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絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す https://bg8qp.hatenablog.jp/

元小学校教諭,発達支援スタッフ,目下年中男児育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に,書籍の記録・紹介を行っています。

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2020/04/04

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  • ポケットのはらうた

    『ポケットのはらうた』 詩 くどうなおこ 画 ほてはまたかし 久しぶりにいつもの図書館へ行き、おすすめの本のコーナーに寄ってみたら、こちらを発見! なんとなんと、『のはらうた』のポケット版ではないか! 『のはらうた』と言えば、詩人の工藤直子さんの代表作のひとつで、野原に住む仲間たちが書いたうた、という設定で書かれている。だから詩のうたい手の名前が“かまきりりゅうじ”だったり“たんぽぽはるか”だったりする。 むかァ~し、教員時代にお茶の水大の附属小学校へ研修に行かせていただいた時に、1日目だか2日目だか、とにかくどちらかに工藤直子さんの講演会があって、日程を選ぶときに「どうかこの日に行かせてくだ…

  • にんじんさんがあかいわけ

    『にんじんさんがあかいわけ』 文・松谷みよ子 絵・ひらやま えいぞう 畑にいた、にんじんさん、だいこんさん、ごぼうさん。 3人は、タオルを下げてみんなでおふろに行くことに。 一番に入ったのはごぼうさん。一番風呂だからお湯はあつあつ。あちち、あちち、とよく洗わないですぐに飛び出してしまった。だから、ごぼうさんは、まっくろけ。 にんじんさんはどうして赤い?だいこんさんはどうして白い? 根菜スリースターズの色の「わけ」について描かれているお話です。 〈あかちゃんのむかしむかし〉というシリーズで、昔話調の語り口が良い~。 十二支のお話でも、ねずみがねこを騙したから、今もねこはねずみをおいかけるんだよ~…

  • ばしん!ばん!どかん!

    『ばしん!ばん!どかん!』 ピーター・スピア ぶん・え わたなべ しげお やく 躍動感あふれる鼓笛隊の表紙。 表紙をめくれば、兵隊たちが銃や大砲の訓練をしている。 もう1ページめくると、踏切を通り過ぎていく機関車に馬車、車、飛行機。 かん かん かん かん しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ からん からん ぴいいいいいい かたかた ごとん かたかた ごとん かたかた ごとん… ばた ばた ばた ばた ぷう ぷう ぱか ぱか ぱか ぱか ぴしっ からから からから ぎし がし りん ちりん ちりん … ええ…もっと、もっとあるんです! 一面に広がる擬音語の数々。 そうです、なんと、この絵本は、全て…

  • 【雑記】シジュウカラガンからのてがみ

    先日、出会った瞬間に一目惚れ… ❝てぬぐいBOOk❞とな…! かわいいー!!!黄色と紺の色遣い、たまらん。 長男へのプレゼントとして迷わず購入しました。 早速、オーープーーーーーン♡※以下の太文字は私の心の声です ぼくたち、シジュウカラガン。 雨ニモマケズ、雪ニモマケズ、まっすぐ、まっすぐ、飛んでいく。 つむじ風にも、急な落雷にだって負けない。ぼくたちには、目指す場所があるから。 月が見えてきた。あれは伊達政宗の三日月かな☆ 伊豆沼はもうすぐ。満天の星空の下、家族みんなで冬を越すんだ。 …えー、太文字はあくまでも絵からインスピレーションを受けた"私の”心の声、ですので作者の方の意向を正しく汲ん…

  • えらぶえほん

    『えらぶえほん』 絵=ニック・シャラット 文=ピッパ・グッドハート 訳=聞かせ屋。けいたろう 万人にとって、暮らす、というのは忙しい。 殊、子育てしながら働く者の家庭生活はカオスだと思う。 我が家の場合、夜みんなが帰宅するや否や私はイライラと白目剥きながら食事と風呂の支度をし、アニキの宿題の丸付けとピアノ練習で怒号が飛び(飛ばさないように気を付けてはいるんだ…いるんだぜ…)、保育園から帰って来た子豚ちゃん、いや、次男がお腹空いた何か食べたいと叫びまくる、というのがデフォルトなのだが。 先日、何だか平和な空気が流れていると思ったら、パパを囲んで男たちが何だか楽しそうにキャッキャウフフしている。 …

  • ミニクリスマス

    あっという間にクリスマスです! 毎年あっという間なんだけど、体感的には今年が一番あっという間でしたね。なぜ。なぜなの。教えてサンタのおじいさん。 何ならまだクリスマスの心の準備ができていません。 子どもたちにサンタも来たのに。 なんだこれ。 えー、今年はなんだか夫がクリスマスプレゼントをくれまして。 私もなんだかあげたんですけどね! 奇遇ですね。 あげたらこれがすぐ返ってきました!買っててくれたんだって!なんだそれ♡ じゃーん! こちら、箱になっているんだけれど… 開けてみますと、こんな感じ…! そしてそして、なんと! 一つ一つが絵本になっているのです~~~!! きゅーん!!! 私の爪がガッサ…

  • はらぺこサンタのクリスマス

    『はらぺこサンタのクリスマス』 はらぺこめがね 「クリスマスイブの日 サンタクロースはおおあわて。 いそいでプレゼントをつめて はらぺこのまま飛びだした サンタクロースが見たものは…?」(そで より) 子どもたちのために必死で準備をしてくれたサンタさん。出発ギリギリまで作業をして、ご飯を食べる間もなく出発しちゃった…というところがもう既に泣けるのは日々の仕事と育児による欲求不満に恨みを持っている証拠だと思うんだけどそんなことここではどうでもいいんだけどだったら書くなよって思うんだけどそれでも書いちゃうのが私の図々しいところなんだけどいやもうモジャモジャ言ってないでさっさと続き書けよって思うと思…

  • メリークリスマス!せかいのめいさくえほん★アドベントカレンダー

    『メリークリスマス!せかいのめいさくえほん★アドベントカレンダー』 原作/ハンス・クリスチャン・アンデルセン 他 再話/レスリー・シムズ 他 絵/ロレーナ・アルヴァレス 他 訳/いむらあやこ 他 ※最後に皆様のお名前を載せています ででーーーん! 元気です! 12月です!! やっとブログ書けた… かはーーーーー!!! ついに手を出してしまった…! 絵本のアドベントカレンダー!! きゃー! 店頭に絵本のアドベントカレンダーが2種類あったんだけど、 今回はひさかたチャイルドさんのものを購入いたしました! 説明するまでもありませんが、12月1日~24日のクリスマスイブまで、クリスマスを楽しみに一日一…

  • ずっとずっといっしょだよ

    『ずっとずっといっしょだよ』 作 絵 宮西達也 「 むかし むかし おおむかし、 あかい みが だいすきで とても こわがりで よわむしな ティラノサウルスが いました。 」 (本文より) 誰からも恐れられる肉食恐竜・ティラノサウルス…のはずが、このお話の主人公のティラノサウルスは、怖がりで弱虫。しかも大好物が赤い実だという超草食系。 それなのに、その見た目からみんなに怖がられ、避けられ、彼はいつもひとりぼっちだった。 そんなティラノサウルスが、ある日プテラノドンの女の子・プノンと出会って… こちら、『おまえうまそうだな』から始まるティラノサウルスシリーズの11作目。 先日の宮西達也Newワン…

  • 【雑記】宮西達也Newワンダーランド展に行ってきました~!

    お久しぶりでございますが、みなさん元気~? 私は忙殺の夏休みを終えまして、やっと息が吸える日が…ハァ…フゥ…もう息切れですね!!!火曜日なのに!!!フハハハハハハハ さて、今年のお盆休みは帰省を諦め肉体の疲労と懐の破壊を覚悟の上、静岡の大井川鉄道のトーマス号に乗りに行く予定だったのですが、まさかの!乗車日!15日!だけ!台風7号による運休が決まってしまい、全行程をキャンセルに…3月から予約してたんだぜ…ピンポイントすぎるぜ…宝くじも当たる勢いだぜ…でも、ピンチはチャンス、と、夫の祖母宅の滞在を延ばし、私の実家にも行き、いわきの叔母と大叔母にも会いに行くことができました~! その時いわきで泊まっ…

  • 図書館に児童室ができた日 アン・キャロル・ムーアのものがたり

    『図書館に児童室ができた日 アン・キャロル・ムーアのものがたり』 ジャン・ピンボロー 文 デビー・アトウェル 絵 張替惠子 訳 ”まだ、女の人がじぶんのかんがえで仕事をえらぶのがめずらしかった時代、その女の子は、やがてニューヨークの街にでてせんもんのべんきょうをすると、図書館ではたらきはじめます。そしてニューヨークのあたらしいおおきな図書館に素晴らしい「児童室」をつくったのです。”(そでより) 1871年生まれのアン・キャロル・ムーアさんは、子どもたちのための図書館の普及に尽力しました。当時は子どもの入れない図書館が多く、「児童室」をつくるというその試みは、全く新しいものだったのだそう。 子ど…

  • よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち

    『よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち』 文 ポリー・フェイバー 絵 ハリエット・ホブデイ 訳 中井はるの 「わたしがパジャマにきがえるころ、 ママは、でかける。 たいせつな仕事にいくんだ。」(そでより) 皆がしーんと寝静まった夜。今、この瞬間にも、みんなのために働いている人がいる。 ビルのお掃除をしているサミーさん、ビルの安全をカメラで見守るジョルジオさん、警察官のハッサンさんとアミーナさん… いろんな人が、いろんな場所で、いろんな人のために働いている。 温かくて優しい表情がとっても素敵な絵。 作者のお二人がイギリスの方ということで、ページをめくれば外国らしい町並みや色遣いが広…

