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2020/04/27

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  • 裁判と子どもたち 二つの記事

    昨日「毎日新聞」を眺めていて、社会面の見開きの左右に並ぶ記事に目が行きました。左の記事は、大阪の公立高校教員の長時間労働をめぐる裁判で、地裁は府の責任を認め、慰謝料の支払いを命ずるという画期的判決を伝えています。これには快哉を叫ぶ学校関係者は多いと思います。原告の後ろには現在と過去、過重労働にさらされてきた膨大な先生方が層をなしています。小生も学校に勤めているあいだ、命を落とした人、病に苛まれた人、教職の継続を断念した人を何人も見てきました。「……教壇に立ちながら訴訟を続けることは精神的な負担も感じたが、裁判の傍聴で応援してくれる教え子らの存在が励みになった」という判決後のコメントは心に響くも…

  • ある参院選公開質問状を見て

    参院選東京選挙区に自民党から立候補している「おニャン子」候補が、NHKが候補者に尋ねたアンケートに対し、あまりに「無回答」が多く、ネットで話題となっています。いくら何でもと、その資質を疑いたくなりますが、現段階での情勢分析によれば(あてにはなりませんが)、この候補、「当確」圏にあるというのですから、なんともはや……です。 生稲晃子候補の政治アンケートが質問に対して「無回答」だらけで「やる気なさすぎるやろ」と話題 -生稲晃子は自民党らしさを体現するモンスター~第二の今井絵理子誕生~ - YouTube これとは別に、市民有志が各政党に向けた公開質問状があるのを知りましたが、自民党の回答ぶりにはい…

  • ある街頭演説 横浜・夏

    昨日(6月26日)横浜で麻生太郎・自民党副総裁が街頭演説に立ち、若い人々へ向けて「自分の国を自分で守るという意識がない国はあっという間に終わる。……自分の国を守るために戦う……という意識が抑止力になる」ことを「頭に入れ」ておくように、と述べたということです。 6月26日付朝日新聞の記事に発言が掲載されています。「殴ったら殴り返されるという意識が抑止力になる」 自民・麻生氏 [自民] [参院選2022]:朝日新聞デジタル アフガニスタンは米国が撤収したら1週間で首都が陥落。自分の国を自分で守るという意識がない国はあっという間に終わる。自分たちの国は自分たちで守る、それが基本です。それを明確にして…

  • 「新しい資本主義」・夏

    確か関東は6月6日頃梅雨入りしたことになっているのですが、ここ連日の猛暑とこの先の天気予測から、気象庁はおそらく24日に遡ってすでに梅雨明けしましたと発表するのではないか、と思っています。 2022年梅雨明け予想 異例に早い6月下旬か 猛暑による熱中症と水不足に警戒を(気象予報士 牧 良幸 2022年06月24日) - 日本気象協会 tenki.jp 今年の夏は10年に一度の猛暑となるとの見通しから、今月初め、電力需給が逼迫するおそれがあると表明していた政府与党が、まさかこの梅雨明けの展開を予想していたとは思えませんが、参院の選挙戦最中のこのタイミングで、「猛暑」が襲来し、国民に異常な夏を肌で…

  • 小田嶋隆さんを偲んで

    コラムニストの小田嶋隆が亡くなったことを知りました。日経ビジネスに連載していた「ア・ピース・オブ・警句」は、小生には少々冗長な感じもありましたが、「おしゃべり」のごとく繰り出される諧謔性が好きで、楽しみにしていたコラムでした。その後、病気や入院のため休載となってからは、毎日のようにTwitter「出演」を敢行し、そのTweetの内容もさることながら、「できたよ~」の一言が添えられた人物のイラストがまた痛快でした。 小田嶋さんを「反権力の論客」と称した追悼記事も見ましたが、小生には、ややしっくりしません。為政者=権力者を笑い飛ばす点では、確かに「反権力」なのですが、世間にあふれるエゴや差別性も同…

  • 組織委員会の「公式報告書」を見て

    東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が6月21日に公開した「公式報告書」はwebでも見られるようです。全体で447頁にも及ぶ長大なもので、全部読み通すのはちょっとしんどい感じです。ざっと眺めてはみたのですが、パートごとに書いた(書かされた)原稿をもちよって誰かが調整・集約したような感じがあります。たぶんよく読めば、細かな部分で整合性のつかないところが出てくるかもしれませんが、全体として、「お手盛り」感というか、「自画自賛」満載の印象です。https://www.tokyo2020.jp/ja/image/upload/production/%E6%9D%B1%E4%BA%AC2020%E…

