写真が好きでよく山に登っています。 デジタルカメラとフィルムカメラ、それぞれで撮影した写真から山の空気感が伝わればと思います。
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一本一本の歯を通して主人公の人生に触れていく。 主人公はどうやらヨーロッパのどこかの国のスパイらしいが、作中では仕事内容は詳しく書かれない。 なぜなら主人公の仕事など歯には関係がないからだ。 主人公は歯を抜くことによって喪失感を抱いたり、前歯に穴が空くと心に穴が空いたように感じて絶望したりする。 スパイの割にけっこう打たれ弱い。 主人公にとって歯は自分の分身なのである。 この本を読んだのは4月下旬頃で、いつの間にか5ヶ月経っている。 内容を鮮明に覚えているわけではないが、最後の方は妻や家族よりも自分の欲望を優先する主人公の行動にイライラして、なんじゃこいつと思いながら読んでいたことは覚えている…
今年の桜は近所の公園で撮りました。 小雨が降っていい雰囲気。 早朝に出かけたため人もあまりおらず、しっとりとした桜に心洗われます。 今年の桜はこの2枚。 桜の人気スポットでの撮影は人も集まりやすく、特に朝の良い光の時間は殺伐とした空気になりがちです。 写真にばかり夢中になると、勿体ないなと思います。 ゆっくり花を楽しむ心の余裕を持ち続けたいと思った今年の春でした。
朝から雨が降っている。 雨の音を聞きながら本を読むのが結構好き。 鳥は雨でも意外と元気に鳴いている。 僕は家で静かに引きこもる。 『日本外食全史』(阿古 真理著)という本が気になる。時と共に変化する日本の外食について書かれている。 今でこそ外食は日常的な存在になっているが、かつては特別なイベントだった。 昭和が舞台のアニメでは、デパートのレストランがとても魅力的に描かれていたりする。 それがチェーンレストランやファストフード店の登場で外食が庶民の日常に溶け込んでいった。 大阪万博の開催も、日本の食の欧米化に大きく影響しているらしい。 経済成長真っ只中にいる日本人に、欧米の食文化はどのように映っ…
何の予備知識もなく読んだ。長編かと思っていたら短編集で、もとは別々の媒体で発表した作品を一冊にまとめたものらしい。ところどころリンクしている部分はあるが、伊坂幸太郎らしさというか、最後に全てが繋がってスッキリという爽快感はあまりないと感じた。 『僕の舟』が特によかった。妻側の視点から語られ、彼女が無邪気で可愛らしい。 僕の舟60年前の記憶。 普通は忘れてしまうものだけど、60年経っても覚えているのはそれほど大切な初恋の思い出だから。 人間らしく人間らしさが何かはわからない。神様は人間界を見ているときは助けてくれることもある。見てないときは何もしてくれない。神も仏もいないのか、というのは間違いで…
せっかく本を読んだのに、内容を忘れてしまった。思い出そうと思っても出てこない。 そもそも、読んだことさえ自分の頭から抜け落ちている。 こんな経験をしたことはないでしょうか。 僕は結構あります。 このままでは良くないなあ、何か良い方法はないかなあと思っていたところ、この本を図書館で見つけました。 読書に限らず、日々のあらゆること、思ったことを一冊のノートに記していく。すると、思わぬところで情報が繋がったりする。 読書専用のノートを作ろうとすると、何を書くべきかと難しく考えてしまって続かないのだそう。 気軽に何でも書けるノート作りが大切だと著者は述べています。 手書きでノートに記録していくのは面倒…
今日は梅を見に鈴鹿の森庭園へ。 見頃となっていて、園内には梅のいい香りが広がっている。 あいにくの曇り空だったのが残念。 絨毯になるのは週半ば以降かな。
モンベル創業者である辰野勇さんの自叙伝。 モンベルといえば低価格でありながら登山に必要な機能を備えているブランドで人気があります。 僕自身もモンベルにはお世話になっていて、やはりコスパの良さが大きな魅力です。 そんなモンベルの創業者辰野勇さんが、モンベルが創業からどのように成長してきたのかをまとめた一冊です。 登山と企業経営は似ていると辰野さんは本で書いています。 リスクマネジメントやリーダーの決断等、情報を正しく読み取り正しい判断を下すことが登山にも企業経営にも求められます。 間違った判断をしてしまうと命を落としたり、会社を倒産させてしまうことになりかねません。 会社経営に厳しい登山の経験が…
