「手を翳せ揺らせハマスタ応援歌アーチを架けむ我等が225(新作)」【前奏:横浜の空高くホームランかっとばせ筒香〜】さぁ打て筒香飛ばせ空の彼方横浜に輝く大砲かっとばせホームラン打とうが、打てまいが、ともかくよかった。例えボロボロになろうとも、他のユニフォームを着た筒香を見たくなかった。不尽5021首目・・・手を翳せ
ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。
「われ先にされど違はず塊(かい)としてもはや敵陣二十二メートル越ゆ(新作)」結局、年明けの準決勝は京産はワセダ、帝京は筑波。段柄のアカクロと紺赤だから、京産がセカンドジャージを着るんだろうなぁ。不尽4696首目・・・われ先に
「敢へて眼を瞑り探る手諍ひが凝(こご)り始めたる芯に届きぬ(新作)」胆は五句。芯に触れたりでは、少し弱い。さて、問題は、届いてからである。不尽4695首目・・・敢へて眼を
「防音の部屋で踞(うずくま)り聞く鼓動やはり機械であつてはならぬ(新作)」下の句のトーンは、自分らしくないね。「やはり機械になりさがつてゐる」か、やっぱ。(汗)不尽4694首目・・・防音の
「冷やさるるクリームチーズの歯向かひすら許さざるかも渇ききる唇(くち)(新作)」ドトールに居た時、詠んだ。不寛容の歌。痴話喧嘩の歌かも、、笑。不尽4693首目・・・冷やさるる
(久能山東照宮)「これぞ良しいや待てしばし往きたれど戻りぬ雲と富士はありなむ(新作)」~日本平夢テラスからの富士山~「神廟に亡骸(なきがら)あるやあらざるや神には些末なり久能山(新作)」~久能山東照宮~(神廟)「どうするもかうするほかなき家康の三方敗走楠の洞(ほら)(新作)」~浜松八幡宮~(雲立楠)『どうする家康』、、当然、見ません。戦いや権謀術数は文化の香りしないので。ちと、テーマのない旅だったかなぁ。(041124-1127)不尽4690-4692首目・・・静岡横断紀行(その3)
(三保の松原、羽衣の松)「町に湧き街流るるは源兵衛川心鎮ませ整わしむるや(新作)」~源兵衛川~「治承四年金木犀の芳しき未だ漂はざれば兵挙ぐ(新作)」~三嶋大社~「なにゆゑに下るや天女知らねども峰を愛でつつ降ると信ずる(新作)」~三保の松原~(三保の松原、神の道)「職業(プロ)集団川越人足旅人を裁く術(すべ)思(も)う大井川かな(新作)~島田宿(大井川川越遺跡)~(041124-1127)(つづく)4686-4689首目・・静岡横断紀行(その2)
4681-4685首目・・・静岡横断紀行(その1、グルメ編)
「鰭の先すみずみ清らかなる水に満たされし君愛でつつ食みぬ(新作)」~三島のうなぎ蒲焼き~「重なりて肩寄せあひたる桜えびサクと噛みたる由比港かな(新作)」~由比の桜えび丼~「揚げられし水域各々異なれどひとつ袋に鮪を容れぬ(新作)」~焼津のマグロ盛合せ~「はんぺんは白からずして日焼けせし若人のごとき弾む歯ごたえ(新作)」~静岡おでん~「素嬪の汝に見(まみ)えし朝のよにおずおず箸を挿れる白焼き(新作)」~浜松のうなぎ白焼き~まぁ、食レポみたいなもんで、詩情は欠けるよねぇ。(苦笑)(041124-27)(つづく)4681-4685首目・・・静岡横断紀行(その1、グルメ編)
「ギャップ衝く右フランカーこじ開けたるスペースたちまち群がるフォワード(新作)」キョーサン(京産)とテイキョー(帝京)のファイナルを期待している、、けど。不尽4680首目・・・ギャップ衝く
「色つけて貰へど高々ここどまり街角似顔絵画きの娘よ(新作)」基本、自虐歌だが、叔父さんには優しい専門学校の生徒さんだったということで、歌になった。不尽4679首目・・・色つけて
