっても答えは違ってきます。 これからも会社に残って頑張っていく同僚に対して、会社への不満を言うわけにはいきませんよね。 ましてや「会社に将来性がないから辞める」なんて言えません。 オフィシャルな理由の一つとしては、「親の介護」があります。 実際、介護は現実的な問題になりつつあり、そろそろ真剣に考えなければならない時期になっていました。 ちょうどそのタイミングで希望退職の募集があったのです。 誰に聞かれても、たいていの場合、この…

  • 人事異動で悲喜こもごも・・・

    いまさらですが、半沢直樹おもしろかったですね。 サラリーマンの皆さんは身につまされる場面も多かったでしょう。 ドラマの設定が、典型的な「ニッポンのカイシャ」そのものでしたからね。 一番生々しいのが、人事権を振りかざした「脅し」です。 「お前を地方の営業所に飛ばしてやる」 「逆らうと出向だぞ」 などなど。 部下を動かすエサにも使っていますよね。 「情報を渡したら常務に推薦してやろう」みたいに。 組織や部署の上に立つ者がもつ最大の武器が人事権です。 どんなに能力がなかろうが、人望に乏しかろうが、人事権を握っている上司はパワーを持っています。 それは、一人の人生を大きく変えるだけの力です。 今の新し…

  • 「やることない」人はメジャーな趣味を始めた方がいい3つの理由

    以前、友人の奥さんから冗談めかして友人についてこう頼まれたことがあります。 「この人、趣味がないから何か教えてあげてよ」 聞くと、休みの日は近所を散歩するくらいらしい。 友人は仕事で要職に就いていて趣味どころではないのを知っています。 でも、奥さんからしてみると、退職後に家の中でゴロゴロされるのが心配なんでしょう。 いつも妻にくっついて離れない「ぬれ落ち葉」になられてしまってはたまらない。 今のうちに何か趣味を見つけて欲しいと思っているのですね。 アラフィフ世代の現実的な悩みの一つです。 ぼくはけっこう多趣味です。 セミリタイアしてからはピアノと山歩きを始めました。 このほか、麻雀、将棋、読書…

  • 「夢」や「成功」は、幸せになる可能性を高める手段の一つに過ぎない

    最近は有名人の自殺や薬物騒ぎのニュースが目立っています。 夢をかなえ、成功してお金もたくさん稼いでいるはずの人が、なぜ幸せにならないのでしょうか。 そもそも、ひとはなぜ生まれてきたのか。 ぼくはいつも、こう考えています。 「ひとはハッピーになるために生まれてきたんだ」と。 人生の目的はハッピーになること。 夢をかなえたり、成功したり、お金を稼いだりするのは、幸せになる可能性を高める手段の一つに過ぎません。 夢がなくても成功していなくても幸せに暮らしている人はたくさんいます。 よく手段と目的をはき違える人がいます。 大事なのは目的を達成することであって、手段はそのためのルートです。 ところが、手…

  • 交換する名刺を持っていないセミリタイアの立場

    先日、とある集まりに参加しました。 参加者はそれぞれ挨拶をしながら名刺交換をしたのですが、セミリタイアしたぼくは名刺を持っていません。 名前を告げながら名刺をもらうのですが、ちょっと戸惑いましたね。 セミリタイアしてから、こうした場に出かけることがなかったので。 仕事をしていた時は、何千枚も名刺を配ったなあと思い返しました。 結局、この先も繋がっておきたいなと思った人にはFacebookを聞いておきました。 実際、名刺に書かれた電話にかけることってないと思うんですよ。 ほとんどがLINEやFacebookでのやり取りで済ませられます。 ぼくは会社を辞めたので、会社の携帯もメールアドレスもありま…

  • いま株式投資で取るべき方針は?

    先日、大学時代の友人と話していて、こう言われました。 「退職金も入ったんだし、株をやったらいいんじゃない?」 当たり前ですが、早期退職してしまうと収入がなくなります。 いまは失業保険をもらっていますが、それも期限があります。 だから、セミリタイア生活に入ったら資産運用によって収入を得ようとするのは自然な考えだと思います。 友人もそう思ってアドバイスしてくれたのでしょう。 よく「株は資産運用の手段。ギャンブルではなく投資です」という人がいます。 銀行や証券業界の人たちはそのように説明するし、政府も株にお金をつぎ込んでもらおうと必死です。 でもね。 これ、ポジショントークです。 株も立派なギャンブ…

  • セミリタイアした途端に見なくなったものとは?

    多くのセミリタイアの先輩たちや、これからセミタイアしたいと考えている人たちと同じように、ぼくも実際に早期退職するまでは不安と期待が入り混じる日々を過ごしました。 資金面は大丈夫だろうか。 いったいどんな生活が待ち受けているのだろうか。 仕事を辞めたら人間関係はどうなるのだろうか。 これが進学や就職なら、いくらでも情報を手に入れることができます。 大学に進んだら学生たちがどんなキャンパスライフを送っているのかの情報は、いくらでも探すことができます。 ほとんどの大人は社会人として仕事をしているので、就職したらどんな生活を送ることになるのかは想像がつきます。 実際に会うのも簡単です。 大学生や社会人…

  • セミリタイアから8ヶ月、新しい友人はできない

    ブログの題名「ちゃいてん dairy」を「49歳からのセミリタイア生活」に変更しました。どんなブログかすぐに分かったほうが読者にとってもいいですからね。 ところで、セミリタイア生活が始まって8ヶ月が経ちました。 よくセミリタイアすると社会から断絶されて孤独になると聞きますが、いまのところその感覚はありません。 確かに仕事や会社からは完全に離れました。 その代わり、家族と一緒に過ごす時間はぐっと増えました。 毎日家族でごはんを食べる生活って、仕事をしていたときはなかなか無かったんですよね。 単身赴任も多かったし、夜は外食することがほとんどだったから。 だから、何気ない家族との時間は新鮮で、楽しん…

  • 首都圏の住みたい街ランキングで高円寺が7位に!

    新型コロナが広がってから、ぼくたちの暮らしは大きく変わりました。 街の様子も様変わりしています。 最近は自粛ムードもやや収まって、街にも人出が戻りつつあります。 ただ、回復ぶりは街によって違うようです。 リモートワークが進み、ビジネスマンが減った都心部の夜はまだまだ寂しいようです。 一方、吉祥寺や高円寺が賑わっているという報道を目にするようになりました。 住んでいる場所と繁華街が隣接している街に、人々が集まっているということでしょう。 そんな中で、首都圏の「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング」なるものが発表されたそうです。 トップ10を見ていくと、 ①本厚木(神奈川) ②葛西(東京) ③大…

  • 山登りはドラクエと同じ〜伊豆ヶ岳に行ってきた

    前回、埼玉方面での山歩きに踏み出したぼくは昨日、いよいよ「埼玉で一番人気」と言われる伊豆ヶ岳へ向かいました。 西武秩父線に乗って、トコトコと正丸駅へ。 この路線、単線なんですね。 単線の電車に乗る機会は少ないので新鮮です。 周りの風景も緑ばかり。 この先、行き着くところまで行くとポツンと一軒家が立ってそう。 まだ連休なのに、降り立った客はぼくを含めて2人だけ。 ガイド本に載っている「一番人気」は本当なの? 寝坊したので、11時半ごろ駅を出発です。 歩いていくと、山から降りてくる人たちとすれ違います。 山はすでに秋。 日陰は涼しく、歩きやすい。 20分ほどで登山口に到着です。 ゆっくり登っていく…

  • 提示された再就職の条件をみて厳しさを実感した

    ぼくは3月に会社を早期退職して、いまは「無職」の身分です。 失業保険、つまり雇用保険給付金を受け取るため、毎月求職活動をしなければいけません。 早期退職の際に、会社側が提携しているキャリアコンサルティングのサービスを受けられることになっていて、そこで「就職相談」をしてもらっています。 履歴書の書き方を指導してもらったり、求職サイトを教えてもらったり。 雑談の中で現在のホットな求人事情を話してもらったりして、興味深い体験をしています。 「こんなのはどうですか?」と求人情報を提示してくれることもあるのですが、条件をみるとなかなか厳しいですね。 先日は常勤正社員の求人を紹介してもらいました。 月給は…

