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2020/02/26

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  • #58 クエスト!

    「そういえば掃除機どう?中袋替えてみた?」 N県のホームで暮らす母とのシューイチ電話。先週「最近ちっとも吸ってくれないけど、新しい掃除機買った方がいいかしら?」と言っていた、その続きだ。 「そうそう、それなんだけど!」 母、にわかにテンション上がる。 「ミウちゃんから、『新...

  • #57 「手作りがいい」だと!?

    N県の高齢者ホームにいる母とは去年の10月以来会っていない。3回目の「緊急事態宣言」が出てしまうくらいだから、次に会えるのは母娘共コロナワクチン接種が終わってからになるだろう。 「別にいいわよ~。こっちはぜんぜん問題ないし、自粛生活にも慣れちゃったから。 …それより荷物届い...

  • #56 花より男子?

    「ちょっと事件があったのよ…。」 母とのシューイチ電話、その日の声はいつもと少しちがっていた。 「お隣の部屋の人が、お風呂で亡くなったの。」 隣と言えば以前廊下でお見かけした元気そうな女性のはずだが、ご病気でもあったのか?母の説明によると、ホームの大浴場でお一人入浴中に意識...

  • #55 シネマの時間

    「明日の映画はなあに?」 ホームで暮らす母との電話に、最近映画の話題が加わった。 コロナ禍以来、施設としての集まりやイベントが難しくなったからだろう、新企画として食堂の大型モニターを使った“名作映画上映会”が毎週開かれるようになった。会話することなく、マスクのままスクリーン...

  • #54 ひなまつり

    バレンタインの投稿から一か月も経ってしまいました…。 「チョコレートなんか食べないから送らないで!!」とか言っていた母から、「あれ、すーっごく美味しかった!また来年も…」となんとも調子のいいお褒めの言葉を頂き、私の手作りチョコは無事報われた。柑橘好きの母に合わせた“柚子ピー...

  • #53 バレンタイン

    友人の「親話」など聞きながら思い出したが、#7登場のマナカちゃんと同様、親とつきあう際に悩ましい高齢者ならではの「イヤイヤ期」や「ネガティブ攻撃」のこと。 お母様はホーム行きを阻止しようと、あの手この手で娘の同情を買おうとしたという。 「子供返りしちゃってるみたい。 私憎ら...

  • #52 ホテルライフ!

    コロナ下、帝国ホテルが客室99室を「サービスアパートメント」として提供するという。「そう、これこれ!」そのニュースを見て、私は本当に羨ましくなってしまった。「ホテル住まい」は私の老後モデルの理想。昔から、帝国ホテルの淀川長治(映画評論家)や、高輪プリンスの杉浦直樹(俳優)の...

  • #51 二度目のお正月

    すっかり更新をサボってしまいましたが、このブログのテーマである”高齢者施設で暮らす母の生活”は百年一日の如し。年末~新年といっても、これといった変化はない。予定外と言えば、私と妹の正月訪問がコロナ禍で叶わなかったことくらいだ。 母はことさら訪問をねだる人でもないので、「まあ...

  • #50 カラフル

    「どうせ死にに行くんだから」 ホーム移住に「超」が付くほど前向きだった母にも関わらず、以前はそんな言葉で私や妹を悲しませるというか「イラっ」とさせることがあった。「冷や水」が来るのは母の“新生活”や“趣味の活動”、“新しい友人関係”に私や妹が期待を膨らませる時と決まっていた...

  • #49 ショッピング

    Go To トラベル “都民解禁!”に励まされて、10/中旬ようやくN県のホームに暮らす母の訪問が叶った。 高齢者施設ということで入館はご遠慮して、母とは2日間、ランチ~お買い物の「お出かけコース」を楽しむことに。車中は女3人の生トークが止まらない。 「よく来てくれたわね!...

  • #48 Go To 母に会いに!

    Go To騒ぎですっかり更新が遅れてしまいました…。 仕事ではなく「個人旅行」。 東京都民のGo To トラベルが解禁されたことで、予定していた旅行がすべて利用対象となり、その予約作業と今月2回の旅行で慌ただしい週末を過ごしていたという訳。 ・10月/上: お墓参りがてらの...