  • 参政党について

    今日6月23日は沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」です。沖縄の人ではありませんが、一日静かに過ごしたい気持ちです。外では数日前からニイニイゼミが鳴き始めました。 とはいえ、昨日、来月10日投票の参院選が公示され、ざわざわとした感じはあります。比例代表には15の政党と政治団体が届け出をしているらしいのですが、初めて名前を見たようなところもあります。「参政党」は今回初めて現れた政党ではありませんが、街頭演説で「立錐の余地がないひとだかり」ができて……と聞くと、「ふーん」と思い、少し調べてみようという気になります。 6月20日付毎日新聞のコラム「風知草」に、「『参政党』現象」という記事があります。引用…

  • 子どもの生きづらさ

    週が明けてからもずっと頭から離れずにいる事件があります。先週末の土曜に東京駅近くの丸の内オアゾで12歳の子が亡くなりました。オアゾは書店の丸善が入っているビルで、以前は毎週のように訪れていた馴染みの場所です。そんな身近なところで、子どもがおそらく自ら命を失う事故が起こったことがとてもショックで痛ましい。メディアが他の事件・事故のように大騒ぎせず、報道が努めて抑制的に見えるのは、関心が薄いのではなく、二次・三次的事故への波及と連鎖を恐れてのことと想像します。 東京 丸の内商業施設で転落の小学生死亡 柵乗り越えたか|NHK 首都圏のニュース どんな事情があったのか分かりませんから軽々にものを言えま…

  • 五輪の闇

    昨年夏に開催された東京オリンピック・パラリンピックの大会経費は、実際のところいくらかかったのかは今でもわかっていません(昨年12月時点の見通しで、約1兆4,530億円と言われています)。半分以上は税金と言われているこの「大規模公共事業」への支出の内実は隠されたまま、大会組織員会は今月末、あと10日で解散されようとしています。 毎日新聞6月21日付記事より。東京五輪経費1兆4530億円 全体像分からぬまま組織委解散へ 毎日新聞……組織委などによると、大会経費は総額1兆4530億円となる見通しで、このうち都が負担した6248億円、国が負担した1939億円は情報公開制度の対象だが、公益財団法人で…

  • 参院選 内田樹さんの記事2つ

    「内田樹の研究室」に昨日(6月19日)付で2本の記事が掲載されていて、興味深く読みました。1本めの『週刊金曜日』に10日前に寄稿したという記事には、「おっ!?」と思いました。 昨年秋の衆院選について、個人的には、自民党が選挙前に総裁選を設定し、メディアを使って総裁選が疑似首相選挙であるかのように大々的に演出し続け、それに国民は世論の一部として参加したような気にさせられたその「手法」や「技術」に、むしろ関心を向けていました。ですから、「(選挙民の多くは)勝ち馬に乗る」という内田さんの結論には、いささか承服しがたい面もあるのですが、選挙に勝ちそうな政党に投票すれば、自分(たち)は「正しい政治的選択…

  • これは国による「児童虐待」では?

    今日は本当に短く。 6月18日付「一月万冊」で取り上げられていた記事が気になっています。 参院選前に内閣支持率が低下・・・岸田総理の弱点は「円安・物価高」だ!しかし、日銀黒田総裁は無力だ・・・日本の貧困が拡大する現実。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊 - YouTube 学校はあと一ヶ月ほどで夏休みになりますが、一週間前にウェッブ上で行われた調査によると、困窮家庭の子どもたちにとって、この夏は、大げさではなく、自然災害ではなく人為災害によって、生命の危険にさらされるかも知れません。以下、6月17日付朝日新聞の記事の要旨です。困窮家庭「物価高で生活苦しく」85% 夏休みの食事、不安の声…

  • 最高裁、国の原発事故の責任認めず

    最高裁判決に、検察の判断にと、相次いで絶句した昨晩でした。 4訴訟の原告「判決許せない」|NHK 福島県のニュースウィシュマさん死亡問題、入管幹部ら不起訴へ 名古屋地検:朝日新聞デジタル 最高裁判決については、今朝(6月18日付)の朝日新聞に小熊英二さんのインタヴュー記事がありました。 今回、国の監督責任が認められなかったことにより、電力会社は国に言われなくてもあらゆる災害リスクを予測して安全対策をしなければならなくなり、電力会社のハードル(だけ)が上がったかたちです。 以下、要約です。原発の「安全神話には頼れない」小熊英二さん、判決に見たあいまいさ:朝日新聞デジタル……そもそも原発とは、核を…