ふてぶてしい顔をした猫が二匹。 顔と同じくらいふてぶてしい態度で体を撫でるように促してくる。 耳を掻いてやる。気持ち良さそうに頭を動かす。 猫に認められたような気持ちになり、なんだか妙に嬉しい。 そんな夢を見た土曜の朝。 ジューサーを買った。ジューサーといってもいくつか種類があって、高速回転するものだと、摩擦熱により栄養素が壊れてしまう。 そこで、回転数の低いスロージューサーと呼ばれるものを買った。野菜や果物の栄養素を壊さず、美味しく健康になれる優れもの。 今回買ったのは3万円ちょっとするいいジューサー。 家族の健康を第一に考えるということで、弟とお金を出し合ってなるべく毎日ジュースを作ろうと…
異次元へと繋がるホテル。 運命なのか偶然なのか、それぞれの理由から四人はフィンランドにあるホテルメデューサへと導かれます。 異次元へ繋がる入口はあると信じる者、半信半疑な者。 ホテルメデューサに集まった四人は、ホテルのオーナーによると選ばれたから導かれたとのこと。 異次元に行ける権利があると知ったとき、自分だったらどうするだろうと考えました。 異次元がどんなところなのかわからず、元の世界に戻ってこれるのかさえわかりません。 今まで自分が生きてきた現実の生活を捨てて、未知の世界で生きていくことを選ぶのはとても勇気のいる選択だと思います。 -本文より 仕事も家族もけっこう好きだし、恵まれていると思…
妻が発芽した。 知り合いからそんな話を聞いたらどう思うでしょうか。 そんなことあり得ない、と思う人が大半ですよね。 小説家の妻が木の実を食べて、体中からぽつぽつと芽が吹き出します。そんな事態になっても彼女は焦ることなく、夫に水槽のような入れ物に入れてもらって気持ち良さそうに水やりをされ育っていきます。 彼女が居る部屋はやがて森になってしまいました。 小説家はそれをネタにして作品に反映させます。 この本は小説家の担当編集者や小説教室の生徒など、複数の視点から語られます。 男女の不倫が話の中心になりますが、人間が森になるという設定が面白いと思いました。 小説家と不倫関係にある小説教室の生徒視点で、…
天文ファンを賑わせたネオワイズ彗星。 当初の予想より明るくなり、尾を引いた美しい姿を見ることができるということで話題になりました。 わたくし、一眼レフを購入した理由が星を撮りたかったからというくらいには星が好きです。 是非ともこの目で彗星を見たい! ということで天気予報とにらめっこ。 ……ずっと雨! 天気ばかりはどうしようもないので、予報サイトで晴れ間を探し、可能性のありそうな福井県越前海岸へ行きました。 岐阜辺りで土砂降りになりましたが、ほどなく抜けて虹が出てました。伊吹山もきれいに見えます。 途中の賤ヶ岳サービスエリアで鯖寿司を購入。これが美味しい。 家から越前海岸までは三時間強かかりまし…
6枚の葉の中央に花を咲かせます。 白い花弁のように見えるのは総苞片で、本当の花はその真ん中に集まって咲いています。 総苞片とは花序(花の集まり)を保護する苞葉のこと。 ゴゼンタチバナという気品のある名前は白山の最高峰、御前峰が由来となっています。
山岳写真界の草分けであり、日本を代表する山岳写真家・白籏史朗の生涯を井ノ部康之が描く。『山と溪谷』2003年1月号から12月号まで掲載されたスーパー・ロングインタビュー「山岳写真家 白籏史朗 語りつくす」をもとに、丹念な追加取材をして1冊にまとめ上げた評伝。 -amazon 白嶺の金剛夜叉 山岳写真家 白籏史朗 日本で山岳写真の道を切り開いた白籏史郎。 赤鬼とも呼ばれたエネルギー溢れる彼の一生が描かれています。 家庭の経済状況により高校進学を諦めた白籏。町の写真屋に飾ってあった一枚の写真を見て、「自分は自然を撮るカメラマンになりたい」という思いが芽生えます。 富士山写真家の岡田紅葉に弟子入りし…
暑い日が続きますね。 あと少し頑張れば週末です。 どうやら今週末は少し雨が降りそう。 長い梅雨が明けたと思ったら、連日のこの暑さ。 心も体もクールダウンしてゆっくり過ごしてください。