  • 埼玉に行って「マムシに注意」の山を歩いてみた

    高尾山や中央線沿線の山歩きに、少々マンネリを感じてきた今日このごろ。 ベテラン登山者からは「高尾山の奥深さを知るには百年早い!」と怒られるのかもしれませんが、初心者としてはあちこち行ってみたいもの。 というわけで昨日、埼玉まで足を伸ばしてみました。 向かったのは、天覧山と多峯主山。 なんせ、それぞれ標高が197メートルと271メートルですからね。 高尾山よりずっと低い。 これならヘタレ山ウォーカーのぼくでも大丈夫でしょう。 ちなみに多峯主山は「とうのすやま」と読むそうです。 勉強になりますね。 西武池袋線の飯能駅に9時45分ごろ到着。 商店街を歩いて山の方面に向かいます。 閑散としていて、人影…

  • 高円寺の「俺流居酒屋」はギャップ萌えがすごかった

    居酒屋の名前って、ベタなものが多いですよね。 「魚民」とか「天狗」とか「鳥貴族」とか。 「串カツ田中」なんて、庶民中の庶民を公言しているような名前です。 下手にカッコつけた名前の店って、敷居が高くなって入りにくいし、お会計がいくらになるのかも不安になります。 庶民の居酒屋は、まずは店の名前を覚えてもらわないといけないから、ベタなネーミングになるのでしょう。 居酒屋だけでなく、食堂も同じですね。 「高円寺食堂」なんて、もうそのままなんで。 「高円寺食堂」に続き、最近オープンした店に「俺流居酒屋 食べてごらん」があります。 あずま通り商店街に9月に開店したばかり。 ネーミングがすごいですね。 オー…

  • カレーからジュースまで〜高円寺の間借り店

    最近は間借り営業をする店が増えているようですね。 確かに、夜だけ開けている飲み屋さんは昼間の時間を貸し出して賃料を得れば、何もしないで収入を得ることができます。 借りる方も、ちょっとだけ飲食をやってみたいという人はいきなりお店を丸々借り切るよりはずっと安上がりに始められます。 調理器具も整っているので、ゼロからすべてを準備するよりお手軽ですよね。 いまは車でもオフィスでもシェアやレンタルが普及してきたので、その流れに乗っているのでしょう。 高円寺でも間借り営業の店が出てきたので、いくつか紹介します。 間借りカレー「ニューチェック」 線路沿いにあるステーキハウス「キョーヤ」で火曜日と水曜日限定で…

  • セミリタイアから7ヶ月、会社の元同僚から久々に連絡がきた

    セミリタイア生活が始まって7ヶ月あまりが過ぎました。 20年以上勤めていたのに、もう会社のことを考えることなどほとんどありません。 当然のことながら仕事の電話も来ないし、すっかりストレスフリーの生活に馴染んでしまいました。 やることがない定年退職者が以前の職場を訪れて後輩たちに嫌がられるという話をよく聞きますが、そんな気持ちには全くなりませんね。 月に数回は友人たちと食事しているし、家族と過ごす時間も増えました。 寂しい思いは全然なく、楽しいことで毎日忙しい。 仕事上の付き合いなんて、なくても困ることはないんだと実感しています。 これ、実際にセミリタイアしないとわからないかもしれませんね。 そ…

  • 朝からスーパードライを手にしたおじさんも・・・草戸山を歩いてきた

    前回の高尾山登山はヘロヘロでした。 でも、どうやら高尾山よりも低くて歩きやすい山が近くにあるらしい。 ヘタレのぼくは、さっそく飛びつきました。 山の名は草戸山。 標高は・・・たったの364メートル! あの、誰でも登れる599メートルの高尾山よりも低いじゃないですか。 これはいい。 まずは高尾山口駅へ。 午前9時すぎに到着すると、スーパードライを片手にホームへ上ってくる登山客のおじさんの姿が。 すでに山を登り終えて一杯飲んでいるようです。 素晴らしい人生ですね。 ぼくもああいう大人になりたい。 ロールモデルです。 いつもは駅を出て右の高尾山に向かうのですが、今回はまっすぐ行って大通りを右へ。 し…

  • 「50代は2度目の20代」だけど、違いはある

    ぼくは49歳で早期退職をして、現在は無職。 仕事も肩書きもありません。 まっさらな状態です。 先日、ネットを見ていたら、「50代は2度目の20代だ」という記事を見かけました。 ほんとうは40代が2度目の20代だと思うんだけど、細かいことは気にしない、気にしない。 実際、50代こそが20代のような気分だと思うんです。 今から20代を振り返ると、怖いもの知らずでした。 仕事も肩書きもなかったけど、楽しくてしょうがなかった。 世界中を飛び歩いて、いろんな人に出会って。 ボランティアもしたし、一時は海外で不法就労もしていたこともありました。 お金はなかったけど、いくらでも自由と時間がありました。 この…

  • 高円寺「Smile Earth」の冷やし坦々まぜそばを食べながら世界旅行に思いをはせる

    今の日本の若者は海外志向が低いみたいですね。 こんな内向きじゃ、日本の将来が思いやられますな。 のっけから老害っぽい語り口ですみません。 それはそれとして、実際に海外留学の数も減っているし、アフリカやアジアの国々を貧乏旅行するような若い人たちは少なくなりました。 びっくりしたのは、草津温泉に行った時に若者がたくさんいたことです。 温泉地なんてリタイアしたお年寄りか不倫カップルが行く場所やろ、若者はさっさとインドかアフリカに行けよな! すみません、取り乱しました。 いまは海外の様子なんてYouTubeで見れば十分でしょ、ってな感じでしょうか。 ぼくは10代から30代までバックパッカーを続けていま…

  • セミリタイア生活は「年収200万円時代」と相性がぴったり

    ぼくは「失業中」の身なので、雇用保険給付金を受け取るためハローワークに毎月通っています。 新型コロナの影響で職を失った人が多いのでしょう、いつも混雑しています。 ぼくが求職活動の一環として会ったキャリアコンサルタントは、「今年は夏休みがほとんどありませんよ」と難しい顔をして言っていました。 彼は転職支援を担当しているのですが、最近の希望退職やリストラの増加に伴い、仕事が次々と舞い込んでいるようなのです。 失業者があふれているのに「商売繁盛でウハウハですよ」とは言いにくいし、ここは難しい顔をするしかないのでしょうね。 いろいろ気を遣わないといけない仕事は大変です。 新型コロナによって失職するまで…

  • セミリタイアの味方、ベーシックインカムがいよいよ現実化してきた

    将棋の藤井聡太2冠がまだ中学生棋士だったころ、新聞のインタビューに応じた記事が印象に残っています。 いま社会で関心があることについて聞かれた藤井少年は、「ベーシックインカムです」と答えたのです。 中学生ですよ。 エロに目覚めて女の子に夢中になるか、サッカーやゲームに熱中するくらいの年頃です。 社会に関心があると言っても、せいぜいオリンピックとか受験とか。 あるいは意識の高い子が環境問題に目を向けるくらいでしょう。 それが、「ベーシックインカムです」。 大人でもこれが何かわかっていない人が多数派かもしれません。 ベーシックインカムとは、政府が全国民に対して生活に必要な最低限の金額を定期的に配る政…