  • 「政治的無関心層」と投票権格差

    哲学系YouTuberのじゅんちゃんさんの動画を見ました。れいわ新撰組やNHK党、最近では参政党といったいわゆる「新興政党」はカルト的要素を抱え込まざるをえない土壌があると言っています。「カルト」というと、私的にはどうしてもオウム真理教を思い起こしてしまいますが、しかし、支持者の一部が「信者」の姿に重なって見えるような場面は確かにあります。 6月17日付の動画より一部概要を文字起こしし、引用させてください。 新興政党はなぜカルト化することが避けられないのか - YouTube れいわ、N国、参政党という3つの政党は、政策的にはまるで違う考え方をしていますが、ある一点においては共通しています。そ…

  • アベクロ時事放談

    改めて申し上げるまでもありませんが、これはフィクションであり、品のない揶揄です(弱気な侮辱罪対策? 笑)。 ア:いやー、クロちゃん、なんか顔色がさえないみたいだけど…? ク:これはこれは、元ソーリ、相変わらずお元気なことで。 ア:ははーん、こないだの「家計の値上げ許容」発言で、世間から逆バズーカ浴びて落ち込んでるなあ。私の時なんか、国会の予算委員会の質疑で千葉県の某参院議員が毎回クイズを出してきたからなあ。「総裁、玉ねぎはスーパーで買うと、今1個いくらですか?」とか訊かれてボロを出さなくてよかったじゃないの。 ク:買物は女房任せなんで、玉ねぎは存じませんが、シャトー・マルゴーの2000なら1本…

  • 侮辱罪厳罰化と匿名性について

    「侮辱罪」を厳罰化(「適正化」)する改正刑法が一昨日(6月13日)の参議院本会議で成立しました。SNSで誹謗中傷を受けてきた人々、とりわけそのことで命を絶った人の遺族、関係する人たちは、この間身を削る思いで法改正に取り組んできたと思います。その労には敬意を惜しみません。「SNSを悪者にしていたら何も変わらない」「やっと適正化された」 “侮辱罪厳罰化”受け木村響子さん、松永拓也さん、スマイリーキクチさんら会見 国内 ABEMA TIMES そう思いつつも、法改正に向けた国会審議では「侮辱」か「正当な言論活動」かの線引きが曖昧にされてきたことに変わらぬ危惧を抱いています。巷では今後政治家を…

  • ある子ども食堂の写真

    今日(こそ)は本当に短く!(笑)。 自民党の下村博文衆院議員が地元の子ども食堂を訪れ、スタッフと一緒に写した写真をTwitterに上げています。区議会議員が実情を視察するために訪れたというならまだしも、彼は衆院議員で党の前政調会長。いわば国政のど真ん中にいた(いる)人です。政治の無能を詫びにでも行ったのでしょうか。 自身の公式HPにあるとおり、「目先のことでなく、未来を見据えたしっかりとした政策を実現し、次世代の子供たちに良い未来を約束」する政治に邁進されていたのであれば、これは恥ずべきことです。スタッフの皆さんも、寛容に応じてないで「あんた、何しに来たんだ?」くらいのことを言った方が「効果的…

  • 「東京2020オリンピック SIDE:A」公開に

    こういうのは「実物」を見てから書くのが筋だとは思うのですが、少し引っかかるところがあったので短めに(いや、長いですけど…)。 河瀨直美氏が総監督を務める東京五輪の公式記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A」が10日前(6月3日)に公開されたとのことです。もっと大々的に「宣伝」するのかと思っていたら、個人的な印象では、さにあらずです。「公式記録映画」だから一般の商業映画とちがってNHKで放送でもするのかくらいに思っていたら(実際、東京パラリンピックの公式記録映画の方は、国際パラリンピック委員会(IPC)とNHKの共同制作により、3月末に地上波で放送されたとのことです。見てませんが……)…

