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ヴィンテージアクセサリー カントリージェントルマン https://www.countrygentleman.co/

Country Gentlemanは2016年にブランドをスタートしました。アンティークフォークを用いて制作されたバングルなど、アンティークの銀食器を使用したヴィンテージアクセサリーをメンズを中心に製作・販売しております。

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2020/03/25

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  • ヴィンテージリングに隠された「秘密の鍵」の物語

    ご無沙汰しております、カントリージェントルマンです。 今回はまた一風変わった視点から、ヴィンテージリングの魅力についてお伝えできればと思っております。 現代においても、そして歴史を振り返ってみても、リングというアクセサリーは様々な役割を果たしています。 ファッションにおける「装飾」はもちろんのこと、カレッジリングは「所属」を表し、シグネットリングは「証明」、マリッジリングは「約束」という意味がそれぞれ付与されています。 今回お伝えするヴィンテージ(アンティーク)リングは、「秘密」をその身に宿した非常に奇異な指輪です。 まだあまり知られていない、ヴィンテージリングに隠された秘密の鍵の物語を、今回はお話しさせていただきます。 世界最古のリング さて、今回ご紹介するリングは古代ローマ時代のものなのですが、当ブログの慣例に従い(?)大いに脱線をしてまずはそれよりもはるか前の世界最古のリングの歴史から、お話を始めたいと思います。 諸説ありますが、一般的には紀元前3,000年前の古代エジプトのリングが、世界最古のものであるとされています。 Metropolitan Museum of Art ,

  • 真実のサステナビリティとは -「ヴィンテージ」という1つの可能性-

    本記事をご覧いただきまして、ありがとうございます。 Country Gentlemanです。 最近ではなかなか時間を取ることができずブログ執筆の頻度が低くなってきており、自分としても非常に歯がゆい思いをしております。 そんな中でも、定期的にご覧いただいております稀有な皆様へ、まずは深く深く御礼を申し上げます。 さて今回取り上げます題材は、通常の「ヴィンテージアクセサリーの歴史について」ではなく、 最近耳にする機会が増えております「サステナビリティ」という言葉をテーマとし、 あくまで私個人の主観からではありますが、ヴィンテージが持つ可能性を絡めまして、少し考えを述べさせていただければと思います。 ※注※ 本記事は決して特定の方や考え方を攻撃・批判する目的はなく、「本当のサステナビリティ」とは何かを考えることから、 さらには「ヴィンテージ」が持つポジティブな可能性を照らし出していければと思っております。 少々固くなりましたが・・・前置きはこのあたりとしまして、早速お話を進めてまいります。 サステナビリティとは サステナビリティ(Sustainability)を直訳すると、「持続可能性」とい

  • 新作制作過程のご紹介(ヴィンテージボロネッカチーフ"Thick & Thin")

    Country Gentlemanです。 ようやく自分の仕事がひと段落(正確にはしてはいないのですが・・・)というところになり、少しずつ活動を再開していければと思っております。 その第一弾として進めておりましたのが、ヴィンテージボロネッカチーフ(Vintage Boro Neckerchief)の新たなバージョン、"Thick & Thin"です。 そもそもヴィンテージボロネッカチーフはカントリージェントルマンの完全オリジナルプロダクトとして、既に販売はしておりました。 <ヴィンテージボロネッカチーフ No.2> しかし一つ、また一つとお客様のもとに旅立っていくネッカチーフを見送り、残すところあと1つの作品を残すのみとなりました。 同じスタイル、形状にて制作することもできはしたのですが、頭の中ではまた別の興味深いスタイルが浮かんできており、そちらの新規制作に取り掛かることにしました。 今回はその制作過程の旅に、少しだけお付き合いいただけますと幸いです。 素材探し そもそも、このヴィンテージボロネッカチーフ(Vintage Boro Neckerchief)は、3つのヴィンテージ素材から

  • 新商品「ヴィンテージアルバートチェーンフォブネックレス」と、その深淵なる歴史について

    多忙にかまけて、更新がかなり遅れてしまいました。 ご無沙汰しております、カントリージェントルマンです。 今回は新たな商品「ヴィンテージアルバートチェーンフォブネックレス」のご紹介と、このヴィンテージにまつわるあまりに深い歴史をご紹介してまいりたいと思っております。 <ヴィンテージアルバートチェーンフォブネックレス> ご興味をお持ちいただけました稀有な読者の皆様におかれましては、ぜひ気楽なお気持ちでゆっくりとご覧いただけますと幸いです。 新商品「ヴィンテージアルバートチェーンフォブネックレス」 今回ご紹介する新商品は、ヴィンテージのアルバートチェーンに取り付けられていた、”フォブ(Fob)”と呼ばれる、一種のアクセサリーを、そのままネックレスへ生まれ変わらせたものとなります。 ホールマークが打刻されており、私が所有するホールマークブックによれば 「製造メーカー(工房)はJ.S、試金鑑定所(アッセイ・オフィス)はバーミンガム、1885年に製造(約137年前)」 の作品であり、英国の法律に照らしてその品質が認められた銀製品であることがわかります。 (年代に関しましては、画像を参考にご確認くだ