  • わすれられないおくりもの

    『わすれられないおくりもの』 スーザン・バーレイ さく え 小川 仁央 やく ここ半年、いや、もしかしたら1年くらい。もっとかな。 「ぼく、死んじゃわない?」 と、長男が、よく呟くようになった。 寝る前。寂しい時。舞台や映画などで心動かされた時。あとは、すごく嬉しいことがあった後にも。 曾祖父母との別れを経験したり、いろんなニュースの影響とかもあるのかなぁ。 とにかく、ふとした隙に死の恐怖のようなものがヒューっと入ってきては、彼を悩ませているらしい。 大丈夫だよ、と受け止め続けているけれど、あまりにも言うもんだから、時に「大丈夫だってば!」と冷たく言い放ったりすると、わかった、と言いながら「ぼ…

  • はこぶ

    『はこぶ』 文 佐々木幹郎 絵 いわむらかずお はこぶ。 風や波が。虫が。獣が。鳥が。そして、人が。 運ぶ、もの。運ばれる、もの。運ぶ、道。 14ひきシリーズのいわむらかずおさんの温かく優しいイラストに、ふわっと漂うユーモアが何ともすてき。 一緒に読んでいた長男も絵を眺めてフフっとしておりました。 bg8qp.hatenablog.jp 気になったのは、発行所の名前“復刊ドットコム”。発行所のHPを見てみると、 「復刊ドットコムは、絶版・品切れの本を皆さまからのリクエスト投票により、復刊させるサービスを行っています。」 とのこと…なんてワクワク。他の本もチェックしてみたい。 ということは、この…

  • がたん ごとん がたん ごとん

    『がたん ごとん がたん ごとん』 安西水丸さく “がたん ごとん がたん ごとん”と走る汽車。 「のせてくださーい」と待っていたのは、ミルクの入った哺乳瓶。次の駅ではコップとスプーン、その次の駅ではりんごとバナナ。その次の駅ではねことねずみが待っていて… 言葉も絵もストーリーも、とってもシンプルな絵本。ベイビーにもぴったり、にっこり。 長男が赤ちゃんの時にプレゼントでいただいて何度も何度も読みましたが、次男もやはり何度も何度も読んでいます。絵本というエンターテインメント、コスパ良すぎるぜ!感謝!般若! あっという間に4月末に2歳になる次男は、かなりおしゃべりが達者になってきて、物の名前もいろ…

  • キース・へリング ぼくのアートはとまらない!

    『キース・へリング ぼくのアートはとまらない!』 ケイ・A・へリング 文 ロバート・ニューベッカー 絵 梁瀬 薫 訳 中村キース・へリング美術館 監修協力 あけましておめでとうございます。 なんということでしょう、年が明けてしまいました。 そしてなんということでしょう、もう7日になってしまいました。 時間って不思議!←今週のおさるのジョージでも言ってたYO。 さて、2023年一発目はキース・へリングの伝記絵本から! 表紙の“光りかがやく赤ちゃん”が何とも新年のおめでたい空気にぴったりですよね、そうですよね!!??2023年が世界中の全ての人々にとって明るい一年になってほしいなぁと思います。…ほ…

  • オーケストラ 世界の町で 楽団員を さがそう!

    『オーケストラ 世界の町で 楽団員を さがそう!』 さく・え クロエ・プラルノ やく うちださやこ 図書館にて、長男に迷路や絵探しの本を借りようかなぁ~と思ってその辺りのコーナーを見に行ったら、めちゃきゅんきゅんする本を見つけた!!! 「みんなバカンスに行ってしまったって!?」 「コンサートまで1週間しかないぞ。はやく、楽団員をさがしにいこう!」 (本文より) こう話しているのは、オーケストラのマエストロとアシスタント。 アイスランド、日本、ポルトガル、ロシア、フランス、ギリシャ、トルコ、エジプト、イタリア、ブラジル、コートジボワール…各国のいろんな都市に旅に出てしまったオーケストラの団員たち…

  • ねずみくんのクリスマス

    『ねずみくんのクリスマス』 作・なかえよしを 絵・上野紀子 家に帰ってくるなり、 「何の本を借りたでしょ~かっ!」 とニヤニヤしている兄さん。 「じゃーーん!」 と取り出したのは『ねずみくんのクリスマス』! 学校の図書室で“本を20冊借りたらしおりプレゼント”という企画があるらしく、しおりGETを目指して毎日せっせと図書室の本を借りて読んでいるのは知っていたけど、「ママも読みたいと思って!」とねずみくんシリーズを探して借りてきてくれたのだそうです。優しいなぁ。嬉しいなぁ。ありがとうね~! bg8qp.hatenablog.jp ねみちゃんを驚かせようと一生懸命クリスマスツリーを飾るねずみくん。…

  • 【雑記】ねずみくんのチョッキ展に行ってきたよ~!

    「ねずみくんのチョッキ展」に行ってきました!! www.poplar.co.jp 現在、石ノ森萬画館(宮城県石巻市)の宮城会場にて開催されています。 www.mangattan.jp 今回の展示は宮城会場がラストのようです…!貴重っっっ! 『ねずみくんのチョッキ』は、言わずと知れた、子どもから大人までを虜にする大ベストセラーシリーズの第1作。 bg8qp.hatenablog.jp 会場内には、原画とお話、それにまつわるエピソード、展示品もいろいろ。上野紀子さんとなかえよしをさんの御夫婦タッグによる素敵な絵本の世界が広がっておりました。 原画もね、すーーごく素敵なの! ねずみくんの絵って、鉛筆…

  • やさいのおなか

    『やさいのおなか』 きうち かつ さく・え 「これ なあに」 (本文より) バーンと描かれているのは野菜の断面のシルエット。 ネギ、レンコン、ピーマン、タケノコ…いろんな野菜の断面、言わば、いろんな野菜の“おなか”の絵を見て、何の野菜か考えながら読み進めていく。 文字は少なく読みやすいけれど、何の野菜かを当てるのは意外と難しい。 長男の小学校1年生の国語の教科書(東京書籍)におすすめの図書として載っていたのだが、彼も「え~!〇〇かよ!」とか言いながら楽しんで読んでました。 キュウリの切り口とかさ、頻繁に見ているような気もするけど、肉眼ではうっすらとしか模様が見えないから、ばばーんと黒い線で描か…

  • まじょのかんづめ

    『まじょのかんづめ』 佐々木マキ・さく 息吸って吐いて瞬きしてたらまた時間がワープしちゃったWA! みんな元気?わたし元気!いつもありがとう。 さて、雑誌か何かの、おすすめの絵本、的なところに『まじょのかんづめ』が載っていて。 サーっと読み流しそうになったところで、いきなり脳が反応した。ビビビビビ!!!これ!子どもの頃好きだった絵本では…!? 蘇る記憶。 繰返される諸行無常。 よみがへる記憶。 蘇った!!!!! というわけで読んでみました! 女の子と犬がいつものように森に遊びに行くと、この前来た時には無かった小さな家が建っていた。中には変な彫刻。奥の台所のテーブルの上には、缶詰が六つ。その中か…

  • まじょのルマニオさん

    『まじょのルマニオさん』 谷口智則 「まじょの ルマニオさんは いつもひとり。 いっぽんの まほうのつえだけが、ルマニオさんの ともだちでした。」 (本文より) 垂れ下がった耳、赤い鷲鼻、三日月のようにしゃくれた顎。黒づくめの衣装に映える、赤いとんがり靴。 ひとりぼっちの魔女のルマニオさんは、たった一人(一本?)の友達の魔法の杖と暮らしていた。 “ルマニオ ルマニオ キーホ キーホ”と唱えれば、杖は空飛ぶほうきに、 “ルマニオ ルマニオ エーフ エーフ”と唱えれば、杖は魔法の笛に…。 ところがある日、ルマニオさんは、けがをした小鳥に出会う。今までずっと一人だったルマニオさんはどうしたらよいか分…

  • ぎょうれつ

    『ぎょうれつ』 中垣 ゆたか 先日、長男氏の初めてのピアノの発表会がありました。 曲は、ギロックの『大行列』と、ブルグミュラーの『アラベスク』。曲が決まってからの約3ヶ月は、彼にとって、また、私にとっても、戦いの毎日だったなぁと思います。 まず、選曲にびっくり!ヤマハの幼児科で楽しくピヨピヨ2年間のレッスンを受けてきて、やっとこさ1年生になったばかりの彼には、ハードルが高すぎるのではないか…!!特にアラベスク。練習を始めたばかりの頃には、到底弾けるとは思えない状態でした。 でもねぇ…弾けるようになるんだねぇ… 日々の練習はもとより、YouTubeで良い演奏を探しては聴かせ、ひたすら指の練習、最…

  • 【朗読】と言えるのか。『もこ もこもこ』

    先日(といっても、もうひと月も前なのか)、『もこ もこもこ』のブログを書いたけど。 bg8qp.hatenablog.jp その頃、次男がね、もうね、隙あらば「こっこ~。」って言ってたのね。 絵本を引っ張り出して「こっこ~。」「こっこ~。」ってせがんでくるの。 ほんでもってね、「こっこ~。」ってのがね、「もこもこ~」だってことにね、母は気付いてね。だるまさんの本を引っ張り出しても「こっこ~。」って言うんだけどね。もはや「絵本=こっこ~」のレベルに上り詰めたのね。『もこ もこもこ』凄いね。 bg8qp.hatenablog.jp ほいでね、その声が愛しくてね。録音しようと思ってね。本読んであげる…

  • アパートのひとたち

    『アパートのひとたち』 作 エイナット・ツァルファティ 訳 青山 南 「わたしがすんでるのは 7階だてのアパート。 どのうちも ドアが ちょっとずつ ちがう。」 (本文より) 1階は、鍵がいっぱいついたドア、2階は、ドアの前に足跡がべたべた付いている。車輪が置いてあるドア、明かりをつけないドア、酢漬けの魚の匂いがするドア、素敵な音楽が聴こえてくるドア… 「わたし」が住む7階にたどり着くまでには、いろんなドアが。その向こうにどんな人が住んでいるのか、想いを巡らせながら、「わたし」は階段を上っていく。 作者のエイナット・ツァルファティさんは、イスラエルの絵本作家さん。 絵が、色が、デザインが、とっ…

