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桑炭会 島根県伝統の炭焼き  https://blog.goo.ne.jp/sohtankai

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。<br>メインテーマは自然環境保全。

sohtankai
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2020/02/16

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  • 桑炭会つうしNo.151

    今年もボチボチ活動します。桑炭会つうしNo.151

  • 桑炭会つうしん No.150

    プリンターの調子が悪く一部読み取りにくいところがあります。念力で解析願います。桑炭会つうしんNo.150

  • 桑炭会つうしん No.150

    桑炭会つうしんNo.150

  • 桑炭会つうしん NO.149

    ブログ管理人が不調のため皆さんとのつながりは『桑炭会つうしん』が担っていることに、内部事情ながら事務局に感謝しつつ桑炭会つうしんをアップしてます。今頃は窯に火が入り煙でムンムンしているのではと、想像してます。桑炭会つうしんNO.149

  • 桑炭会つうしん No.148

    桑炭会つうしんNo.148

  • 桑炭会つうしん No.147

    【桑炭会つうしんNo.146の訂正】日帰り旅行の予定誤11月27日(金)正11月22日(水)桑炭会つうしんNo.147

  • 桑炭会つうしん No.146

    桑炭会つうしんNo.146

  • 桑炭会つうしんNo.145

    ブログ管理人が病院から管理されてしまい静養中の毎日。外出すれば焦げるような暑さに長居は無用とエアコンの効いた室内に逃げ込む日々。子供のころ、暑いといってもせいぜい30℃くらい、エアコンはおろか冷蔵庫もない時代、お婆ちゃんの家に行き井戸で冷やした西瓜やトマトが最高の涼、煎った空豆を袋に入れ海水浴に行くと塩水で空豆がふやけ、皆で分け合ったものだ。豊かではない時代には沢山の風物詩があり今の時代と比べ物にならない感性を育んでくれた。ともあれ、この暑さは地球メルトダウンの序章なのか心配すれば切りのないところだが。桑炭会つうしんNo.145

  • 桑炭会つうしん No.141

    桑炭会つうしんNo.141

  • 桑炭会つうしん No.140

    今季は体制が整わないため活動が低調、漸く明日に山行きの段取りとなった。明日だけで1窯分の材料を準備するのは難しいかもしれないが何とか今シーズンの内に『桑炭会ここにあり』の狼煙を上げたいものだ。桑炭会つうしんNo.140

  • 桑炭会つうしん No.139

    桑炭会つうしんNo.139

  • 明けましておめでとうございます

    明けましておめでとうございます

  • 今年もお世話になりました

    今年もお世話になりました

  • 門松立て

    今季の活動は極めて低空飛行、まるで何処かの国の内閣支持率に似ている。内閣とやらの回復は難しいかもしれないが桑炭会は何とか立て直し細々でも活動が継続できるようになることを願っている。年内に一窯くらいは立てたいとの願望も叶わず煙の出ない煙突をながめつつ年の瀬を越え、新たな年を迎えるのは辛いものだが、耐えて花を咲かせようを合言葉に頑張っていきたい。当地、大騒ぎの割に被害の少なかった寒波が通り過ぎ降りもののない中、門松を立た。毎年、門松を作る職人がダウンしたため別の会員が立ち上がり本日の門松立てが実現した。材料はすべて会員持ち寄りのもので雄松、雌松、梅、縁の白いクマザサ、南天、千両・万両、裏白と紛い物なしの純国産、換言すれば由緒ある材料で仕上がった。この会館のかつては正月といえども利用者があり門松はその人たちを出...門松立て

  • 桑炭会つうしん No.138

    12月4日に予定していた作業は天候不順のため12月6日に延期。桑炭会つうしんNo.138

  • 桑炭会つうしん No.137

    桑炭会つうしんNo.137

  • ご無沙汰しております

    ブログ管理人、体調を崩し2か月弱の入院生活を余儀なくさせられました。この間にも桑炭会つうしんの発行、秋季レクの実施など活動は続けられてましたがその様子をも記事にできず忸怩たる思いをしてました。一応、娑婆に出てくることはできましたが、現場での作業には未だ時間を要する状態なのでリアるに近い様子の報告は難しいかもしれませんが、つまみ食い状態でのブログになればと思っています。炭焼き作業は炭小屋周辺の片付けはもちろん、薪の始末、近隣での不要倒木などが12月4日に予定されており、年内に窯出し、立てができればとのことです。ご無沙汰しております

  • 桑炭会つうしん No.136

    桑炭会つうしんNo.136

  • 桑炭会つうしん No.135

    桑炭会つうしんNo.135

  • 桑炭会つうしん No.134

    桑炭会つうしんNo.134

  • 桑炭会つうしん NO.133

    桑炭会つうしんNO.133

  • 最後の笹ユリ開花

    未だいくつかの花は咲いているが確認できている笹ユリの最後の花が開いた。道端近くで人目に付きやすい場所なので支柱を立てて『管理しているぞ、盗るな』を暗示している。幸いのところ近年では近くにある笹ユリを持ち帰る人はいなかった。この場所では以前に1本の茎から7つの花を咲かせたところ、今年蕾をつけず次年度以降にと満を持している若手は4本。最後の笹ユリ開花

  • モリアオガエルのオタマさん?

    泡巣の下の水たまりのチェックに出向くと一昨日より更に崩れてきた。ここにはトノサマガエルもおりいずれのカエルも産卵期は同じようなものだろうからオタマジャクシがいても区別はつかないだろうと思いつつ・・・・そーっと覗くと1センチくらいの小さなオタマが水面に顔出したり、沈んだり。写真を撮ってみたが形がわかる程度のものしかなかった。もっと大きくなり尻尾が取れるようになればどこのお子さんか分かるのではないかと思う。モリアオガエルトノサマガエルモリアオガエルのオタマさん?

  • あちこちに笹ユリ

    笹ユリはミステリアスと書いたが、改めてミステリアスな花。先日の報告で10数本の花が見込まれるとしていたがその後、昨年はなかったが今年新たに花をつけた苗が現れてきた。イノシシ被害に遭ったところでは蕾をつけない苗が生き残った反面、集中していた斜面が大雨で崩れ全滅、いきなり花など入れ替わりが激しい。山の下刈りが適度になされていると種が飛び、そこで生育の可能性は高まる半面、放置された木々の繁茂する場所での生育は可能性が低くなる。ただ、そういう場所でも下刈りをして明るくしてやると可能性は高くなる。今の山小屋周辺も開発以前、笹ユリは咲いていなかったのが、個人の手作業程度の整備で明るくなり、下刈りがうまくされると花が咲き始める。トータルでは20本を超える花が咲くからこの時期はとても楽しみにしている。誰かは言う『柄になく...あちこちに笹ユリ

  • 色が変わったモリアオガエルの泡巣

    モリアオガエルの卵と書いているが正しくは泡巣の中に卵が産みつけられている。卵は泡状の中にあるので色や形は見えない。ここのところ泡巣が白から薄い黄土色に変化し、近くに行ってみたら一部は孵化したようで泡が垂れ下がっていた。生態を調べてみたら産卵から1週間ほどで孵化するとのことだから気の早いものから巣立ちしたと思われる。雨の日に溶けて流れ出るという説明もある。なんせ、モリアオガエルなるものにお目にかかったことはないので、泡巣の下にある水たまりを注視したい。孵化したものと思われる泡巣色が変わったモリアオガエルの泡巣

  • 鯉のぼりおろし、草刈り、薪割りで多忙

    『八雲ゆう遊こいのぼり』に協賛して上げていた桑並ポケットパークと炭小屋の鯉のぼりを下した。各鯉のぼり会場を回るスタンプラリーはなくななったのでここの鯉のぼりを目当てに訪れる人は少なかろうが端午の節句を祝うことになるから、それはそれで結構、炭焼爺の気骨はそうだ。竹を提供して貰っている会員の話だと、来年は竹の確保が困難とのことで炭小屋裏の保管はより厳重に行う。尤も竹の長さは6間の真っ直ぐな真竹、孟宗竹は幾らでもあるが真竹はそうそうあるものではない。鯉のぼりを下ろしたらすぐに炭小屋周辺の草刈りに取り掛かる。これはお手の物でいつもより広めのエリアを刈り取ってしまう。朝から温度は上がっていき昼前には汗ばむほどに、一休みしてから第3の仕事、薪割りを始める。今季は貰い物の樫が大量で過去最高の9窯も焼いたのに未だ半窯近く...鯉のぼりおろし、草刈り、薪割りで多忙