  • 美しきヴィンテージシルバーカフとS.Kirk & Sonの歴史

    ご無沙汰しております。Country Gentlemanです。 <ヴィンテージシルバーカフ”CLP”> 今回は、滑らからな曲線と手彫りの美しさが際立つモノグラムが配された、ヴィンテージシルバーカフ。 こちらを皆様にご紹介させていただければと思います。 ブランドは、今はなきボルチモアスタイルの名手、S.Kirk & Son。 せっかくのおすすめの作品ですので、ぜひ今回も皆様と共に少しの間タイムトラベルを楽しみたいと思っております。 お時間のございます方は、お付き合いをいただけますと幸いです。 注:今回も私の主観や推察が大いに含まれた記事となりますため、誤訳や誤り等が含まれる可能性がございます。 詳しくはぜひご自身の手でお調べをいただけますと幸いです。 S.Kirk & Sonの歴史 シルバー製品(主に銀食器)のブランドであるS.Kirk & Sonの歴史は、一人の優れた銀細工職人によって始まりました。 彼の名はSamuel Kirk(サミュエル・カーク 1793-1872)。 ペンシルベニア州出身の彼は、1810年にフィラデルフィアのJames Howell(ジェームス・ハウエル)に弟子

  • 古代のシルバーアクセサリー・ジュエリーの製作方法とは

    現代の私たちが身につけているアクセサリー・ジュエリーには様々な種類があります。 Gary Todd from Xinzheng, China, CC0, via Wikimedia Commons 以下簡単に例を挙げただけでも、 ネックレス リング ピアス ペンダント イヤリング ブレスレット バングル など、貴金属や貴石とを組み合わせながら、これまで人類が製作してきた装飾品は夥しい数になることと思います。 古くは数千年も前から、当時の職人の手によって丁寧に作られた芸術品のような装飾品の数々は、今でも世界各地の博物館で多くの人たちの目を楽しませてくれます。 と、ここである疑問が頭をもたげてきます。 それは 「現代のような高度な技術や道具が存在していなかった数千年前の職人たちは、どのようにしてアクセサリー・ジュエリーを製作していたのか」 という疑問です。 今回は単なるアクセサリー・ジュエリーに関する歴史をご紹介するのではなく、それらがどのようにして”作られていたのか”を一緒にお考えをいただければと思います。 ※今回記事を執筆するにあたり様々な情報源にあたってまいりましたが、多くの点におい

  • ハックシルバーとヴァイキングの知られざる歴史

    私事や生業の方面にて多忙となり、なかなか更新ができず歯痒い思いをしております。 Country Gentlemanでございます。 今回は、日本ではまだあまり知られていないシルバーにまつわる、非常に興味深い歴史をお伝えさせて頂きます。 それが、ハックシルバーと呼ばれるものです。 これまで本サイトにてご紹介してきた豪華絢爛、美しい芸術的なシルバーとは異なり、荒々しい歴史をその背景に持つハックシルバーの魅力的な歴史を、今回はご紹介してまいりたいと思います。 ※前提として、私は歴史学者でもなければ、本記事も全てが厳格な著書を元に執筆されたものではありません。詳細をお調べになられたい方におかれましては、ぜひ先達の論分や著書に触れてご確認をいただければと思います ハックシルバーとは British Museum , CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons ※画像のハックシルバーは905年ごろのものと見られ、1840年に発掘され現在は英国博物館に所蔵されています。 ハックシルバーとは、その名の通りハック(Hack):叩き斬られた、切り刻まれたシルバーのことを指します。

  • 新年のご挨拶とグラフィティにまつわる思い出

    遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。 Country Gentlemanでございます。 昨年末はとうとう世界的疫病に感染し、日々の健康の大切さを思い知る年末となりました。 現在は回復し、ようやく徐々に活動を再開させていただいております。 また、私事ながら月末〜来月初めには、妻が出産の予定となり、何かとバタバタ忙しい日々となりまして、 新作の発表も記事の更新も滞っておりました。 ...なんとも言い訳がましい書き出しとなりましたが、改めまして皆様本年も何卒よろしくお願い致します。 ※こちらの作品の詳細につきましては、後述させていただきます。 2022年のカントリージェントルマン 昨年目標とした「毎月一つの新作発表」については、実現ができないままとうとう年が明けてしまいました。 目標が達成できなかった自分をしっかりと自戒しつつも、同時に「もしその目標がなければ、ここまでは頑張れなかったかもしれない」という思いも抱いております。 過去にどこかで触れたビジネス書にも 「目標はとにかく大きく。100を目標にしていたら、70-80で終わってしまう」 といった意図の表現があったことをふ

  • 【新作紹介】ヴィンテージシルバー×アップサイクルバングル

    以前の投稿からかなり時間が空いてしまいました。 Country Gentlemanでございます。 今回は、完全オリジナルの新作をご紹介したく、本記事を執筆しております。 実は新作を制作するきっかけとなったのが、以前私が書いた記事ヴィンテージアクセサリーを巡る思考の旅 でご紹介した一言でした。 「生産とは破壊である」 とは私がある方から聞いたお話しであり、何故かは分かりませんがこの言葉は私の心の中でずっと消えずに残っていました。 さて、その「生産とは破壊である」を具体的に表すとすれば、 GDPが著しく上昇するのは”恐慌”や”戦争”という、いわば最も大きな”破壊”の後である ジーンズ一本を生産するために必要となる水の量は約7,500リットルである のように、 端的に言えば「何かを生み出すためには何かを破壊しなければならない」ということを意味する言葉でした。 この事実に対し、名だたるブランドであるLevi'sやPatagoniaなどが、その”破壊”の度合いを抑えながら生産活動をしていますが、彼らですらそれを”ゼロ”にすることは実現できていないということも、また知るところとなります。 そのよ