  • ぱんだちゃん【こどものとも0.1.2. 2018年4月号】

    『ぱんだちゃん』 えとぶん MAYA MAXX 先日、次男と図書館デートをしました。 私のお気に入りの図書館はカフェが併設されていて、それはそれは素敵な空間とコーヒーの良い香りがいつも私を誘ってくるのだけれど、子連れでゆったりカフェなんてのはなかなか難しく、ベイビーともなれば尚のこと難しく、スルーすることにすら慣れてしまっていた。が、どうしても私の心を掴んで離さない存在が…ショーケースの中に…いつも…左下におはす…「キャロットケーキ」!!! 福島県の天栄村のブリティッシュヒルズでアフタヌーンティーに出てきたキャロットケーキが素晴らしく美味しくて、それはそれはどうしようもなく虜になって帰ってきた…

  • へんてこたいそう

    『へんてこたいそう』 新井 洋行 表紙には女子トイレ・男子トイレのマーク。 「ぼくらは マーク トイレの ばしょを あんないするよ いつも じーっと してるから からだを いっぱい うごかしたい! へんてこたいそう はじめるよ! 」 (本文より) トイレのマーク、非常口のマーク、ごみ箱のマーク… 街中のあらゆるところにあるマークたちが、へんてこな体操をする。 ゆるーい! サクッと読めちゃう手軽さがすてき。 マークが動く、といえば、やはり東京オリンピック開会式のピクトグラムのパフォーマンスを思い出すよね!あれ最高だったね!新井さんもきっとニヤっとしたのではないか。どうかしら。 新井洋行さん、『こ…

  • 【雑記】チロルチョコ!しろくまちゃんのほっとけーき!

    じゃじゃーーーん!!!きゃーきゃーきゃー!! 『しろくまちゃんのほっとけーき』のチロルチョコが発売されています。 私もついに買っちゃった!かわいーーー!!!! style.ehonnavi.net じゃーん! じゃじゃーん!! こっちからもーっ!!! と、むやみやたらに並べてみたくなる。 ほいほい! ほほーい!! 全10種類だそうで。 箱の底に、あのホットケーキが焼ける名シーンが描かれているということで箱ごと買えたらいいなと思ったのですが、私の行ったお店にはもう在庫が無く(;_;)/~~~ でも、10種類全部買えたので満足です!! お味のほどは…まだもったいなくて食べれてません♡そのうち、長男…

  • もこ もこもこ

    『もこ もこもこ』 たにかわ しゅんたろう さく・もとなが さだまさ え 「しーん もこ もこもこ にょき もこもこもこ にょきにょき …」 (本文より) これは、一体、何なんだろう。 抽象の塊。 有無相生。 生命の、宇宙の輪廻か。 なんだかよく、いや、全くもって分からないのに、見入ってしまう世界。 長男がベイビーの頃結構繰り返し読んでいたのだけれど、次男もハマった!! しーんとした世界。キャッチーな色遣い。ゆっくりと、それでいて、あっという間の展開。 「みるみる絵本」と銘打たれているけれど、なんだかまさに“見る見る”な感じに吸い寄せらせられ、気付けば何度も繰り返し読んでおりました。 何か知ら…

  • おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで

    『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』 おかだ だいすけ 文 遠藤 宏 写真 長男の夏休みがスタートしました。 夏休みと言えば、読書! そして、読書感想文! 私が小1の頃、ビギナーズラックで賞をいただいたこともあって(今思えば母の指導の賜物なのだが)、長男が小学生になったら、ぜひ感想文を書かせてみたいなぁ…というのは前から何となく心に描いておりました。 そして迎えた小学校・初☆夏休み。 …あれ、君、文章とか書けるのか? 作文?感想文? 文?BUN? …小1男子を育ててみて、やっと分かったんですけど、1年生って、本当に宇宙人なのね!!!かつて担任した1年生がスーパーお利口…

  • エルマーのぼうけん

    『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット さく ルース・クリスマン・ガネット え わたなべ しげお やく ずっと前から息子と読んでみたかった『エルマーのぼうけん』。 まだ絵本の方が好きな長男。少しずつ長めのお話も楽しんでほしいけれど、出会い方によっては敬遠しちゃうかなぁと思っていたところ、仙台市の夏休みの宿題ドリルに1年生の夏休みのおすすめ本として『エルマーのぼうけん』が紹介されているのを発見! 早速図書館で借りてきて、 「ねぇねぇ、これ、1年生におすすめの本なんだって!見て見て~、〇〇先生(息子の大好きな大好きな担任の先生)のくれた宿題にも載ってたんだよ~!」 と誘うと、目をキラ…

  • バムとケロのもりのこや

    『バムとケロのもりのこや』 島田 ゆか バムケロ! “もりのこや”! バムとケロが森で木いちご摘みをしていると、つる草に覆われた古い小屋が現れた。 小屋はあっちこっちボロボロで、誰も住んではいないみたい…バムとケロは、ふたりのひみつの小屋にしよう、と、なんでもやのソレちゃんと一緒に小屋を修理していくのだけれど… きゅーん!やっぱり、かわいすぎる~~!! おなじみのキャラたちもどんどん登場するし、ケロちゃんが“おかいもの”で買ったホットケーキのフライパンもバッチリ登場。最後のページには、ガラゴ!長男の目が輝く。 ケロちゃんは相変わらずめちゃめちゃお茶目で、ごはんもおやつも美味しそう。家具も道具も…

  • 【雑記】断乳と、絵本

    いつもいつも大変お久しぶりですが元気ですか! さて、私事ではございますが、次男、無事、断乳しましたーーーーーー!!!ヒュー!!ドンドン!! おっぱいは赤ちゃんにとって素晴らしい心と体の栄養であり、重要な親子のスキンシップであり、実際おっぱいあげてて幸せだな、と思う瞬間も多々あったけれど… 批判覚悟で言います、、、私、授乳、辛かった。涙 夜間に何度も起きなければならない苦痛は言わずもがな。 育休中は一日中、保育園に入ってからも朝も帰りも、泣きながらすがられ、暴れ、蹴とばされ、嚙みちぎられ、引き伸ばされ…ああ、もう、言葉に出すと面白いけど!四六時中心身共にいつも縛られていることが、やっぱり、辛かっ…

  • かいじゅうじまのなつやすみ

    『かいじゅうじまのなつやすみ』 風木 一人・作 早川 純子・絵 夏休みになり、世界中のかいじゅうたちが、かいじゅうじまに帰省してきた!かいじゅうたちは1年ぶりの再会を喜んで、みんなですもう大会をしたり、くだものがりをしたり、かいじゅうおどりをしたり…結婚するカップルもいれば、お墓参りだって忘れない。 幼馴染のガランゴン、キバーラ、バルードンの3人(匹?)も、久々の再会を喜びつつ、暴れまくって人間を困らせた武勇伝を語り合うのだけれど…。 長男の学校で、1年生の図書の貸し出しがついにスタートし、息子も早速図書室から本を借りてきました。 そして、彼が学校の図書室で初めて選んだ本が、これ! 男児らしく…

  • おじいちゃんの木

    『おじいちゃんの木』 内田麟太郎 ぶん 村上康成 え 大変ご無沙汰しております。私です。 仕事復帰して日々にまみれておりますが、何とかやってるぜ!やってるのか?やってるんだ!やってることにしよう! ヨシケイのカットミール便利ね…! いろんなことがある毎日だけれど、みなさまお元気でお過ごしでしたか? 歌いながら自転車を漕ぐ、こざるのモンちゃん。 「♪ おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんに あいに いくんだよ ♪」 (本文より) おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんなんていないよ、そんなに長生きしないよ、と、みんなは言うけれど、モンちゃんは全然気にすることもなく、きこりんきこりんと自…

  • 【雑記】ぼくのおうち

    じゃん!!! じゃーーん!! おばあちゃんがくれた、段ボールのおうち。 お人形さんのじゃない、ぼくのお家よ。 少し前のことですが、母が段ボールのお家を作る組み立てキットをプレゼントしてくれました。 組み立ては簡単、ママがズバズバガシガシと組み立てたらあっという間にできました。 あとは、クレヨンでデコレーション。 「ぼく、絵本のやつみたいにカーテンが付けたいんだよ。」と、長男。 絵本のやつ、の絵本、というのは、紛れもなく『わたしのおうち』。 bg8qp.hatenablog.jp 先日のTwinklのオススメ絵本、こっちにすれば良かったかも~!と後から思っちゃったくらい大好きな絵本。息子も大好き…

  • はるのごほうび

    『はるのごほうび』 作 内田麟太郎 絵 村上康成 私がいつも行く図書館では、〇〇県出身の作家の本、みたいなコーナーが組まれている。今回は、岐阜県。 新入学児・新入園児を抱え、なんだか春を味わいたい気分のワタシ。 岐阜県コーナーに並んだ『はるのごほうび』というタイトルが、ポーンと目に飛び込んできた。 はるです。 そらに ブタが うかんでいます。 (本文より) のどかな春の空に、ブタ、ネコ、カエル、タヌキ、クマ…いろんな動物が気持ちよさそうに浮かんでいる。こいのぼりさんが教えてくれた、空に浮かぶ方法とは…? 気付けば端午の節句ももう少し。春にぴったりの、今、読みたい1冊でした。あっという間に読める…

