YouTubeで、2週間限定全編放映。『時をかける少女』。とても好きなので、2日続けてみてしまう。「細くとも撓る身体(からだ)の若き娘(こ)の精神(こころ)の撓りいと安げ無し(新作)」やすげなし=きがかりだ。「石段を登るときにも下るときもつぼみの決意を宿せし知世(新作)」・・・坂のまち、尾道。不尽5024.5025首目・・・時は41年が流れた、、
ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。
(阪急石橋阪大前駅5号線ホーム)さて、中河内は一段落。男女愛、家族愛スポットを目指す。鉄男流には、JR東西線、片町線、阪急箕面線。諾(うべなふ)や恋の手本となりにけりお初天神掌(て)合わすふたり(お初徳兵衛像)(露天神社(お初天神)、大阪市北区)道すがら船見えねども口ずさむ太郎の一節野崎参りよ(お染久松の塚)(慈眼寺(野崎観音)、大東市)英世像孝養知りて仰ぐれば細き管より溢るる思ひ(野口英世博士像、箕面滝道)英世のいわゆる「琴の家の孝養」を数年前に知ってから、とても見たかった。心に滲みた。(箕面大滝)箕面を訪れるのは、実に半世紀以上振り。母と二人で来た箕面。おぼろな記憶ながら当時、驚いたことが二つ、あった。「もみじの天ぷら」と「闊歩する猿」だ。令和の今、、猿はもう見かけない。だが、もみじの天ぷらは健在だ。...4715-4718首目中河内逍遙など(その3)
(石切剣箭(つるぎや)神社(石切さん))生徒までの期間は摂津(高槻市、茨木市)や北河内(守口市)で暮らしていた。そこで馴染みの薄い「中河内」のぶらり旅を決め込む。鉄男流に言うと、近鉄奈良線、近鉄大阪線、JR大和路線の旅。(但し、駅から徒歩圏内限定!)蜜月の勢ひ思ふ由義(ゆげ)寺跡寵愛受けしが悪人となる由義(弓削)は、道鏡ゆかりの地。因みに日本史の三悪人とは、道鏡、将門、尊氏。いわゆる皇国史観、、。(由義寺跡、八尾市)いと高き社格誇れどお笑いの神事行ふ河内一の宮枚岡神社の注連縄掛神事は、通称「お笑い神事」と呼ばれている。(枚岡神社、東大阪市)参道の店楽しくも急坂の帰りは怖し石切さんかも(石切剣箭神社、東大阪市)(050112-0114)(つづく)4712-4714首目中河内逍遙など(その2)
(河内木綿伝承の地碑、近鉄八尾駅前)生徒までの期間は摂津(高槻市、茨木市)や北河内(守口市)で暮らしていた。そこで馴染みの薄い「中河内」のぶらり旅を決め込む。鉄男流に言うと、近鉄奈良線、近鉄大阪線、JR大和路線の旅。(但し、駅から徒歩圏内限定!)八尾御坊久宝寺御坊寺内町教えは礎(いしずえ)自ら治む(久宝寺御坊顕証寺、八尾市)(八尾御坊大信寺、八尾市)正調は知らざる我も盆踊りすなわち河内音頭を指すなり(常光寺、八尾市)志貫き拓きたる川を今日も甚兵衛誇らしげに見ゆ(中甚兵衛像(大和川治水記念公園)、柏原市)(築留三番樋)(050112-0114)(つづく)4709-4711首目 中河内逍遙など(その1)
「吹雪くなか孤独(ひとり)歩みぬ防寒具たるマスク付け嗚呼われ日本人(新作)」滑稽と悲哀、相半ばの歌。不尽番外・・・吹雪くなか
「敬称を付けずに呼べば飛び石を越える雪空頬染めぬ(新作)」こっ恥ずかしい純愛もどき、、汗ただ、色は上下が灰色、中がうす紅色をイメージしている。肩書きを外して呼べば街灯り眼下にありてエアコンの音少し加工すると、下卑た屑歌になる、というか、これが元ネタ?苦笑不尽4708首目・・・敬称を