  • #47 敬老の日

    いつものシューイチ電話中、思い出したように母が言う。 「そうそう、米寿のお祝いで区からお祝金8千円頂いちゃった!」 1月の誕生日でとっくに米寿は迎えたのに、今頃なんだっけ?と思ったら「敬老の日」だった。 シルバーウィークといっても、長い自粛生活と在宅勤務ですっかり忘れていた...

  • #46 カラオケデビュー!(その2)

    母のホームのカラオケ施設はそれほど立派なものでは無いらしい。 「歌詞を見ながら一緒に歌えるのかと思ったら、大きい画面とか無いのよー。」 「『説明書』も『曲名の本』も無くって、入力する機械と小さい画面があるだけ。さっぱり分からないから慣れてる白野さんに全部教えてもらってるの。...

  • #45 カラオケデビュー!

    土曜日恒例の母との電話タイム、お天気やら気温といった一通りのあいさつの後、母がちょっと一息タメをつくってから放った一言に驚いた。 「今日この後、1時からカラオケするの。」 「え? ホームの行事か何か?」 「ううん、歌の上手な人が誘ってくれて、もう一人の人と3人で」 知らなか...

  • #44 七回忌

    今年は父の七回忌。 内々でのささやかな行事とは言え、母にとって「最後のお勤め」くらいの大仕事だったはず。無事務めあげてから故郷N県の高齢者ホームに移るというのが、長く母のプランだった。それがあれよあれよと早めの入居を果たしてしまって以来、すっかりその熱も冷め、年明けあたりか...

  • #43 今を生きてる

    「ママが退屈しているようだから、ミステリー何冊か送ってもらえる?」 妹からのLINEを見て呆れてしまった。 「そうなの?? 本もそうだけど私が何か送るって言うたびに嫌な反応するから、最近言う気も無くなってた。ミウちゃんから送った方がいいんじゃない?」 以前母の大好物のミステ...

  • #42 梅仕事

    6月に入り私のコロナ在宅も4カ月目を迎えた。 会社の通信インフラが進んでいるお陰で、在宅勤務ほぼ100%。仕事のほとんどをメールでやりとりし、友人との私的な連絡はLINE中心なことから、気がついたらレギュラーに「会話」をする相手がN県のホームにいる母だけ(!)という状況にな...

  • #41 ソーシャルディスタンス

    私から母への「週一コール」は土曜日のお昼前に定着しつつある。 それに重ならないよう、妹は日曜日に電話しているそうだ。 年寄りは「いきなり」が嫌いだと、同居歴の長い妹が言っていた。何をするにも「気持ちの準備」が出来ているよう、早めに予定を伝えておくとか、できるだけルーティン化...

  • #40 ミステリー

    3月に入るとコロナのニュースがいよいよ現実味を帯びてきた。 母のホームがあるN県は罹患者がまだ出ていないこともあり東京にいるより安心だが、「高齢者施設」を考えればやはり心配だ。 いつものようにシューイチの電話を掛けてみる。 「こっちは元気よー。それより毎日館内を消毒してまわ...

  • #39 N県開拓!

    母のホーム入居を機に、私と妹は周辺と広くはN県全域の”行ったことのない場所”を「開拓!」しようと思い立った。 訪問のついでに毎回「寄り道」や「延泊」をして、”ぶらり旅”を楽しむ算段。これでお愉しみが増えると同時に、母との”共通の話題作り”や「バーチャル旅行」を一緒に楽めたら...

  • #38 決める人、決めない人

    【ここまでの展開】 「最後は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”が始まった。 2回目の母訪問を「3月」に予定していた。 脚が痛いと渋る「リ...

  • #37 ボーイフレンズ

    「パパの知り合いの中で一番好き!」   母のお気に入りの「男性たち」がいる。 仮にAさんとBさん。父とは歳も離れているし、個人的に深い付き合いがあった風でもないのに昔から何かの折に我が家に好くして下さる。お仕事柄、父が亡くなった後の実家の売却~住換えでもお世話になり、母や私...