  • ”白きモーニングリング”の美しくも儚い歴史とは

    「死」は、この世に生を受けたもの全てに分け隔てなく訪れる、避けることのできない要素です。 人々は亡くなった人の死を悼み、悲しみ、喪に服します。 その哀悼の意を示すべく、中世ではモーニングリングと呼ばれる黒い指輪が身につけられていました。 喪服が黒を基調とされているように、このモーニングリングと呼ばれる指輪も黒い石(ジェットやオニキス)、黒いエナメルなど、色としては”黒”を軸に制作されていました。 しかし実は、モーニングリングには黒だけでなく、白いものが存在していたことをご存知だったでしょうか。 今回はそんな”白い”モーニングリングにまつわる、美しくも儚い歴史をご紹介させて頂きます。 純白のモーニングリングの儚い歴史 Leicestershire County Council, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons ※こちらのモーニングリングは1762年に制作されたと見られ、”ELIZ SIMPSON OB 18 FEB 1762”とあることから1762年2月18日に亡くなった、若い方を偲ぶために作られたと推察されます。 一般的なモーニングリングが”黒”を基調

  • ブランドストーリー:素晴らしいお客様との出会い

    カントリージェントルマンでは、2016年にブランドを立ち上げてから、これまでに数多くの作品をお届けしてまいりました。 そんな中で、私が密かに誇りに思っていることがあります。 それは立ち上げから現在まで、感謝のお気持ちをお伝えいただくことばかりで、お叱りの言葉やクレームを頂戴したことは一度もない。という事実です。 (サイトの不具合などでご迷惑をおかけしたことはございますが。。) 私は”職人”ではなく、あくまで”歴史の案内人”である(と勝手に自負しておる次第です)という立場ではあるものの、 しかし当然ながら作品をご購入いただくお客様に、 「この作品を手に入れられてよかった」「大切な人へのギフトにふさわしい」と思っていただけるように、 そして何より喜んでいただけるように、 サイト作り、作品の制作、発送など全ての工程において真摯に、丁寧に歩んできたつもりでおります。 ・・・と言いますと、あたかも私の対応や作品が素晴らしいから、その結果が得られたのだと誤解されてしまいかねませんが、私の本意は決してそこにはなく、 今回お伝えしたいことはカントリージェントルマンは「素晴らしいお客様」お一人お一人に支

  • シグネットリングとモノグラムの美しき歴史

    The Portable Antiquities Scheme/ The Trustees of the British Museum, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons これまでシグネットリングに関する興味深い歴史について、様々な角度からお伝えしてまいりました。 このリングの形は時を経るにつれよりシンプルに、そして洗練された形へとブラッシュアップされてきました。 しかしその中でも決してその姿を変えない一つの要素があります。それが、モノグラムです。 持ち主の名前、姓、ミドルネームなどを芸術的な感覚で組み合わせ、 平面でありながらも立体的に見えるこの不思議なデザイン=モノグラムはこれまで多くのシグネットリングに採用されてきました。 もちろんシグネットリングには文字だけでなく、家紋などのモチーフが彫り込まれることもありますが、 現代においても人気のあるデザインとして、このモノグラムが多数採用されているのを折に触れて目にします。 何も考えずに見れば単なる文字の組み合わせに過ぎませんが、当ブランドサイトをご覧いただいているファッションフリークの皆様であれば

  • 新作のご紹介<ベイビーフードプッシャーリング>

    久しぶりの、ヴィンテージの銀食器を素材としたアクセサリー3点のご紹介となります。 すでにご存知のブランドの新たなパターンや、これまでに使用したことのない素材まで、バリエーション豊かな3点のご紹介となりますため、 ぜひ最後までご覧をいただけますと幸いです。 ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7” <ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”> まず初めにご紹介するのが、ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”という、これまでにないヴィンテージアクセサリーとなります。 こちらのベイビーフードプッシャーは、1894年にアメリカはマサチューセッツ州アトルボロで創業したWebster Companyが1910年に発表した、”WSC7”というパターンを採用しております。 <ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”> このWebster Companyは、1950年にかの有名な銀食器ブランドReed and BartonSilverCompanyの一部になるまで存在していた、今は存在しないブランドとなっております。 さて、ここでそもそも「ベイビ

  • ホーボーとホーボーサインの知られざる歴史と新作のご紹介

    何の役にも立たないと思っていた情報が、それを忘れ去ってしまうほどの年月の後にひょっこりと顔を出し、あろうことか新しいアイデアにつながることがあります。 私にとってその一つが、ホーボーとホーボーサイン、そしてホーボーニッケルという繋がりでした。 とはいえ、当ブログをご覧いただいている皆様の中には、「ホーボーって何?」という方も確実にいらっしゃることと思います。 今回は、(またも)ヴィンテージアクセサリーの歴史から少し離れ、しかし非常に興味深い歴史について、お話をさせていただければと思います。 ※後半では、ホーボーの歴史を基にカントリージェントルマンが制作した、ホーボーサインサンダーバードネックレスのご紹介もございます。 <ホーボーサイン サンダーバードネックレス> ぜひ最後まで(気長に)ご覧いただければ幸いです。 ホーボーとは? ホーボー(Hobo)とは、一言で言えば「仕事を求めて放浪する労働者」のことを指します。(トランプと呼ばれることもあるようです。) 彼らの主な移動手段は鉄道であり、いつ頃から彼らのような労働者が生まれたのかは明確にはわかっていませんが、「鉄道に乗って仕事を求めて放

  • NEW! ヴィンテージダイス バッテリーバード "Lucky you"

    今回は久々の登場となる、ヴィンテージ素材を使用して制作した、バッテリーバードのご紹介となります。 <ヴィンテージダイス バッテリーバード"Lucky You"> 今回も以前制作したバッテリーバード"Country Boy"と同様に、素材のほとんどにヴィンテージの素材を使用しているほか、通常バッテリーバードではほとんど使用されない素材を採用致しました。 それがこちらのヴィンテージダイス(サイコロ)です。 1940年代(今から80年前ごろ)のベークライトと呼ばれる素材で作られており、とても味わい深い赤色がこのバッテリーバードに独特な雰囲気を与えてくれています。 ※バッテリーバードの味わい深い歴史については、別記事:バッテリーバードの知られざる歴史とは をご覧ください。 ヴィンテージダイスの素材:ベークライトとは ベークライトは現在世界中で使われている”プラスチック”の前身のような存在であり、1907年にレオ・ベークランドという化学者が発明し、彼の名前にちなんでベークライトと名付けられたとされています。 ※1935年のベークライト樹脂とワニス検査室の様子 ベークライトは非常に硬く、また熱・電

