空蝉(うつせみ)
空蝉の来し方思ふ地の昏さ笑子うつせみのこしかたおもふちのくらさ【空蝉(蝉の殻、蝉の抜殻、蝉のもぬけ)】夏の季語です蝉のぬけ殻のこともともと「現し身」「現せ身」は生身の人間をさしたがのちに「空せ身」空しいこの身→魂のぬけ殻という反対の意味に転じたこれが「空蝉」蝉のぬけ殻のイメージと重なった蝉の一生例えば、アブラゼミは夏の成虫の間に木の幹に卵を産みその卵が孵化するのは翌年の梅雨どきのこと孵化した幼虫は土の中へ潜っていきますセミの一生の大半は土の中で過ごすことになりますがその長さは!なんと!!!3~17年にもおよぶのだとか!ええ~~~長すぎる!!そんな長い年数を地中で耐え、やっと出てきた蟬今度は子孫繁栄のために思いきり激しく鳴くのですね・・・月末の中でも、とりわけ8月の末はなんとも感慨深いものがある私です四季の中でも...空蝉(うつせみ)
2021/08/31 00:00