  • #36 老後もいろいろ

    書き忘れていたが、年が明けて母は誕生日を迎えた。「86歳、やっとひとり」から一つ歳をとって87歳になったわけだ。 ホームでは月に一度、入居者の誕生会が開かれる。 「今月は私を入れて3人だったのよ~。お花いただいて、ケーキも出たけど私は糖分控えてるからちょっとだけにしといたワ...

  • #35 シニアが色々

    【ここまでの展開】 「最後は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母が行動に出た。運良く気に入った施設が見つかり、引越しも済ませ、母の”新生活”が始まった。 正月気分も抜けた2月上旬、関西に住む叔父の訃報が届いた。 90...

  • #34 お葬式

    正月気分も抜けた2月上旬、関西に住む叔父の訃報が届いた。 90歳をとうに超えていたので驚きはないが、残された叔母(母の姉)と従弟を思うと胸が痛む。長寿を誇るN県出身だけあって、夫婦そろって90代。加えて、長生きのもう一つの理由が“障害を抱えた一人息子”なのだから、いやでも年...

  • #33 初正月(その2)

    【ここまでの展開】 「最後は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”が始まった。 母との正月はホームの部屋でテレビを見たり、天気も良いのでニト...

  • #32 初正月

    【ここまでの展開】 「最後は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”が始まった。 11月の施設入居から早2ヶ月が経った2020お正月。私と妹は...

  • #31 装う

    *写真はイメージです。 【ここまでの展開】 「最後は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”が始まった。 「ホーム見学」からの印象だが、どの施...

  • #30 タッチパネル

    【ここまでの展開】 「最期は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”が始まる。 ホームに入居以来、母とのコミュニケーションツールになった「スマ...

  • #29 エンタメ

    【ここまでの展開】 「最期は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。気に入った施設も決まり、引越しを経ていよいよ母の”新生活”が始まった。 高齢者施設の2大サービスは「介護」と「エンタメ」。「#8 ヒアリ...

  • #28

    母のホームでの生活はこんな感じ。 8;00〜9:00頃 スタッフさんが各室を訪問。ま、”生存確認”てとこですね。母はそれまでに部屋で軽く朝食。 10:00~ 「ビデオ体操」に参加〜ティータイムにお付き合い。この”寄り合い”の茶飲み話が苦手だそうだ。 11:00頃 部屋でお...

  • #27 コミュニケーションツール

    友人から「LINEは絶対教えといた方がいい」とアドバイスがあった。 海外に住む彼女にとって、LINEは日本の親御さんとの最強のコミュニケーションツールだと言う。スマホが初めてだったお母様もLINEにはすんなり馴染めて使いこなしているそうだ。 ガラケーさえ持っていない母にどう...

  • #26 新生活応援フェア

    2019/11月初、母の新生活が始まった。 「故郷へのIターン」「生まれて初めてのグループホーム」「その実”ゆるやかな一人暮らし”」。どれを取っても新鮮極まりない。 そしてここにもう一人、新生活を始める家族がいる。妹のミウだ。 実は彼女も大学時代2、3年下宿生活をした以外、...

  • #25 お引越し(最後)

    「搬入/荷ほどき」→「ニトリ」。このセットを二日繰り返すうちに、さすがに私たちも”おつかれモード”に入ってきた。風邪をひいている私は猶更だ。既にあたりは暗い。「本日の業務終了!」としたいところなのだが、さっき買ってきた”リビング用の絨毯”を敷いてしまわないと明日の作業に遅れ...

  • #24 お引越し(その5)

    日当たりのいいその部屋に、朝から次々運送屋さんや宅配便が到着し、手際よく設置を完了してゆく。こんな日の引越し作業は、業者さんも何だか楽しげだ。家具の位置を伝える妹や母の指示にも、気持ちよく応じてくれる。 大物のベッドやソファ、テレビが入るにつれ、そこは「箱」から「部屋」とな...