  • 名物を食べようと山の上まで登って行ったところ・・・

    きのうで8月も終わりましたね。 8月31日といえば、子供たちがあわてて夏休みの宿題をこなす日として全国的に知られています。 昨日はみんな、計算ドリルやら絵日記やらを必死にやったんでしょうね。 ぼくも小学生の時はテキトーに絵日記を書いて、どうせ先生も調べないだろうと、テキトーに1ヶ月分の天気を書き入れたのを覚えています。 夏休みの課題でいうと、ちびっこなら「泳げるようになる」とか「竹馬が乗れるようになる」なんかが目標だったりしますよね。 高校生や大学生くらいになると、やっぱり「彼女をつくる」「彼氏をつくる」が大目標になります。 で、セミリタイアしたアラフィフおじさんのぼくの今夏の目標は・・・ 「…

  • 理想のアーリーリタイアと厳しい現実との違い

    「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」などのベストセラー本をたくさん出している橘玲さんの記事がありました。 アーリーリタイアについて失敗しない秘訣について語っています。 記事を読むと、アーリーリタイアって米国では1990年代からすでに話題になっていたんですね。 1990年代に資産運用に興味を持ち、米国の本を何冊か読んだのですが、「アーリーリタイア(早期リタイア)」を勧めるものばかりでした。「経済的な自立によって自由が手に入る」という考え方が、とても衝撃的だったことを覚えています。 30年以上たってようやく、アーリーリタイアが日本でも興味を持たれ始めています。 FIREなんて言葉も入ってきている…

  • セミリタイアしたら読書しなくなった5つの理由

    ぼくは子どものころからずっと読書が趣味で、毎年100冊前後は読んできました。 だから「セミリタイアしたら読書三昧だ! これこそ文字通り晴耕雨読の日々だな」などと夢想しておりました。 ところが。 セミリタイア生活が始まって半年以上が経つのに、この間に読んだ本は数冊だけ。 ほとんど本を読まなくなってしまったのです。 世間では「セミリタイア=図書館通い」のステレオタイプなイメージが浸透しているくらい、セミリタイアと読書には親和性があるはず。 お金がかからず、暇を潰すことができ、頭を使うことができる。 いいこと尽くしのはずなのに、なぜ? 理由を考えてみました。 ①細切れの時間がなくなった 会社勤めをし…

  • たった千円で「人生の勝者」になる方法

    会社に勤めていたころ、出張は楽しみでした。 なにせ、会社にいるのが嫌いだったんでね。 とにかく会社から離れれば離れるほど開放的な気分になりました。 仕事をしている時間以外は、基本的に自由です。 海外出張になると、もっと開放されましたね。 時差があるので、現地の昼間は日本の深夜という状況になることもあります。 となると、やることは一つ。 昼からビール!です。 太陽の光をあびながら、プハーっと飲み干すビールのうまさったら。 周りが働いているときに、明るい時間帯から飲む背徳感。 それも、ビールの苦みとともにおいしく味わう。 これほどの幸せはありません。 これぞ「人生の勝者」です。 昼から飲むというの…

  • ちゃんぽんの立ち位置を高円寺「じげもんとん」で考えてみた

    麺類の王道と言えば、誰がなんと言ってもラーメンでしょう。 ラーメンが嫌いな日本人って、ほとんどいないんじゃないでしょうか。 子どもからお年寄りまで、ラーメン大好き。 海外に打って出る日本の麺類も、まずはラーメンです。 Ramenはスシと並んで、もはや国際食になりました。 続く2番手を争うのは、そばとうどんですよね。 こちらも日本全国どこでも食べられる庶民の味方。 東日本はそばが多く、西日本はうどんが主流だと思います。 どちらが人気なのでしょう? 以前はそばがやや優勢のように感じていましたが、近年は丸亀製麺や花まるうどんのチェーン店が出てきてうどんも勢いがあるようです。 そもそも、そばとうどんの…

  • 「格差の拡大」がこれからも続いていく理由

    ぼくはバブル時代の最後に学生時代を送りました。 風呂なしアパートに住んで銭湯に通う貧乏学生だったので、バブルの恩恵はまったくありませんでしたが、それでも世の中がどんどんリッチになっていく雰囲気だけは感じていました。 その後、バブルがはじけて「失われた20年」が始まります。 そこで起きたのが、格差の拡大です。 金持ちはますます富み、貧しい人たちは貧しくなっていって、森永卓郎さんが予言した「年収300万円時代」は現実のものとなりました。 いまや「年収200万円時代」も現実化しそうです。 格差の拡大は世界的な傾向で、世界の富豪上位2153人がもつ資産は、最貧困層46億人の総資産を上回っているそうです…

  • 予言が的中! 藤井聡太2冠が誕生

    将棋の藤井聡太が棋聖に続いて王位も獲得しました。 「2冠獲得の確率は90%」とみた予想が、見事に的中しましたね。 あっぱれ!俺。 18歳1カ月で史上最年少の「2冠」と「八段」です。 40年近い将棋界ウオッチャーからしても、スゴイの一言。 次々と記録を塗り替えまくる怪物です。 あの羽生善治が登場したとき以来の旋風が吹き荒れてますね。 藤井がスポーツ選手なら「令和の怪物」みたいなあだ名がついたのでしょうが、草食系の風貌だし、将棋は知的ゲームなので、ふさわしくないのでしょう。 大名人だった中原誠は「棋界の太陽」と呼ばれましたが、藤井聡太にもいいニックネームが欲しいところですね。 それにしても強かった…

  • 東京・日本橋のホテルに無料で泊まってきた

    ツイッターを眺めていたら、こんなつぶやきが流れてきました。 お知らせ:8月3日から自粛再開に伴い当ホテルでは少しでも皆様に安全に生活して頂けるように無料宿泊キャンペーンを開催することに致しました。満員電車に乗って通勤を強いられている方や医療関係者の皆様是非当施設をご利用下さい。期間は現時点で8月31日までを予定しております。続く#拡散希望 — 住庄ホテル (@Sumishohotel) July 30, 2020 東京・日本橋にある「住庄ホテル」が無料宿泊キャンペーンをしているというのです。 いま宿泊業はどこも打撃を受けています。 特にインバウンドやビジネス需要を見込んできた東京都心部は大変な…

  • 人生はギャンブルだということを、多くの人はわかっていない

    ぼくが大学生のころはバブルが弾ける直前でした。 だから、就職活動は銀行や証券会社が人気。 採用数も多く、同級生の多くが金融業界に就職していきました。 安定したお堅い職業と言えばだれもが「銀行」と答えた時代です。 中でも、政府系の銀行なんかは安定した就職先の最たるものと見られていました。 興銀の愛称で呼ばれた日本興業銀行や、長銀と呼ばれた日本長期信用銀行は、その代表的な銀行です。 だけど、現在は両行ともこの世に存在していません。 安定と言えば、公務員もそうでしょう。 バブルの時代に北海道の夕張市役所に就職が決まったひとは、「これでオレの一生は安泰だ」と思ったかもしれません。 しかし、市は2006…

  • 幻の店? 高円寺「かたつもり」の絶品タイカレー

    スタバもTSUTAYAもないことで知られる高円寺。 個性的で多様な個人のお店が多いのが、街の魅力です。 しかも、自由でゆる〜い雰囲気があります。 都合が悪ければさっさと休んでしまうお店も珍しくありません。 個人商店だからこそできることですね。 「阿波踊りの練習があるから休みます」という飲み屋さんもあるほどです。 せっかく足を運んでも「本日は休みます」と張り紙がしてあることもたびたび。 中には「御用の方は台湾まで連絡ください」なんて書いてあることもありました。 以前は「研修のため」という理由も多かったのですが、このご時世だからなくなりましたね。 代わって「仕込みのため」や「機器の修繕のため」とい…

