ミドリ商会 歩くマンガシリーズ『マンモスキング』

今から30年以上前に購入したものです。 見つけたのは廃業していた玩具店の倉庫で、住まいの2階の和室が倉庫になっていました。縁あってそこを見せていただける機会があり、一時間程の探索したのですが、出るわ出るわ、当時でも激レアと言われていた絶版のプラモデルやおもちゃがたくさん見つかるという夢のような状態に。 とは言えまだ学生の身で手持ちのお金もあまりなかったため厳選した10数点程の品物を差し出したところ、すべて定価以下で計算してくれたのか総額で3千円前後だったと思います。その内の1点が今回紹介するミドリ（緑商会）の『マンモスキング』です。 緑商会は、キャラクター物を中心に幅広いジャンルの優れたプラモ…

ザ・フォーク・クルセイダーズ『帰ってきたヨッパライ』

あのころは幼稚園の子供でもサイケとかアングラとかの言葉は本当の意味はわからなくてもなんとなく感覚で知っていました。自分の意思で買った最初のレコードになる筈だったのですが、当時社会現象になる程の大ヒット曲だったためレコード屋さんで品切れになっていて買えませんでした。ちなみにその時代わりに買ってもらったのは「ウルトラセブン」でB面にドラマが収録されていたものでした。 本当の声が聞きたくて33回転で聴いたりしていました。彼らがテレビでこの曲を歌うときはだいたいレコードの音声が使われていましたが、稀にライブ演奏することがあってそのときは加藤さんが普通の声で歌ってたのを憶えてます。 エンディングのお経が…

本郷直樹『燃える恋人』和製プレスリー

「和製プレスリー」と呼ばれている人って結構たくさんいるんですね。ささきいさお、尾崎紀世彦はもちろん、ほかにも平尾昌晃、ミッキーカーチスなどロカビリー時代の歌手の多くがそう呼ばれていたようですし、どっちかというとカントリーの小坂和也までも「和製プレスリー」として結構定着していたようです。（まぁプレスリーもC&Wの影響はかなりあるので間違いではないのでしょうが）しかし私たちの世代にピンとくるのはやっぱり本郷直樹ですね。 本郷直樹は、1971年デビュー曲『燃える恋人』のヒットでトップアイドルとなりました。当時の所属事務所は、その曲名にちなんで社名を「バーニングプロダクション」に変更するほどの力の入れ…

青山和子『愛と死を見つめて』

昭和39年に青山和子という人が歌ってその年のレコード大賞を受賞した大ヒット曲です。当時3歳だった私はこの曲を聴くのが嫌で、ラジオやテレビから流れてきたときはもちろん、誰かが「まこ～」と口ずさんだだけで耳をふさいで大泣きしていました。といっても、歌詞をちゃんと理解していたわけではなく、「みこ」と「まこ」というふたりの子供が、誘拐されたかなにかの理由で離れ離れになってしまう悲しい物語を勝手に想像して泣いていたのです。（ふたりが「大人」だと知ったのはだいぶ後のことでした。）3歳の私には、まだ「死」ということはよくわからなかったので自分が想像できる一番怖いことは、親や兄弟と離れ離れになって一人ぼっちに…

ブログはじめました

今日からブログ始めました。 古いレコードにまつわる思い出や楽器、オーディオ機器などについて書いて行きたいと思っています。