  • 腕章(アームレット)の知られざる歴史

    ご無沙汰しております。 これまで当ブランド、カントリージェントルマンではアクセサリーに関する知られざる歴史をご紹介してまいりましたが、御多分に洩れず今回もかなりマニアックな内容となっております。 多くの方にとっては退屈極まりないお話となるかもしれません。 お時間に余裕のあるファッションフリークの皆様にのみ、御覧をいただけますと幸いです。 さて、「腕章」というものがあること自体は、おそらくほとんどの方がすでにご存知かと思います。 現代では主にスポーツの試合や、軍隊の制服などで目にする機会があります。 具体的にはサッカーのキャプテンマークと呼ばれる腕章や、軍においては階級を表すための腕章が身につけられています。 FOTO:FORTEPAN / Nagy József, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons しかし実はこの「腕章」を表す単語(英語)は2つ存在していることはご存知でしたでしょうか。 1つは先述したような「arm band(Brassard)」、もう1つが今回ご紹介する「armlet」という言葉です。 ※上記2つの言葉の違いを端的に表すとすれば、

  • 新作のご紹介:ヴィンテージドライブインシアターネックレス

    タイトルを読んでも、一体どんな作品なのか全く分からない。 今回はそんな、これまでになく”特殊”なアクセサリーのご紹介をさせていただきます。 <ヴィンテージ”ドライブインシアター”ネックレス> 今回ご紹介する作品は、おそらくこれまでアクセサリーの素材として用いられることがほとんどなかったであろう”ヴィンテージチケット”と”ヴィンテージフィルム”を採用し、全ての工程を手作業で仕上げたフルハンドメイドのアクセサリー(ネックレス)となります。 私が愛する、”失われつつある”素晴らしい文化の一つ、”ドライブインシアター”の歴史を絡めながら、その文化自体を体現してくれるような、この特別なアクセサリーについてご紹介させていただきます。 ヴィンテージドライブインシアターネックレス 現代の若い方々はご存知ない方も多いかもしれませんが、 ドライブインシアターを一言で言えば「広大な駐車場に車を停め、そこを観客席として前方の巨大スクリーンで映画を見ることができる場所」と言えるかと思います。 (ちなみにその発祥の地はアメリカ、1930年頃から多くの人気を獲得し始めました。) 今でこそNetflixなど自宅やスマ

  • 新作のご紹介:ヴィンテージボロネッカチーフ×5colors

    2022年最初の新作のご紹介となります。 カントリージェントルマンのオリジナル作品としてご好評をいただいております、ヴィンテージボロネッカチーフが5種類のカラーで登場致しました。 ヴィンテージボロネッカチーフの詳細につきましては、別記事:新作 ”ヴィンテージボロネッカチーフ”のご紹介 をご覧いただければその価値や魅力を感じていただけるかと思います。 ここでこの作品を簡潔にお伝えするとすれば、「アメリカと日本のヴィンテージテキスタイルの出会い」をテーマに作成した、ヴィンテージネッカチーフと言えるかと思います。 なお、素材については以下のような「こだわりのヴィンテージテキスタイルのみ」を使用した贅沢な作りとなっております。 ボロ:明治から昭和初期に制作されたボロ(福島県会津地方から収集) フラワーサック:1950年台のアメリカの小麦袋(世界大戦時に、小麦粉袋はドレスの生地としても使用され、現代のような紙・ビニールなどではなくコットンで作られていた時期がありました。) バンダナ:1950年代〜1980年代までのアメリカ製ヴィンテージバンダナ それでは、作品を1つ1つご紹介させていただきます。

  • 2022年、新年のご挨拶とこれからのカントリージェントルマン。

    新年明けましておめでとうございます。 気がつけば1月ももう半ばとなり、年々時が経つのが早くなることに驚くばかりです。 当ブランド、カントリージェントルマンは私一人で全ての工程を行なっているため、何かイレギュラーなスケジュールが入ればすぐに全ての計画が変わってしまい、 昨年はなかなか思うように新作の発表や、知られざる歴史について言及することもできずにおりました。 そのため、定期的に訪れてくださっている皆様へ大変申し訳ない気持ちでおりました。 ”今年の抱負”などと、大それた話は私の性格上そぐわないものではあるのですが、今年あえてそれを掲げるとすればどんなものになるだろう。と少し考える時間があり、 今回はそれを皆様へ、ある種の”告白”のような形でお伝えができればと思いながら本記事を執筆しております。 驚きは人類の最上の部分である。 とは、かの有名なヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(ナポレオンが愛読した「若きウェルテルの悩み」の執筆者であり、世界中に愛読者を持つドイツの文豪)の言葉です。 記憶力がそれほど良くない自分が、彼の著作の中で珍しく覚えている言葉の1つなのですが、我々人間は多くの