「如何やうに名付られども詮ずれば流行歌(はやりうた)かもワンコインの棚(新作)」「輝けど投げ売られたるVOCALIST遂げざる思ひを封印しつつ(新作)」二つある常用のスーパーマーケットの一つには、BOOK・OFFが2階にある。本もCDも、チェックする棚を決めている。過日、普段は見ることのない500円や300円の棚に徳永英明や岡村孝子を見つけ、軽い眩暈を覚えた(ちょっと大袈裟やな、笑)ので、二首。思い返すと、平成への改元少し前から二千年初頭まで、ミュージックシーンには一瞥もせず、徳永と岡村ばかり聴いていた。(あと、永チャンも少し。)徳永を聴かなくなったのは、彼が初回のもやもや病で休養した時あたりだったと記憶する。それゆえ、彼の現在地を全く知らない。でも、、少なくとも徳永'ボーカリスト'英明は、私が求める彼で...4677.4678首目・・・封印二首
「落葉樹窓を疎(まば)らに遮りぬ秋深くして見え始むるは(新作)」これも「言い指し」の歌。熱くなっていた時には見えなかったものがある、、というイメージ。不尽4676首目・・・落葉樹
「己(おの)が見ゆ一条スーパードリブラーピッチの芝を滑りゆく球(新作)」肝は、初句と二句。選ばれし者だけに見える道、、みたいな。だが、下の句が凡庸。不尽4675首目・・・己(おの)が見ゆ
「ばかばかしい恋などひとつもないってば先ず告げられぬ改行なきまま(新作)」上の句を口語、下の句を文語としたが、オール口語だと下の句は、「先ず告げられる改行なしに」。肝は、四句。割りとしょっぱい歌、である。不尽4674首目・・・ばかばかしい
「弔辞をば読まるるほどに微笑みて裸樹たる幹のかくも太きや(新作)」死してなお知る人の大きさ。不尽4673首目・・・弔辞をば
「かかる夜いたずらごとなり哲学は片隅に居着く涙の雫(しずく)(新作)」いたずらごと=無意味なこと。NSPの代表曲のあの曲が、FMから流れてきて、『ごめん、ごめん』と歌ってたらできた。四句の動詞は「棲む」ではありきたりかな。五句が弱い。ありきたり。不尽4672首目・・・かかる夜
「『どちらともいえない』クリックする夜も罪なきカンチの歯は真白なり(新作)」久しぶりに放映してるので、ほぼ知り尽くしてるとはいえ、全回、見てしまう、、。『東京ラブストーリー』。四句の「罪なき」は、無邪気なという意味で置いた。(「無邪気な」でもいいけど短歌には、やっぱ向いてない言葉。)若い頃は、何たる優柔不断と思っていた完治も、(自分と彼の年齢があまりに離れてしまうと)単に無邪気なんだなぁと思えてくる。ただ、無邪気が故の「罪」も、否応なしにある、訳で。(個々の登場人物への好悪(とりわけ、『関口さとみ』への)はひとまず措くとして)とびきりの名シーンと感じ、毎回心にずしりと響くのが、第9話のラスト間近。さとみの『でも、、行かないで』(二回目の『行かないで』)という台詞とその時のさとみの表情。その第9話は明日、、4671首目・・・どちらとも
「ブログリーダー」を活用して、oyedih922さんをフォローしませんか?
「手を翳せ揺らせハマスタ応援歌アーチを架けむ我等が225(新作)」【前奏:横浜の空高くホームランかっとばせ筒香〜】さぁ打て筒香飛ばせ空の彼方横浜に輝く大砲かっとばせホームラン打とうが、打てまいが、ともかくよかった。例えボロボロになろうとも、他のユニフォームを着た筒香を見たくなかった。不尽5021首目・・・手を翳せ
「高鳴きのひばり翔けあがる菜畠は春よりほかに容れるものなし(新作)」自然詠が苦手。自然を愛でる能力に欠けてるのだと自認。つくづく俳句向きではない。小理屈を捏ね回して57577を作っております。(汗)不尽5020首目・・・高鳴きの
「捨つるものことさら忘れものとして忘れまほしき旅立つ重さ(新作)」まやかし、、、。不尽5019首目・・・捨つるもの
「ポスティング7年8年FA権「I✭YOKOHAMA」(あいらぶよこはま)形容(かたち)さまざま(新作)」筒香の件、出戻りなるか大詰めの段階。取っても守るとこないぞ、いやいやTAはどうせ怪我する、来季は佐野がFAだ、とか。精神衛生上、極めてよろしくないのである、、。不尽5018首目・・・ポスティング
「辿り着きし君の扉のボタンにもatyourownrisk(自己責任)と透かせば書かれぬ(新作)」喫茶店で『TheLongAndWindingRoad』(ポール・マッカートニーのライブもの)がBGMで流れたのを聞いて詠うった。不尽5018首目・・・辿り着きし