  • ウクライナ戦争の終わり方 孫崎亨さんの話

    ジャーナリストの神保哲生さんが識者にインタヴューする好評企画。今回は、元外交官で評論家の孫崎亨(まごさき うける)さんから話を聞いています。 戦闘が始まってはや4ヶ月、現下のウクライナ戦争はまったく終結が見通せません。神保さんの話ではなお1日100人くらいの死者が出ているということでした。 戦争は自然現象ではありません。為政者が「ここまでだ」と判断すれば、戦争は止まります(もちろんお互いに、というのが難しいからこうなっているわけですが)。孫崎さんは、「和平の道はある。それは決してウクライナが飲めないもの、「西側」にとっても飲めないものではない」と言っています。 以下、6月11日付の動画「インタ…

  • クワクボリョウタさんのコメント

    今日は短く。 新潟県十日町市の美術館を修学旅行で訪れていた中学生が展示作品を壊したことを知って、そう言えば、むかし修学旅行で京都のとある有名なお寺を訪れたとき、生徒が何を思ったのか、コースから外れて立派な石庭の中に入ってしまい、あとでお寺の方に謝罪したことを思い出しました。不幸中の幸いで、庭を踏み荒らしたり、何かを壊したりするなどの「乱暴」は働かなかったので、さしたるお咎めもなかったのですが、かように大人数の生徒を引率する修学旅行というのは、学校の教員にとっては気が気でない場面が多く、生徒と一緒に旅行を楽しむ気分にはなかなかなれません(小生は…)。詳しい経緯はわかりませんが、今回の件で心を痛め…

  • 「国のために戦いますか?」

    「もう二度と戦争はあってほしくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」――こう訊かれて、「はい」と答えた人の比率は、日本の場合(2017~20年)、13.2%と世界79カ国中最低だという記事を見ました。 6月8日付プレジデントON LINE の本川裕氏の記事です。 「国のために戦いますか?」日本人の「はい」率は世界最低13%…50歳以上の国防意識ガタ落ちの意外な理由 他国はリーマンショック後の世界金融危機直後に「国防意識」上昇 PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) このデータ、どこかで見たような…

  • ウッドショック・円安・山林伐採

    あまり詳しくは書けませんが、父親から相続することになった廃屋があります。壊して更地にしたいのですが、更地のままだと住宅地の軽減対象から外れ、固定資産税が跳ね上がってしまうので、代わりに何か建てないといけないのかとも考えるのですが、去年から「ウッドショック」と呼ばれる木材価格の高騰が続いています。わが国の輸入材のほとんどはロシア産ということなので、現下のロシアの戦争状況で事態が好転するようにはとても思えません。不動産屋に相談してみようかと思っているのですが、どうしたものかと悩ましいです。 以下は読売新聞の6月7日付記事の一部です(年齢は省きました)。マイホーム「予算増か部屋数減か」木材高騰で建築…

  • 石木ダムの社会科見学で

    長崎市の小学校で、子どもが書いた社会科見学の感想文のコピーを、お礼として案内者に送ったところ、名前を伏せたかたちで、案内者の関係するグループのブログに掲載され、長崎市教育委員会が無断でコピーを送った等の理由でこの教員を文書訓告とした、という記事を見ました。「訓告」というのは、処分としては一番軽いのですが、教員にとっては、自身の教育活動を否定される、大変「不名誉」なことです。この教員は不服申し立ての手続きをし、今後「精神的苦痛を受けた」として、市を相手に訴訟を起こす考えもあるとのことです。ダムめぐる児童の感想文、見学先に渡したら… ブログ掲載で教諭処分:朝日新聞デジタル 小生もかつて学校で「総合…

  • 「富ヶ谷殿」と「天の声」

    哲学系ユーチューバーのじゅんちゃんさんが自身の動画で、桜を見る会前夜祭にサントリーが酒類を無償提供した件をとりあげ、いいかげん「あの人」を起訴しないと、法治国家の瓦解は止まらないと言っています。 5月31日付「哲学入門チャンネル」から文字起こしして一部引用させてください。サントリーが酒を無償提供した件でも起訴できないなら安倍晋三は現人神 - YouTube(サントリーの無償提供など)これらの行為が法的にどうなのかというのが今後注目され、マスコミのさらなる取材が求められるところですが、かりにこれが認められるんだったら、政治資金規正法とか、公選法とか、ガバガバになると思うんです。事実上何でもありに…