  • ヴィンテージポスターの知られざる歴史とは

    人に何かを「伝えたい」。 これは我々人類が生活をする上で、遥か数千年も前から脈々と受け継がれてきた想いです。 例外なく私にも湧き上がってきたそんな「伝えたい」という気持ちを実現すべく、いつもお伝えしているヴィンテージアクセサリーの世界から少し離れ、 今回はヴィンテージポスターにまつわる知られざる歴史をお伝えしたいと思います。 外出することすらままならない現代において、ことインテリアの重要性はこれまでになく高まってきているのを感じています。 そんな中でふと壁に飾ってある「ポスター」は、私たちの目をいつも楽しませてくれます。 そんなポスターにまつわる歴史を、是非とも調べてみたい。そう思い、この記事を書いております。 ※はじめにお含み置きいただきたいこととして、私はポスターについての知識はほとんどなく、あくまでも素人なりの視点で、私なりの観点から、ポスターの歴史を紐解いていきたいと思っております。 より詳細な歴史をお知りになりたい方は、ポスターを愛する偉大な先達の方々の情報をご覧いただければと思います。(先達の皆様におかれましては、どうか温かい目で見守っていただければ幸いです。。) それでは

  • 伝説のスピークイージー”The 21 Club”の偉大な歴史とヴィンテージトークン

    私がとても心惹かれる、愛すべき文化の一つが「スピークイージー」と呼ばれるものです。 スピークイージーとは、、簡単に言えば「禁酒法時代に生まれたもぐり酒場」のことを指します。(詳しくは別記事:知られざるスピークイージーの歴史とはでもご紹介しております) (1919年1月17日のニューヨークタイムス。38州が禁酒法を批准したことが報じられている。) この文化は今でも世界各地で受け継がれており、私がハネムーンで訪れたハワイにもこのスピークイージーがありました。(詳しくはSky WaikikiのThe Back Barでお調べください。予約必須です。) ※アメリカにはこの他にも、未だ数多くのスピークイージーが存在しています。別サイトですが、現代のスピークイージーがまとめられた優れた記事がありましたので掲載させていただきます。興味のある方はご覧下さい。(https://www.timeout.com/newyork/bars/the-best-speakeasies-in-nyc) 最盛期には3万件を超えて存在したとされるスピークイージーの頂点に立ったと言えるのが、ご存知伝説のスピークイージー、

  • 新商品のご紹介:ヴィンテージアート<Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Company>

    インテリアの雰囲気をワンランク上へと格上げしてくれる、ヴィンテージアートの登場です。 こちらのヴィンテージアートは、現在では使用できないアメリカの古い株券となっております。 中央に存在感あふれるダイナミックな書体で描かれているのは「Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Company」という、アメリカの古い鉄道会社の名前です。 今回はこちらのアートにまつわる歴史も合わせて、ご紹介してまいります。 Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Companyとは このクリーブランド、シンシナティ、シカゴアンドセントルイスレイルロードカンパニー<Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Company)は、 クリーブランド、コロンバス、シンシナティ、インディアナポリス鉄道、シンシナティ、インディア

  • スプーンリングの説明書 カントリージェントルマン版

    本記事では、そのスプーンリングにまつわる様々な疑問に関して、お客様からのご質問などをもとに、正直かつ丁寧に回答させていただくことで、説明書としてお読みいただけるような記事を目指し、執筆致しました。 <目次> ※各項目へスキップします。 ・指のサイズ(号数)の測り方 ・スプーンリングの素材について ・スプーンリングのお手入れ ・スプーンリングのサイズ調整 ・意外と気がつかない部分:スプーンリングの幅 スプーンリングをご購入いただく際の、ご参考としていただければ幸いでございます。 (当サイトではヴィンテージアクセサリーに関する知られざる歴史に関する記事を、多数執筆しております。スプーンリングの歴史などもご用意しておりますので、ぜひご覧くださいませ。) 指のサイズ(号数)の測り方 お客様から「スプーンリングのサイズはどうやって決めれば(調べれば)良いのか」というようなご質問をいただくことがございます。 実は、サイズの計測方法には主に以下3つの方法があります。 1:家にある

  • ブルックリンの窓に学ぶ知られざる歴史

    前回の記事からの続きとなりますが、今回はブルックリンの窓の歴史を調べていた際、また興味深いストーリーがいくつか見つかりましたことから、 今回は「ブルックリンの窓に学ぶ知られざる歴史」と題し、窓にまつわる知られざるストーリーをお伝えしたいと思います。 (最近はかなり個人的な趣味に偏った記事ばかりで大変恐縮ですが、もちろん新たなヴィンテージ作品の制作も進めております。そちらも近日中に発表予定となりますので、ご期待いただければ幸いです。) それでは、早速始めさせていただきます。 ※注意点:私は建築に関する知識も経験も全くない人間であり、可能な限り信頼できる情報をお伝えするように心がけておりますが、あくまでも素人の推察、個人的な意見を多分に含んでおりますため、もし修正すべき点等ございましたらご連絡をいただけますと幸いです。 ブルックリンの窓とは 私がニューヨークに滞在していた頃、自分の憧れの場所であったブルックリンの街をあてもなく歩き回っては、「憧れの場所を今歩いているんだ」と言う信じられない喜びに自然と顔がにやけてしまい、 今思えば「金髪の東洋人がニヤニヤしながら歩いている」と気持ち悪がられ

  • ”真実”のブルックリンインテリアとは

    私事ながら、最近ふと「そろそろ家でも建てようか」などという思いが少しずつ高まってきており、 色々と頭の中でデザインを考えておりました。 これは私の悪い癖でもあるのですが、一つ何かを始めようとすると、「なんとなくこんな感じ」では済まされなくなるほど、どんどん調べを進めていってしまい、最後には疲れ果ててやめてしまうということがままあります。 今回はそんな流れから、私の好きなブルックリンのインテリアについてお話しさせていただきたいと思います。 ※注意点※ 本記事は私の個人的見解、拙い知識、全くの見当違いと思われる意見などがふんだんに織り込まれております。インテリア業界、ハウスメーカー業界などその他豊富な知識をお持ちの方がおられましたら、 そっと本記事を閉じていただくか、どうか温かなお心持ちでご指摘・ご意見等いただけますと幸いです。 ブルックリン”風”インテリアと、ブルックリンのインテリア かなり刺激的な書き出しになりそうな予感がしておりますが、、本記事はいかなるインテリアも批判する意図を含むものではなく、あくまでも日本のブルックリン風インテリアと、実際のブルックリンインテリアの間にある違和感