「打つほどに遍く心に届きしが打つほど離れし近くの心(新作)」このまま、一件落着っぽく終わるのか、、やや気がかりだが、、。不尽5017首目・・・打つほどに
「日記をば読み返しをり掘り起こせば墓の深さはまちまちなりて(新作)」日記はある意味、記憶の捨て場。ただ記憶の深浅は自ずと異なる。不尽5016首目・・・日記をば
「犬猫の区画は供花(くげ)が密にしてペットは愛のみ遺せり方(かた)や(新作)」供花が疎らな人の区画。人に対しては死んでも「憎」や「怨」を断つことができないのだろう。不尽5015首目・・・犬猫の
「凡打あり美技あり三桁(みけた)の番号を背負ふ彼等の止まざる競争(新作)」ファーム戦を連日観戦。三桁背番号の「育成選手」は、一軍の公式戦には出場できない。彼等がスタジアムでプレーする姿と出会えるのは、ファーム戦だけた。2日間で100番、116番、133番、144番、193番と5人の育成選手がプレーする姿を見た。当面の目標達成は、二桁背番号=「支配下登録選手」なのだろう。Hangin.threedigits!Bravo!Fabulous!Shōta!初登板6回2安打無失点9奪三振勝利投手!不尽5014首目・・・凡打あり
「壁つくりタメを産み出し面で打つ悩めど十(とお)に七はしくじる(新作)」ファーム戦を観戦。バッターの素振りの練習を見ていると、圧倒的にアッバースイングが多いことに気づく。今更ながら「フライボールレボリューション(革命)」を実感する。いかなるスイングが理想なのかは、おそらく結論が出ない奥深い議論なのだろう。不尽さて、明日はいよいよShōtaのメジャー公式戦のデビュー戦だ!5013首目・・・タメ作り
「エッセンシャルワーカー今日もリアカーで小路小路を巡りて届けり(新作)」エッセンシャルワーカーと位置付けるなら、ふさわしい処遇がなされるべきである。まぁ、横文字が持ち出されてくる時は、大抵目眩しに使われるのが、オチなのだが。さりとて、一介の市井人としてはこんな程度の応援はしている。・お急ぎ便は使わない。・配達日時は指定する。・送料無料はなるべく避ける。(物流業者が泣いているかもしれないから)最後にもひとつ、荷物の受取時、ドライバーに「ご苦労さま」と礼を言う。(置き配は使わない)不尽5012首目・・・エッセンシャル
「商品がカートにあります知らされぬ節約なせしとしばし安堵す(新作)」4996首目(3/6)の続き?五句のしばしが胆。不尽5011首目・・・商品が
最後に、約半世紀ぶりに「西ノ京」に行く。薬師寺と唐招提寺を(近いのでセットで)参詣する予定だったが。薬師寺だけで圧倒されてしまう。唐招提寺は、改めて、だ。「脇侍たる日光月光だにありがたや況んや中尊薬師如来をや」(薬師寺金堂)物理的な大きさだけでなく、ググッとエネルギーが迫ってくるようなこの存在感たるや。また、大講堂には、「仏足石歌」碑があるが、撮禁だ。たいして意味もわからぬまま、石に向かって拝むばかり。(薬師寺大講堂)さて、藥師寺といえば、高田好胤!、、いやいや徳永英明だ!『徳永英明薬師寺LIVE(2007年5月)」・・・金堂と大講堂の間に立って、徳永英明の気分になって、空を見上げた。(笑)「立ち上るボーカリストの声青き空somedaysomewhere身に舞ひ落ちん」(薬師寺東塔)(薬師寺玄奘塔)(奈良...5009.5010首目・・・南山城、奈良行(その5)
(畝傍山頂上、199メートル)橿原神宮脇から畝傍山に登ってみる。(橿原神宮、深田池)天香久山は、ヤブのせいで視界が悪くはっきりと確認できなかった。(耳成山)「畝傍山登りて耳成見ゆれども香具山見えざり心安きかな」香具山は畝火ををしと耳梨と相争ひき神代より〜以下略」(『万葉集』巻一13)(060111-14)つづく5008首目・・・南山城、奈良行(その4)
(石上神宮楼門)「カミとヒト隔てがあるは道理にて石上社の禁足地かな」(石上神宮拝殿)(天理市、石上神宮)「祭神が鎮まる山に手を合わす本殿持たざる大神神社(おおみわじんじゃ)」(大神神社拝殿)(桜井市、大神神社)(060111-14)つづく5006.5007首目・・・南山城、奈良行(その3)