  • 高円寺「レインボー」のスペアリブはとろけたけれど・・・

    むかし、レインボーマンというヒーロー物があったんですよ。 よく覚えていないけど。 調べてみると、正式名称は「愛の戦士レインボーマン」だって。 悪者は「死ね死ね団」。 すごいですね。 バイキンマンより直接的。 いまだったらテレビ局に抗議が殺到しそうです。 レインボーといえば、レインボーブリッジが完成した時も話題になりましたね。 「レインボーブリッジを封鎖せよ」という映画ができたりして。 なんかカッコいいイメージがあるんでしょうね。 このレインボー、近年はやや政治色を帯びてきている気がします。 レインボーがLBGT(性的少数者)の象徴になって、デモや集会でよく使われるようになりました。 そして、最…

  • 引きこもりセミリタイア生活にオススメのアイテムを買いに行った

    ぼくは外を出歩くのも旅行するのも好きで、セミリタイアしたらガンガン歩き回り、旅して回ろうと思っていました。 ところが、そう思い通りにいかないところが人生ですよね。 新型コロナが広がり、そのあとは記録的は長雨が続きました。 ようやく雨がやんだかと思ったら、途端に猛暑の到来です。 いったん収束に向かったかと思われたコロナも再び拡大していて、気軽にいろんなところを動き回れる雰囲気ではありません。 どうしても家に引きこもる時間が増えてしまいますね。 暗いニュースが続いて、じっと家にいるだけ。 先行きも見えない。 こんな時こそ必要なものがあります。 それは、ユーモアの精神です。 かの喜劇王チャップリンも…

  • 高円寺の海の家「やじきた2号店」がプレオープン、フワフワかき氷を味わう

    ぼくが通っていた高校は、すごく自由な校風でした。 いい言い方をすれば、ですが。 悪い言い方だとハチャメチャ。 文化祭や体育祭のあとは、みんなで酒盛りして騒ぎましたね。 もう35年ほども前の話です。 当時は世の中全体もおおらかでした。 高校生にもなれば、ビールくらい飲むのは当たり前という雰囲気でした。 寮生が半分くらいいたのですが、寮でお酒が見つかって停学処分になる生徒もちょくちょく出ていましたね。 ひどいのになると、酔っ払って道路で寝込んでいるところを見つかったやつも。 授業が終わったあと部活の前に一杯ひっかけて、ちょっと赤ら顔で練習に出てきた猛者もいました。 いやあ、今から考えるとみんなやり…

  • これがネパールラーメン? 高円寺「祭り太鼓」で食べてみた

    ネパールってよく聞くけど、それほどなじみのある国じゃないですよね。 行ったことがある人は少ないのでは。 登山家だとヒマラヤのある国だから憧れでしょうけど。 ぼくの登山は高尾山レベルなので、ネパールに行くことはあっても、ヒマラヤ登山は遠い夢の話です。 あと、ネパールの国旗は独特で、三角形を2つ合わせた形。 四角形ではない国旗は、世界でただ一つらしいです。 面白いですね。 ヒマラヤの国といえば、ブータンも思い浮かびます。 こちらは「世界一幸せな国」で知られていますね。 みんな、どんな生活をしているんだろう。 ひとびとは仙人みたいな境地に達しているから幸せなのだろうか。 こっちも世を捨てたセミリタイ…

  • 高円寺食堂で、日本一ノミネートの唐揚げをほおばる

    生まれてきた赤ちゃんに限らず、名前って大事ですよね。 会社を立ち上げるにせよ、新しくお店を始めるにせよ、いろんな思いを込めて名前を決めるのだと思います。 マンションの名前にも凝ったものがありますよね。 ネットで調べたところ、日本一名前が長い分譲マンションは「THE IMPERIAL GARDEN LIMITED RESIDENCE」ではないかという情報がありました。 「インペリアル」に「ガーデン」に「リミテッド」と、全部てんこ盛りにしたかったんでしょうね。 もしかしたら会議でもめたかもしれません。 開発担当「緑が多いのが特長だから、ガーデンは入れた方がいいかと」 販売担当「リミテッドを入れて特…

  • 「定年後の人生設計を考えろ」って言われても難しいよね

    「50代を後悔している理由」を1万人のビジネスマンに聞いたという記事がありました。 気になりますね。 成功した人の話よりも、後悔している人の話の方が役に立つ気がしますからね。 アラフィフのぼくにとっては他人事ではありません。 後悔したくないもんね。 どれどれ。 ビジネスマンに聞いているだけあって、年収や再雇用、出世、仕事のスキルなどについての後悔が多いようです。 セミリタイアしているぼくには関係ねえな。 目に留まったのは、「地域デビューや妻と旅行、学び直しや趣味は暇つぶしにしかならなかった」という意見です。 みなさん、仕事が大好きなんでしょうね。 たしかに、仕事でしか得られない充実感や達成感も…

  • 新型コロナについて分かってきた5つのこと

    新型コロナがニュースに出てくるようになって、早くも半年がたちました。 その間、大雨被害などを除いてほぼ連日トップニュースになっています。 それも日本だけでなく、世界中で。 同じ事柄に関するニュースが世界中で半年もの間トップニュースであり続けたことなんて、ここ数十年で初めてではないでしょうか。 おそらく第二次世界大戦以来では。 新型コロナについては毎日いろんなニュースが報道されていますが、分かってきたことを備忘録も兼ねてつづりたいと思います。 もちろんぼくは専門家でもなんでもないので、できるだけフラットな視点で。 ①感染者の増加・減少のメカニズムはいたってシンプル 新型コロナが拡散し始めてから各…

  • 半年のセミリタイア生活で気づいた5つのこと

    セミリタイア生活が始まって半年がたちました。 新型コロナが拡大する中での早期退職という、イレギュラーな形でのスタートとなりましたが、日々生活を送るなかで気づいた5つのことをつづってみたいと思います。 ①時間はあっという間に過ぎる 退職前は、「会社を辞めたら時間はたっぷりあるなあ。ヒマになるだろうな」と思っていました。 ところがどっこい。 1日はあっという間に過ぎていきます。 YouTubeを眺めていたらすぐに何時間もたってしまうし、散歩であちこち気の向くままブラブラすると2〜3時間はまたたく間に過ぎます。 そんな自由な時間の使い方をしても、それを邪魔するものは何もありません。 気づいたら夕方に…

  • 高円寺「てげてげ」の鶏飯丼を食べて南国気分を味わう

    よく知られている沖縄の言葉に「なんくるないさ~」というのがありますよね。 「何とかなるさ」という意味です。 いかにも沖縄っぽくて、ステキな言葉です。 同じように、スペイン語の「ケセラセラ」も有名。 「なるようになる」と和訳されて映画の主題歌で知られるようになりましたね。 ラテンとか南国の魅力って、こういうユルさにあるんじゃないかと思います。 温暖なところって、道端で寝ていても凍死しませんからね。 そこらへんにバナナやらマンゴーやらがたわわになっていて、飢え死にすることもない。 以前、赤道に近いブラジルの東北部を訪れたとき、市場に立ち寄ったことがありました。 バナナが食べたいと思って、「5本くら…

  • 時間の価値は年齢によって違うという話

    ぼくの友人たちは、男女半々くらいです。 いまはバリバリ働いている女性もまったく珍しくないので、仕事を通じて友だちになった女性もいます。 海外で仕事をしていたときは周りに日本人が少なかったため、同じように働いていた人たちのほか、留学に来ていた学生たちとも交流がありました。 だから、ずっと年下の友人もできました。 幅広い年代の人たちと交流が続いているのは、大きな財産ですね。 男の友人と飲むときは、たいてい仕事や趣味の話をします。 そこらの焼き鳥屋で飲みながら、テキトーなことをわいわい言い合う。 アホな時間を過ごしますが、それはそれで楽しい。 一方、女性の友人はグルメなことが多いので、エスニックだっ…

