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2020/05/25

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  • 東京郊外の実家を処分するまでに読んだお役立ち本16冊 片づけ方、空き家リスク、売却ノウハウ

    実家の家と土地を売却 私事で恐縮だが、一昨年実家の家と土地を売却した(今にして思えばコロナ禍の前に売れてよかった)。 わたしは進学時に実家を出て久しく、生活基盤は東京にある。実家近郊に住む妹も結婚後は、新居を購入してしまっている。父が死んで十余年、母が死んで三年。誰も住まない家を放っておいても仕方がないので、思い出多き実家を手放すことに決めたわけである。 実家の整理、売却にあたり、何事もカタチから入るわたしは、まずは最低限の知識を身につけねば!ということで、手あたり次第に本を読みまくった。 今回、三つのポイントに沿って、東京郊外の実家を処分するまでに読んだ「お役立ち本16冊」をご紹介していきた…

  • 『日本語アカデミックライティング』で客観的で学術的な文章の書き方を学ぶ

    放送大学の『日本語アカデミックライティング』が面白かったので紹介したい! 以前にも書いたが2021年の4月から通信制の教育機関である放送大学に、選科履修生として入学している。コロナ禍でどうしても自宅で過ごす時間が増えたので、少し真面目に勉強をしてみようかと思ったのだ。 先日、一学期が終了したところだが、履修していた科目の中でも『日本語アカデミックライティング』の内容が素晴らしかったので、同講座のテキストをご紹介しつつ、授業内容についても触れておきたい。 放送大学のテキスト(教科書、放送大学的には印刷教材と呼ぶ)は、全て市販されている。放送大学の学生でなくても購入できるところが魅力である。大きな…

  • 『幕末単身赴任 下級武士の食日記』青木直己 食レポ日記から幕末の江戸を知る

    幕末の世相を「食」から読み解く 2005年の刊行。最初はNHK出版の生活人新書からの登場であった。 筆者の青木直己(あおきなおみ)は1954年生まれ。有名和菓子店虎屋の研究部門、虎屋文庫で和菓子に関する調査、研究に従事されていた方。虎屋クラスの企業になると、そんな研究部署があるのか。凄いな。 虎屋は既に定年で退職されており、現在は「日本菓子専門学校、東京学芸大学、立正大学などで非常勤講師をする他、時代劇ドラマなどの考証を行なう」とある。 幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書) 作者:青木 直己 NHK出版 Amazon ちくま文庫版は2016年に刊行されている。文庫版は「増補版」と銘打…

  • 『町田忍の昭和遺産100』町田忍 個人的な昭和遺産写真も公開!

    町田忍、昭和研究50年の集大成 2021年刊行。筆者の町田忍(まちだしのぶ)は1950年生まれ。警察官から転身して、庶民文化研究所を設立。近現代の庶民文化研究家として知られる人物。昭和レトロ系などの「なつかし」系のガジェットについて多くの著作を上梓している。 『町田忍の昭和遺産100』は、産業経済新聞社発行の「夕刊フジ」に2015年から2017年にかけて126回掲載された『町田忍認定 昭和遺産』から100本をセレクトし、加筆修正した上で単行本化したものである。 この本で得られること 懐かしい昭和の遺産を振り返ることが出来る 昭和の庶民文化に親しむことが出来る 内容はこんな感じ 昭和時代を彩った…

  • 『消えたマンガ家 アッパー系の巻』大泉実成 「他の世界」へ行ってしまったマンガ家たち

    消えたマンガ家のその後を追うシリーズ二作目 2000年刊行。元々は太田出版から96~97年に発売されていた『消えたマンガ家1・2・3』を文庫化にあたり加筆修正、更に『クイックジャパン』誌に掲載されていた「鳥山明」篇を追加収録したもの。 同じ作者による姉妹編として、『消えたマンガ家 ダウナー系の巻』がある。そちらの感想は以前に書いたので以下をご参照のほどを。 内容はこんな感じ かつて一世を風靡しながらもいつしか表舞台から消え去っていったマンガ家たち。日本マンガ界死屍累々の歴史の中から埋もれていった作家たちを掘り起していく迫真のドキュメント。本書では圧倒的な絶頂を極めた後に自己崩壊を遂げていった八…

  • 『小屋 働く建築』中里和一・安藤邦博・宇江敏勝 LIXILギャラリーが無くなって悲しい!

    生活に根差した小屋の記録 1999年刊行。本書は三名の共著となっている。中里和一(なかざとかつひと)は1956年生まれの写真家。安藤邦博(あんどうくにひろ)は1948年生まれの建設家。宇江敏勝は1937年生まれのエッセイスト、林業家。 内容はこんな感じ 都市化が進み、日本の原風景とも言うべき懐かしい景観は次々と失われていく。伝統的な建物が開発の波の中で消えていく中で、未だ人間の手の温もりを留める数少ない建造物が小屋だ。実用本位に制作者の心の赴くままに造られた小屋の数々。作業のための実用施設、古来からの日本の小屋の系譜を紐解きながらその魅力に迫る。 INAXギャラリーを知っているか? INAXギ…

  • 『土葬の村』高橋繁行 滅びゆく弔いの習慣

    筆者は死と弔いに豊富な知見を持つ 2021年刊行。筆者の高橋繁行(たかはししげゆき)は1954年生まれのルポライター。『ドキュメント現代お葬式事情』『葬祭の日本史』など、人間の死、葬式、葬祭儀礼に関連した著作を何冊か他にも上梓している。 この本で得られること 日本の土葬文化について知ることができる 失われてしまった不思議な葬祭習慣について知ることができる 内容はこんな感じ かつては日本全国、どこでもあたりまえに行われていた土葬。しかし戦後、急速な火葬化が進行する。どうして土葬は廃れ、火葬に置き換わっていったのか。平成、令和に入っても、未だ土葬の習慣が残る地域を取材。30年にわたって土葬の習俗を…

  • 『日本の偽書』藤原明 荒唐無稽なものに人は魅せられる

    六冊の偽書をとりあげる 2004年刊行。筆者の藤原明(ふじわらあきら)は1958年生まれのノンフィクションライター。古今有名な六つの偽書を題材に、怪しげな文献が制作者の意図すらも越えていつのまにか一人歩きしていく謎について、新書のボリュームでコンパクトにまとめた一冊。 2019年には河出文庫版が登場。現在読むならこちらの方かな。 日本の偽書 (河出文庫) [ 藤原 明 ] 楽天で購入 内容はこんな感じ 偽書は何故人々の心を惹き付けて止まないのか。記紀以前の書として古くから喧伝されてきた、「上記(うえつふみ)」「竹内文献(たけうちぶんけん)」「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」「秀真伝(ほ…

  • 『消えたマンガ家 ダウナー系の巻』大泉実成 マンガ界の深淵を覗き込む

    マンガ界の闇の部分を垣間見ることの出来る一冊 2000年刊行。元々は太田出版から1996~97年に発売されていた『消えたマンガ家1・3』を文庫化にあたり加筆修正、更に『クイックジャパン』誌に掲載されていた「ねこぢる」篇を追加収録したもの。 内容はこんな感じ かつて一世を風靡しながらもいつしか表舞台から消え去っていったマンガ家たち。日本マンガ界死屍累々の歴史の中から埋もれていった作家たちを掘り起していく迫真のドキュメント。本書では出版界の圧力の中で消されていった八名の作家(ちばあきお/山田花子/鴨川つばめ/阿部慎一/中本繁/冨樫義博/内田善美/ねこぢる)を取り上げる。 マンガ家たちが「消えていく…

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