「知己と呼ぶ彼(か)も我(わ)を呼ぶや消息を賀状のほかに知る由なきに(新作)」いわゆる、年賀状じまいをちらほらといただく昨今。不尽4707首目・・・知己と呼ぶ
「ゴンドワナ大陸復元試みる厠の地図を見つつ渺渺(びょうびょう)(新作)」貼ってあります。(汗)ウクライナの場所を時々確認します。不尽4706首目・・・ゴンドワナ
「英訳と英会話との狭間にてkissyoukissonyouNoregrets、Right?(新作)」Uh-huh.不尽4705首目・・・英訳と
「豊作を占ふ術なく真空のパック裂きつつ目出度しとする(新作)」「鏡餅の割れ多ければ豊作」、、関係ないけど、「みかん箱」っていつ頃からあんなに小さくなったんやろ?そのくせ、はるか昔に比べると、みかんの糖度が上がってる。気のせいやろか。不尽4704首目・・・豊作を
「急(せ)きてゐる足音聞きてかく急(せ)かしむる悦びは小刻みに濃し(新作)」相聞。聴覚の歌。大切な人の足音は不思議とわかるものだ。不尽4703首目・・・急(せ)きてゐる
「気づかざる独善ゆゑに函の中生き物黙(もだ)し萎れつきぬは(新作)」閉塞感は、肥大化する独善のため。「冷蔵庫のほうれん草、萎びちゃったなぁ。」とも、言える。笑不尽4702首目・・・気づかざる
4701首目 大学ラグビー選手権決勝 ○帝京73-20早稲田●
「太太とされど靭たる規律(ディシプリン)磨き尽くして頂き立てり(新作)」個々のフレアだけでなく、組織としての規律が支配しているのが、ラグビーの魅力。しかし、帝京大学ラグビー部のキャプテンともなれば、その重圧は、想像するだに身震いしてしまう。不尽4701首目大学ラグビー選手権決勝○帝京73-20早稲田●
(三笘の一ミリ)野球5、ラグビー2、サッカー1、相撲1の計9首「四横綱四人(たり)の大関皆勤し給金直しぬ誰か信ずべき」4566「退きて外野(そと)より見ゆるストライクゾーンはさらに小さき的なり」4576「グローブを持ち替へ登るマウンドの先に我(わ)よりも強(こわ)ばるる捕手」4577「ワンサイドゲームの救援(リリーフ)汚れなき姿で立てり乱れしマウンド」4583「半拍を置き宣したり主審(アンパイア)見逃し三振背番号十八」4584「反撃は今日で止めども心奥の横浜ブルー色深めたり」4643「己(おの)が見ゆ一条スーパードリブラーピッチの芝を滑りゆく球(新作)」4675「ギャップ衝く右フランカーこじ開けたるスペースたちまち群がるフォワード」4680「われ先にされど違はず塊(かい)としてもはや敵陣二十二メートル越ゆ...スポーツ短歌2022年下半期
「小さくなる姿労(いたわ)りつつ収むる鉄道写真家背中(せな)の広さよ(新作)」今、最も乗りたい路線は、根室が終点の花咲線(釧路~根室間の根室本線)。北方領土を見ておきたいから、だ。(ただ、雪は一切見たくないから冬はまっぴら後免だが、、。)同じ端っこでも稚内を目指す宗谷本線は、食指が動かない。きっと海が見えないせいだろう。不尽4700首目・・・小さくなる
「すれ違ふ運命(さだめ)の函に乗り合はせ偶(たま)さか眸を交はせば火照り(新作)」「山上駅撚らるる索条緊(かた)くして信は日常にかくもあるべし(新作)」ロープウェイとケーブルカー。不尽4698.4699首目・・・乗り物二首