  • お好み焼きの進化系! 高円寺「ごん」のヤキオムライス

    みなさん、「ごん」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか。 「タンスにゴン」。 大人気だったCMですね。 「亭主元気で留守がいい」の名言を生み出しました。 それとも「ゴン中山」ですか。 サッカーファンなら、かつての日本のエースストライカーのことを思い出すでしょう。 こちらも「蝶のように舞い、蜂のように刺す!」の言葉が印象に残っています。 あとは「ごんぎつね」。 ちょっと悲しい物語。 文学好きならこれですかね。 この3つは、「日本の3大ごん」と呼ばれています。 ウソです。 高円寺の「ごん」と言えば、カフェテラス「ごん」の一択です。 オムライスで知られる喫茶店。 ちょっと入りにくいかもしれませんが…

  • 青梅丘陵ハイキングコースを歩いたら・・・バテた

    東京都民の山登りといえば、まずは高尾山ですよね。 間違いない。 東京の山では他を圧倒してそびえ立つ存在です。 そびえ立つといっても、標高599メートルだけど。 続くのは青梅丘陵でしょうか。 高尾山と合わせて、東京初心者山歩き界のツートップと言えます。 たぶん。 野球界でいえば、王と長嶋のようなもの。 漫画界でいえば、藤子不二雄。 あれ、ちょっと違うか。 ともあれ、きのうは天気がよかったので青梅丘陵ハイキングコースを歩いてみることにしました。 出発点はJR青梅線の軍畑駅です。 「いくさばた」と読みます。 カッコイイですね。 しかも、無人駅。 シブい。 東京都内の電車に乗って、無人駅で降りる経験っ…

  • セミリタイアしても月に2回、ストレスがかかる日がある

    セミリタイア生活が始まって5カ月あまり。 仕事につきまとう面倒な人間関係も、締め切りのプレッシャーも皆無になりました。 当たり前ですが、会社から電話がかかってくることもないし、メールも届きません。 通勤電車に乗ることもなくなりました。 パソコン作業が減って目の疲れが少なくなったし、肩こりも和らいだ感じがします。 週に1回は山登りをして緑に触れ、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでおります。 さらに、毎週1回、平日の朝からスーパー銭湯に行ってリラックス。 1日中ダラダラと湯舟に浸かって過ごし、置いてあるマンガを読んで楽しんでいます。 スーパー銭湯で読み始めた「信長のシェフ」は、いよいよ佳境に入って…

  • たどり着かないと見えない景色がある

    ぼくはセミリタイアしてから山歩きを始めました。 まだまだ初心者なので、向かうのは高尾山のような標高数百メートルくらいの山です。 それでもキツイし、息が切れるし、十分楽しい。 頂上で食べるコンビニのおにぎりは美味いし、街を見下ろす眺めも楽しめます。 先日、陣馬山まで縦走したら、「よくやったなあ」と達成感も味わえました。 だけど、ぼくは知っています。 これが中央アルプスになると、また全く違う眺めがあることを。 達成感も段違いでしょう。 世界最高峰のエベレストに登れたら、見える景色は想像を超えるものでしょうね。 物理的に「見える」光景だけでありません。 そこに立ったことのある人だけにしか理解できない…

  • 朝のうら寂しい高円寺を散歩し、「吉酪」でモーニング

    つくづく思いますね。 高円寺は夜の街なんだなって。 いま「夜の街」はNGワードなんだっけ。 すっかり悪いイメージがついちゃったんで、言い換えて「夜間がにぎやかな街」くらいにしときましょうか。 高円寺には古着の店や個性的なカフェがたくさんあるけれど、やっぱり一番にぎやかなのは飲み屋やライブハウスです。 だから、夜が遅い。 いまはすっかり沈滞ムードになってしまったけど、コロナの前は朝まで開いている店も多かった。 夜が遅いということは、翌日に活動が始まる時刻も遅いということになります。 ぼくはセミリタイアしてから朝の時間帯に散歩に出かけることが増えました。 午前中の高円寺は、うら寂しいものです。 夜…

  • 高円寺に異変? あの「天すけ」に行列がなかった

    あれっ、と異変に気づくのに時間はかかりませんでした。 すでに正午になっている。 なのに、あの「天すけ」に行列ができていなかったのです。 開店を待つ人たちの列がずらっと続いているのがいつもの光景。 おそらく、評判を聞きつけてほかの街からやってくる人たちがほとんどでしょう。 高円寺に住む知人は「天すけはすっかり有名になっちゃったから、気軽に行けなくなってしまいましたよ」とぼやいていましたね。 その気持ちはぼくも同じ。 天すけがうまいのは知っている。 だけど、高円寺にいると、わざわざ何十分も行列に並ぶ気にはなりません。 「ああ、きょうも人気だなあ」と横目で眺めながら通り過ぎるのが日課みたいになってい…

  • 年をとったらピエロになれる人が強い

    若いころを振り返ると恥ずかしくなりませんか。 ぼくはなります。 虚勢を張ってましたよね~。 なんとか自分を大きく見せようとする。 なぜなら、モテたいから! クジャクが大きく羽根を広げるように、本物の自分よりも大きくカッコよく見せたい。 それを、女の子に見てほしい。 ドラマを見てると、出てくるヤンキーは肩をいからせて登場するのが定番です。 まさに物理的に大きく見せようとしていますね。 わかりやすい。 あんなヤンキー、本当にいるんだろうか。 もはや絶滅危惧種じゃないだろうか。 ともかく、モテたいというのは人間の本能であって、まあ男のカワイイ部分ではあります。 虚勢を張るのは、自信がないことの裏返し…

  • 高尾山にピザを食べに行くだけのはずが・・・事件発生か?

    コロナにしても雨にしても、うっとおしい日が続いていますよね。 雨が降る日は天気が悪い。 天気予報をみると、今後も雨が続きそうです。 だけど、今日だけは雨が降らなさそう。 となれば、行くしかない。 高尾山へ。 前回は頂上でカレーを食べたので、今度は気になっているピザの店に行ってみたいと思います。 午前9時すぎに高尾山口駅に着くと、駅前はすごい数の登山客でにぎわっていました。 小学生でしょうか、子どもが多い。 例によって、舗装された「1号路」を登っていきます。 道路は濡れていたので、山道を歩くほかのルートはおそらくぐちゃぐちゃでしょうね。 相変わらずハアハア息を切らせながら歩いていると、横をスタス…

  • 「人生100年時代」の罠に引っかからないために

    テレビを見ていると、元気なお年寄りがよく登場します。 「90歳で今でも現役の職人さん!」とか「93歳で毎日店頭に出ている名物おばあちゃん」とか。 テレビの視聴者は高齢層がメインだから視聴率は上がるでしょうね。 Appleも認める82歳(当時)のおばあちゃんプログラマーが国連で講演した、というニュースもありました。 おじいちゃん、おばあちゃんのユーチューバーも増えているし、従来のお年寄りのイメージはだいぶ変わってきているようです。 「老後2000万円」問題も、男性が95歳まで生きると想定して計算されています。 100歳以上の高齢者は7万人を超えていて、まったく珍しくなくなりました。 「100歳ま…

  • 高円寺の名物うどん屋「てんてこ」閉店へ

    ネコ派vsイヌ派、「きのこの山」派vs「たけのこの里」派など、世の中には好みが分れるライバル関係がたくさんあります。 その代表的なものと言っていいのが、うどん派vsそば派の争いでしょう。 別に争う必要はないんですが。 ぼくは、両方好きです。 ずるいですね〜。 ただ、どちらかと言えば、そばを食べることの方がずっと多い。 東京では、富士そばや小諸そば、ゆで太郎など、そばのチェーン店があちこちにあるからです。 近年は、うどんもようやくブームになって、はなまるうどんや丸亀製麺の店舗も増えてきました。 それでも手軽さの点では、そばの方にまだ分があるようです。 高円寺は「スタバのない街」として一部に知られ…