(聖林寺山門)「邪な心兆さん愚者我さえ容るるや国宝観音菩薩」(聖林寺本堂)(桜井市、聖林寺)近代的に改修された観音堂で有名すぎる国宝十一面観音菩薩とふたり?きり?になって思わず詠んだ歌。(無論撮禁だが、本堂の仏間に写真が飾ってある。)「文殊さまお乗り賜ひし獅子像の豪快極まる眼鼻口かな」(安倍文殊院本堂)(同金閣浮御堂)(特別史跡、西古墳)(桜井市、安倍文殊院)(060111-14)つづく5004.5005首目・・・南山城、奈良行(その2)
「白毫(びゃくごう)も螺髪(ほはつ)もつけず艷やかに坐します御仏蟹満寺かな」(蟹満寺本堂)(木津川市、蟹満寺)「大伽藍絶ゆれどひとり冴え冴えと十一面のみほとけぞ立つ」(観音堂)(家康公伊賀越えの道標)(京田辺市、大御堂觀音寺)ご住職みずからご説明をいただいた。昨年秋に続いて、南山城の主だった寺院を巡った。この滋味深いエリアはひとまず区切り。(060111-14)つづく5002.5003首目・・・南山城、奈良行(その1)
「処世本無用の身にぞ成り果てどふと思ひ出づドクトル奈良林(新作)」ええ年こいてるし、思考も硬直化してるから処世本など無用の沙汰だ。さて、人生初のハウ・ツー本といえば、パブロフの犬的に奈良林祥センセの世代である。処世ではなく、処性か?笑ついでに、狂歌「阿部進(カバゴン)にハレンチ学園奈良林」不尽5001首目・・・処世本
「菜の穂をば見つめてゐたり足止めつそうか微かに揺れていたんだ(新作)」一区切り。五千首目。口語混じり。、、相聞歌。不尽(photobycourtesyofNahoko)5000首目・・・菜の穂をば
「誰(た)もかつて匿(かく)し持ちしが融け失せて未明手探り秘密基地かな(新作)」四句、、夢の中不尽4999首目・・・誰(た)もかつて
「非は我にありと認めむプラカード柔き拳で割らむとするも(新作)」お似合いのヘタレ歌、、汗。不尽4765首目・・・非は我に
「幾粒の涙注がば頷かん斑(まだら)チューリップ茎太くして(新作)」斑入りのチューリップの花言葉は、、、。不尽4764首目・・・幾粒の
「幾許の痛点持てり棄つるとき感情線を指で辿りぬ(新作)」悲しみの数値化という無益な行為。不尽4763首目・・・幾許の
(水戸駅、水戸黄門助さん格さん像)「烈公の溢るる気迫にふさわしき咲き乱るる梅春の魁(さきがけ)(新作)」烈公とは、水戸藩第九代藩主徳川斉昭こと。(偕楽園、表門)(東西梅林)(好文亭楼閣よりの千波湖)「学びし場されど蟄居の身となりて至善はもはや瞑目にのみ(新作)」(弘道館正庁)(要石歌碑)行く末も踏みなたがへそあきつ島大和の道ぞ要なりける斉昭自詠。(至善堂御座の間)徳川慶喜は、大政奉還後、駿府に送還されるまでの間、至善堂に蟄居していた。「濠跡を貫く鉄路定府(じょうふ)をば強いられし水戸軽きを思ふ(新作)」二の丸と本丸を隔てる大堀切に敷かれた水郡線。水戸市はあまりにも徳川一色なので、私にとっては詩情がたいして動く街ではなかった。散歩もまさに逍遙だった。(050308-09)4760-4762首目・・・水戸市内逍遙
(笠間稲荷神社大鳥居)「胡桃の木密なる中に御座(おわ)しなば神木となす笠間の稲荷(新作)」(笠間稲荷神社、笠間市)日本三大稲荷、胡桃下稲荷とも。「赤穂へと移封されしは祖父長直付き従ひしは祖父良欽(よしかね)ぞ(新作)」(大石邸跡の大石良雄(内蔵助)像)国替え前は笠間藩主であった浅野家。「赦されて結びし庵稲田郷聖典著し広がるこころ(新作)」(西念寺(稲田禅坊)、笠間市)教行信証御製作地親鸞上人は、後鳥羽上皇の御代に承元の法難により越後国国府(上越市)に流罪となっていた。今年が立教開宗800年目にあたるとされる浄土真宗。西念寺における『教行信証』の制作年からカウントしたものだ。「大波かあるいは小(さざ)波畏(かしこ)くも磯の鳥居に降り立たるるとき(新作)」(大洗磯前神社、大洗町)「日召の維新はならずも深浅の裂...4755-4759首目・・・水戸周縁逍遙