  • ちまきの笹

    過日の端午の節句、昔からちまきに柏餅を作り成長を願ったり祝ったりしてきた。いつだったか道端にそれらの材料がないか探してみたことがある。笹は炭小屋への峠道にわんさかとあり、先週は笹取りの人が次々と来て、中にはついでに道端でお茶パーティーを開いている人も、6月5日を過ぎても未だ笹取りの人がいた。暫く草刈りをしていなかった近くの山裾で草刈りをしていたら50cm近い藺草(いぐさ)のいいものを見つけ、直ぐ傍には山帰来(かたらの葉)の新しい葉ときれいな笹があり、その場所だけで端午の節句グッズが揃ってしまった。折角なので持ち帰り久しぶりに柏餅と粽を作ってもらい食す。作るのに笹を巻くのは手間のかかること、そして食べるときには笹をはがすのは面倒なことと思われるが、笹の香りが何とも言えない。何事も無駄として省き簡単なことがい...ちまきの笹

  • 炭焼き6日目、早朝の窯籠め

    4時、目が覚めた勢いで炭窯に向かう。こんな時間帯に動くことはないからいつもの道も感じが違う。まだ薄暗いので煙突の煙は見えないかなと思っていたら竹笹の間に煙(水蒸気?)が見え窯は未だ何か動いていることを知り安堵する。中の煙突からの煙は透明で見えず、煙突内部を見ると既に白くなっており温度測定を始める。その途中、温度計が288℃を指したところで手にあたり落下、悪いことに木酢液が天井から落ちてくるのを溜めているトレーの中に、ジュッと音がして温度計が破損してしまった。煙突内部は白であることは間違いないので、通風孔閉鎖・煙突閉鎖の消火作業進め6時前に目塗りを終え9回目の炭焼きを終了。昨日の朝までは前回を踏襲し順調だったが最終でもたついてしまったものの総時間108時間は直近の炭焼きより少し長いが今季の中では中間くらい。...炭焼き6日目、早朝の窯籠め

  • ちまきの笹

    過日の端午の節句、昔からちまきに柏餅を作り成長を願ったり祝ったりしてきた。いつだったか道端にそれらの材料がないか探してみたことがある。笹は炭小屋への峠道にわんさかとあり、先週は笹取りの人が次々と来て、中にはついでに道端でお茶パーティーを開いている人も、6月5日を過ぎても未だ笹取りの人がいた。暫く草刈りをしていなかった近くの山裾で草刈りをしていたら50cm近い藺草(いぐさ)のいいものを見つけ、直ぐ傍には山帰来(かたらの葉)の新しい葉ときれいな笹があり、その場所だけで端午の節句グッズが揃ってしまった。折角なので持ち帰り久しぶりに柏餅と粽を作ってもらい食す。作るのに笹を巻くのは手間のかかること、そして食べるときには笹をはがすのは面倒なことと思われるが、笹の香りが何とも言えない。何事も無駄として省き簡単なことがい...ちまきの笹

  • モリアオガエルの卵

    いつも通る道端にある小さなため池にモリアオガエルの卵を見つけた。見つけたというよりカエルが此れ見よがしに卵を産み付けているから注意力散漫の人でも分かってしまううな状態。八雲町には他にも産卵場所はあり、そうした場所では同じような景色が見られる。木の上に産み付けるが高いものは水上から6メートルある。安全かもしれないがオタマジャクシにとってのダイビングは決して安全とは言えない高さ。無事に育ちまた産卵して『モリアオガエルここにあり』と教えてほしい。モリアオガエルの卵

  • 炭焼き5日目、窯籠めできず

    本来ならば今日の夕方には窯籠めになるはずだったが温度上昇が余りにも緩くなり断念し明日に。朝一番のチェックでは前回よりも25℃低い205℃だったが、窯籠め当日朝の温度ならば申し分のないものだった。小枝1本を除去し温度上昇し易い方向に調整、9時に221℃になりこれならばと思っていたが以降の上昇幅が少なくなり、夕方になっても266℃止まり、この間の煙は多めで白から青味がかったものへ、そして更に薄い青色に変化してきた。今朝までの順調さから一転し思いもしない消火作業の延期。運命の行方は明朝に・・・・炭焼き5日目、窯籠めできず

  • 笹ユリ参上

    笹ユリはミステリアスな花だ。昨日Vで咲くのに7年かかると言っていたが昨年、苗がなかった所で急に花が咲いた・・・こんな光景を沢山見てきた。笹ユリの1年生は葉っぱが1枚、それから葉っぱだけの苗になり、やがて花をつける。この風景もよく見る。何が正しいのわからないが、今年も可憐な花を咲かせ始めた。ざっと見回したところ10数本の笹ユリが出番を待っていた。蕾・花は幾つあるのでしょうか?葉や蕾を食べられても負けじと・・・・こちらも食害に(最初の写真、分かりにくいけど蕾・花は6つ)笹ユリ参上

  • 炭焼き4日目、コピー炭焼き順調

    炭焼きのノービス級が一番心配するのは2晩越し、1番目を越すときに何かトラブルがあった場合、未だ炭木に火が回っていないからリスタートの可能性は十分ある,3晩越しのトラブルは逆に大半に火が回って最終に近い工程なので突っ走ってしまうことも可能性はあるが、2晩目は中止半端な状態にあり判断できない。勿論、そんなトラブルの場合は先達の助けにより色々な知恵に授かることになるから何とかなるのだろうが。その怖い晩を上手く越し朝一のチェックは140℃と前回とほぼ同じ、以後もコピー調整により順調に推移する。夕方になると煙の色が更に薄くなり、木酢液の出方は急に減ってきた。明日は窯籠めがいつごろになるのか。炭焼き4日目、コピー炭焼き順調

  • 雨降り炭焼き、3日目は順調

    雨が降るとの予報に期待しては裏切られ続けて晴天を苦々しく眺める日々、川の流れも細くなり十数年ぶり否、もっと前には今の時期になると『田んぼの水が足りなくなる・・・・』こんな会話をよく聞いたものだ。農家の高齢化に拍車をかけて減反々、昔ならもっと騒いでいたはずなのに今は水不足になっても田んぼの水不足は心配ないようだ。かつては八雲町でも谷合があれば田だったものが原野・山林に様変わり。食料は自分で賄うことを忘れてしまった農政、国民。何とか元禄で浮かれ続けている国に大きなしっぺ返しが見えているようで怖い。将来を生きる人たちは心配しないで、年老いて去り行く人が心配する・・・・これも大きな間違いだ。どうも大和民族はボタンを掛け違えていることに気づいていないようだ。枕はこれまでにし炭焼き、炭焼き。朝一番のチェックは90℃と...雨降り炭焼き、3日目は順調

  • 炭焼き2日目、点火

    乾燥しきった焚き木を使っているので火持ちは悪く、とても朝まで持つまいと思っていたが、豈図らんや(あにはか)障壁の下には未だ燃え残りの焚き木がしっかりと残っていた。煙の勢いはよく、ひょっとして枝木に火が点いているのではと覗いて見たがそれはなかった。焚口、通風孔ともに全開にして点火を促す。それから約3時間後の9時過ぎ、通風孔の両側を仮止めが為されており援軍の到着だった。以後、煙と温度の点検、結局13時に80℃で点火とし焚口閉鎖、木酢液の採取を始める。夕方、77℃に下がっていたが多少の上下に悩むことはないとし1晩目を越す為に煙突に小枝、通風孔を焼く50%閉鎖する。前回の操作を模倣したのは言うまでもない。最初は一人でなんて大口を叩いていたがいざ始まると不安だらけ、要らぬ心配まで頭を過る。そこに現れた助っ人は実に頼...炭焼き2日目、点火

  • 前座の炭の窯出しと窯立て

    落語の世界はきれいな階級制度で成り立っている世界の一つである。弟子入りすれば前座、二つ目そして真打へと上がっていく。今季8回目の炭焼きは前座(炭焼きの経験だけからいえば二つ目と言ってもいい?)二人がコンビを組み焼いた炭木である。先達の手法をそっくりそのままコピーしてみたものの、その時その時の判断は困難を極めてのは言うまでもない。本日はその窯出しをすることになった。というのも、材料の樫が沢山残っているのに薪にしたりこのまま朽ちさせるのも惜しい、それにも増して一度、一人で炭を焼いてみたい欲望が勝り『もう一窯を』と願い出て時期的に外れているが今季9窯目の炭焼きのための窯出しとなったもの。炭作業のために出かける小屋は晴天下に鯉のぼりが泳ぐ、見かけない光景。集まったのはいつもの半分6人、しかし工数はさほどのものでは...前座の炭の窯出しと窯立て

  • 『八雲ゆう遊こいのぼり』

    八雲町に鯉を泳がせる『八雲ゆう遊こいのぼり』、メイン会場の親水公園では例年通りたくさんの鯉が泳いでいる。今日は汗ばむくらいの天気に少し風を受け時折スイスイ、時折ゆうゆうと泳いでいた。その下では文字通り水に親しむ親子連れの姿が見受けられた。それもそのはず、いつもはがらんとしている駐車場は車がたくさん留まっていた。コロナのため窮屈な行事になっているが来年こそは子供たちが大声で楽しく遊ぶ姿を期待したい。『八雲ゆう遊こいのぼり』