  • セミリタイアしたら孤独になるのか、考えてみた

    ぼくは10代から30代半ばごろまでバックパッカーをやっていて、休暇のたびに世界のあちこちを1人で旅して回りました。 楽しいことは数えきれないほどあった半面、危険なこともありました。 自分がこれまでの人生で会ったことのないような人たち、知らない文化、初めての食べ物ばかり。 どこに行くのか、どこに泊まるのか、何をするのか、ぜんぶ自身の責任で判断するのです。 すべてが新鮮な経験でした。 海外を1人で旅してきた日々が、いまのぼくの大きな部分を形づくっているのは間違いありません。 1人旅で得たものの一つが、孤独と向き合う経験でした。 異国の地で知り合いが誰もおらず、言葉も話せず、頼れる人もいない。 今の…

  • 「藤井聡太2冠」が誕生する確率は90%とみる

    明日9日は、将棋界にとって歴史的な日になる可能性があります。 いや、将棋界だけではありません。 新聞の当番編集長は1面のスペースを空けて待っているでしょうし、テレビのニュース番組もしっかりと枠を確保しているでしょう。17歳の藤井聡太七段の初タイトル獲得がかかっているのです。 棋聖戦で渡辺明棋聖に勝てば、史上最年少のタイトルホルダーが誕生します。 コロナや災害で暗いニュースが続いていますが、久しぶりの明るいニュースで沸き立つことは間違いありません。 ぼくは小学生のころから将棋が好きで、ずっと将棋界をウォッチしてきました。 腕前はヘッポコだけど、天才たちが凌ぎを削る将棋の世界ってすごく面白いのです…

  • コロナ禍をチャンスに変える人って、どんな人?

    雇用保険の受給認定のためハローワークに足を運んだら、多くの人でごった返していました。 解雇や雇い止めが増えているのを実感しますね。 観光業界や飲食店をはじめ、多くの人たちがコロナ禍の影響で苦しんでいます。 早くもとの経済状況に戻ってくれるといいのですが、「第2波」も予想されていて、景気の回復は遅れそうな感じです。 こうした状況下でも、利益を上げている企業や人はいます。 分かりやすいのは医療関係ですね。 マスクや消毒液は飛ぶように売れて、すぐに品不足に陥りました。 治療薬の開発が期待される企業の株価も上がりましたね。 コロナウイルスが広がる → 医療関連商品が売れる という構図です。 これは誰も…

  • 高円寺を散歩、一休みするならカフェ「れおん」へ

    ぼくは高円寺の街が大好きなのですが、一つ不満があるとすれば広々とした大きな公園が近くにないこと。 南へしばらく行けば蚕糸の森公園や和田堀公園があるのですが、いかんせんちょっと遠い。 せめて中野の中心部にある四季の森公園みたいな場所があると、ゆったりできるのだけど。 やっぱり高円寺は大人の街なんですね。 我が家は子どもが成人しているので外で毎日遊ばせる必要はないのですが、子育て世代にはあまり向いていない街だと感じます。 大人の世界の魅力が分かるまで成長してから高円寺においで、ということでしょうか。 ただ、散歩するならいいルートがあります。 もちろん、あちこちにある商店街をブラブラするだけで楽しい…

  • コロナがセミリタイア生活にもたらしたプラスの側面とは

    ぼくのセミリタイア生活が始まったのは、新型コロナの感染拡大が始まる直前でした。 コロナによって、想定していた計画は大きく狂いました。 海外でのんびり「外こもり」することはできなくなったし、国内でもあちこち移動するのは自粛せざるを得なくなりました。 入会したジムは営業休止となり、始めたばかりのピアノレッスンもお休みに。 山歩きも当分の間は自粛することにしました。 いやはや。 ぼくの新生活は出だしからつまづいた形となったのです。 だけど、すべてが悪いことばかりだったわけではありません。 新型コロナによって人々の生活は確実に変化し、それはぼくのようなセミリタイア人にとってプラスになった面もあるのです…

  • セミリタイア生活で簡単に幸福感を得る方法

    YouTubeを見ていたら、あるベテランのバイオリニストが音楽教室の先生に必要な資質について語っていました。 なぜそんなYouTubeを見ていたのかは、さておき。 彼女は関西弁でこんな内容のことを、まくし立てていました。 「生徒さんたちにとって、あなたがどんなに難しい曲を弾けようが、ものすごい技術を持っていようが、まったく関係ありません。コンクールの審査員にコネがあっても、役に立ちません。教室にやってくる人は、自分がうまくなることだけに関心があるんですよ。それだけです。生徒さんたちは、自分が少しずつ上手になっていくことがうれしいんです」 いや、彼女は普通にしゃべっていたのかもしれませんが、関西…

  • コロナで死ぬ確率と交通事故で死ぬ確率、どっちが高い?

    世の中はリスクであふれています。 街を歩いていたら交通事故に遭うかもしれないし、もしかしたら強盗に襲われるかもしれない。 旅行に出かけたら乗った飛行機が落ちる可能性はあるし、山登りしたら足を滑らせて落ちてしまうかもしれない。 でも、みんなそれを承知の上でリスクを受け入れ、生活しています。 先日、こんな興味深い記事を見つけました。 こんなことが書いてあります。 書籍『もうダメかも 死ぬ確率の統計学』では、100万分の1の確率の死亡と定義されるリスクの単位「マイクロモート」を用いて、その確率を表現している(1マイクロモートは、小惑星に衝突されて死亡する確率とほぼ同等) 「リスクの単位」というのがあ…

  • 極楽は、高尾山のふもとにあった

    最近、いいニュースがないですね。 テレビで気になるのはニュースよりもむしろ天気予報です。 雨が続いているので、その合間の晴天の日を逃すわけにはいきません。 きょうは、その貴重な晴れの一日。 天気予報を見た妻は「よしっ、洗濯ができる」と口にしましたが、その横でぼくは「よしっ、山に登れる」とつぶやきました。 そう、梅雨でも山歩きができるチャンスを狙っている日々なのです。 2日続けて晴天なら、その2日目は山道を歩けます。 ただ、前日に雨が降っていたら、その日は晴れていても山道はぐちゃぐちゃにぬかるんでいるので、山歩きは厳しい。 それでも楽しめる山が、高尾山です。 舗装された「1号路」なら、ぬかるみ無…

  • 桂花のラーメンを食べながら学生時代に思いをはせた

    学生時代、S君という麻雀ともだちがいました。 いわゆる雀友ですね。 いい響きだ、ジャンユウ。 大学は別々でしたが、学生向けの雀荘でよく一緒に打っていました。 彼はいわゆる「大学デビュー」組だったので、最初は弱かった。 僕らのレートは、某検事長たちの半分でしたが、大きく負けると貧乏学生にとっては少ならかぬ金額になります。 Sは負け組だったから、結構痛かったはず。 だけど、そこは麻雀の恐ろしさ、いや、面白さ。 いくら負けてもやりたいものはやりたいんですよ。 どんな時でも打てるなら打ちたい。 某検事長の気持ちはよ〜く分かります。 特に初心者のうちは面白くて仕方がない。 「サルのように」という比喩がぴ…

  • 鬼滅の刃を読んでいます、時代に乗り遅れないために

    20代の若い友人と飲んでいた時、音楽の話題になりました。 彼はこんなことを言いました。 「村上春樹って、最新の音楽を頑張って聴くようにしているそうですよ」 村上春樹は音楽好きで知られていて、小説の中にも音楽の話や楽曲がよく出てきます。 若いころはジャズ喫茶を経営していたんですよね。 調べたら、村上春樹の作品に登場する楽曲を集めた7時間の音源をイギリスのラジオ局が公開したという記事までありました。 そんな長い音楽キャリアを誇る村上春樹でも、じっと耳をすまして最先端の音楽を理解しようとしているんですね。 時代の移り変わりを音楽から感じようとしているのでしょうか。 ぼくの友人によると、いま流行ってい…