  • いない いない ばあ

    『いない いない ばあ』 松谷みよ子 瀬川 康男 え THE定番あかちゃん絵本『いない いない ばあ』!!! 次男と読んでいます。 「いない いない ばあ にゃあにゃが ほらほら いない いない…」 「ばあ」 (本文より) ねこさん、くまさん、ねずみさん、きつねさん、そして、のんちゃん。 お目目を隠して、いないいない…ページをめくって、ばあ!! シンプルだけれど、それが、いい。絶対笑うから、すごい! この絵本を読んでいると、「お顔」というものが、赤ちゃんにとっていかに大切なものか、分かる。 あのね!よく見ると実はけっこう怖いんだよね!ばあ、の表情ね!!笑 でも、やっぱり、ハッキリクッキリ目も口…

  • 【雑記】International Children's Book Day(国際子どもの本の日)~Twinkleで絵本を紹介しました~

    Twinkle☟ https://www.twinkl.jp/blog/twinkl-japan-introduction-blog の”みんなで作ろう、オススメ絵本リスト”に、コメントを書きました。 ************************** Twinklはイギリス北部、シェッフィールドで2010年にシートン夫妻によって設立されたデジタル教育教材を提供している会社です。 シートン婦人は教師時代、学校で使う教材をよく手作りしていましたが、同じように手作りしている教師が他にもたくさんいることを知り、『教育に携わる全ての人を助ける』という概念の元、2010年にTwinklを設立しました。…

  • 【雑記】長男のえほんカード

    お久しぶりです。育休最後の悪あがきに金髪にしました。 嘘です。エイプリルフールです。漆黒の伸ばしっぱなしスタイル。白い自然なメッシュが入る日も近い。 さて、4月1日。新しいスタートの日だった方も多いのではないでしょうか。 我が家の長男も、先日ついに幼稚園を卒園しました。 卒園式で、大きな声で返事をして堂々と歩く姿、立派に証書を受け取る姿を見て、本当に大きくなったんだなぁと実感。親バカだけど…立派だったよ、ほんと、ほんと。 全体の証書授与が始まったところで涙がこぼれ、卒園の言葉と歌では夫と共に泣いたけど、長男氏の出番の時は、頑張れ~!という気持ちで涙どころではなかったね!笑 感受性の豊かな彼は、…

  • とらっく とらっく とらっく

    『とらっく とらっく とらっく』 渡辺茂男 さく 山本忠敬 え 「絵本原画の世界」で観た絵本、第二弾~! まず、表紙を一目見て、思う。 ”この本は、作り手のこだわりの1冊に違いない…!” だって、この題字のだんだん小っちゃくなっていく感…間違いなく、こだわっている…!! 文字がだんだん小さくなっているのには、どんな理由があるんだろう。トラックがビューンと遠くに走り去っていく感じ?それともいろんな大きさの車が出てくるから?何となく?いや、まさか。本当の理由は分からないけれど、動きがあって、画にメリハリが出て、なんともやっぱりバーン、と見たときのバランスが良いように見えてくる。つい、とらっく(大声…

  • ねずみのおいしゃさま

    『ねずみのおいしゃさま』 なかがわ まさふみ さく やまわき ゆりこ え 3月ですね。仙台も日に日に春めいてきています。 目とか鼻にも春が来てますね、アレね、ムズムズゴニョゴニョ…いや、でもね、無視、無視、無視…したいんですけど、どんどん存在感増してきてるね!嫌ね!年々、症状が増してる気がします。おとなしく点鼻からはじめよう。目薬も新調しちゃったよ。 さて、原画展で観た絵本が読みたい!と思い、『ねずみのおいしゃさま』を読んでみました。 表紙には、5匹のひよこさんにお話をしている、ねずみのおいしゃさま。表紙をめくれば、なんだか5匹に手を焼いてる?ねずみのおいしゃさまの顔がなんともチャーミングです…

  • オトシブミのふむふむくん【こどものとも 2022年2月号】

    『オトシブミのふむふむくん』 おのりえん 文 秋山 あゆ子 絵 こどものとも2月号。 手紙を書くのが大好きなオトシブミのふむふむくん。 ある日、お花見大会に葉っぱの葉書を持ち込んで、満開の桜を眺めながらお手紙を書きました。 「あてさきは……てがみの すきな だれかさま。」(本文より) すると、何日かしてお返事がやってきて… お返事の主は、手紙の好きなオトシブミのふみふみちゃん。 二人の手紙のやり取りを通して、1年が巡っていく。 ああ。とっても、上質で、優しくて、楽しくて。 いい絵本だなぁ。 このお話の舞台は、虫の世界。 虫たちがお花見もするし、学校にも行くし、遊園地で遊んだりもする。 私は虫が…

  • 【雑記】絵本原画の世界2022

    お久しぶりです!2月!ぎゃぼーん!! 最近は体調を崩した余波でゴロンゴロンしています私です。絵本もそれほど読まず、読んでも記録せず、ゴロンゴロンゴロン…やっと韓国ドラマ観る元気出てきました笑 そんな低空飛行の私だけど…!!! テレビでCMやってた!!!!! 「宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界2022」!!! 宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界2022 - 宮城県美術館 観に行きたいーーーー!!!! という、それだけの投稿…! 楽しみに待ちたいと思います。無事に開催されますように。 講座や展示解説もとっても魅力的…! 仙台のコロナ事情も大変だし、乳飲み子がいるので講座の参加はどうにも難しいかもしれ…

  • おきて おきて【こどものとも0.1.2. 2022年2月号】

    『おきて おきて』 福知伸夫 さく 2022年が始まりましたね。 あっという間に日々が過ぎて…もはや1月終わる!?いえいえ、まだまだこれから…!あと半分、充実させていくぞぅ、そうだぞぅ。 みなさま、相変わらずバタンバタンしている私ですが、今年もよろしくお願いいたします。へっへっへっ… さて!「こどものとも0.1.2.」2月号です! 年末にちらっと書いた、次男のお気に入りの絵本というのが、これーーー!! ムチムチのおてて、ついにチラ見せ…というか表紙の写真を撮ろうとしたらどんどん割り込んできたの図。 どんどん反応も良くなり、絵本を見せるとちゃんと絵を見たり触ったりするようになってきた次男氏。その…

  • 今年もありがとうございました!

    気付けば年の瀬。みなさまお元気ですか。 随分と更新が途絶えてしまいましたが、私は元気です。 忙しかったり、気持ちが付いていかなかったりでなかなか綴れなかったけれど、日々の隙間では、絵本グッズに癒されたり、クリスマスの絵本を読み返したり、次男にお気に入りの本ができたりと、ぽやぽや、いや、バタンバタン、ゲロゲロ、マイペースに生きてました。ましたまさよし。 あとは、絵本だけじゃなくて、大人の紀行モノ(海外の、特に食べ物に関するもの)を読んだり、マンガを読んだり。 素敵な企画展を観に行ったり、久々に生の舞台を観に行ったり。 インプット&チャージ&トリートメントなデイズでした。 みなさんはどんな師走をお…

  • ひみつのカレーライス

    『ひみつのカレーライス』 井上荒野 作 田中清代 絵 カレーライスが大好きなフミオと、おとうさん、おかあさん。 今日も美味しいカレーを頬張っていると、 “かりっ。” と口の中から音がした。 出てきたのは、小さな鍋の形をした小さな黒い粒。 お父さんが書斎の分厚い本で調べると、それはなんと、世にも珍しいカレーの種で… これは、最後に働いていた学校で司書の先生が教えてくれた本。クラスの子たちも大好きで、私がじゃーん!と見せると、これ知ってる~!と言いながらも読んで読んで!と喜んでいました。リピーターになっちゃうよねぇ~!久しぶりに読みたくなって図書館で借りてみた!やっぱり面白かった~! このお話、い…

  • しろくまのパンツ

    『しろくまのパンツ』 tupera tupera しろくまのパンツーーー!!! 先日、ユニクロでコラボパジャマが売っていて、いいなぁと思いながらそのままスルーしたら、次に行ったときには我が子のサイズは売り切れになっちゃってました…人気っっ!かわいいもんね…!! 「どこにいったんだろう」 (本文より) パンツをなくしてしまったしろくまくん。心配したねずみさんが、一緒にしろくまくんのパンツを探してくれることになった。 おしゃれなしましまのパンツ、おかしがいっぱいの美味しそうなパンツ、花柄のかわいいパンツ… 「これ しろくまさんのパンツ?」 「ううん ちがう」 (本文より) じゃあ 誰のパンツ? そ…

  • おんぶに だっこに かたぐるま【こどものとも0.1.2. 2021年12月号】

    『おんぶに だっこに かたぐるま』 乾 栄里子 文 西村 敏雄 絵 見た瞬間に、バルバルさんの絵だ~~~!!!と、口元が緩む。 「こどものとも0.1.2.」12月号だよ~! 「おんぶに だっこに かたぐるま だれか のるこは いないかな」 (本文より) そう呼びかけるのは、大きなくまさん。 優しいお顔。大きな手。飛び込んだら気持ちよさそうなお腹。 そして実は鋭い足の爪! いろんな動物たちが、くまさんのところへやって来て、おんぶにだっこにかたぐるま。 たーくさん集まっても大丈夫、くまさんは、みーんな、みんな、包み込んでくれる。 「バルバルさん」シリーズの乾栄里子さんと西村敏雄さんがタッグを組んだ…

  • おたすけこびととあかいボタン

    『おたすけこびととあかいボタン』 なかがわちひろ 文 コヨセ・ジュンジ 絵 「そうじきの なかは さがしましたか?」 「けさは そうじを していません。 それに ゆうべは あったんです」 (本文より) 小さな小さな女の子と、人間のお母さんとの電話の風景からお話は始まる。 「さあ、しごとだ!」 (本文より) 次のページには、見開きいっぱいに黄色い工事車両や重機、そして、たくさんのこびとたちの姿が! やって来たのはおたすけこびと。こびとたちは、人間の要請を受けて家にやって来ると、クレーン車やはしご車、いろんな道具を使ってあの手この手で失くしものを探してくれる。 今回探しているのは、赤いボタン。娘さ…

  • はがぬけたらどうするの?