  • #23 お引越し(その4)

    昨日の”プチ事故”を乗り越え、今日からいよいよ引越しの作業開始だ。 今回の基地である、”スーパー温泉併設のビジネスホテル”のツインルームで目覚めた私と妹は、朝食の時間に合わせて同フロアのシングルルームに母を訪ねる。 「オハヨー。ママよく眠れた?」「よく寝ましたよー。」昨日の...

  • #22 お引越し(その3)

    やっと引越し「本番」のお話。 台風のピンチを乗り越え、我々は11月お引越し当日を迎えた。天気は快晴。「パパもそうだったけど、我が家はハレ家族よねー。」母のいつものセリフを合図に東京を出発した。高速の途中、土砂崩れでやられた「A峠」はまだ台風の爪痕を残している。復旧が間に合っ...

  • #21 お引越し(その2)

    母の引越し目前の10月中旬、台風19号が東日本を襲った。台風には縁の薄いN県にも大きな被害を及ぼし、ニュースはその流域に母が行くホームもある「C河」の氾濫の映像を流している。これには私と妹もショックを受けた。 施設に確認すると、その地域周辺に被害はないという。「N県と言って...

  • #20 お引越し

    私と妹がイタリア旅行から戻り、いよいよ母のホームへの引越し準備が大詰めに入った。 準備といってもほとんど母本人と、同居している私の妹がやってくれるので、私に大した仕事はない。一つ意外であり大いに楽チンだったのは、「住民票の移動」が必要なかったことだ。 母のホームがある地域は...

  • #19 イタリア旅行

    「ホーム入居」に向け身辺の整理に余念がない母を一人残し、私と妹は8月末から11日間の旅行に出た。おひとりさま女史4人の「世界のF1サーキットを巡る旅」。7回目の今回は、フェラーリのお膝元”モンツァサーキット”で「2019/F1イタリアGP観戦」だ。レース観戦を旅のフィナーレ...

  • #18 引越し決定

    母の発案である私&妹”夏休み旅行中”の「ホーム体験入居」は、残念ながら叶わなかった。それでも私たちのイタリア旅行は母にあっさり受け入れられたし、結果的にこれが引越しのスケジュール固めにもつながってゆく。 引越時期を冷静に考えると、高齢者の場合は気候の穏やかな「春」と「秋」に...

  • #17 シニアもいろいろ

    それにしても、母のこの盛り上がりは何なのだろう!? ホームに入ることに、ほとんどワクワク興奮している。 世にいう「老人ホーム入居」が多かれ少なかれ”姥捨て”の悲哀や罪悪感の色を帯びているのに対して、彼女のノリはほとんど「都会の大学入学が決まり、これから”初めての一人暮らし?...

  • #16 体験入居

    【ここまでの展開】 「最期は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💗 」 60代前半から”終の棲家”プランを持っていた母がついに行動に出た。私妹母の3人は、母の指揮のもと2019GWに「ホーム見学ツアー」を決行し、いきなり「仮申込」まで進む運命の出会いを果たした。 母の移...

  • #15 見学報告会

    【ここまでの展開】 「最期は(故郷)〇〇山の見えるホームで暮らすの💛」 60代前半から”終の棲家”プランを宣言してきた母がついに行動に出た。彼女の指揮のもと我々は2019 GWに「ホーム見学ツアー」を決行する。4人目のプロジェクトメンバーである母の妹を欠いたまま。。。 G...

  • #14 ホーム見学ツアー(その4)

    訪問3件目の”出逢い”で、私たちはあっさり「仮申込」まで進めてしまった。 「住みたい 💛💛」施設が、予算&ケアサービスの条件ともすべてクリアしてしまったのだから、迷う理由もない。また今回訪問の施設の中で、「現空室」があるのはその施設だけでもあった。 「リュウコばちゃんと...

  • #13 ホーム見学ツアー(その3)

    昨日見学した2つの施設の共通の印象。 ありがたいのは、入居者の自由を尊重するというか、ほっといてくれるところ。ただ、母には施設の環境としても雰囲気としても、もっと「明るく」て「ヌケの良い」ところで暮らして欲しかった。母や妹も同じ思いだったろう。贅沢な望みかもしれないが、我々...