  • ヴィンテージアクセサリーを巡る思考の旅

    ヴィンテージアクセサリー。 この言葉の響きを耳にするたび、心が躍る自分に気がつきます。 ヴィンテージの銀食器を使用したスプーンリングや、ヴィンテージのテキスタイルを使用したボロネッカチーフ、ヴィンテージプラスチックから制作したバッテリーバードなど、 これまでカントリージェントルマンでは様々なスタイルのヴィンテージアクセサリーを生み出してきました。 <ヴィンテージスプーンリング”Virginia Dare”のご購入はこちら> また同時に、それらが持つ歴史をリスペクトしながら皆様へご紹介するべく、ブログの執筆も続いています。 (うちいくつかの記事の内容は、幾人かの方のサイト上に許可なくコピーされ、さらにいくつかはこちらが意図しない内容へ改変されてさえいることを、とても残念に思います。 ぜひ一度、ご自分で歴史を掘り起こすという大変かつ非常に興味深い作業を楽しんでみていただければと切に願います。) そんな中で、今ここで改めて”ヴィンテージアクセサリー”というものが持つ意味や、それが及ぼす影響、そしてその周辺の状況などについて自分なりに深く考えてみたいという思うに至り、今この記事を執筆しています

  • ヴィンテージフォークバングル”Renaissance”の入荷と、その知られざる歴史について

    今回ご紹介するのは、初登場となるDominick&Haffが1894年(127年前)に発表した、重厚感あふれる傑作パターン”Renaissance”のフォークから制作された、ヴィンテージフォークバングル”Renaissance”となります。 <ヴィンテージフォークバングル”Renaissance> Dominick&HaffはニューヨークでHenry Blanchard DominickとLeroy B. Haffによって、1872年に設立された銀食器ブランドでした。 高いデザイン力と彫金技術で瞬く間に人気を得ますが、1928年に世界的な銀食器ブランドであるReed&Bartonに売却・吸収された、今はなきブランドの一つとなっています。 (ニューヨークはアッパーイーストサイドにある美術館、Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museumの美しいコレクションの一つ。Dominick&Haffが得意とした”打ち出し”と呼ばれる技法で立体感を持たせた葉が印象的な作品。1888年の作品) ちなみに彼らの生み出した素晴らしい銀食器たちはその芸術性の高さが評価され、

  • 【新作情報】ヴィンテージスプーンリング&ヴィンテージボロネッカチーフ

    今回はヴィンテージよりもアンティークという言葉がふさわしいほどの、遥か時を超えて届いた美しいスプーンリング、そしてヴィンテージボロネッカチーフの新色をご紹介致します。 例に洩れず今回もかなりの長文となっておりますが、味わい深いヴィンテージ品の魅力を余すところなくお伝えして参りますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 ヴィンテージスプーンリング"Corinthian" <ヴィンテージスプーンリング"Corinthian"> 今回新しく入荷したのは、世界的な銀食器ブランドとして名を馳せたGORHAM社(エイブラハム・リンカーンの夫人も使用していたとされています)が、 今から約149年も前の1872年に発表した、"Corinthian"と呼ばれるパターンのスプーンから制作された、ヴィンテージスプーンリングとなります。 決して華美ではなく、それでいて高級感を持つこの佇まいからは、当時のデザイナーの高い美意識を感じ取ることができます。 この"Corinthian"をデザインしたのが、当時実力派デザイナーとして名を馳せた、George Wilkinson(1819-1894)でした。 イギリ

  • ヴィンテージアクセサリーをプレゼントしたいあなたへ。”特別な”セレクト方法とは

    ヴィンテージアクセサリー。 それは様々な歴史や背景を持ち、生まれたてのアクセサリーでは決して持ち得ないストーリーを内包する特別な品物。 ここ日本でも、多くのファッショニスタたちがヴィンテージアクセサリーやヴィンテージジーンズなど、”ヴィンテージ”が持つ魅力に惹かれています。 今回は、そんなヴィンテージアクセサリーを自分の大切な人へのプレゼントとして贈られる際、知っておいていただきたい事柄などを、 ヴィンテージの魅力、おすすめしたい方、作品の選び方などを含めて、全方位的にまとめてまいります。 ヴィンテージアクセサリーの魅力 ヴィンテージアクセサリーにはいくつもの魅力がありますが、一番の魅力はそのものが持つ”ストーリー”にあります。 例えば、スプーンリングと呼ばれるアクセサリー。 スプーンリングの歴史については別記事をご覧頂ければと思いますが、かいつまんでお話しするとすれば、 「17世紀ごろのイギリスで、召使いは当時富裕層しか所持できなかった高価な銀食器を主人の家から盗み出し、自らの恋人へ婚姻を求める際のリングとして、スプーンをリングにして贈った」ことが、 その歴史の始まりであるとされてい

