『ガザに地下鉄が走る日』岡真理 「絶望の山」から「希望の石」を切り出す鑿として
パレスチナの歴史を知るために 2018年刊行。筆者の岡真理(おかまり)は1960年生まれの学者。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題、第三世界フェミニズム思想。京都大学名誉教授、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授。 東京外大のアラビア語科を卒業後、同大の大学院へ。その後エジプトのカイロ大学に留学。若いころから中東地域を訪れ、現地と強いネットワークを築いている人物。 著作は以下の通り。 記憶/物語(2000年/岩波書店) 彼女の「正しい」名前とは何か:第三世界フェミニズムの思想(2000年/青土社) 棗椰子の木陰で:第三世界フェミニズムと文学の力(2006年/青土社) アラブ、祈りとしての文学…
2024/03/30 20:00