「片付かぬ事ども指折る年の夜に指を折らざるままゐる君は(新作)」いきなり、年末かよっ、、。まぁ、らしい歌ということで、ご勘弁。さて、君は何処に居るのか?。不尽プチ目標(昨年の森鴎外に続いて)今年が没後100年に当たる有島武郎の読破!。好きなのである。4697首目・・・片付かぬ
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YouTubeで、2週間限定全編放映。『時をかける少女』。とても好きなので、2日続けてみてしまう。「細くとも撓る身体(からだ)の若き娘(こ)の精神(こころ)の撓りいと安げ無し(新作)」やすげなし=きがかりだ。「石段を登るときにも下るときもつぼみの決意を宿せし知世(新作)」・・・坂のまち、尾道。不尽5024.5025首目・・・時は41年が流れた、、
「立てかけてゐるにすぎざる看板はお察し通り替ふるも易し(新作)」皮肉を通り越して馴れ合いの歌不尽5023首目・・・立てかけて
『入れ子なる人形最も小さきが笑つてゐると思ふべからず(新作)」マトリョーシカ、、皮肉なんだが下手歌なんで伝わらない。(汗)不尽5022首目・・・入れ子なる
「手を翳せ揺らせハマスタ応援歌アーチを架けむ我等が225(新作)」【前奏:横浜の空高くホームランかっとばせ筒香〜】さぁ打て筒香飛ばせ空の彼方横浜に輝く大砲かっとばせホームラン打とうが、打てまいが、ともかくよかった。例えボロボロになろうとも、他のユニフォームを着た筒香を見たくなかった。不尽5021首目・・・手を翳せ
「高鳴きのひばり翔けあがる菜畠は春よりほかに容れるものなし(新作)」自然詠が苦手。自然を愛でる能力に欠けてるのだと自認。つくづく俳句向きではない。小理屈を捏ね回して57577を作っております。(汗)不尽5020首目・・・高鳴きの
「捨つるものことさら忘れものとして忘れまほしき旅立つ重さ(新作)」まやかし、、、。不尽5019首目・・・捨つるもの
「ポスティング7年8年FA権「I✭YOKOHAMA」(あいらぶよこはま)形容(かたち)さまざま(新作)」筒香の件、出戻りなるか大詰めの段階。取っても守るとこないぞ、いやいやTAはどうせ怪我する、来季は佐野がFAだ、とか。精神衛生上、極めてよろしくないのである、、。不尽5018首目・・・ポスティング
「辿り着きし君の扉のボタンにもatyourownrisk(自己責任)と透かせば書かれぬ(新作)」喫茶店で『TheLongAndWindingRoad』(ポール・マッカートニーのライブもの)がBGMで流れたのを聞いて詠うった。不尽5018首目・・・辿り着きし
「打つほどに遍く心に届きしが打つほど離れし近くの心(新作)」このまま、一件落着っぽく終わるのか、、やや気がかりだが、、。不尽5017首目・・・打つほどに
「日記をば読み返しをり掘り起こせば墓の深さはまちまちなりて(新作)」日記はある意味、記憶の捨て場。ただ記憶の深浅は自ずと異なる。不尽5016首目・・・日記をば
「犬猫の区画は供花(くげ)が密にしてペットは愛のみ遺せり方(かた)や(新作)」供花が疎らな人の区画。人に対しては死んでも「憎」や「怨」を断つことができないのだろう。不尽5015首目・・・犬猫の
