おもしろいかどうか? いつの頃からか、僕の判断基準はこの一点になった。 ”おもしろい”という判断基準は、別にゲラゲラ笑うことを求めている訳ではない。 今際の際、「おもしろい人生だった…」と呟いて果てたとしても、ゲラゲラ笑うような人生を意味している訳ではない。 きっと「色々あって、泣いたり笑ったりしたけれど、今、思い返すとハッピーだった…」みたいな事なんだろう。 そう、僕はこの「色々あって、でもハッピー。」という感覚的で抽象的で複雑で、なのに出口はぶっとく一つなアホみたいな表現を、適当に一まとめにギュッとした”おもしろい”という表現が、きっと好きなのだ。 書きながら、ふと耳にしているイヤホンが気…