    『はがぬけたらどうするの?』 セルビー・ビーラー 文 ブライアン・カラス 絵 こだまともこ 訳 ついに!!!長男の歯が抜けました。 下の歯に隙間が空いてるーーー!!と思ったらだんだん下の前歯2本がグラグラしてきて、そのうちになんだかもうグラングランしてきて…ついに!預かりでおやつを食べている時に初めて歯が抜けたのだそうです!パンパカパーン! 先生がジッパー付きの袋に歯の絵を描いて大切に渡してくださいました。なんて素敵!本当にありがとうございます。 さて、抜けた歯はどうするのか…! 彼はディズニープラスで観たパグパグアドベンチャー(アニメ)で仕入れた情報により、抜けた歯を枕元に置いておくと、妖精…

  • きたかぜさま【こどものとも 2021年12月号】

    『きたかぜさま』 星野なおこ 文 羽尻利門 絵 こどものとも12月号!年の瀬もすぐそこなのね…! 表紙には、“たかたかすぎ”と呼ばれる大きな杉の御神木。 それを見上げる少年二人、「しょうた」と「ごろう」。 二人の住む村では、毎年12月1日に「きたかぜさま」のお祭りが行われ、来年1年生になる二人は、うちわを扇ぎながら村巡りの列の先頭を歩く大役を担う。 村の人々は、 「きたかぜさまじゃ、ありがたや。もっと もっと かぜ ふかせておくれ」 「うちの わるいもの みんな はらっとくれな」 (本文より) とありがたがって村で取れた作物やお菓子をくれたり、みんなで集会所に集まってごちそうを囲んだり。 「き…

  • 英語でもよめる 月ようびはなにたべる?

    『英語でもよめる 月ようびはなにたべる?』 エリック・カール え もりひさし やく 私が読みたくて手に取ると、 「あーー!これ、にほ先生が読んでくれたやつだーー!!」 と、長男が嬉しそうに開いていた1冊。 “みほ”先生だと思うけどねっ!まだまだ可愛いねっ! 「きょうは 月ようび! 月ようびに なに たべる? 月ようびは さやいんげん おなかの すいた こ みんな おいで」 (本文より) 原作は、アメリカのわらべ歌。そこは、流石のエリック・カール様!月曜日、火曜日、水曜日…いろんな動物たちを登場させ、美味しい&楽しい1冊に仕上げている。1日、また1日、と美味しいものが増えていく様子は、なんだか『…

  • あなのはなし

    『あなのはなし』 ミラン・マラリーク さく 間崎 ルリ子 やく 二見 正直 え・あな 長男がジャケ借り。 『あなのはなし』…確かに、惹かれるタイトル。 作者、訳者、お、原作は外国の方か。絵は、二見正直さん。 …ん? “え・あな” …あな? “はじめはくつしたにあいただけだった、 ちいさな「あな」。 しかし、だれもその「あな」を つくろってくれなかったので、 とうとう旅に出ることに決めたのです。”(そで より) なんと、主人公は、穴。 穴ったら、穴、なのだ。本当に。 穴のところは、絵じゃなくて、本当に、ページに穴が空いている。 穴から手と足生えてるし。斬・新! 長男、穴の絵にイチイチ爆笑。わかる…

  • さんかくならんで【こどものとも0.1.2. 2021年11月号】

    『さんかくならんで』 中辻悦子 さく 表紙には、いろんな色の三角がいっぱい。 この絵を見た瞬間に「この中に三角形はいくつあるでしょう」と問題を出されそうな気がして心の中で腕まくりをする。 が、もちろんそんなクイズは出てきません。 赤ちゃん絵本ですからーーーー!!!(ふと波田陽区を思い出す。なつかしいな~。) さて!「こどものとも0.1.2.」11月号だよー! ページを開くと、さんかく。 また開くと、さんかく、さんかく、さんかく。 いろんな色のさんかくが、お顔になったり、集まったり、散らばったり…。 白い背景に映えるカラフルな三角形たち。 心地良いリズムの言葉たち。 シンプルで、何度でも繰り返し…

  • おすしのずかん

    『おすしのずかん』 作 大森裕子 監修 藤原昌高(ぼうずコンニャク) お寿司の図鑑!!! 寿司好きのワタシ、つい、手に取る…! ”お寿司の図鑑”、というくらいだから、お寿司の種類がいろいろ載ってるんだろうな~、一緒に眺めたら楽しいよな~~、と思って開いてみると… 「へい、いらっしゃい! ぺんぎんずしへ ようこそ。」(本文より) かわいいペンギンたちに出迎えられて、お話は始まる。 最初は、“あかいおすし” まぐろあかみ、まぐろおおとろ、まぐろゆっけ、さーもん、かじき、かつお…赤いネタが並ぶ。 「おすしには いろいろな しゅるいが ございます。 ごちゅうもんは なににしますか?」(本文より) ふむ…

  • ゴリラ【こどものとも 2021年11月号】

    『ゴリラ』 小風さち 文 阿部知暁 絵 よくネットで本を買う夫。 自分のだと思って袋を開けたら、『ゴリラ』だったそうです。 こどものとも11月号だよ~! 『ゴリラ』!!!!! なんて単刀直入。なんて端的。 ゴリラのお話です。 「わたしは ゴリラ きみは にんげんだね? もそっと ちかくにおいで。 わたしと はなしをしよう。」 (本文より) …いいねーーー!!最初の1ページで、心を掴まれる。 ゴリラの生態。ゴリラの暮らし。ゴリラがゆったりと、語りかけて、教えてくれる。読む声が自然と低く、ゆっくりになる。 文は小風さちさん。わにわにー!! bg8qp.hatenablog.jp 絵を描いている阿部…

  • きのこのこ【こどものとも0.1.2. 2021年10月号】

    『きのこのこ』 得田之久 文 ザ・キャビンカンパニー 絵 ちょっと前ですが、次男の教育費のために積み立て投信を始めました。 某ファンドでは、当時口座開設キャンペーンをしていて、いくつか選択肢のあるなか、赤ちゃん向け絵本の「こどものとも0.1.2.」の半年間購読、という特典があったので、迷わずこちらをセレクト。 10月号から届いたよ!ふぉぉ~!バタバタしてて忘れてたよ~~!棚から牡丹餅。秋だからおはぎかな。 募金とかもあったりして、特典のセンスがいいなぁと思いました。素敵。 さて!記念すべき、初めて届いた10月号は『きのこのこ』――――!! 「とっとこ とことこ きのこのこ どこ いくの?」 (…

  • いなりまちゆき きつねでんしゃ【こどものとも2021年10月号】

    『いなりまちゆき きつねでんしゃ』 鍋田敬子 作 こどものとも10月号。 一人で電車に乗って上ノ村のおじいちゃんのところに遊びに行くことになった“こうすけ”。4番線の電車にぎりぎり駆け込んで揺られていると、目の前には、だんだん見慣れない景色が…。なんと、それは、きつねが住む「いなりまち」行きの電車だったのです…! このお話は、作者の鍋田敬子さんの幼き日の思い出がモチーフになっている。 鍋田さんは子どもの頃、ご実家のうどん屋さんが忙しいときに、高松市の瓦町からバスに乗って上ノ村のおじいさんおばあさんのお家へ1人で行くことがあったのだそう。その時の経験や、旅行で訪れた道後温泉のライトアップ、金比羅…

  • しましまぐるぐる

    『しましまぐるぐる』 え・かしわらあきお 次男、絵本デビュー!!! 2ヶ月過ぎまで、寝てる時と飲んでる時と抱っこしている時以外、永遠のグズグズだった次男。2ヶ月過ぎた途端に少し置かせてくれるようになり、だんだん若干の意志疎通ができるようになり(本当かよ)…初めて絵本を試してみたのも2ヶ月の頃だった。 お試しで送られてきたベネッセの絵本(抜粋)を読んでみたら…おおお、見てる!!! すげー、と思いながら、月日は流れ… お盆休みに家の掃除を頑張っていた時に、長男が赤ちゃんの時にいただいて、よく読んでいた『しましまぐるぐる』を発掘!(ちゃんと整理しておきましょう!かはっ) 晴れて、3ヶ月にして正式に絵…

  • ふしぎなナイフ

    『ふしぎなナイフ』 中村牧江/林 健造 さく 福田隆義 え 種も仕掛けもありません。 ここにあるのは、1本の不思議なナイフ。 「ふしぎなナイフが まがる ねじれる おれる… 」(本文より) 何の変哲もなさそうなシルバーのナイフが、あんなこんなそんな驚きの七変化をしていく…。 …なつかしーー!!! これ、子どもの頃、何度も読んだ記憶がある。家にあったんだっけかなぁ? 私、このナイフ、初めて見たとき、写真だと思ったのよね。 だって、この表紙、大人になった今見たって、柄の部分の輝きとか、まさに蛍光灯の下に置いた本物のナイフのようじゃない!? だから、ナイフがあんなことやこんなことになっちゃう驚きと、…

  • もしものくに

    『もしものくに』 馬場のぼる 図書館の新刊コーナーにて、発見! 『11ぴきのねこ』の馬場のぼるさんだっ!! もしも はねが あったら…… もしも こびとに なったら…… きみなら どうする?(本文より) 君に、もしも羽があったなら…天使になる?空でカラスを捕まえる?上から煙突を覗いちゃう? 12人のこどもたちが思い思いに「もしも」の世界に想像を膨らませていく。 我が長男は、パンがふってきたら、のシーンが面白かったそうです。 ”新刊”なのに、無性に懐かしい雰囲気だよなぁと思ったら、これは、1966年から約2年間発行された月刊絵本『ロンパールームのほん』(野村トーイ発行・こぐま社編集)に馬場のぼる…