「凡打あり美技あり三桁(みけた)の番号を背負ふ彼等の止まざる競争(新作)」ファーム戦を連日観戦。三桁背番号の「育成選手」は、一軍の公式戦には出場できない。彼等がスタジアムでプレーする姿と出会えるのは、ファーム戦だけた。2日間で100番、116番、133番、144番、193番と5人の育成選手がプレーする姿を見た。当面の目標達成は、二桁背番号=「支配下登録選手」なのだろう。Hangin.threedigits!Bravo!Fabulous!Shōta!初登板6回2安打無失点9奪三振勝利投手!不尽5014首目・・・凡打あり
「壁つくりタメを産み出し面で打つ悩めど十(とお)に七はしくじる(新作)」ファーム戦を観戦。バッターの素振りの練習を見ていると、圧倒的にアッバースイングが多いことに気づく。今更ながら「フライボールレボリューション(革命)」を実感する。いかなるスイングが理想なのかは、おそらく結論が出ない奥深い議論なのだろう。不尽さて、明日はいよいよShōtaのメジャー公式戦のデビュー戦だ!5013首目・・・タメ作り
「エッセンシャルワーカー今日もリアカーで小路小路を巡りて届けり(新作)」エッセンシャルワーカーと位置付けるなら、ふさわしい処遇がなされるべきである。まぁ、横文字が持ち出されてくる時は、大抵目眩しに使われるのが、オチなのだが。さりとて、一介の市井人としてはこんな程度の応援はしている。・お急ぎ便は使わない。・配達日時は指定する。・送料無料はなるべく避ける。(物流業者が泣いているかもしれないから)最後にもひとつ、荷物の受取時、ドライバーに「ご苦労さま」と礼を言う。(置き配は使わない)不尽5012首目・・・エッセンシャル
「商品がカートにあります知らされぬ節約なせしとしばし安堵す(新作)」4996首目(3/6)の続き?五句のしばしが胆。不尽5011首目・・・商品が
最後に、約半世紀ぶりに「西ノ京」に行く。薬師寺と唐招提寺を(近いのでセットで)参詣する予定だったが。薬師寺だけで圧倒されてしまう。唐招提寺は、改めて、だ。「脇侍たる日光月光だにありがたや況んや中尊薬師如来をや」(薬師寺金堂)物理的な大きさだけでなく、ググッとエネルギーが迫ってくるようなこの存在感たるや。また、大講堂には、「仏足石歌」碑があるが、撮禁だ。たいして意味もわからぬまま、石に向かって拝むばかり。(薬師寺大講堂)さて、藥師寺といえば、高田好胤!、、いやいや徳永英明だ!『徳永英明薬師寺LIVE(2007年5月)」・・・金堂と大講堂の間に立って、徳永英明の気分になって、空を見上げた。(笑)「立ち上るボーカリストの声青き空somedaysomewhere身に舞ひ落ちん」(薬師寺東塔)(薬師寺玄奘塔)(奈良...5009.5010首目・・・南山城、奈良行(その5)
(畝傍山頂上、199メートル)橿原神宮脇から畝傍山に登ってみる。(橿原神宮、深田池)天香久山は、ヤブのせいで視界が悪くはっきりと確認できなかった。(耳成山)「畝傍山登りて耳成見ゆれども香具山見えざり心安きかな」香具山は畝火ををしと耳梨と相争ひき神代より〜以下略」(『万葉集』巻一13)(060111-14)つづく5008首目・・・南山城、奈良行(その4)
(石上神宮楼門)「カミとヒト隔てがあるは道理にて石上社の禁足地かな」(石上神宮拝殿)(天理市、石上神宮)「祭神が鎮まる山に手を合わす本殿持たざる大神神社(おおみわじんじゃ)」(大神神社拝殿)(桜井市、大神神社)(060111-14)つづく5006.5007首目・・・南山城、奈良行(その3)