  • ここはおしゃれなトキハ荘? ちゃぶ台でくつろぐ高円寺のカフェ「壱参伍」

    スタバもいいけど、ときには広々としたスペースでゆったりくつろぎたい。 高円寺駅の南口から徒歩5分。 エトアール通り商店会にあるカフェ「壱参伍」には、そんな空間があります。 通りから店内をのぞくと、お酒がたくさん並んだカウンターが見えます。 それだけを見たら小さなカフェバーにしか思えません。 だけど、店の奥には階段があって、靴を脱いで上がっていくと新たな世界が待っているのです。 訪れたとき、たまたまお客は自分ひとり。 この大きな空間を独り占めできる幸運に恵まれました。 以前来店した時は若い女性がたくさんいて、中年のおじさんはちょっと肩身が狭い思いをしました。 今回は心置きなく、のんびり過ごせそう…

  • 意外にも忙しいセミリタイアの1カ月

    セミリタイア生活が始まって5カ月が経過しました。 これからセミリタイアを計画する人なら誰もが思い浮かべるであろう疑問を、ぼくも持っていましたよ。 ものすごくヒマになるんじゃないかって。 よく定年退職者に対して「きょういく」と「きょうよう」が大事だ、なんて言いますよね。 「きょういく」は今日行くところ、「きょうよう」は今日の用事らしいです。 みんなこういうの、好きですよね~ 結婚式のスピーチでおじさんたちが得意げに話す3つの坂、「上り坂、下り坂、まさか」とか。 3つの袋の「堪忍袋、巾着袋、おふくろ」とか。 それなら、「きょういく(教育)」「きょうよう(教養)」も3つ目が欲しいところ。 「きょうべ…

  • 高尾山から陣馬山まで縦走してみたら・・・

    縦走。 なんて甘美な響きのある言葉でしょう。 ちゃんと山を登っている感じがします。 山のベテランは「俺、週末はあのあたりを縦走してきたわ」とか言いそうですよね。 ぼくみたいに高尾山をうろうろ歩いているだけのヘッポコおじさんも、一度は言ってみたい。 「こないだ、ちょいと縦走してきたよ」なんてね。 というわけで、初心者でもできそうなジュウソウにトライしてみました。 高尾山から景信山を経て陣馬山まで歩くコースです。 まずは高尾山をケーブルカーで登ります。 えっ、なんで自分の足で登らないかって? 今回の目的はあくまで縦走なんです。 無駄に体力を消耗してはいけません。 最初から張り切ってしまうと、きっと…

  • 異空間でまどろんでしまう高円寺の喫茶店「ルネッサンス」

    高円寺には10を超える商店街があって、個性的な店が集まっています。 だから、商店街をブラブラ歩くだけで面白いし、多くの人がそんな楽しみ方をしていると思います。 だけど、実は商店街からちょっと外れた場所にも興味深い店がたくさんあるのです。 この喫茶店「ルネッサンス」も、その一つ。 思わずワインを掲げて乾杯してしまいそうな、シブい店名です。 その看板もシブい。 高円寺駅から南へ歩くとルック商店街に入るのですが、そこからちょっと左へ路地を入ったところに黄色い看板が置いてあります。 「地下一階 ルネッサンス 音楽室と珈琲」 シブいですね。 いまはコロナ対策のため、営業時間は正午から19時半までに短縮さ…

  • 麻雀と将棋で起きた革命、実社会は変われるか

    先日、麻雀のMリーグの最終日があって、U-NEXTパイレーツが優勝しました。 ほとんどの人は何のことか分からないかと思いますが、2年前に麻雀のプロリーグ「Mリーグ」が発足したのです。 電通やテレビ朝日、サイバーエージェント、コナミといった企業がプロ麻雀のチームを持ち、リーグ戦を戦います。 優勝賞金は5000万円。 初年度は赤坂ドリブンズが初代チャンピオンに輝き、2年目をパイレーツが制しました。 麻雀界のすごくニッチな話になりますが、この結果に少なからず衝撃を受けている人たちがいるのではと想像します。 麻雀には複数のプロ団体があり、そこから最高峰のMリーグに選手を送り込んでいます。 最大勢力は日…

  • セミリタイア生活3つの誤算(その3)

    実質的にセミリタイア生活が始まって約5カ月。 事前に思っていた状況とは、なにかと違ったことになっています。 想定外の3つ目は、映画です。 (理想)これから映画をたくさん観るぞ! (現実)ほとんど観ていない これまでの人生で、本はたくさん読んできましたが、映画はそれほど観てきませんでした。 休日も関係なくいつでも会社からの呼び出しがある環境で働いていたので、なかなか映画館に足を運べなかったのです。 その影響もあって、ネットフリックスやAmazonプライムで映画が手軽に観られるようになってからも、映画よりは本を選んでいたんですね。 だから、名作や話題作でも、観ていないものが多い。 これじゃいかん。…

  • セミリタイア生活3つの誤算(その2)

    ぼくは2月から実質的にセミリタイア生活を始めています。 本来であれば、ウキウキワクワクのはずだった新生活。 それが、新型コロナのため想定とはまったく違う形で始まりました。 いきなり引きこもりの日々が続くことになったのです。 大きな誤算です。 ただ、海外旅行やジムでの運動はできなくなってしまったとはいえ、膨大な自由時間が手に入ったことには変わりありません。 仕事に束縛される日々からは解放されたのです。 さあ、やりたいことが思い存分やれる! (理想)今まで読めなかった本をどんどん読むぞ! (現実)まだ1冊も読んでいない これが、2つ目の誤算です。 ぼくは読書が趣味です。 仕事をしていた時は、ちょっ…

  • セミリタイア生活3つの誤算(その1)・・・理想と現実の違いは?

    ぼくは今年3月末に、23年間勤めた会社を早期退職しました。 ただ、たくさん残っていた有給休暇を消化したため、実質的には2月からセミリタイア生活が始まりました。 「働かない日々」の開始から5カ月近くがたったわけです。 セミリタイアしたり、あるいは定年退職したりした多くの先輩たちと同じように、退職前にはいろいろ想像しましたよ。 会社に行かない日常って、どんなものだろう。 あれをやってみたい、あそこにも行ってみたい。 妄想と言ってもいいかもしれません。 約5カ月が経ち、退職前に想像もしくは夢想していたことと、現実との間に明らかな違いが出てきました。 3つの誤算を挙げてみましょう。 まずは1つ目。 (…

  • あまりにディープすぎる高円寺のエスニック「Bamii」

    高円寺の特長は、懐が深いところ。 それも、すご~く深い。 どれだけディープなテイストでも、難なく受け入れてしまう街です。 高円寺駅南口から徒歩2分にある「Café ethnic Bamii」も、いかにも高円寺らしい店と言えるでしょう。 何も知らずに足を踏み入れた客は、ここがいったい何の店なのか一瞬わからないかもしれません。 店にはレコードが山積みされており、段ボールの上にも無造作に置かれています。 ここは中古レコード店なのか? はたまた倉庫なのか? 壁には写真がところ狭しと貼られていて、奥には空き瓶が並んでいるのが見えます。 椅子に並ぶクッションは、なぜか猫や虎のデザインばかり。 本能がささや…

  • セミリタイア生活の小さな達成感・・・ドラクエウォークのレベルが上限に到達

    セミリタイア生活で大事なのは、小さな楽しみをたくさん持つということだと思います。 気に入ったテレビ番組があるとか、近所のパン屋さんで好きなパンがあるとか、月に1回楽しみなライブがあるとか。 こうした小さな楽しみがいっぱいあれば、時間は楽しいことで埋まっていきます。 楽しみが必要なのは会社勤めをしていても同じでしょうが、サラリーマン生活とは自由になる時間に大きな違いがありますよね。 それに、仕事をしていたら何百人を集めたプロジェクトを成功させるとか、巨額の契約を取りまとめるなど、大きな達成感を味わえるかもしれません。 ただし、それらはストレスやプレッシャーと引き換えに得られるものです。 セミリタ…