  • わくわく発見!世界の民族衣装

    『わくわく発見!世界の民族衣装』 竹永絵里 画 先日のオリンピックの開会式で、上半身が裸の民族衣装で入場した選手を見た長男が一言。 「なんで裸なのぉ~~!!」 …おぉ、そうか。息子からしたら、上半身に服を着ないで歩いている人がいる、というのは不思議な光景なのかも。 そんな中、お盆休みの夫にくっついて別の図書館に行ったら、この本を発見!上の一件を思い出し、あぁ、これはいいかもしれないなぁと、手に取ったのでした。 この本には、アジア・オセアニア、ヨーロッパ、中東・アフリカ、アメリカから、45か国の民族衣装が紹介されている。 一緒に開くと、息子は知っている国旗を指差して楽しみながら、おぉ~、だの、か…

  • ネコヅメのよる

    『ネコヅメのよる』 町田尚子 ベロリと舌を出して、こちらを鋭く睨む三毛猫。 「おや?」 「あれ?」 「もしかして……」 「そろそろかもしれない」(本文より) 何かを感じ取った猫たちが、あっちからも、こっちからも、町中から集まってくる。 そうして夜空に現れた、猫たちが待ちに待っていたものとは… 主人公の猫ちゃんは、作者の町田尚子さんの愛猫「白木(しらき)」なのだそう。 ふくふく柔らかそうな丸い体も、ユニークなポージングも、ふてぶてしい表情も、鋭い眼光も、全てがとっても愛しい。集まってきた猫たちも一匹一匹が美しく、個性があって、町田さんの猫への深い愛がひしひしと伝わってくる。 「あれ」が出てくるシ…

  • バムとケロのさむいあさ

    『バムとケロのさむいあさ』 島田 ゆか ついに見つけたっ!!!!さむいあさ!! バムケロシリーズはほぼ全て読んだけれど、『バムとケロのさむいあさ』だけは読んだことがなかった私と長男氏。(”もりのこや”は、またいつか綴るね!)bg8qp.hatenablog.jp 前述のとおり息子はバムケロが大好きなので、読んでみたいなぁと思っていたのだが、我らが家族がよく行く図書館には、なぜか”さむいあさ”だけが置かれていない。予約が連続しているのか、すぐに借りられてしまうのか、とにかく本棚に並んでいることがなかった。 今年のお正月にじいじが本を買ってくれる、と言った時、『バムとケロのさむいあさ』がいいんじゃ…

  • なぞなぞあそび これなーんだ?【こどものとも2021年9月号】

    『なぞなぞあそび これなーんだ?』 えのもとえつこ さく さとうあや え こどものとも9月号、届いたよーー! なぞなぞ、好きですか? 私は、だいすき! まあ、大人だから、今、前のめってなぞなぞをすることは無いけれど、子どもの頃は学校で先生が出してくれるなぞなぞが好きだったし、キーホルダーが付いてる小さい冊子(お土産屋さんとかにあったやつ。なつかし~!)のなぞなぞの本を何度も何度も読んだし、お菓子のパッケージにちょっと書いてあるなぞなぞとか、本のページの端っこに書いてあるオマケのなぞなぞとか見つけるとルンルンしたものです。 ”みかづき おつきさま かわを むいて かわを むいて ぱくり むしゃむ…

  • なつみはなんにでもなれる

    『なつみはなんにでもなれる』 ヨシタケシンスケ また、ヨシタケさん! 表紙にはタオルケット(かもしれないもの)のマントを被った精悍な顔つきの女の子!なつみ! 表紙の裏には、お母さんにドライヤーで髪を乾かされているなつみが。お風呂に入って、パジャマに着替えて、きっと、そろそろ、寝る時間。 そんな時、「なつみがなにかのマネをして、それをおかあさんがあてるゲーム」をしよう、と母に持ち掛ける、なつみ。 全身を使い、あんなものやこんなものに変身する、なつみ。 時には小道具を伴って、次々姿を変えていく、なつみ。 ポット、洗濯ばさみ、おにぎり…なつみは、なんにでもなれるのだ…!!! いやー、かわいい。 そし…

  • ぼうしとったら

    『ぼうしとったら』 さく tupera tupera またtupera tuperaさん! ぼうしを被った、あんな人、こんな人。 ぼうしを取ったら、その下は…あんなことや、こんなことになっていた!!! これは、何とも楽しい、しかけ絵本。 まさか!の展開にゲラゲラ、ウフフ、笑えるぜ。 そして、やっぱりコラージュがかわいい~!美しい! tupera tuperaさん、『ぼうし とったら』の巻末のプロフィールを見たら、Eテレの「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションを担当している、と書かれていた。そうだ~!ノージーもこんな雰囲気! エリックカールもそうだけど…私は、コラージュが好きなのかも~…

  • へび のみこんだ なに のみこんだ?

    『へび のみこんだ なに のみこんだ?』 さく tupera tupera 近所の公民館に、週に1回だけ開く小さな図書室があります。 蔵書は少ないけれど、その分、選びやすい。 育休に入って平日に動くことができるようになったので、久しぶりに覗いてみました。 図書室には、私と、ベイビーと、ボランティアのおば様だけ。他の方との接触を気にせず、静かに本を選ぶことができました。 公共施設や公共のサービス、イベントって、とっても良いものもたくさんあると思うのだけれど、平日の昼間が中心となると(公務員の勤務時間のことを考えれば当然ね)、いわゆる土日休みの現役世代にはなかなか参加しづらい。一億総活躍社会、とか…

  • 【雑記】LOVE♡絵本コラボグッズ!

    先日、今6ヶ月になる赤ちゃんがいる大学の後輩から、我が家のベイビーへのギフトやお下がりをいただきまして、何かお返ししたいなぁ~と思っていたら! かわいい靴下発見!! 息子がベイビーだった頃によく読んでいた『がたん ごとん がたん ごとん』の靴下ぁぁ~~!!きゅーん!! せっかくなので、絵本と一緒にプレゼントすることにしました。 早速パパ(こちらも後輩)が読み聞かせして一緒に読んでくれたらしい。嬉しい! 他にも、いろんな絵本とコラボレーションした靴下があって、うちの息子たちにも、ついつい買っちゃいました。 『ねずみくんのチョッキ』とすごく悩んだんだけど…ポップなデザインが可愛すぎて、『きんぎょが…

  • もうぬげない

    『もうぬげない』 ヨシタケシンスケ “ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって、 もう どのくらい たったのかしら。”(本文より) お洋服が頭と肩に引っかかったまま、ポヨンと丸いお腹を丸出しにしている少年。 お母さんがお風呂に入ろうって、急いで脱がそうとするもんだから、洋服がひっかかって、脱げなくなっちゃった。いろいろやってみたけれど、ちっとも脱げないみたい…このままずっと脱げなかったらどうしよう……! 作者は、ヨシタケシンスケさん。言わずと知れた今をときめく絵本作家さん。小学生も大好き! 『もうぬげない』は、第9回のMOEの絵本屋さん大賞で、栄光の第1位を受賞した作品。 ベイビーの出産祝い…

  • そらいろのたね

    『そらいろのたね』 なかがわりえこ と おおむらゆりこ 絵を見て、「これ読んで!ぐりとぐらの人でしょう?」と、息子。 題字を読み、「なかがわりえことおおむらゆりこ」と作者を読めば、「やっぱり!!」と、ニヤリ。 ぐりとぐらは、彼の心の中にしっかりと染み込んでいるんだなぁ。 国語でも暗唱をしたりするけれど、何度も触れる言葉のリズムというのは、やはり音楽のメロディーと同じように、頭の、体の、どこかに、間違いなく深く刻まれていくのだろう。多読も楽しいけれど、やっぱり、繰り返し読むお気に入りの本、というのは、すごく大切な宝物なのだと思う。 bg8qp.hatenablog.jp さて!そらいろのたね! …

  • おやつどろぼう【こどものとも2021年8月号】

    『おやつどろぼう』 阿部 結 作 こどものとも8月号です。8月生まれだから、やっぱりなんか8月、って嬉しい! オバサンになったって、日常に誕生日が埋もれていく暮らしになったって、誕生日が来るっていうのは、やっぱりなんだか特別な気持ちになるものです。 表紙には、上等なバースデーケーキを切り分けたようなふっくらツヤツヤのいちごショートケーキ。 子どもたちが寝静まった夜、トイレに起きたアカーキーは、お母さんが一人でこっそりおやつパーティーをしているところを目撃してしまう。お母さんにベッドに追い返されても、美味しそうないちごのショートケーキが頭から離れないアカーキー。こっそり起き出して冷蔵庫の中を覗い…

  • うごきえほん【こどものとも2021年7月号】

    『うごきえほん』 こんどう りょうへい さく かきのきはら まさひろ こうせい やまもと なおあき しゃしん 「こどものとも」7月号。 7月になっちゃった! ページをめくると、躍動感あふれるオジサンたちの写真が、これでもか!これでもか!とこちらに語り掛け…いや、叫び掛けてくる。 そのオジサンたちは、ダンス・カンパニー、コンドルズ。知っている人も多いと思うが、私も正直久々にそのお名前を聞いたのでググってウィキってみた。 ”コンドルズ(CONDORS)は、日本のコンテンポラリー・ダンスカンパニー。男性のみ学ラン姿でダンス・映像・コントなどを展開。国内ではダンスカンパニーとしては異例の渋谷公会堂で公…

  • あめのひの ぼうけん【こどものとも2021年6月号】

    『あめのひの ぼうけん』 森 洋子 作 もう6月も終わってしまうけれど「こどものとも」6月号です。 セピア色の表紙に、女の子の赤いお洋服が映える。 舞台は、昔からあるような木造平屋のお家。主人公は、あっちゃん。時々顔を出す、ねこのミー。 雨が続いて外遊びができないあっちゃんは、積み木にも折り紙にも飽きてしまって、ふと呟く。 「ああ、つまらない。どこかに いきたいなあ」(本文より) あっちゃんは椅子、座布団、目覚まし時計、扇風機、傘、お鍋、お玉…いろんなものを集めてきてヘリコプターを作り始める。 お鍋はヘルメットに、目覚まし時計はヘリコプターのメーターに。ハンガーの操縦桿とお玉のレバーを操れば、…

