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2020/05/25

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  • 『ガザに地下鉄が走る日』岡真理 「絶望の山」から「希望の石」を切り出す鑿として

    パレスチナの歴史を知るために 2018年刊行。筆者の岡真理(おかまり)は1960年生まれの学者。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題、第三世界フェミニズム思想。京都大学名誉教授、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授。 東京外大のアラビア語科を卒業後、同大の大学院へ。その後エジプトのカイロ大学に留学。若いころから中東地域を訪れ、現地と強いネットワークを築いている人物。 著作は以下の通り。 記憶/物語(2000年/岩波書店) 彼女の「正しい」名前とは何か:第三世界フェミニズムの思想(2000年/青土社) 棗椰子の木陰で:第三世界フェミニズムと文学の力(2006年/青土社) アラブ、祈りとしての文学…

  • 『書評の仕事』印南敦史 読者のニーズに応え、的確な要約を書く技術とは?

    書評ブログで何を書いていいかわからないあなたへ ブログで主として書評を書かれている皆さま(わたしのことである)。思ったような文章が書けているだろうか。そして狙ったような反応は得られているだろうか。何を書いていいのか分からない。書いても全く読まれない。検索順位も上がらない。そんな方は多いのではないだろうか。 当ブログもかれこれ運営開始から一年となるが、別ブログ(小説感想ブログ)ほどの手ごたえは得られていない。このブログは非小説系の新書、ビジネス書等を専門に運営しているのだが、小説の感想とは明らかに違うベクトルの書き方が必要なのではないかと痛感している。 そろそろ方向修正が必要だなと感じていた時、…

  • 『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

    自己理解の専門家が教える「やりたいこと」の見つけ方 2020年刊行。筆者の八木仁平(やぎじんぺい)は1993年生まれ。学生時代には人気ブロガーとして知られる。当時のインタビュー記事があったのでリンクしておこう。 ブロガーとしては成功者の部類に入ると思うのだが、モチベーションが「お金」であったその活動は精神的に行き詰る。その後、「自己理解」をテーマとした発信にビジネスを切り替え事業化してこれが大成功。本書も2021年4月時点で18万部を超えるヒット自己啓発書となっている。 内容はこんな感じ 今の仕事を続けていいのか。「何か」をしたいがその「何か」が分からない。「やりたいこと」の探し方にはメソッド…

  • 『平安貴族の仕事と昇進』井上幸治 熾烈な任官争いとブラックな環境

    貴族の仕事について知りたい方に 2023年刊行。筆者の井上幸治(いのうえこうじ)は1971年生まれ。佛教大学歴史学部の非常勤講師。京都市歴史資料館館員。その他の著作として2016年の『古代中世の文書管理と官人』がある。 ちなみに歴史文化ライブラリーは、創業安政4(1857)年!の老舗出版社、吉川弘文館(よしかわこうぶんかん)による、日本史を中心とした専門書レーベル。本書のナンバリングを見ると「570」となっており歴史の長さを感じさせる。 内容はこんな感じ 平安貴族は雅やかに恋愛を謳歌し、和歌を吟じてのんびりと過ごしていたわけではない。任官をめぐる熾烈な競争。年に二回の除目をめぐる悲喜劇。宮中で…

  • 『不安のしずめ方40のヒント』加藤諦三 人生や仕事の不安を解消する考えかた

    『テレフォン人生相談』のパーソナリティが書いた不安のしずめ方 私事で恐縮だが、コロナ対応によるテレワーク生活がかれこれ一年半になろうとしている。当初は出社しなくてよい気軽さを喜んでいたものだが、これがいざ仕事をしてみるとさまざまな問題が出てくる。 とにかくコミュニケーションがうまくいかないのだ。相手の顔が見えない、空気感がわからないから、意思の疎通が食い違っていく。誤解から相手を怒らせてしまうようなこともあった。すっかり、気が滅入ってしまい、不安になったときに出会ったのが本書である。 本書は2016年刊行。筆者の加藤諦三(かとうたいぞう)は1938年生まれ。東大卒の社会学者で、早稲田大学の名誉…

  • 『機会不平等』斎藤貴男 格差を意図的に広げていこうとする層が存在する

    「機会」の不平等を描く 2000年刊行。筆者の斎藤貴男(さいとうたかお)は1958年生まれのジャーナリスト。 機会不平等 作者:斎藤 貴男 文藝春秋 Amazon 文春文庫版は2004年に登場。わたしが読んだのはこちら。文庫化にあたり加筆が施されている。 機会不平等 (文春文庫 さ 31-2) 作者:斎藤 貴男 文藝春秋 Amazon その後、なんと2016年に岩波現代文庫版が刊行されている。ずいぶん息の長い作品となったものである。こちらでは、経年によって変化があった部分の加筆修正に加えて、森永卓郎との対談が巻末に収録されている。 内容はこんな感じ グローバリゼーションの名の下に人知れず進行し…

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