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葉咲透織
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2020/03/24

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  • 夏の読了本

    お久しぶりの読了本リストです。 真夏の公募マラソン(短編中編合わせて5本〆切抱えていた)や、単純に暑くて図書館に行かなかったりで、なかなか本を読まなかったので、夏でまとめました。 あと、一目惚れしたローファーを買うためにお金を貯めていたので

  • ごえんのお返しでございます【24】

    <<<はじめから読む! <<2話のはじめから <【23】 美空の真意はいったいなんだったのか。答えはすぐにわかった。 一命をとりとめたものの、美希は目を覚まさなかった。事故のときに頭を強く打ったそうだ。 脳死、という判定が下された。学

  • ごえんのお返しでございます【23】

    <<<はじめから読む! <<2話のはじめから <【22】 購入した赤い糸を少し拝借して、糸子から受け取った五円玉の穴に通した。なんとなく、御利益がありそうだと思ったからだ。 それを美空に手渡すと、嬉しそうに微笑んで、「ありがとう」と言っ

  • ごえんのお返しでございます【22】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから<【21】 梅雨明けはまだ遠く、今日もどんよりと曇っている。だが、僕の心はすっきりと晴れて青空だ。 こんな気持ちで糸屋に行くのは初めてだった。だいたいいつも、カリカリと警戒していることが多い。得体の

  • ごえんのお返しでございます【21】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから<【20】 その日は、美空の体調が悪くて会えなかった。母親が来ていて、「ごめんね」と言ったが、謝ってもらうような話でもない。お大事に、で帰って、それから三日後、再び僕は彼女のもとを訪れた。 美空はベ

  • ごえんのお返しでございます【20】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから読む<【19】 病院へ行こうとした僕のもとに、着信があった。相手を見て、バスに乗る前でよかったと思う。 電話に出なかったら、機嫌を損なうことになる。そうなれば、今度電話をくれるのは、いつになることか

  • ごえんのお返しでございます【19】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから読む!<【18】「ねぇ、ちょっと」 名前すら呼ばないあたり、不機嫌さが丸出しだ。自分の機嫌は自分で取れって、昨今よく言われているが、実践する気は皆無だ。 気分が悪いのは全部、誰かのせい、僕のせい。

  • ごえんのお返しでございます【18】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから<【17】 とうとう、見つかってしまった。「あれ、紡くん?」 総合玄関から入って西棟へ向かう途中、冴木医師に声をかけられた瞬間、足が竦んだ。「今日はどうしたの?」 医者だから、なのか、彼だから、なの

  • ごえんのお返しでございます【17】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから読む!<【16】 美希たちは、相変わらず教室の中心になっていた。 今は、終業式前日の球技大会の話で盛り上がっている。誰がどれに出れば活躍できそうか、あいつは運動音痴だから足手まといだとか、当の本人た

  • ごえんのお返しでございます【16】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから読む!<【15】 バスに揺られ、病院に着く。今日はもちろん、診察日ではない。 病院という場所は、基本的には人を拒絶する場所だと思う。病人を受け入れるが、あたたかさはない。白くて、冷たい。健常者は場違

  • ごえんのお返しでございます【15】

    <<<はじめから読む!<<2話のはじめから読む!<【14】 放課後、部活も何もしていない僕は、まっすぐ家に帰るのが常だが、今日は違った。 商店街と住宅地の狭間、古民家に擬態した、ニッチな商材を扱う店に向かう。 途中で肉屋の店主の息子に声をか

  • ごえんのお返しでございます【14】

    <<<はじめから読む!<<2話から読む!<【13】 次の日、僕はいつもよりも早い時間に家を出た。相変わらず、「行ってきます」に応じる声はなかった。ご飯は用意してあるけれど、家族らしい会話はない。朝は特に、父親は出勤準備に忙しい。 それでも僕

  • 「禁じられた遊び」

    橋本環奈ちゃん&重岡大毅くんのW主演映画、「禁じられた遊び」が、9月8日に公開になりました。いまだに怖くて予告編見られない……おかしいな、本編見てきたんですけど。私は現地のチケットは取れませんでしたが、近場の映画館のライブビューイングチケッ

  • ごえんのお返しでございます【13】

    <<はじめから読む!<【12】 診察室を出て、支払いを済ませる。それからまっすぐに篤久の病室を目指そうとしたところで、ふと、見舞いの品のひとつも持ってきていないことに気がついた。 いかにも自分の(姉の)診察の「ついで」感が出てしまって、あま

  • ごえんのお返しでございます【12】

    <<はじめから読む!<【11】第二話 紅薔薇、白百合 曇天の梅雨空は、低く感じる。頭のすぐ上に、分厚い雲が重くのしかかってきて、あまり好きではなかった。 今にも雨が降りそうな窓の外を、ぼんやりと眺めながら、先日の古典の授業のことを思い出して

  • ごえんのお返しでございます【11】

    <<はじめから読む!<【10】 篤久はそのまま入院した。母の方は、数日ですぐに出てこられたが、彼はいつになったら退院できることか、わからない。身体も心もボロボロになった親友を、僕は直視できなかった。 美希との縁がつながった段階で、やめておけ

  • ごえんのお返しでございます【10】

    <<はじめから読む!<【9】 聡子は逮捕され、篤久も、学校と警察の両方から事情を聞かれた。 刃傷沙汰を起こした聡子はもちろん悪いが、それを誘発したのは、篤久の複数人相手の異性交遊であることは、明らかだった。 生徒同士の事件に発展していた可能

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