  • 高かく泳げや鯉のぼり🎵

    炭焼きの爺たちは今年も枯木も山の賑わい、否まだまだ若者たちには引けを取らんとばかりに『八雲ゆう遊こいのぼり』に参加。町の活性化に尽力する若人たちの一助になればと2か所に計22匹の鯉のぼりを上げた。事前に伐採された6間の真竹を運びポケットパークの定位置に杭を打ち込み竹を立てる。鯉のぼりに必要なもの、手法は熟知しているため作業はスイスイと流れ、丁度昼にすべてを終えた。コロナ騒動で何もかも縮小してしまい先の見えない状態から、『withcorona』への舵切りが必要で、その条件整備と心づもりというか腹を括る時期にきているようだ。外国では大方がコロナを受け入れた生活を始めている。人が多く集まることへの抵抗は残るものの、折り合いをつけることへの抵抗感は減ってきている。八雲町で空を泳ぐ鯉のぼり、密にならないように楽しんで頂き...高かく泳げや鯉のぼり🎵

  • 炭焼きの罠

    炭焼きは難しい。とりわけ炭焼きの世界に縁のなかった者がそこに参加して炭焼きができるようになるのは至難の業である。参加して色々なことを知って行く内、確実になっていくのは技ではなく『耳年寄り』。言葉やうわべの経験をしていくと少しは話にも参加できるようになり、恰も一端の炭焼人になったかのように勘違いしてしまう。つまり本質の理解はともかくお経は読める『門前の小僧習わぬ経を読む』と同じである。現代の炭焼き初心者が『耳年寄り』に為りやすい最大の要因は何年経験しても自身が主体となり炭焼きをすることがないこと。更にその奥には材料集め、加工、窯立てと事前準備に大きなマンパワーを必要とし、その労苦をお釈迦にするかもしれない門前の小僧のための経験に使うのはリスクが大きいところにある。熟練した人たちは経験というアナログのデータが頭に入...炭焼きの罠

  • 炭焼き5日目、窯籠めと割木作り

    先日の割木作りの続きを行う。何度も書いているが貰い物の材料は大物ぞろいで割木に特化した作業だけでも長時間に及ぶ。その作業もようやく終わりが見え始め端切れの始末に取り掛かれるようになった。それも午前中で粗方を終え一段落つく。ただ炭木用に作った材料は1窯以上あり、さらなる炭焼き・割木への流用といつものシーズンより炭焼き仕事が続いている。これからは本格的な農作業へのシーズンに切り替えとなっていくため時間の確保は難しくなるが桑炭会パワーなら何とかなると思っている。炭焼きは最終局面を迎え今日のスケジュールを決める朝一の温度は気にかかっていた。『昨晩越すのに煙突をもう少し抑えておいた方がよかったかな?』とか『締め過ぎになっていて思ったほど温度が上がらず、後々に影響が出なければ・・・』などの思いが交錯する中で通信簿をもらう。...炭焼き5日目、窯籠めと割木作り

  • 野兎の訪問?

    春の珍事か、ブログ管理人の山小屋の周辺で野兎が暮らしているのは糞の状態から知っていたが先日の雨降りの日、帰宅のため車を出しかけたら猫のような影が見えよく見たら野兎だった。カメラを取り出しそーっと撮影、少し距離を狭めようと忍び足で姿を探すと草むらで座ったまま動かずにいた。動画、画像とも撮影できるチャンスを得た。そして、今日は畑わさびの葉を採ろうと渋木の根元に行ったところ、野兎が飛び出してきた。先日と同じ場所。2~3m逃げたので車までカメラを取りに行っている間に元の渋木の近くでじっとしていた。野兎の撮影機会は3度目、タヌキ2回、見かけた野生動物はイノシシ、フクロウ、キツネ、雉、ヤマドリ、テンと種類は多い。野兎の訪問?

  • 炭焼き4日目、前回モデルを追従

    いつもより少し早い時間に出たら太陽が星上山の裾野から顔を出すところだった。この時間帯だと数分の違いで景色が大きく変わる。日の出を見るたび北条氏康だったか武将がいつも朝日に『武運』のあることを願ったとの話と重なる自身の体験。がん治療から数年経った検査で再発の可能性があり再検、疑いのあるところの生検結果を聞きに行く当日、『がんの再発ではないことを』と朝日にお願いした。非科学的だとか非現実的と非難されようが罵られようが藁にも縋(すが)る思いからだった。再発の場合、同一個所の手術は大困難を極めると説明を受けていたから、『白』だと説明を受けた時には先生の手をつかみ感謝の言葉を口にした。朝日はいつも、このシーンを再現させる。さて、6時の点検は143℃とモデルより‐25℃だが、いつものペースよりは高いことから調整なしで9時に...炭焼き4日目、前回モデルを追従

  • 炭焼き3日目、前回より-20℃の推移

    前回の状態を再現しながら模索する3日目、朝一番では約‐10度の90℃だったが煙の塩梅に注意しながら再現を続行した。9時の時点で煙の色は若干薄くなってきたように見えるがはっきりとした変化はない。以後は上昇速度が緩やかで2日目の日中としては安定しており喜ばしいのだが、再現させたいということからすると-20℃の差をどう考えればいいのか複雑。17時の煙は朝に比べれりば少し青味が入り替わってきている。温度はもう少しスピードを上げてみようということになり、煙突の枝を1本減らしてみる。いずれにしても明朝の結果により路線の継続か検討する。6時半頃12時頃、温度計と睨めっこ17時頃、少し青味がついた炭焼き3日目、前回より-20℃の推移

  • 初物はイノシシの残り物

    知り合いの人から筍をいただいた。初物である。だがその方の話では『やっと人間様の口に入るようになった。これまでは出るもの全部イノシシに食べられていた』あの粗暴な風袋からは土中にある筍の臭いを嗅ぎ分ける繊細さはないように見えるが、実際は注意力、体力抜群も備え持つから人間にとっても厄介な御仁なのだ。筍の早いものは1月には地中で小さなものが育っている。餌の少ない時期、運のいいイノシシは深く掘り当て、超初物をご馳走になる。春になると我が物顔で竹藪を掘り返し先取りしてしまう。友人の一人が曰く『イノシシが食べ飽きたら、やっと食べる順番が来た』我が家では初物の筍はタケノコご飯にして美味しく頂いた。初物はイノシシの残り物

  • 炭焼き2日目、点火

    朝一番の点検は6時半、ついこの前までのこの時間だと未だ薄暗さが残り朝日は神々しく昇りかけるシーンが今ではすっかり陽は上り『寝坊助、陽は高いぞ』と言われそう。窯は温もりを保っている状態からの炭焼き、材料の乾燥はかなり進んでいることを併せ考えれば、前回同様に本日の点火は可能。そのつもりで点火作業の煙突・通風孔を全開する。9時の定時集合で67℃と未だ点火と判定できないが焚口から中を覗いて見ると一番手前の枝は焼失し少し奥の枝に火のついた枝木があり状態としては点火しているといえる。点火とするにはもう少し時間がかかるので10時半に再集合する。温度77℃になり点火したとする。この時の煙はもくもく、目や喉が痛くなるような刺激臭。木酢液の採取を開始する。以後、小幅な調節で17時の温度が84℃となり1晩目を越すことになった。7時頃...炭焼き2日目、点火

  • 春うらら・・・窯出しと8回目の炭焼き開始

    昨日は雨が残り何度目かの寒さの戻りから春を取り戻し、お日様の下では春うらら。4月6日に仕上がった炭の出しを行う。焚口を壊し中を覗く、この瞬間はいつになっても緊張する、そんなこと有り得ないと思っているのに万万が一にも中が真っ白になってはいないだろうなと悪魔の囁きに脅かされる。いつもの通り、入り口付近の雑木焼失しているが木炭はしっかりとした白黒の輪郭があり枝炭も沢山残っていた。肝心の焼け具合は実にいい出来で折れは殆どなく且つ硬い。窯内部の剥がれはあるもののこのコンディションでの炭としてはベストだと思う。田植えの準備、故障のため一時戦線離脱などで作業メンバーの激減により7人で窯出し、窯立て、割り木作りの3種の仕事を分けて取り組む。午前に窯出しを終え337kgの収穫と同時に次の窯立てを始め、午後からは窯立て・割り木の平...春うらら・・・窯出しと8回目の炭焼き開始