  • 日本の斜陽化 「高学歴」篇

    ロシア語を勉強していると、時々日本のことを「日出ずる国 Страна восходящего солнца」と呼んでいる場面に出くわします。ロシアに限りませんが、大陸の西方から見れば、東の端(極東)の島国・日本は太陽が最初に昇るところというイメージなのでしょう。呼ばれる側はこれに便乗して、Rising JAPAN などと国威発揚を重ねるのですから、まあ悪い気もしないのでしょう。しかし、こうした認識はこれから日本の内外でどんどん先細りしていくことになりそうです。特に2010年代以降に自己形成をしていく世代にとって、日本は、事実として、斜陽化をたどる国になっています。経済、財政、人口(出生率)………

  • 「世界各国美人図鑑」の目線

    今日は短く。 先月、国民の知らないところでいかに自身がコロナ対策の陣頭指揮に腐心し、その心労による湿しんと「死闘」することになったか(私的な解釈です)を明かす自著を世に出し、めったにお目にかかれないような低評価を受けている自民党・清和政策研究会所属の西村康稔衆院議員が、自身の公式サイトで、2008年から10年もの長きにわたり、「盗撮」した写真を含む、写された当人が許可したわけ(はず)もない女性たちの写真を、「世界各国美人図鑑」という名のシリーズで延々掲載し続けていたことがわかりました。西村康稔元コロナ大臣 本人の許可なし?各国の女性撮影した“美人図鑑”が物議…その後しれっと削除 女性自身 …

  • アベノミクス急行は常に「道半ば」

    5月後半、自民党がまとめた政府の経済財政運営の基本方針への提言案の中には、当初、「初任給は30年前とあまり変わらず、国際的には人件費で見ても『安い日本』となりつつある」との分析があったようですが、アベ氏はこの「安い日本」という表現が許せなかったご様子で、「アベノミクスをなんだと思っているんだ」とひどくお怒りだったとのことです。しかし、アベノミクスとは端的に言えば円安誘導策なのですから、「日本」が「安く」なることはあっても「お高く(高級に?)」なることはあり得ません。それとも、企業は史上最高益を上げるなど大いに儲かったのだと、おべんちゃらでも添えれば氏は満足だったのでしょうか。でも、それは庶民は…

  • 千葉雅也『現代思想入門』を読んで

    ネットで評判になっていた本で、中には「絶賛」している人も見えたので、読んでみたのですが、フランスのフーコーはともかく、デリダやドゥルーズは何となく「やり過ごして」きた面があるので、著者の独自の読み(解釈)とはいえ、「二項対立」や「差異」の理解については、補助線が引けて率直によかったなと思います。また、本旨からは外れますが、末尾に付録として、テキストの読み方(技術)の指南があって、外国語の翻訳文につきまとう違和感への対処や論旨の追い方は非常に参考になりました。「絶賛」とまではいきませんが、これから「現代思想」を学ぼうと思う人にはよい道案内になると思うところ大です。門外漢ゆえに論旨に即したことを評…

  • 参院選直前、スガ前総理、県立高校にて講演!?

    今日は短く。 久方ぶりのガースーネタに「何ぞや」と思いましたが……。いや、さすがにこれはまずいと、当人はもとより普通は誰かが気づくものでしょう。神奈川県の教育委員会も学校も、どうなってしまったのか? そもそもスガ本人と事務所(秘書)は自分たちがやろうとしていることがどういうことか、わからないのでしょうか? これを県議が仲介するとか、そろいもそろってどこまで堕ちているのか、と驚いてしまいます。 以下、6月2日付「カナロコ(神奈川新聞)」の記事です。菅前首相、県立校で講演 参院選公示直前の6月に カナロコ by 神奈川新聞 参院選の日程として6月22日公示、7月10日投開票が有力視される中、神…

  • サル痘と「感染症社会」

    「感染症社会」などという言葉はまだ社会的に認知されていませんが、全体的な意識としては、感染症は遮断・撲滅するものではなく(やる気の問題はさておき、それが不可能だとわかり)、パンデミックを避けながら社会経済活動の規模を相応に維持する方向へと移行している気がします。「ウィズ・コロナ」というのは社会として感染症を “許容” するという意味でしょうから、まさに「感染症社会」です。もちろん、新型コロナではなお死者が出ているわけで、油断は禁物ですが、入国制限やイベント許容人数の上限解除、越境旅行可…などと、世の中全体が確実に規制を「弛緩」させる方向に動いています。この2年余の経験則もあるので、一概に「軽は…

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