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  • 理想な女性との出会っちゃった その1

    俺は愛車のブラックウルフを、都内某女子大学前に停車させた。ブラックウルフというと、海外のスーパーカーかと考える方もいると思うが、なんてことはない、ただの国産車だ。 時計を見ると、待ち合わせの時間まであと20分ほどといったところだ。あと20分もすると、そこの大学の門から待ち合わせした彼女、智子ちゃん(仮名)が出てくる。俺は智子ちゃんと出会った1年以上前のことを思い出していた。 1年以上前だっただろうか。当時、都心で働いていた俺は都心で働く女子と出会いたい!!と強く望んでいた。そりゃそうだろう、俺が働いていた場所は都心の中の都心であり、美人系のキャリア女子や、ゆるふわ系の可愛いOLちゃんが闊歩して…

  • 婚活、恋愛相談はじめました。

    自分の経験を基に、とある結婚相談所様向けにコラムを書かせて頂いたり、相談会をさせて頂いております。 本ブログを、読んでくださっている方の中にも、 これから婚活を始めるんだ! 婚活してるけど上手くいかないなぁ と、いう方がいらっしゃるかもしれません。 この度、そういう悩み相談駆け込み寺を開設しました。お悩み、困りごと、相談、仕事の依頼等は、以下のメールにご連絡ください。 ご連絡先 konkatsuinf@outlook.com これからも、楽しいブログを書いていきますので、楽しみにしてください。

  • コンビTとの再会 その4

    俺たち3人は、会場となるイタリアンレストランがある、最寄駅で待ち合わせとしていた。 このイタリアンレストラン、本当に評判が良く予約が取りづらい。食べログでも高評価なので、お友達同士でも是非行っていただきたいお店です。 待ち合わせの10分前に到着した俺は、脂取り紙で顔のテカリを抑え、そして髪型を整えた。大した顔でもないので、何かが特別に変わるわけではないのだが、本人の気持ちが入れ替わるので、良しとしよう。 2人に到着した事をLINEで連絡をするのだが、既読にすらならない。まさか、まだ仕事中なのか!?しかも同時に2人とは、それは困るぜよ。 電車が駅に入ってくる音を聞くたびに、ホームへの階段を見つめ…

  • コンビTとの再会 その3

    コンビTこと、エルサとアナの連絡先を無事に手に入れた俺は、この日駅までスキップをしながら帰ったことは、多くの参加者の中で噂になっているようだ。念願の連絡先入手だ。 昔、何かの本で帰宅途中で、お礼のメールを送ることという話を読んだことがある。俺は素直なので、それをそのまま素直に受け取って彼女たちにLINEをすることにした。ここで、気持ちだけで送ると失敗をするので、俺は少し考えた。 エルサにもう一回会いたいが、彼女はアナにくっついてもの静かにしていたので、ストレートに誘っても来ない可能性がある。 一方で、アナはこの調子で行けば合コンという名目で引っ張り出すことができそうだ。アナが合コンに来ればエル…

  • コンビTとの再会 その2

    俺は、コンビTとは後で確実に再会できるということを信じ、目の前の女子達に集中することにした。同じグループの男2人にお構いなく、俺は喋った。いつも用意しているスタンダードな話題を出しつつ、時折エッジが利いたジョークを繰り出した。女子達も準備していた愛想笑いと、それ相応の相槌をうち、表面上は盛り上がっている場を演出していた。茶番ではないか。こんな茶番のために、会費払ってるんじゃねーよ。金返せ。 あと5分あるから、とりあえずなんかしゃべらないとねー。 そうだよね5分って意外と長いよね。 誰かなんか話題出してよ。 というあからさまな会もあったほどだ。 ここまでくると、男女が一致団結して「残り5分をどう…

  • コンビTとの再会 その1

    俺はこの日、都内のお洒落なパーティ会場にいた。会場の雰囲気に負けないように、そしてダニエル・クレイグも嫉妬するほどに、ビシッとスーツを着ていた。久しぶりの異業種パーティだ。俺の佇まいに圧倒された周囲の人々は、羨望のまなざしを俺に向けている。しかし、それは俺の勘違いだ。 早く会場に着きすぎたので、準備で忙しいスタッフが走り回っているだけだ。 俺は映画のワンシーンのように、ドリンクを注文してその間に周りを物色した。この時に忘れてはいけないのは、カウンターに腕を置き、身体を預ける姿勢を取ることだ。カウンターの前でビシッと立っていると、ファミレスのドリンクバーになってしまう。コーラとオレンジジュースを…