「おもむろに息あわせたるレガッタの返す櫂(オール)の赤ぞまぶしき(新作)」風雨を気にせず長い橋を歩いて渡る季節、、ボート部が水上練習を再開。不尽4754首目・・・おもむろに
「外しぬは恥ずかしやがて外さぬが恥ずかし宜(よろ)し大和(やまと)のわれら(新作)」「良し」ではなく「宜し」。まっ、いいんじゃね、ってとこ。不尽【番外】・・・外しぬは
「折り返しぬ裾を戻しつ踏み出せり然なりこの年春来にけらし(新作)」暖国の人には無縁の歌、、。五句は、持統天皇っす。汗。不尽4753首目・・・折り返しぬ
「ビルの名を一文字残し桜花窓を埋まむひとりの今年も(新作)」「咲くサクラ慈悲無く散りて忘れない彫らるる碑(いしぶみ)覆い隠せり(新作)」二首目は、アンジェラ・アキの『サクラ色』(2007)を聞いて作った。不尽4751.4752首目・・・さくら二首
「半年を隔てつ夢で会ふ人よじやあまたね猶(なほ)言ひ逸(そび)るれども(新作)」夢を見れば、必ず日記にメモをする。目覚めたら直ちに書き込む。だから夢の中身は、いつも日記の一行目だ。不尽4750首目・・・六ヶ月
「開かれぬまま戻されぬ付け文の乾ききらざる糊を押さへり(新作)」もったりした助動詞の多用が、「糊」のような歌。笑不尽4749首目・・・開かれぬ
「宿の朝然(さ)て汝は仮初めやもしれぬ万古不易の陽の光浴び(新作)」いろんな解釈を容れる歌だと思う。「旅の宿仮初めの人ガラス窓時雨一条ずつ流れ落つ」とアレンジすると、『さざんかの宿』になる。苦笑不尽4748首目・・・宿の朝
「旅立ちをつと告げらるれば砂時計括られつつも粒落ち続きぬ(新作)」カウントダウン、、焦燥と冷静。不尽4747首目・・・旅立ちを
「ふつふつと熱滾(たぎ)り出で塊をなす令和の侍本懐遂げり(新作)」WBC決勝はリアルタイム完全視聴。30人(いや32人か、いやいや監督・コーチもか。)からなるチーム(=総和)の熱量が固まり(塊)となっていた。わが今永も試合を壊さずによかった。(勝利投手のおまけ付き。)不尽4746首目・・・ふつふつと
「会へぬ意味定むるごとくじりじりと星座早見盤回しつるかな(新作)」三句が鍵だけど、、どうかなぁ。不尽4745首目・・・会へぬ意味
「もうひとつ左の鍵盤(キー)は君の音粒だちてゐるピアノソナタよ(新作)」このピアノソナタは、モーツァルトのこと。E・ヘブラーさんの二度目の録音のほう。(とはいっても、YouTubeで沢山アッブされてるからに過ぎない。)門外漢なんで失礼な表現かもしれないけど、音の隙間を聞いてる感覚。それを四句にした。不尽4744首目・・・もうひとつ
「風切羽つややかなるを置きざりに不連続線描き群を離れり(新作)」羽根ペンを見ていて浮かんだ一首。不尽4743首目・・・風切羽
(川端康成(左)と横光利一(右))川端康成に対しては拭えない先入観がある。川端は郷土(大阪府茨木市)の偉人だ。ノーベル賞受賞時、私は児童だった。教室で先生は、彼がどんなに不幸な境遇であったか強調し、なのに頑張りましたと、熱く訴えた。さりとて、芥川や志賀などと異なり、川端には児童が読める作物がない。しかして私にとっての川端像は、『実にエライけど、実にかわいそうな人』なのだ。さて、4649首目・・・川端康成没後五十年試し読みで、と全集を読むと書いた。新潮社1980年版を選び、戦前に書かれた小説を、未結、未刊も含めて全て読む。(唯一の例外は、『名人』。なぜって囲碁に全く興味がないので。)なお、戦後を省いたのは、『中間小説』的な俗っぽさが感じられるから。(これとて、先入観なのだろうが、。)川端の作物は、家族もの、...4742首目・・・川端康成を全集で更読みする。
「見限りを言い放てども仄暗き階(きざはし)じりと降るぎごちなさ(新作)」言葉と裏腹の不安、、濁点を多用して詠った。不尽4741首目・・・見限りを
「濡(そぼ)つとは問はれ今猶(いまなお)答ふるに彼の日解散コンサートの二人(新作)」1981年3月31日の出来事。そして、そのほぼ3年前のある3人の『最後のお祭り』との落差に暗然としてしまうのである。不尽4740首目・・・濡つとは