  • せかいいちのいちご

    『せかいいちのいちご』 作 林木林 絵 庄野ナホコ 香さんセレクション3冊目! 表紙には、いちごを愛おしく眺める白くま。 パステルピンクの背景が、とってもきれい。 ある日、白くまの元に 「いちご おとどけ いたします」 という手紙が届く。 かつて一度だけ見た、人間の子どもがはしゃぎながら美味しそうに食べていた、“いちご”。 夕焼けよりも赤い実がつやつや輝いていた、“いちご”。 それはそれは楽しみにいちごを待っていると、ついに、リボンのかけられた美しい箱の中に、いちごが一粒入って白くまの元に届く。白くまはいちごの香りに浮足立ち、うっとりと見つめ、夢見心地でいちごを愛でた。 次の年には2粒、その次…

  • ねつでやすんでいるキミへ

    『ねつでやすんでいるキミへ』 しりあがり寿 こちらも、香さんに貸していただいた1冊。 これは、実は前に香さんに読んでもらったことのある本なのです。 長男の育休中、職場復帰の少し前のことだったと思う。児童館で香さんが大人のための読み聞かせをするとのこと。しかも、なんと有り難いことに、子どもたちはスタッフの方が見ていてくださって、集まった大人たちは香さんの読み聞かせにゆっくりと耳を傾けることができる…! 久々にしばし息子を手放して、ただ、目の前のお話に没頭する…嬉しくも悲しくも息子とベッタリでひと時も離れられない毎日を過ごしていた私には、それはそれは、貴重な時間だった。 『ねつでやすんでいるキミへ…

  • いつか、きっと

    『いつか、きっと』 ティエリ・ルナン 文 オリヴィエ・タレック 絵 平岡 敦 訳 次男が産まれる少し前のこと。 「大人のための絵本よみやさん」の香さんが、再びお友だち限定で絵本の貸し出しをしているとのこと。 お願いしようかなぁ、でも、もしかしたらそろそろ産まれるかなぁ…と尻込みしていたら、なんと香さんから別件でお手紙が!封筒の中には、香さんの地元の安産祈願のお守りも…。 今思えば出産が近づいていたからなのか、心身ともに調子が落ち込んでいたのだけれど、お手紙を読んだら、もう、嬉しくて、嬉しくて…とにかくお願いしちゃおう!!と、お返事と同時に貸し出しをお願いし、香さんセレクトの3冊の絵本が、我が家…

  • おへそのひみつ

    『おへそのひみつ』 やぎゅうげんいちろう・さく おへそのひみつ! ピカピカごろごろ…かみなりさんがおへそを取りにやって来た! かみなりがおへそを取るって本当? 君たちのおなかにも、ちゃんとおへそは、ある? そもそもおへそって、何なのだろう…? この本には、お母さんと赤ちゃんをつなぐおへそのひみつが、元気いっぱいの子どもたちの声とともに、ユーモラスに描かれている。小学校2年生の生活科で自分の成長を振り返る学習をした時に紹介した本のうちの1冊。 私も子どもの頃読んだ気がするなぁ~と思っていたけれど、発行年を見たら、かがくのともに登場したのが1998年。その時点で私は小学校高学年。傑作集で出版された…

  • 【祝】生まれました!

    更新滞ってますが、じ、実は、、、 その間に第二子、産まれてました!! 早すぎーーー!!!!! 予定日は5月半ば過ぎ。早産にならないギリギリのラインを時間単位で攻めてきた次男氏。すごすぎるやろーー 退院し、家族で一緒にいられる時間の大切さを、今、じゅわじゅわに噛みしめております。 諸々、絵本とともに改めて更新していきたいと思います。 取り急ぎ、ご報告まで〜! 無事に産まれて本当によかった! おめでとう。ありがとう。

  • 【雑記】子ども読書の日2021

    本日、4月23日は「子ども読書の日」でした~! キッズたち、昔キッズだった貴方も、読書、楽しみましたか~~?? 「子ども読書の日」とは??…ぜひこちらの記事を読んでから、だうぞっっ! bg8qp.hatenablog.jp 今日から5月12日までの約3週間は「こどもの読書週間」。 去年はブログ書き始めたばっかりで、燃え上がって毎日記事書いたりしてたけど、今年は息子と読書を楽しみつつ、自分を追い込まずにのんべんだらりと楽しく過ごそうと思う。へへ~。 1年間読み聞かせとその記録をしてきて、何か変わったことがあったかなぁと思い返してみる。 うーむ、息子が自分でも絵本を読むことが増えてきたかも! まだ…

  • ぼくのばしょなのに

    『ぼくのばしょなのに』 刀根里衣 私の素敵なお友達、大人のための絵本よみやさんをしている香さん bg8qp.hatenablog.jp が、もうすぐお兄ちゃんになる息子のために読んであげて、とおすすめしてくださった1冊。 ペンギンのククーは、パパとママのお腹の下が大好き。パパがお魚を取りに行く時は、ママの下。ママがお魚を取りに行く時は、パパの下。 「ここは ぼくだけの たいせつなばしょ」(本文より) ところが、ある日、新しいたまごが生まれて、ぼくの場所が取られちゃった。 毛布にくるまっていじけたククーはまんまるたまごになって閉じこもってしまうのだけれど… …この本は、なんだか、もう、ギューって…

  • ベンのトランペット

    『ベンのトランペット』 R.イザドラ 作/絵 谷川俊太郎 訳 かっこいい表紙!! グレー地に銀と黒。人のフォルムが、構図が、めちゃくちゃかっこいい。 表紙を開くとギザギザの波。これはきっと、トランペットの音。 そして、なんじゃこりゃ…中の絵は、もっと、もっと、とてつもなく、かっこよかった…!!!! 夜、非常階段に座って向かいのジグザグ・ジャズ・クラブから聴こえてくる音楽に耳を澄ます少年ベンは、トランペットを吹いている。…と言っても、貧しくて本物のトランペットが買ってもらえないベンの手の中は空っぽ。それでも彼は、いつも音楽の中に心身を浸してトランペット「吹き続ける」のだけれど… あぁ、何を使って…

  • ふくろうくん

    『ふくろうくん』 アーノルド ローベル 作 三木 卓 訳 がまくんとかえるくんを楽しんでくれた息子。 bg8qp.hatenablog.jp 別のアーノルド・ローベル&三木卓作品も読んでみよう~!ということで、前に拝見したインタビューでもオススメされていた『ふくろうくん』を読んでみました。 絵本ナビのインタビューはこちら☟ www.ehonnavi.net 『ふくろうくん』に収録されているお話は全部で5編。 そのどれも、登場人物は、まさかの、ふくろうくん、オンリー! それなのに…すんごく笑える。笑 もうね、読めば読むほど、ふくろうくんという人は、情けなくて、かわいそうで、破滅的で、愛しい。読み…

  • ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ

    『ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ』 マーガレット・ワイズ・ブラウン/ 坪井郁美 ぶん 林明子 え まだ丸みの残るあどけない4頭身。それでいて精悍な眼差しでまっすぐこちらを見つめる男の子。 まくり上げたズボンの下は裸足。両手に靴を片っぽずつ、右手には野で摘んだ花も携えている。 なんて掴まれる表紙絵だろう。小さな体から放たれている、覚悟のようなもの。ちびっこボーイよ、かっこいいぞ。つい、手が伸びる。 この絵本は、マーガレット・ワイズ・ブラウン作 ”Willie’s Adventures” に収められた3編の短いお話の中の ”Willie’s Walk” をもとに創られたのだそうです。原作では、ウ…

  • 万次郎さんとたぬきのこ【こどものとも2021年5月号】

    『万次郎さんとたぬきのこ』 ぶん・本田いづみ え・北村 人 「こどものとも」5月号が届きました! 今月は横長だった!こっち向きもイイネ! 主人公の万次郎さんは、毎日早起きをして、種まきに水やり、草つみにたけのこほり…朝から晩まで働いている。 ある日、万次郎さんは草団子を作り、仕事の後に食べることにして出かけると、3匹の子だぬきたちに出会う。お昼寝から目覚め、お腹が空いたと泣き出してしまう子だぬきたち…万次郎さんは自分のお昼ご飯のおにぎりを差し出し、それでも足りないと騒ぐ子だぬきに、ふかし芋、大根汁をこさえてやり、とうとう草団子まで食べられてしまうのですが… あぁ…万次郎さんって、素敵。好き。い…

  • みんなあかちゃんだった

    『みんなあかちゃんだった』 鈴木まもる・作 赤ちゃんの誕生を楽しみにしている息子。 「ぼくがだっこしてあげるんだ!」 「ぼくのおもちゃ貸してあげるよ!」 「これが赤ちゃんのベッドだよ!」(←段ボール。) どうやら、楽しい妄想がどんどん膨らんでいるらしい。 可愛いなぁ、愛おしいなぁ、と、思う。と同時に、彼にとって、赤ちゃんって、本当に未知の存在なんだろうなぁ、と思う。 私があなたを産んだときだって、全てが未知の世界だったのだから、たった5歳のあなたにとって、赤ちゃんっていうのは、本当にわけのわからない、新生物なんだろう。 赤ちゃんがどんなものか、伝えられるような絵本は無いかなぁ…と思っていたら、…

  • きんのたまごのほん

    『きんのたまごのほん』 さく マーガレット・ワイズ・ブラウン やく わたなべ しげお え レナード・ワイスガード 先週の日曜日は、イースターでしたね。 イースターは、イエス・キリストの復活を祝うお祭りで、春分の日以降、最初の満月から数えて最初の日曜日、に行うらしい。それが、今年2021年は4月4日だったのだそう。 日本ではあまり馴染みのない文化ではあるけれど、息子の大好きなおさるのジョージでたまご探しをするお話が放送されていたり、私の大好きなEテレのグレーテルのかまどでイースターのお菓子が取り上げられていたり、お店屋さんにもイースターの飾りやお菓子が売っていたりと、イベントとしては何となく、年…