  • 桑炭会つうしん no.132

    桑炭会つうしんno.132

  • 八雲町文化財保護協会発行『かたりべ』への寄稿 Ⅱ

    わたしたちの最初の窯も、一五年ほど経った二〇一二年(平成二四)夏頃から窯本体と建屋の傷みが話題になることが多くなってきた。出炭量にも影響が出るので、再築に対し助成事業はないものかなど市役所にも照会する。翌二〇一三年(平成二五)八月には移転再築の話が本格化、「窯の再建を前提に建築可能なものは先行して造ろう」と移転をすることを九月末に決定。移転場所は一〇〇メートルほど離れた土地を借りることを前提に更に協議が進む。当時の市役所八雲支所長の佐々木さんから、一〇月三日に県社会福祉協議会が「しまねいきいきファンド事業」説明相談会を行なうとの案内を受け、副代表の石倉聰さんと出席、助成金の申請を行うことへと進んだ。いろいろと苦労の多い申請作業でしたが、共同作業で作成、一一月二五日松江市の社会福祉協議会に提出、県社協の審査結果を...八雲町文化財保護協会発行『かたりべ』への寄稿Ⅱ

  • 八雲町文化財保護協会発行『かたりべ』への寄稿

    八雲町文化財保護協会は名は体を表すそのもの、桑炭会の会員にもこの会に4人が属し積極的に活動している。その一環として桑炭会の活動について原稿依頼があり設立当初からの活動状況、炭焼きに対する思い入れなどを『伝統の炭焼きを繋いで二十五周年』と題して寄稿、それが『かたりべ三十八号』に掲載された。長文のため2回に分けて紹介。八雲町文化財保護協会の紹介下記のリンクをクリックしてください八雲町文化財保護協会伝統の炭焼き繋(つな)いで二五年桑中石倉幹「山が荒れたの~」「木ががいになってしまったの~」「竹の勢いがよてえらいの~」などの会話の中から・・「炭焼きやってみ~か」・・・はじまりはここからでした。そして、炭焼きの技術はいずれこの地からなくなってしまうのではないかという寂しさもあるなかで、桑並の世代間交流もやれる「炭焼きグル...八雲町文化財保護協会発行『かたりべ』への寄稿

  • 割り木づくりと片付け

    11日間連続の晴天。外仕事をするには暑いくらいの気候になり『寒い』を連発していたのと違い快適。人間にとっては誠に結構な気候も畑にとっては乾燥し過ぎて野菜の色目は薄緑になり『ここらで一雨』を欲している。作業が進むにつれて駐車場の面積は広くなり、木の切れ端などが乱雑にあると汚さが目立つようになってきた。そうした所にまで手が届くようになってきた。割り木をして木っ端などのごみを出しては片付けを繰り返し、取り敢えず樫の始末を終える。午後になると更に気温は上がり汗が落ちる。方言で言う『はしま』休憩には4月の中旬だというのにアイスクリームのおやつに『おお、生き返る』4時半過ぎに作業終了、それでも残りの割り木材料は1日以上の作業を強いるほど残っていた。これからジェットコースターのような寒暖差がやってくるとの予報、天気まで世相に...割り木づくりと片付け

  • 割り木作りと片付け

    何度も書いたように今シーズンは貰い物の材料が大きい上に大量ときているから嬉しい悲鳴が続いている。炭木のサイズに裁断し薪割機で割っておけば炭焼きは当然、余れば半分のサイズにすれば割り木になる。大物ばかり故にその割っておけばは難関で駐車場に鎮座しておられた。寄ってたかっては割ることに専念、中には大きな枝が捻じれを生じ、薪割機でも素直に割れずバラバラになってしまうものもある。漸く戻ってきた暖かい日差しの下で悪戦苦闘の末、あと1日あれば何とか終結になりそうな状態になった。炭木は十分にあることからもう1窯の炭焼きをすることになり、過去最高の8窯と並ぶ。シーズン当初は5窯くらい?と低い数字だったが、山行きの少ない割には多い窯数になりそう。12日に片付けの続き、16日に窯の出し入れを予定。割り木置き場が手狭になってきたので、...割り木作りと片付け

  • 炭焼き5日目、窯籠め

    今朝も星上山から昇る朝陽に向かい炭小屋への道を走る。昼間のお日様の下と朝夕との寒暖差の大きさは未だ続いている。今日は籠める予定になっているので昨晩の内に突飛もなく上昇していなければ、平和裏に終結へと持ち込める。炭小屋への最終カーブを曲がると煙を見ることができる。炭焼きをしている間はどんな煙でも目に入る『火は消えていない』とまず安堵し、心配事はその後。理想としては朝から少しづつ上げていき17時頃に籠めることができればいいのだが、こればかりは窯の機嫌次第で従うしかない。煙突の枝、通風孔を徐々に調節、内部煙突の煙がほぼ透明になった15時、温度は295℃に双方とも全開にして精錬の工程に入る。後はただ煙突内部が白くなるのを待つばかり、17時には白くなりつつあるのが確認できたが未だ十分と言えず更に待つことにする。結局、19...炭焼き5日目、窯籠め

  • 炭焼き4日目、3晩越し

    これまで朝早い作業は先輩方々に甘えていたが今回、その一翼を経験している。(早いと言っても先輩の時間より小1時間遅いが)7時前のチェックは168℃と3月5日の炭焼きと似たようなカーブになり、17時の時点でも追従していた。以前のカーブに比べると高目に推移しているように見えるがが3晩越しで籠めるには悪くないカーブと思う。煙突、通風孔の調節は時間差攻撃のボディーブローのように効いてくるものだから、先読みが必要になり熱心な修行・経験が必要なことを痛感している。明日はいい塩梅に籠められることを願うばかり。7時頃9時頃12時頃17時頃炭焼き4日目、3晩越し

  • 炭焼き3日目、桜満開の2晩越し

    昨日に続き少し高めの推移になっているが安定した動きになっている。朝一番は98℃だったものが17時で116℃だから日中の上昇は18℃となだらか、ただこれから翌朝までは長いため高め傾向には変わりなく推移すると思われる。朝晩は相変わらず、日中でも日陰にいると寒さを感じる。そんな中、桜は元気だ。陳腐な『パッと咲いてパッと散る』、今見なくしてどうすると桜の声が聞こえそう、空は青く桜と相まって春爛漫の演出。弱っている日本に、遠くは理不尽な仕打ちを受けているウクライナに頑張れとエールを送ってるに違いない。7時頃12時頃17時頃桑並街道志多備神社別所公園炭焼き3日目、桜満開の2晩越し

  • 炭焼き2日目、霜降りの朝 点火

    花冷えなどという言葉は日本特有の言い回しなんだろうと思い英語ではどう表現するのか調べてみると該当するものは出てこない。chillyspringweather(春の冷えた天気)のように何語か組み合わせることによって『花冷え』を表現しており我々、日本人にはしっくりこない。『木漏れ日』に至っては【Thiswordreferstothesunlightshiningthroughtheleavesoftrees,creatingasortofdancebetweenthelightandtheleaves.この言葉(木漏れ日)は、木の葉の間に輝く日光や、そこにつくり出されるダンスのようなものを指している。】もちろん、ここではネットの一部を切り取っての説明で詳しいことは知らないが、日本語にはたくさんの美しい言葉があり宝物...炭焼き2日目、霜降りの朝点火

  • 運命の窯出しと7回目の窯立て

    最悪の終わり方をしまともな炭にはなっていない、否すこしはいい可能性はあるから諦めるな。いずれにしても心境は通信簿をもらうような気分で炭小屋に向かう。今シーズンは故障者が続き、これまでその恩恵に与ってきた大きなパワーに慣れていたので7~8人の集まりでは随分と少なく感じてしまう。本来はそのくらいの人数が集まれば上々のはずだが・・・・お茶会を終わりいよいよ窯の焚口を壊し炭出しを始めると、全体的に白っぽい風景が目に入ってきた。殆どが焼失という悪夢からは解放たれたようだ。中に入り炭を取り出すと入り口付近は灰を被り焼失が目立つものの奥の方はに行くに従い普段と変わらない炭に仕上がっていた。見て安心、産出量の集計305kgと聞いて安心。振り返って話し合う内、今回のトラブルの要因は窯底から煙道に通じる所が崩れていたものを修復、そ...運命の窯出しと7回目の窯立て

  • 炭焼き7日目、シャットダウン

    朝6時過ぎのチェックでは283℃に上がっており、これまで遅れを取り続けたがやっと通常コースに乗れると思わせた。煙突、通風孔ともに全開にして最終段階突入。9時で295℃、これからは更にぐんぐんと温度が上がるはずだが11時で304℃とスローペース。いつもはこの時期、内外煙突ともに少し青味のある透明に近い煙が見えるのに、今回は殆ど見えない。13時には310℃となり煙突内部の感想が進み少し白っぽくなっていた。煙は目を凝らしてみると透明なものがやっと見える程度。煙が全く見えないということは燃えるものがなくなったと解釈でき、このまま続けると中のものが燃焼し続け焼失していく。もう少し温度を上げたいが上昇幅は緩やかで望みは薄い。等々の思いが巡り廻った結果『籠めてしまう』となり通風孔を閉鎖する。ガスの燃焼で煙突から臭いにおいが出...炭焼き7日目、シャットダウン