  • 新作入荷第3弾 ヴィンテージフォークバングル入荷のお知らせ

    思わず誰かに語りたくなる、そんな歴史や背景をその身に秘めたヴィンテージアクセサリーたち。 今から50年〜100年以上前に発表・制作された銀食器などから、これまでいくつものヴィンテージバングルを制作してまいりました。 今回、また違った背景・歴史を持つヴィンテージバングルを多数入荷致しましたので、一つ一つの歴史を味わいながらご紹介させていただきます。 ヴィンテージフォークバングル<Berain> ヴィンテージフォークバングル<Berain> 1907年に発表されたこのBerainというフォークのパターンは、今からなんと約113年前のデザインです。 "Berain"という単語は明確な意味が示されておらず、またこのBerainに関するデザインのモチーフがなんだったかという記録も判然としません。 ここからはあくまでも私の推察ではありますが、1900年台初頭という年代、このデザイン、そして"Berain"という名前から考えるに、 このデザインは”Jean Berain the Elder”という17世紀のオランダ生まれのパリの彫刻家・図案家と、なんらかの関係性があったのではないかと考えられます。

  • 新作入荷第2弾-ヴィンテージアーミー(パイロット)バッジリング-

    今回はCountry Gentlemanが愛してやまない、ヴィンテージアーミー(パイロット)バッジリングの新作について、ご紹介をさせていただきます。 アメリカ空軍において、彼らは日々厳しいトレーニング・過程を行っており、世界でも有数の精鋭部隊としてその名を知られていますが、 一定の過程を修了した者にだけ送られる、特別なバッジがあることをご存知でしょうか。 それこそが、今回ご紹介するアーミー(パイロット)バッジなるものです。 ※ヴィンテージのアーミーアクセサリーにご興味がおありになる方は、別記事:IDブレスレットの知られざる歴史 もぜひご覧ください。 制作をしながら、「いつまでも手元に置いておきたい」と思ってしまうほどに美しく魅力的な、ヴィンテージパイロットバッジリングたちを今回はご紹介してまいります。 ヴィンテージパイロットバッジリング -Aerial Gunner- 第二次大戦下にあった1943年、USAAF(アメリカ陸軍航空軍)がUSAF(アメリカ空軍)へと変遷していく中、 6週間のAerial gunnery course(空中砲撃コース)の訓練を修了した、優秀な兵士のみ与えられ

  • 新作入荷 ヴィンテージIDブレスレット

    年が明けてから、かなり遅れての投稿となりました。Country Gentlemanです。 昨年もたくさんの皆様にご注文をいただきまして、誠にありがとうございました。本年はヴィンテージアクセサリーはもちろん、新しい作品もどんどん制作していければと考えておりますので、 今年も改めまして、何卒よろしくお願い致します。 さて、新年1回目の記事の内容は、「新作入荷のお知らせ」となります。 新作と言いましても、基本的に当Country Gentlemanがご紹介するものは全てヴィンテージとなっておりますが。。 一つ一つに語りたくなるストーリーがあるIDブレスレットばかりとなりますので、少し長文とはなりますがぜひ最後までご覧をいただければ幸いに思います。 ※IDブレスレットの歴史についてお知りになりたい方は、別記事IDブレスレットの知られざる歴史 もご覧ください。 ヴィンテージIDブレスレット-MY LOVE ALWAYS JOAN- 状態、ID部分の厚み、年代判定の全てにおいて完璧な状態と言えるのが、こちらのIDブレスレットです。 通常IDブレスレットのID部分の厚みは、素材が銀ということもあり2

  • 新作 ”ヴィンテージボロネッカチーフ”のご紹介

    カントリージェントルマンオリジナルのヴィンテージ作品のご紹介です。 <ヴィンテージボロネッカチーフ> こちらのTime Paradoxシリーズ第一弾となる今作品 "ヴィンテージボロネッカチーフ"は、 「1950年代のパイロットと1800年代の女性の出会い」 をテーマに、ヴィンテージ素材・オールハンドメイドにこだわって制作致しました。 作品に使用している素材はほとんどがヴィンテージ素材からなり、 「ボロ」:明治から昭和に織られたヴィンテージ素材 「バンダナ」:1950年代〜1980年代までのアメリカ製ヴィンテージバンダナ 「フラワーサック 」:1950年代のアメリカ製ヴィンテージフラワーサック(小麦粉の袋) の3つから制作されました。 さらに一味違った楽しみ方をお試しいただくため、ヴィンテージの銀食器から作成した、ヴィンテージフォークリングワグルも付属。 素材はもちろんスターリングシルバー(純度92.5%の銀)からなり、一つ一つ丁寧に作り上げています。 製法 多くの人(特に寒い東北地方の人々)がボロを身に纏っていた際、彼らは耐久性を増すために1針1針手縫いで縫い目をつけていきました。 こ

  • ”Time Paradox Series”

    頭から離れない奇妙な物語。 皆さんも一度はそんなストーリーに触れたご経験がおありではないでしょうか。 私の場合、それが"Time Paradox”というものでした。 少し長くなりますが、この奇妙でありながらもとても興味深い矛盾について、 そしてカントリージェントルマンの新たな作品について、お話しさせていただければと思います。 ことの始まり これまでスプーンリングをはじめとして、メキシカンリングやポイズンリング、フレッドハービースタイルなど様々なヴィンテージアクセサリーの知られざる歴史に触れてきました。 そのどれもがとても味わい深く、そして独特な魅力に満ち溢れていました。 そんな歴史の数々に触れているうちに、徐々に自分の頭の中にあるイメージが湧き上がってきました。 それは 「もしこの時代のAがあの時代のBと出会ったとしたら、どんな作品が出来上がっていたのだろうか。」 という、ある意味小学生でも思いつきそうな単純で、尚且つ漠然としたイメージでした。 例えば1900年代初頭のネイティブアメリカン(銀細工の職人)が、17世期のヨーロッパの彫金職人と出会っていたらどんな作品ができていたのか、 ア

  • 古代ローマのアンティークアクセサリー【子供編】

    様々なアクセサリーの歴史を調べていくと、実はそれらがかなりの割合で古代ローマ時代には存在していたことに気づきます。 詳しくは改めて調べてみないとわかりませんが、個人的には現代におけるほとんど全てのアクセサリー(リング・ネックレス・バングルなど)の原型は、 この古代ローマ時代には完成していたのではなかろうかと思ってもいます。 さて、今回はそんな現代のアクセサリーの原型が数多く登場する、古代ローマのアンティークアクセサリー(お守り)をご紹介して参りますが、 特に今回は”子供”のアクセサリーに焦点を当てて、お話しさせていただきます。 古代ローマとは 古...