(聖林寺山門)「邪な心兆さん愚者我さえ容るるや国宝観音菩薩」(聖林寺本堂)(桜井市、聖林寺)近代的に改修された観音堂で有名すぎる国宝十一面観音菩薩とふたり?きり?になって思わず詠んだ歌。(無論撮禁だが、本堂の仏間に写真が飾ってある。)「文殊さまお乗り賜ひし獅子像の豪快極まる眼鼻口かな」(安倍文殊院本堂)(同金閣浮御堂)(特別史跡、西古墳)(桜井市、安倍文殊院)(060111-14)つづく5004.5005首目・・・南山城、奈良行(その2)
「白毫(びゃくごう)も螺髪(ほはつ)もつけず艷やかに坐します御仏蟹満寺かな」(蟹満寺本堂)(木津川市、蟹満寺)「大伽藍絶ゆれどひとり冴え冴えと十一面のみほとけぞ立つ」(観音堂)(家康公伊賀越えの道標)(京田辺市、大御堂觀音寺)ご住職みずからご説明をいただいた。昨年秋に続いて、南山城の主だった寺院を巡った。この滋味深いエリアはひとまず区切り。(060111-14)つづく5002.5003首目・・・南山城、奈良行(その1)
「かき鳴らす若者いつも前のめり手を置く愚かなる生き物われ(新作)」4月25日は尾崎豊の命日。没後31年。者と物。若者は人間だが、さて、みたいな歌。不尽4770首目・・・かき鳴らす
「本日のコーヒーとのみ注文(オーダー)し豆の名と味区別つかざり(新作)」「皮切りの客となりせばマスターは己が好みの唄もの流しつ(新作)」「ラテアート下手と呼ぶにはいとほしや花崩るるまで文庫に耽る(新作)」(いとほし=気の毒)行きつけと呼んでもいい喫茶店が3軒ある。コーヒーチェーン、ジャズ喫茶、カフェレストラン。不尽4767-4769首目・・・喫茶店三首
「相づちを求むるそぶり然れど投ぐるボールやまなり過去に向かひて(新作)」FMで、拓郎の『春だったね』が流れたので詠んだ。拓郎は、三回目だけ、♪春だったんだね♪と歌う。不尽4776首目・・・相づちを
「非は我にありと認めむプラカード柔き拳で割らむとするも(新作)」お似合いのヘタレ歌、、汗。不尽4765首目・・・非は我に
「幾粒の涙注がば頷かん斑(まだら)チューリップ茎太くして(新作)」斑入りのチューリップの花言葉は、、、。不尽4764首目・・・幾粒の
「幾許の痛点持てり棄つるとき感情線を指で辿りぬ(新作)」悲しみの数値化という無益な行為。不尽4763首目・・・幾許の
(水戸駅、水戸黄門助さん格さん像)「烈公の溢るる気迫にふさわしき咲き乱るる梅春の魁(さきがけ)(新作)」烈公とは、水戸藩第九代藩主徳川斉昭こと。(偕楽園、表門)(東西梅林)(好文亭楼閣よりの千波湖)「学びし場されど蟄居の身となりて至善はもはや瞑目にのみ(新作)」(弘道館正庁)(要石歌碑)行く末も踏みなたがへそあきつ島大和の道ぞ要なりける斉昭自詠。(至善堂御座の間)徳川慶喜は、大政奉還後、駿府に送還されるまでの間、至善堂に蟄居していた。「濠跡を貫く鉄路定府(じょうふ)をば強いられし水戸軽きを思ふ(新作)」二の丸と本丸を隔てる大堀切に敷かれた水郡線。水戸市はあまりにも徳川一色なので、私にとっては詩情がたいして動く街ではなかった。散歩もまさに逍遙だった。(050308-09)4760-4762首目・・・水戸市内逍遙