釈迦ヶ岳に登った次の日の話。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com yamatokasyashintoka.hatenablog.com yamatokasyashintoka.hatenablog.com 自粛明けに新緑を撮りたいところがありました。天気予報が日曜日の方が良かったので前日に釈迦ヶ岳へ行きましたが、こっちが本命です。去年から狙っていて、自粛中行きたくて悶えていた場所です。 が 晴れ予報ですが雲行きが怪しい。 駐車場に着く前から小雨が降りだしました。 幸い駐車場に到着後、雨はすぐに止みました。 今回は山頂は目指しません。 目的地を登山道の途中に設定…
たまにフルーツサンドが食べたくなります。 たっぷりの生クリームに大きなフルーツがサンドされているやつ。 少し前に流行ったパンケーキとは違ってフルーツが摂れるところも嬉しいですね。 同じ店でも季節によって入っているフルーツが違ったりするので、そこも楽しみ。 見た目が可愛くて味も美味しいって最強じゃないですか? 京都 イノダコーヒー 大好き! フルーツパーラー (タツミムック) 発売日: 2014/07/31 メディア: ムック サンドウィッチと喫茶の時間 作者:川口 葉子 発売日: 2020/03/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) にほんブログ村
前回の続き。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com 猫岳から羽鳥峰まで行って下山予定。 羽鳥峰のこと、最初は"はとりみね"だと思っていました。正しくは"はとみね"と読むのですね。 大きなシロヤシオがちらほらあります。 またガスが出てきました。というよりは、自分がガスの中に突っ込んでいるという表現の方が正しいでしょう。 良い雰囲気の写真が撮れるのでガス大歓迎です。 稜線歩きから森に入ります。 羽鳥峰。 風が強い。 一部に光が当たって綺麗です。 下山します。 すごく歩きやすい道。 すっかり晴れて初夏の陽気です。 緑の中に咲くヤマツツジ。 赤色がパッと目を引いて印象的…
お年寄りの多いラプンツェル商店街で、「ル・ジュール」が再開店した。時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれているが、店を営む三姉妹は、そのことを知らない。近所に住むサラリーマンは三女にひと目ぼれ、常連の鶏肉店店主は出戻りの幼なじみにプロポーズ、スーパーのイケメン店長の新しい恋人はキャバ嬢で!?ひとくせも、ふたくせもある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る……。心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント! 三人姉妹が朝、昼、夜とそれぞれの形態で営業する店「ル・ジュール」。 あらすじと表紙の雰囲気から柔らかい話を想像して読んだら、思いのほかドロッとした部分もあり…
紫陽花は結構好きな花です。 毎年あじさい寺と呼ばれるところへ行って写真を撮っていましたが、今年は近場で1回撮っただけでした。 マクロで撮りたいと考えていましたが、レンズケースに入っていたのはなんと望遠レンズ。 普段はマクロレンズを入れていて中身をろくに確認しなかったので、前回使った望遠レンズが入っていることを忘れていました。 忘れてしまったのは仕方ないので、標準レンズで撮ります。 枯れゆく 紫陽花って漢字も素敵ですよね。 にほんブログ村
前回の続き。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com 山頂は2秒で去ることにしました。 景色が何も見えないので次の目的地を目指します。 森に戻ると霧が立ち込めて幻想的です。 分岐をハト峰方面へ進みます。 立派な木。 森を進みます。 この辺りは標準ズームレンズを使用しています。 イワカガミ ちょっと戻って広角レンズで撮り直します。 シロヤシオが咲く道です。 ガスのおかげでただの登山道も画になります。 猫岳もすぐそこです。 歩いてきたところ。 大きなシロヤシオ 猫岳山頂に着きました。 お腹が空いたので、お湯を沸かしてスープとおにぎりを食べました。 霧の森2020.5.…
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