  • 炭焼き6日目、トホホの7日目へ

    故障者が重なり戦力ダウンの中、炭焼きの延長戦と大物樫の片付けに追われる。加えて、岩室地区からアベマキの提供がありこちらへの対応と3種の平行作業となる。アベマキは予想外の大きさ直径40センチ以上、キャリアーに載せるためチェーンブロックが用意されていた。一度は載せてみたものの重すぎて軽トラへの移し替えは不可、依ってチェーンソーで縦割りにする。柾目の通った素直な肌で割り木、炭にするのは惜しいような気がした。軽い気持ちでやってきたものの午後も続き大仕事の結末となった。朝、窯の温度は200度を越えてきたが未だこれから峠を越えなければならない。いつもの台詞、急上昇はダメを基調に煙突、通風孔を少しずつ広げ昼には245℃になり、煙の色も青味かがってきた。午後も順調に推移するはずが、あろうことか大どんでん返しを喰い、もう一晩超す...炭焼き6日目、トホホの7日目へ

  • 炭焼き5日目、窯籠めは明日に

    慎重に々、石橋を叩いて渡っていたら叩き過ぎた感のする5日目、朝の集まり時間9時で118℃と低い温度は『今日の窯籠めは難しそうだが、煙突・通風孔を調節をしてみて2時間後に結論を出そう』と言うことになった。11時に134℃を確認、本日の窯籠め延期を決定し上昇幅減の調整をして明日に備えることにした。9時の調整はどうやら炭木の本格燃焼になったようで(逆に言えば首の閉めすぎで不十分な燃焼をしていた)煙の量が増え,且つ鼻をつく臭いが立ち込めてきた。突飛な上昇のないことを確認するため足げく炭小屋参りを続ける。今回の窯立て前に煙道の崩れたところを盛り土し排気口が最初の状態に戻り、入口付近の窯底の削れ対策として35cm幅、長さ90cmくらいの石板を敷き詰めている。これらのことと炭焼きの因果関係はいつものことながら???9時頃11...炭焼き5日目、窯籠めは明日に

  • 炭焼き4日目、88℃で3晩越しへ

    寒い、の挨拶が腰を落ち着かせてしまったこの1週間、ウクライナ問題はむご過ぎる行為に腹立たしさを通り越しテレビ、ネットでも報道記事は一切パスという現実逃避、時折ウクライナの国旗を思い浮かべ『負けるな』と念じている。今日、久しぶりにちらりと聞こえてきたニュースはお江戸で雪が降ると大騒ぎ、さもありなんご当地ですら寒いと言っているのだから・・・・・世情とは程遠い、今は忘れ去られようとしている昔むかしからの炭焼き連中の奮闘は続いている。4日目を迎え鬼門になるかもしれないと心配していた急上昇はなく、寧ろ低めに安定している。天邪鬼ではないが、『途中で無理やりに調節すると中々上がり難くなる』なんて意見を耳にすると、今度はそっちの心配に傾く。木酢液の出方も順調なことを思えば、『心配するな』の励ましの声も。定時に都合のつく人が顔を...炭焼き4日目、88℃で3晩越しへ

  • 炭焼き3日目、79℃から80℃

    『君子豹変す』いま一番心配しているのが2晩越した後に温度が急に上がるのではないかということ。前回の事が一過性のものならいいけど窯の様子が変わり、そんな傾向になっていくのではないか、否心配ないの二つが行ったり来たりしている。今日は朝から夕方までほぼフラットで2晩越しを迎えた。煙突上におかれた枝の隙間を埋める極小の小枝を追加、通風孔を微閉、ともに気持ち程度のもの。15時の時点で焚口の金属はすっかり冷えたのを待って閉鎖用の土を塗る。小屋の外では強風ほどではないが風で押され煙突からの煙は少なく、風上から見ると炭焼きをしているようには見えないほど。ゆっくりとあるいは豪快な煙が炭焼きには似合う。今日は彼岸の中日、実家のお寺の彼岸法要なるものに初めて参列させてもらった。コロナの関係で参列者は少ないように感じたが、それでも25...炭焼き3日目、79℃から80℃

  • 炭焼き2日目、点火

    暑さの寒さも彼岸までの諺はよく言い当てたものだと思う。彼岸の入りは寒い雨、昨日も雨混じり、今日も少し寒い日は続いているが彼岸を境に気候は変わっていくのは間違いないところ、最初に言い当てた人は何年も経験したことを正確に覚えていてこの言葉に辿り着いたのだろう。アンコールワットは有名な遺跡、春分の日、秋分の日には中央の塔から太陽が出てくるように作られている、世界には似たような遺跡は多く単なる季節の分け目の意味より宗教的な意味を持っているように思える。昨日、火入れした窯は9時で56℃になっており前回の記録と比較すると、早い点火は避けられないと判断し昼をめどに点火準備の煙突・通風孔を全開にする。12時、76℃点火したとして通風孔を1/3閉、枝2本を乗せて上昇速度の減速を図るとともに木酢液の採取を始める。最終的に通風孔1/...炭焼き2日目、点火

  • そぼろ雨、大雨の中窯出し、窯立て

    出がけは天気予報を裏切って雨は止むかも・・・・と思わせて午前中は何とか乗り切ったが後半には大雨になった。少し春気分を味わっていた身体は寒さを取り戻した天気に痛めつけられ『寒い』と言わされる。しかし窯の中では温もりが残っているためアノラックに防塵マスク姿では暑いとのたまわる。窯から出ると冷えてストーブの傍に、寒暖を出たり入ったりの一日。急激な温度上昇に見われた炭焼きの通信簿発表、焚口を取り外し中を覗く、内壁の簡単修復、煙突のタール退治で何かそのいい影響は出ていないかチェックする。しかし、見た目では然したる変化はなく、相変わらず右側の方が焼失量は多い。全体的に白っぽく見える。いざ、中に入り炭を取り出すと入り口付近の雑木は殆ど残らず、直ぐに樫炭のお出ましとなる。すごく重くいかにも堅そうな素晴らしい炭に混じって折れたも...そぼろ雨、大雨の中窯出し、窯立て

  • 昔むかしの資料

    過日、昔からの記録を保存しておられる会員から保存ファイルを借り少しずつ眺めている。桑炭会の設立のことや八雲村時代に八雲木・竹炭研究会と称するグループに参加して活動していたことに関する資料とともに炭焼きのデータも保存されていた。その一端を覗いてみると当時の参加者の数に会が発足して未だ々発展していく糊代が十分にあると思わせる。炭焼き自体の記録は旧窯の最初の頃だから今と比較してもあまり意味のないことかもしれないが、火入れ当日を含めて1週間かかった例もある。筆跡は同一人物、となると殆ど全ての工程に関与していたことを窺わせる。尤もこの頃は今より21年若いから60代主力となれば『これくらい何ともない』と元気一杯で苦にならなかったのでは・・・それにしてもその熱意には感服する。今でも炭焼きの温度推移や管理状態は記録しているが、...昔むかしの資料

  • なんちゃって炭焼きの原価計算

    炭焼きで使う敷木集めの途中、ふと阿呆なことが頭をよぎった。昔々、現役の会社員時代、いつもいつも考えさせられていた原価計算。利益を得て社員の食い扶持、社会への貢献には不可欠なもの。桑炭会が木炭製造・販売会社なら樫炭10KG一袋を幾らで販売すれば成立するのだろうか。本来ならば炭窯や施設などを含めるべきだが、現在の運用だけで・・・・・・・なんてことを。最初に材料集めのための情報収集は販売と共に立派な営業活動。山に行き材料の調達するのに各自持参の道具、軽トラ経費、チェーンソー・燃料・刃などの消耗品、補修費など。持ち帰り材料の加工、薪割機、キャリアーなどの運用費。休憩時の湯茶め菓子代など。窯立てから炭焼き作業、窯出し作業と袋詰めの大半は人件費が占める。会員との情報授受・活動の広報を担うブログなど情報・通信費、来客対応など...なんちゃって炭焼きの原価計算

  • どんな炭になる?

    何度も記事にしてる今季の大物樫、炭木のサイズに裁断し半端が出た場合は割り木にする。割り木にもならない半端ものでも大物の半端物は本当に勿体ない。掛矢の材料にしたりクサビ、形の珍しいものは炭の『芸術祭参加作品』などにも使う。今回はその半端物を整形、つまり四角っぽい形にしカンナできれいに仕上げたものを炭にしてみることにした。恐らく割れが入るであろうが炭焼きに一寸した遊び心を。どんな炭になる?