(笠間稲荷神社大鳥居)「胡桃の木密なる中に御座(おわ)しなば神木となす笠間の稲荷(新作)」(笠間稲荷神社、笠間市)日本三大稲荷、胡桃下稲荷とも。「赤穂へと移封されしは祖父長直付き従ひしは祖父良欽(よしかね)ぞ(新作)」(大石邸跡の大石良雄(内蔵助)像)国替え前は笠間藩主であった浅野家。「赦されて結びし庵稲田郷聖典著し広がるこころ(新作)」(西念寺(稲田禅坊)、笠間市)教行信証御製作地親鸞上人は、後鳥羽上皇の御代に承元の法難により越後国国府(上越市)に流罪となっていた。今年が立教開宗800年目にあたるとされる浄土真宗。西念寺における『教行信証』の制作年からカウントしたものだ。「大波かあるいは小(さざ)波畏(かしこ)くも磯の鳥居に降り立たるるとき(新作)」(大洗磯前神社、大洗町)「日召の維新はならずも深浅の裂...4755-4759首目・・・水戸周縁逍遙
「おもむろに息あわせたるレガッタの返す櫂(オール)の赤ぞまぶしき(新作)」風雨を気にせず長い橋を歩いて渡る季節、、ボート部が水上練習を再開。不尽4754首目・・・おもむろに
「外しぬは恥ずかしやがて外さぬが恥ずかし宜(よろ)し大和(やまと)のわれら(新作)」「良し」ではなく「宜し」。まっ、いいんじゃね、ってとこ。不尽【番外】・・・外しぬは
「折り返しぬ裾を戻しつ踏み出せり然なりこの年春来にけらし(新作)」暖国の人には無縁の歌、、。五句は、持統天皇っす。汗。不尽4753首目・・・折り返しぬ
「ビルの名を一文字残し桜花窓を埋まむひとりの今年も(新作)」「咲くサクラ慈悲無く散りて忘れない彫らるる碑(いしぶみ)覆い隠せり(新作)」二首目は、アンジェラ・アキの『サクラ色』(2007)を聞いて作った。不尽4751.4752首目・・・さくら二首
「半年を隔てつ夢で会ふ人よじやあまたね猶(なほ)言ひ逸(そび)るれども(新作)」夢を見れば、必ず日記にメモをする。目覚めたら直ちに書き込む。だから夢の中身は、いつも日記の一行目だ。不尽4750首目・・・六ヶ月
「開かれぬまま戻されぬ付け文の乾ききらざる糊を押さへり(新作)」もったりした助動詞の多用が、「糊」のような歌。笑不尽4749首目・・・開かれぬ
「宿の朝然(さ)て汝は仮初めやもしれぬ万古不易の陽の光浴び(新作)」いろんな解釈を容れる歌だと思う。「旅の宿仮初めの人ガラス窓時雨一条ずつ流れ落つ」とアレンジすると、『さざんかの宿』になる。苦笑不尽4748首目・・・宿の朝
「旅立ちをつと告げらるれば砂時計括られつつも粒落ち続きぬ(新作)」カウントダウン、、焦燥と冷静。不尽4747首目・・・旅立ちを
「ふつふつと熱滾(たぎ)り出で塊をなす令和の侍本懐遂げり(新作)」WBC決勝はリアルタイム完全視聴。30人(いや32人か、いやいや監督・コーチもか。)からなるチーム(=総和)の熱量が固まり(塊)となっていた。わが今永も試合を壊さずによかった。(勝利投手のおまけ付き。)不尽4746首目・・・ふつふつと
「会へぬ意味定むるごとくじりじりと星座早見盤回しつるかな(新作)」三句が鍵だけど、、どうかなぁ。不尽4745首目・・・会へぬ意味
「もうひとつ左の鍵盤(キー)は君の音粒だちてゐるピアノソナタよ(新作)」このピアノソナタは、モーツァルトのこと。E・ヘブラーさんの二度目の録音のほう。(とはいっても、YouTubeで沢山アッブされてるからに過ぎない。)門外漢なんで失礼な表現かもしれないけど、音の隙間を聞いてる感覚。それを四句にした。不尽4744首目・・・もうひとつ
「風切羽つややかなるを置きざりに不連続線描き群を離れり(新作)」羽根ペンを見ていて浮かんだ一首。不尽4743首目・・・風切羽