知的な読書をするための3か条「①幅広く読む②読書量・冊数の確保③学びの文章化」を守りつつ、自分の読書記録を綴っていきます。
死者を笞打て (光文社文庫)哲也, 鮎川光文社2019-09-11作者自身の氏名を冠した主人公が事件を追っていく設定が面白かった。作家である鮎川哲也は盗作を疑いをかけれるものの、自らの潔白を証明するために自分の作品を最初に盗作発表した作家を追います。細い綱をゆっくり手繰
観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書)亀田俊和中央公論新社2019-02-08足利尊氏と弟の直義との対立・争いはなぜ発生したのか。この問いを解決してくれる一書。亀田氏は尊氏vs直義以前に、尊氏の執事として権力を振るった高師直vs直義の
りら荘事件 増補版 (光文社文庫)鮎川哲也光文社2020-10-08400ページを超えるかなり分厚い本で、結構苦労しました。5分の4ぐらいを読んだあたりで、謎解きが始まりましたのでそこからは怒涛のようにラストスパートに入りました。実に面白かったです。1956年ごろの作
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人東野 圭吾光文社2020-11-30さすがは東野作品。読者をひたすら楽しませてくれる構成でした。東野作品の素晴らしいところはストーリーだけでなく、登場人物の個性。実によかったです。ブラックショーマンである"神尾武史”現実にはいな
新型インフルかかっても慌てない知的対処術 (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)堀本 泰介飛鳥新社2009-10-23以前、新型インフルエンザに怯えていた頃に読んだ本。久しぶりに見つけて再読した。今回は新型コロナウィルスのこともあり、以前とはく
天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い中村 哲NHK出版2013-10-24中村さんの業績をよく知らなかった。やはり本を読んでよかった。中村さんがあれほどアフガニスタンの国民から慕われていたのかがよく理解できた。医療の面での貢献は無論だが、用水路建設でのリーダーシップ
段落論~日本語の「わかりやすさ」の決め手~ (光文社新書)石黒 圭光文社2020-02-28国立国語研究所日本語教育研究領域代表の肩書をもつ石黒氏。この方の本は国語教師なら絶対に読んでおくべきものばかりだ。整然とした論述で寄り道など微塵もないので、堅苦しい感じは否めな
サル化する世界 内田樹文藝春秋2020-02-27内田氏の発想・論考から刺激を受けることは多い。しかも、その範囲はあらゆるジャンルに及んでいる。内田氏自身も同僚の研究者から言われた一言「内田は自分の専門分野以外のことについて口出すのがいけない」を受けて。次のように
空気を読む脳 (講談社+α新書)中野 信子講談社2020-02-20かなりの折り目がついた一冊だった。科学的検証データに基づく話はどれも説得力がある。主観ばかりのエッセイとは質の違いを感じた。学んだことを整理してみた。①神風に通じる日本人の遺伝子心理学の性格検査にはNE
535冊 精神科医が実践するデジタルに頼らない効率高速仕事術
精神科医が実践する デジタルに頼らない 効率高速仕事術 [単行本(ソフトカバー)]井原 裕ディスカヴァー・トゥエンティワン2019-07-26白い巨塔と呼ばれる大学病院の教授が書かれた本。これを読むと、大学病院の先生の忙しさがよく分かる。自宅での仕事についてはほとんど書
刑事コロンボ読本 (映画秘宝セレクション) [単行本(ソフトカバー)]洋泉社2018-12-11中学生の頃、自分の部屋の隅に置いていた壊れかけのミニテレビに奇妙な番組が映っていた。夕方だった。ぼさぼさの髪とよれよれの服を来た刑事コロンボが魔術師と会話している場面だった。
マチネの終わりに (文春文庫) [文庫]平野 啓一郎文藝春秋2019-06-06これまで特別興味のなかった本に突如降ってわいたように関心が生まれました。方々では名作と言われている本が遂に映画化されるという情報、そして文庫化されたときの帯から生まれた関心が「これを読んでみた
キッチンで読むビジネスのはなし 11人の社長に聞いた仕事とお金のこと [Kindle版]一田 憲子KADOKAWA2018-09-20副題にあるように11人の社長にインタビューした内容が本のもとになっています。それぞれ職種の違いがある社長さんの体験やビジネス思考はどれもこれも、忘れて
情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 (文春文庫) [文庫]堀 栄三文藝春秋1996-05-10太平洋戦争について書かれた本です。しかし、戦争という枠に収まらないスケールを感じました。それは時代を超えて大切にしたい「情報」の価値を痛切に感じさせてくれたからです。著者の
アクティブ・ラーニングの条件:しなやかな学力、したたかな学力 (教育単行本) [単行本]堀 裕嗣小学館2019-07-25中学校のカリスマ教師である堀裕嗣氏の書く教育書は、たるんだ頭では読めない重厚さと斬新さを秘めている。今回読んだ『アクティブラーニングの条件』(小学館)
習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫) [文庫]チャールズ・デュヒッグ講談社2016-02-19僕は前々から「習慣」がいかに偉大な力を発揮するかを実感してきた。それを裏付けるような本を探していた。出合ったのがこの一冊。後半はあまり面白くないが、前半の理論部分だけ
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