  • 大金持ち令嬢Mちゃんとの今後を考える。

    偶然とはいえ、大金持ちのお嬢様と付き合っていた俺は、彼女との今後の付き合い方を考えてみた。大金持ちの人と結婚したら、経済的に楽だから、俺は将来金持っている女の子と結婚するぜ、なんてことを冗談交じりに言っていた時期があったが、今まさにその瞬間が訪れているのだ。 素晴らしい!神は俺に味方をしてくれた。この調子で、引き続き俺を手伝ってくれよ、頼みますよ。 その一方で、お見合いという場で知り合った女性なので、付き合い方、アプローチ方法は合コンとは全く違うことは、もはや誰でも知っている。 ということで、将来の付き合いを見据えて一度整理してみよう。 Mちゃんと一緒にいると、俺は気が楽になれる。 Mちゃんと…

  • Mちゃんの正体

    Mちゃんとは数回デートしたので、どのデートが何回目なのかとかは全く覚えていない。数回のデートでMちゃんは、少しづつ砕けていってはいるが、それでもどこかぎこちない。だけど、俺は一緒にいて嫌じゃないし、特に気を遣わなくていいことに気がついた。将来を見据えるのであれば、これはこれでいいんじゃないか。 あるデートの帰り道、俺はちゃんと付き合ってほしいと彼女に伝えた。この告白ってやつは、どんなに経験を重ねても緊張してしまう。いつ言えばいいのか?どういう言い方がいいのか、振られないだろうか。昔、こう言って振られたから、言い方は変えた方がいいのではないか?…このような心配ばかりが頭をよぎり、今日は告白するぞ…

  • Mちゃん登場

    俺がMちゃんと知り合ったのは、とあるお見合いである。ほのぼのした感じが可愛くて、申し込みをして会ったという一般的な流れだ。Mちゃんとは都内のホテルのラウンジで会うことになっていた。このホテルの周りには、他にラウンジらしいラウンジがないからか、いつも混んでいる。必ず渋滞が発生する高速道路の渋滞と同じで、このラウンジも渋滞を引き起こしていた。俺は素早い車線変更で、ラウンジの列に滑り込んだ。割り込みしてくる人はいないようだ。煽り運転は皆無だ。平和な渋滞だ。Mちゃんが来る30分も前に並んで場所取りをするというのは、渋滞が嫌で早朝に出かけるようなもんだ。ラウンジの周りには男との待ち合わせを待っている女子…

  • 名古屋ちゃん、上京!後編

    俺の予想に反して、美術館は長蛇の列だ。俺は名古屋ちゃんに試されてる。こういう時こそ、冷静に対応をしなくてはいけない。そして、待ち時間を退屈させないのが、俺に課せられた使命だ。現状把握、原因解明、対策というのが仕事のステップとしてあるように、このデートもそれに従えばいい。俺は名古屋ちゃんに断りをいれて、列の最前列に行き混み具合と、原因を確認した。原因は人気だからなのだが。俺は、さもしっかり調べてきたぜという様子で、名古屋ちゃんに偵察の結果を報告した。 人気だから混んでるよ 誰もが納得の話だ。これで、異を唱えるやつはそうはいない。俺の簡潔な説明に納得した名古屋ちゃんと俺は、少し動いては止まるを繰り…

  • 名古屋ちゃん、上京!前編

    「交際中」となった名古屋ちゃんに、俺は早速電話をかけた。 お互い仕事をしているから、電話は20時過ぎだ。彼女はこの時間はもう家にいるだろうか?もしかしたら、他の男とデートかもしれないし、合コンで一気飲みをしているかもしれない。 昨日の僅かな時間で感じ取った彼女は表向きかもしれない。実際はもっと遊んで、ぶっ飛んでるかもしれない。俺はぶっ飛んでる方が好きなのだが。 最初の電話で、ぶっ飛んだことは言えない。 彼女に電話で伝えることは、昨日のお礼、次に会う日程の調整、そしてひつまぶしは美味しかった、この3本だ。だってそうだろ?ひつまぶしは、彼女のアドバイスなんだから。彼女のセンスを褒めないといけないだ…

  • 地方遠征、いざ出陣!