  • 贅沢な悩み、大量の樫材に悲鳴

    今シーズンは自分たちで山に行き材料を調達する苦労から解放された、その分のパワーは貰い物の大物樫との闘いに回されることになった。山でこんなに大きな樫に出くわしても『これは手に合わん』と最初からパスしてしまうので後々の苦労もない分、山行きの回数は増える。足し算、引き算をしてみ、どちらが得か損?。3月も半ばになりボチボチ農作業の姿もよぎるようになったのに、未だ材料の加工、整理に追われている。あと2窯を焼き上げる予定になっているがその分は十分に確保されている。そして材料が余れば練習炭焼きの話もある。今日は半日のやっつけ作業、次回は19日に窯出し、立てが予定されている。もうすぐ炭小屋でも鶯の声がするだろう。駐車場のスペースが少しだけ戻って来た贅沢な悩み、大量の樫材に悲鳴

  • 最終日の後日報告

    今日もいい天気に恵まれいい気持ちで炭窯の結末を見に行く。当たり前のことながら煙のない炭小屋は寂し気だ。昨夕は18時に356℃になった時点から通風孔の閉鎖、最終的には98時間10分の炭焼きとなった。窯出しの度に2~3本の炭を持ち帰り炬燵で使用し問題はないかチェックしているが、日常の使用であれば品質に差は見られない。今季の最短は97時間5分、最長は今季初回の137時間15分、この時間の違いにより結果にどのような影響を与えているのかこれまたクエスチョン。最終日の後日報告

  • 炭焼き最終日、途中経過

    3晩目は調節が上手くいき落ち着いた速度で温度は上がり今朝一番220℃になる。本日の内に窯籠めをするため温度上昇に向けて微調する(小枝1本除去、通風孔の5mmの板除去)、こんな少しのことなのに効きが良く9時には+20℃、以後も同じようなハイペースで15時の時点で煙突全開にして窯籠めの準備をする。これにより更にペースは速くなり16時30分に335℃で煙突内部は白くなり始めてきた。最終段階でこのような急上昇は珍しい。今回は炭焼き前に窯の内壁を簡単な補修、外部煙突のタール除去と条件の変化が窯にどのような影響しているのか知る術はないがいい方向に向かっていることだけは言える。一番知りたいところだが本当の所は誰にも分からない?本日のレポートはここまで、恐らく18時頃には決着?9時頃12時頃15時頃16時40分頃炭焼き最終日、途中経過

  • 急激に上昇後に抑え、炭焼き4日目

    昨日までは過去の流れに沿っていたので安心していたら2晩越しの朝一で160度台になっており煙突、通風孔の調節をほぼ目一杯実施。その後は高目ながら上昇幅を抑え込むに成功し窯籠めを明日以降に持ち込むことになった。昨日までは9日または10日の窯籠め、いずれにするのかなんて話もあったがどうも明日になったようだと変わってきた。昨夕、2晩目の煙突・通風孔は閉めすぎると怖いし、緩めると上がり過ぎ取り返しがつかなくなる。本当の所、閉め過ぎても火は消えることはないだろうに度胸がないからきつく締められないなー・・・・と話したことを思い出す。煙突の上に載せる小枝、通風孔を調節するレンガや板切れだけで火の温度を調整する難しさの元、これからも何度も辛酸を舐めさせられ続けるのだろう。今日も材料の片付け、炭木づくりを晴天下で行う。屋内に居ると...急激に上昇後に抑え、炭焼き4日目

  • 炭焼き3日目は80℃台のキープ

    80℃台のキープのみに気を使いながらの一日、過去のデータからも3日目は落ち着いた動きをする一日で、炭焼きの運命を左右するような動きのない特異日?。したがってブログの記事にはなりにくく面白みのない日でもある。昨日までの風はやっと治まり比較的穏やかに過ごすことが出来た。炭焼きの煙が上に昇る姿を久々に見た気がする。朝昼夕と煙の透明度の変化がよく分る。明日は材料の加工、整頓の作業がある。9時頃、煙はほぼ白色12時頃、少し透明になった17時頃炭焼き3日目は80℃台のキープ

  • 余寒の炭焼き2日目、点火

    凄く寒い日が続いている。ブログには『寒の戻り』がぴったりと思ったしネットなどのニュースでは『寒の戻り』と表現している。『小春日和』はよく間違って使われる代名詞のように言われるが『寒の戻り』もその部類ではなかろうかと調べてみる。『寒の戻りとは、暖かくなった晩春の頃、一時的ながら異常に寒くなり、寒さがぶり返す現象のこと。類義語に花冷えや余寒があるが、前者は一般に桜の花の咲く頃の寒さを示し、後者は寒が明けた立春以降の寒さを示す』、では晩春とはいつなのか『晩春の定義としては、4月5日頃の清明から5月6日頃の立夏の前日までとなっており、夏の一歩手前の時期を表す』すると今日の寒さは『寒の戻り』には該当しないことになる。今の時期、春ま近で冬が逆戻りして寒いから『寒の戻り』であっても許されると思うが定義では違うそうだ。寒い中、...余寒の炭焼き2日目、点火

  • 今季5回目の窯立て、材料の調達

    この所、会のパワーが低下しており10人未満の作業日は珍しくなくなった。それに加えて、今季は材料の頂き物が多く山行きの必要はない分だけ楽になりそうなものだが、量が多く捌ききれないという嬉しい悲鳴。少人数は作業分担を生み、あっちでチョコチョコ、こっちでチョコチョコになる。窯立て班は窯内部にある罅(ひび)の一時修復、柔らかく練った土を投げつけて補修してみる。内部の壁は今までに高温で焼かれており、新たな土を塗っても肌が合わないため、これで目出度しとはならない可能性が高いものの一時的な補修としてやってみる価値はある。数か所に罅割れ対策を施した後に窯立てを始める。一方、外では大物材料の加工作業が続き、窯の中でもその音が響く。午後には、伐採した材料の提供があり、その回収に出かける班と窯立て班の並行作業。窯立て、焚口づくりを終...今季5回目の窯立て、材料の調達

  • 材料づくりと窯出し

    この時期、晴天を約束された朝は代償として寒いことは覚悟しなければならない、寒さにめっぽう弱い自分自身に言い聞かせながらlet'sgoと動き出す。家からいつもの峠を越える辺りにくると日差しは穏やかそう、つい先日は真っ白だった道路とは思えない。朝の茶話会を終え仕事にかかる頃になると太陽さんの日差しも後押しし『春近し』を演出する。先ずは懸案になっていた煙突の中に溜まったタール対策、煙を外部に排出する際、エルボーで90度曲げてから直管で小屋外に出している。曲り部分で煙が滞留する関係で、この部分にタールが付着し煙突径の20%くらいは狭くなっている。タールは厚いところで5センチ以上も溜まっており、冷えた状態だと固まって除去するのは不可能。そこでタールに火をつけて焼き切ることにして、灯油バーナーで火をつける。やがて化学製品が...材料づくりと窯出し

  • まるで材木市場

    ここのところ、有難いことに材料を提供していただく話に恵まれ感謝の念に堪えない。しかもどちらの方も炭木のサイズに合わせ裁断してもらうという願ってもないこと。平原の伐採現場にある枝木の始末に行く予定で出かけたら、それはそれとして新たに樫を伐採することになっていたらしくその準備をしておられた。プロではないが重機、大型のチェーンソーなど本職顔負けの装備、今までにお世話して貰った木の大きさからしてもプロとそん色のない腕前。直径40㌢と30㌢くらいの籠生状の木を伐採開始、3本の木が絡み合い簡単には倒れてくれない。楔を打ち込んでは少しづつ切込みを入れるがチェーンソーの刃が届かない所もあり悪戦苦闘。私たちのグループも伐採の上手な人はいるが今回のような大物を伐採することはできそうもない。しかも裁断後運搬するのに自力で軽トラの荷台...まるで材木市場

  • 3回目のコロナワクチン、3日目

    注射跡は一寸強く押すと若干の痛みを感じる程度で、腕の上げ下ろし、物の持ち運び等に何の支障もない。勿論、熱や倦怠感などを含めた副作用は皆無。だから、ここでのレポートはワクチンに対する不安を極々ながら和らげるかもしれないという期待でしかない。ワクチン接種により感染し難くなる、更に感染拡大を防げることへの安心感を得られるのは大きい。3回目のコロナワクチン、3日目

  • 窯を籠める

    昨日立てた作戦が上手くいくかどうかは昨夜の温度上昇が目論見通りになるか否かで決まる。今朝一番に見に行って貰えると分かっていたが気になって布団の中でミノムシ状態で収まってはおられなくなり6時過ぎに窯に出かける。炭窯着は未だ暗く写真を撮ってみたがピンボケ、温度はは275℃を示しており、その数字に安堵する。集合時間の8時に本日の最終工程の確認する。これから調整し300℃近くになったら煙突・通風孔ともに全開して・・・・・・8時半に300℃になったので予定通りの調節、もう後は煙突ないが白くなるのを待つだけになり13時に再集合。今日は始まりからすべて思惑通りに進んでいき13時には360℃、煙突内は白を確認し以後、通風孔の閉鎖、煙突の閉鎖を経て消火作業を終える。昼間の早い時間帯での終了を迎え、目塗りの丁寧に施された。終わって...窯を籠める