  • バルバルさんとおさるさん【こどものとも2021年4月号】

    『バルバルさんとおさるさん』 乾 栄里子 文 西村 敏雄 絵 「こどものとも」4月号です! バルバルさんシリーズ! まちのはずれにある、青いやねの小さな床屋さん「とこやバルバル」。 バルバルさんのお店には、人間のお客さんだけでなく、ときどき動物のお客さんもやってくる。 ある朝、バルバルさんが開店準備をしていると、おさるさんがやって来る。 お客さんだと思っていたら、いつの間にかエプロンをして、バルバルさんの仕事を手伝い始めるおさるさん。あまりに熱心なので、明日からも来てもらうことに。 さて、おさるさんがバルバルさんの床屋へやってきた理由とは…? 『バルバルさん』(福音館書店 2008年)は、前に…

  • よるのさかなやさん

    『よるのさかなやさん』 穂高順也・文 山口マオ・絵 ページを開けば、タイ・タコ・カニ・イカ・サンマ・ホタテ・ウニ… 「ここの さかなは、 いつも ピチピチ しんせんで まるで いきているみたい」(本文より) と、大評判の魚屋さん。 ところが、夜になって店じまいをすると…なんと、魚たちは”死んだふり”をやめて、ひょっこりひょこひょこ店を飛び出し、のびのび自由に遊び始めるのです…! お魚好きの息子。行きつけのスーパーの魚コーナーではいつも魚を覗いていく。 そういえば、少し前までは大きな声で「すごぉ~い!」とか「おっきいねぇ!!!」とか、ちょっと恥ずかしくなるようなオーバーリアクションで感動を表現し…

  • ふたりはともだち

    『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 教員時代に使用していた東京書籍の2年生の国語の教科書に、『お手紙』という教材文があった。子ども時代に勉強したなぁ、とか、お子さんの教科書に載ってるなぁ、とか、ご存知の方もたくさんいらっしゃるかもしれない。 登場するのは、緑色のかえるくんと、茶色いがまがえるのがまくん。ある日かえるくんががまくんの家にやって来ると、がまくんは悲しそうに玄関の前に座り、郵便受けに手紙が来るのを待っていた。なぜ手紙を待つことがそんなに悲しいのかというと…実はがまくん、一度も、誰からも、お手紙をもらったことが無かったのだ。それを聞いたかえるくんは、がまくんに…

  • かくしたのだあれ

    『かくしたのだあれ』 五味太郎さく 表紙には、わに、かに、にわとり、かまきり、あとは…これ、たぬき?レッサーパンダ?? 裏表紙には、きりん、さめ、かめ、くちばしの長い鳥。 1977年に発行されたこの絵本、奥付を見るとサブタイトルに≪どうぶつあれあれえほん≫と、ある。 あれあれ、というのは、どの辺が「あれあれ」なのだろうか。「あれあれ、何かおかしいぞ」のあれあれなのか。そもそもどうぶつあれあれえほん、というシリーズがあるのか。はたまたこの本そのものがどうぶつあれあれえほん、なのか… それにしては表紙における“どうぶつあれあれえほん”の表記があまりにもひっそりと、消極的なんだよなあ。 それでも、絵…

  • なぞなぞ【こどものとも2021年3月号】

    『なぞなぞ』 安野光雅 さく/え 「こどものとも という月刊誌が福音館書店から出ているようなんだけど〇〇くん(息子)に一年間プレゼントしようかな」 前に切手をくれた大好きな叔母 bg8qp.hatenablog.jp からの、嬉しすぎるひとこと! 我が家に「こどものとも」が、3月号から届くことになりました~!!わーーい!!ありがとう!!!!! 子どもの頃、幼稚園を通して母が注文してくれていた記憶があって、ブログを書くようになってからも、いいな、いいな、と思いながら、なんだかんだ購読しないまま過ごしてきてしまった「こどものとも」!!なんて最高のプレゼントでしょう…!〇〇ちゃん(叔母)、本当にあり…

  • なっとうぼうや

    『なっとうぼうや』 わたなべ あや ごめんやさ~い! bg8qp.hatenablog.jp の、わたなべあやさん。 お野菜たちもとってもかわいかったけれど、こっちは納豆かぁ~!と思うと、ニヤニヤしてしまう。 なんてったって、私は納豆が大好き。早い、安い、美味い。たんぱく質。最高。 息子も離乳食の頃から大好き。超きざみっていうのがそのまま使えて超便利だった! 最近では、Eテレのすイエんサーでやってた裏技(熱い汁ものに箸をつけると、納豆のネバネバ糸が切れやすい)を試しながら、昨日だって思いっきり髪の毛に納豆の糸をまとわせて納豆ご飯をかき込んでいた。 ちなみにめかぶもとろろもオクラもとにかくネバネ…

  • ぼくのトイレ

    『ぼくのトイレ』 鈴木のりたけ 出たぁ~~~!!!!『ぼくの』シリーーーズ!!! bg8qp.hatenablog.jp bg8qp.hatenablog.jp しかも、トイレ。笑 お子様って、お下品なのが好きよね。 女の子も、意外と好きよね。 お利口なちょっとお堅い女子とかが、結構、案外、好きだったりするよね。ウケるね。 いや、トイレ自体は全ての生き物たちの暮らしの必需品でありお下品でも何でもないんですけどっっっ でも、トイレ、なぜか、笑える。 もちろん息子はゲラゲラ笑いながら、楽しく本を手に取ってくれました。 いつものように、ふにゃふにゃトイレに、たかいトイレ、ルーレットイレ…楽しい妄想を…

  • たこやきようちえん

    『たこやきようちえん』 さいとう しのぶ 幼稚園が大好きな我が息子。“ようちえん”の文字に目を輝かせ、オマケにたこやきもモチロン大好き。というわけで「これ読みた~い!!」という彼のリクエストにて手に取ってみました。 表紙には、“たこやき”と書かれたちょうちん、ジュージュー鉄板で焼けている美味しそうなたこやき、そして、ハの字眉の優しそうなたこやき屋のおじさんと、かわいい6人(個?)のたこやきボーイズ&ガールズたち。 ニコニコ笑顔でたこやき屋さんの前を通る幼稚園の子どもたちの姿を見て、ちっちゃな6人のたこやきたちは歌い出す。 ♪いいなあ、いいなあ、ようちえんに いきたいなあ!(本文より) 「じゃあ…

  • うちにかえったガラゴ

    『うちにかえったガラゴ』 島田 ゆか 旅するかばんの屋のガラゴ。 bg8qp.hatenablog.jp そんなガラゴの、オフシーズンの、お話。 寒いのが苦手なガラゴが旅をするのは、暖かい季節だけ。 冷たい北風が吹いてくると、家に帰って、ぬくぬくと寒い冬をやり過ごす。 今年も寒い冬がやって来て、ガラゴは山を越え川を渡ってお家に到着。旅の疲れを癒してくれるあったか~いお風呂に入ろうとするのだけれど、どんどんお客さんがやってきて… いや~ん!やっぱりキュンキュン♡ ガラゴのお家の素敵なこと~!かわいくて楽しいインテリアにニヤニヤしてしまう。 しかも、さすがガラゴ。お風呂まで、かばん型。いろんなお風…

  • ナガナガくん

    『ナガナガくん』 シド・ホフ 作・絵/小船谷佐知子 訳 ナガナガくんは、犬。 ナガナガくんは、長い。 何が長いのかといえば… 胴がとてつもなくながーーーーーーい犬だったのです…! ダックスフントといえば胴長の犬種だけれど、ナガナガは、そんじょそこらのダックスフントとは違う。 あんまり長くて自分のしっぽは見えないし、角を曲がるときはおしりがついてきているかどうか分からない。犬小屋からはいつもはみ出しちゃうし、他の犬たちからは「ソーセージみたい」と笑われる。 でも、ナガナガは全然気にしない。体が長ければたくさんの子どもたちと遊べるし、飼い主のおばさんはナガナガをとても可愛がってくれるのだから。 と…

  • ももたろう

    今週のお題「鬼」 『ももたろう』 馬場のぼる 節分です! 立春・立夏・立秋・立冬の、それぞれの前の日が節分。本当は節分は年に4回あるけれど、豆まきをする立春の前の節分だけが今は有名になっているんだね~、という話を、去年ググって子どもたちにしたなぁ。その時は豆まきの絵本を読んだなぁ~。1年前かぁ~。遠いような、あっという間だったような。 豆まきするのは2月3日、というイメージだったけれど、今年は暦の関係で124年ぶりに立春の日が1日前倒しとなり、2月2日が節分になったのだそうです。スペシャルイヤー! さあ、世には鬼滅旋風が巻き起こっているけれど、仕事でも鬼滅のお面作って豆まき(という名のボール投…

  • ばばばあちゃんのおもちつき

    『ばばばあちゃんのおもちつき』 さとう わきこ・作 佐々木 志乃・協力 暑い夏に『ばばばあちゃんのアイス・パーティー』を読んだら、 bg8qp.hatenablog.jp 寒~い冬は、お餅パーティー!!! あっという間に1月も終わり。 今年は喪中ということもあって、飽きるほどお餅を食べる、ということはなかったけれど、やはり冬になるとお餅が食べたくなるものです。 …お餅ってさ、時間をかけたくない朝食にも結構活躍してくれるのよね!イマドキの個包装の切り餅は常温でも保存がきくので、パン買ってない!とか、ごはん足りない!とかいう朝にも、お餅を焼いたりチンしたりして、何も無い朝を喰いつなぐことができる!…

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