    お見合いサイトでは、居住地別で検索することができる。関東の人は関東で探すのがナチュラルだ。しかし、俺は知っていた。地方の人で将来は東京に住むことを夢見る女性が数多くいることを。また、特に将来住む場所にこだわりがない人も多数いることを。 みんなは知らない真実だ、たぶん。 俺はある日、ポテトチップスを食べながら、スマホでペラペラお見合いサイトの女性たちをチェックしていた。この日のポテチはコンソメパンチだ。普段ならノリ塩を食べるのだが、この日はどういうわけかコンソメパンチだった。スマホの画面が汚れるのが嫌いな俺は、右手でスマホ、左手でポテチだ。俺は画面が指紋とか皮脂で汚れ切っているやつが許せない。合…

  • 2日連続Rちゃん、クールちゃんデート 後半

    初デートで、うっかりロマンチックすぎるレストランを選んでしまった俺は、本当に焦っていた。こういう場合は深呼吸をするといい。頭の中ではラジオ体操がかかっている。外は夜9時だけど、頭の中は朝の6時半だ。 小学校の時、ラジオ体操に毎日参加するというイベントがあった。参加するとスタンプを教えてくれて皆勤を目指す。俺は毎日雨になることを望んでいた。厄介なものは避けようという小さい性格は、大人になった今で」もしっかり引き継がれている。ちゃんとした大人にはなれなったようだ。 通されたテーブルの奥に彼女を座らせてメニューを眺めたが、昼にあるメニューと様変わりしている。昼と共通だったのは、サラダ1種だけだった。…

  • 2日連続Rちゃん、クールちゃんデート 前半

    1ヶ月前に約束したRちゃんとのデートの日がやってきた。俺は定期的にRちゃんとやり取りをしていたので、会うのが2回目という感覚はない。顔を忘れないようにお見合いサイトで、怖がられる程、彼女の写真とプロフィールを確認している。暗記済みだ。写真でもお見合いでも上品な雰囲気がある。俺は上品、半額という言葉に弱い。和食が好きということで、お洒落でデートに使えるカジュアルな和食屋を予約していた。場所は銀座だ。銀座にもこのような財布と男に優しい店があるとは…本当に助かります。 会う前に、近場でウインドウショッピングをしようと決めていたので、待ち合わせ2時間前くらいに有楽町に到着した。まずは駅前のビックカメラ…

  • 久しぶりの異業種交流会

    俺はこの日、いつものようにスーツを着てラウンジに向かうことはしなかった。 毎週、同じことをやっていては疲れるし、芸がない。 その代わり、俺はオシャレな服を着てパーティ会場に足を運んでいた。 今日は異業種交流会の日だ。聞こえはいいが、出会いを求めている男女が集まってぴーちくぱーちく喋るやつだ。 お見合いと違って、肩ひじを張る必要もないし、緊張することもない。 友人と一緒に3人で参加だ。これと言って仲良しというわけではないのだが、かといって嫌いあっているわけでもない。3人とも出逢いに飢えていただけだ。 もしかしたら、その日のうちに魅力的な女子といいことがあるかもしれない。 期待と股間を膨らませて、…

  • しょっぱなから態度が悪い女登場

    前回、連絡先を交換したもう一人の子、Rちゃんとの食事は、お互いの予定の都合上1か月先になったので、その間も俺はこつこつと婚活をしている。 お見合いというのは、男はスーツが基本なそうな。 確か、あれは初夏だか夏だか、それくらいの頃だった。この日は特に天気が良くて、スーツの身からすると、「あちーよ」の一言に尽きる日だった。 俺は汗をかかないように、八艘飛びのごとく影から影にとび移り目的地へ向かった。その運動のせいで、かえって汗をかいてしまったのだが。 おや、先方に綺麗な装いの女性がいる。結婚式だろうか?それとも友達と遊びに行くのだろうか?俺と歩いている方向が同じだから、距離を置いて彼女の後を追った…

  • お見合いとデートは別の顔

    お見合いで会おうと、合コンでもナンパで出会おうと、初デートは楽しみだ。 俺は今までたくさんの女性とデートをしてきたが、毎回違う楽しみや緊張があって病みつきになる。 俺は待ち合わせの時間の少し早めについた。帰国したばかりの人間でも、分かり易い場所だ。俺は30分前に到着して周りを散歩した。 いざお店に行こうというときに、迷ってはカッコわるいから、必ず道順の下見をしている。スマホを見ながら、そこを右に行ってというのも、イケてない。 こういうところは、俺は余念がない。ちなみに、ほかのことはいい加減だ。 中途半端という言葉は、俺のために作られた言葉に違いない。 さすがに味の下見はできないので、食べログや…