  • Happy Holidays 2020

    早いもので、あと1週間ほどで12月を迎えます。 月日が流れるのはあっという間で、思えば今年は目まぐるしいほどに様々な出来事がありました。 いつもとは違った生活様式を求められ、日々の暮らしをこなしながらも対応をしなければならず、ほとんどの人が戸惑いながらも生活をされていたことかと思います。 来年こそはいい年になればいいなと、少しばかりの期待を抱いております。 Happy Holidays Present カントリージェントルマンからのささやかなプレゼントと致しまして、先着5名様に10%オフのクーポンをお送りさせていただきます。 当サイト内のどこかをクリックしていただきますと、クーポンコードが書かれたページが表示されますので、 お会計時にカート内でクーポンコードをご入力いただけますと、一点のみ10%にてお買い物をお楽しみいただけます。 大切な方へのギフト、ご自分へのご褒美にご利用をいただければ幸いです。 X'mas Special Wrapping カントリージェントルマンでは、作品を大切な方へのギフトへお選びいただけることを大変光栄に思っております。 そのためラッピングはいつでも無料にて

  • シガーバンドリングの知られざる歴史

    皆さんは”葉巻”を吸ったことがあるでしょうか。 私も人生で数えるほどしか味わったことがないのですが、普通の紙巻きたばことはまた少し違った味わいに、「どんなジャンルにおいても、新しい世界は存在するものなのだな」と、感動したことを覚えています。 今回は、そんな”葉巻”にまつわる少し不確かな歴史と、それに関連するアクセサリーについてご紹介させていただきたいと思います。 シガーバンドとは 簡単に言えば、「葉巻に巻かれている紙でできた帯のこと」を指します。 葉巻の起源は実は明確には判明しておらず、15世期にコロンブスがカリブの島に上陸した際に、原住民が葉巻のようなものを吸っているのを発見したことで、初めて歴史上に登場することとなりました。 端的に言えばそれまでのことなのですが、実はこのシガーバンドが採用されるまでの歴史には諸説あり、まずはそちらをご紹介させていただければと思います。 説1:ロシア皇帝エカチェリーナ2世のシルク説 エカチェリーナ2世と言えば、18世期にロシアの皇帝として安定した治世を誇った女性であり、最近ではhuluの「The Great」というドラマにおいて、 若きハリウッド女優

  • ドライブインシアターの歴史とその魅力

    今回は、ドライブインシアターの知られざる歴史について、様々な切り口からご紹介させていただければと思っております。 そもそも当ブランドはヴィンテージアクセサリーを中心に制作・販売を行っており、ドライブインシアターとは縁もゆかりもないと言ってしまえばそれまでなのですが、、 今回は完全なる私の自己満足(かつ趣味)のために、以前から憧れてやまないこの”ドライブインシアター”という一つの素晴らしい文化について、詳しくお伝えできればと思っております。 ドライブインシアターの起源 ※画像は1949年当時のドライブインシアターの広告(ポスター) ドライブインシアターの歴史を紐解くと、1...

  • ラブトークンの知られざる歴史

    紳士が身につける指輪として知られている、シグネットリング。 現在でもチャールズ皇太子をはじめとして、世界中のセレブリティが身につけていることでも知られています。 そんなシグネットリングの特徴の一つが、平らな面に高い技術で彫り込まれた刻印(モノグラム)でした。 (詳しくはシグネットリングの知られざる歴史もご覧ください。) しかし実は、刻印が彫り込まれたのはシグネットリングだけではなく、コインにも刻まれていたことをご存知でしょうか。 ”ヴィンテージラブトークンネックレス -"TLE"1885-” 今回、日本ではまだほんのごく僅かな人しか知らない、美しき彫刻コイン”ラブトークン”の知られざる歴史をご紹介していきたいと思います。 ラブトークンとは ラブトークンを一言で言えば、”コインの片面(あるいは両方)にイニシャルやメッセージを刻み込んだもの”と言えます。 ラブトークンの歴史の始まりは、正確にはわかっていません。有力な説としては、 1800年代、ヴィクトリア朝時代の船乗りが航海に出る前に愛する人に自分をそばに感じていて欲しいと、コインに自らのイニシャルを刻み込んで渡したという説。 または17

  • 【襤褸(ボロ・らんる)】の歴史とは

    http://www.amusemuseum.com/boro/index

  • バッテリーバードの知られざる歴史とは

    日本でも一部のファッションフリーク・ネイティブアメリカン好きにしか知られていない、現在ではもはや失われつつあるヴィンテージアクセサリー。 それが今回ご紹介する【バッテリーバード(Battery Bird)】です。 2019年6月20日現在、このバッテリーバードについての歴史を詳細に、深くまで記した記事や文献は私が知る限

  • 知られざるスピークイージーの歴史とは

    今回はファッションやヴィンテージアクセサリーの歴史ではなく、個人的にとても大好きな文化の一つである”スピークイージー”について、知られざる歴史をご紹介したいと思います。 https://www.21club.com/history スピークイージーとは、1920年代に成立した禁酒法の最中に、いわゆる【密造酒を提供してい

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