  • 3回目のコロナワクチン、2日目

    昨日の13時22分にコロナワクチン(モデルナ製)の接種を受け、夕方に注射をした辺りに違和感が出て触ると少し痛い。それは徐々に増していき23時頃は手を横に伸ばしたままだと痛くなり肩より上に上げられなくなる。またその方向への寝返りも駄目。それ以外の熱、頭痛などよく言われる副作用は全くなし。今朝になると注射した辺りを触ると痛痒い感じになり手を上げることもできるようになった。我が家は妻と二人で受けたがふたりとも似たような状態、これを似た者夫婦というのか?。大方の副作用は過去のデータでは24時間以内が約20%、48時間以内が約40%(1-2回目のデータ)となっておりあと半日程度はこのデータの範囲内にあるらしい。このまま何もなしを願いたい。3回目のコロナワクチン、2日目

  • 炭焼き5日目、もう一晩越させる

    直近2回の炭焼きと同じ3晩越した後に急上昇、炭焼き総時間が96時間のパターンになりそうだった。9時にチェックしていた時、急に330℃を測定する。可笑しいと言いながら場所を変えたり何度も測定している内に温度計の尻が欠けていることが判明。以前使用していた尻切れ水銀の温度計を使用し230℃を確認。煙突に1本追加しても温度が大きく上がりそうだったら今日中に籠める、カーブが緩やかになれば明日に延期の判断を迫られる。ただ最終的にどのようになるのか全く予測がつかず夜中の作業になるのを避けるため、最初から明日の窯籠めに気持ちは動いていた。と言うのが昨夕からの上昇が130℃余もあり、余りにも急カーブになることも避けたかったことも理由の一つ。たった1本小枝を追加しただけで上昇は緩やかになり12時、煙突55%閉、15時70%閉で横ば...炭焼き5日目、もう一晩越させる

  • 炭焼き4日目、ドローンde炭小屋

    天気予報は雪が降ると注意を呼び掛けていたのに『本当に降るのかなー』と半信半疑で朝を迎えると『やられたー』真っ白な雪、玄関先の南天にヒヨドリかツグミか分からないが実を食べ散らかしていた。炭小屋までの道中は通行量がめっきりと減った分、雪の中の轍の跡も少なくなり徐行を余儀なくされる。急ぐ道中でもないから安全第一で走る。7時半で85℃、9時で91℃と少し上がってきたのでゆっくり目を願って小枝を1本追加。過去の温度カーブから夕方に下限が120℃くらいかなー、なんて話しながら一応の目安にした。その後、15時まで86℃で推移したためここで小枝1本をとり少し上昇方向にもっていく。16時半で102℃まで上がったきたが明日夕方近くに窯籠めをするためには、もう少し上げてみることにし小枝を1本取り、煙突は約30%閉の状態になった。ブロ...炭焼き4日目、ドローンde炭小屋

  • 炭焼き3日目、安定の一日

    薄っすらと白いものが落ち寒い一日が始まる。昨日、焚口を閉鎖し火の気はなくなり火の恩恵は今のところ窯の中だけになってしまった。焚口閉鎖とは言え、泥での密封はしてなかったので焚口を開けて中を覗き込むと、手前に立ててある雑木に火が点いているのが見えた。炎が出るような状態ではなく消し炭のような弱い火、これから本格的に炭化されていきいい炭になってくれとお願いする。昨日の最終に抑え気味にしていたのが効き、9時で80℃と大体目標にしていた線で収まっていた。今日はゆっくりとした展開で80℃台の保持を目指していくことになりほぼ3時間おきにチェック。炭小屋までの途中にある道路に設置された温度計は朝から晩まで2℃を示したまま、昨日と同じような風が吹いている。こんな日の温度測定は『本当に正しいのか?』と思わせることがある。変化するはず...炭焼き3日目、安定の一日

  • 炭焼き2日目、点火

    昨日の窯出しは2月2日に消化したもので12日経過後のもの、窯の中は温かいと感じるほどではないにしても外に出ると、やはり中の方が温かく窯の保温効果の高さを今更ながらに体感する。だから10日くらいの間隔があっても火を入れれば早い速度で枝木に火が点く温度まで上昇することも頷(うなづ)ける。今日は点火と決めていたので朝一番の5時半から通風孔、煙突ともに全開にして焚木を切らさないようにする。9時のチェックでも未だ45℃と低かったが12時には78℃まで上がり木酢液の採取を始める。しかし、未だ焚口の中には残っていた焚木が燃えていた為、そのままにしておき14時に焚口両側を閉鎖、この時温度は84℃まで上昇していた。煙突に小枝を1本置き様子をみる。17時、焚口に残っていたものはほぼなくなり、奥の方を見ると枝木に火が点いているのが見...炭焼き2日目、点火

  • 4回目の炭焼き開始

    連休明けの今日は関東では大雪の予報が出て特に朝の時間帯には積雪の恐れから交通渋滞、麻痺の注意喚起が為されていた。幸いと言うか自然の摂理に従っただけの事なのかは別にして、都会人と言うのは学習能力の低い輩ばかりではないかと悪口を吐いていたが、己の事を思い返してみると雪の多かった地に住みながら積雪の度に渋滞を避けるために早出したものの他人も同様に早出して結局、より学習能力の低いと言われることをしていた。地球温暖化は単に暖かくなるだけではなく従来の気象サイクルや移ろい方だけではなく一つの季節の中で大きな変動を起こすと言われている。たった10㌢ほどの雪が降っただけでこんなに混乱の心配をしているようでは、地球温暖化によって生じることへの備えはゼロ、丸裸同然といえる。その時、公は『想定外』と説明し民は『納得』せざるを得ない姿...4回目の炭焼き開始

  • 晴天下の材料作り

    猫の目天気にピンポイントの晴天、朝は霜を見るほどではなかったが挨拶は『寒い』から。薪ストーブを囲みながらいつもの雑談をしながらお茶を頂く。このご時世はコロナ、ワクチン接種の話題は避けられない。桑炭会の会員でも既に3回目の接種を終えた人が2名、ともに松江市立病院でのこと、内1人は副作用が大きく接種翌日はテレビの番付きを余儀なくさせられるほどの倦怠感に襲われたとか。1~2回目の時にはファイザー社製のワクチンだったがなんの症状はなかったそうだ。この種の話は個人差が大きく事前に自分も該当するかもしれないと心の準備をしておけばいいだけのこと、と自分を納得させればいいと思う。希望会場を地元にしたところ4月9日から、一応予約していたが調べてみたら市立病院での予約状況は未だ余裕があり来週に変更できた。関心が低いのか周知されてい...晴天下の材料作り

  • 炭焼き5日目、窯籠め、締め切りに間に合わず

    巷雀の噂では今日の夕方頃までには窯籠めを終えている、だった。朝9時の検温で240℃、前回のカーブと比較しても夕方の線は出ていた。15時頃から上昇カーブが少し緩やかになったことが予想時間オーバーの要因になっていると思われる。この時間は小枝を1本除去の後、煙突・通風孔ともに全開にしているので逆にカーブは上向くと考えられるが、お窯様に伺ってみたいものだ。結局、350℃近辺で煙突内部が白くなるのを待つしかなくなった。希望的観測により20時には窯籠め?明日は山行きの作業日、明日天気になーれ13時頃17時頃青い薄煙が出ている炭焼き5日目、窯籠め、締め切りに間に合わず

  • 炭焼き4日目、3晩越しへ

    山陰地方特有の冬の天候、晴れ間が出たと思い外に出たら俄かに装いを変え降りものがしてくる。尤も外に出ると寒いからと炬燵の番付きをして腰が重たいところからの決心で外に出るのだから、その恨めしいこと。またこの時節は家の中は案外に寒く、外で身体を動かしていた方が寒さを和らぐ気もする。炭窯で顔を合わせる挨拶代わりは『寒いなー』、温度的には平年並みらしいが寒いと騒ぐのは歳が言わせているからか。早起き当番のチェックは6時半で96℃、昨晩からの上昇は抑えられて順調な動き、9時には98℃の横滑り状態だったが12時に116℃、17時148℃と午後になってから上がり幅が大きくなってきた。3晩越しさせてしまえば明日中での窯籠めが可能な温度になった。ただ過去の流れと比較すると立ち上がりが早くなっている。炭焼き4日目、3晩越しへ