  • 連絡先交換、そして初デート

    お見合い相手にまた会ってみたい、または断るという希望は、翌日の午前中までに知らせないといけない。優柔不断の俺には、かなり厳しい。いや、逆にこれくらい短期間で決める方がいいような気もする。どちらにしろ、ゆっくり考えてみましょうなんて、悠長なことは言わせてくれない。 吉野家では、店に足を踏み入れた途端に「並み、つゆだく!」と間髪入れて言わないといけない。 ラーメン屋なら「並み、固め味濃め!!」と呪文のように言うべきである。 婚活もそれだ。「会いたい」「今後会う必要はない」を翌日の午前中までに吠えないといけないのだ。 俺は、「会いたい」いや、本当はまた会えたら儲けもんという、安直な考えでいる。だって…

  • お見合い 3連荘 3回戦

    2回目に会った女性は、また会いたいのか?と言われると、「はい」と即答できるようには感じなかった。でも、NOでもない。これは彼女の魅力というか、優柔不断の自分の性格に起因するのだろう。 そういえば、昔から友達に、優柔不断だから彼女を決められなく逃げられるんだと言われた。ファミレスでもそうだ。どれを頼もうか、悩んでしまう。 表示されているカロリーが高い方が美味しいんだって誰かが言ってたっけ。女子はそういう数字はないから、分からなくなる。 とりあえず、断れるならそれで構わないから、もう一回会ってみたいと返事をすることに決めた。 さて、今日最後の戦いだ。 さっきのラウンジから歩いて10分ほどのところに…

  • お見合い3連荘 第2戦

    *更新が遅くて申し訳ありませんでした** 座っている彼女は、背筋がピシッと伸びて、椅子に浅く座っていた。 お見合いだから、そういうところはちゃんとしているんだな、でも彼女からは緊張している感じが読み取れた。そりゃそうだよな、俺だって緊張する。 自分の話題が彼女に刺さるのか、面白いものを彼女も面白いと思うのか?、彼女もしゃべってくれる人なのか、はたまた黙ったままなのか…お見合いの前は、必ず悩んでしまうんだ。彼女のプロフィールに沿った話題を出すようにしているんだけど、その喋りやすい話題すら、はい、いいえのみで終わらせてしまう人が多いんだ。そのようになった場合は、本当に焦る。 開き直ってしゃべること…

  • お見合い3連荘 つかの間の休息

    お見合いって1時間喋るだけって思っていたんだけど、実際は本当に疲れるんだな、これは。やった人じゃないと分からないと思う。 仕事中に1時間喋ってる方が楽だ、合コンで1時間喋ってる方が気楽でいいわ。 どうせ喋るだけなんだから、1日で3組入れちゃおうぜって言ったやつは。 それなりに楽しく話せたのに、こんなに疲れたんだから、この後の2回が盛り上がらなかったら、それは大変だよ。ジムのトレーニングよりも効く。 さて、2件目は、ほお、今度はお店を予約してくれているという。これは便利だ。時間になったら、そこに行けばいいだけの話だからな。次の時間まで1時間ほど余裕があるから、何か食べるか、そうしよう。いくら疲れ…

  • 開き追って喋ったら、ハマった。

    待ち合わせをしている、女性を探せずに俺は焦った。なくしたものを見つけるときは、はさみに糸をまきつけると見つかる、ということを、漫画ちびまる子ちゃんで読んだことがあるが、俺は準備不足ではさみも糸も持ち合わせていなかった。いや、そもそも、待ち合わせの女性は、なくしものでも、落とし物でもない。 これって、昔あった出会い系で知り合った人と実際に会うけど、相手は来なくて建物の陰から眺めてるやつと同じじゃないか!?俺はそういう経験はないけど、そういう話はたくさん聞いてきた。そこから10数年後に自分が、そんな目に合うとは思ってもいなかったのだが・・・。相手が見つかった女性はどんどん、男性と一緒にラウンジに入…