  • 高円寺の喫茶店「あろうむ」は昭和感にあふれていた

    最近テレビを見ていると、やたらと「昭和」を懐かしがる番組が多い気がします。 新型コロナの影響で新たなロケができなくなり、収録済みの振り返りモノ企画に頼らざるを得ないのが一因でしょう。 先行きが決して明るくなさそうな「今」を直視するよりも、日本にまだ勢いがあった「過去」を思い出す方が、視聴者受けがいいのかもしれません。 マーケットの面でも少子高齢化が進んで「昭和世代」のボリュームが多いから、という理由もあるでしょうね。 ともかく、高円寺駅から南へ徒歩6分、昭和感あふれる喫茶店「あろうむ」に足を運んでみました。 住宅街にひっそりとたたずむ昔ながらの喫茶店。 玄関先には緑がいっぱいあり、石の水槽には…

  • 東京都の「抗体保有率0・1%」はどれくらい正確なのかを検証してみた

    先日、新型コロナウイルスへの感染歴を調べた抗体検査の結果が発表されました。 東京都の保有率は0・1%、大阪府は0・17%、宮城県は0・03%という数字が公表されました。 この数字を見て、「東京は宮城の3倍あるんだ」とか、「大阪は東京より多いんだな」と感じる人がいるかもしれません。 はたしてそうなのでしょうか。 ぼくは統計学はわからないので、調べてみることにします。 わかりやすく説明してくれるサイトを見つけました。 何人くらいにアンケートを取れば良いんですか? – アンケート集計ならトリム 結論だけを言うと、 許容誤差を1%にしたいなら約10000人のサンプルが必要だが3%なら約1000人、5%…

  • 日本市場で圧倒的に足りない人材を、キャリアコンサルタントに聞いた

    先日、新宿のハローワークを訪れました。 3月に会社を早期退職して、現在は無職の身ですからね。 雇用保険をもらうために足を運ばないといけないんですよ。 新型コロナで緊急事態宣言が出ていた5月もそこそこ人がいたのですが、先日は圧倒的に多かった。 申請を出して呼び出されるまで待機するための椅子が置いてあるのですが、もちろん満席。 周りにもたくさん人が立っていて、まさに「密」状態です。 2メートルの距離を保てといっても、無理ですよね。 ハローワークがクラスター化したらシャレになりません。 申請者は受け取った番号札を持って待ち、職員が番号を呼ぶ方式です。 対応は順番通りとはいかないので、呼び出される番号…

  • 能岳の山頂は至福のひととき・・・じゃなかった

    山梨県上野原市の能岳・八重山を歩くことにしました。J R中央線で高尾から16分。上野原駅に到着したらバスに乗り換えて登山口のある「山風呂」のバス停へ。ステキな名前ですよね、山風呂って。「ちょっと山風呂行ってくるわ」「気をつけてね」なんて会話が地元では交わされているんでしょう、きっと。勝手にほのぼのします。 到着して、バス停の時刻表を見てみると、運行本数はなんと1日2便だけ!登山する人は手前の「新井」から歩くようです。それにしても、1日2本だけの時刻表をみると、蛭子さんのバス路線旅を思い出してしまいます。もう終わってしまいましたが、結構好きだったなあ、あの番組。バス停先の登山口から10分くらい登…

  • テイクアウトにも物語が必要だ

    外出自粛が解かれ、飲食店にも徐々に客足が戻ってきましたね。 自粛期間中に広がっていたテイクアウトをやめる店も出てきました。 テイクアウトならではの食べ物もあっただけに残念な気もしますが、仕方ありません。 暑くなってきて食中毒も怖いですしね。 テイクアウトで気に入っていたのが、阿佐ヶ谷「カウボーイ」のハンバーグ。 たった500円で、肉汁あふれる本格的なハンバーグが買えたのです。 パンにはさんでハンバーガーにしても抜群に美味しい。 すごく楽しみにしていましたが、終了してしまいました。 高円寺「あぶさん」のルーロー飯とカレーの相盛りも絶品でした。 600円とは思えないクオリティーの高さで、これまたう…

  • 500万円のクラウドファンディングが成功「高円寺を助けてください!」

    自由で懐の深い街、高円寺を守り続けたい。 そんな願いを訴えて500万円を目標としていたクラウドファンディングのプロジェクトが成功しました。 ぼくも微力ながら支援していたので、目標額の到達を伝えるメールが届きました。 よかった! 新型コロナの影響で、多くの店が打撃を受けています。 なかでも高円寺はライブハウスやミュージックバーが多い。 ほかの店と比べても営業の再開が遅れ、再開後も厳しい状況が予想されます。 「#SAVE高円寺」と銘打ったこのプロジェクトは、こう訴えていました。 高円寺。この街も、今前例のない日々を複雑な気持ちで送っています。既に街を去った店、閉店を予定するライブハウス。この状況が…

  • 高円寺の焼肉居酒屋で見つけたステキすぎる求人募集

    「なんでも許される街」高円寺。 街をぶらついていると、60代くらいのおじさんが堂々とモヒカン頭で歩いている姿を見ることもあります。 最初に駅近くの「Yoncome Café(四丁目カフェ)」に入ったときも、お会計のお姉さんは髪の毛の左半分を全部剃り上げていました。 そういえば、数年前まではジャックスパロウの恰好で街を歩いていた人もいましたね。 残念ながら交通事故で亡くなったみたいですが。 ともかく、この街にはいろんな人がいて、すごく楽しい。 そして、街にはそれを許してしまう寛容な雰囲気があります。 だからといって、個々が孤立しているわけではない。 お互いに違いや個性を認めながら、ゆるく助け合っ…

  • 高円寺駅3分の好立地、賃料11万円・・・何の商売をする?

    週末に高円寺の街を訪れると、居酒屋さんはほぼ満席です。 路上でもビール箱をテーブルがわりにして大勢の人たちが酒盛りを楽しんでいます。 一見すると、もう新型コロナの影響は過ぎ去ったかのようにも見えます。 だけど、商店街を歩くと、閉まったシャッターに「テナント募集」や「貸店舗」の張り紙をした店も見受けられます。 やっぱり、コロナの影響は大きかったんですね。 耐えられずに撤退を決めた店も、少なからずあったようです。 緊急事態宣言が解除されたあと、ある居酒屋に行きました。 店のひとは「損失は大きすぎて、取り戻すなんてできないですよ」とぼやいていました。 厳しい状況ですが、なんとか挽回してもらいたいもの…

  • スーパー銭湯で、マスクを着けたまま湯船に浸かるおじいさんがいた

    平日の午前中から大きな湯船にゆったりと浸かる。これこそ、人生の悦楽の一つですよね。早期退職して会社をやめた無職の自分が、仕事がないという利点を生かさない手はありません。いつものように荻窪の健康ランド「なごみの湯」に行ってきました。会員になっているので、利用料は1580円。これで丸1日楽しめます。何度おふろに入ってもいいし、ズラリと揃った漫画は読み放題。横になって昼寝もできます。2時間半くらいで終わる映画のチケットが1800円なので、それよりもずっとお得感がありますね。 午前10時半オープンなので、11時ごろ入館しました。たいてい、朝昼兼用のブランチを食べてから行きます。館内にも食事処があるので…

  • 東京・あきる野市の弁天山を歩いてみた

    あきる野市って、東京都民でも行ったことがない人が多いのではないでしょうか。 秋川渓谷や東京サマーランドがある、多摩地区の市です。 高尾山や奥多摩には足を運んでも、なかなか訪れることは少ないかもしれませんね。 そこに弁天山という、標高292メートルの低山があるということで、行ってみることにしました。 立川駅からJR五日市線で武蔵増戸駅まで約30分。 そこから登山道まで歩きます。 ところが。 渡ろうと思った網代橋への道が「通り抜け出来ません」。 理由がなんと「橋の崩落の為」。 そんなことって、ある? 近くまで行ってみましたが、橋は封鎖されていたものの、ちゃんと架かってはいました。 どこかが損壊して…

  • はじめまして

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49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。

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