『若者殺しの時代』堀井憲一郎 若者であることが決して得にはならない時代
ゼロ年代に書かれた「若者」論 2006年刊行。筆者の堀井憲一郎(ほりいけんいちろう)は1958年生まれのライター、コラムニスト。思いっきりバブルを謳歌出来た世代だな。テレビやラジオにも時々顔を出していた人物らしい。「週刊春秋」誌に連載されていた「ホリィのずんずん調査」なる企画をベースに再構成されたの本書である。 内容はこんな感じ 1983年にクリスマスは「発明」された。1987年にディズニーランドが開園。若者たちから富を収奪するシステムが着々と整備されていく。1991年にはトレンディードラマが一世を風靡。そして携帯電話の登場は人間のライフスタイルを根底から変えてしまった。若者であることが決して…
2024/10/28 20:00