  • お見合い ありがちな落とし穴

    1回目のお見合いは、NG判定であった。 お見合い中に、NGになりそうだと感じていたで、特にそこは気にしてはいない。ここは気を取り直して次に進むのみだ。そもそも、お見合いでは「ちょっと待ってくれ、もう一回考えてくれ」という敗者復活戦もなければ、調停案もない。 なので、俺は前向きに進むしか道はないんだ。向こうの彼女も、今頃、次の男と会っているに違いない。 合コンで知り合った女とこんなシーンを迎えたとすると、彼女は今他の男に抱かれてるのか、許せん!!と怒り心頭になるのだが、お見合いではそういう気持ちは全くない。健全な出会い方だぜ。 さて、俺は色々な女子に申し込みをしていた。そう、気になる女子には片っ…

  • お見合いデビュー

    俺は、成立した彼女のプロフィールを熟読した。仕事や趣味はもちろん、自己PR<から読み取れることも記憶した。写真を拡大して、本当にかわいいのか?や、胸が大きいのかといったエッチな想像をすることは必須だ。怠ってはいけない。 彼女のプロフィールを記憶するだけではダメだ。俺は何をどう話そうかを一生懸命組み立てた。これを話してみたい、あれを聞いてみよう。 俺は徹子の部屋の黒柳徹子にならなくてはいけないのだ、笑っていいとものタモリだ、どうやら、お笑い芸人になる必要はなさそうだ。 当日、私は指定された喫茶店のようなところに、ノコノコと出かけていった。どんな人が来るのか楽しみな反面、少し恥ずかしさもある。 店…

  • 婚活 鉄の掟 その1

    俺は止まることなく来る申し込みを見ながら、やはり自分はモテるんだなと正直、思っていた。しかし、自分の申し込みをした人たちからは何の連絡もない。結局この日は何の返答もなく終わった。確か、7人くらいに申し込みをした気がする。俺は、モテるからみんなから返事が来ると信じていた。そう、心から信じていたのだ。俺は過去の経験からそれを知っていたから。しかし、それでも返事は来ないのだ。待てど暮らせど来ないとは、このことだ。少し、焦りながら申込み状況を確認した。すると、4人消えていた。消えるということは、お断りをされたってことを意味する。 えっ!?どうして?俺モテるんだけど、なんであんたらは断るのだ?ちゃんと吟…

  • いざ、申し込み!!

    登録が完了し、相手を見つけるサイトにアクセスをしてみた。初めてだからドキドキだ。閲覧は異性のみだ。どんな男が自分の敵なのか見たかったが、男ばかりみていても楽しいことなんてない。早速俺は、女子を物色し始めた。どの子もかわいい、きれいだ、たまにそうでもないのがいる、これが俺の本音だ。 女の子のプロフィールを読んで、会ってみたい女子を探す、これが鉄則だ。可愛いからといって、申し込みを押すのはダメだ。どうせあっちも、写真は盛っているはずだ。女子の角度をつけて撮影されている写真は、「訳あり」のサインということに、俺は後でわかった。角度をつけているのは、この角度が一番かわいく見えるというからくりなのだ。し…

  • カッコいい写真撮ろうぜ!

    そんな軽いノリで誘われて、何も考えずに「おぅ、やろーやろー」と言ってしまった、俺。ここから、私と彼女との婚活が始まったのである。彼女とは年齢も同じ、地元も同じ、小学校は隣だったということが分かり、一気に意気投合した。懐かしい友達みたいな感じだと思えばいい。さて、始めるといった以上、やらないといけない。まずは申込用紙に名前を書こうねと、サークルの勧誘かよ。俺は彼女と一緒に夕食を食べてから、確か、美味しいパエリアだった、ホテルのラウンジで事務手続きをした。別にホテルである必要は全くなかったのだが、夜遅くまでやってるところはラウンジだよね、 そうだよねぇーと二人で声を合せてのんきにラウンジに向かった…

  • ねぇ、あなた婚活しなーい?

    俺はその日、知人に誘われた異業種交流会に来ていた。名前だけ聞くと、映画の一シーンを思わせるようなパーティのように聞こえるが、ただの街コンとカップリングパーティを掛け合わせたようなものだ。当然、知り合いの男女はいない。特段かっこいいやつもいないし、あっと驚く美人もいない。最も、俺も周りからそう思われていたに違いないが、自分はイケてると信じ周囲に愛想笑いを振りまいてた。この営業笑顔は、プロのCAだって驚くに違いない。さて、このパーティは、1対1で10分程度話したら、次の女子と話すってやつだ。これは得意だ。俺は合コンを何百回とやってきた。初対面で話をして好印象を植え付けるなんて、楽勝だ。さぁ、開始だ…

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1勝100敗 婚活回想録
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