  • 炭焼き3日目、80℃台のキープ

    昨日の点火で1晩越し朝一には83℃といい塩梅の推移、以後も安定的な動きで17時の最終チェックは88℃で2晩越しを迎える。炭焼きのイメージは火を焚いているから暖かいように見えるが、点火して焚口を閉鎖してしまうと窯の外には火の気はなくなり寒くなる。窯の中の火はだんだんと焚口から奥の方(煙突方向)に向っていくので、それにつれて天井(甲)は暖かくはなるが体感するほどにはならない。雪が積った中、炭焼きの煙が漂う風景は見た目にはほっこりとするが小屋の中に長居すると寒さとの闘いということになる。それでも炭焼きをしていると思わせるのはそんな時。ドローン撮影炭焼き3日目、80℃台のキープ

  • 炭焼き2日目、点火

    朝一の点検時は昨日の残り火程度になっていた為、焚木を追加して温めを継続。9時の朝礼時点では未だ50℃くらいだったが前回の窯の温もりが残っていることから点火させることになった。通風孔、煙突ともに全開にして点火作業に入る。煙は勢いよく出ており早い時点での点火が予測された。11時半には77℃、煙の様子などからに点火したとして焚口、通風孔の両側を閉鎖して、木酢液の採取を始める。これから80℃あたりを保持しながら明日の夕方には100℃以内で2晩越しをさせたい。温度が上がってしまうと下げることはできなくなるが低いのを上げるのは未だ手立てはあるので、どちらかと言えば抑え気味になる。ただ、理屈は簡単だが煙突に乗せる枝の数と通風孔の閉じる量という単純なアナログ手段故に難しい。夕方には小雨模様の中に煙がたなびくいい景色となった。9...炭焼き2日目、点火

  • 炭出しと3回目の窯立て

    今冬の長期予報ではラニーニャ現象による冷夏で大雪か?とされており、いつもの年より強く『雪の降らない内に材料の確保』への思いを持って、それに努めていた。いざ、本番を迎えてみると大雪とは程遠い天候続きに安どするやら『なーんだ』の複雑な気持ち。今日もいつもとあまり変わらない寒さの中、炭作業は暖かく燃える薪ストーブを囲む茶飲みブリーフィングから始まった。話が弾むと腰を折るようにして仕事を始めないと炭作業で集まったのか茶飲み話の為に集まったのか分からなくなってしまう。『それでは』の一言で作業開始。まずは1/19に仕上がった1晩越すのが少なかった窯から炭出しのため焚口を壊し中の様子をチェック。見た目はいつもの様子と変わりない。取り出してみて、樫炭に大きな変わりはなかったが奥の方の枝炭は残りが少なく、全体的にやせ細ったものが...炭出しと3回目の窯立て

  • 桑炭会つうしん No

    桑炭会つうしんNo

  • 2晩越しで窯籠めになる

    昨夕、煙突、通風孔ともに昼の状態を保持していたら一晩明けて240℃まで上昇。この温度になると上昇を抑え込んでコントロールしていくことは難しく、2晩越しの状態で夕方に籠めることしかなくなった。温度は過去のデータと比較するとかなりのスピードで上昇していき、3晩目に向かう一日分を飛び越したような形になった。昨年度の終盤頃に炭焼きの時間が速くなってきたと騒いでいた頃の記録に匹敵する。前回の窯はシーズン始まりで窯が冷えていたから極端に長くなり、今回はどのような変化か気にしていたが両極端の結末に重たい課題を突きつけられた。17時過ぎから消化作業に入り、18時頃に作業を終える。ただし、目塗りは明朝に実施の予定。9時頃17時30分過ぎ2晩越しで窯籠めになる

  • 炭焼き4日目、安定した推移

    天気予報は雪を予測していた、最近は大きく外れることは少なく朝起きたら屋根は薄っすら白くなっていた。炭小屋までの道中、道端は白いが道路に雪の心配はいらない。日中も小降り、にわか晴れを繰り返し最終チェックに出刈る際、峠では一気に白くなる。積もるなら積もる、ちゃんとしろ!と怒りたくなる嫌な一日。朝の段階で過去のグラフを参考に本日の最終目的温度は、なんて勝手な予定を立てていた。それは120℃から140℃の範囲にありそれを目標にした。かといって、何か確たる手法を持っているのではなく僅かな術、煙突に乗せる小枝による。午前中に2本の追加により急上昇を防いでいたが以後も手を加えることなく17時に120℃に到達した。通風孔は昨日、焚口閉鎖の時にセットしたまま、しかも小枝も頻繁な調節もなく手のかからない状態が続いている。9時頃17...炭焼き4日目、安定した推移

  • 3日目の点火と山行き

    炭焼きを進めながら次の材料調達に動く。窯に一人の留守番を残し会員宅近くのカシを調達に出かける。風は冷たく時折ぱらつく生憎の天気だったが雨は朝の内の一時ですみ作業に差し障りはなかった。山道から3mくらい上の傾斜のきついところにあるため踏ん張りながらの伐採、倒した後は軽トラ横づけの状態で作業できる。最初の話ではそんなに大きくないような事だったが30cmオーバーのもの、本数も予想より多かった。風が冷たいので休憩しているよりも体を動かしている方がいい、作業効率から云えば申し分ない。午前午後をかけて通算で軽トラ10台分くらいは調達でき次の1窯以上の収穫あり。大物のカシを残してきたのと、少し離れた場所にも候補があり2窯分も手に届きそう。一方、炭焼きは8時前で71℃、9時に煙突、通風孔ともに全開にし点火を開始する。9時30分...3日目の点火と山行き

  • 炭焼き2日目、窯の温め継続

    朝から山陰特有のぐづついた天気、雨かと思えば狐の嫁入りのような晴れになるからその気になって外に出ると意地悪のタイミングを図るかのように雨。こんな天気の時は気圧の関係か煙も押さえられ小屋の周りに纏いついている。窯の温めを明日までとしたので過去のように焚木をどんどんと焚くことなく追加分も腹八分目の気持ちでやっていく。ほぼ燃え尽きたら追加その結果、温度の上昇も抑えられ参考値で46℃。前回の窯の場合、点火まで42時間ほどかかっているのでこのペースで行くと似たようなパターンになりそう。いつもは朝一のチェックを6時頃にしていたが、今回は遅らせ8時に変更したため、一寸した気忙しさのようなものが失せて、ゆったりとしたスタートになった。明日は急遽、山仕事となり近くで樫の調達を行うことになった。今週は天気の具合がよくないので、明日...炭焼き2日目、窯の温め継続

  • 初仕事

    今年の初仕事の予定は山行きだったが降雪のために初窯の火入れのみに変更され、新たに飾られたしめ縄に見守られる中、火入れを行った。窯立てしてから3週間余り経過しているので、材料の乾燥が進んでいるのか窯内部は湿気の影響をどのように受けているのか推し知ることは難しい。昨シーズンは火入れ当初の温度が急激に上がる傾向にあったことから、まずはゆっくりと窯を温めることに専念し焚木が燃え尽きないようにしていたが、明後日に点火させるつもりで調整していくことになった。実際の動きと連動するか否かは分からないがその心づもりで・・・・。いよいよ2022年の炭焼きが始まった。いずれも16時頃初仕事

  • 春永のご挨拶

    春永のご挨拶

  • 今年もお世話になりました

    今年もお世話になりました

  • 桑炭会つうしん No.129

    桑炭会つうしんNo.129

  • 門松立て

    恒例の門松立ては29日に行っていたが、20日過ぎからテレビなどで門松立ての風景が報道され始める。暮れの押し迫ってからのことよりすこし早めの方が良いとの意見があり今年は24日、昨日になった。事前に準備していた門松の竹と桶に持ち寄った材料の"縁起物"を華道家になったつもりで生け花宜しく立てていく。何年もやってきたので知恵もつき、手際は実に見事。労働力、材料提供はボランティア、出来上がった自画自賛の見事な門松の原価1000円ほど。桑炭会の底力とこれまた自画自賛。門松立て

  • 窯出しと窯立て

    今日は朝から晴天に恵まれて良い最後の炭仕事になるはずだった。期待とは裏腹に曇天、雨降りと期待外れの一日になってしまった。幸いに雨の中での作業は限定的だったから影響は少なかった。いつもより1日長くかかった窯の炭出し、焚口を取り除くと入り口付近の雑木は燃え尽き、左右の壁付近も少しばかり焼失している。ぱっと見た感じは少な目だが枝炭はしっかりと残っているようだ。いざ取り出すと雑木はほんの数えるくらいで直ぐにカシ炭が出てくる。敷木は多少炭材過不足気味の傾向にあるが今回は軽い力で簡単に折れる。カシ炭の皮は剥がれるが本体はしっかりしており下端の割れもなく途中で折れることもない。それは最後の炭までしっかりとしていた。窯底の修正に入れた石板、一日長くかかった炭焼きの影響を心配していたが申し分のないカシ炭が仕上がった。シーズンの初...窯出しと窯立て

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