  • #12 ホーム見学ツアー(その2)

    2件目訪問。 1件目を出て車で2~3分のところに次の施設があった。 こちらは要介護度高めだけあって、お見かけする入居者の方も年齢高めで車イス利用も多く、「あー、老人ホームに来たなあー」の感慨がある。 それでも「むーすーんで、ひーらーい~て♪」の声が響いていないことは、先ほど...

  • #11 ホーム見学ツアー

    出発の日はいいお天気だった。 カーシェアリングの青いハイルーフが旅の友。「パパもそうだったけど、わが家は“ハレ家族”よね〜。」母のいつものセリフと共にツアーはスタートした。 GW中というものの、道はさほど混んでいない。サービスエリアで休憩を取りながら、昼過ぎにはN県のその街...

  • #10 候補選び

    わが家の「ホーム見学ツアー」の準備は 着々進行していた。 見学施設は5件に絞った。 “血圧高め”くらいしか問題のない元気な母は もちろん「自立」だが、 なんと言っても御年86歳だ。 最後までまでちゃんと面倒見てくれるところでなければ、入る意味がない。 「自立&介護併存型」の...

  • #9 ヒアリングのつづき

    「施設を見学に行くなら、 ぜひ“食事の様子”を見るのがオススメ♪ できれば一緒に“試食”させてもらうといいよ。」 入居者がどんな風に、 どんな表情で食事をしているかを見れば その施設のおおよそが解るという。 スタッフの目が行き届いているか、 入居者同士楽しくお喋りしているか...

  • #8 ヒアリング

    マナカちゃんの体験談から学んだのは、 「自分で決められるうちに動くこと」 病気やけがで、 自分に「選択の余地」も「決定権」も 無くなってしまってからでは遅いのだ。 自分の人生をドライブするには、 「運転技術」にも「愛車」の状態にも 見極めが必要。 それは私が遊びに行くたび、...

  • #6 岩よりも固く

    移住プロジェクトが動き出そうという時に 母の妹で、老人ホーム行きの相棒 「リュウコばちゃん」が スタックしてしまった。 これまで、プロジェクトの「先鋒」 として動いてきた彼女の失速が 母にどう影響するか、正直気になった。 元々、実の妹が行くから自分も一緒に という了見は母に...

  • #7 先達の話

    見学するホームを決める前に、 直近でお母様を老人ホームに入れた友人マナカちゃんに 話を聞くことにした。 一人っ子の彼女は、そろそろお母様と同居をと考え 彼女の住む都内の街周辺に、二人用の物件を探し始めていたが お母様は何やかやと理由をつけて首を縦に振らない。 ご主人と長く暮...

  • #5 番狂わせ

    「リュウコばちゃん」は母の三つ違いの妹で 生涯独身。趣味も友人も多い、 「おひとりさま」の大ベテランだ。 ホームへの移住にも積極的で、 紹介機関を通じて故郷N県の施設情報を 集めてくれたのも彼女。 「元気なうちに行って、ちょっとは向こうの生活も 楽しまなきゃね」が口グセだっ...

  • #4 プロジェクト始動

    我が家の仕事は早い。 今回のクライアントである母の号令さえ確認できれば、 私と妹は”あうんの呼吸”で互いの役割に動き出す。 こうしてGWの「老人ホーム見学ツアー計画」が始動した。 プロジェクトリーダーは母と同居している私の妹。 母の妹であるリュウコばちゃんが集めてくれた 資...

  • #3 インフルエンサー

    母の頭に”終活プラン”のイメージが 降りてきた瞬間を、よく憶えている。 私が当時一緒にワインを飲み歩いていた 年上の友人の翻訳家女性が、 出版社からの依頼で 自身について書いた本を出した。 母上の自宅売却に伴って実家を出ることになり 50代にして自由な一人暮らしを謳歌する。...

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86歳、やっとひとり ~ 母の「サ高住」ゆるやか一人暮らし ~
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